JPH09234328A - 排 風 内 除 塵 装 置 - Google Patents

排 風 内 除 塵 装 置

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JPH09234328A
JPH09234328A JP7524896A JP7524896A JPH09234328A JP H09234328 A JPH09234328 A JP H09234328A JP 7524896 A JP7524896 A JP 7524896A JP 7524896 A JP7524896 A JP 7524896A JP H09234328 A JPH09234328 A JP H09234328A
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JP
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diffusion
cylinder
exhaust
dust
exhaust air
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Toru Igarashi
十 嵐 徹 五
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塵埃を含んだまま強制排気される排風内の細
かな塵埃を取り除く除塵装置に関し、塵埃を含んだ排風
を屋外に放出して周辺に粉塵公害を惹起させることもな
く、排風出口において排風内から塵埃を除去可能とし、
衛生的な環境を維持することができるようにする新規な
排風内除塵装置を提供する。 【解決手段】 排風管の中空断面よりも大きい中空断面
に形成してなる拡散筒21内に、複数枚の翼片23cを
点在、起立させた回転体23が、回転自在に配されると
共に、液供給部25が併設されてなるものとする一方、
拡散筒21の下端縁には、通気性筒壁26が、その下端
を浮かして吊下され、その外郭適宜高さ位置までを収容
筒22で包囲してなる排風内除塵装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】この発明は、籾摺り農作業や、製材加工
作業等の作業現場において、塵埃を含んだまま強制排気
される排風内の細かな塵埃を取り除く除塵装置に関する
ものであり、塵埃を含んだ排風を屋外に放出して周辺に
粉塵公害を惹起させることもなく、排風出口において排
風内から塵埃を除去可能とし、衛生的な環境を維持する
ことができるようにした新規な構造からなる排風内除塵
装置を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】最近の籾摺り作業、特に大米作地域にお
ける籾摺り作業は、ライスセンターのような、国の援助
を受け、地域の農家が共同出資して建設した大型の籾摺
施設によって行われ始めているが、この大型籾摺施設の
利用できる恵まれた農家はまだまだ限られる上、その他
の地域の大多数の農家では、今でも従来どおり、個々の
農家で所有する籾摺機を使い、敷地内の作業場で戸別に
籾摺作業を実施しているのが実情である。この従前から
の籾摺機による籾摺作業では、籾摺機内において米粒と
籾殻とを効率的に分別するために空気を圧送し、この風
力により軽い籾殻だけを吹き飛ばす方法が取られてお
り、吹き飛ばされた籾殻は、排風共々、籾摺機に接続さ
れた排風管内を通って排出され、排風管の中途に設置し
た籾殻収集器によって籾殻だけを選択的に落下、収容
し、排風は、更にその先にまで延長した排風管により、
作業にできるだけ影響しない遠くへ飛ばしてしまうよう
にするものであった。
【0003】図5には、この従来からの籾摺作業で実施
されている籾摺機に籾殻収集器を接続してなる概略的な
装置構成図が示されている。図中に示される摺動機1
は、籾摺後の籾殻を風により圧送し排出する排風管2を
備えており、この排風管2は、複数の管を接続すること
により構成されている。排風管2の中途部には、籾殻3
と排風4を選択的に分別して籾殻3のみを落下させる籾
殻回収装置5が設けられていて、これらの籾殻回収装置
5には、夫々排風管2の延長方向に沿って配列されてお
り、それらの中途中空部内に通気性の金属製網状体を斜
設する等して排風4中から籾殻3を分別、収集するよう
に構成されたものである。
【0004】籾殻回収装置5の夫々には、下方に向けて
開口する籾殻回収用枝管7,8が設けられており、これ
らの籾殻回収用枝管7,8には、籾殻3を回収するため
の通気性袋9,10が着脱自在に取り付けられ、満杯に
なると、新たな通気性袋に交換される。この従来からの
