JPH09229333A - 焼却炉 - Google Patents
焼却炉Info
- Publication number
- JPH09229333A JPH09229333A JP8030792A JP3079296A JPH09229333A JP H09229333 A JPH09229333 A JP H09229333A JP 8030792 A JP8030792 A JP 8030792A JP 3079296 A JP3079296 A JP 3079296A JP H09229333 A JPH09229333 A JP H09229333A
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- Japan
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- plate
- combustion chamber
- incinerator
- combustion gas
- combustion
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- Pending
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- Chimneys And Flues (AREA)
- Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
Abstract
せた燃焼ガスがそのまま(直ちに)煙突を通って外気中
に放出されるので、スス成分の濃い煤煙を周囲に撒き散
らすようになり、環境汚染を起こす。 【解決手段】 燃焼室1の上部に煙突7を連設した焼却
炉において、燃焼室1内の上部寄り位置に、燃焼室1内
で燃焼された燃焼ガスを蛇行させながら煙突7側に流出
させる邪魔板8を設けることにより、燃焼ガス中のスス
成分を燃焼室1内で分離・除去し得るようにする。
Description
特に一般家庭で使用されるような簡易形の焼却炉に関す
るものである。
れ鉄板製の底壁板と側壁板とで燃焼室を構成するととも
に、該燃焼室の上部に煙突を取付けている。そして、従
来の焼却炉では、燃焼室内で燃焼させた燃焼ガスをその
まま煙突を通して外気中に放出させるようになってい
る。
却炉で焼却物を燃焼させたときには、燃焼室内において
多量のスス成分を含んだ燃焼ガスが発生する。この燃焼
ガスは、スス成分が高濃度の煤煙となっており、該煤煙
をそのまま煙突を通して外気中に放出させると、該煤煙
で周囲の環境を汚染するという問題がある。
ガス中のスス成分を有効に除去する機能はなく、燃焼室
内で燃焼させた燃焼ガスをそのまま外気中に放出させる
ようにしているので、煤煙公害が発生する。特に、高濃
度の煤煙が外気中に放出されると、煤煙中のスス成分は
気体よりいくらか重いので、該スス成分が分離・降下し
て、周囲をススで黒く汚すという問題があった。
点に鑑み、燃焼室内で発生する燃焼ガス中のスス成分を
簡単な構成で効果的に除去して、外気中に放出される煤
煙濃度を低下させ得るようにした焼却炉を提供すること
を目的としている。
解決するための手段として次の構成を有している。
連設した焼却炉において、燃焼室内の上部寄り位置に、
燃焼室内で燃焼された燃焼ガスを蛇行させながら煙突側
に流出させる邪魔板を設けている。邪魔板は、1枚のみ
でもよいが複数枚使用してもよい。尚、この邪魔板は、
燃焼室内で燃焼ガスを蛇行させる機能を有するものの、
燃焼ガスの流通を極端に阻害するものであってはならな
い。
燃焼させると、その燃焼ガスが高温であるために軽くな
って上昇し、燃焼室の下方に設けた空気取入口から新し
い空気を導入しながら燃焼を続ける。ところで、燃焼室
内で焼却物が燃焼すると、スス成分を多量に含んだ燃焼
ガスが発生するが、スス成分は、気体よりいくらか重い
性質を有している。従って、燃焼ガスが燃焼室内で滞留
している時間が長くなるほど、スス成分が燃焼室で降下
して分離され易くなる。
た燃焼ガスは、邪魔板によって燃焼室内を蛇行した後に
煙突側に流出するようになるので、その分、燃焼室内で
の燃焼ガスの滞留時間が長くなる。従って、その間に燃
焼ガス中のスス成分が燃焼室内を降下するようになり、
スス成分の少ない燃焼ガスが煙突側に送られるようにな
る。
形態を説明すると、この実施形態の焼却炉では、例えば
一般家庭で使用されるような簡易形焼却炉が採用されて
いる。
燃焼室1の上部に煙突7を連設し、さらに該燃焼室1内
の上部寄り位置に、燃焼ガスを蛇行させる邪魔板8を設
けている。
