JPH092343A - 連結車両の連結装置 - Google Patents

連結車両の連結装置

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JPH092343A
JPH092343A JP15205695A JP15205695A JPH092343A JP H092343 A JPH092343 A JP H092343A JP 15205695 A JP15205695 A JP 15205695A JP 15205695 A JP15205695 A JP 15205695A JP H092343 A JPH092343 A JP H092343A
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JP
Japan
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jaw
tractor
coupler
saddle
moving means
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JP15205695A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Kiuchi
達雄 木内
Hirota Susuki
裕太 須々木
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、連結車両の連結装置に関し、セミ
トレーラ,フルトレーラ等の連結車両とトラクタとの連
結間隙を調整可能にすることを目的とする。 【構成】 セミトレーラ,フルトレーラ等の連結車両と
連結するトラクタに設けられたカプラ24において、カ
プラ24のジョー40が、カプラサドル34に対してト
ラクタの前後方向に移動可能に形成されたジョー移動手
段Jにより、上記の連結車両とトラクタとの連結間隙を
変更できるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセミトレーラ,フルトレ
ーラ等の連結車両とトラクタ間の連結間隙を調整可能に
した該連結車両の連結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のようにセミトレーラ,フルトレー
ラ(以下、単にトレーラと称す)等の連結車両は、各種
の物品を出来るだけ早く、或いは出来るだけ多数の場所
に、出来るだけ遠くに、且つ出来るだけ沢山の量を運搬
できることが物流の業界では必須の要件になっている。
【0003】又、これらの車両を運転するドライバの不
足もあり、物流業界においては該連結車両は増加してい
る。一方、従来のトラクタとトレーラとの間にはかなり
の間隙があるので、走行風が該トラクタのキャブの背面
下方に流れ込みカルマン渦等が発生するため、該車両の
走行抵抗が増加し該車両の走行効率を低減している。
【0004】又、上記間隙分だけ該トレーラの積載容積
が少なくなっている。このような環境から、上記連結車
両の連結装置は種々の提案がなされている。従来例とし
て、例えば特開平5−162663号公報がある。同公
報記載の技術は、図4,5に示すように二又連結索引部
材1と、前記二又連結索引部材1を取付ける一対のトラ
ニオン2と、前記連結牽引部材1を取付ける一対のスラ
イドブラケット3と、互いに平行な、左右間隔を保つ、
前後方に細長い一対のベースプレート4と、前記スライ
ドブラケット3を前記ベースプレート4上に摺動自在に
支持したこと、前記ベースプレート4に取付けられ、上
方に張出して前記スライドブラケット3の一部に重なる
ことで前記スライドブラケット3の側外方及び上方への
移動を阻止することにより前記スライドブラケット3を
前記ベースプレート4上に固定する一対の細長いカール
プレート5と、前記ベースプレート4間を横断し、その
両端を前記ベースプレート4に固定された前方タイバー
6と、前記ベースプレート4間を横断し、その両端を前
記ベースプレート4に固定された後方タイバーと、前記
前方及び後方タイバーが前記ベースプレート4を互いに
間隔を保って平行な関係に固定すること、前記それぞれ
のベースプレート4に固定された一対の細長いラックバ
ー8と、前記連結牽引部材1に可動的に取付けられた伸
張自在なラツク咬合シュー部材9とを備え、シリンダ1
0が作動しロッド11が左右に突出せしめてスプリング
12の付勢力に抗して前記シュー部材9を移動させて前
記ラックバー8との咬合から解放することにより前記連
結牽引部材1の摺動調整を可能にする一方、シリンダ1
