JPH09231306A - 光学的パターン読取装置 - Google Patents

光学的パターン読取装置

Info

Publication number
JPH09231306A
JPH09231306A JP8068866A JP6886696A JPH09231306A JP H09231306 A JPH09231306 A JP H09231306A JP 8068866 A JP8068866 A JP 8068866A JP 6886696 A JP6886696 A JP 6886696A JP H09231306 A JPH09231306 A JP H09231306A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable
optical
unit
image sensor
line image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8068866A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3793600B2 (ja
Inventor
Takao Tawara
隆雄 俵
Shunei Kera
俊英 計良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OPT ELECTRON KK
Original Assignee
OPT ELECTRON KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OPT ELECTRON KK filed Critical OPT ELECTRON KK
Priority to JP06886696A priority Critical patent/JP3793600B2/ja
Priority to US08/802,846 priority patent/US5959283A/en
Publication of JPH09231306A publication Critical patent/JPH09231306A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3793600B2 publication Critical patent/JP3793600B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/10Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
    • G06K7/10544Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation by scanning of the records by radiation in the optical part of the electromagnetic spectrum
    • G06K7/10712Fixed beam scanning
    • G06K7/10722Photodetector array or CCD scanning

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラインイメージセンサを使用した光学的パタ
ーン読取装置によって、光学的パターンが二次元的なも
のであっても、段取り時間を要することなく、正確、高
速、かつ高分解能を以って、読取ることが出来るように
すること、光学系の設計を容易にし、装置を簡単化し、
価格を低減すること。 【解決手段】 本発明の光学的パターン読取装置は、可
動ユニットケース31の内部に可動反射ミラー7と可動
集光光学系9と可動ラインイメージセンサ10とをこの
順で収納し、かつそれら全体の重心位置に対応する可動
ユニットケース31の両側壁部に対してそこから横方向
に突出する光学ユニット回動軸33を固設して成る可動
光学ユニットUを導入し、これを光学ユニット回動軸3
3の回りに周期的に揺動させると共に、可動ラインイメ
ージセンサ10において周期的ないし間欠的な横方向の
電子走査を行うようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、光学パタ
ーン読取装置、特に、光学的記録媒体に記録された光学
的パターン、例えば多段バーコード、二次元コード、更
には文字、記号等をも、電子走査形のラインイメージセ
ンサを使用して光学的に読取るための、光学的パターン
読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光学的パターン読取装置は、光学
的記録媒体に記録された光学的パターンを照明手段で照
明し、上記光学的パターンからの散乱反射によってなる
光像を電子走査形読取センサ上に結像させ、これを電子
走査形読取センサの光電変換機能によって時間軸上の電
気的アナログ信号に変換し、この信号を電気的に処理し
て、上記光学的パターンを読取っていた。そして、光学
的パターンとしては、主としてバーコード類が使用され
ていた。しかし、物品情報の登録処理や情報管理等を行
う分野がFA(FactoryAutomatio
n)、流通、サービス業等々と拡がるにつれて、取り扱
う情報の種類が多岐にわたり、又、情報量が益々増大す
る傾向にある。情報量の増大に伴って、光学的パターン
としての一段バーコードは情報密度が低いために、それ
を補うものとして、多段バーコード、二次元コード、或
は文字、記号等の使用・導入が検討されている。
【0003】多段バーコード、二次元コード、或は文
字、記号等を読取る装置としては、従来、例えば、図2
に示すようなTV(television)カメラ式情
報パターン読取スキャナが知られている。図2のTVカ
メラ式情報パターン読取スキャナは、TVカメラ21、
画像処理装置22及びTVモニタ23等から構成されて
いる。画像処理装置22は、通信回線(RS−232C
回線)を介してホストコンピュータに接続されている。
この種のTVカメラ式情報パターン読取スキャナでは、
物品に貼付けられたラベル24の情報パターン印刷面に
対向させて、TVカメラ21をセットし、通常の室内照
明の下で、TVカメラ21によってラベル24上の情報
パターンを撮影し、撮影によって得られた画像データを
画像処理装置22により処理してパターン情報に変換
し、このパターン情報をホストコンピュータに送信す
る。一方、撮影によって得られた画像データは、そのま
ま接続ケーブルを介して、TVモニタ23上に出力表示
される。
【0004】又、文字、記号等を読取る装置の発明とし
て、照射手段、回動ミラー、ミラー駆動手段、結像レン
ズ、CCDラインセンサ、A/D変換回路からなる光学
