JPH09236672A - 物体検知装置 - Google Patents

物体検知装置

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JPH09236672A
JPH09236672A JP8078629A JP7862996A JPH09236672A JP H09236672 A JPH09236672 A JP H09236672A JP 8078629 A JP8078629 A JP 8078629A JP 7862996 A JP7862996 A JP 7862996A JP H09236672 A JPH09236672 A JP H09236672A
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喜信 矢口
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輝行 谷口
Hisayoshi Tamura
久良 田村
Katsutoshi Kawano
勝利 川野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な構成にて信頼性の高い物体検知を可能
とする。 【解決手段】超音波センサ1の検知範囲Aを内包する検
知範囲Bを有する焦電型赤外線センサ2の人体検知出力
の後に超音波センサ1による人体検知を行うため、静止
した人体検知には不向きという焦電型赤外線センサ2、
人体か、物品か判別できないという超音波センサ1のそ
れぞれの欠点を補った人体検知が行える。また、体が存
在しない場合に超音波センサ1の出力状態を示す情報と
RAM3の情報とが相違する場合にRAM1の情報を更
新するので、検知範囲A内の物品の配置が変わっても正
確な検知が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は物体検知装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】現在、各種のセンサを用いて室内等にお
ける人の存在を判定し、これに基づいて室内に人が存在
するときに照明等の室内設備作動させる装置がある。
【0003】このような装置においては、焦電型赤外線
センサを用いた物体検知装置を用いるものがある。焦電
型赤外線センサは、周知のとおり、検知範囲内の人体の
進入または検知範囲内での人体の動作により生ずる検知
範囲内の熱移動を赤外線変化として検知するものであ
る。このため、そのままでは静止状態の人体を検知する
ことはできないため、チョッパによって赤外線受光部の
前を断続的に遮り、赤外線変化を積極的に起こすことに
よって静止状態の人体等を検知可能としている。
【0004】また、超音波センサを用いた物体検知装置
もある。これは、検知範囲内を超音波によりスキャン
し、所定の状態と異なる状態を検出したときに物体の存
在を検出するものである。このため、検知範囲において
人体が静止状態にあっても不具合無く検知することが可
能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、焦電型
赤外線センサを用いたものでは、チョッパを用いたもの
であっても、検知範囲内またはチョッパの温度状態によ
っては、受光面に入射する赤外線変化幅が変動し、例え
ば、人体の余熱を検知したり、静止状態の人体を検知で
きなくなったりと、動作が不安定となる。すなわち、上
記のような照明装置を制御する場合では、人体が静止す
ると誤動作により照明が消灯することとなる。また、チ
ョッパを常時駆動させるため、消費電力の増加を招く。
【0006】また、超音波センサを用いたものでは、検
知範囲内にある物体が人体であるか否か判定することが
できない。このため、検知範囲内の設備の配置を変えた
場合でも検知出力を生じる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解消するた
めに、本発明では、第1の検知範囲を有する超音波セン
サと、第1の検知範囲を内包する第2の検知範囲を有す
る焦電型赤外線センサとを設け、これら超音波センサお
よび焦電型赤外線センサの出力に基づいて人体等の物体
の検知を行う。このため、静止状態にある物体を検知で
きないという焦電型赤外線センサの欠点は超音波センサ
を用いることで解消できる。
【0008】また、第1の検知範囲内に人体等の物体が
存在しない状態における超音波センサの出力状態を表す
情報を記憶手段に記憶し、この情報と超音波センサの出
力とを比較して第1の検知範囲内における物体の存在を
判定する。これとともに、各センサの出力に基づいて物
体が第1の検知範囲に存在しないと判定した状態におい
て、上記超音波出力に基づく第1の検知範囲内の状態を
表す情報と上記記憶手段に記憶されている情報とを比較
して両者に相違があるときに上記記憶手段の情報を更新
する。このため、超音波センサの検知対象の特定が難し
いことによる不具合を解消することができる。例えば、
第1の検知範囲内に検知対象としての上記物体以外の物
体が置かれても、第1の検知範囲内における物体の存在
の有無の判定は、検知対象外の物体をバックグラウンド
