JPH09236357A - ヒートポンプサイクル用可逆レシーバ - Google Patents

ヒートポンプサイクル用可逆レシーバ

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JPH09236357A
JPH09236357A JP4281096A JP4281096A JPH09236357A JP H09236357 A JPH09236357 A JP H09236357A JP 4281096 A JP4281096 A JP 4281096A JP 4281096 A JP4281096 A JP 4281096A JP H09236357 A JPH09236357 A JP H09236357A
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refrigerant
liquid
receiving chamber
heat pump
liquid receiving
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JP4281096A
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Yukihiro Ishii
幸博 石井
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒートポンプサイクル1の冷媒配管の取回し
を簡略化し、且つ逆止弁等の機能部品の部品点数を減少
すると共に、受液室14内の内部構造を簡素化する。 【解決手段】 冷媒の流れ方向を変更することにより冷
房運転と暖房運転とを行うことが可能なヒートポンプサ
イクル1に組み込まれる可逆レシーバ8の受液室14内
に冷媒を流入させる第1、第2パイプ11、12の第
1、第2冷媒出入口15、16を共に第1、第2冷媒出
入口15、16より液相冷媒中に水平方向に向かって冷
媒が流入するように受液室14内の気液界面13下で開
口させた。また、第1、第2冷媒出入口15、16を互
いに向き合うことなく接近して開口させることにより受
液室14内の気液分離経路を長くとって、受液室14内
に仕切り板を設けなくても、受液室14からの気泡の流
出を防止するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷媒圧縮機より
吐出された冷媒の流れ方向を変更することにより、冷房
運転と暖房運転とを切り替えることのできるヒートポン
プサイクルに組み込まれる可逆レシーバに関するもの
で、特に車両用空気調和装置のヒートポンプサイクル用
可逆レシーバに係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、図5(A)に示したように、
冷媒圧縮機101より吐出された冷媒を、室外熱交換器
102、レシーバ103、膨張弁104および室内熱交
換器105の順に流し、室外熱交換器102を凝縮器と
して、室内熱交換器105を蒸発器として働かせる冷凍
サイクル(第1従来例)100が知られている。このよ
うな冷凍サイクル100に使用されるレシーバ103
は、図5(B)に示したように、室外熱交換器102よ
り冷媒を流入させる入口配管106の流入口107が液
相冷媒の気液界面より上方で開口している。また、レシ
ーバ103の出口配管108の流出口109は、気相冷
媒と液相冷媒との気液界面下、すなわち、レシーバ10
3の底付近で開口している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な冷凍サイクル100をヒートポンプサイクル(第2従
来例)200として使用する場合には、図5(B)に示
したように、レシーバ103に可逆性、すなわち、流入
口107と流出口109をどちらも冷媒の出入りが可能
なものとすることができないので、図6に示したよう
に、冷媒配管110の取回しが複雑となると共に、膨張
弁111、四方弁112や逆止弁113〜115等の機
能部品が増加するという不具合が生じる。
【0004】上記のような不具合を解消する目的で、図