的情報読取装置の発明が開示されている(特開平7−2
30523号公報参照)。この装置のミラー駆動手段
は、回動ミラーの水平2等分線に即して配設された回動
軸に直結されておって、回動−停止−回動−停止…とい
う間欠動作を繰り返す。そして、CCDラインセンサ
は、ミラー駆動手段及び回動ミラーの回動時には動作せ
ず、停止時(セット時)にのみ動作するように構成され
ている。
【0005】
【従来技術の問題点】第一に、TVカメラ式情報パター
ン読取スキャナでは、上述したように、TVカメラ2
1、画像処理装置22、及びTVモニタ23等の、高価
な装置が必要であった。第二に、TVカメラ式情報パタ
ーン読取スキャナでは、室内照明の明るさに応じてTV
カメラ21の絞りを調整しなければならないから、情報
パターン読取前の、段取りに時間が掛かるという問題が
あった。第三に、TVカメラ21の画像を光電変換する
二次元的エリアセンサは、どうしても水平方向の有効画
素数が限定されるため、情報パターン読取装置の解像度
(分解能)の向上には限界があった。ここに、解像度
(分解能)とは、読取り可能な情報パターンの最小線幅
の寸法をいう。第四に、ミラーの回動−停止−回動−停
止…を繰り返す形式の上記光学的情報読取装置は、読取
速度が非常に遅く、その向上は本質的に困難である。
【0006】
【発明の目的】それ故、この出願の発明の第1の目的
は、被読取部材上に記録された光学的パターンが二次元
的なものであっても、環境光に影響されることなしに、
従って又事前の段取りに時間を取られることなしに、当
該光学的パターンを正確にかつ高速で読取ることが出来
る、光学的パターン読取装置を提供することにある。こ
の出願の発明の第2の目的は、被読取部材上に記録され
た光学的パターンが二次元的なものであっても、テレビ
カメラを使用した従来の読取装置よりも一段と向上した
解像度(分解能)を以って、当該光学的パターンを正確
に読取ることが出来る、光学的パターン読取装置を提供
することにある。この出願の発明の第3の目的は、照射
手段を含む光学系全体の設計が容易な、光学的パターン
読取装置を提供することにある。この出願の発明の第4
の目的は、構造が簡単かつ安価で、しかも上記の諸目的
を達成することの出来る、光学的パターン読取装置を提
供することにある。
【0007】
【目的を達成するための手段】前記の諸問題を解消し、
かつ前記の諸目的を達成するために、この出願の発明に
よる光学的パターン読取装置は、可動光学ユニットを導
入する。この可動光学ユニットは、可動ユニットケース
31と、光学ユニット回動軸33と、可動反射ミラー7
と、可動集光光学系9と、可動ラインイメージセンサ1
0とで構成される。可動ユニットケース31は、前方に
開口部を有し、前半部が偏平なラッパ状、後半部が角筒
状をなし、中間の湾曲点で下向きに湾曲し、くの字形を
なす。可動反射ミラー7は、可動ユニットケース31の
湾曲点近傍に、斜め下向きに配設される。可動ラインイ
メージセンサ10は、可動ユニットケース31の奥部に
配設される。可動集光光学系9は、可動反射ミラー7と
可動ラインイメージセンサ10との間に配設される。可
動反射ミラー7から到来する反射光は、可動ラインイメ
ージセンサ10の線状の受光面上に結像される。光学ユ
ニット回動軸33は、全体の重心位置に対応する可動ユ
ニットケース31の両側壁部に対してそこから横方向に
突出するように固設される。可動光学ユニットの光学ユ
ニット回動軸33は、ベアリングによって、回動自在に
支持される。光学ユニット駆動手段は、可動光学ユニッ
トに対して、垂直面内における周期的な揺動運動を与え
るように、結合される。
【0008】
【発明の作用】この発明による可動光学ユニットは、垂
直面内において、光学ユニット回動軸33を中心とし
て、周期的な揺動運動を行う。それに連れて、可動反射
ミラー7は、その位置と角度が周期的に変化する。その
とき、揺動する可動光学ユニットの互いに区別された回
動位置には、被読取部材3上の互いに区別された線状エ
リアが対応する。一つの線状エリアから発した反射光が
可動ラインイメージセンサ10に到達した時は、他の線
状エリアから同時に発した反射光は可動ラインイメージ
センサ10には到達しない。一方、可動ラインイメージ
センサ10においては、上記の揺動運動と同時併行的
に、横方向の電子的走査が、周期的ないし間欠的に行わ
れる。そのとき、可動ラインイメージセンサ10におい
ては、線状の受光面への光入力(光学的パターン4上の
線状エリアの結像)が、線状に配列された画素(ピクセ
ル)の列によって空間的にサンプリングされ、サンプル
値毎に光電変換−電荷蓄積がなされ、横方向のサンプル
値(電荷)の列が得られる。横方向のサンプル値(電
荷)の列は、横方向の電子的走査によって、時間軸上の
サンプル値(電圧値若しくは電流値)の列、即ち時間軸
上の電気的アナログ信号に変換される。叙上の如き、可
動光学ユニットの揺動運動と、可動ラインイメージセン
サ10における電子的走査の協働の結果、被読取部材3
上には、等価的に平行線群形の走査パターンが生成され
る。従って、この出願の発明の光学的パターン読取装置
によれば、普通のバーコードは勿論のこと、多段バーコ
ードや、二次元コード、更には文字、記号等の光学的パ
ターンをも、正しくかつ高速で読取ることが出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】この出願の発明は、以下の形態で
実施される。第1の実施の形態は、筐体1と、可動光学
ユニットUと、信号処理部と、メモリ部及びデコード部
と、光学ユニット駆動手段とを含有し、上記筐体1は、
前方に光出入口を有し、前半部が偏平なラッパ状、後半
部が角筒状をなすと共に、中間の湾曲点で下向きに湾曲
して、くの字形をなし、上記可動光学ユニットUは、可
動ユニットケース31と、可動ユニット回動軸33と、
可動照射手段2と、可動反射ミラー7と、可動集光光学
系9と、可動ラインイメージセンサ10とを含有し、上
記可動ユニットケース31は、前方に開口部を有し、前
半部が偏平なラッパ状、後半部が角筒状をなすと共に、
中間の湾曲点で下向きに湾曲して、くの字形をなし、上
記可動照射手段2は、上記可動ユニットケース31の開
口部近傍の底壁内面に、横一の字状に配列された複数個
の光源からなり、上記可動反射ミラー7は、上記可動ユ
ニットケース31の内部であって、かつその湾曲点近傍
に、斜め下向きに配設され、上記可動集光光学系9は、
上記可動ユニットケース31の内部かつ上記可動反射ミ
ラー7の反射方向に配設されておって、上記可動反射ミ
ラー7から到来する反射光を、上記可動ユニットケース
31内の所定の位置即ち奥部において結像させ、上記可
動ラインイメージセンサ10は、上記可動ユニットケー
ス31内の所定の位置即ち奥部に配設されておって、結
像された反射光の横方向の強弱分布を時間軸上の電気的
