JPH09238161A - 番組データ配送装置及び受信装置 - Google Patents

番組データ配送装置及び受信装置

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JPH09238161A
JPH09238161A JP8043821A JP4382196A JPH09238161A JP H09238161 A JPH09238161 A JP H09238161A JP 8043821 A JP8043821 A JP 8043821A JP 4382196 A JP4382196 A JP 4382196A JP H09238161 A JPH09238161 A JP H09238161A
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JP
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JP8043821A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Fujiyoshi
靖浩 藤吉
Hideo Tsurufusa
秀夫 鶴房
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】通信路の利用効率を向上させる。 【解決手段】データ要求に基づく番組データは、パケッ
ト化回路3によってパケット化され、宛先指定回路4に
よって宛先が指定されて通信路5に送出される。番組の
配送途中で同一番組のデータ要求が発生すると、以後の
パケットにはデータ要求に対応した複数の宛先が指定さ
れ、既に伝送されたパケットは新たなデータ要求元の宛
先が指定され、これらの2種類のパケットが時分割で同
時に伝送される。1パケットに複数の宛先が指定される
ので、通信路の利用効率が向上する。端末装置R1 乃至
Rm は、データ要求直後にパケットが配送され、番組時
間が先のパケットを復号化回路13によって復号化すると
共に、番組時間が後のパケットは一旦記憶装置11によっ
て記憶させた後復号化回路13に与える。これにより、復
号化回路13において一連のパケットからなる番組を復元
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオオンデマン
ド等に好適な番組データ配送装置及び受信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、音声及び映像を統合的に扱い、ユ
ーザの要求によって各種の情報サービスを画像によって
も提供することができるマルチメディアサービスが普及
しようとしている。マルチメディアの発展の要因として
ネットワークシステムの構築が考えられる。ネットワー
クを介して一般家庭とセンタとを接続して双方向通信を
可能とすることにより、カタログショッピング及び有料
番組の視聴申し込み等のリクエストサービス等も行うこ
とができる。
【0003】また、CPU及びその制御ソフトウェアを
有することにより、対話機能を備えたインタラクティブ
テレビジョン(TV)装置が開発されており、このイン
タラクティブTV装置等の対話機能を用いることによ
り、センタにビデオソフトの送出を要求することもでき
る。このようなビデオオンデマンド(Video on Demen
d)機能を利用すると、レンタルビデオソフトをレンタ
ルする場合と同様に、各ユーザーがビデオソフトを所持
することなく、しかもリアルタイムで所望のビデオソフ
トを鑑賞することができる。
【0004】ビデオオンデマンドシステムにおいては、
センタは映像及び音声の符号化データを蓄積するサーバ
を有している。センタと複数の端末装置とは通信路を介
して接続される。端末装置からのビデオソフトの送信要
求等のアップストリーム信号(各種コマンド等)は、通
信路を介してセンタに転送され、サーバからのダウンス
トリーム信号(放送信号等)も通信路を介して端末装置
にリアルタイムに伝送される。こうして、端末装置の表
示画面上には、ビデオソフトの映像が映出される。
【0005】ところで、ビデオオンデマンドシステムに
おいては、端末装置のデータ要求後のなるべく短時間
に、端末装置がビデオソフトのデータを受信開始するこ
とができるようにする必要がある。また、各端末装置か
らの要求は任意の時点において発生し得る。しかも、伝
