JPH09238225A - 画像形成装置およびこれに用いるカッタ駆動機構 - Google Patents

画像形成装置およびこれに用いるカッタ駆動機構

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JPH09238225A
JPH09238225A JP8042455A JP4245596A JPH09238225A JP H09238225 A JPH09238225 A JP H09238225A JP 8042455 A JP8042455 A JP 8042455A JP 4245596 A JP4245596 A JP 4245596A JP H09238225 A JPH09238225 A JP H09238225A
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JP
Japan
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cutter
image forming
forming apparatus
driving
unit
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JP8042455A
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English (en)
Inventor
Mikio Shiraishi
幹夫 白石
Yoichi Narui
陽一 成井
Akira Shimizu
清水  晃
Satoshi Ouchi
敏 大内
Maki Ito
真樹 伊藤
Hiroshi Minoda
博 箕田
Yasuo Otsuka
康男 大塚
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロール紙状の記録紙を用い、記録後の記録紙を
切断するカッタ手段を持つ画像形成装置で、カッタ手段
での記録紙の紙詰まりの解除が容易で、カッタ手段の駆
動機構が簡略な装置を提供する。 【解決手段】ロール紙の交換フタの解放動作に連動し
て、カッタ手段をも解放する手段を設け、記録紙の紙詰
まり時と交換時には、必ずカッタ手段も解放されるよう
にした。また、カッタの駆動手段を、画像形成装置側と
共用するようにし、装置の簡略化をはかった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ、プ
リンタ、コピー装置等の画像形成装置およびこれに用い
る記録用紙のカッタの駆動機構に関わり、特にその構成
の簡略化、高機能化、動作不具合時の自動復帰などに好
適な画像形成装置およびこれに用いるカッタ駆動機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近、画像形成装置である、ファクシミ
リ装置、プリンタ装置、コピー装置などは、小型化と低
価格化により、従来オフィス用であったものが、一般家
庭でも使われるようになってきた。
【0003】普及が進むにつれ、小型化と低価格化、さ
らに一般家庭で使用するため、専任のオペレータによら
ないでも使用できる必要があるため、操作性の簡便化が
求められてくるようになった。この中で、記録紙として
ロール状の長手紙(以降ロール紙と称する)を用いるタ
イプのものがある。操作性の問題としては、ロール紙の
取り扱いに関連した事項がある。ロール紙の交換の簡略
化、ロール紙から引き出して記録した後の記録紙の切断
を行うオートカッタの取り扱いといった課題事項であ
る。
【0004】従来、ロール紙を用い、オートカッタを設
置した画像形成装置としては、公開特許公報平4−16
6361号公報のようなものが知られている。この従来
技術では、カッタ部分の駆動には専用のモータを用いて
おり、記録部の本体側とは別個に動作させることができ
た。しかしながら、この従来技術では、記録紙のオート
カッタ部での紙詰まり時の解決方法などについては、充
分考慮されていなかった。紙詰まりとは、記録紙先端が
折れたり、2重になっているような場合に、オートカッ
タの切断動作の途中で紙がカッタに挟まって停止するこ
とがあり、このような場合を紙詰まりと呼ぶ。紙詰まり
の対処の内容としては、カッタが閉まった状態であるの
を解放して、詰まった紙を取り出し、新しい紙をオート
カッタに通して、元の状態に復帰する一連の操作が必要
である。
【0005】記録紙の交換に関連して、公開特許公報昭
59−64966号公報に開示されるようなものが知ら
れている。上記公報に開示されている内容は、ロール状
の記録紙を交換する際に、記録紙交換フタを開けて記録
紙を交換するものである。記録紙交換フタ側には記録に
使用するプラテンローラと記録紙を切断するオートカッ
タとが取り付けられており、記録部分すなわちプラテン
ローラとサーマルヘッドとの間に記録紙を通す必要がな
く、操作が簡便になる。しかしながら、この従来技術で
は、記録紙のオートカッタは独立して構成されており、
先ほどの従来技術と同様に、オートカッタ部分での紙詰
まり時の対処等の点で従来十分に認識されていなかっ
た。
【0006】別のオートカッタに関連する公知技術とし
ては、例えば公開特許公報平3−284962号公報に
開示されているようなものがある。これは、記録時にプ
ラテンローラを駆動するモータと記録紙のカットを行う
モータを共用し、動作力を切り替えて動作させるもので
あり、装置を簡略にする点では優れている。しかしなが
ら、先ほどの従来例と同様に、記録紙のカッタ部分での
紙詰まり時の対処については、依然として解決されてい
ない。この点、従来十分に認識されていなかった。
【0007】記録紙の紙詰まりに対処するための従来技
術としては、公開特許公報昭61−77465号公報に
開示されているようなものが知られている。すなわち、
記録終了時に記録紙の終端位置を制御して、プラテンロ
ーラと記録紙とが張り付かないようにするというもので
ある。しかしながら、この従来技術では、カッタ部分で
の紙の詰まり(先端が折れ曲がっている場合や、斜行、
しわなどによる場合がある)に対しては、充分に認識さ
れていなかった。また、仮に紙詰まりが起きた場合の対
処についても十分に認識されていなかった。
【0008】記録紙の紙詰まり時の対処方法としては、
カッタ部分での紙詰まり時には、駆動源のモータの駆動
力を越える負荷となってカッタが停止して紙詰まりとな
ることが多く、これ以上の駆動力によって自動的に復帰
する事は不可能であるから、何らかの外部からの解放操
作により詰まった紙を排除する必要がある。すなわち、