強弱信号に瞬時的に光電変換し、上記可動ユニット回動
軸33は、上記可動光学ユニットUの重心位置又はその
近傍において、横方向に固設され、上記光学ユニット駆
動手段は、上記可動光学ユニットUに対して、垂直面内
における周期的な揺動運動を与えるように、結合され、
上記信号処理部は、上記可動ラインイメージセンサ10
の出力端子に電気的に接続され、これによって、上記可
動光学ユニットUには上記垂直面内において上記可動ユ
ニット回動軸33を中心とする周期的な揺動運動が与え
られると共に、上記可動ラインイメージセンサ10にお
いては横方向の周期的ないし間欠的な電子的走査が行わ
れることによって、上記被読取部材3上に、等価的に平
行線群形の走査パターンが生成される、光学的パターン
読取装置である。
【0010】第2の実施の形態は、第1の実施の形態を
成す上記光学的パターン読取装置において、上記可動光
学ユニットU中の上記可動照射手段2を取り外し、代り
に、線状又はループ状に配列した複数個の光源からなる
固定照射手段を、上記筐体1の光出入口と上記可動ユニ
ットケース31の開口部との間の適宜の箇所に、配設し
て成る、光学的パターン読取装置である。
【0011】
【実施例】この出願の発明による光学的パターン読取装
置の第1の実施例について詳細に説明する。図1は、こ
の出願の発明による光学的パターン読取装置の第1の実
施例の全体構成図であって、同図(a)は、上部を削除
して示す平面図、同図(b)は垂直断面図である。図1
において、1は筐体、31は可動ユニットケース、33
は可動ユニット回動軸、32は光学ユニット駆動手段、
2は可動照射手段、7は可動反射ミラー、9は可動集光
光学系、10は電子走査形の可動ラインイメージセンサ
(一次元イメージセンサ)、PCBはプリント回路基
板、11は位置決め用ガイドである。第1の実施例は、
以上の諸要素の外に、信号処理部やメモリ部、そしてデ
コード部を構成するマイクロコンピュータ(いずれも図
示しない)を包含する。そして、3は被読取部材、4は
光学的パターン、12は照射光、13は反射光、14は
再反射光である。
【0012】筐体1は、図1(a)の如く、前半部が扁
平なラッパ状、後半部が角筒状をなし、その内部は空洞
である。そして、垂直面内において、図1(b)の如
く、中間の湾曲点で下向きに湾曲し、略くの字形をなし
ている。筐体1の先端部には、照射光及び反射光の出入
を可能にするため、光出入口が形成される。光出入口に
は、例えば透光板体が配設される。可動ユニットケース
31は、同じく図1(a)の如く、前半部が扁平なラッ
パ状、後半部が角筒状をなし、その内部は空洞である。
垂直面内においては、図1(b)の如く、中間の湾曲点
で下向きに湾曲し、略くの字形をなしている。可動ユニ
ットケース31の先端部には、反射光の進入を可能にす
るための、開口部が形成される。
【0013】照射手段2は、図1(a)の如く、略線状
に配列された複数個の光源(例えばLED)から成る。
それらの配設位置は、所望の反射光の通路を避けて、例
えば可動ユニットケース31の開口部近傍の底壁内面が
選択される。可動反射ミラー7は、可動ユニットケース
31の内部であって、かつその湾曲点近傍に斜め下向き
に配設される。可動集光光学系9は、可動ユニットケー
ス31の内部であって、かつ可動反射ミラー7の反射方
向に配設される。そして、可動反射ミラー7から到来す
る再反射光を、可動ユニットケース31内の所定の位置
即ち奥部において、結像することが出来るようにする。
【0014】上記の可動集光光学系9は、例えば、1個
の絞りと1個のレンズとから成る。或は、2個のレンズ
と、それらの中間に配設された1個の絞りとから成る。
可動ラインイメージセンサ10は、可動ユニットケース
31内の所定の位置即ち奥部に配設される。かくして、
可動反射ミラー7と、可動集光光学系9と、可動ライン
イメージセンサ10とは、図示の如く、一直線上に配置
されることとなる。可動ラインイメージセンサ10は、
線状の受光面上に結像した光像の横方向の線上の強弱分
布を、時間軸上の電気的強弱信号に、瞬時的に光電変換
することが出来る。
【0015】ラインイメージセンサは、例えば当業者に
周知の一次元CCD(ChargeCoupled D
evice)であって、多数のピクセル(画素)から構
成されている。この種のラインイメージセンサのピクセ
ル(画素)数は、典型的には2048個であるが、50
00個のものも作られている。これらのピクセルは、横
一列に配列されている。(ちなみに、ラインイメージセ
ンサに対して、低雑音化の目的で、フロント増幅回路を
付加し、両者を一体化させたものもある。)一次元CC
Dは、光電変換−蓄積−走査(読出し)の機能を有す
る。一次元CCDの線状の受光面に到来した光像(光入
力信号)は、一次元的に配列(線状に配列)されたピク
セル群によって、いわば空間的にサンプリングされるこ
ととなる。各ピクセル上の各サンプル値は、信号電荷に
変換され、かつ適宜の容量に蓄積され、一定積分時間
(電荷蓄積時間)の後、ホトゲートを介してCCDレジ
スタに、各ピクセル同時に転送される。CCDレジスタ
上の信号電荷の列は、電子的に走査され読出されること
によって、時間軸上のサンプル値(電圧もしくは電流
値)の列、即ち電気的アナログ信号に変換される。
【0016】一次元CCDを構成する単位ピクセルの横
幅としては、現時点では、7μm又は14μmのものが
入手可能である。ピクセルの横幅を14μmとすると、
ラインイメージセンサ本体の長さは、例えば、14μm
×2048(個)≒28mmの程度となる(外形の全長
は40mm程度となる)。これによって得られる解像度
は、テレビカメラのエリアセンサによって得られる解像
度に比べて、約4倍となる。この時のピクセルの縦幅
(高さ)は、一般向けのものでは、200μm程度であ
る。しかし、二次元コードや、文字、記号等を読取る場
合は、縦方向の解像度を上げるために、これよりも小さ
くしなければならない。この実施例では、ピクセルの高
さが14μmの程度のものを使用する。この場合、可動
集光光学系9としては、再反射光14が幅28mm程度
の領域に、結像するように設計される。ラインイメージ
センサの1回の走査時間については、現在、例えば10
0μs(マイクロ秒)程度のものが入手可能であるが、
将来的には、50μs程度のものも入手可能になるもの
と期待される。なお、ラインイメージセンサとしては、
CCDの他に、MOS形のものも当然使用可能である。
【0017】以上要するに、前方に光出入口、内部に空
洞を有し、前半部が扁平ラッパ状、後半部が角筒状をな
すと共に、中間の湾曲点で下向きに湾曲してくの字形を
なす可動ユニットケース31の内部に、可動照射手段
2、可動反射ミラー7、可動集光光学系9、可動ライン
イメージセンサ10からなる光学系全体を収納固設し、