送された符号化データから画像を復元するためには、一
般的に、符号化データの先頭から順に復号化しなければ
ならない。これらの理由から、ビデオデータを各端末装
置に配送する従来の番組データ配送装置においては、デ
ータ要求直後にビデオデータを要求元に送出することが
できるように、要求を行った端末装置毎の全てに個別の
チャネルを割り当てて伝送を行うようになっている。
【0006】また、ビデオソフトのデータを伝送する場
合には、一定時間内に所定のデータ量のデータ伝送を完
了する必要がある。従って、通信路としては、サーバと
全ての端末装置との間で同時にデータを伝送することが
できる容量を有することが理想的である。しかし、一般
的には、1つのサーバに数千以上の端末装置が接続され
るものと考えられ、主に経済的な理由から現実的ではな
い。そこで、通常、全ての端末装置から同時に要求が発
生することはないものと考えられるので、通常の運用状
態において同時に発生するデータ要求の数を見積もり、
この結果に基づいて通信路の伝送容量を設定するように
なっている。
【0007】即ち、同数の端末装置を有するシステムを
構築するために必要な通信路の容量をより小さくするこ
と、同一容量の通信路を用いてより多数の端末装置のデ
ータ要求に対応可能にすること、又は同一容量の通信路
を用いてより高速に伝送処理を行うことを考慮し、通信
路の利用効率を向上させることが重要である。
【0008】図5は、このような従来の番組データ配送
装置におけるデータ転送を説明するための説明図であ
る。図5の横軸は時間変化を示している。図5(a)は
サーバが送信するパケットを示し、図5(b)は端末装
置Aが受信するパケットを示し、図5(c)は端末装置
Aが復号化するパケットを示し、図5(d)は端末装置
Bが受信するパケットを示し、図5(e)は端末装置B
が復号化するパケットを示している。
【0009】サーバに蓄積されているビデオデータはパ
ケット化された後、通信路に送出される。いま、端末装
置Aから要求されたビデオソフトのビデオデータがパケ
ットP0 乃至Pn-1 に分割されて伝送されるものとす
る。上述したように、各パケットP0 ,P1 ,…には夫
々宛先が指定される。例えば、図5のタイミングT1 に
おいて、端末装置Aからのデータ要求が発生するものと
すると、サーバはパケットP0 ,P1 ,…に端末装置A
を示す宛先Aを付加して送出する。
【0010】端末装置Aは、図5(b),(c)に示す
ように、順次伝送されるパケットP0 ,P1 ,…を受信
して、順次復号化する。即ち、端末装置AはパケットP
0 ,P1 ,…をデパケット化し、符号化データを復号化
してビデオソフトの画像データを得る。この画像データ
に基づいて画面表示を行うことにより、ビデオソフトの
視聴を可能にする。
【0011】ここで、図5(a)のタイミングT2 にお
いて、端末装置Bから端末装置Aが要求しているビデオ
ソフトと同一のビデオソフトのデータ要求が発生するも
のとする。上述したように、端末装置からのデータ要求
後の短時間において、要求されたビデオソフトのデータ
の送出を開始する必要があり、サーバは端末装置Bに対
してもデータ要求直後においてパケットP0 乃至Pn-1
の転送を開始する。
【0012】即ち、端末装置Aに対しては、図5(a)
に示すように、端末装置Bからのデータ要求直前のパケ
ットPi-1 に続けて、パケットPi ,Pi+1 ,…を順次
伝送する。また、端末装置Bに対しては、ビデオデータ
の最初のパケットP0 から順に伝送を開始する。端末装
置Bに対するパケットには端末装置Bが宛先であること
を示す宛先Bが付加される。端末装置A,Bに対するパ
ケットは、図5(a)に示すように、時分割多重されて
伝送される。
【0013】端末装置Bについては、図5(d),
(e)に示すように、タイミングT2 の直後からパケッ
トP0 ,P1 ,…が順次受信される。これらのパケット
は順次デパケット化された後復号化されて、元の画像が
復元される。
【0014】図5(a)に示すように、タイミングT3
になると、端末装置Aに対するビデオソフトのデータ転
送は終了し、以後、端末装置Bに対するパケットPn-i-
1 乃至Pn-1 のみが伝送される。
【0015】このように、複数のデータ要求に対して、
各宛先毎のパケットを時分割に伝送することにより、複