紙詰まり時には、手動操作等の外力により、簡単に解除
できるようにする必要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術で説明
した、本発明が解決使用とする課題事項をまとめると次
のようになる。
【0010】(1)手動操作でカッタの紙詰まりを解除
する際に、カッタに詰まった紙を容易に取り出して復帰
できるようにする必要がある。
【0011】(2)記録紙のカッタ部分の駆動に関して
は、専用の駆動モータを用いるものの場合には、専用に
駆動回路や電源など別途必要であり、これらの簡略化が
求められている。また、総計の動作時間をできるだけ短
くする必要がある。
【0012】(3)記録紙の交換に関しては、ロール状
の記録紙を容易に投入でき、しかも記録部・カッタ部へ
の設置が簡単にできるようにする必要がある。
【0013】本発明は、上記した従来技術での問題点を
解決するためになされたものであり、操作性・信頼性に
優れ、かつ動作時間が短い、画像形成装置、およびこれ
に用いるカッタ駆動機構を提供することを目的としてい
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明による画像形成装置およびこれに用いるカ
ッタ駆動機構の第1の発明の構成では、カッタ機構を記
録紙交換フタ側に設置し、カッタ駆動源は装置本体側に
設置し、さらに駆動源とカッタ機構の間を伸縮可能なリ
ンク機構でつないだ。このリンク機構は通常のカッタ動
作時には、リンクとして動作し、カッタへ駆動力を伝え
る。記録紙交換フタの解放時には、リンクのロッド部分
が延長され、かつある距離以上になると延長を制限する
手段を設けた。そして記録紙交換フタの解放時には、カ
ッタをも解放状態にする手段も設けた。カッタの駆動源
では、原稿の読み取り部側の駆動源と共用する手段を設
け、読み取りと切断の2つの動作のそれぞれが干渉しな
いタイミングで操作する構成とした。カッタ動作の途中
で、カッタの動作速度を変更できるようにし、最適な負
荷に見合った最大速度で駆動できる手段を設けた。
【0015】また、第2の発明の構成では、駆動力の伝
達手段にギア列を用い、ギアの接続・離脱により駆動力
を伝達する手段を設けた。さらに、フタの解放に伴っ
て、カッタを搭載したフタ側に対し、本体側からの規制
手段がフタ側のギアの1つを規制して戻し、カッタを初
期位置である開いた状態に戻す手段を設けた。
【0016】また、第3の発明の構成では、カッタの上
刃と下刃とを分離する構成とし、かつ、フタの解放時に
は上刃と下刃が離れ、紙詰まりを解除する手段とした。
【0017】さらには、第4の発明の構成では、カッタ
手段の一部を記録手段の一部であるサーマルヘッドと兼
用するようにし、構成の単純化と簡略化をはかった。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0019】まず、本発明による第1番目の実施の形態
を、図1から図8を用いて説明する。図2は、本発明に
よる画像形成装置の一例としてのファクシミリ装置の外
観を示す。ファクシミリ装置本体1には、読み取り部と
記録部があり、読み取り部には原稿を入れ、記録部に
は、記録媒体である記録紙を入れて動作させる。原稿は
原稿フタ2を開けて装置内部へ投入し読み取り動作をお
こなう。また記録紙は、記録部フタ3を開けて装置内部
へ記録紙を投入する。
【0020】そのほか、本装置には、各種動作の操作ボ
タン4a〜4c等が設けてあり、これらを適宜操作する
ことにより読みとり、記録等の各種の動作を行うことが
できる。
【0021】図3は、記録部フタ3を開いて、ロール状
の記録紙31(以降ロール紙と略す)を投入する場合の
説明図である。なお、説明の都合上、ロール紙31は記
録紙30を巻きとったものであるが、ロール状の形態に
関する説明では“ロール紙”として説明し、紙葉状の形
態に関する説明では、“記録紙”として、2つの形態を
分けて説明する。
【0022】記録部フタ3を開けると、内部にはロール
紙31を納める空間があり、さらに記録に使用するプラ
テンローラ32がある。ロール紙31を装置内部に納め
て、記録部フタ3を閉めて記録動作を行う。
【0023】図4は、装置内部の構成を示す透視図であ
る。
【0024】まず、全体動作の概略を説明後に各部の動
作を説明する。原稿20の読み取りは、読み取りローラ
23と読み取りセンサ24の間で形成される読み取り部
で行う。記録紙30への記録は、プラテンローラ32と
サーマルヘッド33の間で行う。読み取りと記録を同時
に平行して行い、読みとった画像データを記録部に送る
と、原稿のコピーを行うことができる。また、装置本体
1外部からケーブル11等から送られる画像データを元
に記録を行うと、受信動作となる。さらに、読み取り部
から読みとった画像データをケーブル11を経由して装
置外部へ送り出すと、送信動作となる。この3つの動作
すなわち、コピー、送信、受信は、それぞれ動作させる
部分を適宜選択することにより実現できる。
【0025】次に、各部の動作を説明する。記録部はサ
ーマルヘッド33(図4ではサーマルヘッドの背面部が
見えている)とプラテンローラ32との間に感熱記録紙
30をはさんでいる。サーマルヘッド上に列状に並んだ
複数の発熱素子を適宜発熱させて、記録紙上に1列分の
画像を形成し、プラテンローラ31の端部に設けられた
プラテンギア70を図示しない手段により回転させて記
録紙30を移動させる。1列分の記録と記録紙の移動を
順次行うことにより2次元の面状の画像や文字の記録を
行うことができる。記録が終わった記録紙30はカッタ
部上刃61と下刃62との間を通り装置本体1外部へ進
む。一連の面状1画面の記録が終了すると、プラテンロ
ーラ32を回し、記録紙の記録部分の終了端までをカッ
タ部より外側に送る。そして、カッタ部を動作させて記
録紙を切断して装置外へ排出する。
【0026】読み取り部では原稿20の読みとり動作を
行う。当初、原稿20は分離ローラ21と分離片22と
の間にあり、複数枚の原稿が投入された場合には、分離
ローラ21により、一番下の原稿だけが送られ、それ以
外の残りの原稿は分離片22によって押さえられてい
る。そして、送られた原稿は読み取り部である読み取り
ローラ23と読み取りセンサ24との間にすすみ、読み
取りローラ23を動かすことにより原稿が進む。原稿の
読み取りは、読み取りセンサ24により1列分の信号と
して取り出す。そして、1列(ライン)の読み取りをお
こなうのに平行して原稿を搬送することにより面状の2
次元の画像を読みとることができる。原稿の分離と搬送
は、読み取りモータ7の駆動力により行う。すなわち、