7に示したような可逆レシーバ120を備えたヒートポ
ンプサイクル(特開平7−55293号公報、第3従来
例)が提案されている。この可逆レシーバ120は、第
1パイプ121の第1冷媒出入口122および第2パイ
プ123の第2冷媒出入口124が共に液相冷媒の気液
界面125下で開口している。また、気液分離性能を向
上させるために、第1、第2冷媒出入口122、124
間に仕切り板126を設けて、第1、第2冷媒出入口1
22、124より流入した気泡(気相冷媒)が第2、第
1冷媒出入口124、122より第2、第1パイプ12
3、121内に流入しないようにしている。
【0005】ところが、第3従来例の可逆レシーバ12
0は、内部に仕切り板126を設けているので、内部構
造が非常に複雑となり、可逆レシーバ120の製品コス
トを増加させるという問題が生じる。したがって、この
ような高価な可逆レシーバ120を備えたヒートポンプ
サイクルの価格を上昇させてしまうという問題が生じ
る。
【0006】また、第3従来例の可逆レシーバ120
は、水平方向に対して垂直方向に冷媒を流入させるもの
であるため、第1、第2冷媒出入口122、124より
流出した気泡に加わる垂直方向の力成分の浮力の割合を
減少させるので、仕切り板126を設けていても、気泡
を可逆レシーバ120の下流側へ送り出してしまう。こ
のため、膨張弁104、111内に流入する液相冷媒の
量が減少したり、膨張弁104、111内に気泡が流入
することによって膨張弁104、111の弁体がハンチ
ングを発生したりする。したがって、蒸発器として働く
室内熱交換器105または室外熱交換器102内への冷
媒の供給量が減少することにより、ヒートポンプサイク
ルの性能が低下するという問題も生じる。
【0007】
【発明の目的】この発明の目的は、配管の取回しを簡略
化し、且つ機能部品の部品点数を減少することのできる
ヒートポンプサイクル用可逆レシーバを提供することに
ある。また、受液室内の内部構造を簡素化することによ
り、価格を低減することのできるヒートポンプサイクル
用可逆レシーバを提供することにある。さらに、受液室
内から気泡が流出することを抑えることにより、ヒート
ポンプサイクルの性能の低下を防止することのできるヒ
ートポンプサイクル用可逆レシーバを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、第1冷媒出入口部および第2冷媒出入口部を共
に受液室内の気液界面下で開口させることにより、第1
冷媒出入口部および第2冷媒出入口部より液相冷媒中に
冷媒が流入することになる。これにより、液相冷媒の気
液界面での泡立ちを抑えることができるので、受液室内
の気相冷媒と液相冷媒との気液界面が乱れることなく形
成できると共に、受液室内の液相冷媒中の気泡の割合が
少なくなる。
【0009】そして、第1冷媒出入口部および第2冷媒
出入口部を水平方向に向かって冷媒が受液室内に流入す
るように開口させることにより、液相冷媒中に水平方向
に冷媒が流入する。これにより、泡に加わる垂直方向の
力成分の浮力の割合を、液相冷媒中に水平方向と異なる
方向から冷媒が流入するものと比較して増加させること
ができるので、受液室内の気相冷媒と液相冷媒との気液
界面が乱れることなく形成できる。
【0010】また、第1冷媒出入口部と第2冷媒出入口
部とを互いに向き合うことなく接近して開口させること
により、受液室内における気液分離経路を十分確保でき
る。したがって、受液室内で気相冷媒と液相冷媒との気
液分離を確実に行うことができるので、液相冷媒に混ざ
って気泡が受液室内から流出することを防ぐことができ
るという効果が得られる。
【0011】そして、ヒートポンプサイクルの気液分離
手段として可逆レシーバを利用しているので、可逆性の
ないレシーバを備えたヒートポンプサイクルと比較し
て、配管の取回しを非常に簡略化することができると共
に、ヒートポンプサイクルに組み込まれる機能部品の部
品点数を減少することができる。これにより、ヒートポ
ンプサイクルの価格を減少することができるという効果
が得られる。また、仕切り板を受液室内に設けなくて
も、受液室よりも下流側への気泡の流出を防止できるの