籾摺り作業では、排風管2を通過する過程で籾殻3を分
別、回収した後の排風4を、通常、籾殻回収装置5より
更に延長された排風管2の末端からそのまま排出してし
まうのが普通となっている。したがって、排風管2の末
端部分の排風口11からは、細かな塵埃14(籾殻の小
片や、糠等)を含んだ排風4が長時間、継続して放出さ
れ、そのまま作業場内に放出してしまうと、室内に塵埃
14が充満し、作業環境を悪くしてしまうことから、例
えば作業場12の壁面13を貫通して室外まで誘導し、
排風4が外部に放出されるようにする等の工夫がなされ
ている。
【0005】しかし、外部に放出された塵埃14を含む
排風4は、屋外で飛散して辺りを汚す原因となり、特
に、近隣に住宅地や商店街を控えている都市部近郊の農
家では、稲の収穫期になると、それら近隣からの苦情が
出ないよう、場合によっては、作業場内に排風を止ど
め、内部に充満する塵埃によって作業者が埃だらけにな
りながらの作業に甘んじるか、そのような状態を避ける
ために、わざわざ屋外に仮設小屋のような囲いを設け、
その中に誘導して、極力近隣へ迷惑が掛からないような
特別な配慮を余儀なくされているといった状況が、今も
なお続いている。
【0006】これら排風4からの塵埃14を除去する手
段としては、排風口11に、例えば塵埃を通過させない
メッシュの袋体や、他の産業分野で使用されている塵埃
フィルターを設置する手段の採用も考えられるが、それ
らは排風管末端での排風4の流れを悪くしてしまい、籾
摺機1に気圧負荷が掛かって籾摺機1の正常な運転に支
障を来すといった難点があり、籾摺機1における除塵手
段としては全く採用不可能とするものであった。そのた
め、籾摺機に抵抗が掛からないようにする他の手段、例
えば、排風管末端にシャワーカーテンを配したり、ある
いは噴霧器を配する等液体を使い、排風4内の塵埃14
を空中を遮る水流や空中に舞う細かい水滴に付着させ
て、排風から塵埃14を分離してしまおうとする試み等
も繰り返されて来たが、極めて細かく、しかも極めて軽
い塵埃は、液の表面張力に災いされ、表面が付着するこ
とはあっても内部に取り込まれることがないため、落下
した液留め内では、一部を除き大部分の塵埃14が、水
面に浮いた状態となってしまい、折角分離した排風によ
って再び空中に舞い上がったり、周辺に飛散してしまう
結果となることから、これら他の分野で採用されている
公知の除塵手段も、籾摺作業の除塵手段として不適当で
あることが確認されている。
【0007】本願発明者は、籾殻回収装置に係わるメー
カーに所属する者として、上記のとおりの試行錯誤を長
年に渡って繰り返し、様々な知見を得ながら多数の試
作、実験を繰り返し、検討を重ねてきた結果、遂に、最
も経済的な水を利用し、場合によっては全く動力をも必
要としない非常に画期的な発想からなる排風内の塵埃除
去手段を見出すことに成功すると共に、その塵埃除去手
段を確実且つ効率的に実現可能とする塵埃除去装置の実
現化に成功するに至ったものであり、以下では、その成
果であるこの発明の排風内の塵埃除去方法と、それを実
施するために欠かすことができない新規な構成からなる
塵埃除去装置とを詳細に説明していくこととする。
【0008】
【発明の構成】図面に示すこの発明を代表する実施例か
らも明確に理解されるように、この発明に包含される排
風内除塵装置は、基本的に次のような構成から成り立っ
ている。即ち、排風管末端側に接続可能とする接続孔を
有し、当該排風管の中空断面よりも大きい中空断面に形
成してなる拡散筒に対し、平面形で拡散筒中空断面より
も小さく、拡散筒内周壁との間に所定面積の風道空間が
確保可能な円錐体であって、その円錐状の壁面には、排
風風圧を回転力に変換可能とする構造とした複数枚の翼
片を分散状に点在、起立させてなる回転体が、その回転
軸を拡散筒軸芯に略合致させ、回転自在に配されるよう
にすると共に、該回転体には、その表面に塵埃吸収液を
供給可能とする液供給部が併設されてなるものとする一
方、拡散筒の下端縁には、通気性筒壁が、その下端を浮
かし、下方に排風迂回空間を確保し得る構造として吊下
されたものにすると共に、該排風迂回空間を含む外郭適
宜高さ位置までを収容筒で包囲してなる排風内除塵装置
である。
【0009】拡散筒は、排風管内を通して送り出されて
くる塵埃を含む排風をそのまま内部に拡散状に率いれ、
そこから抜け出る間に、可能な限り満遍なく塵埃吸収液
に接触できるよう機能するための囲い体であって、内部
には、後述する回転体を組み込んでもなお、排風に抵抗
がかかることのない十分な容積(目安としては、平面配
置状態において、該拡散筒内壁と回転体外縁との間に確
保される空隙の面積が、少なくとも排風管断面積よりも