読み取りモータ7からギアa71を経て振り子ギア7
2、分離ギア25の順番で駆動力が伝達される。分離ギ
ア25と分離ローラ21との間には回転の隙間(遊び)
が設けてある。分離ギア25の先には読み取りギア26
が設けてあり、このギアを回すと読み取りローラ23が
回転して読み取り動作を行うことができる。
【0027】読み取りローラ23の周速度と分離ローラ
21の周速度は、分離ローラ21側の周速度を読み取り
ローラ23より遅く設定(例えば90%など)してあ
り、原稿が読み取りローラ23に掛かった状態では、原
稿の速度が分離ローラ21の周速度より早くなり、分離
ローラの遊び部分で速度差を吸収する。
【0028】読み取り終了後は、原稿は読み取りローラ
23により装置本体1外部へと排出される。
【0029】読み取りモータ7を先ほどの読み取り動作
時とは反対側に回してカッタの動作を行う。読み取り時
とは反対側にモータ7を回すと、回転はギアa71を経
て振り子ギア72が分離ギア25から離れてギアb73
と噛み合って伝えられる。そして、駆動力はギアc74
を経てカムギア75へと伝えられる。カムギア75には
リンク76とロッド77によるアームが回動可能に取付
られており、ロッド77の先にあるカッタ上刃61を動
作させることができる。ロッド77を動かすと、回動中
心63を中心にカッタ上刃61が回転し、下刃62の端
面とで切断動作を行う。記録紙30は切断されると装置
本体1外部に排出される。
【0030】切断動作に続いてカッタを元の解放位置に
戻す必要がある。すなわち、切断動作に引き続きカムギ
ア75を切断時と同一方向に回転させ、上刃61を元の
解放位置に戻す。カッタの初期位置はカムギア75部分
に設けたカムスイッチにより検出する。このカムスイッ
チについては後述する。カッタの上刃を元の解放位置に
戻す間に、記録紙先端を記録部分へ戻す。記録部分とカ
ッタ部分との間には距離があり、切断を行ったままで、
引き続き次の記録を行うと、記録紙の先頭に余白ができ
てしまい、紙の無駄となるので好ましくない。プラテン
ローラ32を記録時とは逆向きに回転させると、記録紙
はカッタ部から記録部方向に進み、記録紙先端を記録部
に戻すことができる。
【0031】記録紙先端は、カッタ部分と記録部分の間
にある先端検出手段(図示せず)により引き戻し動作の
途中で検出する。この先端検出が所定の時間以内にでき
ない場合には、記録紙先端が戻ってこない、すなわち、
記録紙の紙詰まりであることを検出できる。
【0032】記録紙の紙詰まりと判断される場合には、
以降の動作を停止させ、装置外部の表示に異常であるこ
とを表示し、手動による解除動作を待つことになる。そ
して、操作者が詰まった記録紙を取り出して再び装填し
直すことになる。図1及び図5〜図9は、カッタを動作
させるリンク機構の動作と記録紙交換フタを開けた場合
の動作との関連を示すものである。
【0033】図5は、記録部フタが閉まった状態で、通
常の記録動作中のカッタの位置を示す。図6は、記録部
フタが閉まった状態で、カッタが切断動作を行った直後
の状態を示す。図1は、記録部フタを解放した状態での
カッタ部分付近の状態を示す。図7は、リンク部分の構
成、図8と図9はカッタ動作の途中でのリンク部分の状
態を示す。
【0034】通常の記録動作中は、図5のように記録部
フタフレーム34は、図示しない手段により装置本体1
側とかみ合って、フタ側にあるプラテンローラと本体側
にあるサーマルヘッドは互いに押圧した状態となってい
る。プラテンローラ32とその端部にあるプラテンギア
は一体で、記録部フタ側にあり、プラテンギアを駆動す
る記録系駆動手段(図示せず)は本体1側にある。
【0035】この図5の状態では、カッタの上刃61は
上方にあり、下刃62とは離れた状態となっており、解
放されている。記録紙30は記録の進行に従って上刃6
1と下刃62との間を進む。カッタを動かしているロッ
ド77とリンク76はカムギア75に従って下側位置に
ある。そして、この下側位置はカムギア75に設けた位
置検出溝をカムスイッチ78により検出できる。
【0036】読み取りモータ7は、回転する方向により
振り子ギア72を切り替えて読み取り側の分離ギア25
の方向、(読み取り時の分離ギア72aを点線で示す)
もしくは、カッタ方向へ駆動力を伝えることができる。
【0037】この図5の状態から、読み取りモータ7に
よりカムギア75を矢印Aの方向に回転させると、カッ
タ上刃61は、支点63を中心に矢印Bの方向に回転
し、下刃62とともに記録紙30の切断動作を行うこと
ができる。
【0038】図6は、切断動作を行った直後の状態であ
る。カッタの上刃61は下刃62とかみ合った状態で、
記録紙30は切断されている。このとき、ロッド77と
リンク76とはカムギア75に従って上側位置にある。
また、位置検出溝79は、カムスイッチ78の位置とは
離れており、カムスイッチ78は押された状態でONし
ている。
【0039】図5と図6では、正常な動作時の状態を示
したが、実際には記録紙の紙詰まりが起きることがあ
る。紙詰まりの起きる原因としては、記録紙を投入した
時点で、記録紙にしわが寄っていたり、斜めに入ってい
たり、あるいは記録紙出口に物が置かれていて記録紙が
押し出せ無かったような場合など、カッタ部分で記録紙
の一部が2重、3重になっている場合など、カッタの切
断負荷が過大となり、動作途中で停止してしまう。そし
て、先ほど説明したように、記録紙の先端の引き戻し動
作時に先端が検出できない場合に記録紙が詰まっている
と判断できる。
【0040】図1は、記録紙の交換を行う場合、あるい
は記録紙が紙詰まりを起こして、記録部フタを開けた状
態である。フタフレーム34を解放して、装置後方に向
かって開く。この状態にすると、プラテンローラ32は
フタフレーム34側に付随して移動し、サーマルヘッド
33とは離れる。そして図示していないがプラテンロー
ラ32の端部にあるプラテンギアもフタフレーム34側
に付随して移動し、記録系の駆動手段が本体1側に残
る。
【0041】記録部フタの解放に伴いフタフレーム34
が開くと、ロッド77及びリンク76が引かれ、カムギ
ア75がどの位置にあっても、回動ピン83は図1のよ
うに左上方に運ばれ、戻り爪81は戻りピン80を解放
する。戻り爪は回動ピン82の中心とカムギア75の中
心との延長線上に無く、リンク76と回動ピン82そし
てカムギア75の中心が略1列に並ぶと戻り爪81は戻
りピン80を解放する。そして、ロッド77の一部であ
る戻りピン80が解放されると、ロッド77はリンク7
6から伸びる。さらに開いてゆくと、カッタ部分に接続
されているロッド77とリンク76が伸びて、さらにカ
