JPH09232681A - 窒化物系化合物半導体光素子 - Google Patents

窒化物系化合物半導体光素子

Info

Publication number
JPH09232681A
JPH09232681A JP3457696A JP3457696A JPH09232681A JP H09232681 A JPH09232681 A JP H09232681A JP 3457696 A JP3457696 A JP 3457696A JP 3457696 A JP3457696 A JP 3457696A JP H09232681 A JPH09232681 A JP H09232681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
nitride
cladding layer
compound semiconductor
based compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3457696A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Uchida
憲治 内田
Akisada Watanabe
明禎 渡辺
Toshiaki Tanaka
俊明 田中
Shigekazu Minagawa
重量 皆川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP3457696A priority Critical patent/JPH09232681A/ja
Publication of JPH09232681A publication Critical patent/JPH09232681A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】窒化物系化合物半導体からなる光素子の製造に
おいて、光導波路を安全且つ制御性良く形成し、キャリ
ア及び光を有効に活性層に閉じ込められる光素子を作製
する。 【解決手段】側方に電流狭窄層19が形成されるクラッ
ド層18中にエッチング停止層7を新たに形成する。エ
ッチング停止層7は、クラッド層よりバンドギャップが
大きく且つキャリア濃度が異なるものとする。この場
合、エッチング停止層中のキャリア濃度は、これがp型
クラッド層8中のときは高く又n型クラッド層4中のと
きは低くする。エッチング停止層の組成は、(Alx
1-x)InyN(但し、0≦x≦1,0≦y≦1)とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は窒化物系化合物半導
体の多層構造により構成される発光素子に係り、特に、
紫外領域から可視領域にかけての発光,位相の揃った光
によるレーザ発振する窒化物系化合物半導体発光ダイオ
ードおよび半導体レーザダイオードの窒化物系化合物半
導体発光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】GaNを中心とする窒化物系化合物半導
体は全ての組成領域で直接遷移型の大きなバンドギャッ
プエネルギを有する半導体材料であるため、次世代の短
波長発光素子材料として強く期待されている。しかし、
この化合物半導体は非常に大きな結合エネルギを持つ強
固な材料である。このため、従来のIII −V族化合物半
導体であるGaAs等に比べ、エッチング液を用いた形
状加工が容易にできないという問題がある。
【0003】窒化物系化合物による半導体レーザを考慮
した場合、活性層への有効な注入キャリアの閉じ込め,
活性層面内での光の閉じ込めおよび横モード制御を有効
に行うためには、クラッド層へ光導波路構造を作り付け
ることが必須である。現在、この窒化物系化合物半導体
のエッチング液としては、熱隣酸が知られている。しか
し、熱隣酸によるエッチングは、液温度を約150度以
上にしなければならないことや温度に対しエッチング速
度が線形でないことなど制御性の点に問題があった。さ
らに、150℃の高温は安全性の観点からも問題があっ
た。このように、窒化物系化合物半導体は強固な材料で
あり、エッチング量の制御性も難しいため、光導波路構
造等を作り付け形状を制御することが困難であった。
【0004】これに対し、窒化物系化合物半導体を安全
に制御性良くエッチングする方法として、アルカリ系の
水溶液を用いた光エッチングが報告されている(第56
回応用物理学会学術講演会,27p−ZE−16,渡辺
他)。これは、窒化物系化合物半導体の禁制帯幅よりも
大きな光をアルカリ水溶液中の半導体結晶表面に照射す
ることでエッチングを行うものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、非常
に強固である窒化物系化合物半導体による光導波路構造
を安全且つ、制御性良く作り付け、活性層でのキャリア
の閉じ込め,光の閉じ込めおよび横モード制御を有効に
