JPH09233282A - 光学ユニットおよび該光学ユニットを用いた読み取り方法 - Google Patents

光学ユニットおよび該光学ユニットを用いた読み取り方法

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JPH09233282A
JPH09233282A JP8063750A JP6375096A JPH09233282A JP H09233282 A JPH09233282 A JP H09233282A JP 8063750 A JP8063750 A JP 8063750A JP 6375096 A JP6375096 A JP 6375096A JP H09233282 A JPH09233282 A JP H09233282A
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JP
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optical unit
mirror
light
light source
mirrors
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JP8063750A
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Makoto Takayanagi
真 高柳
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LAB SHINEI KK
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LAB SHINEI KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 原稿が光学ユニットに対して一定の位置にあ
るときに限られず、ある範囲内の任意の位置にあると
き、読み取りを行うことができる光学ユニット及びその
読み取り方法を提供する。 【解決手段】 対象物への照射光源12と、対象物まで
の距離に応じて対象物からの反射回数が変わるように配
列された一対のミラー26,28からの光を受光して一
対のミラーの光路を横切って反射させる第1ミラー30
と、第1ミラーからの光を受光して一対のミラーの光路
とほぼ平行にかつ所定の方向に反射させるように角度位
置を変えることができる角度可変ミラー50からの光を
通して焦点を結ぶレンズ14と、レンズを通った光を受
光する読み取りセンサ16を設ける。光学ユニットを対
象物に対してほぼ一定の距離を保ちながら対象物を横切
って移動させ、または光学ユニットをコンベアの側面に
配置し、コンベアベルト上に対象物を光学ユニットを横
切って順次移動させて読み取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学ユニットおよび該
光学ユニットを用いた読み取り方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置等の電子機器における
原稿読み取り用光学ユニットの小型化を図るために、本
出願人はファクシミリ装置の原稿読み取り用光学ユニッ
ト(特願平5−342357号:特開平7−17037
6号)を既に提案している。図11はその光学ユニット
の断面図である。図11において、符号12は光源を示
し、14は鏡筒14aに支持されたレンズを示し、16
は、CCDのようなセンサを示し、24は、カバーガラ
スを示し、26、28は一対のミラーを示し、30、3
2、34は、それぞれ、第1ミラー、第2ミラー、第3
ミラーを示す。
【0003】光源12からの光は原稿(図示せず)に向
けられ、原稿から反射した光は、矢印A〜Eに示すよう
に、一対のミラー26、28、第1ミラー30、第2ミ
ラー32、レンズ14、第3ミラー34を通った後、セ
ンサ16に入力されるように構成されている。なお、原
稿(図示せず)はカバーガラス24に当接した状態で、
または近接して配置された状態で、読み取られるように
構成されている。
【0004】これらの光学素子を支持するフレームは、
3つに部品22a、22b、22cから成り、部品22
aと部品22bは中空の箱型を形成し、その箱型に部品
22cが取り付けられる構造となっている。
【0005】この光学ユニットは、それより以前の光学
ユニットに比べて、小型化、低コスト化の点においてか
なりの改善をおさめるものであったが、化型化、低コス
ト化に対するさらに大きな要請があった。
【0006】したがって、前述の光学ユニットをさらに
小型化し、低コスト化を可能にするために、本出願人
は、先願の特許出願(特願平7−346436号)でさ
らに小型化した光学ユニットを提案している。
【0007】図12は提案した先願の特許出願(特願平
7−346436号)の光学ユニットの断面図である。
図12において、符号12は光源を示し、14は鏡筒1