ムギア75は図の左上方にリンク軸部分がきて、さらに
カッタは上刃61が開いた状態となり、そしてカッタピ
ン83とカムギア75の中心とがほぼ一直線にならび、
カッタはロッド77により引かれて上刃61が開いた状
態となり停止する。すなわち、記録部フタを開けると必
ず、カッタ部は上刃が解放されて刃が開いた状態とな
る。
【0042】図7には、ロッドの伸びた状態を表す
(a)図とロッドが縮んだ状態の(b)図とを示す。リ
ンク76内にある溝にロッド77ははまっており、リン
ク76内をロッド77はスライドする。そして、(a)
図のようにロッド77を引き出すと、ロッド77にある
戻りピン80も一体であるため引き出される。カムギア
75に付いている戻り爪81は、先ほどの図6で説明し
たように、戻りピン80を解放している。この(a)図
の状態以上にロッド77を引きだそうとすると、リンク
76先端にあるストッパ(図示せず)に規制されてリン
ク76とロッド77とは外れず、これ以上伸びない。
【0043】(b)図は、ロッド77を戻して、リンク
76に収まった状態でさらにカムギア75が(a)図よ
りも左へ回転した状態を示す。戻りピン80は回動ピン
82の外側にあり、カムギア75が回転したため、戻り
爪81が戻りピン80の動作を規制している。すなわ
ち、この(b)図の状態では、ロッド77はリンク76
からのばすことはできない。(b)図の矢印A方向にカ
ムギア75を回転させると、リンク76はもちろん、戻
り爪81により、戻りピン80が規制されているロッド
77も回動ピン82を中心に回動しながら引き戻され
る。戻り爪81は、回動ピン82の回りの一部にしかな
く、この(b)図のようにリンク76を戻す動作以外の
角度では、戻り爪の規制は戻りピン79及びロッド77
へ及ばない。
【0044】逆に、(b)図の状態から、ロッド77を
引き出そうとすると、戻りピン80が戻り爪81を押
し、カムギア75を矢印B方向に回転させる。そして、
カムギア75が矢印B方向に回転して、戻り爪81の規
制が戻りピン80に及ばない位置にくると、戻りピン8
0は解放されて、ロッド77とともにリンク76内をス
ライドして(a)図に示すような状態に引き出される。
【0045】図8には、切断動作を行う途中のカムギア
とカッタとの動作を示す。図8(a)は切断動作を開始
した直後の状態である。カムギア75の回動ピン79に
よりリンク76及びロッド77は押され、カッタピン8
3を押し、カッタの上刃61は矢印B方向に回転を始め
る。回動ピン82は直接ロッド77を押している。戻り
爪81は戻りピン80からは外れているが、回動ピン8
2が直接ロッド77を押しているため、カムギア75の
駆動力がカッタに伝わる。
【0046】(b)図では、さらに切断動作が進んだ状
態を示している。このように、カッタが切断動作を行っ
ている間は、回動ピン79が直接ロッド77を押してい
る。
【0047】図9は、切断動作後、カッタの戻し動作を
行っている状態を示す。矢印A方向にカムギア75を駆
動すると、ロッド77の戻りピン80が戻り爪81によ
り引き戻され、カッタの上刃61は、矢印C方向に回動
し、下刃62から離れ、カッタ部分を解放する。この引
き戻し動作の間は、戻り爪81の回動ピン82側に戻り
ピン80が接触した状態でロッド77が引き戻される。
すなわち、カムギア75を回転させると、カッタの上刃
61は揺動運動をする。
【0048】上記した、カッタの動作内容をもう一度整
理すると、当初、記録状態は、図5に示す状態で、カッ
タは解放されている。つづいて、カムギア75の回動に
従って、図8(a)、図8(b)とすすみ、切断動作を
行い、図6に示す状態で切断動作が終了する。カムギア
75をさらに回動させると、図9に示すようにロッド7
7が戻されてカッタ上刃61が戻され、解放されて再び
図5に示す状態となる。このとき、図5に示す初期状態
は、スイッチ78が検出溝79にはまって、スイッチが
OFF状態と成ったことにより検出できる。もちろん、
これらの動作は、モータの制御を含めて図示しない制御
回路により制御している。
【0049】記録部フタを解放すると、図1に示すよう
な状態となり、ロッド77とリンク76とが伸び切った
状態となり、カッタが解放されて、記録紙の交換、紙通
しはもちろん、万が一記録紙が紙詰まりを起こしたよう
な場合でもその解除がが容易となる。また、オートカッ
タの刃が、紙詰まりなどによりどの位置にあった場合で
もフタの解放により、自動的にカッタの解放位置にな
り、以降は正常に動作させることが可能である。
【0050】図1の状態から、記録部フタを閉めると、
ロッド77は押されてリンク76内部をすすみ、戻りピ
ン79部が回動ピン82にあたる。さらに記録部フタを
閉めてゆくと、リンク76とロッド77がカムギア75
押して、カムギア75が回動して記録部フタが閉まる。
【0051】記録部フタをしめた状態では、カムギア7
5の位置は不定となる。図示しないフタ開閉検出スイッ
チによりフタが閉まったことを検出したときに、コント
ローラはカムギア75を回転させて所定の位置、すなわ
ち図5に示す位置まで戻して、次の記録動作を行うこと
ができる。
【0052】図10と図11の速度変化図と制御のフロ
ーチャート図を用いて、本発明の第1番目の実施の形態
におけるカッタの速度を制御する内容を説明する。図1
0(a)には、カッタの動作途中の所要トルク変化90
とモータの発生トルク変化91のそれぞれの一例のグラ
フを示す。
【0053】図10に示した例では、動作開始時点から
時間Aまでの間は所要トルクの最大はFでありこのトル
クFより大きなトルクをカッタに与える必要がある。こ
の時間A迄の間は、モータの発生トルクをGとして、所
要トルクFよりも大きく設定する。モータの発生するト
ルクは例えばステッピングモータの場合には、駆動する
速度と発生トルクとが対応しており、例えば速度を遅く
すると発生トルクが大きく、速度を速くすると発生トル
クが小さくなる。すなわち、図10(b)に示すよう
に、時間A迄の間は、速度Iに設定すれば、(a)図の
トルクGが得られる。
【0054】カッタの所要トルク変化カーブ90では、
動作開始からしばらくすると所要トルクが減る。そのた
め時間A以降はモータの発生するトルクを減らしてもよ
い。すなわち、図10(b)に示すモータ設定速度特性
92のように、時間A以降は速度Jとして、速度を増し
てもよい。以降、速度Jで動作させれば、速度Iで動作
させた場合に比較して動作時間を短縮できる。
【0055】図10(a)での、時間A以降のカッタの
動作は、時間Bで切断動作が終了し所要負荷が減少す
る。そして、引き続きモータを回転させるとカッタに駆