行った窒化物系化合物半導体による発光ダイオードおよ
びレーザダイオードを実現することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明はエッチング停止層を第2のクラッド層中に
形成する手段を取る。
【0007】第1の手段としてエッチング停止層は、
(1)クラッド層よりもバンドギャップが大きく且つキ
ャリア濃度が異なる、(2)キャリア濃度のみが異なる
ものとする。
【0008】第2の手段として、(3)クラッド層より
もバンドギャップが大きく且つドナー,アクセプタを添
加しキャリアを補償する、(4)ドナー,アクセプタを
添加しキャリアを補償するものとする。
【0009】第3の手段として、(5)クラッド層より
もバンドギャップが大きく且つ不純物を添加しない、
(6)不純物を添加しないものとする。
【0010】第1の手段で、エッチング停止層は、
(7)p型クラッド層中に形成する場合は、キャリア濃
度を高くしたp型層、(8)n型クラッド層中に形成す
る場合には、キャリア濃度を低いn型層とする。
【0011】そして、(9)これらエッチング停止層
は、(AlxGa1-x)InyN(但し、0≦x≦1,0≦
y≦1)とする。
【0012】以上、これらエッチング停止層を備えた窒
化物系化合物半導体発光素子は、(10)発光ダイオー
ドまたは(11)半導体レーザダイオードとする。
【0013】次に、以上の手段を取る理由について説明
する。
【0014】まず、アルカリ水溶液中を用いた窒化物半
導体の光照射エッチング法で、第2のクラッド層中に形
成するエッチング停止層のバンドギャップをクラッド層
よりも大きくすることについて説明する。クラッド層の
バンドギャップエネルギよりも大きく、エッチング停止
層よりも低いエネルギを持った光を照射した場合、クラ
ッド層では価電子帯に束縛されていた電子が光の吸収に
よって伝導帯に励起される光導電効果が起こる。このた
め、熱平衡状態に比べ自由電子数が増大し、クラッド層
のみが選択的にエッチングされる。
【0015】次に、クラッド層と同導電型でキャリア濃
度のみが異なるエッチング停止層をクラッド層中に形成
した場合の作用について説明する。先ず、エッチング停
止層をn型の低キャリア濃度にした場合について述べ
る。キャリア濃度が低いn型のエッチング停止層では、
停止層のバンドギャップエネルギよりも大きなエネルギ
を持つ光を照射した場合、同導電型で高濃度なクラッド
層に比べ、光導電効果による自由電子数が少ない。この
結果、クラッド層とエッチング停止層のエッチング速度
に大きな選択比を取ることができるために制御性良く任
意の光導波路構造を形成することができる。これに対
し、エッチング停止層をp型にする場合には、束縛され
ている電子数が少なくなるように高濃度のキャリア濃度
にする。この結果、p型クラッドよりも高キャリア濃度
であるp型エッチング停止層では光導電効果による自由
電子数が少ないために、エッチング速度が低下する。こ
の結果、n型の場合と同様にクラッド層とエッチング停
止層との間では、エッチング速度の大きな選択比を取る
ことができき、制御性良く任意の光導波路構造を形成す
ることができる。
【0016】これらの作用は、エッチング停止層にドナ
ー,アクセプタの両方を添加することによっても可能で
ある。ドナーとアクセプタを同程度添加することによ
り、キャリアが補償される。その結果、光吸収が起きて
も発生する自由電子数は少なくなる。
【0017】また、エッチング停止層のみ不純物を添加
しないことによっても、光電効果による自由電子の発生
量を同様におさえることができる。そして、これらエッ
チング停止層は、(AlxGa1-x)InyN(但し、0≦
x≦1,0≦y≦1)から構成するものとする。
【0018】このように、これらのエッチング停止層を
用いた光導波路の形成によって、光の閉じ込め,キャリ
アの閉じ込めおよび横モードを制御した窒化物半導体か
らなる発光ダイオードおよびレーザダイオードを安全に
制御性良く形成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】まず、本発明であるエッチング停
止層を備えた窒化物系化合物半導体による発光ダイオー
ドおよび半導体レーザ素子の製造方法について説明す
る。
【0020】〈実施例1〉はじめに、本発明の第1の実
施例である窒化物系化合物半導体による発光ダイオード
について図1ないし図4を用いて説明する。原料には、
有機金属原料およびアンモニアガスを用いた。
【0021】図1にサファイア基板上に窒化物系化合物
半導体層からなるダブルヘテロ構造を成長した試料の断
面図を示す。まず、有機金属気相成長法によりサファイ
ア基板1上に成長温度500℃にてGaNバッファ層2
(厚さ20nm)を成長後、1000℃でn−GaNコ
ンタクト層3(厚さ3μm,n=3×1018cm-3),n
−GaNクラッド層4(厚さ2.5μm,n=1×1018
cm-3),ZnドープGa0.9In0.1N活性層5(厚さ0.
