JPH0923244A - パケット通信優先制御方法及びパケット通信優先制御システム - Google Patents
パケット通信優先制御方法及びパケット通信優先制御システムInfo
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- JPH0923244A JPH0923244A JP19262295A JP19262295A JPH0923244A JP H0923244 A JPH0923244 A JP H0923244A JP 19262295 A JP19262295 A JP 19262295A JP 19262295 A JP19262295 A JP 19262295A JP H0923244 A JPH0923244 A JP H0923244A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プロセッサ負荷を増やすことなく、優先パケ
ットの優先送信を効率的に行えるようにする。 【構成】 送信側で、非優先パケット6の送信中に優先
パケット7の送信要求が発生した場合、非優先パケット
を前半パケット6aと後半パケット6bに分割し、AT
MアダプテーションレイヤのCPCS−UUに非優先パ
ケットの前半部であることを表示して前半パケット6a
を送信した後、優先パケット7を送信し、次いでCPC
S−UUに非優先パケットの後半部であることを表示し
て後半パケット6bを送信する。受信側では、CPCS
−UUを監視して、前半パケットであったときには非優
先パケットの受信完了処理を保留し、後半パケットであ
ったときに、前半パケットと後半パケットとを一つの非
優先パケットとしてその受信完了処理を行う。
ットの優先送信を効率的に行えるようにする。 【構成】 送信側で、非優先パケット6の送信中に優先
パケット7の送信要求が発生した場合、非優先パケット
を前半パケット6aと後半パケット6bに分割し、AT
MアダプテーションレイヤのCPCS−UUに非優先パ
ケットの前半部であることを表示して前半パケット6a
を送信した後、優先パケット7を送信し、次いでCPC
S−UUに非優先パケットの後半部であることを表示し
て後半パケット6bを送信する。受信側では、CPCS
−UUを監視して、前半パケットであったときには非優
先パケットの受信完了処理を保留し、後半パケットであ
ったときに、前半パケットと後半パケットとを一つの非
優先パケットとしてその受信完了処理を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パケット通信優先
制御方式に関し、特に、ATMアダプテーションレイヤ
のタイプ5のプロトコルAAL−5を使用したATM
(非同期転送モード)インタフェースのパケット通信優
先制御方法及びそのシステムに関する。
制御方式に関し、特に、ATMアダプテーションレイヤ
のタイプ5のプロトコルAAL−5を使用したATM
(非同期転送モード)インタフェースのパケット通信優
先制御方法及びそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術は、図4に示すようにパケッ
ト送信側に、仮想チャネル(以下「VC」と記す)間で
パケット送信の優先制御を行うVC間送信制御部10を
有し、パケット受信側に、受信したパケットのVCを判
別してVC毎に受信処理を行うVC間受信制御部11を
有している。
ト送信側に、仮想チャネル(以下「VC」と記す)間で
パケット送信の優先制御を行うVC間送信制御部10を
有し、パケット受信側に、受信したパケットのVCを判
別してVC毎に受信処理を行うVC間受信制御部11を
有している。
【0003】先ず、送信側の動作について説明する。送
信側は、物理的には一つのATMインタフェース12に
対して、複数のVCを設定する。そして、一つのATM
インタフェース12の転送帯域を複数のVCへ割り当て
ることより、各VC毎に独立に通信することが可能とな
る。ここで、各VCに割り当てした帯域を守って通信す
るために、各VCからのパケット送信要求を調停して優
先制御を行うのが、VC間送信制御部10である。
信側は、物理的には一つのATMインタフェース12に
対して、複数のVCを設定する。そして、一つのATM
インタフェース12の転送帯域を複数のVCへ割り当て
ることより、各VC毎に独立に通信することが可能とな
る。ここで、各VCに割り当てした帯域を守って通信す
るために、各VCからのパケット送信要求を調停して優
先制御を行うのが、VC間送信制御部10である。
【0004】次に、受信側について説明する。受信側
