JPH09233542A - 機器の使用制限装置及び携帯電話機 - Google Patents
機器の使用制限装置及び携帯電話機Info
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- JPH09233542A JPH09233542A JP8032246A JP3224696A JPH09233542A JP H09233542 A JPH09233542 A JP H09233542A JP 8032246 A JP8032246 A JP 8032246A JP 3224696 A JP3224696 A JP 3224696A JP H09233542 A JPH09233542 A JP H09233542A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 非所有者、管理者以外の者による機器の使用
を防止するため、一定の条件により機器の使用制限を行
なう機器の使用制限装置、携帯電話機を提供する。 【解決手段】 送信装置(6)と、受信装置(4)とを
備えた機器の使用制限装置、この使用制限装置を付加し
た携帯電話機であって、前記送信装置は、固有のコード
を一定の強度で送信し、前記受信装置は、前記機器に設
置されて前記送信装置から前記機器が所定距離だけ離間
したことにより、前記送信装置からの送信コードが受信
できない場合、前記機器又は前記携帯電話機の動作を停
止させるようにしている。
を防止するため、一定の条件により機器の使用制限を行
なう機器の使用制限装置、携帯電話機を提供する。 【解決手段】 送信装置(6)と、受信装置(4)とを
備えた機器の使用制限装置、この使用制限装置を付加し
た携帯電話機であって、前記送信装置は、固有のコード
を一定の強度で送信し、前記受信装置は、前記機器に設
置されて前記送信装置から前記機器が所定距離だけ離間
したことにより、前記送信装置からの送信コードが受信
できない場合、前記機器又は前記携帯電話機の動作を停
止させるようにしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非所有者等による無断
使用を防止する、機器の使用制限装置及び携帯電話機に
関する。
使用を防止する、機器の使用制限装置及び携帯電話機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話機には、盗難等による所
有者以外の者の無断使用を防止する対策として、使用制
限機能が付加されている。一般に、この使用制限機能
は、所有者によるID、即ち、暗証番号によって使用制
限を解除することにより、通話を可能にするものであ
る。
有者以外の者の無断使用を防止する対策として、使用制
限機能が付加されている。一般に、この使用制限機能
は、所有者によるID、即ち、暗証番号によって使用制
限を解除することにより、通話を可能にするものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】暗証番号による使用制
限及びその解除は、キーボードによる操作が必要であ
り、電話の都度、制限及び解除操作を必要としている。
通話後、使用制限を行なわなかった場合、その電話機が
盗難に遭うと、無制限に通話が行なわれるおそれがあ
る。
限及びその解除は、キーボードによる操作が必要であ
り、電話の都度、制限及び解除操作を必要としている。
通話後、使用制限を行なわなかった場合、その電話機が
盗難に遭うと、無制限に通話が行なわれるおそれがあ
る。
【0004】そこで、本発明は、非所有者、管理者以外
の者による機器の使用を防止するため、一定の条件によ
り機器の使用制限を行なう機器の使用制限装置を提供す
ることを目的とする。
の者による機器の使用を防止するため、一定の条件によ
り機器の使用制限を行なう機器の使用制限装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】また、本発明の他の目的は、使用制限装置
の付加によって、非所有者以外の使用を防止した携帯電
話機を提供することを目的とする。
の付加によって、非所有者以外の使用を防止した携帯電
話機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の機器の使用制限
装置は、図1等に例示するように、送信装置(6)と、
受信装置(4)とを備えた機器の使用制限装置であっ
て、前記送信装置は、固有のコードを一定の強度で送信
し、前記受信装置は、前記機器に設置されて前記送信装