数の端末装置において同時にビデオソフトの視聴を可能
にしている。
【0016】しかしながら、図5に示すデータ転送方法
では、複数の端末装置から同一のビデオソフトのデータ
要求が発生した場合においても、同時に発生したデータ
要求数に略々比例した通信容量を必要とする。一般的に
は、ビデオオンデマンドシステムにおいてデータ要求さ
れる番組としては、少数の人気番組に集中する傾向が強
い。従って、サーバから各端末装置に個々に伝送される
パケット同士は、同一番組のパケットであることが多
く、更に、同一パケットであることもあり、通信路の利
用効率が低いという問題があった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来の番組データ配送装置においては、伝送するデータ
の内容に拘わらず、データ要求数に略々比例した通信容
量が必要であり、通信路の利用効率が低いという問題点
があった。
【0018】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、同一番組に対するデータ要求があった場合
には、データ要求数に対してデータ伝送量を抑制するこ
とにより、通信路の利用効率を向上させることができる
番組データ配送装置及び受信装置を提供することを目的
とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
番組データ配送装置は、番組データを記憶する送信側記
憶手段と、前記送信側記憶手段からの番組データをパケ
ット化することにより通信路に送出するパケットを作成
するパケット化手段と、同一番組についての複数のデー
タ要求に対する前記通信路へのパケット送出時間が重複
する場合には、パケット送出時間が重複する直前までに
送出したパケットに続くパケットをデータ要求に対応す
る複数の配送先に順次送出すると共に、パケット送出時
間が重複する前に送出されたパケットをデータ要求に対
応する複数の配送先のうち配送を受けていない配送先に
順次送出する配送先指定手段とを具備したものであり、
本発明の請求項5に係る受信装置は、前記請求項1乃至
4のいずれか1つに記載の番組データ配送装置から前記
通信路を介して伝送されたパケットのうち前記データ要
求に基づいて配送された番組時間が異なるパケットを同
時に受信可能な受信手段と、この受信手段が受信した番
組時間が異なるパケットのうち時間順で後のパケットを
記憶する受信側記憶手段と、前記受信手段が受信した番
組時間が異なるパケットのうち時間順で前のパケットと
前記記憶手段に記憶されたパケットとに基づく一連のパ
ケットを用いて番組の視聴を行う視聴処理手段とを具備
したものである。
【0020】本発明の請求項1においては、データ要求
が発生すると、送信側記憶手段から番組データが読出さ
れ、パケット化手段によってパケット化される。パケッ
ト化手段の出力は通信路を介して配送先に配送される。
パケットの配送中において、同一番組についての新たな
データ要求が発生した場合には、配送先指定手段によっ
て、以後配送するパケットはデータ要求に対応した全て
の配送先に配送される。また、配送先指定手段は、新た
なデータ要求を発した配送先には、新たなデータ要求前
に配送すべきパケットを配送する。即ち、配送先指定手
段は、データ要求後の比較的短時間に要求元にパケット
を送出すると共に、複数の配送先に同一のパケットを配
送する。
【0021】本発明の請求項5においては、データ要求
後の比較的短時間にデータ要求に基づくパケットが配送
される。受信手段は、番組時間が異なるパケットを同時
に受信する。受信手段が受信したパケットのうち番組時
間が先のパケットは視聴処理手段によってデパケット化
され視聴に用いられる。一方、番組時間が後のパケット
は一旦受信側記憶装置に記憶された後、番組時間が先の
パケットと時間的に連続するように読出されて、視聴処
理手段に与えられる。こうして、一連のパケットを用い
て番組を連続的に視聴する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
番組データ配送装置及び受信装置の一実施の形態を示す
ブロック図である。
【0023】番組データ配送装置1はサーバ10を有して
いる。サーバ10は記憶装置2、パケット化回路3及び宛
先指定回路4によって構成されている。番組データ配送
装置1は通信路5を介して端末装置からデータ要求が転