小さくなることがないようにする容積)を有し、上端が
閉鎖状となって外部に通じることがなく、しかも、上端
あるいは側壁上部に、排風管用の接続孔が形成されると
共に、内部に塵埃吸収液を供給する液供給部の組み合わ
された構造のものに形成され、排風管の末端側適所ある
いは末端に接続、配置されるものである。
【0010】回転体は、上記した拡散筒の軸芯に合致さ
せた回転軸によって回転自在となる構造で拡散筒内に配
設され、自ら回転することによって送り込まれてくる排
風を拡散することにもなるが、主に液供給部から供給さ
れる塵埃除去液をその表面に受けて流下させると共に、
遠心力によって周辺に勢い良く投げ飛ばして拡散筒内壁
面にぶつけ、液を細かい水滴あるいは噴霧状にすると共
に、更に跳ね返った水滴あるいは噴霧体が、後から次々
に投げ飛ばされてくる水滴と衝突して更に細かく複雑な
動きとなって漂う微噴霧体となるよう機能する重要な役
割を果たすものであり、全体形状は円錘体を基本とし、
必要があればその表面が波打ち状の形状のものとした
り、角錐体状のものとする等の設計変更は自由であり、
その表面には、排風の流体エネルギーを利用して回転力
が付与されるよう、分散状に点在、起立させた複数の翼
片が形成されたものとする。
【0011】なお、この回転体は、その頂角が略60〜
65°前後の錐体となるようにして形成されるようにす
るのが望ましく、また、翼片は、排風を受けて効率的に
回転力に変換できる最適な配置、立設角度(水平面に対
して20〜30°程度傾ける)が選択されて立設される
ようにすべきであり、しかも、その回転をより円滑、な
いし強化するために、回転体回転駆動用の適宜駆動機構
を併用したもの、あるいは駆動機構を主体としたものと
することも、勿論可能である。
【0012】液供給部は、水または適宜界面活性剤その
他塵埃を付着、吸収する上で都合の良い薬液を混合した
水溶液を、上記回転体表面上にできるだけ均質に供給可
能とする構造のもの、例えば、後述する実施例に示すも
ののように、単管に複数個の小孔を穿った構造のものと
する外、園芸用の散水ノズルのような無数の小孔が略均
質に穿設されたものや、あるいは、回転体の頂部だけに
集中的に吸水できるようにした構造のもの等によって形
成され、回転体の上方に位置させて配するようにする。
【0013】一方、回転体、液供給部の組み込まれた前
記拡散筒には、その下端縁に通気性筒壁、例えば合成樹
脂やステンレスからなる網状体あるいは穴空き薄板等に
よって筒状としたものが吊下される。この通気性筒壁
は、拡散筒内で塵埃を付着、吸収した水滴、噴霧体、微
噴霧体、および排風が、拡散筒の下端縁から下方に抜け
出した後で、周辺に無秩序に拡散してしまわないよう、
一応の規制を果たし、所定下方位置まで排風を誘導した
上、その下端縁を迂回して流れ出すよう機能させるもの
であって、適宜長さ、例えば30〜50cm程度の長さの
直状の筒体、あるいは幾分下方を絞った形状の筒体状も
のとして形成される。なお、この通気性筒壁は、その下
端縁が地面あるいは受水面から適宜距離浮かされて排風
迂回空間が確保される構造となるようにして吊下され、
排風の流れに抵抗が掛かることのないよう配慮されたも
のとしなければならない
【0014】収容筒は、上記排風迂回空間を迂回して流
れ出す排風(場合によっては、噴霧体あるいは微噴霧体
を含む排風)、および、一部、排風迂回空間を迂回する
前に通気性筒壁から外方に漏れ出す排風(場合によって
は、噴霧体あるいは微噴霧体を含む排風)が、そのまま
周辺に拡散してしまうことを規制し、所定高さ位置方向
まで誘導されて拡散するようにして、排風経路ができる
だけ長くなって、その過程で、排風内の塵埃が少しでも
長く水滴や噴霧体、微噴霧体と接触できて、除塵効果が
高められるよう機能すると共に、この発明の塵埃除去装
置周辺が汚れてしまうことを防止し、且つ装置の外観を
良くする役目を果たすものであり、布の外、プラスチッ
クスシート、あるいはプラスチックスやステンレス薄板
等によって上下を開放状とし、前記拡散筒の外径よりも
大きい径で、地面または受水面よりも下方から、少なく
とも拡散筒の下端縁よりも高い位置にまで達する大きさ
の筒体状のものとして形成される。
【0015】上記した各部は、適宜構造のスタンド部材
によって自立状となり、しかも、各部が製造、保管、搬
送等に有利になるよう、組み立て、解体自在の構造のも
のとして組み合わされると共に、液供給部には、直接水
道ホースを接続し、蛇口の栓の調整で水の供給量を調整
するか、塵埃吸収液を供給ポンプによって供給するよう
供給ポンプからの供給ホースを接続し、供給ポンプの調
整によって液供給量を調整するものである。
【0016】