として含んだ記憶手段内の新たな情報に基づいて行うの
で、常に検知対象としての物体のみに対して判定が行わ
れる。
【0009】また、第1の検知範囲内における物体の存
在を判定する際、超音波センサによる観測を行う都度、
第1の検知範囲の状態を表す情報を前回の観測の際の当
該情報と比較して両者の相違を判定し、かつ、記憶手段
の情報と超音波センサの上記情報とを比較して両者の相
違を判定して上記物体の存在を判定する。これにより、
超音波センサのみでも上記物体を動的に捕らえることを
可能とし、物体検知精度を上げる。
【0010】また、第1の検知範囲内の状態を表す情報
を、超音波センサの複数回の検知動作分の平均から得る
ことにより、不安定な反射を示す物体からの反射波が上
記情報に与えるノイズを抑える。
【0011】
【発明の実施の形態】第1の検知範囲を有する超音波セ
ンサと、第1の検知範囲を内包する第2の検知範囲を有
する焦電型赤外線センサと、人体等の物体が第1の検知
範囲に存在しない状態における超音波センサの出力状態
を表す情報を記憶する記憶手段と、上記赤外線センサお
よび上記超音波センサからの上記物体の検知出力に応答
して負荷の制御出力を発生する第1の制御手段と、上記
第1の制御手段からの上記制御出力が停止している状態
において、上記超音波センサの出力に基づく第1の検知
範囲内の状態を表す情報と上記記憶手段に記憶されてい
る情報とを比較して両者に相違があるときに上記記憶手
段の情報を更新する第2の制御手段とを具備する物体検
知装置を構成する。
【0012】上記第1の制御回路は、上記赤外線センサ
の検知出力に応答して上記制御出力を一定時間発すると
ともに、上記赤外線センサの出力が途絶えるとともに上
記制御出力が発生している間上記超音波センサを作動さ
せ、上記記憶手段の情報と上記超音波センサの検知出力
とを比較して第1の検知範囲内における上記物体の存在
を判定し、この判定出力と上記赤外線センサの検知出力
に応答して上記制御出力をリトリガブルに発生させ、上
記赤外線センサの検知出力が所定時間以上途絶えた場合
には上記制御出力を停止させることが好ましい。
【0013】上記第1の制御手段は、上記赤外線センサ
の検知出力に応答して上記制御出力を一定時間発すると
ともに、上記赤外線センサの出力が途絶えるとともに上
記制御出力が発生している間上記超音波センサを作動さ
せ、超音波センサにより第1の検知範囲を繰り返し観測
し、観測の都度現在の観測により得られた第1の検知範
囲内の状態を表す情報とその前の観測により得られた当
該情報とを比較して相違を判定して第1の判定出力を発
生し、この第1の判定出力または上記赤外線センサの検
知出力に応答して上記制御出力をリトリガブルに発生さ
せ、所定時間以上上記判定出力または検知出力がない場
合には上記制御出力を停止させ、また、上記記憶手段の
情報と上記超音波センサの出力とを比較し両者の相違を
判定して第2の判定出力を発生し、第2の判定出力が特
定時間以上発生しないおりには第1の検知範囲内におい
て上記物体が存在しないと判定して上記制御出力を停止
させることも好ましい。
【0014】ここで、第1の検知範囲内の状態を表す上
記情報は、超音波センサの複数回の検知動作分の出力の
平均から得ることも好ましい。
【0015】
【実施例】次に本発明の一実施例の物体検知装置につい
て説明する。本例はトイレに設置する物体検知装置に関
するものであり、トイレ内の人の存在、不在に応じて照
明装置、換気装置を制御するものである。図1は本例の
構成を示す説明図である。
【0016】同図aにおいて、1は超音波センサであ
り、図示しないが、超音波信号を送信する送信部と検知
範囲の物体にて反射された反射波を受信する受信部とを
備える。また、超音波センサ1は図1bに示すようにト
イレの天井に設置して通常人が静止するであろう位置、
例えば便座に対応した検知範囲Aを有する。ここでは、
床面から2.4mの天井に設置されており、天井から
1.9m下までの便座外周を含む範囲を検知範囲Aとし
てある。
【0017】2は焦電型赤外線センサであり、検知範囲
Aを内包する検知範囲Bを有し、検知範囲B内の人体を
赤外線変化として検知する。ここで、焦電型赤外線セン
サ2は超音波センサ1と並んで配置され、検知範囲Bは
トイレの床面をほぼ覆うものとしてある。図示しないが
焦電型赤外線センサ2はその受光面をフレネルレンズま
たは複数の異なる面からなるフードで覆う等して検知範
囲Bを複数のエリアに分割しており、これらの各エリア
を人が通過する毎に検知出力を発するように構成してあ
る。このため、検知範囲B内で人が動く間検知出力を発
生する。
【0018】3は記憶手段としてのRAMであり、人体
等の物体が検知範囲Aに存在しない状態における超音波
センサ1の出力状態を表す情報を記憶する。
【0019】4は制御回路であり、焦電型赤外線センサ
2および超音波センサ1からの物体の検知出力に応答し
て後述する照明装置、換気装置の制御出力を発生する第
1の制御部40を備える。これとともに、上記制御出力
が停止している状態において、超音波センサ1の出力に
基づく検知範囲A内の状態を表す情報とRAM3に記憶
されている情報とを比較して両者に相違があるときにR
