JPH09231695A - 磁気ディスク装置のストップ・ラッチ機構 - Google Patents

磁気ディスク装置のストップ・ラッチ機構

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JPH09231695A
JPH09231695A JP3980496A JP3980496A JPH09231695A JP H09231695 A JPH09231695 A JP H09231695A JP 3980496 A JP3980496 A JP 3980496A JP 3980496 A JP3980496 A JP 3980496A JP H09231695 A JPH09231695 A JP H09231695A
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JP
Japan
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stop
magnetic
latch mechanism
striker
magnetic disk
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Pending
Application number
JP3980496A
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English (en)
Inventor
Toshio Yasuda
登志夫 安田
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NEC Ibaraki Ltd
Original Assignee
NEC Ibaraki Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ディスク装置のストップ・ラッチ機構に
おいて、ストッパ衝突時の衝撃を緩和し低騒音の磁気デ
ィスク装置を提供する。 【解決手段】 磁気ヘッド10を取り付けているアクチ
ュエータ11の旋回範囲は、ストップ31とストップ・
ラッチ機構30との間で制限され、この旋回範囲の一端
でストップ・ラッチ機構30と当接するように、アクチ
ュエータの一部には磁性材のストライカ12が取り付け
られている。ストップ・ラッチ機構は樹脂製でU字型の
ブラケット33,エラストマ製のストッパチップ20,
永久磁石22および一対の磁極21から構成されてい
る。ストッパチップ20はストライカ12と対向するよ
うにブラケット33に取り付けられ、永久磁石22と磁
極21はブラケット33内でストライカ12と接触しな
い位置に固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
に用いられるストップ・ラッチ機構に関し、特に、揺動
型のアクチュエータの可動範囲を制限するストッパと、
アクチュエータを停止位置でロックするラッチ機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般にパーソナルコンピュータ等の記憶
装置として使用される磁気ディスク装置において、アク
チュエータはその先端に磁気ヘッドを有し、この磁気ヘ
ッドは回転する磁気ディスク媒体上を浮上して高速でシ
ークし、磁気ディスク媒体上に情報を書き込んだり読み
込んだりする。また、この磁気ヘッドは使用時に磁気デ
ィスク媒体上を浮上し停止時に磁気ディスク媒体上に接
触停止するコンタクト・スタート・ストップ方式(以下
CSS方式という)を採用することが多い。
【0003】このような磁気ディスク装置の停止時に、
外部より衝撃が加わると、磁気ヘッドは磁気ディスク媒
体上を接触しながら急速に移動し、磁気ヘッドの破損や
磁気ディスク媒体上で情報が書き込まれているデータ領
域に損傷が発生する可能性がある。
【0004】また、アクチュエータは極まれに制御不能
(いわゆる暴走状態)となり、その旋回範囲を制限する
ストッパに高速で衝突することがある。このような場
合、ストッパの緩衝性能が十分でないと、反発時に磁気
ヘッドに対して衝撃が加わり、さらに磁気ヘッドと磁気
ディスク媒体とが衝突して損傷することがある。
【0005】このような事故を防止するには、アクチュ
エータをCSS動作を行う領域(CSSエリア)等の所
定の位置に停止させ、暴走衝突時にも十分な緩衝機能を
有し、かつ停止位置においてアクチュエータを確実にロ
ックするストップ・ラッチ機構が必要となる。
【0006】従来、この種のストップ・ラッチ機構で
は、被吸引部材としてのストライカと、このストライカ
を吸引するための永久磁石とを備え、これらの磁力吸引
を利用したものがある。
【0007】一般的に、ストライカはアクチュエータの
一部に突出するように形成され、一方の永久磁石は、ゴ
ム等の緩衝部材からなる円筒形のストッパの中に包合し