【関連する発明1】上記のとおりの構成を基本とするこ
の発明の塵埃除去装置に関連し、この発明には、次ぎの
ような構成の排風内除塵装置を包含している。排風管末
端側に接続可能とする接続孔を有し、当該排風管の中空
断面よりも大きい中空断面に形成してなる拡散筒に対
し、平面形で拡散筒中空断面よりも小さく、拡散筒内周
壁との間に所定面積の風道空間が確保可能な円錐体であ
って、その円錐状の壁面には、排風風圧を回転力に変換
可能とする構造とした複数枚の翼片を分散状に点在、起
立させ、且つ、その裾縁部には複数枚の拡散翼を付設し
てなる回転体が、その回転軸を拡散筒軸芯に略合致さ
せ、回転自在に配されるようにすると共に、該回転体に
は、その表面に塵埃吸収液を供給可能とする液供給部が
併設されてなるものとする一方、拡散筒の下端縁には、
通気性筒壁が、その下端を浮かし、下方に排風迂回空間
を確保し得る構造として吊下されたものにすると共に、
該排風迂回空間を含む外郭適宜高さ位置までを収容筒で
包囲してなるものとした排風内除塵装置である。
【0017】この発明の基本的な構成に関連する構成を
要旨とする排風内除塵装置は、上記した基本的な構成の
中、回転体の構成が、その表面に点在、立設する複数の
翼片に加え、その裾縁部に、複数枚の拡散翼を付設して
なるものとしたことを特徴とするものである。即ち、翼
片が、回転体の表面から立設状となって、主として排風
の流体エネルギーを受けて回転体の回転力に変換する機
能を果たすものとして形成されるのに対し、この拡散翼
は、回転体に供給される塵埃吸収液を、拡散筒内壁方向
に、より強く投げ飛ばすための機能を果たし、拡散筒内
壁面に衝突した塵埃吸収液の砕け方がより細かくなるよ
うにする役目を果たす上、拡散筒内部の排風および水
滴、噴霧体、微噴霧体の動きを更に一層攪乱状態とな
し、排風内の塵埃が、水滴や噴霧体、微噴霧体に触れる
機会を少しでも多くできるようにする点で有効な構成を
含む装置である。
【0018】
【関連する発明2】また、この発明の基本的な構成から
なる排風内除塵装置には、以下のとおりの構成を備えて
なる塵埃除去装置も、それに関連する他の発明として包
含されている。即ち、排風管末端側に接続可能とする接
続孔を有し、当該排風管の中空断面よりも大きい中空断
面に形成してなる拡散筒に対し、平面形で拡散筒中空断
面よりも小さく、拡散筒内周壁との間に所定面積の風道
空間が確保可能な円錐体であって、その円錐状の壁面に
は、排風風圧を回転力に変換可能とする構造とした複数
枚の翼片を分散状に点在、起立させ、且つ、その裾縁部
には複数枚の拡散翼を付設してなる回転体が、その回転
軸を拡散筒軸芯に略合致させ、回転自在に配されるよう
にすると共に、該回転体には、その表面に塵埃吸収液を
供給可能とする液供給部が併設されてなるものとする一
方、拡散筒の下端縁には、通気性筒壁が、その下端を浮
かし、下方に排風迂回空間を確保し得る構造として吊下
され、その内部には、上記した回転体の回転軸下端に一
体的に取着した円錐状の補助回転体が配されたものにす
ると共に、該排風迂回空間を含む外郭適宜高さ位置まで
を収容筒で包囲してなるものとした排風内除塵装置であ
る。
【0019】補助回転体は、この発明の基本的な構成に
おける回転体とは別に、その回転体の回転軸下端に一体
的に取着、形成するようにした別体の円錘体その他錐体
状の回転体であって、特にそれ自身には翼片を形成した
ものとする必要はなく、専ら塵埃を付着、吸収した水滴
や噴霧体、微噴霧体をその表面に受け止め、その段階で
更に塵埃の液内への付着、吸収、混合具合を確実になら
しめながら流下させていき、更にその周縁まで下った後
で周囲に飛散されて再び水滴や噴霧体、微噴霧体とされ
ることにより、未だ液に付着、吸収されずに排風内を漂
いながら降下している塵埃が存在したとしても、それら
を付着、吸収してしまうように機能するために配される
ものであり、回転体のサイズよりも小型のもので十分そ
の機能を達成することが可能である。
【0020】なお、該補助回転体は、その回転軸を回転
体の回転軸下端に一体化する(但し、組立て、解体自在
であっても、取り付け後一体化できるものであれば、当
然それらも包含される。)構造のものとするのが、他に
駆動原を要せず最も効率的ではあるが、前記した回転体
の場合と同様、独立して、あるいは回転体と共用となる
ようにした駆動源を用意し、強制的に回転駆動するよう
にしたものも、この発明の補助回転体を回転させる技術
的思想としては同等ないし均等のものであり、当然この
発明に包含されている。
【0021】上記までの構成を要旨としてこの発明が包
含する排風内除塵装置において、その外、拡散筒の形状
等は、単なる筒状のものに限定されている訳ではなく、