送された場合には、サーバ10に要求された番組に基づく
パケットの配送を指示するようになっている。
【0024】サーバ10の記憶装置2は複数の番組の映像
及び音声の符号化データを記憶している。記憶装置2は
記憶されている符号化データをランダムに出力すること
ができ、所望の番組の所望の位置の複数の符号化データ
を出力することができるようになっている。記憶装置2
から読出された符号化データはパケット化回路3に与え
られる。
【0025】パケット化回路3は入力された符号化デー
タを各番組毎にパケット化する。パケット化回路3から
のパケットデータは宛先指定回路4に与えられる。
【0026】宛先指定回路4は、データ要求に対応する
番組のパケットにデータ要求元の端末装置を示す宛先を
付加する。本実施の形態においては、宛先指定回路4は
1パケットに複数の宛先を指定することができるように
なっている。宛先指定回路4からのパケットはインター
フェース6を介して通信路5に送出されるようになって
いる。
【0027】サーバ10は、記憶装置2、パケット化回路
3及び宛先指定回路4を制御して、データ要求に基づく
パケットの配送を制御する。即ち、本実施の形態におい
ては、サーバ10は、所定の端末装置からのデータ要求に
基づく番組の伝送途中において、伝送番組と同一番組に
ついての他の端末装置からの新たなデータ要求が発生し
た場合には、この新たなデータ要求直後に引き続いて送
出する伝送番組のパケット(以下、複数宛先パケットと
いう)以降のパケットには、新たなデータ要求を発した
他の端末装置を指定する宛先を追加して送出させるよう
になっている。即ち、この場合には、新たなデータ要求
直後においては、複数宛先パケットには所定の端末装置
を指定する宛先及び他の端末装置を指定する宛先が付加
されて伝送され、引き続いて送出するパケット以降のパ
ケットに他の端末装置を指定する宛先のみが付加されて
別途送出されることはない。
【0028】また、この場合には、サーバ10は、伝送番
組の新たなデータ要求直前までに送出したパケット(以
下、再転送パケットという)については、他の端末装置
を指定する宛先を付加して、複数宛先パケットと時分割
に送出するようになっている。即ち、他の端末装置に
は、同一伝送番組の異なる時間のパケットが同時に時分
割で配送されることになる。
【0029】なお、サーバ10は、同一番組について同一
タイミングで異なる端末装置からデータ要求が発生した
場合には、番組の最初のパケットからデータ要求を発し
た複数の端末装置を示す宛先を付加して伝送する。
【0030】また、再転送パケットは伝送番組の一連の
パケットのうち新たなデータ要求の発生直前までに所定
の端末装置に既に伝送されたパケットであって、複数宛
先パケットでは伝送されないパケットを意味する。例え
ば、同一パケットに対して2つの宛先が指定されている
場合に、更に1つの新たなデータ要求が発生したときに
は、複数宛先パケットには3つの宛先が指定され、2種
類の再転送パケットには夫々2つ又は1つの宛先が指定
されることは明らかである。
【0031】通信路5には複数の端末装置R1 乃至Rm
がインターフェース6を介して接続されている。なお、
通信路5として例えばCATV(ケーブルテレビジョ
ン)網が利用された場合には、インターフェース6は例
えばブリッジである。端末装置R1 乃至Rm は、いずれ
も同一構成であり、記憶装置11、切換器12及び復号化回
路13によって構成されている。
【0032】通信路5を介して伝送されたパケットはイ
ンターフェース6を介して端末装置R1 乃至Rm に受信
される。端末装置R1 乃至Rm は、パケットに付加され
ている宛先によって転送先として指定されている場合に
は、伝送されたパケットを取り込んで、切換器12の端子
a又は記憶装置11に供給する。記憶装置11は伝送された
パケットを記憶すると共に、記憶したパケットを読出し
て切換器12の端子bに出力するようになっている。
【0033】切換器12は、端子a,bを切換選択して、
伝送パケットを復号化回路13に出力する。復号化回路13
は、順次入力されたパケットをデパケット化して元の符
号化データに戻した後、符号化データに施されている符
号化処理の逆処理によって復号化し、番組の映像及び音
声信号等を復元して出力するようになっている。
【0034】本実施の形態においては、端末装置R1 乃