かつそれら全体の重心位置(又はその近傍)に対応する
可動ユニットケース31の両側壁部に対してそこから横
方向に突出する可動ユニット回動軸33を固設すること
によって、可動光学ユニットUが構成されるのである。
そして、可動光学ユニットUの光学ユニット回動軸33
は、ベアリング(図示しない)によって、揺動自在に支
持される。光学ユニット駆動手段32は、駆動軸(図示
しない)が揺動運動を行う電気・機械変換系(例えばガ
ルバニックモータ)から成り、負荷に対して揺動運動を
与えることが出来る。その駆動軸は、光学ユニット回動
軸33に結合される。又、可動ユニットケース31と筐
体1の底壁との間及び/又は可動ユニットケース31と
筐体1の頂壁との間には、可動光学ユニットUの揺動運
動を容易にするために、弾性的に圧縮・伸長可能な弾性
部材(例えば圧縮・引張コイルばね)が設けられる。そ
の際、可動ユニットケース31上の被取付部位は、可動
ユニット回動軸33から前方又は後方へ適宜離隔してい
なければならない。これによって、可動光学ユニットU
は、可動ユニット回動軸33と直交する垂直面内におい
て、周期的な揺動運動を容易に行うことが出来るのであ
る。
【0018】プリント回路基板PCBは、例えば、図示
の如く、筐体1の底壁内面に配設される。信号処理部
(図示しない)は、対数増幅回路や、リニア増幅回路
や、スライス回路その他を含有する。信号処理部の全部
又は一部は、プリント回路基板PCB上に配設される。
その入力端子は、可動ラインイメージセンサ10の出力
端子と電気的に結合される。そのときの電気的結合方法
としては、例えば、可撓性の導線による結合、又は磁気
的結合、若しくは静電結合等が使用される。信号処理部
の出力は、メモリ部(図示しない)に引き渡される。メ
モリ部は、好ましくは、m行×n行のフレームメモリ領
域を包含する。ここに、mは走査線数によって規定さ
れ、例えば50であり、nはピクセル数によって規定さ
れ、例えば2048である。デコード部(図示しない)
は、例えば、一段バーコード、多段バーコード、二次元
コード、文字又は記号等の公知の認識アルゴリズム、文
字又は記号等の公知の抽出アルゴリズム等を内蔵するマ
イクロコンピュータを含有し、プリント回路基板PCB
上に配設される。(但し、その全部若しくは一部を筐体
1の外部に移設することを妨げない。) 位置決め用ガイド11は、板状体ないし叉状体からな
る。そして、筐体1の最先端部に設けられ、そこから図
示の如く斜め下方に突出する。位置決め用ガイド11の
先端部を、図示の如く、被読取部材3上の所望の位置に
当接し、かつ保持することによって、筐体1を、所望の
位置に所望の姿勢で、正確かつ安定的に保持することが
出来る。
【0019】第1の実施例の操作方法と動作内容につい
て説明する。初めに、電源スイッチ(図示しない)を投
入する。光学ユニット駆動手段32及び可動光学ユニッ
トUが、正方向から逆方向へそして逆方向から正方向へ
と、反復的に揺動する。同時に、可動照射手段2が動作
を開始し、照射光12を発する。照射光12の光軸は、
可動光学ユニットUの揺動につれて、上下に揺動するこ
ととなる。次に、筐体1の後部(即ち把持部)を把持し
て、位置決めガイド11の先端部を、これから読取ろう
とする光学的パターン4の下端近傍に、図示の如く当接
する。当接状態を保持しつつ、筐体1の後部(把持部)
を上下させることによって、光学的パターン4の全体が
照明されるように、又、照度分布が一様化されるよう
に、その姿勢を調節する。調節が終了した時は、筐体1
の姿勢をそのまま保持し続けると共に、読取指令を与え
る。
【0020】図1(b)においては、可動光学ユニット
Uの前端が下側に最も大きく回動した時の回動位置は、
実線で示され、上側に最も大きく回動した時の回動位置
は、点線で示されている。今、可動光学ユニットUが、
実線で示された位置(以下「最下限の回動位置」とい
う。)にあるものとする。この時、可動照射手段2は、
光学的パターン4の最下端を横切る線状エリア(この線
状エリアは図1(b)では光学的パターン4の下方に実
線を以って表示してある。)を、中心光によって照射す
る。この時の中心光は、照射光12として表示してあ
る。(同時に、外乱光(環境光)もこれを照射する。) 上記の照射光12は、光学的パターン4における上記線
状エリア(実線参照)において反射散乱される。反射光
の一部は、筐体1の光出入口を通過してから、筐体1の
内部及び可動ユニットケース31の内部を進行して、可
動反射ミラー7の所定領域に到達する。この時の反射光
は、図1(b)では、反射光13として表示してある。
反射光13は、可動反射ミラー7の所定領域において反
射偏向されて、再反射光14となる。再反射光14は、
可動集光光学系9を経て、可動ラインイメージセンサ1
0の線状の受光面上に結像する。この時、上記の線状エ
リア(実線参照)以外のエリアからの反射光は、可動反
射ミラー7に到達することはあっても、可動ラインイメ
ージセンサ10の線状の受光面に到達することはない。
【0021】光学的パターン4の最下端を横切る線状エ
リア(実線参照)は、ありのままで観測出来る訳ではな
い。しかしながら、可動ラインイメージセンサ10の受
光面上に複数個の微小光源を置くならば、それらの発す
る光の要部は、可動集光光学系9と可動反射ミラー7を
逆向きに経由して、上記の線状エリア(実線参照)に到
達して光の点列を生じる。これによって、最下端の線状
エリアを認識することが出来る。上記複数個の微小光源
からの光は、可動集光光学系9中に絞りがあるため、最
下端の線状エリア以外のエリアには到達しない。これに
よれば、可動光学ユニットUの最下限の回動位置には光
学的パターン4の最下端の線状エリア(実線参照)のみ
が対応していることを、可視化し得るのである。
【0022】可動ラインイメージセンサ10の線状の受
光面上に結像した光像は、光電変換されて、電気的アナ
ログ信号となる。上記の電気的アナログ信号は、例え
ば、対数増幅回路に与えられる。対数増幅回路は、与え
られた電気的アナログ信号が小振幅の時は、対数特性に
従ってその振幅を伸長し、そうでない時はその振幅を圧
縮する。スライス回路は、与えられた電気的アナログ信
号をスライスして、これを2値信号に変換する。即ち、
黒色パターン信号に由来するアナログ信号の振幅は、例
えば “論理1”レベルに変換し、白色パターン信号に
由来するアナログ信号の振幅は、例えば“論理0”レベ
ルに変換するのである。
【0023】次に、可動光学ユニットUが点線で示され
た位置(以下「最上限の回動位置」又は「第1の回動位
置」という。)にあるものとする。この時、可動照射手
段2は、光学的パターン4の最上端を横切る線状エリア
(この線状エリアは図1(b)では光学的パターン4の
上方に点線を以って表示してある。以下、これを「最上