上下端あるいは上下何れかの端部側を適宜絞り込んだ形
状のものとしたり、角筒状のものとする等、より拡散筒
の機能を充実させるための改変、あるいは周知、公知技
術等との置換等は自由であり、また、その他各部の形
状、構造においても、同様のことがいえる。以下では、
図面に示す実施例について詳述することにより、この発
明に包含される排風内除塵装置の構成が、より具体的且
つ明確に把握できるようにすることとする。
【0022】
【実施例1】先ず、図1のこの発明の除塵装置を示す正
断面図、図2の除塵装置の平面図、図3の回転体を示す
平面図、図4の除塵装置の籾摺機への接続配置状態を説
明する正面図に示す事例は、この発明の最も代表的な構
成からなるものである。除塵装置20は、図4の除塵装
置の籾摺機への接続、配置状態を示す正面図に示されて
いるとおり、作業場12内に設置された籾摺機1に接
続、使用されるものであって、籾摺機1から延長された
排風管2の中途部には籾殻3を排風から分離して回収す
る籾殻回収装置5が設けられ、これら籾殻回収装置5の
籾殻回収枝管7,8に、籾殻3を回収するための籾殻回
収袋9,10が挿着されていて、籾摺作業が進むに従い
一杯に満たされた順に新たな籾殻回収袋9,10を交換
して、接続的に籾殻3を回収する。
【0023】一方、排風管2は、籾殻回収装置5が設け
られた先に更に延長されており、この排風管2の端末部
分に開口される排風口11は、下側に向けて湾曲させた
排風管2の下端に開口している。この除塵装置20は、
上記した排風管2の末端部分の湾曲した排風管2の下端
の排風口11に接続されるものであり、図1の正断面図
および図2の平面図に示される如く、鉛直下方に向けて
開放する排風管2の排風口11に接続された拡散筒21
が接続され、中央部が膨出された状態に形成され、下縁
部は地上より浮上して開口されており、その全体を包囲
する四角筒状の収容筒22内に収容支持されている。
【0024】同収容筒22の内壁面は、拡散筒21の外
壁面との間に所定の間隔S1をもって形成され、四方に
設けられた支持柱22a,22a,……によって所定高
さに浮上した状態で保持されており、拡散筒21の下部
に対応する収容筒22には後述する塵埃吸収液を受ける
受け皿状の底部が形成されている。なお、排風管2の内
径aが200mmであり、拡散筒21の外径と収容筒22
の内径間の片側の間隔S1は、200mmに設定されてい
る。
【0025】そして、拡散筒21の樽状に膨出された内
部には、円錐状の輪郭をもつ回転体23が設けられ、そ
の先端が垂直上方に向けられていると共に、下方に延長
された枢軸23aは、平面視十字状の支持梁によって拡
散筒21の内壁に支持された筒状軸受23bに上下に貫
通する状態で回転自在に支持されており、更に、枢軸2
3aの拡散筒21の下側に位置する下端部には、小型の
補助回転体24が一体的に取着されている。
【0026】該回転体23の頂部の鉛直上方には、排風
管2の周壁を貫通して、延長された散水ノズル25が設
けられている。この散水ノズル25は、塵埃吸収液とし
ての水を散水するためのものであり、下向きのノズル部
分は4mm前後の孔径にて形成され、送風方向に沿って下
向きに散水するように構成されている。更に、散水ノズ
ル25の配管部25bは、拡散筒21と収容筒22との
間を巡り、収容筒22の底部に形成された塵埃吸収液タ
ンク部22a内に延長され、その端部には濾過機能を備
えたポンプ25cが接続され、タンク部22a内の塵埃
を吸収した水を濾過して、散水ノズル25に再循環する
ようになっている。
【0027】上記回転体23は、頂角が約60度に設定
された円錐状の表面壁を有し、その表面壁には、分散状
に、起立配置された、合計8枚の翼片23c,23c,
……が設けられ、排風が吹き付けられることによって自
転するように構成されている。なお、翼片23cは、回
転体23の表面壁に、水平線に対して先端側から周縁側
へ向けて約20度の角度bを成して傾斜状態に設けられ
ており、また、回転体23の周縁部には、4枚の拡散翼
23d,23d,……が設けられている。また、上記補
助回転体24は、枢軸23aを介して回転体23の回転
力を受けて、該回転体23と同一の回転速度で回転し、
円錐状の外表面に衝突する排風や塵埃吸収液としての水
に遠心力を与え、周縁方向に向けて拡散するように構成
されている。
【0028】なお、拡散筒21の内径Sは450mmに、
そして、回転体23の外周縁と散水筒21の内壁面との
直径の片側(半径分)での間隔S2は120mmに、ま
た、収容筒22の内径Dは850mmに設定されると共
に、該拡散筒21の最下端縁部21aは、上下方向の寸
法が10cm以上に渡って内側に絞り込んだ形状に形成さ