1μm,p=1×1018cm-3),p−GaNクラッド層
6(厚さ0.25μm,p=5×1017cm-3),p−Ga
0.9In0.1Nエッチング停止層7(厚さ0.08μm,p
=5×1018cm-3),p−GaNクラッド層8(厚さ2.
25μm,n=5×1017cm-3)およびp−GaNコン
タクト層9(厚さ0.5μm,n=3×1018cm-3)を
順次結晶成長した。
【0022】ここで、第2のクラッド層がn型の場合に
は、エッチング停止層7のキャリア濃度はクラッド層よ
り低くする、そして、ドナーとアクセプタを同時に添加
しキャリアを補償する、また、不純物を添加しない、の
いずれかの場合でも同様な効果を得ることができる。
【0023】ダブルヘテロ構造を成長後、図2に示すよ
うに、エッチングマスクとなる酸化膜10(厚さ0.5μ
m)を熱CVD法およびホトリソグラフィ技術によりp
−GaNコンタクト層9上に形成した。そして、H22
とKOHとを混合したエッチング液中に図1に示したダ
ブルヘテロ構造の試料を浸積し、He−Xeランプを試
料表面に照射することによってクラッド層の選択エッチ
ングを行った。
【0024】He−Xeランプからの放射スペクトルに
は、波長297nm,313nm,365nm,405
nmおよび436nmに強い5ピークを有する。中で
も、波長313nmおよび365nmが最も強いピーク
である。このため、p−GaNコンタクト層9およびp
−GaNクラッド層8は、波長365nmの光を吸収す
るため、価電子帯に束縛されていた電子が伝導帯に励起
される光導電効果を生じ、熱平衡状態に比べ自由電子数
が増大する。このため、この多量な電子の作用によって
p−GaNコンタクト層9およびp−GaNクラッド層
8は選択的にエッチングされる。
【0025】ここで、p−Ga0.9In0.1Nエッチング
停止層7は、波長365nmの光に対し吸収が起こらな
い。また、波長405nmおよび436nmの弱い光を
吸収したとしても、クラッド層8に比べエッチング停止
層7のキャリア濃度は高濃度のp型になっているために
光電効果作用が少ない。このため、クラッド層とエッチ
ング停止層との間では大きなエッチング量の選択比を取
ることができ、図2に示すように任意のクラッド層の厚
さを残し幅5μmの光導波路構造を形成することができ
る。
【0026】次に、光導波路構造を形成後、図3に示す
ように、再び有機金属気相成長法によって、n−GaN
電流狭窄層11(厚さ2.8μm,n=3×1018cm-3
を成長し、酸化膜10を除去後、p−GaN埋込層12
(厚さ1μm,n=3×1018cm-3)を成長した。その
後、再度、熱CVD法およびホトリソグラフィ技術によ
りp−GaN埋込層12上にエッチングマスクとなる酸
化膜10(厚さ0.5μm)を形成し(図3)、熱燐酸系エ
ッチング液を用いて図4に示すようにn−GaNコンタ
クト層3までエッチングを行った。このときのエッチン
グはウエット,RIE,RIBE,イオンミリング等、
方法を問わない。このエッチングは表面からn−GaN
クラッド層4まで完全に除去し、n−GaNコンタクト
層3の途中で止まるようにする。
【0027】その後、酸化膜およびホトリソグラフィ技
術を用いて電子ビーム蒸着法およびリフトオフにてp側
電極13,n側電極14を形成後、チップ化し、図3に
示すようにエッチング停止層を備えた窒化物半導体から
なる発光ダイオード素子とした。
【0028】その断面図を図4に示す。この発光ダイオ
ード素子で、電流注入を行ったところ強い発光が見られ
た。これは、光導波路構造および電流狭窄層を作り付け
た効果であり、これはキャリアの閉じ込めが有効に行わ
れていることを示している。その発光スペクトルは、電
流値20mAで波長440nmであった。
【0029】〈実施例2〉次に本発明の第2の実施例で
あるエッチング停止層を備えた窒化物系化合物からなる
半導体レーザ素子の製造法について図5,図6を用いて
説明する。
【0030】図5は、アンドープ多重量子井戸構造を活
性層15とするダブルヘテロ構造の断面図である。実施
例1と同様に、有機金属気相成長法によってサファイア
基板上に順次レーザ用ダブルヘテロ構造を成長した。
【0031】まず、基板1上に成長温度500℃にてG
aNバッファ層2(厚さ20nm)を成長後、1000
℃にてp−GaNコンタクト層9(厚さ3μm,n=1
×1018cm-3),p−GaNクラッド層8(厚さ2.5
μm,n=1×1018cm-3)を形成した。次いでアンド
ープ多重量子井戸構造を活性層15(井戸層Ga0.9
0.1N,厚さ5nm,障壁層GaN,厚さ3nm)を
形成し、さらに、n−GaNクラッド層4(厚さ0.25
μm,n=5×1017cm-3),n−GaNエッチング停止
層7(厚さ0.05μm,n=7×1016cm-3),n−G
aNクラッド層18(厚さ2.25μm,n=5×1017
cm-3)およびn−GaNコンタクト層3(厚さ0.5μ
m,n=2×1018cm-3)を順次結晶成長した。
【0032】ここで、実施例1と同様に、第2のクラッ