端の線状エリア」又は「第1の線状エリア」という。)
を、中心光によって照射する。(同時に、外乱光(環境
光)もこれを照射する。) 上記の中心光(照射光)は、光学的パターン4における
上記最上端の線状エリア(点線参照)において反射散乱
される。反射光の一部は、筐体1の光出入口を通過して
から、筐体1の内部及び可動ユニットケース31の内部
を進行して、可動反射ミラー7の別の所定領域に到達す
る。(この時の反射光は、図面の錯雑化を回避するた
め、図示しない。)
【0024】上記の反射光は、可動反射ミラー7の別の
所定領域において反射偏向されて、再反射光となる。こ
の再反射光は、図1(b)に示した再反射光14と同一
の光路を経由して、可動ラインイメージセンサ10の線
状の受光面上に結像する。この時、上記最上端の線状エ
リア(点線参照)以外のエリアからの反射光は、可動反
射ミラー7に到達することはあっても、可動ラインイメ
ージセンサ10の線状の受光面に到達することはない。
従って、可動光学ユニットUの最上限の回動位置には、
光学的パターン4の最上端の線状エリアが対応すること
となる。可動光学ユニットUが図1(b)の点線位置に
ある時の可動ラインイメージセンサ10以下の動作は、
可動光学ユニットUが実線位置にある時のそれらの動作
と同様である。
【0025】進んで、可動光学ユニットUの回動位置
が、図1(b)の点線位置(即ち第1の回動位置)の直
近下位の位置(図示しない。以下これを「第2の回動位
置」という。)にあるものとする。この時、可動照射手
段2は、光学的パターン4の最上端の線状エリア(即ち
第1の線状エリア)(点線参照)の直近下位を横切る別
の線状エリア(図示しない)(以下「第2の線状エリ
ア」という。)を、中心光によって照射することとな
る。(同時に、外乱光(環境光)もこれを照射する。) 上記の中心光(照射光)は、光学的パターン4における
上記第2の線状エリアにおいて反射散乱され、反射光の
一部は、筐体1の光出入口を通過してから、筐体1の内
部及び可動ユニットケース31の内部を進行して、可動
反射ミラー7の又別の所定領域に到達し、そこで反射偏
向されて、再反射光となる。この時の再反射光は、図1
(b)に示した再反射光14と同一の光路を経由して、
可動ラインイメージセンサ10の線状の受光面上に結像
する。この時、上記第2の線状エリア以外のエリアから
の反射光は、可動反射ミラー7に到達することはあって
も、可動ラインイメージセンサ10の線状の受光面に到
達することはない。従って、可動光学ユニットUの上記
第2の回動位置には、上記第2の線状エリアが対応する
こととなる。可動光学ユニットUが上記第2の回動位置
にある時の可動ラインイメージセンサ10以下の動作
は、可動光学ユニットUが最下限の回動位置にある時の
それらの動作と同様である。
【0026】ここで、以上のことを概括しておく。可動
光学ユニットUの回動位置を順序数「第i」(i=1,
2,…)で表す。可動光学ユニットUの第iの回動位置
には、光学的パターン4上の第iの線状エリアが、1対
1で、対応することとなる。即ち、可動光学ユニットU
の互いに異なる回動位置にはそれぞれ、互いに異なる線
状エリアが対応することとなる。約めて言えば、可動光
学ユニットUの各回動位置と、光学的パターン4上の各
線状エリアとは、常に1対1対応の関係にあるのであ
る。
【0027】可動光学ユニットUは、前述の如く、揺動
を続けている。可動ラインイメージセンサ10は、前述
の如く、横方向の電子的走査を周期的ないし間欠的に行
っている。その結果、平行線群形の走査パターンが、光
学的パターン4上に、等価的に生成される。その理由
は、凡そ以下の通りである。可動光学ユニットUの回動
位置が最上限位置にある時、即ち第1の回動位置にある
時は、光学的パターン4の最上端の線状エリア(点線参
照)即ち第1の線状エリアからの反射光のみが、可動反
射ミラー7を経て、可動ラインイメージセンサ10の線
状の受光面に到達する。この時、可動ラインイメージセ
ンサ10における変換−蓄積−走査(読み出し)のサイ
クルをスタートさせれば、到達した反射光の横方向の強
弱分布は、時間軸上の電気的強弱信号に変換される。故
に、上記第1の線状エリアを、等価的に第1の走査線と
解することが出来る。
【0028】可動光学ユニットUの回動位置が最上限位
置の直近下位にある時、即ち第2の回動位置にある時
は、光学的パターン4の最上端の線状エリア(点線参
照)の直近下位にある線状エリア(図示しない)即ち第
2の線状エリアからの反射光のみが、可動反射ミラー7
を経て、可動ラインイメージセンサ10に到達する。こ
の時、可動ラインイメージセンサ10における変換−蓄
積−走査(読み出し)のサイクルをスタートさせれば、
到達した反射光の横方向の強弱分布は、時間軸上の電気
的強弱信号に変換される。故に、上記第2の線状エリア
を、等価的に第2の走査線と解することが出来る。
【0029】以下同様にして、互いに平行な第3の走査
線、第4の走査線、…、最下端の走査線が、等価的に生
成される。このようにして、例えば50本、或は200
本の走査線が等価的に生成される。そして、可動ライン
イメージセンサ10の走査速度を更に高めるならば、可
動光学ユニットUの揺動速度を落すことなしにも、各走
査線間の間隔を更に小さくして、縦方向の解像度を高く
することが出来る。又、ラインイメージセンサの画素数
を更に増大させるならば、横方向の解像度を更に高める
ことが出来るし、画素の縦幅(高さ)を更に小さくする
ならば、縦方向の解像度を更に高めることが出来る。こ
の出願の発明によれば、最上端の走査線と最下端の走査
線との間隔は、十分に大きく取る事が出来る。それ故、
この出願の発明による光学的パターン読取装置は、一段
バーコードについては勿論のこと、多段バーコード、二
次元コード、或は文字、記号等の二次元情報パターンに
ついても容易に読取ることが出来る。
【0030】信号処理部からの出力信号は、前述の如
く、2値信号(2元信号)である。この2値信号は、一
旦後続のフレームメモリに蓄積される。その際、第iの
線状エリアを電子的に走査して得られたn個(例えば2
048個)の2値信号の列は、フレームメモリ領域の第
i行の領域に蓄積するのが望ましい。走査は任意の線状
エリアから、始めることが出来るが、どの線状エリアか
ら始めたかを明確にしておく必要がある。デコード部で
は、所定の認識アルゴリズムや、抽出アルゴリズム等を
内蔵するマイクロコンピュータによって、1段バーコー
ド、多段バーコード、二次元コード、或は文字又は記号
等が解読され、認識される。万一、初回の読取動作によ
る読取に成功しなかったときは、成功するまで読取動作
を繰り返す。1回の読取動作の所要時間は、第1の実施
例では、200ms程度であるが、将来的には、ライン
イメージセンサ(CCD)や、マイクロコンピュータの
性能向上に伴って、例えば40ms程度になし得るもの
