JPH09234253A - 光線治療器 - Google Patents
光線治療器Info
- Publication number
- JPH09234253A JPH09234253A JP6930296A JP6930296A JPH09234253A JP H09234253 A JPH09234253 A JP H09234253A JP 6930296 A JP6930296 A JP 6930296A JP 6930296 A JP6930296 A JP 6930296A JP H09234253 A JPH09234253 A JP H09234253A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light source
- fluorescent lamp
- fluorescent lamps
- equipment
- phototherapeutic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】従来よりもはるかにコンパクトであり、光源の
放射エネルギーを有効に使用できると共に、光源からの
紫外線の放射を完全に遮断できる光線治療器を提供す
る。 【解決手段】チューブ５が屈曲されて少なくとも１対の
平行部分を備える蛍光灯６を光源に使用すると共に、こ
の蛍光灯６を紫外線遮断能力を持つ透明板４にてカバー
する。
放射エネルギーを有効に使用できると共に、光源からの
紫外線の放射を完全に遮断できる光線治療器を提供す
る。 【解決手段】チューブ５が屈曲されて少なくとも１対の
平行部分を備える蛍光灯６を光源に使用すると共に、こ
の蛍光灯６を紫外線遮断能力を持つ透明板４にてカバー
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光灯を光源とし
た光線治療器の改良に関する。
た光線治療器の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】図８に示すごとく保育器１上に載置さ
れ、この保育器１内の新生児の治療に用いる光線治療器
２はその光源に蛍光灯を使用しているが、従来の光線治
療器２では、チューブが直線状の蛍光灯３を図９に示す
ごとく数本、平行に並べて使用していた。
れ、この保育器１内の新生児の治療に用いる光線治療器
２はその光源に蛍光灯を使用しているが、従来の光線治
療器２では、チューブが直線状の蛍光灯３を図９に示す
ごとく数本、平行に並べて使用していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】したがって図９のよう
な光源面の面積は、後述する本発明の光源面の面積（同
図に一点鎖線で示す）に較べると大となるから、光線治
療器２全体の形状を大きくする原因になる。それ故、保
育器１内の新生児を治療中に観察する場合の妨げになっ
たり、あるいは持ち運びも不便になる。
な光源面の面積は、後述する本発明の光源面の面積（同
図に一点鎖線で示す）に較べると大となるから、光線治
療器２全体の形状を大きくする原因になる。それ故、保
育器１内の新生児を治療中に観察する場合の妨げになっ
たり、あるいは持ち運びも不便になる。
【０００４】また図９に示す従来の光源面の面積は、被
照射体の新生児に比べて過大であるため、光源の放射エ
ネルギーを有効に使用できないという問題がある。
照射体の新生児に比べて過大であるため、光源の放射エ
ネルギーを有効に使用できないという問題がある。
【０００５】本発明は上述の点に鑑み、上記光源面が小
さく、それ故従来よりもはるかにコンパクトな光線治療
器を提供するものである。
さく、それ故従来よりもはるかにコンパクトな光線治療
器を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、チューブが屈
曲されて少なくとも１対の平行部分を備える蛍光灯を光
源に使用すると共に、この蛍光灯を紫外線遮断能力を持
つ透明板にてカバーして光線治療器を構成した。
曲されて少なくとも１対の平行部分を備える蛍光灯を光
源に使用すると共に、この蛍光灯を紫外線遮断能力を持
つ透明板にてカバーして光線治療器を構成した。
【０００７】
【作用】チューブが直線状である従来の図９に示す蛍光
灯３では、チューブの内壁あるいは外壁に紫外線放射防
止膜を容易に形成できるが、本発明の蛍光灯の場合には
困難である。そこで本発明の蛍光灯では、この蛍光灯を
カバーする透明板に、紫外線遮断能力を持たせる必要を
生じるという点はあるが、本発明は前述のごとく光源面
を小さくできるから、光線治療器を従来よりもはるかに
コンパクトに構成することが可能となる。また光源の放
射エネルギーを無駄にすることなく、新生児を有効に照
射するという課題も解決することができる。