で、受液室の内部構造を簡素化することができる。これ
により、可逆レシーバの価格を減少することができると
いう効果が得られる。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、第1冷媒
出入口部および第2冷媒出入口部を共に受液室内の気液
界面下で開口させ、且つ第1冷媒出入口部および第2冷
媒出入口部を略同一平面上で開口させることにより、ヒ
ートポンプサイクル内の冷媒循環量を減少しても、受液
室内の気相冷媒と液相冷媒との気液界面上に第1冷媒出
入口部および第2冷媒出入口部が露出することはないの
で、第1冷媒出入口部または第2冷媒出入口部のいずれ
の冷媒出入口部からも気相冷媒の流出を防止できる。こ
れにより、ヒートポンプサイクル内の冷媒循環量を減少
することもできるので、可逆レシーバの小型、軽量化を
図ることができ、搭載性に優れた可逆レシーバを提供す
ることができるという効果が得られる。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、第1冷媒
出入口部および第2冷媒出入口部を同一形状に形成する
ことにより、第1冷媒出入口部または第2冷媒出入口部
のいずれの冷媒出入口部から冷媒が受液室内に流入して
も冷媒の流通抵抗に変化はない。これにより、受液室内
での気液分離効果を低下させることはない。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、可逆レシ
ーバの受液室内で気相冷媒と液相冷媒との気液分離を確
実に行うことができるので、第1膨張弁または第2膨張
弁のいずれの膨張弁に向けて可逆レシーバより流出する
液相冷媒の量が減少することはない。その上、第1膨張
弁または第2膨張弁のいずれの膨張弁内に気泡が流入す
ることもないので、第1膨張弁または第2膨張弁のいず
れの膨張弁が誤作動を発生することもない。したがっ
て、冷房運転時に蒸発器として働く第1熱交換器または
暖房運転時に蒸発器として働く第2熱交換器のいずれの
熱交換器内へも冷媒の供給量が減少することはなくなる
ので、ヒートポンプサイクルの性能の低下はない。
【0015】請求項5に記載の発明によれば、気液分離
手段として可逆レシーバを利用しているので、運転切替
手段、第1膨張弁、第2膨張弁、第1迂回流路、第2迂
回流路、第1冷媒流れ規制手段および第2冷媒流れ規制
手段を設けるだけでヒートポンプサイクルを構成するこ
とができる。これにより、可逆性のないレシーバを備え
たヒートポンプサイクルと比較して、配管の取回しを非
常に簡略化することができると共に、ヒートポンプサイ
クルに組み込まれる各機能部品の部品点数を減少するこ
とができる。これにより、ヒートポンプサイクルの価格
を減少することができるという効果が得られる。また、
仕切り板を受液室内に設けなくても、受液室よりも下流
側への気泡の流出を防止できるので、受液室の内部構造
を簡素化することができる。これにより、可逆レシーバ
の価格を減少することができるという効果が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】
〔実施例の構成〕図1ないし図4はこの発明のヒートポ
ンプサイクル用可逆レシーバをバス車両用空気調和装置
のヒートポンプサイクルに組み込んだ実施例を示したも
ので、図1はヒートポンプサイクルを示した図である。
【0017】バス車両用空気調和装置のヒートポンプサ
イクル1は、レシーバサイクルであって、冷媒圧縮機
2、四方弁3、室内熱交換器4、室外熱交換器5、第1
膨張弁6、第2膨張弁7、可逆レシーバ8およびこれら
の各機能部品を接続する冷媒配管等から構成された冷凍
サイクルである。冷媒配管は、金属パイプまたはゴム製
パイプよりなる。
【0018】冷媒圧縮機2は、バス車両のエンジンルー
ム内に設置されたエンジンにベルトと電磁クラッチを介
して連結されている。この冷媒圧縮機2は、エンジンの
回転動力が伝達されると、室内熱交換器4または室外熱
交換器5より吸入した気相冷媒(ガス冷媒)を圧縮し
て、高温高圧の気相冷媒を吐出するコンプレッサであ
る。なお、冷媒圧縮機2を電動モータ等の駆動手段によ
り駆動しても良い。