ており、このストッパを介してストライカを吸引するも
の(例えば、特開平4−186575号公報)や、ま
た、プラスチック樹脂等で形成されたブラケットの一部
に包合され、磁性のポール部材を介してストライカを吸
引するもの(例えば、米国特許第5,023,736号
公報)がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなストッ
プ・ラッチ機構では、ゴム等の材料選定が難しいので十
分な緩衝機能が得なかったり、また磁性材のポール部品
とストライカとの金属同士の接触音が発生するという欠
点がある。
【0009】本発明の目的は、かかる従来例の欠点を改
善し、特にアクチュエータの暴走時の衝撃緩和を十分に
行い、磁気ディスク媒体の損傷を防止するとともに、ス
トッパとストライカとの接触時の発生音を低減した磁気
ディスク装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気ヘッドを
位置決め駆動する揺動型のアクチュエータを備え、この
アクチュエータの旋回範囲を制限し磁気ディスク媒体の
所定の位置に制止させる磁気ディスク装置のストップ・
ラッチ機構であって、永久磁石とこれに密接する一対の
磁極とを非磁性ブラケット内に収容したラッチ組立と、
前記アクチュエータに設けた磁性体よりなるストライカ
とを備え、前記ストライカは前記ラッチ組立との間に前
記ブラケットを介して所定のすきまが設けられるように
配置されることを特徴とする。
【0011】また、前記非磁性ブラケットはプラスチッ
ク樹脂からなり、かつU字形状のばねを構成するように
してもよく、さらに、前記非磁性ブラケットの前記スト
ライカに当接する箇所にエラストマを有してもよい。
【0012】これにより、本発明のストッパ・ラッチ機
構では、ストライカが当接する箇所に高分子物質で弾性
の顕著なエラストマを用いることにより、エラストマ特
有の振動減衰効果によって、アクチュエータをラッチす
る際の発生音を低減する。また、エラストマによる衝撃
緩衝効果と、およびプラスチック樹脂製のブラケットを
U字形状にしたことによる衝撃緩衝効果との二重効果に
より、十分な衝撃緩衝が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施の形態のストップ
・ラッチ機構を示す斜視図であり、図2は、図1のスト
ップ・ラッチ機構を用いた磁気ディスク装置の構成を示
す平面図である。
【0015】まず、図2を参照すると、磁気ディスク装
置1には、磁気ヘッド10を一端に取り付けたアクチュ
エータ11が、軸受14を介して軸16を中心に揺動
(旋回)運動を行うように取り付けられている。アクチ
ュエータ11は、コイル13および永久磁石15等で構
成されたボイス・コイル・モータ(VCM)によって駆
動され、磁気ヘッド10は磁気ディスク媒体2上を位置
決め移動する。そして、アクチュエータ11はストップ
・ラッチ機構30とストッパ31との間で動作範囲が制
限されている。
【0016】また、アクチュエータ11には機械的もし
くは電気的な方式によって、所定の位置に移動し停止す
る機構(以下、リトラクト機構とう)と、磁性材よりな
るストライカ12とが取り付けられており、磁気ディス
ク媒体2の回転停止時には、この停止位置でストライカ
12とストップ・ラッチ機構30とが当接するように構
成されている。
【0017】また、このストップ・ラッチ機構30は、
図1に示すように、プラスチック樹脂製でU字形状をな
すブラケット33,高分子物質で高い弾性を有するエラ
ストマ製のストッパチップ20,永久磁石22,および
永久磁石22の両極に密接する一対の磁極(ポール)2
1から構成され、ストッパチップ20は、ストライカ1
2と対向するようにブラケット33に取り付けられてい
る。
【0018】次に、本発明のストップ・ラッチ機構を磁
気ディスク装置の搭載した際の動作について説明する。
【0019】図3は、図1のストップ・ラッチ機構の動
作状態を示す概略断面図であって、図3(a)は、スト
ップ・ラッチ機構を用いた磁気ディスク装置のロック状
態を、同図(b)は、非ロック状態をそれぞれ示す概略
断面図である。
【0020】まず、図3(a)を参照すると、永久磁石
22および磁極21で構成するラッチ組立25は、ブラ
ケット33内に、例えば、接着等の手段で固定されてい
るが、永久磁石22を挟み込む一対の磁極21は、スト
ッパチップ20とストライカ12とが接触する当接面2
3よりも一定の距離d1 だけ離れた位置に固定される。
これにより、ストライカ12と磁極21とは直接接触す
ることはない。また、この状態で被吸引部材であるスト
ライカ12と、吸引部材であるラッチ組立25との間に
働く磁気吸引力によって、アクチュエータ11はロック
状態となる。
【0021】一方、図3(b)を参照すると、アクチュ
エータ11の動作状態おいては、ストライカ12とラッ
チ組立25との間は距離d2だけ離れた位置にあり、こ