置から前記機器が所定距離だけ離間したことにより、前
記送信装置からの送信コードが受信できない場合、前記
機器の動作を停止させることを特徴とする。
装置は、図1等に例示するように、送信装置(6)と、
受信装置(4)とを備えた機器の使用制限装置であっ
て、前記送信装置は、固有のコードを一定の強度で送信
し、前記受信装置は、前記機器に設置されて前記送信装
置から前記機器が所定距離だけ離間したことにより、前
記送信装置からの送信コードが受信できない場合、前記
機器の動作を停止させることを特徴とする。
【0007】このように構成したことにより、機器の動
作は、送信装置を所有するか、又は、その所有者が機器
の近傍、即ち、一定の距離内に存在する場合に制限され
る。この結果、機器の無断使用が禁止され、盗難等から
その機器を防護することができる。
作は、送信装置を所有するか、又は、その所有者が機器
の近傍、即ち、一定の距離内に存在する場合に制限され
る。この結果、機器の無断使用が禁止され、盗難等から
その機器を防護することができる。
【0008】本発明の携帯電話機は、図1等に例示する
ように、送信装置(6)と、受信装置(4)とを備えて
通話を制限する携帯電話機であって、前記送信装置は、
固有のコードを一定の強度で送信し、前記受信装置は、
前記電話機側に設置されて前記送信装置から前記電話機
が所定距離だけ離間したことにより、前記送信装置から
の送信コードが受信できない場合、通話を禁止すること
を特徴とする。
ように、送信装置(6)と、受信装置(4)とを備えて
通話を制限する携帯電話機であって、前記送信装置は、
固有のコードを一定の強度で送信し、前記受信装置は、
前記電話機側に設置されて前記送信装置から前記電話機
が所定距離だけ離間したことにより、前記送信装置から
の送信コードが受信できない場合、通話を禁止すること
を特徴とする。
【0009】このように構成したことにより、電話機の
通話は、送信装置を所有するか、又は、その所有者が電
話機の近傍、即ち、一定の距離内に存在する場合に制限
される。この結果、電話機の無断使用が禁止され、盗難
等から電話機を防護することができる。
通話は、送信装置を所有するか、又は、その所有者が電
話機の近傍、即ち、一定の距離内に存在する場合に制限
される。この結果、電話機の無断使用が禁止され、盗難
等から電話機を防護することができる。
【0010】そして、本発明の機器の使用制限装置又は
携帯電話機にあっては、前記送信装置と前記受信装置と
の距離は、前記送信装置から送信された前記コードを表
す送信信号を受ける前記受信装置の受信信号の大きさに
より判定することを特徴とする。このように構成するこ
とにより、機器又は携帯電話機が送信装置を持つ所有者
ないし管理者との距離が離れたことを知ることができ
る。
携帯電話機にあっては、前記送信装置と前記受信装置と
の距離は、前記送信装置から送信された前記コードを表
す送信信号を受ける前記受信装置の受信信号の大きさに
より判定することを特徴とする。このように構成するこ
とにより、機器又は携帯電話機が送信装置を持つ所有者
ないし管理者との距離が離れたことを知ることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
形態を参照して詳細に説明する。
形態を参照して詳細に説明する。
【0012】図1及び図2は、本発明の機器の使用制限
装置の実施形態である携帯電話機を示している。
装置の実施形態である携帯電話機を示している。
【0013】この携帯電話機は、電話機の本体装置2に
受信装置4を付加し、この受信装置4と別個の送信装置
6を備えている。本体装置2は、従前の携帯電話機の回
路に対して使用制限手段として使用禁止・解除回路8を
付加したものである。受信装置4は、図2に示すよう
に、電話機の本体装置2に内蔵され、送信装置6は、携
帯電話器の使用者、所有者等が身につけておくものであ
る。送信装置6は、例えば、鍵やカード等で構成するこ
とができる。
受信装置4を付加し、この受信装置4と別個の送信装置
6を備えている。本体装置2は、従前の携帯電話機の回
路に対して使用制限手段として使用禁止・解除回路8を
付加したものである。受信装置4は、図2に示すよう
に、電話機の本体装置2に内蔵され、送信装置6は、携
帯電話器の使用者、所有者等が身につけておくものであ
る。送信装置6は、例えば、鍵やカード等で構成するこ
とができる。
【0014】本体装置2は、送話系統10、電話番号入
力系統12、受話系統14及び電源部16を備えてお
り、送話系統10はマイクロフォン100、音声増幅回