れ、その曲げ角度を、内側へ約27度程度としている。
そして、上記拡散筒21の下側開口縁部21aの延長線
上に前記補助回転体24の周壁が略垂直に面するように
してある。
【0029】一方、下側開口縁部21aの下端部には、
粗目の金網からなる通気性筒壁26が吊下され、上記補
助回転体24の周囲を包囲し、該補助回転体24から飛
散する排風や塵埃吸収液の圧力を減衰させるようにして
あり、該通気性筒壁26の下端は収容筒22の底部が形
成する塵埃吸収液タンク部22aに集留された塵埃吸収
液25aの液面より上方に浮上した状態に配置されてい
る。
【0030】
【作 用】以上のとおりの構成からなる除塵装置20
は、例えば、図4に示される籾摺機1の排風管2を通じ
て排出される塵埃を含む排風から塵埃を取り除き、きれ
いな排風として室内に放出可能とするよう機能するもの
であり、籾摺機1の例でいえば、その中途部に配し籾殻
回収装置5により、先ず排風4によって運ばれてきた籾
殻3が分離、回収され、細かな塵埃14を含んだ排風4
だけが籾殻回収装置5よりも先に送風されてくる。
【0031】この塵埃14を含んだ排風4は、図1の正
断面図に示すとおり、排風管2の排風口11から白抜き
矢印Cで示される方向に吐出され、拡散筒21内に誘導
される。排風Cが吐出される先には、円錐状に形成さ
れ、頂部に散水ノズル25からの塵埃吸収液としての水
が供給される回転体23が、回転自在に配置されてい
て、該回転体23表面に排風Cが吹き付けられることに
より、翼片23c,23c,……に受けた排風Cの風圧
で、略定速回転した状態となり、更に、前記補助回転体
24もまた同一の速度で回転駆動される。
【0032】これと同時に、排風C中に含まれる塵埃1
4は、円錐状の回転体23表面に衝突し、円錐状の壁面
に沿って下方に移動しながら、その表面に供給されて満
遍なく周囲に拡散状となって流下する塵埃吸収液に一部
が付着あるいは混じり合うと共に、その余は斜面に沿っ
て下方に流れ、拡散翼23dにより周辺に拡散された
り、回転体23と拡散筒21との間の空間内に乱気流と
なって渦巻、暫く滞留した後で下方に誘導されていく状
態となる。
【0033】一方、回転体23の上方から供給される水
は、回転体23の表面を伝ってその周縁に達した後、一
定方向に回転する回転体23の遠心力で、一部の塵埃1
4を含んだまま、外周方向に吹き飛ばされ、拡散筒21
の内周壁に強く衝突して内側方向に砕け散り、再び回転
体23まで戻ったり、中途で、順次遠心力で飛ばされて
くる水滴とぶつかって更に砕けたり、それら水滴とあわ
さって再び拡散筒21の内周壁面に衝突して砕け飛ぶ等
と、極めて複雑な動きを実現するため、拡散筒21内周
壁と回転体24周縁とで規制された下方に通じる空間辺
りでは、その空間を抜けて下方に通過しようとする塵埃
14は、それら複雑な形態、動きとなって存在する水流
や水滴、噴霧体、微噴霧体の間を掻い潜ることができ
ず、塵埃吸着液に付着ないしは取り込まれてしまい、排
風から略完全に分離されることになる。
【0034】なお、排風口11の内径aを200mmと
し、回転体24の外径縁部と、拡散筒21の内周壁面と
の隙間寸法S2を片側120mmとすることにより、排風
の空気抵抗による負荷の発生を防止している。幾多の試
作実験の結果では、a≦2S1(または、左右のS1の
寸法が互いに異なる場合はa≦S1+S1)の関係を保
つよう、拡散筒21とその内部に収容する回転体24と
の寸法が決定されなければならないことが判明してい
る。つまり、a≦2S1の条件を満たさないと、排風の
吐出が安定せず、排風管2内の圧力が高まって籾摺機1
の籾摺機能が十分に発揮できないものとなってしまうこ
とを意味するものであり、この実施例で排風口11の内
径aを200mmに設定した場合には、回転体24の外径
縁部と、拡散筒21の内周壁面との隙間寸法S2は、少
なくとも片側100mm以上に設定する必要がある。
【0035】また、収容筒22の内径Dは、排風口11
の径aに対して、D≧4aの関係に形成される必要があ
り、更に、拡散筒21の内壁最大直径Sを450mm、排
風口11の内径aを200mmとすることにより、S≧2
aの関係を保ち、気流を安定させるようにしなければな
らない。(Sは、拡散筒21の内壁最大直径Sであり、
aは、排風口11の内径)
【0036】塵埃14を付着したり内部に取り込んだ液
は、白抜きの矢印で示すように、内側に向けて傾斜され
た拡散筒21の下端周縁21aの内壁に沿って、方向付
けられ、中央下側の補助回転体24に向けて誘導され、
該補助回転体24の周壁面に略垂直に衝突し、風圧が減
衰され、再度保持回転体24の回転により遠心力を受け