0の油圧を排出してロッド11をスプリング12の付勢
力と相まって縮小せしめ、前記シュー部材9を移動させ
て前記ラックバー8と咬合させることにより、前記連結
牽引部材1を調整位置にロックするように形成されたス
ライダー形連結牽引装置である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平5−162663号公報記載の技術では、上記のト
レクタとトレーラとの連結の間隙を設定することができ
るが、上記連結牽引部材であるカプラ1には該トレーラ
のかなりの荷重がかかるものでので、上記カプラ全体を
移動するということは、該車両の前後輪の車軸の重量配
分が変わってしまうため、その運動特性が変わってしま
うことになる。
【0006】即ち、該トレーラはカプラ1にかかる荷重
がかなり大きくてトラクタとの間に相対的なピッチング
が発生するので、上記のように該カプラの位置が変わる
と該ピッチングを起こす支点の位置が変わってしまい、
元の該カプラ位置で該ピッチングに対して乗心地よいよ
うにセッティングしても、これが変わり該乗心地が悪く
なる。
【0007】例えば、元の該カプラ位置で、シャシのサ
スペンションをセッティングしても、該カプラ位置が変
わることにより、力のバランスが崩れるので乗心地が悪
くなるものである。本発明は上記の課題に鑑み創案され
たもので、セミトレーラ,フルトレーラ等の連結車両と
連結するトラクタに設けられたカプラにおいて、上記カ
プラのジョーが、該カプラサドルに対して該トラクタの
前後方向に移動可能に形成されたジョー移動手段によ
り、該車両の走行に応じて、上記間隙を減少せしめ空気
抵抗を減少せしめることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の連結車両の連結装置は、セミトレーラ,フル
トレーラ等の連結車両を連結するトラクタに設けられた
カプラにおいて、該連結車両に設けられた上記連結のた
めの該連結車両のキングピンを取付ける上記のカプラの
ジョーがカプラサドルに対して該連結車両の前後方向に
移動可能に形成されるジョー移動手段を備えたことを特
徴としている。
【0009】請求項2記載の本発明の連結車両の連結装
置は、請求項1記載の構成において、上記のジョーが取
付けられるジョーベースと、該ジョーベースをねじ軸で
螺合せしめ該トラクタの前後方向に移動可能に形成され
る上記カプラサドルに設けられた該ジョー移動手段とを
備えたことを特徴としている。請求項3記載の本発明の
連結車両の連結装置は、請求項2記載の構成において、
該トラクタのフレームに該トラクタの上下方向に揺動可
能に枢支される上記カプラサドルと、該カプラサドルに
回転可能に支持される上記ねじ軸と、上記ジョーベース
に上記ねじ軸を螺合すると共に上記ジョーを取付け、該
ジョーが上記カプラサドルに対して該トラクタの前後方
向に移動可能に形成される上記ジョー移動手段とを備え
たことを特徴としている。
【0010】請求項4記載の本発明の連結車両の連結装
置は、請求項1記載の構成において、上記ジョー移動手
段が上記ジョーベースに設けられたピニオンギヤと、該
ピニオンギヤに係合し該カプラサドル上に該トラクタの
前後方向に延設されたラックとにより形成されたことを
特徴としている。請求項5記載の本発明の連結車両の連
結装置は、請求項1〜4のいずれかに記載の構成におい
て、上記ジョー移動手段が該ジョーを移動する駆動軸に
伝達される駆動手段により作動せしめられ、上記ジョー
が該カプラサドルに対して該トラクタの前後方向に移動
可能に形成されたことを特徴としている。
【0011】
【作用】上述の請求項1記載の本発明の連結車両の連結
装置では、セミトレーラ,フルトレーラ等の連結車両を
連結するトラクタに設けられたカプラにおいて、該連結
車両に設けられた上記連結のための該連結車両のキング
ピンを取付ける上記のカプラのジョーがカプラサドルに
対して該トラクタの前後方向に移動可能に形成されるジ
ョー移動手段を備えているので、上記ジョー移動手段の
作動により所望の位置に上記ジョーを移動できる。
【0012】従って、上記のジョーのみが該トラクタの
前後方向に移動するので、上記従来例のようにカプラ全
体が該トラクタの前後方向に移動する場合に発生する該
トラクタの前後輪の車軸の重量配分が変わり、その運動
特性が変わってしまうことがない。又、該トレーラを連
結した時、上記のトレーラとトラクタとの間隙を所望の
間隙にできると共に、最少限の間隙を存して配設するす
ることもできるので、走行風を上記のトラクタからトラ