【0019】四方弁3は、本発明の運転切替手段であっ
て、冷媒圧縮機2より吐出された冷媒の流れ方向を変更
することにより冷房運転と暖房運転とを切り替えるもの
である。この四方弁3は、冷房運転時に図1に実線で示
したように、冷媒圧縮機2の吸入口と室内熱交換器4の
出口とを連通し、且つ冷媒圧縮機2の吐出口と室外熱交
換器5の入口とを連通する。
【0020】また、四方弁3は、暖房運転時に図1に破
線で示したように、冷媒圧縮機2の吸入口と室外熱交換
器5の出口とを連通し、且つ冷媒圧縮機2の吐出口と室
内熱交換器4の入口とを連通する。なお、四方弁3の代
わりに複数個の電磁式開閉弁等の運転切替手段をヒート
ポンプサイクル1に設置しても良い。
【0021】室内熱交換器4は、本発明の第1熱交換器
であって、バス車両の車室内へ空気を送るためのダクト
内に設置され、図示しない送風機が回転することによっ
て、冷房運転時に冷媒を空気と熱交換させて蒸発気化さ
せる蒸発器(エバポレータ)として働き、暖房運転時に
冷媒を空気と熱交換させて凝縮液化させる凝縮器(コン
デンサ)として働く。
【0022】室外熱交換器5は、本発明の第2熱交換器
であって、バス車両の車室外において走行風の受け易い
場所に設置され、図示しない電動ファンの回転または走
行風によって、暖房運転時に冷媒を空気と熱交換させて
蒸発気化させる蒸発器(エバポレータ)として働き、冷
房運転時に冷媒を空気と熱交換させて凝縮液化させる凝
縮器(コンデンサ)として働く。なお、室外熱交換器5
内に流入する冷媒をエンジン冷却水、バス車両の潤滑油
や作動油等の熱媒体を利用して冷却または加熱しても良
い。
【0023】第1膨張弁6は、冷房運転時に高温高圧の
液相冷媒を減圧膨張させて低温低圧の気液二相状態の冷
媒にする減圧手段である。この第1膨張弁6には、室内
熱交換器4の出口側の冷媒過熱度を所定値に維持するよ
うに弁体の開度を自動調整する温度自動膨張弁が利用さ
れている。なお、室内熱交換器4の出口側の冷媒過熱度
に関係する値を温度センサや圧力センサで検出し、その
検出値に基づいて通電電流値を変更して弁体の開度を自
動調整する電動式膨張弁を利用しても良い。
【0024】第2膨張弁7は、暖房運転時に高温高圧の
液相冷媒を減圧膨張させて低温低圧の気液二相状態の冷
媒にする減圧手段である。この第2膨張弁7には、室外
熱交換器5の出口側の冷媒過熱度を所定値に維持するよ
うに弁体の開度を自動調整する温度自動膨張弁が利用さ
れている。なお、室外熱交換器5の出口側の冷媒過熱度
に関係する値を温度センサや圧力センサで検出し、その
検出値に基づいて通電電流値を変更して弁体の開度を自
動調整する電動式膨張弁を利用しても良い。
【0025】次に、可逆レシーバ8を図1ないし図4に
基づいて簡単に説明する。ここで、図2(A)、(B)
および図3は可逆レシーバ8を示した図で、図4は可逆
レシーバ8内の冷媒の流れを示した図である。可逆レシ
ーバ8は、鉄、アルミニウムまたはアルミニウム合金等
の金属製の胴体部10、およびこの胴体部10に差し込
まれた状態でろう付けされた第1、第2パイプ11、1
2等を備えている。
【0026】胴体部10は、ヒートポンプサイクル1の
冷媒循環量Qが例えば700kg/hのとき、高さHが
例えば200mm〜300mmで、直径φが例えば80
mm〜110mmとなるように形成された円筒形状の受
液器本体である。胴体部10の内部には、気相冷媒と液
相冷媒との気液界面13が形成される受液室14を有し
ている。この受液室14は、略円柱形状に形成されてい
る。また、胴体部10には、2個の円穴が所定の間隔で
穴開けされている。
【0027】第1パイプ11は、本発明の第1冷媒出入
口部であって、鉄、アルミニウムまたはアルミニウム合
金等の金属製の円形状第1冷媒出入口配管(内径φ10
mm〜φ16mm)で、冷房運転時に室外熱交換器5よ
り受液室14内に冷媒を流入させる第1冷媒流入口部と
して働き、暖房運転時に受液室14内より第1膨張弁6
へ冷媒を流出させる第1冷媒流出口部として働く。
【0028】この第1パイプ11の一方側の端部は略L
字形状に折り曲げられ、その先端部は胴体部10の一方
の円穴に差し込まれている。そして、第1パイプ11の