至Rm は、データ要求した番組について異なる時間のパ
ケットが同時に時分割で受信されている場合には、番組
時間が先行するパケットについては切換器12の端子aを
介して直接復号化回路13に供給し、番組時間が遅れてい
るパケットについては記憶装置11に供給するようになっ
ている。そして、端末装置R1 乃至Rm は、番組時間が
先行するパケットに連続させて記憶装置11に格納されて
いるパケットを記憶順に読出し、切換器12の端子bを介
して復号化回路13に供給することにより、番組の一連の
パケットを連続的に復号化回路13に与えることができる
ようになっている。
【0035】次に、このように構成された実施の形態の
動作について図2の説明図を参照して説明する。図2は
横軸に時間変化をとって、データ転送を示している。図
2(a)はサーバが送信するパケットを示し、図2
(b)は端末Aが受信するパケットを示し、図2(c)
は端末Aが復号化するパケットを示し、図2(d)は端
末Bが受信するパケットを示し、図2(e)は端末Bが
復号化するパケットを示している。
【0036】いま、端末装置R1 のユーザーが図示しな
いキーボード等を操作して所定の番組の配送を指示する
ものとする。ユーザー操作に基づくデータ要求はインタ
フェース6、通信路5を介して番組データ配送装置1に
供給される(図示省略)。番組データ配送装置1は、サ
ーバ10を制御して、データ要求に基づく番組の配送を指
示する。
【0037】即ち、サーバ10の記憶装置2はデータ要求
に基づく番組の符号化データを読出してパケット化回路
3に出力する。符号化データはパケット化回路3におい
てパケット化される。パケット化回路3からの伝送パケ
ットは、宛先指定回路4において端末装置R1 を指定す
る宛先が付加されて、インターフェース6から通信路5
に送出される。
【0038】いま、端末装置R1 が端末Aの装置である
ものとし、端末Aを指定するための宛先がAであるもの
とする。また、端末Aのデータ要求に基づく伝送番組は
パケットP0 乃至Pn-1 によって構成されるものとし、
パケットP0 乃至Pn-1 の順にデパケット化して復号化
することにより元の映像信号及び音声信号を復元するこ
とができるものとする。
【0039】図2のタイミングT1 において端末Aから
データ要求が発生するものとすると、図2(a)に示す
ように、タイミングT1 の直後において、通信路5に宛
先Aが付加されたパケットP0 ,P1 ,…が転送され
る。
【0040】端末Aの端末装置R1 は、通信路5を流れ
るパケットのうち、宛先Aのパケットを受信する。これ
により、図2(b)に示すように、パケットP0 ,P1
,…が順次受信される。この場合には、端末装置R1
の切換器12は端子aを選択しており、インターフェース
6からのパケットは切換器12を介して復号化回路13に供
給される。
【0041】パケットP0 ,P1 ,…は、図2(c)に
示すように、復号化回路13によって、順次デパケット化
されて元の符号化データに戻された後復号化される。こ
うして、復号化回路13からは指定した番組の映像信号及
び音声信号が出力され、番組の視聴が行われる。
【0042】ここで、端末Aが受信中の伝送番組の途中
のパケットPi-1 の転送直後のタイミングT2 におい
て、同一番組の配送を要求するデータ要求が例えば端末
Bの端末装置R2 から発生するものとする。このデータ
要求は通信路5を介して番組データ配送装置1に供給さ
れる。
【0043】番組データ配送装置1のサーバ10は、記憶
装置2に端末Aに配送中の伝送番組の符号化データを継
続して読出させると共に、この番組の先頭に対応する符
号化データを同時に読出させる。記憶装置2からの符号
化データはパケット化回路3においてパケット化されて
宛先指定回路4に与えられる。即ち、この場合には、パ
ケット化回路3からは、パケットPi ,Pi+1 ,…とパ
ケットP0 ,P1 ,…とが同時に出力されることにな
る。
【0044】本実施の形態においては、宛先指定回路4
は新たなデータ要求直後に引き続き伝送する番組の複数
宛先パケットPi ,Pi+1 ,…に宛先Aと端末Bを指定
するための宛先Bとを付加する。また、宛先指定回路4
は、新たなデータ要求直前までに伝送された番組の再転
送パケットP0 ,P1 ,…に宛先Bを付加する。宛先指
定回路4は、複数宛先パケットと再転送パケットとを交
互に時分割に通信路5に送出する。