クタの後方へ円滑に流すことができるものである。
【0013】請求項2記載の本発明の連結車両の連結装
置では、上記のジョーが取付けられるジョーベースと、
該ジョーベースをねじ軸で螺合せしめ該トラクタの前後
方向に移動可能に形成される上記カプラサドルに設けら
れた該ジョー移動手段とを備えているので、上記ねじ軸
の回転させるだけで上記ジョーベースを移動し上記ジョ
ーを所望の位置に移動することができる。
【0014】請求項3記載の本発明の連結車両の連結装
置では、上記トラクタのフレームに該トラクタの上下方
向に揺動可能に枢支される上記カプラサドルと、該カプ
ラサドルに回転可能に支持される上記ねじ軸と、上記ジ
ョーベースに上記ねじ軸を螺合すると共に上記ジョーを
取付け、該ジョーが上記カプラサドルに対して該トラク
タの前後方向に移動可能に形成される上記ジョー移動手
段を備えているので、上記ジョー移動手段の作動により
所望の位置に上記ジョーを移動することができる。
【0015】従って、該連結車両を連結した時、上記の
トレーラとトラクタとの間隙を所望の間隙にできると共
に、最少限の間隙を存して配設するすることもできるの
で、走行風を上記のトラクタからトラクタの後方へ円滑
に流すことができるものである。又、上記のジョーのみ
が該トラクタの前後方向に移動するので、上記従来例の
ようにカプラ全体が該トラクタの前後方向に移動する場
合に発生する該トラクタの前後輪の車軸の重量配分が変
わり、その運動特性が変わってしまうことがない。
【0016】請求項4記載の本発明の連結車両の連結装
置では、上記ジョー移動手段が上記ジョーベースに設け
られたピニオンギヤと、該ピニオンギヤに係合し該カプ
ラサドル上に該トラクタの前後方向に延設されたラック
とにより形成されているので、該ピニオンギヤを回転さ
せることにより、上記のジョーベースを介してジョーを
所望の位置に移動させることができる。
【0017】請求項5記載の本発明の連結車両の連結装
置では、上記ジョー移動手段が該ジョーを移動する駆動
軸に伝達される駆動手段により作動せしめられ、上記ジ
ョーが該カプラサドルに対して該トラクタの前後方向に
移動可能に形成されているので、上記ジョー移動手段を
動力により簡単に作動させることができる。
【0018】
【実施例】以下の図面について、本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の連結車両の連結装置をトラクタに
適用した場合の実施例を示すものであって、(a)はト
ラクタに対してトレーラを従来装置のように間隙をおい
て上記連結装置を取付た状態を示す概略説明側面図、
(b)は上記連結装置のジョーを前進させて、上記のタ
ラクタに対してトレーラを前進させた状態を示すめす概
略説明側面図である。
【0019】図2は図1の上記連結装置の概略斜視説明
図、図3は図2の3A−3A線沿う概略縦断面図であ
る。先ず、トラクタ20は、図1に示すように、トラク
タ20のフレーム22に設けられた本発明の連結装置で
あるカプラ24を介してトレーラ26が連結されてい
る。
【0020】カプラ24は、図2,3に示したように上
記のトラクタのフレーム22にボルト28により固定さ
れる架台30と、この架台30の軸32に上下方向に揺
動可能にに枢支されるカプラサドル34から構成されて
いる。このカプラサドル34は互いに間隔を存して後方
に延び、その間に間隙36を形成する傾斜ランプ38を
有している。
【0021】この間隙36には、後述するジョー40の
クランク状断面を有するジョーベース42が該トラクタ
の前後方向に移動可能に配設されている。上記のジョー
ベース42の下方に延びる垂下部44にナット部材46
が設けられている。ナット部材46は、図3に示したよ
うにカプラサドル34の前端部から下方に設けられたボ
ス部48に螺合するねじ軸50に螺合しており、このね
じ軸50の端部には可逆回転モータが52が接続されて
いる。
【0022】この可逆回転モータ52は、図示しない
が、例えばラックとピニオ等の構成で流体圧応動機構や
電気,電磁で作動するものでもよく、上記のねじ軸,ピ
ニオン軸等の駆動軸に動力が伝達される駆動手段であれ
ばよい。可逆回転モータ52の作動でねじ軸50の回転
すると上記のナット部材46がねじ軸50上を、該トラ
クタの前後方向に移動すので、ジョーベース42も上記
のカプラサドル34の間隙36を該トラクタの前後方向
に移動することができるように形成されている。
【0023】ジョーベース42の上面に設けられた一対
のジョーピン54には、トレーラ26側のトレーラキン
グピン55を回転自在に枢支する一対のじょー40が配