4aに支持されたレンズを示し、16は、CCDのよう
なセンサを示し、24は、カバーガラスを示し、26、
28は一対のミラーを示し、30、32は、それぞれ、
第1ミラー、第2ミラーを示す。また、40はフレーム
を示し、42はカバーを示し、44はレンズカバーを示
す。そして、40a〜40eはフレームの各部分を示
す。
【0008】光源12からの光は原稿(図示せず)に向
けられ、原稿から反射した光は、矢印に示すように、一
対のミラー26、28、第1ミラー30、第2ミラー3
2、レンズ14を通った後、センサ16に入力されるよ
うに構成されている。なお、原稿(図示せず)はカバー
ガラス24に当接した状態で、または近接して配置され
た状態で、読み取られるように構成されている。
【0009】この光学ユニットでは、前述の特願平5−
342357号で提案した光学ユニットに比べて、ミラ
ーの数を削減でき、各ミラーやレンズを支持するフレー
ムの構造を単純化できる等の効果がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
公開された特許出願(特願平5−342357号)や先
願の特許出願(特願平7−346436号)で提案され
た光学ユニットでは、いずれも、原稿が光学ユニットに
対して一定の位置(例えば、カバーガラスと当接した位
置)に配置された状態でしか読み取りを行うことができ
ないものであった。
【0011】したがって、本発明の目的は、第1に、原
稿が光学ユニットに対して一定の位置にあるときに限ら
れず、ある範囲内の任意の位置にあるとき、読み取りを
行うことができる光学ユニットを提供することにある。
【0012】また、本発明の目的は、第2に、前述の形
式の光学ユニットを用いた読み取り方法を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明は、対象物に光を照射する光源と、対象物
までの距離に応じて対象物からの反射回数が変わるよう
に配列された一対のミラーと、該一対のミラーからの光
を受光して一対のミラーの光路を横切って反射させる第
1ミラーと、該第1ミラーからの光を受光して前記一対
のミラーにおける光路とほぼ平行にかつ所定の方向に反
射させるように角度位置を変えることができる角度可変
ミラーと、該角度可変ミラーからの光を通して焦点を結
ぶレンズと、該レンズを通った光を受光する読み取りセ
ンサを有することを特徴とする光学ユニットを採用する
ものである。
【0014】また、本発明は、前記光学ユニットを対象
物に対してほぼ一定の距離を保ちながら対象物を横切っ
て移動させ、または前記光学ユニットをコンベアに側面
に配置し、コンベアベルト上に対象物を前記光学ユニッ
トを横切って順次移動させ、または前記光学ユニットを
読み取るべき対象物である円筒体の軸線位置に配置して
前記光学ユニットまたは対象物を回転させて前記円筒体
内の表面を読み取ることを特徴とする読み取り方法を採
用するものである。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。図1は、
光学系の原理を説明するために、複数の位置にある読み
取るべき対象物(例えば、原稿)を示す斜視図であり、
図2は、本発明の光学系を示す側面図であり、図3は、
光学系のレンズがカバーできる原稿の位置の範囲を説明
するための説明図であり、図4は、本発明の光学系とそ
れを支持するフレームから成る光学ユニットを示す断面
図であり、図5は、ミラーの角度を変える機構の一例を
示す拡大断面図であり、図6は、光源の位置変更を行う
機構の一例を示す拡大平面図であり、図7は、フレーム
および該フレームに取付けられたカバーから成る光学ユ
ニットの外観を示す斜視図であり、図8は、本発明の光
学ユニットを用いた読み取り方法の一例を説明するため
の側面図であり、図9は、本発明の光学ユニットを用い
た読み取り方法の他の例を説明するための平面図であ
り、図10は、本発明の光学ユニットを用いた読み取り
方法のさらに他の例を説明するための平面図である。
【0016】図1に示すように、本発明の光学ユニット
は、原稿10(A位置にある)が光学ユニット1に当接
した状態または隣接した状態で、原稿10のラインを読
み取ることができるばかりでなく、光学ユニット1から
例えば距離約2Lだけ離れた位置にある原稿10’(B
位置にある)のラインまたは光学ユニット1から例えば
距離約4Lだけはなれた位置にある原稿10”(C位置
にある)のラインを読み取るとができる。原稿全体は、
光学ユニット1を矢印で示す方向XまたはYに移動させ
るかまたは原稿を移動させることによって読み取ること
ができる。なお、ここで、Lは図2に関連して後述する
ほぼ平行に配置されて複数の反射を繰り返すことができ
るように構成された一対のミラー26、28の間の間隔
に対応するものである。また、説明の便宜上、以下の大
部分の説明においても、読み取るべき対象物として原稿
を例に挙げて説明するが、読み取る対象物は原稿に限ら
れるものではない。