た塵埃吸収液は、周囲に飛散され、金網からなる通気性
筒壁26に霧状化された状態で吹き付けられ、比較的大
きな粒子の塵埃はこの通気性筒壁26に付着して、連続
的に吹き付けられる塵埃吸収液の流下に流し落とされ
て、塵埃吸収液タンク部22aに落下する。
【0037】また、通気性筒壁26に付着しなかった他
の全ての塵埃吸収液も、排風の流れと共に、該通気性筒
壁26を通過するか、もしくは同通気性筒壁26の下縁
の排風迂回空間部分を通過して、収容筒22の内側を巡
り、拡散筒21の外壁に沿って上昇する間に失速し、塵
埃吸収液タンク部22aに落下される。つまり、排風
は、白抜き矢印で示されるように排風口11から拡散筒
21内を通過し、通気性筒壁26の壁面を通過、もしく
は、下縁の排風迂回空間を通過して収容筒22の内側に
流出し、更に、収容筒22の内壁面と拡散筒21との間
を上昇し、ここまでの過程にて全ての塵埃を塵埃吸収液
中に取り込み、排風から離脱させられ、除塵された排風
だけが収容筒22の上部開口部22bから作業場12内
に風として放出されることとなる。
【0038】
【効 果】以上のとおりの構成からなるこの発明の排風
内除塵装置は、回転体の表面に供給した塵埃吸収液が、
拡散筒内で激しく拡散および飛散されると共に、液滴が
衝突し合ってより一層微細な噴霧状に微粒子化されたも
のとなり、排風内の塵埃は、拡散筒内を攪乱状となって
下方に抜ける間に確実にそれら水滴や噴霧体、微噴霧体
に付着し、液体内に取り込まれ、排風から殆どのものが
分離され、仮に分離しないで尚も排風と共に下方に流れ
出したとしても、通気性筒壁と収容筒とによって形成さ
れた排風経路を迂回していく間に、確実に除塵されるよ
うにした秀れた除塵効果を発揮するものとなっている。
【0039】しかも、これら拡散筒、その中に組み込む
回転体、排風迂回空間等のサイズ選択し、規制した内部
空間を実現するようにすることにより、何等籾摺機その
他排風送り出し側の機能に支障を来すことなく、確実な
除塵効果を発揮できるものとすることが可能になると共
に、回転体が、排風の流体エネルギーを利用して自転駆
動するようにして外部動力を必要としない除塵装置とす
ることも可能であり、極めて実用性に富んだ除塵装置の
実現化を果たすことができるものとなる。更には、回転
体の裾縁部に複数枚の拡散翼を点在、形成して、回転体
の壁面に沿って流下する塵埃吸収液をより強力に投げ飛
ばすようにしたものとすることにより、拡散筒内の塵埃
吸収液の微細化効率を高めたものとすれば、更に信頼性
の高い除塵装置を完成することができるものとなる。
【0040】特に、実施例に示してある除塵装置のよう
に、回転体23の下方に補助回転体24を並設したもの
にあっては、拡散筒21下部から抜け出そうとする排風
と塵埃吸収液とが、絞り込み形成された拡散筒21の下
側開口縁部21aの傾斜面により、該補助回転体24の
周壁に略垂直に衝突状となって、再度、衝突、拡散して
砕け散り、更に一層、塵埃と塵埃吸収液との付着、吸
収、混合具合が促進され、拡散筒21の下側に吊下した
通気性筒壁26の下端縁側の排風迂回空間を迂回させて
排風する構成と相俟って、万全の除塵効果を上げ得る除
塵装置を実現することが可能となるものである。
【0041】叙上の如く、この発明の排気内除塵装置
は、比較的単純な構成によって形成可能なことから、製
造が容易で安価に提供できるものでありながら、その除
塵効果においては、これまでに提供されたものに比較に
ならない程に秀れたものとなっており、しかも、取扱
性、操作性、管理性等の面でも極めて安全且つ容易なも
のとなることから、籾摺機からの排風処理だけに止まる
ことなく、広い分野に渡っての活用が可能となるもので
あり、作業環境の衛生化はもとよりのこと、粉塵公害の
防止の面でも大いにその威力を発揮することができるも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の排風内除塵装置の技術的思想を具現化
した代表的な実施例と、従来例とを示すものである。
【図 1】この発明の除塵装置を示す一部断面を含む立
面図である。
【図 2】同除塵装置の平面図である。
【図 3】回転体の形状を示す平面図である。
【図 4】籾摺機への接続、配置状態を示す概略的な立
面図である。
【図 5】従来の籾摺機の使用状態を示す概略的な立面
図である。
【符号の説明】
2 排風管 5 籾殻回収装置 11 排風口 20 除塵装置 21 拡散筒 21a 同 下側開口縁部 22 収容筒 22b 同 収容筒の上側開口部 23 回転体 23a 同 枢軸 23b 同 筒状軸受 23c 同 翼片 23d 同 拡散翼 a 同 排風口の開口部の内径寸法 S2 同 回転体外縁と拡散筒内壁の片側隙間寸法 25 液供給部(散水ノズル) 26 通気性筒壁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排風管末端側に接続可能とする接続孔を