は、ATMインタフェース12から受信するパケットの
VC番号をチェックして、VC毎に独立に受信動作を行
う。一つのパケットは、ATMインタフェース12で
は、セルに分割して送信されてくるので、一つのパケッ
トを組み立てるためのすべてのセルを受信し終わると、
受信完了処理を行う。これらの受信処理を行うのが、V
C間受信制御部11である。
は、ATMインタフェース12から受信するパケットの
VC番号をチェックして、VC毎に独立に受信動作を行
う。一つのパケットは、ATMインタフェース12で
は、セルに分割して送信されてくるので、一つのパケッ
トを組み立てるためのすべてのセルを受信し終わると、
受信完了処理を行う。これらの受信処理を行うのが、V
C間受信制御部11である。
【0005】次に、送信側にて優先パケット13を送信
する動作について説明する。非優先パケット14の送信
中に、優先パケット13の送信要求があった場合は、2
つの方法がある。一つは、図4のVC#1のように非優
先パケット14が送信完了するのを待って、優先パケッ
ト13を送信する方法であり、もう一つは、VC#2の
ように非優先パケット14の送信を途中で停止し、それ
まで送信したデータを一つのパケット14aとして送信
完了し、優先パケット13を送信し終わった後に残りの
データをもう一つのパケット15として送信する方法で
ある。
する動作について説明する。非優先パケット14の送信
中に、優先パケット13の送信要求があった場合は、2
つの方法がある。一つは、図4のVC#1のように非優
先パケット14が送信完了するのを待って、優先パケッ
ト13を送信する方法であり、もう一つは、VC#2の
ように非優先パケット14の送信を途中で停止し、それ
まで送信したデータを一つのパケット14aとして送信
完了し、優先パケット13を送信し終わった後に残りの
データをもう一つのパケット15として送信する方法で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来のATMイン
タフェースにおけるパケット通信優先制御は、VC間で
の送信パケットの優先制御は可能であるが、VC内での
送信パケットの優先制御は、非優先パケットが送信完了
するのを待ってから、優先パケットを送信するか、又は
非優先パケットを二つのパケットに分けて、その間に優
先パケットを送信する方法であるため、以下の問題点が
ある。
タフェースにおけるパケット通信優先制御は、VC間で
の送信パケットの優先制御は可能であるが、VC内での
送信パケットの優先制御は、非優先パケットが送信完了
するのを待ってから、優先パケットを送信するか、又は
非優先パケットを二つのパケットに分けて、その間に優
先パケットを送信する方法であるため、以下の問題点が
ある。
【0007】非優先パケットが送信完了するのを待つ方
法は、その間優先パケットを送信することができない。
従って、上位プロトコルがTCP/IPの場合に、非優
先パケットであるデータパケット送信中に優先パケット
であるACKパケットを優先的に送信することができな
いため、相手側でACKパケット待ち時間が発生し、転
送レートが下がるという問題があった。
法は、その間優先パケットを送信することができない。
従って、上位プロトコルがTCP/IPの場合に、非優
先パケットであるデータパケット送信中に優先パケット
であるACKパケットを優先的に送信することができな
いため、相手側でACKパケット待ち時間が発生し、転
送レートが下がるという問題があった。
【0008】また、非優先パケットを2つに分けて、そ
の間に優先パケットを送信する方法は、本来は一つのパ
ケットを二つのパケットに分けることにより、1回で済
むパケットの送信完了処理、受信完了処理が、2回と倍
になるため、プロセッサの処理の負荷が大きくなり、シ
ステム的な性能ダウンになる可能性があった。
の間に優先パケットを送信する方法は、本来は一つのパ
ケットを二つのパケットに分けることにより、1回で済
むパケットの送信完了処理、受信完了処理が、2回と倍
になるため、プロセッサの処理の負荷が大きくなり、シ
ステム的な性能ダウンになる可能性があった。
【0009】本発明の目的は、このような問題点を解決
し、プロセッサ負荷を増やすことなく、優先パケットの
優先送信を効率的に行えるようにすることにある。
し、プロセッサ負荷を増やすことなく、優先パケットの
優先送信を効率的に行えるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明のパケット通信優先制御方法は、送信側
で、非優先パケットの送信中に優先パケットの送信要求