ド層がp型の場合にはエッチング停止層7のキャリア濃
度はクラッド層より高くする、そして、ドナーとアクセ
プタを同時に添加しキャリアを補償する、また、不純物
を添加しない、さらに照射光のエネルギよりも大きなバ
ンドギャップエネルギを持ったエッチング停止層にす
る、のいずれかでも同様な効果を得ることができる。
【0033】次に、実施例1と同様に、光導波路構造を
形成後、有機金属気相成長法によってp−GaN電流狭
窄層19(厚さ2.8μm,p=1×1018cm-3)および
n−GaN埋込層20(厚さ1μm,n=3×1018cm
-3)を成長した。
【0034】その後、熱CVD法およびホトリソグラフ
ィ技術によりp−GaN埋込層12上にエッチングマス
クとなる酸化膜10(厚さ0.5μm)を形成し、熱燐酸
系エッチング液を用いてp−GaNコンタクト層9まで
エッチングを行った。
【0035】本実施例では、エッチング停止層7は、ク
ラッド層18とバンドギャップは等しく、キャリア濃度
のみが異なる場合である。このため、光を吸収したクラ
ッド層のキャリア濃度は高濃度であるために光電効果に
よる自由電子数が増加する。このため、エッチング停止
層7よりもクラッド層4でのエッチング速度が速くな
る。この結果、クラッド層とエッチング停止層との間で
は大きな選択比を取ることができ、任意の厚さを残して
クラッド層のみエッチングを行った。
【0036】その後、酸化膜およびホトリソグラフィ技
術を用いて電子ビーム蒸着法およびリフトオフにてp側
電極13,n側電極14を形成後、共振器長600μm
のレーザ素子にチップ化し、図6に示すようにエッチン
グ停止層を備えた窒化物半導体からなる半導体レーザ素
子とした。この後、素子の前面にλ/4(λ:発振波
長)の厚みのAl23による低反射膜16を、素子の後
面にSiO2 とa−Siからなる4層膜による高反射膜
17を形成した。
【0037】このレーザ素子に電流注入を行ったとこ
ろ、電流値20mA時にはピーク波長360nmの強い
自然放出光スペクトルが見られた。さらに、注入電流量
を増加していくと、自然放出光スペクトル強度は強くな
ると同時にその半値幅も狭く変化していった。そして、
電流値60mAで誘導放出光が見られはじめ、閾値電流
65mAのレーザ発振が見られた。その時の発振波長
は、355nmであった。
【0038】
【発明の効果】本発明により、非常に強固で従来から形
状加工制御が難しかった窒化物系化合物半導体層を、任
意の厚さおよび形状に安全且つ制御性よく加工すること
ができる。その結果、光の閉じ込め,キャリアの閉じ込
めおよび横モードの制御性が向上し、注入電流の無効電
流が低減され有効に消費される。このため、強い光強度
を持つ窒化物半導体による発光ダイオードおよび横モー
ド制御された低閾値の半導体レーザ発振を実現させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基板上に成長した発光ダイオード用ダブルヘテ
ロ構造の断面図。
【図2】光導波路構造を形成した発光ダイオード用ダブ
ルヘテロ構造の断面図。
【図3】光導波路構造形成後、電流狭窄構造を作り付け
た発光ダイオード用ダブルヘテロ構造の断面図。
【図4】本発明の第1の実施例である窒化物系化合物半
導体による発光ダイオード素子構造を示した説明図。
【図5】基板上に成長した半導体レーザダイオード用ダ
ブルヘテロ構造の断面図。
【図6】本発明の第2の実施例である窒化物系化合物半
導体による半導体レーザ素子構造を示した説明図。
【符号の説明】
1…サファイア基板、2…バッファ層、3…n−GaN
コンタクト層、4…n−GaNクラッド層、7…p−G
aInNエッチング停止層、8…p−GaNクラッド
層、9…p−GaNコンタクト層、13…p側電極、1
4…n側電極、15…多重量子井戸活性層、16…前方
低反射膜、17…後方高反射膜、18…n−GaNクラ
ッド層、19…n−電流狭窄層、20…n−GaN埋込
層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 皆川 重量 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に、第1のクラッド層,活性層およ
    び第2のクラッド層を含む窒化物半導体からなるダブル
    へテロ構造において、前記第2のクラッド層よりも禁制
    帯幅が大きく、キャリア濃度が異なるエッチング停止層
    が前記第2のクラッド層中に形成され、光エッチング法
    により前記エッチング停止層を用いて光導波路型構造を
    形成することを特徴とする窒化物系化合物半導体発光素
    子。
  2. 【請求項2】基板上に、第1のクラッド層,活性層およ
    び第2のクラッド層を含む窒化物半導体からなるダブル
    へテロ構造において、前記第2のクラッド層中にキャリ
    ア濃度が異なるエッチング停止層が形成され、光エッチ
    ング法により前記エッチング停止層を用いて光導波路型
    構造を形成することを特徴とする窒化物系化合物半導体
    発光素子。
