JPH09230067A - 目覚まし時計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は報知音が鳴る目覚まし時計本体では
報知音の停止を行なうことができず、隣の部屋等からの
停止信号の発信により停止できるようにして、確実に起
きられるようにした目覚まし時計を得るにある。 【解決手段】 電池で作動する目覚まし時計本体と、こ
の目覚まし時計本体の操作部分および電池収納部の開閉
蓋部分を操作不能に覆うことができる開閉蓋と、この開
閉蓋を閉状態になるように前記目覚まし時計本体のケー
ス体に取付けることができるロック装置と、前記目覚ま
し時計本体に設けられた該目覚ましの報知音を停止信号
の受信により停止させる報知音停止受信器と、この報知
音停止受信器に停止信号を発信する停止信号発信器とで
目覚まし時計を構成している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は目覚まし時計に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来の目覚まし時計は起きる時間に警報
音が鳴り、停止ボタンの操作で停止できるように構成さ
れている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の目覚まし時計
は、寝起きの悪い人は停止ボタンを無意識あるいは意識
的に操作して、寝過ごしてしまうという欠点があった。

【０００４】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、
報知音が鳴る目覚まし時計本体では報知音の停止を行な
うことができず、隣の部屋等からの停止信号の発信によ
り停止できるようにして、確実に起きられるようにした
目覚まし時計を提供することを目的としている。

【０００５】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読む
と、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面は
もっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範
囲を限定するものではない。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は電池で駆動する目覚まし時計本体と、この
目覚まし時計本体の操作部分および電池収納部の開閉蓋
部分を操作不能に覆うことができる開閉蓋と、この開閉
蓋を閉状態になるように前記目覚まし時計本体のケース
体に取付けることができるロック装置と、前記目覚まし
時計本体に設けられた該目覚ましの報知音を停止信号の
受信により停止させる報知音停止受信器と、この報知音
停止受信器に停止信号を発信する停止信号発信器とで目
覚まし時計を構成している。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り、本発明を詳細に説明する。

【０００８】図１ないし図８の本発明の第１の実施の形
態において、１は目覚まし時計本体で、この目覚まし時
計本体１はケース体２の正面に時計３の文字盤４、時針
５、分針６、秒針７、目覚まし時刻設定針８と、ブザー
やメロディー音を出す報知器９が配置されるとともに、
ケース体２の背面に時刻設定摘み１０、目覚まし時刻設
定摘み１１および電池収納ボックス１２の開口部を開閉
する電池開閉蓋１３とが配置されている。

【０００９】１４は前記目覚まし時計本体１に取付けら
れたアンテナ１５によって停止信号を受信すると前記報
知器９の作動を停止する報知音停止受信器である。

【００１０】１６は前記目覚まし時計本体１の背面の時
刻設定摘み１０、目覚まし時刻設定摘み１１および電池
開閉蓋１３を操作不能に覆うことができるように開閉可
能に取付けられた開閉蓋で、この開閉蓋１６は先端部に
形成された係止金具挿入孔１７と、この係止金具挿入孔
１７内に挿入されるＵ字状の係止金具１８と、前記係止
金具挿入孔１７に挿入された係止金具１８に開閉蓋１６
の開放を不能に取付けられるキー１９を用いたロック装
置２０でロックできるように構成されている。

【００１１】２１は前記目覚まし時計本体１の報知音停
止受信器１４に停止信号を発信する停止信号発信器で、
この停止信号発信器２１はケース体２２と、このケース
体２２に取付けられたアンテナ２３と、前記ケース体２
２内に備えられた停止信号発信回路２４と、この停止信
号発信回路２４に介装され、前記ケース体２２の上部に
設置された停止信号を発信させるスイッチ２５と、前記
キー１９を前記ケース体２２に取付ける鎖２６とで構成
されている。

【００１２】上記構成の目覚まし時計２７は停止信号発
信器２１に鎖２６で取付けられているキー１９を用い
て、目覚まし時計本体１に取付けられているロック装置
２０を解放し、開閉蓋１６を開放し、時刻設定摘み１０
や目覚まし時刻設定摘み１１を操作して設定する。

【００１３】しかる後、開閉蓋１６を閉じ、ロック装置
２０で開閉蓋１６をロックし、停止信号発信器２１を目
覚まし時計本体１を設置した室内とは異なる室内等に設
置する。

【００１４】この状態で、目覚まし時刻設定摘み１１で
設定した時刻になると、報知器９より報知音が鳴る。こ
の報知音を停止するためには室外に設置されている停止
信号発信器２１のスイッチ２５を操作することにより、
停止信号発信器２１のアンテナ２３より停止信号が発信
され、この停止信号を目覚まし時計本体１のアンテナ１
５で受信し、報知音停止受信器１４が作動して報知器９
の作動を停止する。このため、報知音の停止のために起
き上がり、室外へ移動するため、確実に起きることがで
きる。