路102、変調回路104及び送信アンプ106を備え
ている。マイクロフォン100に入力した音声は、音声
信号に変換されて音声増幅回路102で増幅した後、変
調回路104で搬送波信号を変調し、その変調出力を送
信アンプ106で増幅した後、送受アンテナ108から
電話局に向け送信される。送信アンプ106には、通話
スイッチ110が付加されており、この通話スイッチ1
10が操作されたとき、送話モードが設定される。電源
部16は、本体装置2の各部回路及び受信装置4に対す
る電源を構成している。
力系統12、受話系統14及び電源部16を備えてお
り、送話系統10はマイクロフォン100、音声増幅回
路102、変調回路104及び送信アンプ106を備え
ている。マイクロフォン100に入力した音声は、音声
信号に変換されて音声増幅回路102で増幅した後、変
調回路104で搬送波信号を変調し、その変調出力を送
信アンプ106で増幅した後、送受アンテナ108から
電話局に向け送信される。送信アンプ106には、通話
スイッチ110が付加されており、この通話スイッチ1
10が操作されたとき、送話モードが設定される。電源
部16は、本体装置2の各部回路及び受信装置4に対す
る電源を構成している。
【0015】電話番号入力系統12は、テンキー及び機
能キー122、AND回路124、電話番号入力回路1
26及び電話番号発生回路128を備え、AND回路1
24には、テンキー及び機能キー122及びキー操作無
効スイッチ130の操作入力とともに、受信装置4の受
信出力がスイッチ40を介して入力されている。また、
電話番号入力系統12には警報解除回路42が付加され
ており、スイッチ40は、テンキー及び機能キー122
を用いて入力される暗証番号に基づく警報解除回路42
の出力により操作される。電話番号の入力は、AND回
路124のAND条件の成立に依存しており、この実施
形態では、キー操作無効スイッチ130と警報解除回路
42の警報解除出力によるスイッチ40のONに基づく
受信装置4からの警報信号の成立を条件にして電話番号
入力モードが設定され、かかるモード設定時、テンキー
及び機能キー122から入力された電話番号が受け付け
られる。
能キー122、AND回路124、電話番号入力回路1
26及び電話番号発生回路128を備え、AND回路1
24には、テンキー及び機能キー122及びキー操作無
効スイッチ130の操作入力とともに、受信装置4の受
信出力がスイッチ40を介して入力されている。また、
電話番号入力系統12には警報解除回路42が付加され
ており、スイッチ40は、テンキー及び機能キー122
を用いて入力される暗証番号に基づく警報解除回路42
の出力により操作される。電話番号の入力は、AND回
路124のAND条件の成立に依存しており、この実施
形態では、キー操作無効スイッチ130と警報解除回路
42の警報解除出力によるスイッチ40のONに基づく
受信装置4からの警報信号の成立を条件にして電話番号
入力モードが設定され、かかるモード設定時、テンキー
及び機能キー122から入力された電話番号が受け付け
られる。
【0016】また、受話系統14は、受信アンプ14
0、音声復調回路142、番号認識回路144、着信音
発生回路146、フックスイッチ148及びスピーカ1
50を備えており、起呼信号は受信アンプ140で増幅
され、番号認識回路144で番号認識が行なわれ、着信
音発生回路146から着信音がフックスイッチ148を
通してスピーカ150から発せられる。通話は、この着
信音に基づいてフックスイッチ148を切り換えること
により音声入力モードとなり、受信アンプ140で増幅
した受信信号は音声復調回路142に加えられ、音声信
号が復調される。その音声信号は、フックスイッチ14
8を通してスピーカ150で音声として再生される。
0、音声復調回路142、番号認識回路144、着信音
発生回路146、フックスイッチ148及びスピーカ1
50を備えており、起呼信号は受信アンプ140で増幅
され、番号認識回路144で番号認識が行なわれ、着信
音発生回路146から着信音がフックスイッチ148を
通してスピーカ150から発せられる。通話は、この着
信音に基づいてフックスイッチ148を切り換えること
により音声入力モードとなり、受信アンプ140で増幅
した受信信号は音声復調回路142に加えられ、音声信
号が復調される。その音声信号は、フックスイッチ14
8を通してスピーカ150で音声として再生される。
【0017】また、受信装置4は、送信装置6からの固
有コードを受信する手段であって、受信器44、コード