動力を伝達しているリンクが戻り側に入り、カッタの刃
を戻す動作に移る。図10(a)の時間Cから時間Dま
でが戻り動作中である。この戻り動作の間は、カッタの
2枚の刃は接触しており、間に紙がないため切断の負荷
はないものの、刃同士が接触する負荷がある。この戻し
動作が終わった後時間Eで前記した初期位置検出手段に
より初期位置を検出し、モータを停止させる。
【0056】図11には、図10に示したカッタの動作
内容の処理シーケンスのフローチャートを示す。
【0057】動作開始のはじめ93処理からカムスイッ
チを検出する位置検出スイッチ検知処理94を行い、カ
ッタの位置が検出されているか判断する処理95を行
う。カッタの初期位置が検出されていない場合には、初
期値出し動作96へと処理を移す。
【0058】カッタの初期位置が検出されている場合に
は、次のカッタ動作開始処理97へ移り、ステップモー
タを速度IでステップK動作させる。ステッピングモー
タは、1ステップづづ入力するパルスにより動作量が規
定できる。また動作速度はパルスの周波数により設定で
きる。そして、所定のステップ数K動作させた後に次の
速度に設定する処理98へと移り、速度Jで動作させ
る。そして、この速度で動作した状態でカムスイッチか
ら得られる位置検出スイッチ検知処理99を行い、初期
位置へ戻ったかどうか調べる。さらに検知結果の判定処
理100を行い、初期位置へ戻っていない場合には再び
位置検出スイッチ検知処理99へ戻る。初期位置に戻っ
た場合には、モータ停止動作101へとうつり、モータ
を停止させて、処理を終了させる。このようにして、動
作開始から所定の動作量だけの間、所定の速度でモータ
を駆動し、所定の動作量以降は別の速度でモータを駆動
する処理を実現できる。
【0059】図10(a)に示した速度設定に従うと、
例えば速度Iを100PPS(1秒当たりのパルス数)
で、ステップ数Kを例えば100ステップ、そして速度
Jを例えば200PPSなどに設定すればよい。この図
10と図11に示した速度の設定例では、速度を2段階
に設定するものであるが、2段階以上の複数種類、例え
ば100段階、あるいは連続して速度を変更してゆくも
のであってもよい。さらに、ステッピングモータの例で
説明したが、他の駆動手段、例えばDCモータなどであ
ってもモータ自体のもつトルクと速度の関係があり、速
度を変化させた設定が可能である。また、動作量をステ
ッピングモータの動作パルス数で設定した例で説明した
が、他の設定手段、例えば動作量を検知するセンサを設
ける等の手段によるものでもよい。
【0060】次に、本発明の第2番目の実施の形態を図
12〜図15により説明する。
【0061】2番目の実施の形態は、1番目の実施の形
態と同様にファクシミリに適用した例である。1番目の
実施の形態と共通の項目については説明を省略する。
【0062】図12は、記録部フタが開いた状態で、記
録紙の交換を行う状態を示す。図13は、記録部フタが
閉まった状態で、通常の記録動作中のカッタの位置を示
す。図14は、記録部フタが閉まった状態で、カッタが
切断動作を行った直後の状態を示す。図15は、カッタ
を動作させる駆動ギアとリンク付近の構造の詳細を示す
斜視図である。
【0063】図12は、記録紙の交換を行う場合、ある
いは記録紙が紙詰まりを起こして、記録部フタを開けた
状態である。フタフレーム34を解放して、装置後方に
向かって開く。この状態にすると、カッタギア64及び
リンクシャフト65は“く”の字形をしたリンクガイド
84により規制されてこの図12のようになる(詳細は
後述する)。記録部フタを開けてフタフレーム34が解
放されると、リンクシャフト65は、リンクガイド84
の狭くなった部分にすすむ。フタフレーム34の回転が
すすむと、リンクガイド84の最も狭い部分にリンクシ
ャフト65が停止し、カッタギア64もそれにつれて回
転し、カッタリンク66が引かれて回動中心63を挟ん
で反対側のカッタ上刃61を解放状態にする。
【0064】すなわち、記録部フタを開けると必ず、カ
ッタ部は上刃が解放されて刃が開いた状態となる。
【0065】図13は、通常の記録状態であり、記録部
フタフレーム34は、図示しない手段により装置本体1
本体側とかみ合って、フタ側にあるプラテンローラ32
と本体側のサーマルヘッド33は互いに押圧した状態と
なっている。カッタの上刃61は上方にあり、下刃62
とは離れた状態となっており、解放されている。記録紙
30は記録の進行に従って上刃61と下b62との間を
進む。カッタを動かしているカッタリンク66はカッタ
ギア64に従って下側位置にある。そして、この下側位
置はカッタギア64に設けられたカム部の溝をカムスイ
ッチ78が検出する。
【0066】読み取りモータ7は、回転する方向により
振り子ギア72を切り替えて世も取り側の分離ギア25
の方向、もしくは、カッタ方向へ駆動力を伝えることが
できる。
【0067】この図13の状態から、読み取りモータ7
によりカッタギア64を矢印Aの方向に回転させると、
カッタ上刃61は、支点63を中心に矢印Bの方向に回
転し、下刃62とともに記録紙30の切断動作を行うこ
とができる。
【0068】図14は、切断動作を行った直後の状態で
ある。カッタの上刃61は下刃62とかみ合った状態
で、記録紙30は切断されている。このとき、カッタリ
ンク66はカッタギア64に従って上側位置にある。ま
た、位置検出溝79は、カムスイッチ78の位置とは離
れており、カムスイッチ78は押された状態でONして
いる。このカムスイッチ78の状態の検出結果により、
カッタがどの位置にあるかを検出できる。
【0069】図13及び図14で説明したように、記録
部フタが閉まった状態での通常の動作を行っている間
は、カッタギア64はリンクガイド84とは関係なく動
作する。そして、図12で説明したように、記録部フタ
の解放に従って、リンクガイド84がカッタギア64を
規制してカッタ部分を強制的に解放状態にする。図15
では、このカッタ部分とリンク及びカッタギア部分の詳
細を説明する。
【0070】駆動側のカムギア75から伝えられる駆動
力は、カッタギア64でカッタリンク66に伝えられ
る。カッタリンク66の支持部であるリンクシャフト6
5には突起部があり、記録部フタを開けたときにリンク
ガイド84とこのリンクシャフト65の突起部が接す
る。そして、リンクシャフト65はリンクガイド84の
狭くなった停止部85で止まる。
【0071】通常の動作中は、リンクシャフト65の回
転範囲にはリンクガイド84がないため、接触しない。
そして、カッタの動作時には、カッタリンク66を押し
てカッタの上刃61を回動させて切断動作を行う。カッ
タの動作終了後はさらに同じ方向にカッタギア64を回
転させて元の位置に戻す。カッタギア64の初期位置の
検出はカッタギア64に設けたカム67とカムスイッチ
78により行う。
【0072】このようにして、記録時とフタの解放時で
のそれぞれに必要な動作を行う。
【0073】この本発明による第2番目の実施の形態に
おいても、第1番目の実施の形態と同様の効果が得られ
る。
【0074】次に、本発明による第3番目の実施の形態
の駆動系の内部構成を図16に示す。カッタ部をなす上
刃61と下刃62とはそれぞれ分離できる構造であり、
上刃61はフタフレーム34側の記録紙交換フタ側に、
下刃62は装置本体1側にそれぞれ支持されている。そ
して、記録紙交換フタを解放すると、上刃61がフタ側
と共に本体側から離れる。このような構造とすると、記
録紙がカッタ部に詰まったような場合、記録紙交換フタ
を解放すると、自動的に紙詰まりが解除される。
【0075】さらに、本発明による第4番目の実施の形
態の内部構成を図17と図18に示す。
【0076】本発明による4番目の実施の形態では、カ
ッタの下刃としてサーマルヘッドの放熱板を兼用してい
る。図17は(a)図に通常の記録動作時と(b)図に
切断動作時の状態を一部抜きだして示す。
【0077】通常の記録動作中は、図17(a)のよう
に記録部フタフレーム34は、図示しない手段により装
置本体1本体側とかみ合って、フタ側にあるプラテンロ
ーラとサーマルヘッドは互いに押圧した状態となってい
る。カッタの上刃61は上方にあり、下刃と兼用したサ
ーマルヘッド33の放熱板33aとは離れた状態となっ
ており、解放されている。サーマルヘッド33の構造の
内、寸法的に大きな部分は、複数個の発熱体を列状に配
置したセラミック基板33bと、記録に使用されなかっ
た余分な熱を放熱する放熱板33aとの2つである。放
熱板33aは、通常は放熱性のよい金属板が用いられる
ことが多く、材料を選べばカッタの刃も兼用できる。ま
た、セラミック基板33bは、その端面形状を工夫する
ことにより、カッタの刃としての機能も兼用可能であ
る。本実施例では放熱板を用いた例で説明するが、セラ
ミック基板を用いてもカッタとして動作させることは可
能である。
【0078】記録紙30は記録の進行に従って上刃61
と下刃62との間を進む。カッタを動かしているロッド
77とリンク76はカムギア75に従って下側位置にあ
る。そして、この下側位置はカムギア75に設けた位置
検出溝をカムスイッチ78により検出できる。
【0079】読み取りモータ7は、回転する方向により
振り子ギア72を切り替えて世も取り側の分離ギア25
の方向、もしくは、カッタ方向へ駆動力を伝えることが
できる。
【0080】この図17の状態から、読み取りモータ7
によりカムギア75を矢印Aの方向に回転させると、カ
ッタ上刃61は、支点63を中心に矢印Bの方向に回転
し、サーマルヘッドの放熱板33aとともに記録紙30
の切断動作を行うことができる。
【0081】切断動作を行った状態を図17(b)に示
す。
【0082】カッタの刃の一方をサーマルヘッドの放熱
板に兼用したことにより、サーマルヘッドでの記録部分
からカッタ部での切断部分までの距離を短くすることが
可能となり、1枚の記録が終了した後に、記録部分の端
部を空送りしてカッタ部まで送る距離が短く、サーマル
ヘッドとカッタ部が別体の場合に例えば20mmあった
ものがサーマルヘッドとカッタ部とを兼用した場合に例
えば5mmとなるなど、大幅に減らすことができる。さ
らに、切断後に、再び、記録紙を戻す操作も必要なく、
例えば5mm程度の空送りであるならば、そのまま先頭
の余白としてあっても不都合はなく、そのまま記録を連
続して行うことが可能となる。すなわち、記録紙の巻き
戻し操作が不要になり、記録動作の簡略化がはかれ、さ
らには記録時間の短縮をはかることができる。
【0083】図18には、記録紙交換時の記録部フタを
解放した状態を示す。装置本体1側に、放熱版33aと
セラミック基板33bとにより構成されるサーマルヘッ
ド33が残る。このサーマルヘッドの放熱版33aはカ
ッタ部の下刃を兼用している。そして、カッタ部の上刃
61は記録部フタとともに分離される。この状態では、
カッタ部が分離しているめ、記録紙の紙詰まりなどの場
合でも、記録部の解放に伴って詰まった記録紙も連動し
て解除される。そして、再び記録紙を装填する場合で
も、紙の装填位置が広く解放されているため、容易に装
填できる。
【0084】上記した本発明の実施の形態においては、
画像形成装置として、感熱紙を使う感熱発色方式を例に
して説明したが、ロール紙を使用してカッタで切断する
構成の装置であれば他の記録方式、たとえば熱転写記録
方式や、インクジェット記録方式、電子写真記録方式、
などであっても同様の効果があることは言うまでもな
い。また、装置としては、ファクシミリの形態を例にし
て説明したが、他の形態、例えばプリンタ装置、コピー
装置、印刷装置、など、画像を形成する装置であれば形
態を問わず同様の効果がある。
【0085】さらに、上記した実施の形態では、カッタ
部を上刃と下刃の2枚刃方式の例で説明したが、他の構
成のカッタ、例えば直線状の固定刃と移動式の円形刃の
組み合わせ、あるいは2枚の移動式円形刃、さらには移
動式の直線刃と固定式の直線刃の組み合わせなど様々な
構成でも実現でき、同様な効果を得ることができる。
【0086】
【発明の効果】以上、本発明によれば、カッタ部の紙詰
まり時の解除が、ロール紙交換と同様のフタの解放動作
に連動して行われるため、操作者が特殊な紙詰まり解除
動作を行うことなく、紙詰まりの解除を容易に行うこと
ができる。このため、操作性に優れた画像形成装置及び
これに用いるカッタ駆動機構を実現できる効果がある。
【0087】また、カッタ駆動機構の駆動源を画像形成
装置側と共用するようにしたため、専用の駆動装置を用
いずに装置全体の構成の簡略化と低コスト化、装置の小
型化、軽量化などの効果がある。
【0088】さらに、記録紙の交換に関しては、記録紙
の交換フタを開くと、自動的にカッタ部が開いており、
記録紙の設置時にカッタ部に紙をセットする作業が容易
になり、操作性に優れた画像形成装置及びこれに用いる
カッタ駆動機構を実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による内部の駆動機
構が、記録紙交換フタが開いた状態での説明図。
【図2】本発明の第1の実施の形態による装置外観説明
図。
【図3】本発明の第1の実施の形態による装置外観の、
記録紙交換フタの解放状態の説明図。
【図4】本発明の第1の実施の形態による内部の駆動機