    有し、当該排風管の中空断面よりも大きい中空断面に形
    成してなる拡散筒に対し、平面形で拡散筒中空断面より
    も小さく、拡散筒内周壁との間に所定面積の風道空間が
    確保可能な円錐体であって、その円錐状の壁面には、排
    風風圧を回転力に変換可能とする構造とした複数枚の翼
    片を分散状に点在、起立させてなる回転体が、その回転
    軸を拡散筒軸芯に略合致させ、回転自在に配されるよう
    にすると共に、該回転体には、その表面に塵埃吸収液を
    供給可能とする液供給部が併設されてなるものとする一
    方、拡散筒の下端縁には、通気性筒壁が、その下端を浮
    かし、下方に排風迂回空間を確保し得る構造として吊下
    されたものにすると共に、該排風迂回空間を含む外郭適
    宜高さ位置までを収容筒で包囲してなるものとしたこと
    を特徴とする排風内除塵装置。
  2. 【請求項2】 排風管末端側に接続可能とする接続孔を
    有し、当該排風管の中空断面よりも大きい中空断面に形
    成してなる拡散筒に対し、平面形で拡散筒中空断面より
    も小さく、拡散筒内周壁との間に所定面積の風道空間が
    確保可能な円錐体であって、その円錐状の壁面には、排
    風風圧を回転力に変換可能とする構造とした複数枚の翼
    片を分散状に点在、起立させ、且つ、その裾縁部には複
    数枚の拡散翼を付設してなる回転体が、その回転軸を拡
    散筒軸芯に略合致させ、回転自在に配されるようにする
    と共に、該回転体には、その表面に塵埃吸収液を供給可
    能とする液供給部が併設されてなるものとする一方、拡
    散筒の下端縁には、通気性筒壁が、その下端を浮かし、
    下方に排風迂回空間を確保し得る構造として吊下された
    ものにすると共に、該排風迂回空間を含む外郭適宜高さ
    位置までを収容筒で包囲してなるものとしたことを特徴
    とする排風内除塵装置。
  3. 【請求項3】 排風管末端側に接続可能とする接続孔を
    有し、当該排風管の中空断面よりも大きい中空断面に形
    成してなる拡散筒に対し、平面形で拡散筒中空断面より
    も小さく、拡散筒内周壁との間に所定面積の風道空間が
    確保可能な円錐体であって、その円錐状の壁面には、排
    風風圧を回転力に変換可能とする構造とした複数枚の翼
    片を分散状に点在、起立させ、且つ、その裾縁部には複
    数枚の拡散翼を付設してなる回転体が、その回転軸を拡
    散筒軸芯に略合致させ、回転自在に配されるようにする
    と共に、該回転体には、その表面に塵埃吸収液を供給可
    能とする液供給部が併設されてなるものとする一方、拡
    散筒の下端縁には、通気性筒壁が、その下端を浮かし、
    下方に排風迂回空間を確保し得る構造として吊下され、
    その内部には、上記した回転体の回転軸下端に一体的に
    取着した円錐状の補助回転体が配されたものにすると共
    に、該排風迂回空間を含む外郭適宜高さ位置までを収容
    筒で包囲してなるものとしたことを特徴とする排風内除
    塵装置。
  4. 【請求項4】 拡散筒が、その下端を内側に絞り込んで
    傾斜面とした下端縁部に形成されたものとされ、該傾斜
    面とした下端縁部に通気性筒壁部が吊下されようにした
    ことを特徴とする、請求項1ないし3何れか記載の排風
    内除塵装置。
JP7524896A 1996-03-04 1996-03-04 排 風 内 除 塵 装 置 Pending JPH09234328A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100913031B1 (ko) * 2002-11-08 2009-08-20 주식회사 포스코 복합형 집진장치
JP2013244419A (ja) * 2012-05-23 2013-12-09 Toru Igarashi 集塵機
CN111716172A (zh) * 2020-06-24 2020-09-29 夏春辉 一种用于线路板毛边的新型磨削加工方法
CN116809582A (zh) * 2023-08-30 2023-09-29 包头职业技术学院 一种铝合金生产用吸尘装置

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