が発生した場合、非優先パケットを前半パケットと後半
パケットに分割し、前半パケットに非優先パケットの前
半部であることを識別するコードを付して該前半パケッ
トを送信した後、優先パケットを送信し、次いで後半パ
ケットに非優先パケットの後半部であることを識別する
コードを付して該後半パケットを送信する。一方、受信
側では、前記コードを監視して、前記前半パケットであ
ったときには非優先パケットの受信完了処理を保留し、
前記後半パケットであったときに、前半パケットと後半
パケットとを一つの非優先パケットとしてその受信完了
処理を行う。
るため、本発明のパケット通信優先制御方法は、送信側
で、非優先パケットの送信中に優先パケットの送信要求
が発生した場合、非優先パケットを前半パケットと後半
パケットに分割し、前半パケットに非優先パケットの前
半部であることを識別するコードを付して該前半パケッ
トを送信した後、優先パケットを送信し、次いで後半パ
ケットに非優先パケットの後半部であることを識別する
コードを付して該後半パケットを送信する。一方、受信
側では、前記コードを監視して、前記前半パケットであ
ったときには非優先パケットの受信完了処理を保留し、
前記後半パケットであったときに、前半パケットと後半
パケットとを一つの非優先パケットとしてその受信完了
処理を行う。
【0011】ATMインタフェースを用いてATMアダ
プテーションレイヤのタイプ5のプロトコルAAL−5
で通信を行う場合には、AAL−5のトレーラのコント
ロールフィールドのCPCSユーザー間表示(CPCS
−UU)に、非優先パケットの前半部であることを識別
するコード、及び後半部であることを識別するコードを
表示すれば良い。
プテーションレイヤのタイプ5のプロトコルAAL−5
で通信を行う場合には、AAL−5のトレーラのコント
ロールフィールドのCPCSユーザー間表示(CPCS
−UU)に、非優先パケットの前半部であることを識別
するコード、及び後半部であることを識別するコードを
表示すれば良い。
【0012】このような通信方式を実施するため、本発
明によるパケット通信優先制御システムは、送信側に、
仮想チャネル(VC)間でパケット送信の優先制御を行
う仮想チャネル間送信制御部と、同一VCにおいて非優
先パケット送信中に優先パケットの送信要求が発生した
場合、当該非優先パケットを前半パケットと後半パケッ
トに分割し、前記CPCS−UUに非優先パケットの前
半部であることを識別するコードを表示して前半パケッ
トを送信した後、前記優先パケットを送信し、次いでC
PCS−UUに非優先パケットの後半部であることを識
別するコードを表示して後半パケットを送信する仮想チ
ャネル内送信制御部とを備える。また、受信側には、V
C毎に受信処理を行う仮想チャネル間受信制御部と、同
一のVCにおいて、CPCS−UUを監視して、前記前
半パケットであったときは非優先パケットの受信完了処
理を保留し、前記後半パケットであったときに、前半パ
ケットと後半パケットとを一つの非優先パケットとして
その受信完了処理を行う仮想チャネル内受信制御部とを
備える。
明によるパケット通信優先制御システムは、送信側に、
仮想チャネル(VC)間でパケット送信の優先制御を行
う仮想チャネル間送信制御部と、同一VCにおいて非優
先パケット送信中に優先パケットの送信要求が発生した
場合、当該非優先パケットを前半パケットと後半パケッ
トに分割し、前記CPCS−UUに非優先パケットの前
半部であることを識別するコードを表示して前半パケッ
トを送信した後、前記優先パケットを送信し、次いでC
PCS−UUに非優先パケットの後半部であることを識
別するコードを表示して後半パケットを送信する仮想チ
ャネル内送信制御部とを備える。また、受信側には、V
C毎に受信処理を行う仮想チャネル間受信制御部と、同
一のVCにおいて、CPCS−UUを監視して、前記前
半パケットであったときは非優先パケットの受信完了処
理を保留し、前記後半パケットであったときに、前半パ
ケットと後半パケットとを一つの非優先パケットとして
その受信完了処理を行う仮想チャネル内受信制御部とを
備える。
【0013】
【作用】本発明によると、非優先パケット送信中に優先
パケットの送信要求が発生した場合に、非優先パケット
を前半と後半の2つのパケットに分割し、各パケットの
CPCS−UUに「非優先パケットの前半パケット」,
「非優先パケットの後半パケット」の印を付けて送信す
る。受信側では、受信パケットのCPCS−UUを監視
し、「非優先パケットの前半パケット」であった場合
は、受信完了処理を実施せずに、「非優先パケットの後
半パケット」を受信したら、非優先パケットの前半パケ
ットと後半パケットを一つの非優先パケットとして、受
信完了処理を行う。これにより、同一VC内において非
優先パケット送信中に、優先パケットを優先的に送信可
能となり、また、非優先パケットの受信完了処理も1回
で良い。
パケットの送信要求が発生した場合に、非優先パケット
を前半と後半の2つのパケットに分割し、各パケットの
CPCS−UUに「非優先パケットの前半パケット」,
「非優先パケットの後半パケット」の印を付けて送信す
る。受信側では、受信パケットのCPCS−UUを監視
し、「非優先パケットの前半パケット」であった場合
は、受信完了処理を実施せずに、「非優先パケットの後
半パケット」を受信したら、非優先パケットの前半パケ
ットと後半パケットを一つの非優先パケットとして、受
信完了処理を行う。これにより、同一VC内において非
優先パケット送信中に、優先パケットを優先的に送信可
能となり、また、非優先パケットの受信完了処理も1回
で良い。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一つの実施形態を
図面を参照して説明する。図1において、送信側の仮想
チャネル(VC)間送信制御部1と受信側のVC間受信
制御部2とがATMインタフェース3により接続され、
このATMインタフェース3には、例えば三つの仮想チ
ャネルVC#1、VC#2、VC#3が設定されてい
る。これら三つのVCが同一VCにおいてパケット通信
優先制御を行えるように、送信側には、各VC毎にVC
内送信制御部4が設けられ、受信側には、各VC毎にV
C内受信制御部5が設けられている。VC間送信制御部
1は、VC間でパケット送信の優先制御を行い、VC間
受信制御部2はVC毎に受信処理を行う。
図面を参照して説明する。図1において、送信側の仮想
チャネル(VC)間送信制御部1と受信側のVC間受信
制御部2とがATMインタフェース3により接続され、
このATMインタフェース3には、例えば三つの仮想チ
ャネルVC#1、VC#2、VC#3が設定されてい
る。これら三つのVCが同一VCにおいてパケット通信
優先制御を行えるように、送信側には、各VC毎にVC
内送信制御部4が設けられ、受信側には、各VC毎にV
C内受信制御部5が設けられている。VC間送信制御部
1は、VC間でパケット送信の優先制御を行い、VC間
受信制御部2はVC毎に受信処理を行う。
【0015】VC内送信制御部4は、同一VCにおいて
非優先パケット6の送信中に優先パケット7の送信要求
が発生した場合、上位のソフトウエアから渡された当該
非優先パケット(ユーザーデータ)6を、図2に示すよ
うに、前半パケット6aと後半パケット6bとに分離し
(ユーザーデータを前半と後半に分離する)、その分離
した前後パケット6a・6bを、それぞれATMアダプ
テーションレイヤ(AAL)のタイプ5のプロトコルA
AL−5のフォーマットとする。すなわち、分離した前
後のユーザーデータのそれぞれに、図3に示すようなA
AL−5のトレーラを付けて下位レイヤであるATMレ
イヤに渡し、先ず前半パケット6aを送信した後、優先
パケット7を送信し、次いで後半パケット6bを送信す
る。この場合、前半パケット6aには、AAL−5のト
レーラのコントロールフィールドのCPCSユーザー間
表示(CPCS−UU)に、非優先パケット6の前半部
であることを識別するコードを表示し、後半パケット6
bのCPCS−UUには、非優先パケット6の後半部で
あることを識別するコードを表示しておく。
非優先パケット6の送信中に優先パケット7の送信要求
が発生した場合、上位のソフトウエアから渡された当該
非優先パケット(ユーザーデータ)6を、図2に示すよ
うに、前半パケット6aと後半パケット6bとに分離し
(ユーザーデータを前半と後半に分離する)、その分離
した前後パケット6a・6bを、それぞれATMアダプ
テーションレイヤ(AAL)のタイプ5のプロトコルA
AL−5のフォーマットとする。すなわち、分離した前
後のユーザーデータのそれぞれに、図3に示すようなA
AL−5のトレーラを付けて下位レイヤであるATMレ
イヤに渡し、先ず前半パケット6aを送信した後、優先
パケット7を送信し、次いで後半パケット6bを送信す
る。この場合、前半パケット6aには、AAL−5のト
レーラのコントロールフィールドのCPCSユーザー間
表示(CPCS−UU)に、非優先パケット6の前半部
であることを識別するコードを表示し、後半パケット6
bのCPCS−UUには、非優先パケット6の後半部で
あることを識別するコードを表示しておく。
【0016】VC内受信制御部5は、同一のVCにおい
て、CPCS−UUを監視して、前半パケット6aであ
ったときは非優先パケット6の受信完了処理を保留し、
後半パケット6bであったときに、前半パケット6aと
後半パケット6aとを一緒にして非優先パケット6の受
信完了処理を行う。
て、CPCS−UUを監視して、前半パケット6aであ
ったときは非優先パケット6の受信完了処理を保留し、
後半パケット6bであったときに、前半パケット6aと
後半パケット6aとを一緒にして非優先パケット6の受
信完了処理を行う。
【0017】図1の例では、第2のVC#2と第3のV
C#3は非優先パケット6のみの送信のため、VC内送
信制御部4では優先制御は行われずに、VC間送信制御
部1へそのままパケットは送られ、VC間で優先制御が
行われて、ATMインタフェース3へそのパケットが送
信される。第2のVC#2と第3のVC#3の受信側で
は、VC間受信制御部2で、VC毎にパケットが分離さ
れてVC内受信制御部5へ送られ、各VC内受信制御部
5でAAL−5のCPCS−UUを監視し、「非優先パ
ケットの前半パケット」及び「非優先パケットの後半パ
ケット」ではないことから、そのパケットをそのまま上
位レイヤ(例えばTCP/IP)へ渡す。
C#3は非優先パケット6のみの送信のため、VC内送
信制御部4では優先制御は行われずに、VC間送信制御
部1へそのままパケットは送られ、VC間で優先制御が
行われて、ATMインタフェース3へそのパケットが送
信される。第2のVC#2と第3のVC#3の受信側で
は、VC間受信制御部2で、VC毎にパケットが分離さ
れてVC内受信制御部5へ送られ、各VC内受信制御部
5でAAL−5のCPCS−UUを監視し、「非優先パ
ケットの前半パケット」及び「非優先パケットの後半パ
ケット」ではないことから、そのパケットをそのまま上
位レイヤ(例えばTCP/IP)へ渡す。
【0018】これに対して、第1のVC#1は、非優先
パケット6と優先パケット7が競合しているので、VC
内送信制御部4は、送信途中である非優先パケット6を
送信済の分を、非優先パケット6の前半パケット6aと
して分離して、CPCS−UUに印を付けて送信し、次
に優先パケット7を送信する。優先パケット7が送信完
了すると、残りの分を非優先パケット6の後半パケット
6bとしてCPCS−UUに印を付けて送信する。第1
のVC#1の受信側では、非優先パケット6の前半パケ
ット6aをVC内受信制御部5が受信すると、このパケ
ット6aは上位レイヤに上げずに保留しておく。そし
て、優先パケット7を受信すると、これを上位レイヤに
上げる。そして、非優先パケット6の後半パケット6b
を受信すると、保留してあった前半パケット6aを、後
半パケット6bと一緒に1つのパケットとして上位レイ
ヤに上げる。この例としては、上位レイヤがTCP/I
Pのときに、長いデータパケット送信中に、ACKパケ
ットを優先して送信したい場合に、データパケットより
も先にACKパケットを送信可能となる。
パケット6と優先パケット7が競合しているので、VC
内送信制御部4は、送信途中である非優先パケット6を
送信済の分を、非優先パケット6の前半パケット6aと
して分離して、CPCS−UUに印を付けて送信し、次
に優先パケット7を送信する。優先パケット7が送信完
了すると、残りの分を非優先パケット6の後半パケット
6bとしてCPCS−UUに印を付けて送信する。第1
のVC#1の受信側では、非優先パケット6の前半パケ
ット6aをVC内受信制御部5が受信すると、このパケ
ット6aは上位レイヤに上げずに保留しておく。そし
て、優先パケット7を受信すると、これを上位レイヤに
上げる。そして、非優先パケット6の後半パケット6b
を受信すると、保留してあった前半パケット6aを、後
半パケット6bと一緒に1つのパケットとして上位レイ
ヤに上げる。この例としては、上位レイヤがTCP/I
Pのときに、長いデータパケット送信中に、ACKパケ
ットを優先して送信したい場合に、データパケットより
も先にACKパケットを送信可能となる。
【0019】これに対して、図4に示した従来技術で
は、同図のVC#1のように、送信中の非優先パケット
14が送信完了してから、優先パケット13を送信する
か、同図のVC#2のように非優先パケット14を、2
つのパケット14a・15に完全に分け、その間に優先
パケット13を送信するかの方法をとっているが、前者
はACK待ち時間が発生し、後者は、独立した2つのパ
ケットに分けるため、パケット受信完了処理が余分に増
えることになる。
は、同図のVC#1のように、送信中の非優先パケット
14が送信完了してから、優先パケット13を送信する
か、同図のVC#2のように非優先パケット14を、2
つのパケット14a・15に完全に分け、その間に優先
パケット13を送信するかの方法をとっているが、前者
はACK待ち時間が発生し、後者は、独立した2つのパ
ケットに分けるため、パケット受信完了処理が余分に増
えることになる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、非優先
パケットの送信中に優先パケットを優先的に送信するた
めに、非優先パケットを前半パケットと後半パケットの
2つに分離して、優先パケットを送信することが可能と
なり、また、分離した非優先パケットの前半パケット及
び後半パケットのそれぞれについて、例えばAAL−5
のCPCS−UUに印を付けて送信し、受信側でこれを
1つのパケットとして処理することにより、パケット受
信完了処理を余分に増やすことを避けられるので、プロ
セッサ負荷を増やすことなく、優先パケットの優先送信
を効率的に行えるという効果がある。
パケットの送信中に優先パケットを優先的に送信するた
めに、非優先パケットを前半パケットと後半パケットの
2つに分離して、優先パケットを送信することが可能と
なり、また、分離した非優先パケットの前半パケット及
び後半パケットのそれぞれについて、例えばAAL−5
のCPCS−UUに印を付けて送信し、受信側でこれを
1つのパケットとして処理することにより、パケット受
信完了処理を余分に増やすことを避けられるので、プロ
セッサ負荷を増やすことなく、優先パケットの優先送信
を効率的に行えるという効果がある。
【図1】本発明の一実施形態の動作説明図である。
【図2】非優先パケットを前半パケットと後半パケット
に分割して送信する態様を説明する模式図である。
に分割して送信する態様を説明する模式図である。
【図3】ATMアダプテーションレイヤのタイプ5のプ
ロトコルAAL−5のフォーマット図である。
ロトコルAAL−5のフォーマット図である。
【図4】従来技術の動作説明図である。
1 仮想チャネル(VC)間送信制御部 2 VC間受信制御部 3 ATMインターフェース 4 VC内送信制御部 5 VC内受信制御部 6 非優先パケット 6a 前半パケット 6b 後半パケット 7 優先パケット
Claims (3)
- 【請求項1】優先パケットを非優先パケットよりも優先
させて仮想チャネルによって送信するパケット通信優先
制御方法において、送信側で、非優先パケットの送信中
に優先パケットの送信要求が発生した場合、非優先パケ
ットを前半パケットと後半パケットに分割し、前半パケ
ットに非優先パケットの前半部であることを識別するコ
ードを付して該前半パケットを送信した後、優先パケッ
トを送信し、次いで後半パケットに非優先パケットの後
半部であることを識別するコードを付して該後半パケッ
トを送信し、受信側では、前記コードを監視して、前記
前半パケットであったときには非優先パケットの受信完
了処理を保留し、前記後半パケットであったときに、前
半パケットと後半パケットとを一つの非優先パケットと
してその受信完了処理を行うことを特徴とするパケット
通信優先制御方法。 - 【請求項2】ATMインタフェースを用いてATMアダ
プテーションレイヤのタイプ5のプロトコルAAL−5
で通信を行う場合、AAL−5のトレーラのコントロー
ルフィールドのCPCSユーザー間表示に、非優先パケ
ットの前半部であることを識別するコード、及び後半部
であることを識別するコードを表示することを特徴とす
る請求項1記載のパケット通信優先制御方法。 - 【請求項3】ATMインタフェースを用い、ATMアダ
プテーションレイヤのタイプ5のプロトコルAAL−5
により、優先パケットを非優先パケットよりも優先させ
て仮想チャネルによって送信するパケット通信優先制御
システムであって、 送信側に、 仮想チャネル間でパケット送信の優先制御を行う仮想チ
ャネル間送信制御部と、 同一仮想チャネルにおいて非優先パケット送信中に優先
パケットの送信要求が発生した場合、当該非優先パケッ
トを前半パケットと後半パケットに分割し、前記AAL
−5のトレーラのコントロールフィールドのCPCSユ
ーザー間表示に非優先パケットの前半部であることを識
別するコードを表示して前半パケットを送信した後、前
記優先パケットを送信し、次いで前記CPCSユーザー
間表示に非優先パケットの後半部であることを識別する
コードを表示して後半パケットを送信する仮想チャネル
内送信制御部と、 を備え、 受信側には、 仮想チャネル毎に受信処理を行う仮想チャネル間受信制