先端に形成された第1冷媒出入口15は、受液室14内
の気液界面13下で、水平方向に向かって冷媒が受液室
14内の液相冷媒中に流入するように円形状に開口して
いる。
【0029】第2パイプ12は、本発明の第2冷媒出入
口部であって、第1パイプ11と同一材質、同一形状の
円形状第2冷媒出入口配管(内径φ10mm〜φ16m
m)で、暖房運転時に室内熱交換器4より受液室14内
に冷媒を流入させる第2冷媒流入口部として働き、冷房
運転時に受液室14内より第2膨張弁7へ冷媒を流出さ
せる第2冷媒流出口部として働く。
【0030】この第2パイプ12の先端部は胴体部10
の他方の円穴に差し込まれている。そして、第2パイプ
12の先端に形成された第2冷媒出入口16は、受液室
14内の気液界面13下で、水平方向に向かって冷媒が
受液室14内の液相冷媒中に流入するように円形状に開
口している。さらに、第2冷媒出入口16は、第1冷媒
出入口15と互いに向き合うことなく接近して設けら
れ、受液室14の高さ方向に対して第1冷媒出入口15
と同一平面上で開口している。
【0031】なお、第1、第2パイプ11、12の先端
部は、胴体部10の周方向において所定の間隔(例えば
30°〜45°)で、胴体部10の円周の接線方向に対
して所定の角度(例えば胴体部10の径方向と同一方
向)となるように胴体部10に取り付けられている。ま
た、第1、第2パイプ11、12として金属パイプだけ
でなく、ゴムパイプを用いても良い。
【0032】ここで、この実施例のヒートポンプサイク
ル1には、冷房運転時に可逆レシーバ8の第1パイプ1
1と室内熱交換器4とを第1膨張弁6を介して連通する
第1冷媒流路21、および暖房運転時に可逆レシーバ8
の第1パイプ11と室内熱交換器4とを第1膨張弁6を
迂回して連通する第1迂回流路22が設けられている。
【0033】また、この実施例のヒートポンプサイクル
1には、暖房運転時に室外熱交換器5と可逆レシーバ8
の第2パイプ12とを第2膨張弁7を介して連通する第
2冷媒流路23、および冷房運転時に室外熱交換器5と
可逆レシーバ8の第2パイプ12とを第2膨張弁7を迂
回して連通する第2迂回流路24が設けられている。
【0034】そして、第1、第2迂回流路22、24に
は、それぞれ1個ずつ第1、第2逆止弁25、26が設
置されている。第1逆止弁25は、本発明の第1冷媒流
れ規制手段であって、冷房運転時に第1迂回流路22に
おいて室内熱交換器4から可逆レシーバ8の第1パイプ
11へ向かう冷媒の流れを規制する。
【0035】第2逆止弁26は、本発明の第2冷媒流れ
規制手段であって、暖房運転時に第2迂回流路24にお
いて室外熱交換器5から可逆レシーバ8の第2パイプ1
2へ向かう冷媒の流れを規制する。なお、逆止弁25、
26の代わりに第1、第2迂回流路22、24に電磁式
開閉弁等の第1、第2冷媒流れ規制手段を設けても良
い。
【0036】〔実施例の作用〕次に、この実施例のバス
車両用空気調和装置のヒートポンプサイクル1の作用を
図1ないし図4に基づいて簡単に説明する。
【0037】イ)冷房運転時 冷房運転が開始されると、四方弁3が図1において実線
側に切り替えられ、冷媒圧縮機2がエンジンに駆動され
る。冷媒圧縮機2で圧縮されて冷媒圧縮機2の吐出口よ
り吐出された高温高圧の気相冷媒は、四方弁3を通って
凝縮器として働く室外熱交換器5内に流入する。室外熱
交換器5内に流入した冷媒は、電動ファンや走行風によ
り送られる室外空気と熱交換して凝縮液化される。
【0038】室外熱交換器5で液化した冷媒は、第2迂
回通路24(第2逆止弁26)を通って可逆レシーバ8
の第2パイプ12内に流入する。第2パイプ12内に流
入した冷媒は、第2冷媒出入口16より受液室14内の
液相冷媒中に流入することにより、液相冷媒の気液界面
13での泡立ちを抑えることができ、受液室14内の液
相冷媒中の気泡の割合が少なくなる。
【0039】また、第1冷媒出入口15と第2冷媒出入
口16とを互いに向き合うことなく間近に設けているの
で、受液室14内における気液分離経路が十分長くな
る。さらに、第2冷媒出入口16より水平方向に向かっ
て冷媒が受液室14内に流入するので、泡に加わる垂直