【0017】図2に示すように、本発明の光学系では、
原稿(図示せず、ただし、原稿の位置を概略的にA、
B、Cで示す)に光を照射する光源12が設けられてい
る。この光源12は、光源から近い位置Aにある原稿を
照射するために設けられたものであり、原稿が光源12
から離れると、照度が不足することがある。このため、
大きな輝度の光源12を用いるのが好ましい。または、
近い距離にある原稿を読み取るときの消費電力の節約の
ために、光源12の輝度を切り換えるようにしてもよ
い。他の方法としては、図2に示すように、位置Bまた
は位置Cにある原稿を照射するために、他の光源12’
または12”を補助として配置してもよい。または、光
源12’、12”は光学ユニット1に移動可能に設けら
れた1つの光源であってもよい。なお、最後の例につい
ては図6に関連して後述する。
【0018】光源12(または光源12’、光源1
2”、以下説明の便宜上、光源12だけを例にとる)に
よって照射されて反射した光を受光して原稿の位置に応
じて反射回数が変化するように一対のミラー26、28
が間隔Lを隔ててほぼ平行に配列されている。例えば、
位置Aにある原稿に対しては、実線で示すように、5回
の反射が行われ、位置B(位置Aから約2Lの距離)に
ある原稿(より正確にいうと、光源からの反射光がミラ
ー28に所定の角度で入射するような原稿のうちの読み
取られるべき部分)に対しては、破線で示すように、3
回の反射が行われ、位置C(位置Aから約4Lの距離)
にある原稿(より正確にいうと、光源からの反射光がミ
ラー28に所定の角度で入射するような原稿のうちの読
み取られるべき部分)に対しては、点線で示すように、
1回の反射が行われるように配置されている。なお、こ
の最後の一回の反射の場合には、ミラー28だけによる
反射である。
【0019】位置Aにある原稿からの反射光は、原稿か
ら一対のミラー26、28における複数回(5回)の反
射後にミラー28から出るまでに、ほぼ5Lの光路長が
あり、位置Bにある原稿からの反射光は、原稿から一対
のミラー26、28における複数回(3回)の反射後に
ミラー28から出るまでに、ほぼ5Lの光路長があり、
位置Cにある原稿からの反射光は、原稿からミラー28
における1回の反射後にミラー28から出るまでに、ほ
ぼ5Lの光路長がある。即ち、ミラー28から出るまで
の光路長は、全てほぼ同一である。また、後述するよう
に、ミラー28から出た光は、その後原稿がいずれの位
置(位置A、位置B、位置C)にあっても、読み取りセ
ンサであるCCDに至るまではほぼ同一の光路をとるの
で、原稿からセンサまでの全体の光路長はほぼ同一とな
る。したがって、本発明の光学ユニットでは、ある範囲
内で、原稿の位置にかかわらず定位置に配置された読み
取りセンサ(後述する)上に集光レンズ(後述する)は
焦点を結ぶことができるようになっている。
【0020】また、位置A、位置B、位置Cは、原稿が
配置される位置、または原稿のうちの読み取られるべき
部分ということで前述したが、後述の説明で明らかにな
るように、光学ユニットで読み取る場合、後述するミラ
ー50が選択した1つの角度位置にあるとき、光学系が
カバーできる領域のほぼ中心位置を示すと共に、原稿か
ら反射して光学ユニットに入射する光が一対のミラー2
6、28で所望の回数だけ反射を行うのに適した光学ユ
ニットに対する角度位置を示すものとしても把握でき
る。
【0021】一対のミラー26、28のうちのミラー2
8から反射した光を受光してその光の向きを変えるため
にミラー(第1ミラー)30が配置されている。このミ
ラー30は、ミラー28からの光を一対のミラー26、
28の光路を横切る方向に向きを変える。
【0022】ミラー30からの光を受光して一対のミラ
ー26、28の光路とほぼ平行な方向に反射させると共
に、角度が変更できる角度可変ミラー50(第2ミラ
ー)が設けられている。この角度可変ミラー50は、原
稿の位置(位置A、位置B、位置C)に対応して、ミラ
ー30からの光を集光レンズ14の光軸と一致させるた
めである。即ち、原稿の位置により、原稿から反射して
光学ユニットに入射する光の角度が異なり(具体的に
は、ミラー28に入射する光が異なり)その結果、ミラ
ー28から出てミラー30に入る入射角が異なり、この
角度可変ミラー50に入射する角度が異なるので、角度
を変えて集光レンズ14の光軸と一致させるようにした
ものである。
【0023】なお、図示の実施例では、角度可変ミラー
50のとり得る角度位置としてA’、B’、C’の3つ
の角度位置が示されているが、これらの位置は、原稿の
位置(位置A、位置B、位置C)にそれぞれ対応するも
のである。なお、説明の便宜上、本発明の実施例では、
切り換え可能な3つの角度位置を例に挙げて説明してい
るが、切り換え可能な角度は、この数字に限るものでは
なく、さらに切り換え可能な角度を増やしまたは減らす
ことができる。
【0024】また、角度可変ミラー50の角度切り換え
は、手動で行ってもよく、また光学ユニットから原稿ま