設されている。この一対のジョー42はジョーピン54
を中心に上記のトレーラキングピン55を開放する方向
に付勢するジョー40の端部に取付られた弾性部材56
が設けられている。
【0024】図2に示したように、上記のジョーベース
42上のガイド58に沿って該トラクタの前後方向に摺
動し、上記一対のジョー40を弾性部材56の付勢力に
抗して閉塞方向に移動せしめ、且つ上記のトラクタ26
のトレーラキングピン55を回転自在に維持する、コ字
状のヨーク60がジョーベース42上に設けられてい
る。
【0025】又、一端がヨーク60に結合され、他端が
弾性部材62を介して、ジョーベース42の前端のフラ
ンジ64の取付孔に摺動可能にナット66により取付ら
れたヨークシャフト68が配設されている。更に、一端
が上記のヨーク60側のヨークシャフト68の係合部7
0に揺動自在に係合し、他端がジョーベース42に設け
られたブラケット72に揺動自在に支持されているレバ
ー74が配設され、このレバー74は、ヨーク60が一
対のジョー40の閉塞位置を維持する方向に付勢せしめ
る弾性部材76を有している。
【0026】又、カプラサドル34はスプリング90を
介してフレーム22に係合されている。上記のレバー7
4が、弾性部材76の付勢力に抗して時計回転方向に回
転せしめヨーク60を二点鎖線の位置に移動して、ジョ
ーベース42に設けられたストッパ78に係合せしめら
れジョー40の開放状態を維持させるものである。
【0027】上記実施例は、上記のように構成されてい
るので、図2,3に示したように上記のトラクタ20に
トレーラー26を連結する場合は、先ず上記のトラクタ
20とトレーラ26との間隔を所望にせしめるため、上
記の可逆回転モータ52を作動しねじ軸50を回転し
て、ジョーベース42をナット46を介してしてねじ軸
50上を移動せしめジョー40の位置決めを行う。
【0028】次に、上記レバー74を弾性部材76の付
勢力に抗して時計回転方向に回転せしめ、ヨーク60を
二点鎖線の位置に移動したジョーベース42に設けられ
たストッパ78に係合させ、ジョー40の開放状態に維
持させトラクタ26の前端下部に設けられている連結用
のトレーラキングピン55を導入する方向に、トラクタ
20を移動する。
【0029】上記のように、開放されている一対のジョ
ー40の中にトレーラキングピン55が導入されると、
レバー74をストッパ78の係合から外し、図2に示す
二点鎖線の位置から実線の位置に移動すると、ヨーク6
0も、図2に実線で示す位置に移動せしめられ、一対の
ジョー40の閉塞状態が維持できるので、トレーラ26
を連結しトラクタ20を運転することが可能になる。
【0030】従って、本実施例は、図2に示したように
上記のジョー40のみの移動でトレーラ26の連結部を
該移動可能にしたので、トラクタ20とトレーラ26と
の間隙を最少限にすることができ、走行風による空気抵
抗を減少させることができると共に、トレーラ26が上
記の間隙をなくすため前進させた分でけ、トレーラ26
の長さを増大せしめ積載容量を増加させることができ
る。
【0031】又、本実施例では、カプラサドル34が架
台30の枢支軸32に固定した位置に支持されているの
で、該車両の運動特性への影響が少ない。即ち、本実施
例は上記のように、ジョーベース42を介してジョー4
0のみが該トラクタの前後方向に移動するので、上記従
来例のようにカプラ全体がトラクタの前後方向に移動す
る場合に発生する該トラクタの前後輪の車軸の重量配分
が変わり、その運動特性が変わってしまうことがない。
【0032】又、本実施例は上記カプラの基本構造を変
更することがなく、構造が簡単であり、そのコストも廉
価に形成することができる。上記実施例では、ジョーベ
ース42のナット部46ををねじ軸50と螺合せしめる
構成を説明したが、これに限定されるものではなく、図
示しないが、例えば上記のジョーベース42下方に取付
られたピニオンギヤと、カプラサドル34上に該トラク
タの前後方向に延設されたラックとを係合するように形
成し、該ピニオンギヤを上記可逆回転モータや手動など
により回転させるジョーの移動手段Jにより形成しても
上記と同様の作用効果を奏することができる。
【0033】又、上記のヨーク60のヨーク作動手段Y
はレバー74により形成されているが、これに限られる
ものではなく、図示しないが、ねじ軸50の端部に可逆
回転モータ52を設けて動力で行ってもよく、又従来か
ら周知のカムプレートとレバによって行うものであって
も同様の作用効果を奏することができる。
【0034】
【発明の効果】上述の請求項1記載の本発明のフロアコ