【００１５】

【発明の異なる実施の形態】次に、図９ないし図２０に
示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。なお、
これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当って、前
記本発明の第１の実施の形態と同一構成部分には同一符
号を付して重複する説明を省略する。

【００１６】図９ないし図１１の本発明の第２の実施の
形態において、前記本発明の第１の実施の形態と主に異
なる点は、目覚まし時計本体１のケース体２の背面に開
閉蓋１６が入り込む凹部２８を形成するとともに、開閉
蓋１６の先端部寄りの部位にキー１９の操作で前記ケー
ス体２の係止金具２９と係合するロック装置２０Ａを取
付けた点で、このように構成された目覚まし時計２７Ａ
にしても、前記本発明の第１の実施の形態と同様な作用
効果が得られる。

【００１７】図１２ないし図１４の本発明の第３の実施
の形態において、前記本発明の第１の実施の形態と主に
異なる点は、目覚まし時計本体１のケース体２にスライ
ド移動可能な開閉蓋１６Ａを取付けた点で、このように
構成した目覚まし時計２７Ｂにしても、前記本発明の第
１の実施の形態と同様な作用効果が得られる。

【００１８】図１５ないし図１７の本発明の第４の実施
の形態において、前記本発明の第１の実施の形態と主に
異なる点は、ゼンマイ操作摘３１で巻き付けられるゼン
マイ３０で駆動する目覚まし時計本体１Ａに電源３２に
より設定時間に作動される報知器９および停止信号発信
器２１からの停止信号を受信して報知器９の作動を停止
させる報知音停止受信器１４を取付けた点で、このよう
に構成した目覚まし時計本体１Ａを使用した目覚まし時
計２７Ｃにしても、前記本発明の第１の実施の形態と同
様な作用効果が得られる。

【００１９】図１８ないし図２０の本発明の第５の実施
の形態において、前記本発明の第１の実施の形態と主に
異なる点は、目覚まし時計本体１の全体をアンテナ１５
の挿入孔３３ａおよび閉閉蓋３４を備える開閉容器３３
で該目覚まし時計本体１の操作部分の操作ができないよ
うに覆うことができるようにした点で、このような開閉
容器３３を用いて目覚まし時計２７Ｄを構成しても、前
記本発明の第１の実施の形態と同様な作用効果が得られ
る。

【００２０】なお、前記本発明の各実施の形態の説明で
はロック装置２０、２０Ａとしてキー１９を用いて開閉
するものについて説明したが、本発明はこれに限らず、
キーを使用しないダイヤル錠を使用してもよい。

【００２１】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙する効果が得られる。

【００２２】（１）電池で駆動する目覚まし時計本体
と、この目覚まし時計本体の操作部分および電池収納部
の開閉蓋部分を操作不能に覆うことができる開閉蓋と、
この開閉蓋を閉状態になるように前記目覚まし時計本体
のケース体に取付けることができるロック装置と、前記
目覚まし時計本体に設けられた該目覚ましの報知音を停
止信号の受信により停止させる報知音停止受信器と、こ
の報知音停止受信器に停止信号を発信する停止信号発信
器とで構成されているので、停止信号発信器を目覚まし
時計本体を設置した室内以外の場所に設置することがで
きる。したがって、目覚まし時計本体が設定時間に報知
音が鳴った場合、停止信号発信器を操作しないと停止し
ないので、確実に起きることができる。

【００２３】（２）前記（１）によって、目覚まし時計
本体では報知音を停止できないので、従来のように無意
識に停止させて寝過ごしてしまう等の不具合を確実に防
止できる。

【００２４】（３）前記（１）によって、電池を外して
警報音を停止することができないので、確実に起きて停
止信号発信器を操作しに行かなければならず、不正な停
止も阻止することができる。

【００２５】（４）請求項２、３、４も前記（１）〜
（３）と同様な効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態の使用状態の説明
図。

