JPH0923173A - エコーキャンセラ - Google Patents

エコーキャンセラ

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JPH0923173A
JPH0923173A JP7173277A JP17327795A JPH0923173A JP H0923173 A JPH0923173 A JP H0923173A JP 7173277 A JP7173277 A JP 7173277A JP 17327795 A JP17327795 A JP 17327795A JP H0923173 A JPH0923173 A JP H0923173A
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    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/20Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
    • H04B3/23Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の通話路についてエコー消去処理等を並
列に行う場合に、その演算処理量を少なくする。 【解決手段】 各通話路の近端信号レベル,残留信号レ
ベル及び遠端信号レベルの各情報のうち少なくとも1つ
以上の情報を用いて通話路の優先順位を決定し、決定さ
れた優先順位に基づいてエコー経路の学習を行う通話路
を選択する。この結果、各通話路に配設した反響信号消
去部22内の各タップ係数更新部7で行われるエコー経
路のインパルス応答の推定値の学習演算処理(即ち、推
定インパルス応答の更新処理)は、優先順位に応じて選
択された通話路のみに関して行われることから、エコー
キャンセラ全体としてその演算量を低減することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話回線に設けら
れた4線2線変換器に生じるエコーを消去するエコーキ
ャンセラに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のエコーキャンセラに関する技術
としては、日本電気株式会社発行のNEC技報Vol.
39No.2(昭和61年1月14日発行)の53〜6
2頁に記載された「専用VLSIエコーキャンセラ」が
ある。このようなエコーキャンセラは、図3に示すよう
に構成されている。図3において、受信入力端子4から
入力した時刻jにおける受信音声信号Xjは、データメ
モリ6にサンプル(サンプリング周期)毎に順次蓄えら
れる。受信音声信号Xjは受信出力端子2にも送られ、
この端子2に接続される4線2線変換器10で2線変換
されて2線入出力端子11から出力される。
【0003】一方、4線2線変換器10を通過する受信
音声信号の一部が4線2線変換器10の不具合で送信入
力端子1側に洩れると、これがエコー信号となる。疑似
エコー生成部8は、データメモリ6から受信音声信号系
列を、またタップ係数更新部7から推定インパルス応答
を入力すると、畳込み演算によって疑似エコー信号Y
(バー)jを合成する。ここで時刻jにおける推定イン
パルス応答(或いは、タップ係数とも呼ばれる)をhij
とすると、疑似エコー信号Y(バー)jは、(1)式に
より表すことができる。ただし、(1)式において、i
=0,1,2,・・・,Nであり、Nはエコー経路のイ
ンパルス応答長に相当する。
【0004】
【数1】
【0005】ここで減算器9は、送信入力端子1から入
力したエコーを含む送信信号Yjから疑似エコー信号Y
(バー)jを(2)式に従って減算し、送信信号Yjに
含まれるエコー成分を消去して残留成分ejを送信出力
端子3から出力する。
【0006】
【数2】
【0007】なお、残留成分ejである残留信号系列は
データメモリ5にサンプル毎に順次蓄えられる。タップ
係数更新部7は、推定インパルス応答hijを真のエコー
経路のインパルス応答に近づけるように修正更新する。
ここで上記文献では推定インパルス応答を修正更新する
場合、学習同定法が用いられており、タップ係数更新部
7における推定インパルス応答の更新は、(3)式〜
(5)式を用いて演算され、この演算結果により更新さ
れる。即ち、
【0008】 hij+1=hij+Δhij (3) Δhij=α・ej /(Pj Xj-i) (4)
【0009】
【数3】
【0010】ここで(4)式のαは補正係数と呼ばれ、
一般に補正係数αは、0<α<2の範囲である。このよ
うにして、1つの通話路(1つの電話回線)についての
エコーキャンセラを構成することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような単一
の通話路に用いられるエコーキャンセラを、複数の通話
路に適用した場合は、エコーキャンセラ内のタップ係数
更新部7では疑似エコー信号を計算するためのタップ係
数の更新を各通話路毎に独立して基本周期毎に(3)式
〜(5)式に従って行う必要があるため、タップ係数更
新部における演算量が膨大な量に達するという問題があ
った。従って本発明は、複数の通話路についてのエコー
消去処理等を並列に行う場合にその演算処理量を少なく
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、複数の通話路についてのエコー消去
処理等を並列に行うエコーキャンセラにおいて、各通話
路の近端信号レベル,残留信号レベル及び遠端信号レベ
ルの各情報のうち少なくとも1つ以上の情報を用いて各
通話路の優先順位を決定する手段と、決定された優先順
位に基づいてエコー経路の学習を行う通話路を選択する
手段とを設けたものである。従って、エコー経路のイン
パルス応答の推定値を学習する演算処理(即ち、推定イ
ンパルス応答の更新処理)は、優先順位に応じて選択さ
れた通話路に関してのみ行われることから、エコーキャ
ンセラ全体としてその演算量を低減することができる。
また、サンプル毎に受信音声信号を蓄積する第1のメモ
リと、エコー経路のインパルス応答の推定値と第1のメ
モリのデータとの畳込み演算により疑似エコー信号を生
成する疑似エコー信号生成部と、エコー信号から疑似エ
コー信号を減算して残留信号を出力する減算器と、残留
信号をサンプル毎に蓄積する第2のメモリと、残留信号
を用いてインパルス応答の推定値を演算するタップ係数
更新部とからなるエコー信号消去部を各通話路毎に配設
し、各通話路の近端信号レベル,残留信号レベル及び遠
端信号レベルの各情報のうち少なくとも1つ以上の情報
を用いて各通話路の優先順位を決定し、決定された優先
順位に基づきエコー経路の学習を行う通話路を決定し、
決定された通話路を介してインパルス応答の推定値を学
習させるようにしたものである。この結果、1つのエコ
ー信号消去部が全ての通話路について処理を行う場合に
比べ、各エコー信号消去部の演算量を少なくすることが
でき、従って各エコー信号消去部を処理能力の小さい素
子で構成できると共に、装置の消費電力を少なくするこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明に係るエコーキャンセラの
実施の形態を示すブロック図である。同図において、2
11 〜21n はn個の通話路に各個に設けられ近端話者
の音声信号(送話信号)のレベルを検出する近端レベル
検出部、221 〜22n はn個の通話路に各個に設けら
れ通話路に発生する反響信号(エコー信号)を消去する
反響信号消去部、231 〜23n はn個の通話路に各個
に設けられ近端話者の音声信号からエコー成分が除去さ
れた残留音声のレベルを検出する残留レベル検出部、2
41 〜24n はn個の通話路に各個に設けられ遠端話者
の音声信号である受信音声信号(受話信号)のレベルを
検出する遠端レベル検出部、25は優先順位決定部であ
る。
【0014】なお、図中、近端入力端子#1,近端出力
端子#1,遠端入力端子#1,遠端出力端子#1からな
る経路により1番目の通話路が形成され、近端入力端子
#n,近端出力端子#n,遠端入力端子#n,遠端出力
端子#nからなる経路によりn番目の通話路が形成され
る。また、図2は各反響信号消去部22の構成を示すブ
ロック図であり、各反響信号消去部22は図3に示す従
来装置とほぼ同様の構成を有しているが、優先順位決定
部25からの優先順位に従った後述の各タップ係数更新
制御信号aをタップ係数更新部7で入力して、タップ係
数の更新またはその停止を行うことができる点で、従来
装置と異なる。
【0015】次に、図1及び図2の各ブロック図を用い
てこのエコーキャンセラの動作を説明する。まず1番目
の通話路に関する動作から説明する。遠端入力端子#1
から入力した受信音声信号Xjは、遠端レベル検出部2
41 でその受信信号レベルPrが測定される。この受信
信号レベルの測定としては、一般的に用いられる種々の
信号強度の計算法を用いることができる。測定された受
信信号レベルPrは優先順位決定部25に送られ、かつ
受信音声信号Xjは反響信号消去部221 の受信入力端
子41 に送られる。
【0016】この受信音声信号Xjは、反響信号消去部
221 の図2に示すデータメモリ6に基本周期毎に順次
蓄積され、かつ受信出力端子21 に送られて近端出力端
子#1から送出される。一方、近端入力端子#1から入
力されたエコーを含む送信音声信号Yjは、近端レベル
検出部211 で送信信号レベルPsが測定される。この
送信信号レベルの測定については、一般的に用いられる
種々の信号強度の計算法を用いることができる。測定さ
れた送信信号レベルPsは優先順位決定部25に送ら
れ、かつ送信音声信号Yjは反響信号消去部221 の送
信入力端子11 に送られる。
【0017】ここで図2に示す反響信号消去部221 で
は、優先順位決定部25からタップ係数変更制御信号a
1 が出力されている場合は、受信音声信号Xj及び送信
音声信号Yjに基づき既に従来の技術の欄で説明したよ
うに、(3)式〜(5)式を用いてエコー経路の推定イ
ンパルス応答hijを計算して更新し、さらに(1)式を
用いて疑似エコー信号を合成する。そして、減算器9で
は、送信入力端子11から入力したエコーを含む信号Y
jから疑似エコー信号Y(バー)jを(2)式に従って
減算し、送信信号に含まれるエコー成分を除去して、残
留信号ej を送信出力端子31 から出力する。
【0018】なお、優先順位決定部25からタップ係数
変更制御信号a1 が出力されていない場合は、反響信号
消去部221 の疑似エコー信号生成部8は、既に更新さ
れているエコー経路の推定インパルス応答hijにより疑
似エコー信号を生成する。そして、減算器9では、送信
入力端子11 から入力したエコーを含む信号Yjから疑
似エコー信号Y(バー)jを(2)式に従って減算し、
送信信号に含まれるエコー成分を除去して、残留信号e
j を送信出力端子31 から出力する。
【0019】こうして送信出力端子31 から出力された
残留信号ej は、残留レベル検出部231 でその残留信
号レベルPeが測定され、残留信号レベルPeは優先順
位決定部25に送られる。なお、残留信号ej は遠端出
力端子#1に送られる。ここで、残留信号レベルの測定
には一般的に用いられる種々の信号強度の計算方法を用
いることができる。このようにして、1番目の通話路に
ついて測定された受信信号レベルPr,送信信号レベル
Ps及び残留信号レベルPeが優先順位決定部25へ送
出される。同様に、2番目ないしn番目の各通話路に関
する各測定レベルデータも優先順位決定部25に送られ
る。
【0020】優先順位決定部25では、各通話路で測定
された信号のレベルを入力すると、この測定された各信
号のレベルに基づきn個の通話路のうちどの通話路のタ
ップ係数を更新するかの優先順位を予め定めた周期毎に
計算し、更新する必要度の高い通話路に配設された反響
信号消去部22に対し、上述したタップ係数更新制御信
号aを送出してタップ係数の更新、即ちエコー経路のイ
ンパルス応答の推定値の学習及び更新を指示する。
【0021】ここで、優先順位決定部25は、次のよう
なアルゴリズムに基づいて各通話路の優先順位を決定す
る。即ち、一般に受信信号レベルPrが大きい時にはエ
コー経路の学習を行う必要があるため、このような通話
路の優先順位は高くする必要がある。また、受信信号レ
ベルPrが小さい時には、エコー経路の学習を行う必要
がないため、優先順位を低くする。そして、優先順位の
決定のための評価指標として指標R1 ,R2 を導入し、
評価指標R1 を(6)式のように表す。
【0022】 R1 =Pe/Pr (6) ここで、指標R1 は、残留信号レベルPeと受信信号レ
ベルPrとの比であるからエコー消去がどれだけ効果的
に行われているかを表わす指標であり、指標R1 が十分
小さいときにはエコー信号の推定精度が高く、効果的に
エコー消去が行われていることを示している。逆に、指
標R1 が大きい場合は、エコーが十分抑圧されていない
ことを示しているため、その通話路の優先順位を高くす
る必要がある。次に、評価指標R2 を、(7)式に基づ
いて求める。即ち、
【0023】 R2 =Ps/Pr (7) ここで、指標R2 は、送信信号レベルPsと受信信号レ
ベルPrとの比であるから、指標R2 が或程度以上大き
いときには近端話者により送話が行われている可能性が
あるため、エコー経路の学習を停止する必要がある。従
って、このような場合はこの通話路の優先順位を低くす
る。このようにして、各通話路の優先順位が定められ、
優先順位の高い通話路に配設された反響信号消去部22
に対し、優先順位決定部25からタップ係数更新制御信
号aが送出されタップ係数の更新が指示される。
【0024】この結果、その優先通話路がエコー経路と
して選択され、この経路を用いて学習が行われる。即
ち、この場合、該当反響信号消去部22のタップ係数更
新部7では、タップ係数更新制御信号aを入力すると、
受信音声信号Xj及び送信音声信号Yjに基づき、
(3)式〜(5)式を用いてエコー経路の推定インパル
ス応答hijを計算し更新する。そして、疑似エコー信号
生成部8では、この更新された推定インパルス応答hij
を(1)式に適用して疑似エコー信号Y(バー)jを合
成する。減算器9では、送信入力端子1から入力したエ
コーを含む送信信号Yjから疑似エコー信号Y(バー)
jを(2)式に従って減算し、送信信号に含まれるエコ
ー成分を除去して、残留信号ej を送信出力端子3から
出力する。
【0025】このように、各通話路に配設された各反響
信号消去部22の各タップ係数更新部7が同時にエコー
経路の推定インパルス応答hijを演算するのではなく、
優先順位の高い通話路に配設された反響信号消去部22
のタップ係数更新部7のみがエコー経路の推定インパル
ス応答を演算するように構成したので、エコーキャンセ
ラ全体としての演算量が低減され、多チャネル(多通話
路)対応のエコーキャンセラを構成することが可能にな
る。また、優先順位決定において、或特定の通話路に対
して全くエコー経路の学習が行われなくなるのを避ける
ために、今回学習が行われない通話路に対しては次の周
期では優先順位を予め定めた量だけ高くする。このよう
な方法により、一定以上の間、エコー経路の学習が行わ
れない通話路に対しても通話路の選択を行ってエコー経
路の学習を行わせることができる。
【0026】なお、各通話路に挿入する反響信号消去部
22の構成としては、上述の構成とは異なる構成とする
こともできる。即ち例えば、特公昭47−45521号
公報のように、疑似エコー信号の生成部に回線の特性に
従い自ら修正を行う機能を有する第1のインパルス応答
生成部と、自らを修正する機能を有しない第2のインパ
ルス応答生成部とを設けるような構成とすることも可能
である。さらに、推定インパルス応答の計算において
は、上述した学習同定法の他に種々のアルゴリズムを用
いることもできる。また、この実施の形態では、各通話
路に各個に反響信号消去部22を設けるようにしている
が、各通話路に共通に1つの反響信号消去部を設け、こ
の1つの反響信号消去部で処理させるように構成するこ
ともできる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の通話路について、その近端信号レベル,残留信号レ
ベル及び遠端信号レベルの各情報のうち少なくとも1つ
以上の情報を用いて各通話路の優先順位を決定し、決定
された優先順位に基づいてエコー経路の学習を行う通話
路を選択するようにしたので、エコー経路のインパルス
応答の推定値を学習する演算処理は、優先順位に応じて
選択された通話路に関してのみ行われることから、エコ
ーキャンセラ全体としてその演算量を低減することがで
きる。また、サンプル毎に受信音声信号を蓄積する第1
のメモリと、エコー経路のインパルス応答の推定値と第
1のメモリのデータとの畳込み演算により疑似エコー信
号を生成する疑似エコー信号生成部と、エコー信号から
疑似エコー信号を減算して残留信号を出力する減算器
と、残留信号をサンプル毎に蓄積する第2のメモリと、
残留信号を用いてインパルス応答の推定値を演算するタ
ップ係数更新部とからなるエコー信号消去部を各通話路
毎に配設し、各通話路の近端信号レベル,残留信号レベ
ル及び遠端信号レベルの各情報のうち少なくとも1つ以
上の情報を用いて各通話路の優先順位を決定し、決定さ
れた優先順位に基づきエコー経路の学習を行う通話路を
決定し、決定された通話路を介してインパルス応答の推
定値を学習させて更新させるようにしたので、1つのエ
コー信号消去部が全ての通話路について処理を行う場合
に比べ、各エコー信号消去部の演算量を少なくすること
ができ、従って各エコー信号消去部を処理能力の小さい
素子で構成できると共に、装置の消費電力を少なくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るエコーキャンセラの構成を示す
ブロック図である。
【図2】 エコーキャンセラ内の反響信号消去部の構成
を示すブロック図である。
【図3】 従来のエコーキャンセラのブロック図であ
る。
【符号の説明】
5,6…データメモリ、7…タップ係数更新部、8…疑
似エコー信号生成部、9…減算器、211 〜21n …近
端レベル検出部、221 〜22n …反響信号消去部、2
31 〜23n …残留レベル検出部、241 〜24n …遠
端レベル検出部、25…優先順位決定部、a1 〜an …
タップ係数更新制御信号。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通話路に各個に発生する各エコー
    を消去するエコー消去処理及びエコー消去が行われる通
    話路を示すエコー経路のインパルス応答の推定値を学習
    して更新する演算処理を各通話路毎に並列に行うエコー
    キャンセラにおいて、 各通話路における近端話者の送信音声信号のレベルを示
    す近端信号レベル,前記送信音声信号からエコー成分が
    除去された残留信号のレベルを示す残留信号レベル及び
    遠端話者からの受信音声信号のレベルを示す遠端信号レ
    ベルの各情報のうち少なくとも1つ以上の情報を用いて
    各通話路の優先順位を決定する優先順位決定手段と、エ
    コー経路のインパルス応答の推定値を学習するための通
    話路を優先順位決定手段の優先順位に従って選択する手
    段とを設けたことを特徴とするエコーキャンセラ。
  2. 【請求項2】 複数の通話路に各個に発生する各エコー
    を消去するエコー消去処理及びエコー消去が行われる通
    話路を示すエコー経路のインパルス応答の推定値を学習
    して更新する演算処理を各通話路毎に並列に行うエコー
    キャンセラにおいて、 サンプル毎に受信音声信号を蓄積する第1のメモリと、
    エコー経路のインパルス応答の推定値と前記第1のメモ
    リのデータとの畳込み演算により疑似エコー信号を生成
    する疑似エコー信号生成部と、送信音声信号から疑似エ
    コー信号を減算して残留信号を出力する減算器と、残留
    信号をサンプル毎に蓄積する第2のメモリと、残留信号
    を用いて前記インパルス応答の推定値を演算するタップ
    係数更新部とからなるエコー信号消去部を各通話路毎に
    配設し、各通話路における近端話者の音声信号である前
    記送信音声信号のレベルを示す近端信号レベル,前記残
    留信号のレベルを示す残留信号レベル及び遠端話者の音
    声信号である前記受信音声信号のレベルを示す遠端信号
    レベルの各情報のうち少なくとも1つ以上の情報を用い
    て各通話路の優先順位を決定し、優先順位の高い通話路
    をエコー経路として選択すると共に、この通話路に配設
    されたエコー信号消去部内のタップ係数更新部に対しタ
    ップ係数更新制御信号を送出して前記エコー経路のイン
    パルス応答の推定値の学習を行わせるようにしたことを
    特徴とするエコーキャンセラ。
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