AM3の情報を更新する第2の制御部41を備える。第
1、第2の制御部40、41はソフト処理に置換え可能
である。
【0020】5、6はそれぞれ照明装置、換気装置であ
り、上記制御出力に応答するリレー回路50、60の閉
成により、交流電源7からの電力供給を受けて作動す
る。
【0021】8は電源回路であり、交流電源7から直流
電源電圧を発生し、照明装置5、換気装置6を除くすべ
ての回路要素に供給する。
【0022】9は動作設定回路であり、後述するフラグ
の保持時間を設定したり、各センサの感度調整等を行
う。
【0023】次に本例の動作について説明する。
【0024】まず、超音波センサ1を用いた人体検知に
ついて述べる。この検知方法は、検知範囲Aにおいて人
体が不在の状態と存在する状態との超音波センサ1の受
信信号の相違を検知してこれを人体の検知出力とするも
のである。まず、人体が検知範囲Aに存在しない状態に
おける超音波センサの出力状態を表す情報をRAM3に
記憶する。ここでは、超音波信号を送信し、検知範囲内
の物体から反射された超音波信号の受信パターンを、超
音波の送信開始を時間軸の原点として各タイミング毎の
パルスハイトをRAM3に納める。なお、原点は適宜に
オフセット可能である。超音波センサ1と反射物との位
置関係はこの超音波信号の受信タイミングにより決定で
きる。例えば、超音波センサ1から0.1mの位置に反
射物があれば、送信開始から0.588mS程で反射波
が受信される。すなわち、検知範囲Aにおける反射物の
位置関係により受信パターンが定まり、RAM3はこの
パターンを記憶する。例えば図2のAでは、超音波セン
サ1から0.45mおよび0.75m付近に反射物が存
在していることがわかる。なお、便宜上、同図において
スケールaにおいては超音波信号の送信タイミングを原
点にとった時間軸上のタイミング(ms)を上に示し、
反射波の受信タイミングに対応した反射物までの距離
(m)を下に示してある。この状態において、身長1.
70mの人が超音波センサ1の下で静止すると超音波セ
ンサ1からは図2のBに示すようなパターンが得られ
る。制御回路4では、第1の制御部40の制御に従いR
AM3を読み、RAM3に記憶された図2のAのパター
ンと、超音波センサ1から出力される図2のBのパター
ンとを比較し、これらのパターンの相違が所定の許容範
囲を越えたときに検知範囲A内に人体が存在すると判定
する。以上の動作により検知範囲A内の人体検知が行わ
れる。なお、制御回路4ではこの判定の誤差を少なくす
るために超音波信号を数回受信してこれらの論理積を取
って得られる受信パターンとRAM3の受信パターンと
を比較処理するようにしてある。また、RAM3の内容
は後述するように検知範囲Aの状態に応じて更新され
る。
【0025】次に本例の全体の動作について図3のフロ
ーチャートおよび図4のタイミングチャートを参照しな
がら説明する。
【0026】まず、トイレに人がいない状態から、人が
トイレに入室し、検知範囲B、検知範囲Aに順次移動し
た場合について述べる。
【0027】焦電型赤外線センサ2は常時作動してお
り、制御回路4は検知出力の有無を判定している(ステ
ップa)。ここで、人がトイレに入室して検知範囲Bに
入ると、図4のAのハイレベルに示すように焦電型赤外
線センサ2から検知出力が発生する。これを受けた制御
回路4は、図4のBのハイレベルに示すように人体検知
中を示すフラグをオンとする(ステップb)。このフラ
グは所定の期間保持される。つまりこの期間は、人体が
静止したり、また、人体が動いているにもかかわらず人
体の予熱等により赤外線変化が僅かになるなどし、人体
が検知範囲B内に人が存在するにもかかわらず焦電型赤
外線センサからの検知出力が途絶えた場合に、早計に人
体が検知範囲Bから離れたと判定しないようにするため
のものであり、焦電型赤外線センサ2の次の検知出力が
発生するまで待機させるものである。この期間は適宜に
設定可能であり、ここでは1分程度に設定する。なお、
検知範囲Bを検知範囲Aを内包するように定めたのは、
超音波センサ1を用いた人体検知では人体とそれ以外の
物体(以下、物品)との判別が難しいからである。すな
わち、焦電型赤外線センサ1により選択的に人体を検知
した後、超音波センサ1を用いるようにしたので、超音
波センサ1の出力により検知されるものが人体である可
能性が高くなり、誤動作の可能性を低くできるのであ
る。さて、焦電型赤外線センサ2の検知出力とともに上
記フラグがオンとなると、制御回路4は制御信号を発生
し、この制御信号によりリレー回路50、60を閉成さ
せて照明装置50、換気装置60を作動させる(ステッ
プc)。次に再びステップa以降の動作を繰り返し行
う。この間、上記フラグはリトリガブルにオンとされ
る。
【0028】ここで、人が検知範囲B内で静止する等し
て焦電型赤外線センサ2の検知出力が途絶えた場合、超
音波センサ1による人体検知が次のように行われる。ま
ず、ステップaにより人体が検知されないと判定された
ことを受けて上記フラグがオンであるか否か判定する
(ステップd)。ここではフラグがオンであるので図4
のCのハイレベルに示すように超音波センサ1を作動さ