識別器46及び警報信号発生回路48を備えている。受
信器44には本体装置2の送受アンテナ108が共用さ
れている。そして、受信器44は、送信装置6からの送
信信号のレベルが距離によって減衰することを利用し、
受信信号の大きさを計測する機能を有する。この受信器
44が受信した固有コードを表す信号は、コード識別器
46に加えられてコードの識別が行なわれる。このコー
ド識別を条件にし、警報信号発生回路48は受信器44
の受信出力に応じて警報信号を発生する。
有コードを受信する手段であって、受信器44、コード
識別器46及び警報信号発生回路48を備えている。受
信器44には本体装置2の送受アンテナ108が共用さ
れている。そして、受信器44は、送信装置6からの送
信信号のレベルが距離によって減衰することを利用し、
受信信号の大きさを計測する機能を有する。この受信器
44が受信した固有コードを表す信号は、コード識別器
46に加えられてコードの識別が行なわれる。このコー
ド識別を条件にし、警報信号発生回路48は受信器44
の受信出力に応じて警報信号を発生する。
【0018】そして、送信装置6は、固有コード発生器
60、送信器62、アンテナ64及び電源部66を備え
ており、本体装置2及び受信装置4とは別個の装置であ
って、携帯電話機の所有者や管理者が被服のポケット等
に入れて所持する。固有コード発生器60は、所有者等
が予め設定した固有のコードを発生し、そのコードを表
す信号によって搬送波信号を変調することにより、送信
媒体として例えば電波によりアンテナ64から一定の強
度で送信される。ここで、固有のコードは、所有者や管
理者の情報を表す記号、ID番号の他、音響データ等で
構成することができる。
60、送信器62、アンテナ64及び電源部66を備え
ており、本体装置2及び受信装置4とは別個の装置であ
って、携帯電話機の所有者や管理者が被服のポケット等
に入れて所持する。固有コード発生器60は、所有者等
が予め設定した固有のコードを発生し、そのコードを表
す信号によって搬送波信号を変調することにより、送信
媒体として例えば電波によりアンテナ64から一定の強
度で送信される。ここで、固有のコードは、所有者や管
理者の情報を表す記号、ID番号の他、音響データ等で
構成することができる。
【0019】次に、図3は、受信装置4のコード識別器
46の具体的な構成例を示している。このコード識別器
46は、パルス圧縮回路462、符号信号メモリ464
及び処理装置(CPU)466を備えており、CPU4
66は独自符号を記録するメモリ468を備えている。
即ち、受信信号はパルス圧縮回路462及び符号信号メ
モリ464に加えられ、パルス圧縮回路462から受信
信号に基づくパルス圧縮信号が得られる。符号信号メモ
リ464は、このパルス圧縮信号をデータ書込みのスタ
ート信号とし、その後に続く符号信号をメモリ468に
書き込む。CPU466では、メモリ468に予め書き
込んでいる符号と書き込まれた符号とが対比され、両者
が一致しているか否かが判定され、その判定結果として
一致又は不一致を表す判定信号を図1に示した警報信号
発生回路48に出力する。
46の具体的な構成例を示している。このコード識別器
46は、パルス圧縮回路462、符号信号メモリ464
及び処理装置(CPU)466を備えており、CPU4
66は独自符号を記録するメモリ468を備えている。
即ち、受信信号はパルス圧縮回路462及び符号信号メ
モリ464に加えられ、パルス圧縮回路462から受信
信号に基づくパルス圧縮信号が得られる。符号信号メモ
リ464は、このパルス圧縮信号をデータ書込みのスタ
ート信号とし、その後に続く符号信号をメモリ468に
書き込む。CPU466では、メモリ468に予め書き
込んでいる符号と書き込まれた符号とが対比され、両者
が一致しているか否かが判定され、その判定結果として
一致又は不一致を表す判定信号を図1に示した警報信号
発生回路48に出力する。
【0020】次に、図4は、コード識別器46における
パルス圧縮回路462の回路構成例を示している。この
パルス圧縮回路462は、例えば、31ビット長のシフ
トレジスタ621、一致・加算回路622及びメモリ6
23を備えており、入力信号としてM系列信号がシフト
レジスタ621に与えられる。メモリ623は、シフト
レジスタ621に対応するものであって、32ビットの
記憶能力を備えており、メモリ622に書き込まれてい
る31ビットの比較信号とシフトレジスタ621の入力
信号と一致及び加算により、出力信号としてのパルス圧
縮信号を得る。
パルス圧縮回路462の回路構成例を示している。この