【0045】こうして、図2(a)に示すように、通信
路5には宛先として端末A,Bが指定された複数宛先パ
ケットPi ,Pi+1 ,…と宛先として端末Bのみが指定
された再転送パケットP0 ,P1 ,…とが時分割に転送
される。即ち、通信路5にはパケットPi ,P0 ,Pi+
1 ,P1 ,…が流れる。
【0046】端末Aの端末装置R1 は、宛先Aが付加さ
れているパケットPi ,Pi+1 ,…を順次受信する(図
2(a))。端末装置R1 の切換器12は常に端子aを選
択しており、受信パケットは切換器12を介して復号化回
路13に与えられる。こうして、図2(c)に示すよう
に、パケットPi ,Pi+1 ,…は順次デパケット化され
て復号化され、映像信号及び音声信号が復元される。こ
れにより、端末Aの図示しない表示画面上において、伝
送された番組を継続して視聴することができる。
【0047】一方、端末Bの端末装置R2 は、通信路5
を流れているパケットのうち、宛先Bが付加されている
パケットを受信する。即ち、図2(d)に示すように、
端末装置R2 はパケットPi ,P0 ,Pi+1 ,P1 ,P
i+2 ,P2 ,…を順次受信する。端末装置R2 は受信し
たパケットのうち番組時間が後のパケットPi ,Pi+1
,…については、記憶装置11に与えて記憶させる。ま
た、端末装置R2 は番組時間が先行するパケットP0 ,
P1 ,P2 ,…については、切換器12の端子aを介して
復号化回路13に供給する。
【0048】復号化回路13は、図2(e)に示すよう
に、入力されたパケットP0 ,P1 ,…を順次デパケッ
ト化して復号化する。こうして、端末Bの図示しない表
示画面上において、伝送された番組を先頭から視聴する
ことができる。
【0049】ここで、タイミングT3 において、再転送
パケットPi-1 までの転送が終了するものとする。端末
装置R2 の復号化回路13は、図2(e)に示すように、
伝送されたパケットPi-1 のデパケット化及び復号化を
行う。一方、このタイミングT3 においては、端末装置
R2 の記憶装置11には、パケットPi 乃至P2i-1が記憶
されている。即ち、番組の復元に必要なパケットPi 乃
至P2i-1は記憶装置11に記憶され、以後のパケットP2i
,P2i+1 ,…は複数宛先パケットとして伝送されてく
るので、記憶装置11は以後複数宛先パケットを記憶しな
がら、既に記憶されているパケットを時間順に読出して
出力すればよい。換言すると、番組データ配送装置1は
以後再転送パケットを伝送する必要はない。
【0050】即ち、タイミングT3 後において複数宛先
パケットP2i,P2i+1 ,…が転送されると、端末装置
R2 は、図2(d)に示すように、これらのパケットを
順次受信して記憶装置11に記憶させると共に、記憶装置
11に記憶されているパケットPi ,Pi+1 ,…を順次読
出して切換器12を介して復号化回路13に出力する。つま
り、タイミングT3 以降は端末装置R2 の切換器12は常
に端子bを選択すればよい。
【0051】復号化回路13は、順次入力されるパケット
をデパケット化して復号化し、映像信号及び音声信号を
出力する。こうして、端末装置R2 においても、伝送さ
れた番組を継続して視聴することができる。
【0052】なお、端末A,Bに対するデータ転送は、
図2(a)に示すように、タイミングT4 において同時
に終了する。端末Bにおいては、タイミングT4 以降
は、記憶装置11に記憶されているパケットに基づいて、
番組を視聴する。
【0053】このように、本実施の形態においては、複
数の端末装置のデータ要求に対する同一番組のデータ転
送時間が重複する場合には、一連の番組データのうちデ
ータ転送時間の重複後に転送すべきデータについては、
データ要求があった全端末を指定する宛先を付加して伝
送すると共に、データ転送時間の重複前にデータ転送を
受けていない端末については一連の番組データのうちデ
ータ転送時間の重複前に転送すべきデータにその宛先を
付加して伝送する。
【0054】端末装置においては、番組時間が異なるデ
ータが同時に受信された場合には、時間順で前のデータ
を番組の視聴に用いると共に、時間順で後のデータにつ
いては、一旦記憶装置に記憶させておくことにより、一
連の番組データを連続的に得て番組の視聴を可能にして
いる。
【0055】同一番組を複数の端末に配送する場合に、