【図２】本発明の第１の実施の形態の目覚まし時計本体
の正面図。

【図３】本発明の第１の実施の形態の目覚まし時計本体
の背面図。

【図４】本発明の第１の実施の形態の開閉蓋を開放した
状態の背面図。

【図５】本発明の第１の実施の形態の目覚まし時計本体
の側面図。

【図６】本発明の第１の実施の形態の停止信号発信器の
正面図。

【図７】本発明の第１の実施の形態の停止信号発信器の
平面図。

【図８】本発明の第１の実施の形態の概略回路ブロック
図。

【図９】本発明の第２の実施の形態の使用状態の説明
図。

【図１０】本発明の第２の実施の形態の目覚まし時計本
体の背面図。

【図１１】本発明の第２の実施の形態の目覚まし時計本
体の開閉蓋を開放した状態の斜視図。

【図１２】本発明の第３の実施の形態の使用状態の説明
図。

【図１３】本発明の第３の実施の形態の目覚まし時計本
体の背面図。

【図１４】本発明の第３の実施の形態の目覚まし時計本
体の開閉蓋を開放した状態の斜視図。

【図１５】本発明の第４の実施の形態の使用状態の説明
図。

【図１６】本発明の第４の実施の形態の目覚まし時計本
体の背面図。

【図１７】本発明の第４の実施の形態の目覚まし時計の
概略ブロック図。

【図１８】本発明の第５の実施の形態の使用状態の説明
図。

【図１９】本発明の第５の実施の形態の目覚まし時計本
体の背面図。

【図２０】本発明の第５の実施の形態の目覚まし時計本
体の一部破断側面図。

【符号の説明】 １、１Ａ：目覚まし時計本体、 ２：ケース体、 ３：時計、 ４：文字盤、 ５：時針、 ６：分針、 ７：秒針、 ８：目覚まし時刻設定針、 ９：報知器、 １０：時刻設定摘み、 １１：目覚まし時刻設定摘み、 １２：電池収納ボックス、 １３：電池開閉蓋、 １４：報知音停止受信器、 １５：アンテナ、 １６、１６Ａ：開閉蓋、 １７：係止金具挿入孔、 １８：係止金具、 １９：キー、 ２０、２０Ａ：ロック装置、 ２１：停止信号発信器、 ２２：ケース体、 ２３：アンテナ、 ２４：停止信号発信回路、 ２５：スイッチ、 ２６：鎖、 ２７、２７Ａ、２７Ｂ、２７Ｃ、２７Ｄ：目覚まし時
計、 ２８：凹部、 ２９：係止金具、 ３０：ゼンマイ、 ３１：ゼンマイ操作摘、 ３２：電源、 ３３：開閉容器、 ３４：開閉蓋。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 電池で駆動する目覚まし時計本体と、こ
   の目覚まし時計本体の操作部分および電池収納部の開閉
   蓋部分を操作不能に覆うことができる開閉蓋と、この開
   閉蓋を閉状態になるように前記目覚まし時計本体のケー
   ス体に取付けることができるロック装置と、前記目覚ま
   し時計本体に設けられた該目覚ましの報知音を停止信号
   の受信により停止させる報知音停止受信器と、この報知
   音停止受信器に停止信号を発信する停止信号発信器とか
   らなることを特徴とする目覚まし時計。
2. 【請求項２】 電池で駆動する操作部分および電池収納
   部がケース体の背面に設けられた目覚まし時計本体と、
   この目覚まし時計本体のケース体の背面を前記操作部分
   の操作および電池の取り外しを防止できるように覆うこ
   とができる開閉蓋と、この開閉蓋を閉状態となるように
   前記目覚まし時計本体のケース体に取付けることができ
   るキーを用いたロック装置と、前記目覚まし時計本体に
   設けられた該目覚ましの報知音を停止信号の受信により
   停止させる報知音停止受信器と、この報知音停止受信器
   に停止信号を発信する停止信号発信器とからなることを
   特徴とする目覚まし時計。
3. 【請求項３】 ゼンマイで駆動する目覚まし時計本体
   と、この目覚まし時計本体の少なくとも操作部分を操作
   不能に覆うことができる開閉蓋と、この開閉蓋を閉状態
   になるように前記目覚まし時計本体のケース体に取付け
   ることができるロック装置と、前記目覚まし時計本体に
   設けられた該目覚ましの報知音を停止信号の受信により
   停止させる報知音停止受信器と、この報知音停止受信器
   に停止信号を発信する停止信号発信器とからなることを
   特徴とする目覚まし時計。
4. 【請求項４】 ゼンマイあるいは電池で駆動する目覚ま
   し時計本体と、この目覚まし時計本体の全体を操作不能
   に覆うことができる開閉蓋を備える開閉容器と、この開
   閉容器の開閉蓋を閉状態になるように該開閉容器に取付
   けるロック装置と、前記目覚まし時計本体に設けられた
   該目覚ましの報知音を停止信号の受信により停止させる
   報知音停止受信器と、この報知音停止受信器に停止信号
   を発信する停止信号発信器とからなることを特徴とする
   目覚まし時計。