パルス圧縮回路462は、例えば、31ビット長のシフ
トレジスタ621、一致・加算回路622及びメモリ6
23を備えており、入力信号としてM系列信号がシフト
レジスタ621に与えられる。メモリ623は、シフト
レジスタ621に対応するものであって、32ビットの
記憶能力を備えており、メモリ622に書き込まれてい
る31ビットの比較信号とシフトレジスタ621の入力
信号と一致及び加算により、出力信号としてのパルス圧
縮信号を得る。
【0021】以上の構成に基づいて、動作を説明する。
【0022】送信装置6は、この実施形態の場合、携帯
電話機の使用者が所有し、固有コード発生器60で発生
させた一定の固有コードを表す送信信号を発する。図5
は、この実施形態における送信信号を表しており、M系
列信号と独自符号とを単位とし、任意の時間間隔、S秒
毎に繰り返すことにより間欠的な送信が行なわれる。こ
の間欠送信は、節電のためであり、送信装置6の電源部
66に用いるバッテリィの消耗を防止し、安定した長時
間の送信を可能にするためである。
電話機の使用者が所有し、固有コード発生器60で発生
させた一定の固有コードを表す送信信号を発する。図5
は、この実施形態における送信信号を表しており、M系
列信号と独自符号とを単位とし、任意の時間間隔、S秒
毎に繰り返すことにより間欠的な送信が行なわれる。こ
の間欠送信は、節電のためであり、送信装置6の電源部
66に用いるバッテリィの消耗を防止し、安定した長時
間の送信を可能にするためである。
【0023】この送信信号は、微弱電波としてアンテナ
64から送信される。この送信信号は、送信装置6と受
信装置4、即ち、電話機の本体装置2との距離が一定距
離以内にある場合、送受アンテナ108を通して受信装
置4に受信される。受信装置4の受信信号は、受信器4
4に加えられ、図6のAに示すM系列信号が復調され
る。このM系列信号は、2のn乗から1を減じた長さ、
即ち、(2n −1)の長さを持つ1と0からなる符号で
あって、n=5であれば、31ビットの信号である。こ
のM系列信号は、パルス圧縮回路462に加えられて、
図6のBに示すパルス圧縮信号が得られる。即ち、パル
ス圧縮回路462では、入力信号であるM系列信号は1
/31の信号圧縮が行なわれる。
64から送信される。この送信信号は、送信装置6と受
信装置4、即ち、電話機の本体装置2との距離が一定距
離以内にある場合、送受アンテナ108を通して受信装
置4に受信される。受信装置4の受信信号は、受信器4
4に加えられ、図6のAに示すM系列信号が復調され
る。このM系列信号は、2のn乗から1を減じた長さ、
即ち、(2n −1)の長さを持つ1と0からなる符号で
あって、n=5であれば、31ビットの信号である。こ
のM系列信号は、パルス圧縮回路462に加えられて、
図6のBに示すパルス圧縮信号が得られる。即ち、パル
ス圧縮回路462では、入力信号であるM系列信号は1
/31の信号圧縮が行なわれる。
【0024】そこで、このような携帯電話機の所有者、
管理者を特定する固有コードが送信され、それを受信装
置4で受信する場合、その識別及び所有者等が携帯電話
機から一定距離外に離れた場合の判定動作として、受信
装置4では、図7に示す判定プログラムが実行される。
管理者を特定する固有コードが送信され、それを受信装
置4で受信する場合、その識別及び所有者等が携帯電話
機から一定距離外に離れた場合の判定動作として、受信
装置4では、図7に示す判定プログラムが実行される。
【0025】ステップS1では独自符号の識別が行なわ
れ、ステップS2で独自符号が予めメモリ623に格納
されている符号と一致するか否かを判別する。この判別
の結果、不一致の場合には、ステップS6に移行し、警
報信号を発生する。この警報信号は、本体装置2のAN
D回路124に加えられてAND条件の一つを構成す
る。
れ、ステップS2で独自符号が予めメモリ623に格納
されている符号と一致するか否かを判別する。この判別
の結果、不一致の場合には、ステップS6に移行し、警
報信号を発生する。この警報信号は、本体装置2のAN
D回路124に加えられてAND条件の一つを構成す
る。
【0026】ステップS2で一致すると判定した場合に
は、ステップS3に移行し、受信信号の大きさを判定す
る。ステップS4でその受信信号のレベルが一定レベル
以上か否かが判定され、一定レベル以上でない場合に
は、携帯電話機が所有者、管理者から一定距離以内を脱
したこととなり、ステップS6に移行して警報を発生す
る。
は、ステップS3に移行し、受信信号の大きさを判定す