複数の宛先を付すことにより、重複した番組データの伝
送量を最小にすることができ、通信路の利用効率を向上
させることができる。また、データ要求直後に、要求さ
れた番組の視聴に必要なパケットを再転送パケットとし
て伝送しており、データ要求後の短時間で番組を視聴す
ることができる。
【0056】なお、宛先指定回路4は、復号化順を考慮
して、先頭のパケットから順に送出したが、送出するパ
ケット順は特に限定されるものではない。なお、番組デ
ータ配送装置1は、所定のデータを送出する時点におい
て、このデータを必要とする端末装置の全て又は一部を
宛先に指定したデータ転送を行ってもよい。
【0057】また、各端末装置の記憶装置の容量が大き
く、且つ、通信路の伝送容量に余裕がある場合には、再
転送パケットを比較的短時間に伝送してもよい。この場
合には、再転送パケットを記憶する記憶装置に記憶され
るパケットの容量は大きくなるが、通信路において再転
送パケットと複数宛先パケットとの2種類のパケットを
伝送する時間が短時間となり、データ要求数が増加した
場合等に対応することが可能となる。
【0058】ところで、宛先指定回路4においては、各
パケットに各端末を示す宛先を付加する方法を採用し
て、複数の端末に伝送するパケットについては、複数の
宛先を付加することにより、データ要求を発した端末に
対するデータ伝送を可能にしていた。しかし、通信路5
に接続される端末数が多い場合には、各パケットに付加
する宛先のビット数が大きくなってしまう。
【0059】そこで、宛先指定回路4において、伝送す
るパケット毎にIDを設定すると共に、各端末が受信す
べきパケットのIDを示すデータをサーバから送出する
方法を採用してもよい。図3はこの場合におけるデータ
転送を説明するための説明図である。図3(a)乃至
(e)は夫々図2(a)乃至(e)に対応する。また、
図3において、配送するパケット、配送する端末及び転
送タイミング等は図2と同一である。
【0060】図3(a)に示すように、端末Aに配送す
るパケットP0 乃至Pi-1 については、パケットIDと
して1が設定されている。サーバからは端末Aの端末装
置R1 においてパケットIDが1のパケットを受信すべ
きことを示すデータも転送される(図示省略)。タイミ
ングT2 において端末Bからデータ要求が発生すると、
上述した複数宛先パケットに相当するパケットPi ,P
i+1 ,…には、パケットIDとして2が設定される。ま
た、サーバからは端末A,Bの端末装置R1 ,R2 がパ
ケットID2のパケットを受信すべきことを示すデータ
も転送される。更に、上述した再転送パケットに相当す
るパケットP0 乃至Pi-1 にはパケットIDとして3が
設定される。そして、端末Bの端末装置R2 にはパケッ
トID3のパケットを受信すべきことを示すデータも転
送される。
【0061】図3(b)乃至(e)と図2(b)乃至
(e)との比較から明らかなように、この例において
も、図2と同様に、端末A,Bにおいて、データ要求直
後から番組の視聴が可能である。また、この場合におけ
る通信路5の利用効率もパケット数では図2と同様であ
る。
【0062】更に、宛先指定回路4において、各パケッ
トに番組毎のIDを設定し、各端末が受信すべき番組の
IDを示すデータをサーバから送出する方法を採用して
もよい。図4はこの場合におけるデータ転送を説明する
ための説明図である。図4(a)乃至(e)は夫々図2
(a)乃至(e)に対応する。また、図4において、配
送するパケット、配送する端末及び転送タイミング等は
図2と同一である。
【0063】図4(a)に示すように、端末A及び端末
Bに配送するパケットは、いずれも同一番組に基づくも
のであり、各パケットには番組のID1が付加されてい
る。
【0064】最初に転送されるパケットP0 乃至Pi-1
は、番組IDとして1が設定されており、端末Aの端末
装置R1 は通信路5に流れるパケットのうち番組IDが
1のパケットを受信する。
【0065】タイミングT2 において端末Bからデータ
要求が発生すると、上述した複数宛先パケットに相当す
るパケットPi ,Pi+1 ,…と再転送パケットに相当す
るパケットP0 乃至Pi-1 とが交互に伝送される。これ
らのパケットには番組IDとして1が設定されている。
【0066】端末Aの端末装置R1 は、図4(b)に示