せて、上述したようにRAM3の内容と超音波センサ1
の出力とに基づいて検知範囲A内に人体が存在するか否
か判定する(ステップe)。ここで、超音波センサ1よ
り人体が検知されない場合、すなわち、人がまだ検知範
囲Bにいる等の場合、フラグをオンに保持する期間が終
了したか否か判定する(ステップf)。すなわち、検知
範囲Aに人体が存在せず、しかも所定時間以上焦電型赤
外線センサ2から検知出力が発生されない場合は人が検
知範囲Bの外、すなわち、トイレから退室したと判定す
るためである。ここで、上記期間は終了していないとす
ると、再びステップaの動作を繰り返す。例えば、人が
検知範囲Bから検知範囲Aに向かい移動する間、以上の
動作が繰り返され、フラグは焦電型赤外線センサ2から
検知出力が生じる度に更新され、焦電型赤外線センサ2
の検知出力が途絶える度に超音波センサ1が作動され
る。
【0029】ここで、人が検知範囲A内に入って静止す
ると、焦電型赤外線センサ2からの検知出力が途絶え、
超音波センサ1が作動され、人体を検知する(ステップ
e)。図4のDのインパルスdのように検知される。こ
の検知に対しても上記フラグはリトリガブルにオンされ
る。次に前回の焦電型赤外線センサ2の検知出力から2
分以上経過したか否、すなわち、超音波センサ1のみに
より2分以上人体を検知したか判定する(ステップ
g)。この2分という期間は次のような理由で設けられ
ている。つまり、検知している物体が人であるか物品で
あるか判定するための期間である。すなわち、人を検知
しているのであれば、2分間の間には何らかの動作を行
い、それにともなって焦電型赤外線センサ2から検知出
力が生じるものと仮定し、もし2分以上、超音波センサ
2のみにより人体を検知したとされる場合では、人体以
外の物品を検知しているものと判定する。これにより、
人体以外の物品により人体を検知したとされることを避
けるためのものである。ここでこの期間は2分に限らず
適宜に決定可能である。ステップgにて2分以上経過し
ていないと判定されるとステップa以降の動作が繰り返
し行われる。
【0030】次に人がトイレから退室する場合、すなわ
ち、検知範囲A、Bから人がいなくなる場合について述
べる。
【0031】まず、検知範囲Aで静止した状態の人がこ
こから離れると、その動作により焦電型赤外線センサ2
の検知出力が発生(ステップa)する。ここで、人が検
知範囲Bからも離れると焦電型赤外線センサ2の出力は
途絶える。これを受けて上記フラグがオンであることを
確認し(ステップd)、超音波センサ2を作動させ、検
知範囲A内に人体がないことを確認する(ステップ
e)。次に上記フラグをオンに保持する期間が終了した
か判定する(ステップf)。この動作を繰り返し行い、
ステップfにて上記フラグをオンに保持する期間が終了
すると上記制御信号の発生を停止し、リレー回路50、
60を開成させて照明装置50、換気装置60の動作を
停止させる(ステップh)。これととともに、上記フラ
グはオフとされる(ステップi)。なお、人が検知範囲
Aを離れる際でも、人体の予熱等によって焦電型赤外線
センサ2から検知出力が発生しない場合があるが、この
ような場合であってもステップa、d、e、fの動作を
繰り返すことにより、人がトイレから退室したことを正
しく判定できる。
【0032】次に人がトイレから退出した後の動作につ
いて述べる。
【0033】この場合、ステップaにおいて焦電型赤外
線センサ2からの検知出力が無いことを確認し、ステッ
プdにおいて上記フラグのオフを確認する。次に人体検
知がなされていない期間が3分以上となったか否か確認
する(ステップj)。ここで3分以上経過していない場
合は再びステップaからの動作を繰り返し行う。ここ
で、3分以上経過していると判定された場合は、超音波
センサ1を作動させ、この出力に基づく検知範囲A内の
状態を表す情報とRAM3に記憶されている情報とを比
較して両者に相違があるときにはRAM3の情報を更新
する(ステップk)。すなわち、このときの超音波セン
サ1の出力を表す情報を人体等の物体が第1の検知範囲
に存在しない状態における超音波センサの出力状態を表
す情報としてRAM3に記憶するのである。ステップk
の動作を終了すると再びステップa以降の動作を繰り返
し行い、人が再びトイレに入室するか否か判定するので
ある。ここで、RAM3の内容を更新する理由は次の通
りである。すなわち、超音波センサ1による人体検知
は、超音波センサ1の出力に基づく検知範囲A内の状態
を表す情報と、RAM3に記憶されている情報とを比較
することにより行われている。このため、例えば、人が
トイレに何らかの物品を残して退室すると、物品の存在
によって超音波センサ1の出力状態を示す情報がRAM
3の情報と異なり、人体が存在すると判定してしまうと
いう誤動作が起こる場合がある。この誤動作は超音波セ
ンサでは人体と物品とを判別できないことに起因する。
本例では、例えば、トイレに入った人が検知範囲A内に
何らかの物品を残したり、検知範囲A内の物品の配置を
変更しても、RAM3の情報は、上記ステップkの動作
により残された物品等をバックグラウンドとして含んだ
新たな情報に更新されるのである。このため、検知範囲