る。ステップS4でその受信信号のレベルが一定レベル
以上か否かが判定され、一定レベル以上でない場合に
は、携帯電話機が所有者、管理者から一定距離以内を脱
したこととなり、ステップS6に移行して警報を発生す
る。
【0027】ステップS4で一定レベル以上の受信信号
であると判定された場合には、ステップS5に移行して
警報信号を解除する。ステップS5又はステップS6を
経てステップS1に戻る。
であると判定された場合には、ステップS5に移行して
警報信号を解除する。ステップS5又はステップS6を
経てステップS1に戻る。
【0028】この判定プログラムの受信信号の大きさの
判定は、図8に示す距離と受信信号との関係に基づいて
行なう。図8は、横軸に送信装置6と受信装置4を備え
た本体装置2との距離、縦軸に受信信号の大きさを取る
ことにより、受信信号の大きさが距離によって比例的に
減衰することを表している。このグラフにおいて、距離
Rにおける受信信号は、受信レベルVRとなる。そこ
で、受信信号のレベルを判定することにより、送信装置
6と携帯電話機との距離の概略を知ることができ、携帯
電話機が送信装置6を持つ所有者から離れた状態を推測
することができる。
判定は、図8に示す距離と受信信号との関係に基づいて
行なう。図8は、横軸に送信装置6と受信装置4を備え
た本体装置2との距離、縦軸に受信信号の大きさを取る
ことにより、受信信号の大きさが距離によって比例的に
減衰することを表している。このグラフにおいて、距離
Rにおける受信信号は、受信レベルVRとなる。そこ
で、受信信号のレベルを判定することにより、送信装置
6と携帯電話機との距離の概略を知ることができ、携帯
電話機が送信装置6を持つ所有者から離れた状態を推測
することができる。
【0029】この場合、受信信号の大きさから概略的な
距離を知る方法としては、受信信号の絶対値の大きさを
測定する方法の他に相対値から推定する方法を用いても
よい。ここで、相対値とは、例えば、送信装置6と受信
装置4との距離を1メートルとし、その時の受信信号の
レベルを受信装置4の記憶手段に記憶させ、信号レベル
の大きさを相対値として把握することができる。例え
ば、信号のレベルが10分の1になれば、距離は10メ
ートルとなる。
距離を知る方法としては、受信信号の絶対値の大きさを
測定する方法の他に相対値から推定する方法を用いても
よい。ここで、相対値とは、例えば、送信装置6と受信
装置4との距離を1メートルとし、その時の受信信号の
レベルを受信装置4の記憶手段に記憶させ、信号レベル
の大きさを相対値として把握することができる。例え
ば、信号のレベルが10分の1になれば、距離は10メ
ートルとなる。
【0030】また、間欠的に受信する信号の大きさの測
定方法としては、例えば、図9のAに示すように、受信
信号は、M系列信号と独自符号信号とを単位とした間欠
信号であるが、この受信信号中のM系列信号のみを図9
のBに示すように、パルス圧縮信号に変換し、図9のC
に示すように、その後に続く独自符号信号の時間tの区
間を測定すれば、正確な受信信号の大きさを知ることが
できる。
定方法としては、例えば、図9のAに示すように、受信
信号は、M系列信号と独自符号信号とを単位とした間欠
信号であるが、この受信信号中のM系列信号のみを図9
のBに示すように、パルス圧縮信号に変換し、図9のC
に示すように、その後に続く独自符号信号の時間tの区
間を測定すれば、正確な受信信号の大きさを知ることが
できる。
【0031】このような受信信号の大きさを測定するこ
とにより、携帯電話機とその所有者ないし管理者との距
離を監視し、その距離が一定値以上であると判定された
場合には、携帯電話機の使用を制限することにより、携
帯電話機の無断使用を防止することができる。
とにより、携帯電話機とその所有者ないし管理者との距
離を監視し、その距離が一定値以上であると判定された
場合には、携帯電話機の使用を制限することにより、携
帯電話機の無断使用を防止することができる。
【0032】なお、上記実施形態における独自符号は、
携帯電話機の販売台数分が必要であり、mビットの長さ
の符号長とすれば、2のm乗の種類が可能となる。m=
30であるならば、約10億種類の独自符号が可能とな
る。その場合、電話番号と同じ符号に設定することも可
能である。そして、M系列信号及び独自符号信号は予め
メモリ623に格納しておけばよく、盗難者による無断
使用を効果的に防止することができる。
携帯電話機の販売台数分が必要であり、mビットの長さ
の符号長とすれば、2のm乗の種類が可能となる。m=