方向の力成分の浮力の割合を、液相冷媒中に水平方向と
異なる方向から冷媒が流入するものと比較して増加す
る。したがって、受液室14内に仕切り板がなくても可
逆レシーバ8の気液分離性能の低下はない。このため、
受液室14内から液相冷媒に混じって気泡が第1膨張弁
6側へ流出することを防止できる。
【0040】そして、受液室14内で気液分離された液
相冷媒は、第1冷媒出入口15より第1パイプ11内に
流入して第1冷媒流路21を通過する際に第1膨張弁6
を通る。第1膨張弁6に流入した液相冷媒は、絞り孔を
通過する際に急激に減圧膨張されて気液二相状態の冷媒
となって蒸発器として働く室内熱交換器4内に流入す
る。室内熱交換器4内に流入した冷媒は、送風機により
送られる空気と熱交換して蒸発気化した後に、四方弁3
を経て冷媒圧縮機2の吸入口に吸入される。一方、室内
熱交換器4で冷媒と熱交換して冷却された空気は、ダク
トを通ってバス車両の車室内に吹き出される。これによ
り、バス車両の車室内が冷房される。
【0041】ロ)暖房運転時 暖房運転が開始されると、四方弁3が図1において破線
側に切り替えられ、冷媒圧縮機2がエンジンに駆動され
る。圧縮されて冷媒圧縮機2の吐出口より吐出された高
温高圧の気相冷媒は、四方弁3を通って凝縮器として働
く室内熱交換器4内に流入する。室内熱交換器4内に流
入した冷媒は、送風機により送られる空気と熱交換して
凝縮液化される。一方、室内熱交換器4で冷媒と熱交換
して加熱された空気は、ダクトを通ってバス車両の車室
内に吹き出される。これにより、バス車両の車室内が暖
房される。
【0042】室内熱交換器4で液化した冷媒は、第1迂
回通路22(第1逆止弁25)を通って可逆レシーバ8
の第1パイプ11内に流入する。第1パイプ11内に流
入した冷媒は、第1冷媒出入口15より受液室14内の
液相冷媒中に水平方向に流入することにより、冷房運転
時と同様に、可逆レシーバ8の気液分離性能の低下はな
い。このため、受液室14内から液相冷媒に混じって気
泡が第1膨張弁6側へ流出することを防止できる。
【0043】そして、受液室14内で気液分離された液
相冷媒は、第2冷媒出入口16より第2パイプ12内に
流入して第2冷媒流路23を通過する際に第2膨張弁7
を通る。第2膨張弁7に流入した液相冷媒は、絞り孔を
通過する際に急激に減圧膨張されて気液二相状態の冷媒
となって蒸発器として働く室外熱交換器5内に流入す
る。室外熱交換器5内に流入した冷媒は、電動ファンや
走行風により送られる空気と熱交換して蒸発気化した後
に、四方弁3を経て冷媒圧縮機2の吸入口に吸入され
る。
【0044】〔実施例の効果〕以上のように、バス車両
用空気調和装置のヒートポンプサイクル1は、受液室1
4内で気相冷媒と液相冷媒とを確実に気液分離すること
ができるので、液相冷媒に混ざって気泡が受液室14内
から可逆レシーバ8の外に流出することを防止できる。
このため、第1膨張弁6または第2膨張弁7のいずれの
膨張弁内に流入する液相冷媒の量も減少することはな
い。その上、第1膨張弁6または第2膨張弁7のいずれ
の膨張弁内に気泡が流入することもないので、第1膨張
弁6または第2膨張弁7のいずれの膨張弁の弁体もハン
チングを発生することはない。
【0045】したがって、冷房運転時に蒸発器として働
く室内熱交換器4または暖房運転時に蒸発器として働く
室外熱交換器5のいずれの熱交換器内へも冷媒の供給量
が減少することはないので、ヒートポンプサイクル1の
吸熱性能(冷房性能または暖房性能)の低下はない。
【0046】また、ヒートポンプサイクル1内の冷媒循
環量を減少しても、受液室14内の気相冷媒と液相冷媒
との気液界面13上に第1冷媒出入口15および第2冷
媒出入口16が露出することはないので、第1冷媒出入
口15または第2冷媒出入口16のいずれの冷媒出入口
からも気泡の流出を防止できる。これにより、ヒートポ
ンプサイクル1全体の冷媒循環量を減少することができ
るので、可逆レシーバ8の胴体部10の容積を小さくす
ることが可能となる。したがって、可逆レシーバ8の小
型、軽量化を図ることができるので、可逆レシーバ8を
備えたヒートポンプサイクル1のバス車両への搭載性を
向上できる。