と期待出来る。
【0031】この出願の発明による光学的パターン読取
装置の第2の実施例について説明する。前記第1の実施
例では、光学ユニット駆動手段として、回転形電気・機
械変換系を使用したが、第2の実施例では、直線型(リ
ニア形)電気・機械変換系を使用する。直線型(リニア
形)電気・機械変換系としては、可動鉄心と固定線輪か
らなる可動鉄心形電気・機械変換器や、固定鉄心と可動
線輪からなる可動線輪形電気・機械変換器等が知られて
いる。第2の実施例では、直線型(リニア形)電気・機
械変換系は、可動ユニットケース31上の適宜の部位
と、筐体1の底壁若しくは頂壁の適宜の部位との間に設
けられる。但し、それらの部位は、光学ユニット回動軸
33から前方若しくは後方に適宜離隔していなければな
らない。又、可動ユニットケース31と筐体1の底壁と
の間及び/又は可動ユニットケース31と筐体1の頂壁
との間には、可動光学ユニットUの揺動運動を容易にす
るために、弾性的に圧縮・伸長可能な弾性部材(例えば
圧縮・引張コイルばね)が設けられる。但し、可動ユニ
ットケース31上の被取付部位は、光学ユニット回動軸
33から前方又は後方に適宜離隔していなければならな
い。第2の実施例では、光学ユニット駆動手段が簡単化
される。第2の実施例のその余の事項は、第1の実施例
と同様である。
【0032】この出願の発明による光学的パターン読取
装置の第3、第4の実施例について説明する。この出願
の発明による光学的パターン読取装置の第3、第4の実
施例は、同第1、第2の実施例における、可動光学ユニ
ットU中の可動照射手段2を取り外し、代りに、複数個
の光源からなる固定照射手段を筐体1の光出入口と可動
ユニットケース31の開口部との間の適宜の箇所に配設
して成る、光学的パターン読取装置である。従って、第
3、第4の実施例における可動光学ユニットは、可動ユ
ニットケース31と、可動反射ミラー7と、可動集光光
学系9と、可動ラインイメージセンサ10とからなり、
可動照射手段2を具備しない。そのため、第3、第4の
実施例における瞬時の照明エリアは、単位の読取エリア
を含む広いエリアをカバーする必要があるから、第1、
第2の実施例におけるが如き顕著なる照明効率の改善効
果は得られない。第3、第4の実施例のその余の事項
は、第1、第2の実施例と同様である。
【0033】
【発明の効果】この出願の発明は、可動ユニットケース
31の内部に可動反射ミラー7と可動集光光学系9と可
動ラインイメージセンサ10とをこの順で収納固設し、
かつそれら全体の重心位置に対応する可動ユニットケー
ス31の両側壁部に対してそこから横方向に突出する光
学ユニット回動軸33,33を固設して成る可動光学ユ
ニットUを導入し、これを光学ユニット回動軸33の回
りに周期的に揺動させると共に、上記可動ラインイメー
ジセンサ10において周期的ないし間欠的な横方向の電
子走査を行うようにしたから、下記の通り、顕著な効果
を奏することが出来る。 (1)ラインイメージセンサを含む可動光学ユニットを
周期的に揺動させることによって、光学的パターンを、
二次元的にしかも高速で読取ることが出来る。 (2)普通のバーコードは勿論のこと、多段バーコー
ド、二次元コード、更に文字、記号等をも、極々短時間
で正確に読取ることが出来る。 (3)これから読み取ろうとする光学的パターン4に対
して、読取装置の位置と姿勢を、簡単かつ正確に設定
し、又保持することが出来る。 (4)画素数の大きなラインイメージセンサの使用を可
能にしたので、テレビカメラを使用した従来の光学的パ
ターン読取方式を以ってしては到底望むことの出来なか
った、高解像度(高分解能)の光学的パターン読取が可
能となる。
【0034】(5)光学系が一体として駆動されるた
め、その部品精度が易しくなり、かつ組立が容易にな
る。 (6)可動光学ユニットの回動軸をその重心位置に設け
ることが出来るようにしたから、その対振性、対衝撃性
が向上する。 (7)可動光学ユニットの回動軸をその重心位置に設け
ることが出来るようにしたから、光学ユニット駆動手段
が簡単化される。 (8)瞬時の照明エリアは、略線状とすることが出来る
ようになり、従って単位の読取エリアを含む広い面をカ
バーする必要がなくなる。そのため、照明効率が改善さ
れる。 (9)可動反射ミラー7を含む可動光学ユニットは、単
位の読取動作中、停止することなく連続的に回動するよ
うにしたから、ミラーの回動−停止を繰り返す前記従来
の光学的情報読取装置に比べて、読取時間を、大幅に短
縮することが出来る。 (10)同様の理由で、ミラーの回動−停止を繰り返す
前記従来の光学的情報読取装置に比べて、光学ユニット
駆動手段を簡単化し、又、省力化することが出来る。 (11)光学的パターン読取装置を、小型軽量且つ安価
に構成出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の光学的パターン読取装置の第
1の実施例の説明図である。
【図2】従来の二次元コードスキャナの一例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 可動照射手段 3 被読取部材 4 光学的パターン 7 可動反射ミラー 9 可動集光光学系 10 可動ラインイメージセンサ 11 位置決め用ガイド 12 照射光 13 反射光 14 再反射光 21 TVカメラ 22 画像処理装置 23 TVモニタ 24 ラベル 31 可動ユニットケース 32 光学ユニット駆動手段 33 光学ユニット回動軸 PCB プリント回路基板 U 可動光学ユニット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体(1)と、可動光学ユニット(U)
    と、信号処理部と、メモリ部及びデコード部と、光学ユ
    ニット駆動手段とを含有し、 上記筐体(1)は、前方に光出入口を有し、前半部が偏
    平なラッパ状、後半部が角筒状をなすと共に、中間の湾
    曲点で下向きに湾曲して、くの字形をなし、 上記可動光学ユニット(U)は、可動ユニットケース
    (31)と、可動ユニット回動軸(33)と、可動照射
    手段(2)と、可動反射ミラー(7)と、可動集光光学
    系(9)と、可動ラインイメージセンサ(10)とを含
    有し、 上記可動ユニットケース(31)は、前方に開口部を有
    し、前半部が偏平なラッパ状、後半部が角筒状をなすと
    共に、中間の湾曲点で下向きに湾曲して、くの字形をな
    し、 上記可動照射手段(2)は、上記可動ユニットケース
    (31)の開口部近傍の底壁内面に、横一の字状に配列
    された複数個の光源からなり、 上記可動反射ミラー(7)は、上記可動ユニットケース
    (31)の内部であって、かつその湾曲点近傍に、斜め