A内における人体の存在の有無の判定はこの新たな情報
に基づいて行われるため、常に人体のみに対して判定が
行うことができ、上記誤動作を避けることができる。な
お、上述したように超音波センサ1のみによって一定時
間人体の検知が行われた場合、上記フラグをオフとする
ようにして人体と物品との判別を行うことも有効ではあ
るが、この対処は、物品が持ち込まれた時のみに有効な
手段である。すなわち、一度物品が残されると次回から
は、超音波センサ1が作動されるだけで、物品を人体と
して謝って検知してしまうこととなる。この点において
もRAM3の情報を更新することは効果的である。
【0034】上記実施例ではトイレの照明装置、換気装
置を制御するものについて述べたが、本発明はこれに限
るものではなく、病院のベッドの人体検知装置等に応用
することができる。この他超音波センサを用いているた
め、検出対象の大小判定も可能であるため、物流管理用
の物体検知装置としても応用可能である。
【0035】次に本発明の他の実施例について説明す
る。本例は、第1の検知範囲内における物体の存在を判
定する際、超音波センサによる観測を行う都度、第1の
検知範囲の状態を表す情報を前回の観測の際の当該情報
と比較して両者の相違を判定し、かつ、記憶手段の情報
と超音波センサの上記情報とを比較して両者の相違を判
定して上記物体の存在を判定することにより、超音波セ
ンサのみでも上記物体を動的に捕らえることを可能と
し、物体検出精度を上げるものである。また、第1の検
知範囲内の状態を表す上記情報を超音波センサの複数回
検知動作分の出力の平均から得ることにより、不安定な
反射を示す物体からの反射波が上記情報に与える影響を
抑えるものでもある。特に上記記憶手段に記憶された情
報はバックグラウンドとして安定したものが得られる。
【0036】本例の構成は図5に示すとおりである。同
図において、図1における番号と同じ番号にて示したも
のは同じ構成要素を示してある。10は制御回路であ
り、第1の制御手段としての第1の制御部11と第2の
制御手段としての第2制御部12を備える。すなわち、
図1に示した物体検知装置において制御回路4に代わり
制御回路10を設けたものであり、その他の構成要素は
同じものであり、また、設置場所、各センサの検知範囲
も同じものとする。
【0037】次に本例の動作について、図6、7のタイ
ミングチャートおよび図8のフローチャートを参照しな
がら説明する。
【0038】まず、検知範囲A、Bに人がいないものと
して述べる。まず、この人のいない状態において超音波
センサ1の出力状態を表す信号を記憶する(ステップa
2)。ここでは、超音波センサ1により検知範囲Aを複
数回、例えば、100回検知動作する。ここで、検知動
作の時間間隔は30msである。第2の制御部12は各
回の検知動作における超音波信号の受信パターンを平均
して得られたパターンを超音波センサ1の出力状態を表
す信号としてRAM3に記憶する。このため、検知範囲
A内に不安定な反射を示す物体が存在した場合でも、受
信パターンに含まれるそのような不安定な反射波は相殺
され、RAM3に記憶された信号は安定したものとな
る。ここでは、例えば図6のAに示すようなパターンが
記憶される。なお、この処理に要される検知動作回数は
上述のものに限るものではない。なお、ステップa2の
処理については、ここでは初期設定の際検知範囲A、B
に人がいないとして行われるが、後述するように上述の
実施例と同様に超音波センサ1、焦電型赤外線センサ2
を用いて検知範囲に人がいないとされたおりにも同様の
処理が行われる。
【0039】次に人がトイレに入室し、検知範囲B、検
知範囲Aに順次移動した場合について述べる。
【0040】焦電型赤外線センサ2は常時作動してお
り、制御回路4(第1の制御部11)は検知出力の有無
を判定している(ステップb2)。ここで、人がトイレ
に入室して検知範囲Bに入ると、図7のAのハイレベル
に示すように焦電型赤外線センサ2から検知出力が発生
する。これを受けた制御回路10は、図7のBのハイレ
ベルに示すように人体検知中を示すフラグをオンとする
(ステップc2)。このフラグは上記実施例と同様に所
定の期間保持される。ここでは2分程度に設定する。さ
て、焦電型赤外線センサ2の検知出力とともに上記フラ
グがオンとなると、制御回路10は制御信号を発生し、
この制御信号によりリレー回路50、60を閉成させて
照明装置50、換気装置60を作動させる(ステップd
2)。次に再びステップb2以降の動作を繰り返し行
う。この間、上記フラグはリトリガブルにオンとされ
る。
【0041】ここで、人が検知範囲B内で静止する等し
て焦電型赤外線センサ2の検知出力が途絶えた場合、超
音波センサ1による人体検知が次のように行われる。ま
ず、ステップb2により人体が検知されないと判定され
たことを受けて上記フラグがオンであるか否か判定する
(ステップe2)。ここではフラグがオンであるので、
検知範囲Aを超音波センサ1により観測する。すなわ
ち、図7のCのハイレベルに示すように超音波センサ1
を作動させる。詳しくは後述するが、ここで、超音波セ
ンサ1を繰り返し検知動作させ、得られる受信パターン
を平均して検知範囲Aの状態を表す情報とする。次に、