での距離を検出して自動的に行ってもよい。後者の自動
切り換えについては、図4および図5を参照して後述す
る。
【0025】角度可変ミラー50からの光を所定の位置
に集光するために集光レンズ14が設けられており、こ
の集光レンズ14は図4に関連して後述する鏡筒14a
に保持されている。この集光レンズ14は、深い焦点深
度(幅広い領域をカバーできる)を持つものが用いられ
る。
【0026】集光レンズ14を通った光を受光するイメ
ージ信号を発生するCCDから成るセンサ16が設けら
れている。
【0027】次に、図3を参照して、本発明の光学ユニ
ットでカバーできる光学ユニットからの距離範囲につい
て説明する。前述したように、本発明では、集光レンズ
14に焦点深度の深いレンズを用いているので、図3に
示すように、角度可変ミラー50(図2参照)がA’の
位置をとるとき、例えば、位置Aを中心としてある領域
をカバーでき、角度可変ミラー50がB’の位置をとる
とき、例えば、位置Bを中心としてある領域をカバーで
き、カバーできる範囲は連続となる。また、角度可変ミ
ラー50がC’の位置をとるとき、例えば、位置Cを中
心としてある領域をカバーでき、例えば、角度可変ミラ
ーがB’位置をとるときの領域とC’位置をとるときの
領域が重複する。このことから光学ユニットからのある
範囲内では連続的にカバーできる。
【0028】次に、図4を参照して、図2に示した光学
系を具体化した光学ユニットを説明する。図4に示すよ
うに、光学系の各部品を支持するためのフレーム40が
設けられている。フレーム40は、主要部品である一枚
のプレート40aを有し、このプレート40aには、カ
バーガラス24を支持するための開口を形成する部分4
0bと、角度可変ミラー50を間に配置するための部分
40c、40dと、レンズ14を内蔵する鏡筒14aを
支持するチャンネル部分40dと、センサ16を内蔵す
るための箱部分40eが形成されている。さらに、フレ
ーム40には、一対のミラー26、28とミラー30を
保持するための垂下部分(図示せず)が形成されてい
る。
【0029】このフレーム40の下部には、カバー42
が位置決めされて取付けられるようになっている。カバ
ー42は開口容器形状であり、ミラー26、28、30
の背後の迷光が入射するのを防いでいる。
【0030】光源12はカバーガラスの背後で部分40
cに取付けられている。また、この部分40cの前面に
は光学ユニットから原稿までの距離を検出する検出器8
0が配置されている。検出器80は、前述したように、
角度可変ミラー50のとり得る位置に対して原稿が配置
される位置はかなりの範囲を有するので、距離を粗く測
定できるものであれば、任意の形式のものでも良く、例
えば、発光素子(図示せず)と発光素子から原稿に当た
って反射した光を受光して距離に関連する光量を検出で
きるような受光素子から構成される。
【0031】部分40cと40dの間には、角度可変ミ
ラー50が配置されており、この角度可変ミラーの角度
を変えるための機構60が設けられている(機構60は
図5を参照して後述する)。また、部分40c、40
d、40eの上部に小カバー46が取付けられており、
この小カバー46の上部には、光源12と異なった光源
12’(または12”)とその光源を移動させる機構7
0が設けられている(機構70は図6を参照して後述す
る)。
【0032】図5は、機構60の一例を示す拡大側面図
である。この実施例では、3ポジションのソレノイドを
用いる機構を示しているが、角度可変ミラーの角度を変
えうるものであれば、任意の他の形式のものでもよく、
例えば、ステップモータを用いて実施することもでき
る。ただし、ソレノイドを用いると、位置決め精度がよ
く、機構が比較的簡単な構造になり、制御も簡単である
ので、好ましいものである。
【0033】図5に示すように、回転軸52に角度可変
ミラー50が取付けられており、角度可変ミラー50の
背面の中央にはカムホロワを構成する棒部材54が垂直
方向に設けられている。棒部材54の側面にバネ56の
一端が当接しており、棒部材54を時計方向に付勢して
いる。一方、3ポジションソレノイド58が部分40c
に取付けられており、そのアクチュエータ58aの先端
にはカム59が取付けられている。カム59は、3つの
カム作用部分59a、59b、59cを有する。カム5
9は、その背面が部分40dに沿うように配置されてお
り、前述のカムホロワである棒部材54がバネ56によ
ってカム59に当接している。
【0034】ソレノイド58を作動させると、カム59
は伸ばされ、当初カム作用部分59aに当接していた棒
部材54にカム作用部分59bが当接するようになり、
棒部材54をバネ56の作用力に抗して反時計方向に押
すことになり、角度可変ミラー50を反時計方向に回動
させる。即ち、角度可変ミラー50の角度位置が変わる
ことになる。さらに、ソレノイド58を作動させると、
カム59はさらに伸ばされ、カム作用部分59bに当接
していた棒部材54にカム作用部分59cが当接するよ