    下向きに配設され、 上記可動集光光学系(9)は、上記可動ユニットケース
    (31)の内部かつ上記可動反射ミラー(7)の反射方
    向に配設されておって、上記可動反射ミラー(7)から
    到来する反射光を、上記可動ユニットケース(31)内
    の所定の位置即ち奥部において結像させ、 上記可動ラインイメージセンサ(10)は、上記可動ユ
    ニットケース(31)内の所定の位置即ち奥部に配設さ
    れておって、結像された反射光の横方向の強弱分布を時
    間軸上の電気的強弱信号に瞬時的に光電変換し、 上記可動ユニット回動軸(33)は、上記可動光学ユニ
    ット(U)の重心位置又はその近傍において、横方向に
    固設され、 上記光学ユニット駆動手段は、上記可動光学ユニット
    (U)に対して、垂直面内における周期的な揺動運動を
    与えるように、結合され、 上記信号処理部は、上記可動ラインイメージセンサ(1
    0)の出力端子に電気的に接続され、 これによって、上記可動光学ユニット(U)には上記垂
    直面内において上記可動ユニット回動軸(33)を中心
    とする周期的な揺動運動が与えられると共に、上記可動
    ラインイメージセンサ(10)においては横方向の周期
    的ないし間欠的な電子的走査が行われることによって、
    上記被読取部材(3)上に、等価的に平行線群形の走査
    パターンが生成される、 光学的パターン読取装置。
  2. 【請求項2】 筐体(1)と、固定照射手段と、可動光
    学ユニットと、信号処理部と、メモリ部及びデコード部
    と、光学ユニット駆動手段とを含有し、 上記筐体(1)は、前方に光出入口を有し、前半部が偏
    平なラッパ状、後半部が角筒状をなすと共に、中間の湾
    曲点で下向きに湾曲して、くの字形をなし、 上記可動光学ユニットは、可動ユニットケース(31)
    と、可動ユニット回動軸(33)と、可動反射ミラー
    (7)と、可動集光光学系(9)と、可動ラインイメー
    ジセンサ(10)とを含有し、 上記可動ユニットケース(31)は、前方に開口部を有
    し、前半部が偏平なラッパ状、後半部が角筒状をなすと
    共に、中間の湾曲点で下向きに湾曲して、くの字形をな
    し、 上記固定照射手段は、上記筐体(1)の光出入口と上記
    可動ユニットケース(31)の開口部との間に配列され
    た複数個の光源からなり、 上記可動反射ミラー(7)は、上記可動ユニットケース
    (31)の内部であって、かつその湾曲点近傍に、斜め
    下向きに配設され、 上記可動集光光学系(9)は、上記可動ユニットケース
    (31)の内部かつ上記可動反射ミラー(7)の反射方
    向に配設されておって、上記可動反射ミラー(7)から
    到来する反射光を、上記可動ユニットケース(31)内
    の所定の位置即ち奥部において結像させ、 上記可動ラインイメージセンサ(10)は、上記可動ユ
    ニットケース(31)内の所定の位置即ち奥部に配設さ
    れておって、結像された反射光の横方向の強弱分布を時
    間軸上の電気的強弱信号に瞬時的に光電変換し、 上記可動ユニット回動軸(33)は、上記可動光学ユニ
    ットの重心位置又はその近傍において、横方向に固設さ
    れ、 上記光学ユニット駆動手段は、上記可動光学ユニットに
    対して、垂直面内における周期的な揺動運動を与えるよ
    うに、結合され、 上記信号処理部は、上記可動ラインイメージセンサ(1
    0)の出力端子に電気的に接続され、 これによって、上記可動光学ユニットには上記垂直面内
    において上記可動ユニット回動軸(33)を中心とする
    周期的な揺動運動が与えられると共に、上記可動ライン
    イメージセンサ(10)においては横方向の周期的ない
    し間欠的な電子的走査が行われることによって、上記被
    読取部材(3)上に、等価的に平行線群形の走査パター
    ンが生成される、 光学的パターン読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の光学的パターン
    読取装置において、筐体(1)の後部が把持部をなして
    いる、光学的パターン読取装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の光学的パターン
    読取装置において、筐体(1)の最先端部に、読み取ろ
    うとする光学的パターン(4)の全部又は一部に対して
    照射光を正確かつ安定的に照射することが出来るように
    するための、かつ、上記被読取部材(3)上に等価的に
    生成される平行線群形の走査パターンを安定化すること
    が出来るようにするための、位置決め用ガイド(11)
    が配設されている、 光学的パターン読取装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の光学的パターン読取装置
    に部いて、 上記複数個の光源は、上記可動ラインイメージセンサ
    (10)のライン状の受光面に到達する反射光の通路を
    避けてその回りに略ループ状に配列されている、 光学的パターン読取装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2に記載の光学的パターン
    読取装置において、 上記光学ユニット駆動手段は、駆動軸が揺動運動を行う
    回転形電気・機械変換系からなり、その駆動軸は上記可
    動ユニット回動軸(33)に結合されている、 光学的パターン読取装置。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2に記載の光学的パターン
    読取装置において、 上記光学ユニット駆動手段は、駆動部が直線運動を行う
    直線形電気・機械変換系からなり、その駆動部は上記ユ
    ニットケース(31)上の可動ユニット回動軸(33)
    から離隔した部位に結合されている、 光学的パターン読取装置。
JP06886696A 1996-02-20 1996-02-20 光学的パターン読取装置 Expired - Fee Related JP3793600B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06886696A JP3793600B2 (ja) 1996-02-20 1996-02-20 光学的パターン読取装置
US08/802,846 US5959283A (en) 1996-02-20 1997-02-19 Optical pattern reading apparatus with movable optical unit