第1の制御部11は、ここで得られた情報を前回の観測
で得られた情報と比較する(ステップf2)。ここで、
両者に相違があれば、判定出力を発生し、超音波センサ
1により人体検知時間の計時を開始する(ステップg
2)。なお、ここでは1回目の観測であって前回の情報
はないとすると判定出力は発生しない。なお、初期値と
比較して判定出力を生じるようにしても良い。次に、第
1の制御部11は現在の検知範囲Aの状態を表す情報を
図示しないRAMに記憶する(ステップh2)。次に、
現在の検知範囲Aの状態を表す情報と、RAM3に記憶
した情報とを比較する(ステップi2)。ここでは、人
体検知範囲B内にとどまっていて検知範囲Aに人がいな
いので両者の相違がなく、検知範囲Aから人が離れたと
して、フラグをオンに保持する期間が終了したか否か判
定する(ステップj2)。検知範囲Aに人がいないとさ
れた場合では、フラグをオンに保持する保持期間(2
分)はリレー回路50、60を無条件に保持する期間で
あり、例えば、ステップi2の処理の際、相違無しでセ
ットされ、相違有りでリセットされる図示しない計時回
路により計時されるものであり、この場合では計時中に
ステップi2の処理で再び相違無しとされてもリトリガ
されない。ここでは保持期間が終了していないので、ス
テップb2以降の処理が繰り返される。
【0042】ここで、人が検知範囲A内で静止する等し
て焦電型赤外線センサ2の検知出力が途絶えた場合、超
音波センサ1による人体検知が次のように行われる。ま
ず、ステップb2により人体が検知されないと判定され
たことを受けて上記フラグがオンであるか否か判定する
(ステップe2)。ここではフラグがオンであるので、
検知範囲Aを超音波センサ1により観測する。すなわ
ち、図7のCのハイレベルに示すように超音波センサ1
を作動させる。ここで、超音波センサ1を繰り返し検知
動作させ、得られる受信パターンを平均して検知範囲A
の状態を表す情報とする。ここでの検知動作回数は、動
作中の人体等からの反射波を過度の平均処理により相殺
しないように、RAM3に記憶した情報を得た際のもの
より少なく設定する。ここでは20回としてある。ま
た、検知動作の時間間隔は30msである。次に、第1
の制御部11は、ここで得られた情報を前回の観測で得
られた情報と比較する(ステップf2)。ここで、前回
の観測で図6のBに示すようなパターンに対応する情報
が得られ、今回の観測で図6のCに示すようなパターン
に対応する情報が得られたとすると、両者の所定の許容
範囲を越える相違があると判定される。このように両者
の相違が判定されると、図7のDのハイレベルに示すよ
うに判定出力を発生し、超音波センサ1による人体検知
時間(ここでは2分)の計時をリトリガする(ステップ
g2)。すなわち、人が動いていれば前回と違った情報
が観測されるため、人体とバックグラウンドの物体とを
区別してその存在を判定する。そして、観測された情報
が相違する場合は検知範囲A内に人がいるとして所定時
間、2分の計時を開始する。これにより、実質的に上記
フラグをリトリガする。次に、第1の制御部11は現在
の検知範囲Aの状態を表す情報を図示しないRAMに記
憶する(ステップh2)。すなわち、現在の検知範囲A
の状態を表す情報は次回の観測まで保存され、次回の情
報と比較されるのである。
【0043】さらに、現在の検知範囲Aの状態を表す情
報と、RAM3に記憶した情報とを比較する(ステップ
i2)。ここでは人が検知範囲Aにおり両者が相違し、
図7のEのハイレベルに示すような判定出力が生じる。
これを受けて超音波センサ1による人体検知時間の計時
を開始してから2分間が経過したか否か判定し(ステッ
プk2)、経過していなければ再びステップb2からの
処理を繰り返し行う。これにより、焦電型赤外線センサ
2から検知出力が生じない間、超音波センサ1により検
知範囲Aを繰り返し観測し、その都度現在の検知範囲A
内の状態を表す情報と前回のそれとを比較して人体を動
的にとらえる。そのうえで、現在の検知範囲A内の状態
を表す情報とRAM3の情報とを比較して人体を静的に
もとらえる。このため、正確な人体検知が可能となり、
超音波センサ2のみによる人体検知時間を実質的に、上
述の理由で設けられた所定の人体検知時間以上に延ばす
ことができる。図7では2分以上超音波センサ1のみで
人体検知が行われた場合を示している。なお、ステップ
f2の処理により相違無しと判定された際には2分の計
時はリトリガされない。すなわち、2分以上、焦電型赤
外線センサ2にも検知されず、超音波センサ1にも静止
したものとしかとらえられないものについては人体以外
のものとみなすのである。
【0044】ここで、次に人がトイレから退室する場
合、すなわち、検知範囲A、Bから人がいなくなる場合
について述べる。
【0045】まず、検知範囲Aで静止した人がここから
離れると、通常、その動作により焦電型赤外線センサ2
の検知出力が発生(ステップb2)する。ここで、人が
検知範囲Bからも離れると焦電型赤外線センサ2の出力
は途絶える。これを受けて上記フラグがオンであること
を確認し(ステップe2)、超音波センサ2を作動させ
ることとなる。また、何らかの事情で焦電型赤外線セン