【0047】そして、気液分離手段として可逆レシーバ
8を利用しているので、四方弁3、第1、第2膨張弁
6、7、第1、第2迂回流路22、24および第1、第
2逆止弁25、26を設けるだけで冷房運転と暖房運転
とを切り替え可能なヒートポンプサイクル1を構成する
ことができる。これにより、可逆性のないレシーバを備
えたヒートポンプサイクル200(図6参照)と比較し
て、冷媒配管の取回しが非常に簡単なものとなり、ヒー
トポンプサイクル1に組み込まれる各機能部品の部品点
数を減少できる。具体的には、逆止弁の個数や迂回流路
の個数を3個から2個に減少できるので、ヒートポンプ
サイクル1の組付作業性を向上できることにより、ヒー
トポンプサイクル1の価格を減少できる。
【0048】また、可逆レシーバ8の受液室14内に仕
切り板を設けなくても、第1冷媒出入口15または第2
冷媒出入口16のいずれの冷媒出入口より受液室14の
液冷媒中に水平方向に向かって冷媒を流入させ、受液室
14内の気液分離経路を長くとるようにすることによ
り、受液室14内で気相冷媒と液相冷媒とを確実に気液
分離することができるので、第3従来例の可逆レシーバ
120(図7参照)と比較して可逆レシーバ8の内部構
造を簡素化することができるので、可逆レシーバ8の価
格を減少できる。
【0049】〔変形例〕この実施例では、第1、第2パ
イプ11、12を胴体部10と別体で設けたが、第1、
第2パイプ11、12を胴体部10と一体成形しても良
く、第1、第2パイプ11、12を冷媒配管と一体成形
しても良い。また、第1、第2パイプ11、12を胴体
部10に接続する方法として、ろう付けだけでなく、ね
じ込み方式、嵌合方式、溶着または溶接等を用いても良
い。
【0050】この実施例では、可逆レシーバ8と第1、
第2膨張弁6、7とを冷媒配管により直接接続したが、
可逆レシーバ8と第1、第2膨張弁6、7との間に、冷
媒を過冷却する過冷却器を接続しても良い。また、ダク
ト内に蒸発器として働く熱交換器を2個以上配置しても
良く、ダクト内に凝縮器として働く熱交換器を2個以上
配置しても良く、ダクト内に蒸発器として働く熱交換器
と凝縮器として働く熱交換器とを配置しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヒートポンプサイクルの全体構造を示した模式
図である(実施例)。
【図2】(A)は可逆レシーバを示した正面図で、
(B)は可逆レシーバを示した平面図である(実施
例)。
【図3】図2の可逆レシーバを示した斜視図である(実
施例)。
【図4】(A)、(B)は可逆レシーバ内の冷媒の流れ
を示した模式図である(実施例)。
【図5】(A)は従来の冷凍サイクルを示した模式図
で、(B)は従来のレシーバ内の冷媒の流れを示した模
式図である(第1従来例)。
【図6】従来のヒートポンプサイクルを示した模式図で
ある(第2従来例)。
【図7】従来の可逆レシーバ内の冷媒の流れを示した断
面図である(第3従来例)。
【符号の説明】
1 ヒートポンプサイクル 2 冷媒圧縮機 3 四方弁(運転切替手段) 4 室内熱交換器(第1熱交換器) 5 室外熱交換器(第2熱交換器) 6 第1膨張弁 7 第2膨張弁 8 可逆レシーバ 11 第1パイプ(第1冷媒出入口部) 12 第2パイプ(第2冷媒出入口部) 13 気液界面 14 受液室 22 第1迂回流路 24 第2迂回流路 25 第1逆止弁(第1冷媒流れ規制手段) 26 第2逆止弁(第2冷媒流れ規制手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に液相冷媒を溜める受液室、前記受液
    室内に冷媒を出入りさせる第1冷媒出入口部、およびこ
    の第1冷媒出入口部とは別に設けられ、前記受液室内に
    冷媒を出入りさせる第2冷媒出入口部を有する可逆レシ
    ーバであって、 前記第1冷媒出入口部と前記第2冷媒出入口部とは、互
    いに向き合うことなく接近して開口し、且つ前記受液室
    内の気相冷媒と液相冷媒との気液界面下で開口している
    と共に、水平方向に向かって冷媒が前記受液室内に流入
    するように開口していることを特徴とするヒートポンプ