ンソール構造によれば、セミトレーラ,フルトレーラ等
の連結車両を連結するトラクタに設けられたカプラにお
いて、該連結車両に設けられた上記連結のための該連結
車両のキングピンを取付ける上記のカプラのジョーがカ
プラサドルに対して該トラクタの前後方向に移動可能に
形成されるジョー移動手段を備えているので、上記ジョ
ー移動手段の作動により所望の位置に上記ジョーを移動
できる。
【0035】従って、該トレーラを連結した時、上記の
連結車両とトラクタとの間隙を所望の間隙にできると共
に、最少限の間隙を存して配設するすることもできるの
で、走行風を上記のトラクタからトラクタの後方へ円滑
に流すことができるものである。又、上記のジョーのみ
が該トラクタの前後方向に移動するので、上記従来例の
ようにカプラ全体がトラクタの前後方向に移動する場合
に発生する該トラクタの前後輪の車軸の重量配分が変わ
り、その運動特性が変わってしまうことがない。
【0036】即ち、該連結車両は該カプラにかかる荷重
が大きくてピチッングが発生するが、一つのカプラの位
置での上記ピッチングに対して乗り心地が良いように設
定してあるので、上記従来例のように、上記カプラ全体
が該トラクタの前後方向に移動すると、該トラクタの前
後輪の車軸の重量配分が変わり、上記ピッチングも変わ
ってしまい乗り心地が悪くなり、又この乗り心地を修正
するためには、その都度、上記設定をやり直さなければ
ならないが、本発明においては上記のようにジョーのみ
の移動であるので、上記ピッチングも略同等の大きさを
維持しているから上記乗り心地もよく、又上記修正も不
要である。
【0037】又、本実施例は上記カプラの基本構造を変
更することがなく、構造が簡単であり、そのコストも廉
価に形成することができる。請求項2記載の本発明の連
結車両の連結装置によれば、請求項1記載の構成におい
て、上記のジョーが取付けられるジョーベースと、該ジ
ョーベースをねじ軸で螺合せしめ該トラクタの前後方向
に移動可能に形成される上記カプラサドルに設けられた
該ジョー移動手段とを備えているので、上記ねじ軸を回
転させるだけで上記ジョーベースを移動し上記ジョーを
所望の位置に移動することができる。
【0038】又、本実施例は上記カプラの基本構造を変
更することがなく、構造が簡単であり、そのコストも廉
価に形成することができる。請求項3記載の本発明の連
結車両の連結装置よれば、請求項2記載の構成におい
て、上記トラクタのフレームに該トラクタの上下方向に
揺動可能に枢支される上記カプラサドルと、該カプラサ
ドルに回転可能に支持される上記ねじ軸と、上記ジョー
ベースに上記ねじ軸を螺合すると共に上記ジョーを取付
け、該ジョーが上記カプラサドルに対して該トラクタの
前後方向に移動可能に形成される上記ジョー移動手段と
を備えているので、上記ジョー移動手段の作動により所
望の位置に上記ジョーを容易に移動することができる。
【0039】従って、該連結車両を連結した時、上記の
連結車両とトラクタとの間隙を所望の間隙にできると共
に、最少限の間隙を存して配設するすることもできるの
で、走行風を上記のトラクタから連結車両の後方へ円滑
に流すことができるものである。又、上記のジョーのみ
が該トラクタの前後方向に移動するので、上記従来例の
ようにカプラ全体がトラクタの前後方向に移動する場合
に発生する該トラクタの前後輪の車軸の重量配分が変わ
り、その運動特性が変わってしまうことがない。
【0040】即ち、上記従来例のように、上記カプラ全
体が該トラクタの前後方向に移動すると、該トラクタの
前後輪の車軸の重量配分が変わり、上記ピッチングも変
わってしまい乗り心地が悪くなり、又この乗り心地を修
正するためには、その都度上記設定をやり直さなければ
ならないが、本発明においては上記のようにジョーのみ
の移動であるので、上記ピッチングも略同等の大きさを
維持しているから上記乗り心地もよく、又修正も不要で
ある。
【0041】又、本実施例は上記カプラの基本構造を変
更することがなく、構造が簡単であり、そのコストも廉
価に形成することができる。請求項4記載の本発明の連
結車両の連結装置によれば、請求項1記載の構成におい
て、上記ジョー移動手段が上記ジョーベースに設けられ
たピニオンギヤと、該ピニオンギヤに係合し該カプラサ
ドル上に該トラクタの前後方向に延設されたラックとに
より形成されているので、該ピニオンギヤを回転させる
ことにより、上記のジョーベースを介してジョーを所望
の位置に移動させることができる。
【0042】又、上記のピニオンギヤはジョーベースに
設けられたラック上を転動するので、上記ジョーベース