サ1の検知出力がない場合でも同様に以下のように超音
波センサ1の観測に基づいて人体検知動作は続けられ
る。超音波センサ1により検知範囲Aを観測して得られ
た情報を前回のものと比較する(ステップf2)。ここ
では両者が相違し、判定出力が発生するとともに超音波
センサ1のみによる人体検知時間の計時を開始する(ス
テップg2)。次に現在の検知範囲Aを観測して得られ
た情報が記憶される(ステップh2)。次にこの情報と
RAM3の情報とを比較する(ステップi2)。ここで
は検知範囲Aに人がいないため両者の相違は許容範囲に
おさまり、相違なしと判定され、次に上記フラグをオン
に保持する期間が終了したか判定する(ステップj
2)。この動作を繰り返し行い、ステップj2にて上記
フラグをオンに保持する期間が終了すると上記制御信号
の発生を停止し、リレー回路50、60を開成させて照
明装置50、換気装置60の動作を停止させる(ステッ
プl2)。これととともに、上記フラグはオフとされる
(ステップm2)。なお、ステップi2の処理において
相違有りとされた場合でも、ステップg2の処理におい
て2分以上トリガがかからない場合にはフラグはオフと
なる。
【0046】次に人がトイレから退出した後の動作につ
いて述べる。
【0047】この場合、ステップb2において焦電型赤
外線センサ2からの検知出力が無いことを確認し、ステ
ップe2において上記フラグのオフを確認する。次に人
体検知がなされていない期間が3分以上となったか否か
確認する(ステップn2)。ここで3分以上経過してい
ない場合は再びステップb2からの動作を繰り返し行
う。ここで、3分以上経過していると判定された場合
は、超音波センサ1を作動させ、ステップa2の処理と
同様、100回の検知動作により得られた受信パターン
を平均し、現在の検知範囲A内の状態を表す情報を得
る。そしてこの情報とRAM3に記憶されている情報と
を比較して両者に相違があるときにはRAM3の情報を
更新する(ステップo2)。すなわち、このときの超音
波センサ1の出力を表す情報を人体等の物体が第1の検
知範囲に存在しない状態における超音波センサの出力状
態を表す情報としてRAM3に記憶するのである。ステ
ップo2の動作を終了すると再びステップb2以降の動
作を繰り返し行い、人が再びトイレに入室するか否か判
定するのである。
【0048】以上のように本例では、超音波センサ1に
おいても人体を動的にとらえるようにしたので、人体検
知がより正確になる。また、超音波センサ1による人体
検知において、バックグラウンド、人体それぞれに対応
した所定の検知動作回数分の受信パターンを平均して検
知範囲A内の状態を表す情報とすることによって、さら
に人体検知を正確なものにしている。
【0049】
【発明の効果】本発明では、静止状態にある物体を検知
できないという焦電型赤外線センサの欠点を超音波セン
サを用いることで解消できる。このため、焦電型赤外線
センサにチョッパ等が不要であり、その駆動に要する消
費電力が不要となり経済性が向上する。また駆動部がな
いため、信頼性が向上する。
【0050】また、焦電型赤外線センサにより、検出対
象としての物体をその物体から発せられる赤外線によっ
て検知した後に超音波センサを用いた検知を行う。この
ため、ある程度検出対象としての物体が特定したうえで
超音波センサを用いた物体検知を行うこととなり、超音
波センサによる検知の信頼性が向上する。
【0051】また、各センサの出力に基づいて物体が第
1の検知範囲に存在しないと判定した状態において、上
記超音波出力に基づく第1の検知範囲内の状態を表す情
報と上記記憶手段に記憶されている情報とを比較して両
者に相違があるときに上記記憶手段の情報を更新する。
このため、第1の検知範囲内に検知対象としての上記物
体以外の物体が置かれてたり、第1の検知範囲内の物体
の配置が変わっても、第1の検知範囲内における物体の
存在の有無の判定は、検知対象外の物体をバックグラウ
ンドとして含んだ新たな情報に基づいて行うので、常に
検知対象としての物体のみに対して判定が行われる。
【0052】第1の検知範囲内における物体の存在を判
定する際、超音波センサによる観測を行う都度、第1の
検知範囲の状態を表す情報を前回の観測の際の当該情報
と比較して両者の相違を判定し、かつ、記憶手段の情報
と超音波センサの上記情報とを比較して両者の相違を判
定して上記物体の存在を判定することにより、超音波セ
ンサのみでも上記物体を動的に捕らえることが可能とな
る。ひいては、物体検知精度を上げるものである。ま
た、第1の検知範囲内の状態を表す上記情報を超音波セ
ンサの複数回検知動作分の出力の平均から得ることによ
り、不安定な反射を示す物体からの反射波が上記情報に
与える影響を抑えるものでもある。特に上記記憶手段に
記憶された情報ではバックグラウンドとして安定なもの
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の物体検知装置の構成を説明
するための説明図。
【図2】図1の動作説明のためのタイミングチャート。
【図3】図1の動作説明のためのフローチャート。
【図4】図1の動作説明のためのタイミングチャート。