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06886696A JP3793600B2 (ja) 1996-02-20 1996-02-20 光学的パターン読取装置
US08/802,846 US5959283A (en) 1996-02-20 1997-02-19 Optical pattern reading apparatus with movable optical unit

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09231306A true JPH09231306A (ja) 1997-09-05
JP3793600B2 JP3793600B2 (ja) 2006-07-05

Family

ID=26410056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06886696A Expired - Fee Related JP3793600B2 (ja) 1996-02-20 1996-02-20 光学的パターン読取装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5959283A (ja)
JP (1) JP3793600B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008511917A (ja) * 2004-08-31 2008-04-17 シンボル テクノロジーズ, インコーポレイテッド 鏡面反射を除去するためのスキャナーおよび方法
CN109166192A (zh) * 2018-07-20 2019-01-08 临沂大学 大学二维码移动考勤系统及考勤方法

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3814008B2 (ja) * 1996-02-20 2006-08-23 株式会社オプトエレクトロニクス 光学的パターン読取装置
US6352204B2 (en) * 1999-08-04 2002-03-05 Industrial Data Entry Automation Systems Incorporated Optical symbol scanner with low angle illumination
AU2001292555A1 (en) * 2000-08-18 2002-03-04 United States Postal Service Apparatus and methods for the secure transfer of electronic data
US8073782B2 (en) * 2002-12-23 2011-12-06 United States Postal Service Advanced crypto round dater
US7222793B2 (en) * 2003-07-09 2007-05-29 Symbol Technologies, Inc. Arrangement and method of imaging one-dimensional and two-dimensional optical codes at a plurality of focal planes
US7469829B2 (en) * 2005-09-19 2008-12-30 Silverbrook Research Pty Ltd Printing video information using a mobile device
US7621442B2 (en) 2005-09-19 2009-11-24 Silverbrook Research Pty Ltd Printing a subscription using a mobile device
US7855805B2 (en) 2005-09-19 2010-12-21 Silverbrook Research Pty Ltd Printing a competition entry form using a mobile device
US7756526B2 (en) 2005-09-19 2010-07-13 Silverbrook Research Pty Ltd Retrieving a web page via a coded surface
WO2008036414A2 (en) 2006-09-21 2008-03-27 Microscan Systems, Inc. Systems and/or devices for protecting a lens
US8107808B2 (en) 2009-07-10 2012-01-31 Microscan Systems, Inc. Combination dark field and bright field illuminator
US8768159B2 (en) 2009-07-10 2014-07-01 Microscan Systems, Inc. Combination dark field and bright field illuminator

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4578571A (en) * 1983-11-14 1986-03-25 Numa Corporation Portable bar code scanning device and method
US4893196A (en) * 1987-04-09 1990-01-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Image reading apparatus
US4805175A (en) * 1987-12-03 1989-02-14 Metrologic Instrumetns, Inc. Ultra-compact, hand-held laser scanner
US5191197A (en) * 1988-05-11 1993-03-02 Symbol Technologies, Inc. Arm mounted scanner actuatable by hand movement
US5254844A (en) * 1988-05-11 1993-10-19 Symbol Technologies, Inc. Mirrorless scanners with movable laser, optical and sensor components
US5144120A (en) * 1988-05-11 1992-09-01 Symbol Technologies, Inc. Mirrorless scanners with movable laser, optical and sensor components
US5404001A (en) * 1992-10-08 1995-04-04 Bard; Simon Fiber optic barcode reader
US5206492A (en) * 1989-10-30 1993-04-27 Symbol Technologies, Inc. Bar code symbol scanner with reduced power usage to effect reading
JP3185031B2 (ja) * 1991-06-17 2001-07-09 株式会社キーエンス 光沢検出器
US5294782A (en) * 1991-09-27 1994-03-15 Khyber Technologies Corporation Integrated portable device for point of sale transactions
US5282053A (en) * 1991-10-23 1994-01-25 Xerox Corporation Scan image processing
US5202784A (en) * 1992-01-10 1993-04-13 Spectra-Physics Scanning Systems, Inc. Optical system for data reading applications
US5354977A (en) * 1992-02-27 1994-10-11 Alex Roustaei Optical scanning head
US5371348A (en) * 1992-10-16 1994-12-06 Khyber Technologies Corporation Portable device for handsfree data entry with variably-positionable display/scanner module detachable for handheld use
JP2889080B2 (ja) * 1993-04-27 1999-05-10 シャープ株式会社 スキャナ
EP0627705B1 (en) * 1993-05-31 2001-07-25 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Optical code reader
JP3265775B2 (ja) * 1993-12-16 2002-03-18 株式会社デンソー 光学的情報読取装置
US5477044A (en) * 1994-07-22 1995-12-19 Intermec Corporation Symbology reader with a variable orientation head

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008511917A (ja) * 2004-08-31 2008-04-17 シンボル テクノロジーズ, インコーポレイテッド 鏡面反射を除去するためのスキャナーおよび方法
CN109166192A (zh) * 2018-07-20 2019-01-08 临沂大学 大学二维码移动考勤系统及考勤方法

Also Published As

Publication number Publication date
US5959283A (en) 1999-09-28
JP3793600B2 (ja) 2006-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3793600B2 (ja) 光学的パターン読取装置
US10133885B2 (en) Method of and system for reading visible and/or invisible code symbols in a user-transparent manner using visible/invisible illumination source switching during data capture and processing operations
US5763864A (en) Dataform reader including dual laser and imaging reading assemblies
JP2763957B2 (ja) 一体のスキャナエンジンを備えたポータブルレーザスキャナ
JP3734856B2 (ja) 情報読取り装置及び、その読取り方法
US7055747B2 (en) Long range optical reader
US7475823B2 (en) Hand held bar code reader with improved image capture
EP2249284B1 (en) Optical reader having partial frame operating mode
US20040069855A1 (en) Imaging bar code reader with moving beam simulation
US6811085B2 (en) Miniature imager
US6766954B2 (en) Omnidirectional linear sensor-based code reading engines
JPH11514461A (ja) データフォームリーダー及び方法
JP2740727B2 (ja) シンボル読取装置
US5252816A (en) Optical information reading apparatus
US7823786B2 (en) Laser scanner for reading optical codes
JPH05205087A (ja) バーコード読取り装置の圧電ビーム偏向器
JPH0685025B2 (ja) バーコード読取り機等のための走査装置
US6729545B2 (en) Integrated scanner on a common substrate having an omnidirectional mirror
JP3814008B2 (ja) 光学的パターン読取装置
US6334573B1 (en) Integrated scanner on a common substrate having an omnidirectional mirror
US20100051696A1 (en) Illumination system for a bar code reader
EP2449504B1 (en) Method and apparatus for defining illumination field of view of barcode reader
EP2093694B1 (en) Receiving chamber for a laser reader
JP3848476B2 (ja) 光学的パターン読取装置
US7017815B2 (en) Compact externally-driven scanner

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050926

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050926

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050926

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100414

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100414

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110414

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees