JPH09238187A - 加入者線多重化装置 - Google Patents

加入者線多重化装置

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JPH09238187A
JPH09238187A JP4295496A JP4295496A JPH09238187A JP H09238187 A JPH09238187 A JP H09238187A JP 4295496 A JP4295496 A JP 4295496A JP 4295496 A JP4295496 A JP 4295496A JP H09238187 A JPH09238187 A JP H09238187A
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JP
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subscriber
signal
line
subscriber line
circuit
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JP4295496A
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Kiyoshi Yanagida
清 柳田
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Anritsu Corp
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Anritsu Corp
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  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 代表電話番号を有する加入者装置に対して効
率的に通信回線の接続・開放処理を行う。 【解決手段】 本発明の加入者線多重化装置31は、通
信網8に接続された中継線交換機12に入出力される、
それぞれ同一の加入者装置30の指定情報を含む通信信
号32aと呼制御状態を示すST信号32bとからなる
複数のチャネルを多重化した多重化信号32を分離し、
かつ多重化する多重・分離回路33と、各チャネル毎に
設けられ、多重・分離回路33で分離された該当チャネ
ルの通信信号32aを加入者装置30へ配信する複数の
加入者線制御回路34とを備えている。そして、各加入
者線制御回路34は、ST信号制御回路38、加入者線
着信制御回路39、呼出信号送出回路40、加入者線監
視装置42、コーディック回路43を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一つの代表電話番
号で多数の通信回線を確保している加入者装置に対する
交換処理を行う加入者線多重化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な公衆通信システムは例えば図7
に示すように構成されている。互いに遠く離れた電話機
1,7どうしで通話を行う場合、発呼側の電話機1から
の通話先を指定した接続要求は市内交換機2,市外交換
機3,回線網4,市外交換機5及び市内交換機6を介し
て通話先の電話機7へ着信する。そして、電話機7が着
信した接続要求に応答すると、電話機1,7間に通話回
線が形成される。
【0003】このような公衆通信システムにおける市内
交換機2,6と市外交換機3,5との間及び回線網4を
介した市外交換機3,5相互間の通信は、通信効率を上
げるために個々の通信信号をデジタル化しさらに多重化
した多重化信号で実施される。したがって、各市内交換
機2,6は本来の電話交換機能の他に、市外交換機3,
5から入力した多重化信号を各加入者毎に分離し、かつ
各加入者からの通信信号を多重化する分離・多重化機能
を有する。なお、加入者が代表番号を採用している場合
は、同一番号で複数の回線が使用される。
【0004】また、近年、例えば電子メールのサービス
提供会社や、交通機関の座席指定予約サービス会社や、
コンサート等の各種催物のチケット予約を受付けるチケ
ット販売会社等においては、一つの代表電話番号で多数
の通信回線を確保している。したがって、同時に、複数
の利用者が前記代表番号をダイヤルして上記サービス提
供会社に通信回線を形成して目的とするサービスを受け
ることができる。
【0005】このような特殊な加入者装置に対しては、
市内交換機を介さずに市外交換機から直接サービス提供
会社へ信号が送信される。図8は一般の公衆の通信網を
用いた電子メールサービスシステムを示す模式図であ
る。電話会社の通信網8に対してモデム9を介してパー
ソナル・コンピュータ等の加入者端末10が接続されて
いる。また、通信網8にPOI(インタフェース分界
点)11を介して中継線交換機12が接続されている。
この中継線交換機12に対して、例えば個人の加入者端
末14が接続された一般の市内交換機13と、電子メー
ルのサービス提供会社15が接続された加入者線交換機
16が接続されている。
【0006】中継線交換機12は、通信網8を介して受
信した多重化信号を分離して各市内交換機13毎に再度
多重化信号を生成して、対応する各市内交換機13へ送
出する。同時に、中継線交換機12は、受信した多重化
信号を分離して、電子メールのサービス提供会社15の
代表番号を指定した通信信号のみを集めて再度多重化信
号を生成して加入者線交換機16へ送出する。
【0007】加入者線交換機16は、例えば、トランク
17,時分割多重・分離回路18,加入者回路19,M
F受信器20,CPU21等で構成されている。そし
て、時分割多重・分離回路18はトランク17を介して
入力された多重化信号を分離して加入者回路19を介し
てサービス提供会社15に接続された加入者線22へ送
出する。なお、この加入者線交換機16は前記代表番号
で接続できる例えば3000〜10000回線を収納す
る。
【0008】前記MF受信器20及びCPU21は、時
分割多重・分離回路18で分離された各通信信号に含ま
れる電話番号を抽出して、該当する通信パスを前記30
00〜10000回線のうちの対応する加入者回路19
へ切替え接続する機能を有する。
【0009】この加入者線交換機16の多重化・分離機
能と交換機能は、一般の市内交換機13が有する各機能
とほぼ同一である。加入者線22を介してサービス提供
会社15へ入力した各通信信号はそれぞれモデム23を
介してポストコンピュータ等で構成された電子メールサ
ーバ24へ入力される。電子メールサーバ24は、個人
の加入者端末10から入力された各通信信号が要求する
電子メール処理を実行する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成を有した加入者線交換機16においても、まだ改
良すべき次のような課題があった。すなわち、この加入
者線交換機16の加入者線側に加入者として一つのサー
ビス提供会社15が接続されているのみである。そし
て、中継線交換機12から入力される多重化信号に含ま
れる各通信信号の指定する電話番号は一つのサービス提
供会社15の代表番号のみである。この一つの代表番号
で100〜500回線が同時に電子メールサーバ24に
接続可能である。
【0011】しかし、この加入者線交換機16は、前述
したように、一般の市内交換機13と同様に、分離され
た各通信信号に含まれる電話番号を抽出して該当通信信
号を該当電話番号に対応する加入者線に割り振る交換機
能を有する。しかし、前述したように、この加入者線交
換機16に入力する通信信号は全て同一のサービス提供
会社15へ転送すればよいので、交換機能は不要であ
る。
【0012】したがって、不要な交換機能が組込まれて
いるので、この加入者線交換機16は、加入者線1回線
当りの設備費が一般の市内交換機13とほぼ同程度にな
り、設備費が大幅に増大する。
【0013】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、中継線交換機から入力された多重化信号を
分離して、各通信信号を直接各加入者線に配信すること
によって、一般の交換機能を除去でき、加入者線の1回
線当りの設備費を大幅に節減でき、かつ中継線交換機と
加入者装置との間の接続処理能率を向上できる加入者線
多重化装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に、本発明の加入者線多重化装置は、通信網に接続され
た中継線交換機に入出力される、それぞれ同一の加入者
装置の指定情報を含む通信信号と呼制御状態を示すST
信号とからなる複数のチャネルを多重化した多重化信号
を分離し、かつ多重化する多重・分離回路と、各チャネ
ル毎に設けられ、この多重・分離回路で分離された該当
チャネルの通信信号を加入者装置へ配信する複数の加入
者線制御回路とを備えたものである。
【0015】さらに、この加入者線多重化装置における
各加入者線制御回路を、多重・分離回路で分離されたS
T信号に基づいて中継線交換機との間で回線接続のため
の個別線信号方式の呼制御シーケンス処理を行うST信
号制御回路と、ST信号制御回路で実行される呼制御シ
ーケンス処理に基づいて、加入者装置との間で加入者線
信号方式の呼制御シーケンス処理を行う加入者線着信制
御回路と、加入者線着信制御回路と加入者装置との間に
介挿され、加入者線着信制御回路からの指示により加入
者装置に対して呼出信号を送出する呼出信号送出回路
と、加入者装置の動作状態を監視して加入者線着信制御
回路へ通知する加入者線監視回路と、多重・分離回路で
分離された通信信号をアナログ信号に変換して加入者装
置へ送出すると共に、加入者装置から入力されたアナロ
グ信号をデジタルの通信信号へ変換して多重・分離回路
へ送出するコーディック回路とで構成している。
【0016】また、別の発明においては、上述した加入
者線多重化装置に組込まれたST信号制御回路は、中継
線交換機からの着信信号受信時刻から所定時間経過後に
加入者線着信制御回路に対して呼出信号送出指示を送出
している。
【0017】このように構成された加入者線多重化装置
においては、中継線交換機から入力される多重化信号は
多重・分離回路で複数のチャネルに分離される。この多
重・分離回路で分離された各チャネルの通信信号はそれ
ぞれ該当チャネルに割付けられた加入者線制御回路によ
って加入者装置へそれぞれ配信される。
【0018】したがって、多重・分離回路で分離された
各チャネルの通信信号は該当チャネルに対して予め割付
けられた固定のチャネルを介して同一の加入者装置へ配
信される。すなわち、従来の加入者線交換機のように、
通信信号に含まれる加入者装置を指定する電話番号等の
指定情報を抽出して該当指定情報に対応する加入回路
(加入者線)を選択して、選択した加入者回路に該当通
信信号を割り振る必要はない。よって、本発明の加入者
線多重化装置から交換機能を除去できる。
【0019】さらに、各チャネルに割付けられた加入者
線制御回路においては、ST信号制御回路において、中
継線交換機との間で回線接続のための個別線通信方式の
呼制御シーケンス処理が実施される。さらに、加入者線
着信制御回路において、ST信号制御回路で実施される
呼制御シーケンス処理に基づいて、加入者装置との間で
加入者線信号方式の呼制御シーケンス処理が実行され
る。
【0020】すなわち、中継線交換機との間で実施され
る個別線通信方式の呼制御シーケンス処理を直接的に加
入者装置との間で実施される加入者線信号方式の呼制御
シーケンス処理に変換することによって、中継線交換機
と加入者装置との間の回線接続シーケンス処理がより簡
素化され、回線接続処理能率が向上する。
【0021】また、別の発明においては、前述したよう
に、中継線交換機から送信された通信信号に含まれる電
話番号等の指定情報を認識する必要がないので、中継線
交換機からの着信信号受信時刻から所定時間経過後に無
条件に加入者線着信制御回路に対して呼出信号送出指示
を送出することによって、ST信号制御回路における処
理負担を軽減できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態を図面を
用いて説明する。図1は実施形態の加入者線多重化装置
が組込まれた電子メールサービスシステムを示す図であ
る。図8に示す従来の電子メールサービスシステムと同
一部分には同一符号が付してある。したがって、重複す
る部分の詳細説明は省略されている。
【0023】この実施形態の電子メールサービスシステ
ムにおいては、通信網8に対してモデム9を介して加入
者のパーソナル・コンピュータ等の加入者端末10が接
続されている。また、通信網8にPOI(インタフェー
ス分界点)11を介して中継線交換機12が接続されて
いる。この中継線交換機12に対して、一般の市内交換
機13と、電子メールのサービス提供会社30が接続さ
れた加入者線多重化装置31が接続されている。
【0024】中継線交換機12は、通信網8を介して受
信した多重化信号を分離して各市内交換機13毎に再度
多重化信号を生成して、対応する各市内交換機13へ送
出する。同時に、中継線交換機12は、受信した多重化
信号を分離して、電子メールのサービス提供会社30の
代表番号を指定した通信信号のみを集めて、再度、多重
化信号32を生成して加入者線多重化装置31へ送出す
る。
【0025】この多重化信号32は、中継線交換機12
から加入者線多重化装置31へ送信される多重化信号
と、加入者線多重化装置31から中継線交換機12へ送
信される多重化信号とが存在する。
【0026】この各多重化信号32は、例えば2Mbi
t/sの伝送速度で伝送され、図2に示すように、先頭
に設定された8ビットの制御情報と、この制御情報の後
に続くそれぞれ8ビット構成の30個の通信信号32a
からなる。
【0027】制御情報には、#1チャネルから#30チ
ャネルの各通信信号32aに対応するそれぞれ1ビット
構成の30個のST信号32bが割付けられている。そ
して、30個の各チャネルは1ビットのST信号32b
と8ビットの通信信号32aとで構成されている。
【0028】よって、一つの多重化信号32には、30
個の加入者端末10からの信号が時分割で組込まれる。
各ST(ステータス)信号32bは、各通信信号の中継
線交換機12又は加入者線多重化装置31からなる送信
元の呼制御状態を示す。
【0029】加入者線多重化装置31内には、図1に示
すように、中継線交換機12から入力された多重化信号
32を30個の各チャネルに分離するとと共に、30個
のチャネルを一つの多重化信号32に多重化して中継線
交換機12へ送出する多重・分離回路33と、前記#1
〜#30の各チャネルに対応して、#1〜#30の30
個の加入者線制御回路34が設けられている。
【0030】各加入者線制御回路34はそれぞれ専用の
加入者線35を介して電子メールのサービス提供会社3
0内のモデム36を介して電子メールサーバ37に接続
されている。
【0031】前記各加入者線制御回路34は、図3に示
すように、ST信号制御回路38と、加入者線着信制御
回路39と、呼出信号送出回路40と、呼出信号発生器
41と、加入者線監視回路42と、コーディック回路4
3とで構成されている。
【0032】次に各部38〜43の具体的構成及び動作
を説明する。多重・分離回路33で分離された#1〜#
30の各チャネルのST信号32b及び通信信号31は
自己のチャネルに割付けられた加入者線制御回路34へ
入力する。そして、8ビットのデジタルデータが連続す
る通信信号31はコーディック回路43へ入力され、こ
のコーディック回路43でアナログの通信信号へ変換さ
れて、次の加入者線監視回路42へ送出される。
【0033】一方、1ビットのST信号32bはST信
号制御回路38へ入力される。ST信号制御回路38
は、入力された中継線交換機12の該当チャネルの呼制
御状態を示すST信号に基づいて、該当チャネルにおけ
る回線接続のための個別線信号方式の制御シーケンス処
理を実行する。
【0034】加入者線着信制御回路39は、ST信号制
御回路38で実行される呼制御シーケンス処理に基づい
て、加入者装置としての電子メールのサービス提供会社
30内のこの加入者線制御回路34に接続されたモデム
36との間で加入者線信号方式の呼制御シーケンス処理
を実行する。
【0035】呼出信号送出回路40は、前記加入者線着
信制御回路39が加入者線信号方式の呼制御シーケンス
処理を実行する過程で生じる加入者線着信制御回路39
からの呼出指令に応動して、読出信号発振器41から出
力される16Hzの呼出信号を加入者線35を介してモ
デム36へ送出する。
【0036】加入者線監視回路62は、加入者装置とし
ての電子メールのサービス提供会社30内のこの加入者
線制御回路34に接続されたモデム36の動作状態を監
視する。具体的には、転極、ループ形成(通信回線形
成)、ループ開放、又はビジィ(話中)等の状態を検出
して加入者線着信制御回路39へ通知する。すなわち、
加入者線着信制御回路39は呼出信号送出回路40を介
してモデム36を発呼し、加入者線監視回路62を介し
てモデム36からの応答を得る。
【0037】一旦、送信元の加入者端末10と電子メー
ルのサービス提供会社30内の電子サーバ39との間に
通信回線が形成されると、分離された該当チャネルの各
通信信号32aはコーディック回路43でアナログの通
信信号に変換され、加入者線監視装置42及び読出信号
送出回路40をそのまま通過して加入者線35を介して
モデム36で再度デジタル信号の通信信号に変換されて
電子メールサーバ37へ入力される。
【0038】電子メールサーバ37は入力した通信信号
32aに含まれる電子メールを、自己の記憶部に形成さ
れたメールボックスへ書込む。次に、送信元の加入者端
末10が接続された発信側交換機44と、中継線交換機
12と、加入者線多重化装置31のST信号制御回路3
8と、電子メールのサービス提供会社30内のモデム3
6との間における、通信回線の接続のための制御シーケ
ンス処理を図4に示す。
【0039】また、図5に中継線交換機12の動作状態
を示すST信号と、加入者線多重化装置31の動作状態
を示すST信号と、中継線交換機12から加入者線多重
化装置31へ送信された通信信号32aの先頭部分の状
態を示す。
【0040】そして、発信側交換機44と中継線交換機
12との間の制御シーケンス処理は中継線信号方式に従
って実行され、中継線交換機12と加入者線多重化装置
31との間の制御シーケンス処理は個別線信号方式に従
って実行され、さらに、加入者線多重化装置31とモデ
ム36との間の制御シーケンス処理は加入者線信号方式
に従って実行される。
【0041】なお、中継線信号方式、個別線信号方式及
び加入者線信号方式の基本シーケンスは既に規格化され
ている。図4,図5において、通信回線の接続に関する
制御シーケンス処理の開始前、及び終了後においては、
両方のST信号32bは[1]レベルを維持している。
【0042】送信元の加入者端末10が電子メールのサ
ービス提供会社30の代表番号を指定して発呼を行う
と、発信側交換機44から中継線交換機12に対して、
着信を通知する。中継線交換機12は加入者線多重化装
置31へ送信する多重化信号32の該当チャネルのST
信号32bを[1]レベルから[0]レベルへ変換す
る。
【0043】この[0]レベルのST信号32bを受信
した加入者線多重化装置31の該当チャネルのST信号
制御回路38は、中継線交換機12へ送信する多重化信
号32の該当チャネルのST信号32bを[1]レベル
から[0]レベルへ変換する。すると、中継線交換機1
2は、該当チャネルの通信信号32aに接続開始を示す
予め組合わせ周波数にて定められた[接](KP)の情
報を組込んで加入者線多重化装置31へ送信する。
【0044】加入者線多重化装置31は[接]情報を受
信すると、ST信号32bを[0]から[1]へ戻す。
中継線交換機12は、加入者線多重化装置31のST信
号32bが[1]レベルへ変化したことを確認すると、
通信信号32aに通話先のサービス提供会社30の電話
番号を示す組合せ周波数(MFデジット)46を組込ん
で加入者線多重化装置31へ送信する。そして、MFデ
ジット46の最後に終了を示す[送](STOP)情報
47を送信する。
【0045】この[送]情報47を受信した加入者線多
重化装置31のST信号制御回路38は、加入者線着信
制御回路37へ呼出信号送出指令を送出する。加入者線
着信制御回路37は呼出信号送出回路40を介して呼出
信号48を、加入者線35を介してモデム36へ送出す
る。同時に、中継線交換機12を介して発信側交換機4
4へ呼出音を送出する。
【0046】モテム36から呼出信号48に応答してル
ープ(通信回線)が形成されると、ST信号制御回路3
8は、加入者線監視装置42を介してループ形成を検出
すると、中継線交換機12に送信するST信号32bを
[1]レベルから[0]レベルへ変換する。中継線交換
機12はST信号32bのレベル変化を検出すると、発
信側交換機44にた対して呼出音を停止して、応答す
る。
【0047】以上の制御シーケンス処理が終了すると、
送信元の加入者端末10と電子メールのサービス提供会
社30の電子メールサーバ37との間で通信回線が形成
され、通信状態に移行する。
【0048】そして、送信元の加入者端末10が必要な
電子メールの情報の電子メールサーバ37への送信が終
了すると、送信元の加入者端末10から通信回線を切断
する。この切断情報を受けた中継線交換機12は加入者
線多重化装置31へ送信するST信号32bを[0]レ
ベルから元の[1]レベルへ戻す。
【0049】中継線交換機12からの[1]レベルのS
T信号を受信した加入者線多重化装置31のST信号制
御回路38は、モデム36に対してビジィ(話中)信号
を送信する。そして、加入者線監視装置42を介してモ
デム36側がループ(通信回線)を開放したことを確認
すると、中継線交換機12へ送信するST信号を[0]
レベルから元の[1]レベルへ戻す。
【0050】このように構成され加入者線多重装置31
においては、中継線交換機12から入力される多重化信
号32は多重・分離回路33で#1〜#30の合計30
のチャネルに分離される。この多重・分離回路33で分
離された各チャネルの通信信号32aはそれぞれ該当チ
ャネルに割付けられた加入者線制御回路34によって加
入者線35を介して電子メールのサービス提供会社30
の各モデム36へそれぞれ配信される。
【0051】したがって、多重・分離回路33で分離さ
れた各チャネルの通信信号32aは該当チャネルに対し
て予め割付けられた固定のチャネルを介して同一の電子
メールのサービス提供会社30の電子メールサーバ37
へ配信される。
【0052】よって、加入者線多重化装置31から図8
に示す従来の加入者線交換機16に設けられていた交換
機能を除去できるので、1回線当たりの設備費を大幅に
節減できる。
【0053】さらに、各チャネルに割付けられた加入者
線制御回路34においては、ST信号制御回路38にお
いて、中継線交換機12との間で通信回線の接続のため
の個別線通信方式の呼制御シーケンス処理が実施され
る。さらに、加入者線着信制御回路39において、ST
信号制御回路38で実施される呼制御シーケンス処理に
基づいて、電子メールのサービス提供会社30のモデム
36に対して呼出信号40を送出したり、モデム36の
動作状態を加入者線監視回路42を介して検出して、該
当チャネルのモデム36との間で加入者線信号方式の呼
制御シーケンス処理が実行される。
【0054】すなわち、中継線交換機12との間で実施
される個別線通信方式の呼制御シーケンス処理を直接的
に加入者装置である電子メールのサービス提供会社30
のモデム36との間で実施される加入者線信号方式の呼
制御シーケンス処理に変換することによって、中継線交
換機12と電子メールサーバ37との間の回線接続のた
めのシーケンス処理がより簡素化され、回線接続処理能
率が大幅に向上する。
【0055】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではない。実施形態装置においては、図5の信
号状態図に示すように、加入者線多重化装置31のST
信号制御回路38は、通信信号32aに含まれる代表電
話番号を示すMFデジット46の送信終了を示す[送]
情報47を受信した後に、加入者線着信制御回路37を
介してモデム36に対して16Hzの呼出信号48を送
出している。
【0056】しかし、この加入者線多重化装置31に入
力される多重化信号32の各通信信号32aは、全て同
一の代表番号を有して、同一の電子メールのサービス提
供会社30へ配信されるので、MFデジット46及び
[送]情報47を確認する必要がない。また、代表電話
番号の開始を示す[接]情報45も確認する必要がな
い。
【0057】したがって、ST信号制御回路38として
は、中継線交換機12から着信を示すST信号32bの
[1]から[0]への変換検出時刻から[接]情報45
受信に要する時間T1 及びMFデジット46と[送]情
報47を受信するに要する時間T2 を加算した所定時間
(T1 +T2 )経過後に、加入者線着信制御回路39を
介してモデム36に対して呼出信号48を送出する。
【0058】なお、上記所定時間(T1 +T2 )は実際
の所要時間より多少長目に設定すればよい。このような
構成の加入者線多重化装置31においては、通信信号3
2aに含まれる[接]情報45,MFデジット46,
[送]情報47を取込んで解釈する必要がないので、処
理負担を大幅に軽減できる。
【0059】図6は、本発明の実施形態の加入者線多重
化装置31が組込まれた公衆通信システムを示す図であ
る。図7に示す従来の公衆通信システムと同一部分には
同一符号が付してある。したがって、重複する部分の詳
細説明は省略されている。
【0060】この公衆通信システムは、第1の電話会社
の通信網50と第2の電話会社の通信網52とで構成さ
れている。そして、第1の電話会社の通信網50に対し
てモデム9を介して加入者端末10が接続される。ま
た、第1の電話会社の通信網50に対してモデム36a
を介して電子メールのサービス提供会社30の電子メー
ルサーバ37が接続される。
【0061】また、第1の電話会社の通信網50の一方
の市内交換機2の市外交換機3側に接続点51aを介し
て第2の電話会社の通信網52の一方の中継線交換機1
2aが接続されている。同様に、第1の電話会社の通信
網50の他方の市内交換機6の市外交換機5側に接続点
51bを介して第2の電話会社の通信網52の他方の中
継線交換機12bが接続されている。
【0062】そして、この第2の電話会社の通信網52
の他方の中継線交換機12bの加入線側に実施形態の加
入者線多重化装置31が接続されている。この加入者線
多重化装置31の加入者線側にモデム36bを介して電
子メールのサービス提供会社30の電子メールサーバ3
7が接続される。
【0063】このような構成の公衆通信システムにおい
て、第2の電話会社の通信網52の他方の中継線交換機
12bは、一方の中継線交換機12bから受信した多重
化信号を分離して、第1の電話会社の通信網50内の各
市内交換機6毎に再度多重化信号を生成して、接続点5
1bを介して対応する各市内交換機6へ送出する。中継
線交換機12bは、同時に、電子メールのサービス提供
会社30の代表番号を指定した通信信号のみを集めて、
再度、多重化信号32を生成して加入者線多重化装置3
1へ送出する。
【0064】加入者線多重化装置31は、図1に示した
加入者線多重化装置31と同様に、中継線交換機12b
から受信した多重化信号32を分離して、各通信信号3
2aを無条件に電子メールのサービス提供会社30へ配
信する。
【0065】このような二つの電話会社の通信網50,
52で構成された通信システムに組込まれた加入者線多
重化装置31であっても、図1の電子メールサービスシ
ステムに組込まれた場合と同様の作用効果を奏すること
が可能である。
【0066】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではない。実施形態においては、代表番号を
有する加入者装置は電子メールのサービス提供会社30
としたが、前述したように、交通機関の座席指定予約サ
ービス会社や、コンサート等の各種催物のチケット予約
を受付けるチケット販売会社等であってもよい。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の加入者線
多重化装置においては、中継線交換機から入力された多
重化信号を各チャネルに分離して、各チャネル毎に割当
てられた各加入者線制御回路及び各加入線を介して同一
加入者装置に配信している。
【0068】したがって、分離した各チャネルの通信信
号を電話番号に基づいて個別の加入線に振り分ける必要
がなく、従来の交換機能を除去でき、加入者線の1回線
当りの設備費を大幅に節減でき、かつ中継線交換機と加
入者装置との間の回線接続処理能率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の加入者線多重化装置が
組込まれた電子メールサービスシステムを示す模式図
【図2】 中継線交換機と加入者線多重化装置との間で
送受信される多重化信号のフォーマットを示す図
【図3】 同実施形態装置の各加入者線制御回路の概略
構成を示すブロック図
【図4】 同実施形態装置の通信回線の接続遮断動作を
示す制御シーケンス処理図
【図5】 同実施形態装置と中継線交換機との間で授受
される各ST信号の信号状態を示す模式図
【図6】 同実施形態装置が組込まれたた他の公衆通信
システムの模式図
【図7】 一般的な公衆通信システムの概略構成図
【図8】 従来の加入者線交換機が組込まれた電子メー
ルサービスシステムを示す模式図
【符号の説明】
8…通信網、10…加入者端末、12,12a,12b
…中継線交換機、13…市内交換機、30…電子メール
のサービス提供会社、31…加入者線多重化装置、32
…多重化信号、32a…通信信号、32b…ST信号、
33…多重・分離回路、34…加入者線制御回路、3
6,36a,36b…モデム、37…電子メールサー
バ、38…ST信号制御回路、39…加入者線着信制御
回路、40…呼出信号送出回路、42…加入者線監視装
置、43…コーディック回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網に接続された中継線交換機(12)に
    入出力される、それぞれ同一の加入者装置(30)の指定情
    報を含む通信信号(32a) と呼制御状態を示すST信号(3
    2b) とからなる複数のチャネルを多重化した多重化信号
    (32)を分離し、かつ多重化する多重・分離回路(33)と、
    前記各チャネル毎に設けられ、前記多重・分離回路で分
    離された該当チャネルの通信信号を前記加入者装置へ配
    信する複数の加入者線制御回路(34)とを備えた加入者線
    多重化装置であって、 前記各加入者線制御回路(34)は、 前記多重・分離回路で分離されたST信号に基づいて前
    記中継線交換機との間で回線接続のための個別線信号方
    式の呼制御シーケンス処理を行うST信号制御回路(38)
    と、 このST信号制御回路で実行される呼制御シーケンス処
    理に基づいて、前記加入者装置との間で加入者線信号方
    式の呼制御シーケンス処理を行う加入者線着信制御回路
    (39)と、 この加入者線着信制御回路と加入者装置との間に介挿さ
    れ、前記加入者線着信制御回路からの指示により前記加
    入者装置に対して呼出信号を送出する呼出信号送出回路
    (40)と、 前記加入者装置の動作状態を監視して前記加入者線着信
    制御回路へ通知する加入者線監視回路(42)と、 前記多重・分離回路で分離された通信信号をアナログ信
    号に変換して前記加入者装置へ送出すると共に、加入者
    装置から入力されたアナログ信号をデジタルの通信信号
    へ変換して前記多重・分離回路へ送出するコーディック
    回路(43)とを備えたことを特徴とする加入者線多重化装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ST信号制御回路は、前記中継線交
    換機からの着信信号受信時刻から所定時間経過後に前記
    加入者線着信制御回路に対して呼出信号送出指示を送出
    することを特徴とする請求項1記載の加入者線多重化装
    置。
JP4295496A 1996-02-29 1996-02-29 加入者線多重化装置 Pending JPH09238187A (ja)

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