【図5】本発明の他の物体検知装置の構成を説明するた
めの説明図。
【図6】図5の動作説明のためのタイミングチャート。
【図7】図5の動作説明のためのタイミングチャート。
【図8】図5の動作説明のためのフローチャート。
【符号の説明】
1 超音波センサ 2 焦電型赤外線センサ 3 RAM(記憶手段) 40 第1の制御部(第1の制御手段) 41 第2の制御部(第2の制御手段) 5 照明装置(負荷) 6 換気装置(負荷) 11 第1の制御部(第1の制御手段) 12 第2の制御部(第2の制御手段)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01V 1/00 G08B 13/191 8/12 E03D 5/10 G08B 13/191 G01S 17/02 Z // E03D 5/10 G01V 9/04 J (72)発明者 田村 久良 東京都墨田区太平四丁目1番1号 株式会 社精工舎内 (72)発明者 川野 勝利 東京都墨田区太平四丁目1番1号 株式会 社精工舎内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の検知範囲を有する超音波センサ
    と、 第1の検知範囲を内包する第2の検知範囲を有する焦電
    型赤外線センサと、 人体等の物体が第1の検知範囲に存在しない状態におけ
    る超音波センサの出力状態を表す情報を記憶する記憶手
    段と、 上記赤外線センサおよび上記超音波センサからの上記物
    体の検知出力に応答して負荷の制御出力を発生する第1
    の制御手段と、 上記第1の制御手段からの上記制御出力が停止している
    状態において、上記超音波出力に基づく第1の検知範囲
    内の状態を表す情報と上記記憶手段に記憶されている情
    報とを比較して両者に相違があるときに上記記憶手段の
    情報を更新する第2の制御手段とを具備することを特徴
    とする物体検知装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の制御手段は、上記赤外線セン
    サの検知出力に応答して上記制御出力を一定時間発する
    とともに、上記赤外線センサの出力が途絶えるとともに
    上記制御出力が発生している間上記超音波センサを作動
    させ、上記記憶手段の情報と上記超音波センサの検知出
    力とを比較して第1の検知範囲内における上記物体の存
    在を判定し、この判定出力と上記赤外線センサの検知出
    力に応答して上記制御出力をリトリガブルに発生させ、
    上記赤外線センサの検知出力が所定時間以上途絶えた場
    合には上記制御出力を停止させることを特徴とする請求
    項1記載の物体検知装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の制御手段は、上記赤外線セン
    サの検知出力に応答して上記制御出力を一定時間発する
    とともに、上記赤外線センサの出力が途絶えるとともに
    上記制御出力が発生している間上記超音波センサを作動
    させ、超音波センサにより第1の検知範囲を繰り返し観
    測し、観測の都度現在の観測により得られた第1の検知
    範囲内の状態を表す情報とその前の観測により得られた
    当該情報とを比較して相違を判定して第1の判定出力を
    発生し、この第1の判定出力または上記赤外線センサの
    検知出力に応答して上記制御出力をリトリガブルに発生
    させ、所定時間以上上記判定出力または検知出力がない
    場合には上記制御出力を停止させ、また、上記記憶手段
    の情報と上記超音波センサの出力とを比較し両者の相違
    を判定して第2の判定出力を発生し、第2の判定出力が
    特定時間以上発生しないおりには第1の検知範囲内にお
    いて上記物体が存在しないと判定して上記制御出力を停
    止させることを特徴とする請求項1記載の物体検知装
    置。
  4. 【請求項4】 第1の検知範囲内の状態を表す上記情報
    は、超音波センサの複数回の検知動作分の出力の平均か
    ら得ることを特徴とする請求項1記載の物体検知装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005085183A (ja) * 2003-09-11 2005-03-31 Sony Corp 監視システム、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP2007330379A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 起き上がり予兆検知装置
JP2008197878A (ja) * 2007-02-13 2008-08-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 監視システム、端末機器、制御方法、およびそのプログラム

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