うになり、棒部材54をバネ56の作用力に抗して反時
計方向にさらに押すことになり、角度可変ミラー50を
反時計方向にさらに回動させる。即ち、角度可変ミラー
50の角度位置がさらに変わることになる。
【0035】図6は、光源12とは別に設けた光源1
2’(12”)を移動させる機構70の一例を示す拡大
平面図である。図6に示すように、機構70は、3ポジ
ションソレノイド72が小カバー46(図4参照)に取
付けられいる。また、アーム74〜78がパンタグラフ
状に組み立てられたリンク機構を構成している。アーム
74の一端は小カバー46に固定されており、アーム7
5は小カバー46に摺動可能に取付けられている。アー
ム74の他端にはアーム76が回動可能に取付けらえて
おり、アーム75の他端にはアーム78が回動可能に取
付けられている。
【0036】前述のソレノイド72のアクチュエータは
アーム74の部分に取付けられており、光源12’(1
2”)を保持する半円弧状の反射板79はリンク機構の
前端に該当する2つのアーム76、78の先端に取付け
られているが、アーム76には固定されており、アーム
78には摺動可能に取付けられている。
【0037】ソレノイド72を伸張作動させると、この
ソレノイド72のアクチュエータは、アーム75の一端
を小カバー46に対して摺動させ、アーム78の一端を
反射板79に対して摺動させながら、反射板79、した
がって、光源12’(12”)を小カバー46から離れ
るように移動させる。ソレノイド72をさらに伸張作動
させると、光源12’(12”)をさらに前方に移動さ
せる。
【0038】図7は、光学ユニットの外観を示す斜視図
である。図7からわかるように、本発明の光学ユニット
は、機能を付加したにもかかわらず、先願の特許出願
(特願平7−346436号)の光学ユニットと同様に
コンパクトな構造である。
【0039】次に、図8〜図10を参照して、本発明の
光学ユニットを用いた読み取り方法を説明する。
【0040】図8は、比較的厚い本を読み取る一例を示
す側面図である。図8に示すように、支持体90の上に
置かれた本に対してほぼ2Lまたは4L等の距離で光学
ユニット1を略平行に移動する。この平行移動は、手動
で行ってもよく、または、支持体90対して平行移動を
行う機構(図示せず)に光学ユニット1を固定して、自
動的に行ってもよい。前述したように、読み取り可能な
距離が大きいので、本92をスキャンするときの光学ユ
ニット1と読み取るべき本の部分の間の距離が多少変化
しても読み取り可能である。
【0041】図9は、光学ユニットをコンベアの側方に
配置して、コンベアベルトに載せられた部品の側面を読
み取る一例を示す。この場合、ベルト100に載置され
る部品101〜103の各々と光学ユニット1の間の距
離はベルト100に載置される位置によって異なってく
る。光学ユニット1は、移動する部品101〜103の
各々に対して、自動的にまたは目視によって部品までの
距離を検知し、その検知した距離に応じて、角度可変ミ
ラー50(図4参照)の角度位置を手動でまたは自動的
に変えて部品101〜103の各々の側面を読み取る。
【0042】図10は、円筒の内面を読み取る一例を示
す。光学ユニット1は予め半径が分かっている小円筒1
10(図10a参照)または大円筒111(図10b参
照)の内部の中心に配置される。円筒の半径が予めわか
っているので、角度可変ミラー50の角度位置も手動で
または自動的に設定し、光学ユニット1または円筒11
0(111)を手動でまたは自動的に回転させることに
よって、円筒の内面を読み取る。これによって、例え
ば、シリンダの内面検査を行うことができる。図10c
は、小円筒110または大円筒111を示す斜視図であ
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
第1に、原稿が光学ユニットに対して一定の位置にある
ときに限られず、ある範囲内の任意の位置にあるとき、
読み取りを行うことができる光学ユニットが得られる。
【0044】また、前述の形式の光学ユニットを用いた
読み取り方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、光学系の原理を説明するために、複数
の位置にある読み取るべき対象物(例えば、原稿)を示
す斜視図である。
【図2】図2は、本発明の光学系を示す側面図である。
【図3】図3は、光学系のレンズがカバーできる原稿の
位置の範囲を説明するための説明図である。
【図4】図4は、本発明の光学系とそれを支持するフレ
ームから成る光学ユニットを示す断面図である。
【図5】図5は、ミラーの角度を変える機構の一例を示
す拡大断面図である。
【図6】図6は、光源の位置変更を行う機構の一例を示
す拡大平面図である。
【図7】図7は、フレームおよび該フレームに取付けら
れたカバーから成る光学ユニットの外観を示す斜視図で
ある。
【図8】図8は、本発明の光学ユニットを用いた読み取
り方法の一例を説明するための側面図である。
【図9】図9は、本発明の光学ユニットを用いた読み取