の状態では永久磁石22の磁束が一対の磁極21間を通
るため、アクチュエータ11には永久磁石22の磁束は
作用しない。つまりアクチュエータ11の動作を妨げる
ような作用は起きない。
【0022】磁気ディスク装置においては、アクチュエ
ータ11を駆動するVCM(ボイス・コイル・モータ)
が、ごくまれに制御不能(いわゆる暴走状態)になる
と、アクチュエータ11が高速でストップ・ラッチ機構
や30ストッパ31に衝突し、その衝撃力がアクチュエ
ータ11の先端に固定されている磁気ヘッド10に伝播
し、磁気ヘッド10のスライダ部が磁気ディスク媒体2
面に衝突して損傷させる可能性があるが、本発明による
ストップ・ラッチ機構30は、エラストマ製のストッパ
チップ20と、U字形状のばね構造を有するブラケット
33とによる二重ばね構造に構成したことにより、磁気
ヘッド10に加わる衝撃を十分に低減することができ
る。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明の磁気ディス
ク装置のストップ・ラッチ機構は、ストッパ構造をプラ
スチック樹脂で形成したU字形状とし、さらに、その先
端にはエラストマを有しているため、ストッパの当接部
にストライカが接触するときの接触音を低減できる。ま
た、アクチュエータの暴走時にストッパに衝突しても十
分に衝撃を緩和し、低騒音の磁気ディスク装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のストップ・ラッチ機構
を示す斜視図である。
【図2】図1のストップ・ラッチ機構を用いた磁気ディ
スク装置の構成を示す平面図である。
【図3】図1のストップ・ラッチ機構の動作状態を示す
概略断面図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク装置 2 磁気ディスク媒体 10 磁気ヘッド 11 アクチュエータ 12 ストライカ 13 コイル 14 軸受 15 永久磁石 16 軸 20 ストッパチップ 21 磁極 22 永久磁石 23 当接面 25 ラッチ組立 30 ストップ・ラッチ機構 31 ストッパ 33 ブラケット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドを位置決め駆動する揺動型の
    アクチュエータを備え、このアクチュエータの旋回範囲
    を制限し磁気ディスク媒体の所定の位置に制止させる磁
    気ディスク装置のストップ・ラッチ機構であって、 永久磁石とこれに密接する一対の磁極とを非磁性ブラケ
    ット内に収容したラッチ組立と、前記アクチュエータに
    設けた磁性体よりなるストライカとを備え、前記ストラ
    イカは前記ラッチ組立との間に前記ブラケットを介して
    所定のすきまが設けられるように配置されることを特徴
    とする磁気ディスク装置のストップ・ラッチ機構。
  2. 【請求項2】 前記非磁性ブラケットはプラスチック樹
    脂からなり、かつU字形状のばねを構成するようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク装置のス
    トップ・ラッチ機構。
  3. 【請求項3】 前記非磁性ブラケットの前記ストライカ
    に当接する箇所にエラストマを有することを特徴とする
    請求項2記載の磁気ディスク装置のストップ・ラッチ機
    構。
JP3980496A 1996-02-27 1996-02-27 磁気ディスク装置のストップ・ラッチ機構 Pending JPH09231695A (ja)

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JP (1) JPH09231695A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6130803A (en) * 1997-04-22 2000-10-10 International Business Machines Corporation Actuator locking mechanism
KR100505572B1 (ko) * 1997-12-29 2005-09-30 삼성전자주식회사 하드디스크 드라이브의 자기헤드 이송장치
KR100505581B1 (ko) * 1997-12-31 2005-10-05 삼성전자주식회사 하드디스크 드라이브의 자기헤드 이송장치

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KR100505572B1 (ko) * 1997-12-29 2005-09-30 삼성전자주식회사 하드디스크 드라이브의 자기헤드 이송장치
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981027