構全体の説明図。
【図5】本発明の第1の実施の形態による内部の駆動機
構で、記録を行っている状態の説明図。
【図6】本発明の第1の実施の形態による内部の駆動機
構で、記録終了後にカッタ機構が記録紙を切断した状態
の説明図。
【図7】本発明の第1の実施の形態による内部の駆動機
構のカッタを駆動するリンク部分の伸縮状態の説明図。
【図8】本発明の第1の実施の形態による内部の駆動機
構のカッタの動作途中の状態を示す説明図。
【図9】本発明の第1の実施の形態による内部の駆動機
構のカッタの動作終了後の戻し動作の状態を示す説明
図。
【図10】本発明の第1の実施の形態によるカッタ部分
の動作速度変化と所要トルクを示すグラフ。
【図11】本発明の第1の実施の形態のカッタ駆動を制
御するためのフローチャート。
【図12】本発明の第2の実施の形態において、内部の
駆動機構の、記録紙交換フタが開いた状態での説明図。
【図13】本発明の第2の実施の形態による内部の駆動
機構で、記録を行っている状態の説明図。
【図14】本発明の第2の実施の形態による内部の駆動
機構で、記録終了後にカッタ機構が記録紙を切断した状
態の説明図。
【図15】本発明の第2の実施の形態による内部の駆動
機構のカッタを駆動するリンク部分の説明図。
【図16】本発明の第3の実施の形態において、内部の
駆動機構の、記録紙交換フタが開いた状態での説明図。
【図17】本発明の第4の実施の形態による内部の駆動
機構で、記録を行っている状態の説明図とカッタ機構が
記録紙を切断した状態の説明図。
【図18】本発明の第4の実施の形態において、内部の
駆動機構の、記録紙交換フタが開いた状態での説明図。
【符号の説明】
1・・・ファクシミリ装置、2・・・原稿フタ、20・
・・原稿、3・・・記録部フタ、30・・・記録紙、3
1・・・ロール紙、32・・・プラテンローラ、33・
・・サーマルヘッド、61・・・上刃、62・・・下
刃、7・・・読み取りモータ、72・・・振り子ギア、
75・・・カムギア、76・・・リンク、77・・・ロ
ッド、79・・・位置検出溝、80・・・戻りピン、8
1・・・戻り爪。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 晃 茨城県ひたちなか市稲田1410番地株式会社 日立製作所情報メディア事業部内 (72)発明者 大内 敏 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内 (72)発明者 伊藤 真樹 茨城県ひたちなか市稲田1410番地株式会社 日立製作所情報メディア事業部内 (72)発明者 箕田 博 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所情報メディア事業部内 (72)発明者 大塚 康男 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カッタ手段を持つ画像形成装置であって、
    前記カッタ手段は記録媒体の交換動作に伴って前記画像
    形成装置から移動可能な部材に取り付けられており、前
    記カッタ手段の駆動手段は前記画像形成装置の画像形成
    手段側に設けられたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の画像形成装置であって、 前記カッタ手段の駆動手段は、前記画像形成手段の駆動
    手段と兼用した構成であることを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の画像形成装置であって、 前記カッタ手段の駆動手段は、前記画像形成手段に用い
    られるものとは別の駆動手段を用いる構成であることを
    特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の画像形成装置であって、 原稿の読み取り手段を有してなり、前記カッタ手段の駆
    動手段と前記原稿読み取り手段の駆動手段とを兼用した
    構成であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の画像形成装置あって、 前記画像形成手段と前記カッタ手段との間の移動に伴っ
    て両者間の駆動力伝達手段が伸縮する構成としたことを
    特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の画像形成装置であって、 前記伸縮する駆動力伝達手段がリンク機構を用いてなる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項5または請求項6に記載の画像形成
    装置であって、 前記リンク機構には伸張限界が設けてあり、この伸張限
    界が前記カッタ手段部分の移動の限界として動作する構
    成としたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項1に記載の画像形成装置であって、 前記画像形成手段側と前記カッタ手段との間の駆動力伝
    達手段は、前記画像形成手段と前記カッタ手段との間の
    移動に伴って離脱・接続する構成としたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の画像形成装置であって、 前記駆動力伝達手段がギア列によるものであって、前記
    駆動力伝達手段の離脱・接続はギア列の離脱・接続によ
    るものであることを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】カッタ手段と画像形成手段及び読み取り
    手段を持つ画像形成装置であって、 前記カッタ手段と前記読み取り手段の駆動手段とを共用
    した構成であることを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】カッタ手段を持つ画像形成装置であっ
    て、前記カッタ手段が用紙の切断動作途中で中断して停
    止した状態で、前記カッタ手段全体を前記画像形成装置
    に対して移動する動作に連動して、前記カッタ手段の中
    断した用紙切断動作の復帰を行う手段を設けたことを特
    徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の画像形成装置であっ
    て、 本体側に前記画像形成装置が、そして、本体側に対して
    回動可能に支持されたフタ側に前記カッタ手段が設けら
    れており、前記カッタ手段の解放動作は、少なくともフ