灯３では、チューブの内壁あるいは外壁に紫外線放射防
止膜を容易に形成できるが、本発明の蛍光灯の場合には
困難である。そこで本発明の蛍光灯では、この蛍光灯を
カバーする透明板に、紫外線遮断能力を持たせる必要を
生じるという点はあるが、本発明は前述のごとく光源面
を小さくできるから、光線治療器を従来よりもはるかに
コンパクトに構成することが可能となる。また光源の放
射エネルギーを無駄にすることなく、新生児を有効に照
射するという課題も解決することができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１に示す光線治療器２の光源面
は、Ｕ字状に屈曲した２対のチューブ５から成る蛍光灯
６を平行に３本並べて図２に示すごとく構成してある。
この蛍光灯６の定格出力は３６ｗで、黄疸治療用として
ブルーホワイト（以下、「ＢＷ」と略す）に発色するも
のと、ブルーグリーン（以下、「ＢＧ」と略す）に発色
するものとが採用された。なおこれら２種類の蛍光灯を
混用することはない。またこの蛍光灯は東芝ライテック
社から、商品名：ユーラインフラットＴ、形名：ＦＭＬ
３６で市販されているものに近い。
は、Ｕ字状に屈曲した２対のチューブ５から成る蛍光灯
６を平行に３本並べて図２に示すごとく構成してある。
この蛍光灯６の定格出力は３６ｗで、黄疸治療用として
ブルーホワイト（以下、「ＢＷ」と略す）に発色するも
のと、ブルーグリーン（以下、「ＢＧ」と略す）に発色
するものとが採用された。なおこれら２種類の蛍光灯を
混用することはない。またこの蛍光灯は東芝ライテック
社から、商品名：ユーラインフラットＴ、形名：ＦＭＬ
３６で市販されているものに近い。
【０００９】次に図１、２に示す符号４は透明なアクリ
ル板で、上記３本の蛍光灯６の前面に取り付けられ、蛍
光灯６から放射される紫外線を遮断する。なおこのアク
リル板４は三菱レイヨン社製で、形名はＬＮ−５４９で
ある。このアクリル板は、紫外線遮断能力が極めて良好
であるため使用したが、他のアクリル板であってよく、
またポリカーボネイトや塩化ビニールの透明板に、紫外
線遮断能力を持つ被覆を設けるようにしてもよい。
ル板で、上記３本の蛍光灯６の前面に取り付けられ、蛍
光灯６から放射される紫外線を遮断する。なおこのアク
リル板４は三菱レイヨン社製で、形名はＬＮ−５４９で
ある。このアクリル板は、紫外線遮断能力が極めて良好
であるため使用したが、他のアクリル板であってよく、
またポリカーボネイトや塩化ビニールの透明板に、紫外
線遮断能力を持つ被覆を設けるようにしてもよい。
【００１０】図３は、発色がＢＷである上記蛍光灯６の
分光エネルギー分布であるが、図によるとこの蛍光灯６
は、１〜４００ｎｍの範囲の波長（紫外線）を含んでい
る。したがってこれをカットする必要が生じる。次に図
４は発色がＢＧである蛍光灯３の分光エネルギー分布で
あるが、同様に４００ｎｍ以下の波長を含んでいる。
分光エネルギー分布であるが、図によるとこの蛍光灯６
は、１〜４００ｎｍの範囲の波長（紫外線）を含んでい
る。したがってこれをカットする必要が生じる。次に図
４は発色がＢＧである蛍光灯３の分光エネルギー分布で
あるが、同様に４００ｎｍ以下の波長を含んでいる。
【００１１】そこで上記蛍光灯６を、紫外線を遮断でき
る上記透明アクリル板４でカバーするため、このアクリ
ル板４の特性試験が行われた。図５はその試験結果であ
るが、波長４００ｎｍより小さい範囲の光透過率は完全
に零である。
る上記透明アクリル板４でカバーするため、このアクリ
ル板４の特性試験が行われた。図５はその試験結果であ
るが、波長４００ｎｍより小さい範囲の光透過率は完全
に零である。
【００１２】図６は、発色がＢＷである上記蛍光灯６を
上記透明アクリル板４でカバーした場合の分光エネルギ
ー分布であるが、同図によると波長４００ｎｍ以下の範
囲が完全にカットされている。また図７は、発色がＢＧ
である上記蛍光灯６を上記透明アクリル板でカバーした
場合の分光エネルギー分布であるが、この場合も波長４
００ｎｍ以下の範囲が完全にカットされている。
上記透明アクリル板４でカバーした場合の分光エネルギ
ー分布であるが、同図によると波長４００ｎｍ以下の範
囲が完全にカットされている。また図７は、発色がＢＧ
である上記蛍光灯６を上記透明アクリル板でカバーした
場合の分光エネルギー分布であるが、この場合も波長４
００ｎｍ以下の範囲が完全にカットされている。
【００１３】
【発明の効果】本発明は上述のような構成であるから、
光線治療器を従来よりもはるかにコンパクトに構成する
ことができる。したがって保育器１内の新生児を治療中
に観察することが従来よりもはるかに容易となる。また
持ち運びも、従来に較べるとはるかに容易となる。さら
に、光源面の大きさが、被照射体である新生児の大きさ
に近くなるから、光源の放射エネルギーが極めて有効に
使用できる。