すように、連続して伝送されるパケットP0 ,P1 ,…
を順次受信する。また、端末Bの端末装置R2 は、図4
(d)に示すように、タイミングT2 以降に伝送される
パケットPi ,Pi+1 ,…とパケットP0 ,P1 ,…と
を順次受信する。
【0067】そして、端末装置R1 ,R2 は、図4
(c),(e)に示すように、パケットP0 ,P1 ,…
を順次復号化する。図4(b)乃至(e)と図2(b)
乃至(e)との比較から明らかなように、この例におい
ても、図2と同様に、端末A,Bにおいて、データ要求
直後から番組の視聴が可能である。また、この場合にお
ける通信路5の利用効率もパケット数では図2と同様で
ある。
【0068】このように、これらの例においても図2と
同様の効果を得ることができる。即ち、従来例に比して
通信路を有効に活用することができ、同一容量の通信路
を用いて、同時に発生するデータ要求の処理能力を向上
させることができると共に、高速な伝送処理が可能とな
る。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、同
一番組に対するデータ要求があった場合には、データ要
求数に対してデータ伝送量を抑制することにより、通信
路の利用効率を向上させることができるという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る番組データ配送装置及び受信装置
の一実施の形態を示すブロック図。
【図2】実施の形態の動作を説明するための説明図。
【図3】実施の形態の動作を説明するための説明図。
【図4】実施の形態の動作を説明するための説明図。
【図5】従来例におけるデータ転送を説明するための説
明図。
【符号の説明】
1…番組データ配送装置、2…記憶装置、3…パケット
化回路、4…宛先指定回路、5…通信路、10…サーバ、
R1 〜Rm …端末装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 番組データを記憶する送信側記憶手段
    と、前記送信側記憶手段からの番組データをパケット化
    することにより通信路に送出するパケットを作成するパ
    ケット化手段と、 同一番組についての複数のデータ要求に対する前記通信
    路へのパケット送出時間が重複する場合には、パケット
    送出時間が重複する直前までに送出したパケットに続く
    パケットをデータ要求に対応する複数の配送先に順次送
    出すると共に、パケット送出時間が重複する前に送出さ
    れたパケットをデータ要求に対応する複数の配送先のう
    ち配送を受けていない配送先に順次送出する配送先指定
    手段とを具備したことを特徴とする番組データ配送装
    置。
  2. 【請求項2】 前記配送先指定手段は、前記パケットを
    配送すべき配送先を示す情報を前記パケット化手段から
    のパケットに付加して通信路に送出することを特徴とす
    る請求項1に記載の番組データ配送装置。
  3. 【請求項3】 前記配送先を示す情報は、前記通信路に
    接続された端末を一義的に指定するものであることを特
    徴とする請求項2に記載の番組データ配送装置。
  4. 【請求項4】 前記配送先を示す情報は、前記パケット
    毎に設定された識別子であり、 前記配送先指定手段は、前記配送先に対応した前記識別
    子の情報を配送することを特徴とする請求項2に記載の
    番組データ配送装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1乃至4のいずれか1つに記
    載の番組データ配送装置から前記通信路を介して伝送さ
    れたパケットのうち前記データ要求に基づいて配送され
    た番組時間が異なるパケットを同時に受信可能な受信手
    段と、 この受信手段が受信した番組時間が異なるパケットのう
    ち時間順で後のパケットを記憶する受信側記憶手段と、 前記受信手段が受信した番組時間が異なるパケットのう
    ち時間順で前のパケットと前記記憶手段に記憶されたパ
    ケットとに基づく一連のパケットを用いて番組の視聴を
    行う視聴処理手段とを具備したことを特徴とする受信装
    置。
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