  3. 【請求項3】基板上に、第1のクラッド層,活性層およ
    び第2のクラッド層を含む窒化物半導体からなるダブル
    へテロ構造において、前記第2のクラッド層よりも禁制
    帯幅が大きく、ドナー,アクセプタの不純物が添加され
    た前記エッチング停止層が前記第2のクラッド層中に形
    成され、光エッチング法により前記エッチング停止層を
    用いて光導波路型構造を形成することを特徴とする窒化
    物系化合物半導体発光素子。
  4. 【請求項4】基板上に、第1のクラッド層,活性層およ
    び第2のクラッド層を含む窒化物半導体からなるダブル
    へテロ構造において、前記第2のクラッド層中にドナ
    ー,アクセプタの不純物が添加された前記エッチング停
    止層が形成され、光エッチング法により前記エッチング
    停止層を用いて光導波路型構造を形成することを特徴と
    する窒化物系化合物半導体発光素子。
  5. 【請求項5】基板上に、第1のクラッド層,活性層およ
    び第2のクラッド層を含む窒化物半導体からなるダブル
    へテロ構造において、前記第2のクラッド層よりも禁制
    帯幅が大きく、不純物が添加されていない前記エッチン
    グ停止層が前記第2のクラッド層中に形成され、光エッ
    チング法により前記エッチング停止層を用いて光導波路
    型構造を形成することを特徴とする窒化物系化合物半導
    体発光素子。
  6. 【請求項6】基板上に、第1のクラッド層,活性層およ
    び第2のクラッド層を含む窒化物半導体からなるダブル
    へテロ構造において、前記第2のクラッド層中に不純物
    が添加されていない前記エッチング停止層が形成され、
    光エッチング法により前記エッチング停止層を用いて光
    導波路型構造を形成することを特徴とする窒化物系化合
    物半導体発光素子。
  7. 【請求項7】請求項1または2において、前記エッチン
    グ停止層は、p導電型を有する前記第2のクラッド層よ
    りもキャリア濃度が高いp導電型である窒化物系化合物
    半導体発光素子。
  8. 【請求項8】請求項1または2に記載の前記エッチング
    停止層は、n導電型を有する前記第2のクラッド層より
    もキャリア濃度が低いn導電型である窒化物系化合物半
    導体発光素子。
  9. 【請求項9】請求項1,2,3,4,5または6に記載
    した前記エッチング停止層は、(AlxGa1-x)Iny
    (但し、0≦x≦1,0≦y≦1)である窒化物系化合
    物半導体発光素子。
  10. 【請求項10】請求項1,2,3,4,5,6または7
    に記載の窒化物系化合物半導体からなる前記発光素子
    は、発光ダイオードである窒化物系化合物半導体発光素
    子。
  11. 【請求項11】請求項1,2,3,4,5,6または7
    に記載の窒化物系化合物半導体からなる前記発光素子
    は、半導体レーザダイオードである窒化物系化合物半導
    体発光素子。
JP3457696A 1996-02-22 1996-02-22 窒化物系化合物半導体光素子 Pending JPH09232681A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3457696A JPH09232681A (ja) 1996-02-22 1996-02-22 窒化物系化合物半導体光素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3457696A JPH09232681A (ja) 1996-02-22 1996-02-22 窒化物系化合物半導体光素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09232681A true JPH09232681A (ja) 1997-09-05

Family

ID=12418160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3457696A Pending JPH09232681A (ja) 1996-02-22 1996-02-22 窒化物系化合物半導体光素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09232681A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6503769B2 (en) 1998-10-26 2003-01-07 Matsushita Electronics Corporation Semiconductor device and method for fabricating the same
US6673702B2 (en) 1999-12-27 2004-01-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method for producing a semiconductor device