り方法の他の例を説明するための平面図である。
【図10】図10は、本発明の光学ユニットを用いた読
み取り方法のさらに他の例を説明するための平面図であ
る。
【図11】図11は、従来例の光学ユニットを示す断面
図である。
【図12】図12は、先願の光学ユニットを示す断面図
である。
【符号の説明】
1 光学ユニット 10 原稿 12、12’、12” 光源 14 集光レンズ 16 センサ 26、28、30 ミラー 50 角度可変ミラー 24 カバーガラス 40 フレーム 42 カバー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物に光を照射する光源と、対象物ま
    での距離に応じて対象物からの反射回数が変わるように
    配列された一対のミラーと、該一対のミラーからの光を
    受光して一対のミラーの光路を横切って反射させる第1
    ミラーと、該第1ミラーからの光を受光して前記一対の
    ミラーにおける光路とほぼ平行にかつ所定の方向に反射
    させるように角度位置を変えることができる角度可変ミ
    ラーと、該角度可変ミラーからの光を通して焦点を結ぶ
    レンズと、該レンズを通った光を受光する読み取りセン
    サを有することを特徴とする光学ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光学ユニットにおいて、
    前記光源は、その輝度を切り換え可能であることを特徴
    とする光学ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光学ユニットにおいて、
    前記光源は光学ユニットのフレームから移動可能に設け
    られ対象物の照度を一定にすることが可能であることを
    特徴とする光学ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の光学ユニットにおいて、
    前記光源は、光学ユニットのフレームに固定した1つの
    光源と、光学ユニットのフレームから移動可能に設けら
    れた他の1つの光源とから成ることを特徴とする光学ユ
    ニット。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の光学ユニットにおいて、
    対象物までの距離を検出して信号を発生する検出器をさ
    らに有し、前記角度可変ミラーの角度位置が前記検出器
    からの信号に応答して選択されることを特徴とする光学
    ユニット。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の光学ユニットにおいて、
    前記角度可変ミラーの角度位置を変える機構は、角度可
    変ミラーを回動可能に支持する軸と、角度可変ミラーに
    設けられたカムホロワと、該カムホロワに係合してカム
    ホロワを少なくとも2つの角度位置をとるように移動さ
    せるカムと、該カムを駆動する少なくとも2つのポジシ
    ョンを取るアクチュエータとから成ることを特徴とする
    光学ユニット。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1つに記載の
    光学ユニットを用いた読み取り方法において、前記光学
    ユニットを対象物に対してほぼ一定の距離を保ちながら
    対象物を横切って移動させることを特徴とする読み取り
    方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至6のいずれか1つに記載の
    光学ユニットを用いた読み取り方法において、前記光学
    ユニットをコンベアの側面に配置し、コンベアベルト上
    に対象物を前記光学ユニットを横切って順次移動させる
    ことを特徴とする読み取り方法。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至6のいずれか1つに記載の
    光学ユニットを用いた読み取り方法において、前記光学
    ユニットを読み取るべき対象物である円筒体の軸線位置
    に配置して前記光学ユニットまたは対象物を回転させて
    前記円筒体内の表面を読み取ることを特徴とする読み取
    り方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001174932A (ja) * 1999-12-21 2001-06-29 Canon Inc 画像読取装置

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JP2001174932A (ja) * 1999-12-21 2001-06-29 Canon Inc 画像読取装置

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