30であるならば、約10億種類の独自符号が可能とな
る。その場合、電話番号と同じ符号に設定することも可
能である。そして、M系列信号及び独自符号信号は予め
メモリ623に格納しておけばよく、盗難者による無断
使用を効果的に防止することができる。
【0033】また、上記実施形態では、携帯電話機を使
用制限を付す機器として説明したが、使用制限を付加す
る機器としては、パーソナルコンピュータ、自動車、金
庫等の各種の機器に本発明を実施することができる。例
えば、パーソナルコンピュータでは、送信装置を所有す
る使用者、管理者がそのパーソナルコンピュータから退
席し、一定距離以上離れた場合には、そのパーソナルコ
ンピュータの操作を禁止するような設定が可能である。
用制限を付す機器として説明したが、使用制限を付加す
る機器としては、パーソナルコンピュータ、自動車、金
庫等の各種の機器に本発明を実施することができる。例
えば、パーソナルコンピュータでは、送信装置を所有す
る使用者、管理者がそのパーソナルコンピュータから退
席し、一定距離以上離れた場合には、そのパーソナルコ
ンピュータの操作を禁止するような設定が可能である。
【0034】また、上記実施形態では、送信装置と受信
装置との間の信号伝達媒体を電波を例に取って説明した
が、超音波や光等を用いてもよい。
装置との間の信号伝達媒体を電波を例に取って説明した
が、超音波や光等を用いてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果が得られる。 a.請求項1に記載の発明によれば、パソコンや自動車
等の各種の機器から一定距離だけ離れると、その動作が
制限される結果、非所有者や管理者以外の者の無断使用
を防止することができ、無断使用による障害の発生や盗
難等から機器を保護することができる。 b.請求項2に記載の発明によれば、機器とその所有者
や管理者との距離を正確に知ることができる。 c.請求項3に記載の発明によれば、使用者が送信装置
を携帯するだけで電話機の無断使用を防止でき、従来の
携帯電話機のように暗証番号や記号の操作が不要であ
り、操作ミスや操作忘れによる盗難等による無断使用を
確実に防止できる。 d.請求項4に記載の発明によれば、携帯電話機がその
所有者や管理者から離れたことを容易に知ることができ
る。
次のような効果が得られる。 a.請求項1に記載の発明によれば、パソコンや自動車
等の各種の機器から一定距離だけ離れると、その動作が
制限される結果、非所有者や管理者以外の者の無断使用
を防止することができ、無断使用による障害の発生や盗
難等から機器を保護することができる。 b.請求項2に記載の発明によれば、機器とその所有者
や管理者との距離を正確に知ることができる。 c.請求項3に記載の発明によれば、使用者が送信装置
を携帯するだけで電話機の無断使用を防止でき、従来の
携帯電話機のように暗証番号や記号の操作が不要であ
り、操作ミスや操作忘れによる盗難等による無断使用を
確実に防止できる。 d.請求項4に記載の発明によれば、携帯電話機がその
所有者や管理者から離れたことを容易に知ることができ
る。
【図1】本発明の機器の使用制限装置の一実施形態であ
る携帯電話機を示すブロック図である。
る携帯電話機を示すブロック図である。
【図2】携帯電話機と送信装置を持つ所有者との関係を
示す概念図である。
示す概念図である。
【図3】受信装置におけるコード識別器の実施形態を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図4】コード識別器におけるパルス圧縮回路の実施形
態を示すブロック図である。
態を示すブロック図である。
【図5】送信信号の形態を示す図である。
【図6】M系列信号及びパルス圧縮信号を示す図であ
る。
る。
【図7】受信信号の大きさに基づく警報信号発生及び解
除プログラムを示すフローチャートである。
除プログラムを示すフローチャートである。
【図8】距離と受信信号の大きさとの関係を示す図であ
る。
る。
【図9】受信信号レベルの測定方法を示す図である。
2 本体装置 4 受信装置 6 送信装置
Claims (4)
- 【請求項1】 送信装置と、受信装置とを備えた機器の
使用制限装置であって、 前記送信装置は、固有のコードを一定の強度で送信し、 前記受信装置は、前記機器に設置されて前記送信装置か
ら前記機器が所定距離だけ離間したことにより、前記送
信装置からの送信コードが受信できない場合、前記機器
の動作を停止させることを特徴とする機器の使用制限装
置。 - 【請求項2】 前記送信装置と前記受信装置との距離