    サイクル用可逆レシーバ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のヒートポンプサイクル用
    可逆レシーバにおいて、 前記第1冷媒出入口部と前記第2冷媒出入口部とは、前
    記受液室の高さ方向に対して略同一平面上で開口してい
    ることを特徴とするヒートポンプサイクル用可逆レシー
    バ。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のヒートポ
    ンプサイクル用可逆レシーバにおいて、 前記第1冷媒出入口部と前記第2冷媒出入口部とは、同
    一形状に形成されていることを特徴とするヒートポンプ
    サイクル用可逆レシーバ。
  4. 【請求項4】(a)吸入した冷媒を圧縮して吐出する冷
    媒圧縮機と、 (b)この冷媒圧縮機より吐出された冷媒の流れ方向を
    変更することにより冷房運転と暖房運転とを切り替える
    運転切替手段と、 (c)冷房運転時に冷媒を蒸発させ、暖房運転時に冷媒
    を凝縮させる第1熱交換器と、 (d)暖房運転時に冷媒を蒸発させ、冷房運転時に冷媒
    を凝縮させる第2熱交換器と、 (e)冷房運転時に前記第1熱交換器に供給する冷媒を
    減圧膨張させる第1膨張弁と、 (f)暖房運転時に前記第2熱交換器に供給する冷媒を
    減圧膨張させる第2膨張弁と、 (g)内部に液相冷媒を溜める受液室、冷房運転時に前
    記第2熱交換器より前記受液室内に冷媒を流入させ、暖
    房運転時に前記受液室内より前記第1膨張弁に向けて冷
    媒を流出させる第1冷媒出入口部、およびこの第1冷媒
    出入口部とは別に設けられ、暖房運転時に前記第1熱交
    換器より前記受液室内に冷媒を流入させ、冷房運転時に
    前記受液室内より前記第2膨張弁に向けて冷媒を流出さ
    せる第2冷媒出入口部を有する可逆レシーバとを備えた
    ヒートポンプであって、 前記可逆レシーバは、前記第1冷媒出入口部と前記第2
    冷媒出入口部とが互いに向き合うことなく接近して開口
    し、且つ前記第1冷媒出入口部と前記第2冷媒出入口部
    とが前記受液室内の気相冷媒と液相冷媒との気液界面下
    で開口していると共に、前記第1冷媒出入口部と前記第
    2冷媒出入口部とが水平方向に向かって冷媒が前記受液
    室内に流入するように開口していることを特徴とするヒ
    ートポンプサイクル。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のヒートポンプサイクルに
    おいて、 前記ヒートポンプサイクルは、暖房運転時に前記第2熱
    交換器より流出した冷媒を前記第1膨張弁を迂回させて
    前記第1冷媒出入口部に導く第1迂回流路と、 冷房運転時に前記第1熱交換器より流出した冷媒を前記
    第2膨張弁を迂回させて前記第2冷媒出入口部に導く第
    2迂回流路と、 冷房運転時に前記第1迂回流路内の冷媒の流れを遮断す
    る第1冷媒流れ規制手段と、 暖房運転時に前記第2迂回流路内の冷媒の流れを遮断す
    る第2冷媒流れ規制手段とを備えたことを特徴とするヒ
    ートポンプサイクル。
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WO2011136064A1 (ja) * 2010-04-28 2011-11-03 三菱重工業株式会社 Co2冷媒を用いたヒートポンプ給湯装置
CN102721242A (zh) * 2012-06-26 2012-10-10 上海加冷松芝汽车空调股份有限公司 管翅片式汽车空调装置的一种储液器
US11592216B2 (en) 2018-09-12 2023-02-28 Carrier Corporation Liquid receiver for heating, air conditioning and refrigeration system

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