御部と、 同一の仮想チャネルにおいて、前記CPCSユーザー間
表示を監視して、前記前半パケットであったときは非優
先パケットの受信完了処理を保留し、前記後半パケット
であったときに、前半パケットと後半パケットとを一つ
の非優先パケットとしてその受信完了処理を行う仮想チ
ャネル内受信制御部と、 を備えたことを特徴とするパケット通信優先制御システ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19262295A JPH0923244A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | パケット通信優先制御方法及びパケット通信優先制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19262295A JPH0923244A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | パケット通信優先制御方法及びパケット通信優先制御システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0923244A true JPH0923244A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=16294324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19262295A Pending JPH0923244A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | パケット通信優先制御方法及びパケット通信優先制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0923244A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1209864A2 (en) * | 2000-10-24 | 2002-05-29 | Sagem SA | System and method for providing multiple quality of service levels over a single asynchronous transfer mode (ATM) virtual communications channel |
US7656880B1 (en) * | 2004-06-09 | 2010-02-02 | Verizon Laboratories Inc. | Prioritized segmentation and reassembly methods and systems |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5828979A (ja) * | 1981-08-17 | 1983-02-21 | 新日本製鐵株式会社 | 溶融金属用ガス吹込非炭素質耐火物の製造方法 |
JPS62114356A (ja) * | 1985-11-13 | 1987-05-26 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 分割割込みパケツト転送方式 |
JPH01162036A (ja) * | 1987-12-18 | 1989-06-26 | Nec Corp | パケット交換データ転送方式 |
-
1995
- 1995-07-06 JP JP19262295A patent/JPH0923244A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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US7656880B1 (en) * | 2004-06-09 | 2010-02-02 | Verizon Laboratories Inc. | Prioritized segmentation and reassembly methods and systems |
US8300642B2 (en) | 2004-06-09 | 2012-10-30 | Verizon Laboratories Inc. | Prioritized segmentation and reassembly methods and systems |
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