は、前記送信装置から送信された前記コードを表す送信
信号を受ける前記受信装置の受信信号の大きさにより判
定することを特徴とする請求項1記載の機器の使用制限
装置。 - 【請求項3】 送信装置と、受信装置とを備えて通話を
制限する携帯電話機であって、 前記送信装置は、固有のコードを一定の強度で送信し、 前記受信装置は、前記電話機側に設置されて前記送信装
置から前記電話機が所定距離だけ離間したことにより、
前記送信装置からの送信コードが受信できない場合、通
話を禁止することを特徴とする携帯電話機。 - 【請求項4】 前記送信装置と前記受信装置との距離
は、前記送信装置から送信された前記コードを表す送信
信号を受ける前記受信装置の受信信号の大きさにより判
定することを特徴とする請求項3記載の携帯電話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8032246A JPH09233542A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 機器の使用制限装置及び携帯電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8032246A JPH09233542A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 機器の使用制限装置及び携帯電話機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09233542A true JPH09233542A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=12353655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8032246A Pending JPH09233542A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 機器の使用制限装置及び携帯電話機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09233542A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2811796A1 (fr) * | 2000-07-12 | 2002-01-18 | France Telecom | Ensemble portable securise |
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WO2008038379A1 (fr) * | 2006-09-28 | 2008-04-03 | Panasonic Corporation | Téléphone portable et procédé de contrôle d'accès |
US7535881B2 (en) | 2004-07-30 | 2009-05-19 | Sony Computer Entertainment Inc. | Communication terminal and method of establishing communication |
JP2009192279A (ja) * | 2008-02-13 | 2009-08-27 | Ntt Communications Kk | 装置間距離判定システム、無線端末装置、プログラム及び記憶媒体 |
US7725946B2 (en) | 2005-08-18 | 2010-05-25 | Fujitsu Limited | Program, system and method for authenticating permission to use a computer system and inhibiting access to an unauthorized user |
JP2020501470A (ja) * | 2016-11-29 | 2020-01-16 | ピーアンドピー・ウルトラ・ジー・リミテッド | デバイスの無断使用の防止 |
-
1996
- 1996-02-20 JP JP8032246A patent/JPH09233542A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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