光線治療器を従来よりもはるかにコンパクトに構成する
ことができる。したがって保育器１内の新生児を治療中
に観察することが従来よりもはるかに容易となる。また
持ち運びも、従来に較べるとはるかに容易となる。さら
に、光源面の大きさが、被照射体である新生児の大きさ
に近くなるから、光源の放射エネルギーが極めて有効に
使用できる。
【００１４】また光源の紫外線が完全にカットされるか
ら、新生児の治療にも極めて安全に使用することができ
る。
ら、新生児の治療にも極めて安全に使用することができ
る。
【図１】光線治療器の光源面を示す平面図である。
【図２】図１におけるII−II線断面図である。
【図３】発色がＢＷである蛍光灯の分光エネルギー分布
図である。
図である。
【図４】発色がＢＧである蛍光灯の分光エネルギー分布
図である。
図である。
【図５】本発明の紫外遮断用アクリルカバーの波長−光
透過率線図である。
透過率線図である。
【図６】発色がＢＷである蛍光灯に図５の特性を持つア
クリルカバーを使用した際の分光エネルギー分布図であ
る。
クリルカバーを使用した際の分光エネルギー分布図であ
る。
【図７】発色がＢＧである蛍光灯に図５の特性を持つア
クリルカバーを使用した際の分光エネルギー分布図であ
る。
クリルカバーを使用した際の分光エネルギー分布図であ
る。
【図８】従来の光線治療器を所定位置に載置した保育器
の斜視図である。
の斜視図である。
【図９】従来の光線治療器の光源面を示す平面図であ
る。
る。
２ 光線治療器 ４ アクリル板（透明板） ５ チューブ ６ 蛍光灯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松原 一雄 東京都文京区本郷３丁目18番15号 アトム メディカル株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】チューブが屈曲されて少なくとも１対の平
行部分を備える蛍光灯を光源に使用すると共に、この蛍
光灯を紫外線遮断能力を持つ透明板にてカバーした光線
治療器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6930296A JPH09234253A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 光線治療器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6930296A JPH09234253A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 光線治療器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09234253A true JPH09234253A (ja) | 1997-09-09 |
Family
ID=13398643
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6930296A Pending JPH09234253A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 光線治療器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09234253A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008061986A1 (fr) * | 2006-11-23 | 2008-05-29 | Areva Nc | Boite a gant a enceinte etanche eclairee |
-
1996
- 1996-02-29 JP JP6930296A patent/JPH09234253A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008061986A1 (fr) * | 2006-11-23 | 2008-05-29 | Areva Nc | Boite a gant a enceinte etanche eclairee |
| FR2909024A1 (fr) * | 2006-11-23 | 2008-05-30 | Cogema | Boite a gant a enceinte etanche eclairee |
| US8142044B2 (en) | 2006-11-23 | 2012-03-27 | Areva Nc | Sealed container with glove and lighting means located within a wall |
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