US6845205B2 (en) 2001-12-07 2005-01-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor optical device
JP2007042944A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Rohm Co Ltd 窒化物半導体素子の製法
JP2007234647A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Sharp Corp 窒化物半導体発光素子の製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6503769B2 (en) 1998-10-26 2003-01-07 Matsushita Electronics Corporation Semiconductor device and method for fabricating the same
US6673702B2 (en) 1999-12-27 2004-01-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method for producing a semiconductor device
US6845205B2 (en) 2001-12-07 2005-01-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor optical device
JP2007042944A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Rohm Co Ltd 窒化物半導体素子の製法
JP2007234647A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Sharp Corp 窒化物半導体発光素子の製造方法
US8211726B2 (en) 2006-02-27 2012-07-03 Sharp Kabushiki Kaisha Method of manufacturing nitride semiconductor light emitting device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3293996B2 (ja) 半導体装置
JP2003198045A (ja) 半導体レーザ構造体
US5556804A (en) Method of manufacturing semiconductor laser
JPH09199803A (ja) 半導体レーザおよびその製造方法
JPH1131866A (ja) 窒化ガリウム系化合物半導体装置
Horie et al. Reliability improvement of 980-nm laser diodes with a new facet passivation process
US20030016712A1 (en) Semiconductor laser element
JP4288030B2 (ja) Iii族窒化物4元材料系を用いた半導体構造体
JPH05259574A (ja) 半導体レーザ装置及びその製造方法
JPH09232681A (ja) 窒化物系化合物半導体光素子
Bour et al. Characteristics of InGaN-AlGaN multiple-quantum-well laser diodes
JPH11284280A (ja) 半導体レーザ装置及びその製造方法ならびにiii−v族化合物半導体素子の製造方法
JP3449751B2 (ja) 半導体発光素子
JPH0521902A (ja) 半導体レーザ装置
JP3801410B2 (ja) 半導体レーザ素子及びその製造方法
Bouley et al. Low‐current proton‐bombarded (GaAl) As double‐heterostructure lasers
Chelny et al. Effect of the doping level of a p-cladding layer on the performance of GaAs-AlGaAs multiquantum-well lasers
JPH11145553A (ja) 半導体レーザ素子及びその作製法
JP3674410B2 (ja) 化合物半導体発光素子及び発光ダイオードアレイ
JP2000040857A (ja) 半導体レーザ素子
CN115621390A (zh) p-NiO为盖层的AlGaN紫外光发光管和激光器及其制备方法
KR950011996B1 (ko) 레이저다이오드의 제조방법
JPH11168256A (ja) 発光素子及びその製造方法
JPH07326824A (ja) 発光素子
KR100493145B1 (ko) GaN계레이저다이오드