    タ部の動作に連動して行われる構成としたことを特徴と
    する画像形成装置。
  13. 【請求項13】カッタ手段と、サーマルヘッドを用いる
    画像形成手段とを持つ画像形成装置であって、 前記カッタ手段は前記サーマルヘッドの一部と兼用され
    ていることを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の画像形成装置であっ
    て、 前記サーマルヘッドの放熱板を前記カッタ手段と兼用す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】請求項13に記載の画像形成装置であっ
    て、 前記サーマルヘッドのセラミック基板を前記カッタ手段
    と兼用することを特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】請求項13に記載の画像形成装置であっ
    て、 前記サーマルヘッドの発熱体支持部材と前記カッタ手段
    とを兼用することを特徴とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】請求項1ないし請求項16のいずれかに
    記載の画像形成装置であって、 前記カッタ手段は、その切断面を境に分割可能に支持さ
    れており、記録紙交換用のフタを備えるとともにその解
    放に連動して前記カッタ手段も分離される構成としたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】画像形成装置に用いられるカッタ手段の
    駆動機構であって、 前記カッタ手段は記録媒体の交換動作に伴って前記画像
    形成装置から移動可能な部材に取り付けられており、前
    記カッタ手段の駆動手段は、前記画像形成装置の画像形
    成手段側に設けられたことを特徴とするカッタ駆動機
    構。
  19. 【請求項19】請求項18に記載のカッタ駆動機構であ
    って、 前記カッタ手段の駆動手段は、前記画像形成手段の駆動
    手段と兼用した構成であることを特徴とするカッタ駆動
    機構。
  20. 【請求項20】請求項18に記載のカッタ駆動機構であ
    って、 前記カッタ手段の駆動手段は、前記画像形成装置の画像
    形成手段に用いられるものとは別の駆動手段を用いる構
    成であることを特徴とするカッタ駆動機構。
  21. 【請求項21】請求項20に記載のカッタ駆動機構であ
    って、 前記画像形成装置は原稿の読み取り手段を持ち、前記カ
    ッタ駆動手段と前記原稿の読み取り手段の駆動手段とを
    兼用した構成であることを特徴とするカッタ駆動機構。
  22. 【請求項22】請求項18に記載のカッタ駆動機構であ
    って、 前記画像形成装置の画像形成手段と前記カッタ手段との
    間の移動に伴って両者間の駆動力伝達手段が伸縮する構
    成としたことを特徴とするカッタ駆動機構。
  23. 【請求項23】請求項22に記載のカッタ駆動機構であ
    って、 前記伸縮する駆動力伝達手段がリンク機構を用いたこと
    を特徴とするカッタ駆動機構。
  24. 【請求項24】請求項22または請求項23に記載のカ
    ッタ駆動装置であって、 前記リンク機構には伸張限界が設けてあり、この伸張限
    界がカッタ手段部分の移動の限界として動作する構成と
    したことを特徴とするカッタ駆動機構。
  25. 【請求項25】請求項18に記載のカッタ駆動機構であ
    って、 前記画像形成装置の画像形成手段側と前記カッタ手段と
    の間の駆動力伝達手段は、前記画像形成手段と前記カッ
    タ手段との間の移動に伴って離脱・接続する構成とした
    ことを特徴とするカッタ駆動機構。
  26. 【請求項26】請求項25に記載のカッタ駆動機構であ
    って、 前記駆動力伝達手段がギア列によるものであって、前記
    駆動力伝達手段の離脱・接続はギア列の離脱・接続によ
    るものであることを特徴とするカッタ駆動機構。
  27. 【請求項27】画像形成手段及び読み取り手段を持つ画
    像形成装置に用いられるカッタ手段の駆動機構であっ
    て、 前記カッタ手段と前記読み取り手段の駆動手段とを共用
    した構成であることを特徴とするカッタ駆動機構。
  28. 【請求項28】画像形成装置に用いられるカッタ手段の
    駆動機構であって、 前記カッタ手段が用紙の切断動作途中で中断して停止し
    た状態で、前記カッタ手段全体を前記画像形成装置に対
    して移動する動作に連動して、前記カッタ手段の中断し
    た用紙切断動作の復帰を行う手段を設けたことを特徴と
    するカッタ駆動機構。
  29. 【請求項29】請求項28に記載のカッタ駆動機構であ
    って、 本体側に前記画像形成装置が、そして、本体側に対して
    回動可能に支持されたフタ部を備えるとともにこのフタ
    部側に前記カッタ手段が設けられており、前記カッタ手
    段の解放動作は、少なくとも前記フタ部の動作に連動し
    て行われる構成としたことを特徴とするカッタ駆動機
    構。
  30. 【請求項30】画像形成装置に用いられるカッタ手段の
    駆動機構であって、 前記画像形成装置はカッタ手段とサーマルヘッドとを有
    し、前記カッタ手段は前記サーマルヘッドの一部と兼用
    していることを特徴とするカッタ駆動機構。
  31. 【請求項31】請求項30に記載のカッタ駆動機構であ
    って、 前記サーマルヘッドの放熱板を前記カッタ手段と兼用す
    ることを特徴とするカッタ駆動機構。
  32. 【請求項32】請求項30に記載のカッタ駆動機構であ
    って、 前記サーマルヘッドのセラミック基板を前記カッタ手段
    と兼用することを特徴とするカッタ駆動機構。
  33. 【請求項33】請求項30に記載のカッタ駆動機構であ
    って、 前記サーマルヘッドの発熱体支持部材と前記カッタ手段
    とを兼用することを特徴とするカッタ駆動機構。
  34. 【請求項34】請求項18ないし請求項33のいずれか
    に記載のカッタ駆動機構であって、 前記カッタ手段は、その切断面を境に分割可能に支持さ
    れており、記録紙交換用のフタを備えるとともにその解
    放に連動して前記カッタ手段も分離される構成としたこ
    とを特徴とするカッタ駆動機構。
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