を安定した状態で移動できる。請求項5記載の本発明の
連結車両の連結装置によれば、請求項1〜4のいずれか
に記載の構成において、上記ジョー移動手段が該ジョー
を移動する駆動軸に伝達される駆動手段により作動せし
められ、上記ジョーが該カプラサドルに対して該トラク
タの前後方向に移動可能に形成されているので、上記ジ
ョー移動手段が動力により簡単に作動させることがで
き、上記連結車両の所望位置への移動が極めて容易に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を模式的に示した説明図であ
り、(a)はセミトレーラを連結したトラクタの側面
図、(b)は図1(a)のセミトレーラをトラクタに対
して前進させ状態を示す側面図である。
【図2】図1の連結車両の連結装置の概略斜視説明図で
ある。
【図3】図2の3A−3A線に沿う概略縦断面図であ
る。
【図4】従来例を示すトラクタの連結装置を示す概略平
面図である。
【図5】図4の右側面を示す側面図である。
【符号の説明】
20 トラクタ 22 フレーム 24 連結装置(カプラ) 26 トレーラ 28 ボルト 30 架台 32 軸 34 カプラサドル 36 間隙 38 傾斜ランプ 40 ジョー 42 ジョーベース 44 垂下部 46 ナット部材 48 ボス部 50 ねじ軸 52 可逆回転モータ 54 ジョーピン 55 キングピン 56 弾性部材 58 ガイド 60 ヨーク 62 弾性部材 64 フランジ 66 ナット 68 ヨークシャフト 70 係合部 72 ブラケット 74 レバー 76 弾性部材 78 ストッパ 90 スプリング J ジョー移動手段 Y ヨーク作動手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セミトレーラ,フルトレーラ等の連結車
    両を連結するトラクタに設けられたカプラにおいて、 該連結車両に設けられた上記連結のための該連結車両の
    キングピンを取付ける上記のカプラのジョーがカプラサ
    ドルに対して該トラクタの前後方向に移動可能に形成さ
    れるジョー移動手段を備えたことを特徴とする、連結車
    両の連結装置。
  2. 【請求項2】 上記のジョーが取付けられるジョーベー
    スと、 該ジョーベースをねじ軸で螺合せしめ該トラクタの前後
    方向に移動可能に形成される上記カプラサドルに設けら
    れた該ジョー移動手段とを備えたことを特徴とする、請
    求項1記載の連結車両の連結装置。
  3. 【請求項3】 上記トラクタのフレームに該トラクタの
    上下方向に揺動可能に枢支される上記カプラサドルと、 該カプラサドルに回転可能に支持される上記ねじ軸と、 上記ジョーベースに上記ねじ軸を螺合すると共に上記ジ
    ョーを取付け、該ジョーが上記カプラサドルに対して該
    トラクタの前後方向に移動可能に形成される上記ジョー
    移動手段とを備えたことを特徴とする、請求項2記載の
    連結車両の連結装置。
  4. 【請求項4】 上記ジョー移動手段が上記ジョーベース
    に設けられたピニオンギヤと、該ピニオンギヤに係合し
    該カプラサドル上に該トラクタの前後方向に延設された
    ラックとにより形成されたことを特徴とする、請求項1
    記載の連結車両の連結装置。
  5. 【請求項5】 上記ジョー移動手段が該ジョーを移動す
    る駆動軸に伝達される駆動手段により作動せしめられ、
    上記ジョーが該カプラサドルに対して該トラクタの前後
    方向に移動可能に形成されたことを特徴とする、請求項
    1〜4のいずれかに記載の連結車両の連結装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101290759B1 (ko) * 2008-12-02 2013-07-26 스카니아 씨브이 악티에볼라그 제5 휠의 직선 위치를 조절하는 방법 및 시스템
CN104494379A (zh) * 2014-11-14 2015-04-08 合肥常青机械股份有限公司 一种汽车牵引装置
CN113212572A (zh) * 2021-04-21 2021-08-06 河北科技大学 一种驱动半挂车车厢转弯后移的随动装置以及半挂车
CN113212571A (zh) * 2021-04-21 2021-08-06 河北科技大学 能够驱动半挂车车厢纵移的随动装置以及半挂车

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