ている。又、燃焼室1の外側部は、遮熱板4で囲い、さ
らに該遮熱板4の外側部をガード板5で被覆している。
燃焼室1の内部には、焼却物を収容するための内かご6
が設置されている。
板が使用されている。この側周板3は、円筒状の下部板
31と円錐状の上部板32とを隙間なしに連続させて一
体に形成している。側周板3の上部板32の上端には、
適宜長さの煙突7が連設されている。尚、この焼却炉
は、胴部の外径が例えば70〜100cm程度で、煙突7
の基端部までの高さが110〜160cm程度である。
又、煙突7の長さは適宜に設定できるが、図示では、焼
却炉の煙突上端までの高さが3m程度である。
のような耐熱材を使用している。この底壁2の上面は、
中心部に向けて下り傾斜させており、焼却済みの灰が中
心部に集まり易くしている。尚、この底壁2は、底板2
aで支持されている。又、底板2aの下面には、合計4
つのキャスター9が取付けられている。
施形態では、下部側に位置するかなり大径の笠形板81
と、その上部に位置する穴あきの皿形板82とで構成し
ている。この笠形板81及び皿形板82には、それぞれ
鉄板が使用されている。
板3の上部板内面に例えば溶接によって固定されてお
り、又、下部側の笠形板81は、皿形板82から吊具で
吊り持ちされている。笠形板81は、その外周側が下向
きに傾斜するような形状となっており、他方、皿形板8
2は、逆にその外周側が上向きに傾斜するような形状と
なっている。
程度の大きさを有している。尚、笠形板81の外端と側
周板3(上部板32)の内面間には、全周に亘って6〜
10cm程度の間隔を持たせている。皿形板82の中心部
にある穴83は、例えば10cm程度の大きさでよい。
又、穴83の口縁と笠形板81の上面間には、全周に亘
って例えば5cm程度の間隔を設けている。
板8を設けると、燃焼室1内で焼却物が燃焼したとき
に、その燃焼ガスが、まず矢印Gaで示すように笠形板
81の下面に衝突し、次に矢印Gbで示すように笠形板
81の外周からその上方に回り混み、続いて矢印Gcで
示すように皿形板82の中心部にある穴83を通って煙
突7側に流れるようになる。このとき、笠形板81と皿
形板82とが、それぞれ図示のように傾斜されているの
で、該笠形板81及び皿形板82の下面に衝突した燃焼
ガスは、一旦、各板の下方を巡って上方に流動するよう
になり、その間の滞留時間を一層、長くすることができ
る。このように、燃焼室1内で発生した燃焼ガスを、燃
焼室1内に長い時間滞留させるようにすると、その滞留
時間中に燃焼ガス中に含まれるスス成分(気体より重
い)を燃焼室1内で降下させて、スス成分の少ない燃焼
ガスを煙突7側に送り込むことができる。
するのを阻止するための網71が設けられている。又、
煙突7の上端出口には、雨水の侵入を防止するための笠
72が設けられている。
3の下部板31の外側を被覆する円筒状の下部板41
と、側周板3の上部板32の外側を被覆する円錐状の上
部板42とを有している。この遮熱板4の下部板41と
上部板42間には、小間隔(例えば2〜3cm程度の間
隔)の隙間43が形成されている。尚、他の実施形態で
は、この隙間43は、無くてもよい。
側周板3(下部板31と上部板32)と同芯状に配置さ
れており、該側周板3と遮熱板4間は、例えば3〜10
cm程度の間隔の環状の空気層40となっている。又、側
周板3と遮熱板4間の上端部は、符号44で示すように
上方に開放されている。
1)の内面には、鏡面加工を施している。このように、
鏡面加工を施すには、遮熱板4の材料として、アルミニ
ウム板あるいはステンレス鋼板等の金属板を使用するこ
とが好ましい。この遮熱板4の内面に鏡面加工を施す理
由は、燃焼時に燃焼室1の側周板3から外方に放出され
る輻射熱を内方に反射させて、該遮熱板4に熱が吸収さ
れにくくするためである。
の下部板51と円錐状の上部板52とを有し、且つ該下
部板51と上部板52間に小間隔の隙間53を設けてい
る。このガード板5は、遮熱板4の外側に小間隔(例え
ば2〜3cm程度)をもって被覆され、該ガード板5と遮
熱板4間に空気層50を形成している。又、ガード板5
の上端部52aは、煙突7の基端部外側を小間隔をもっ
て所定長さだけ被覆させており、さらに該ガード板上端
部52aは上方に向けて開口(符号54)させている。
尚、この開口54の上方には、笠52bが被されてい
る。ガード板5の下部板51には、多数の通気口55,
55・・が形成されている。
の外周部に立設する側周部62を有している。底受部6
1は、多数本の細鉄筋を例えば1〜2cm程度の間隔をも
って組付けて形成している。尚、この底受部61は、多
数本の細鉄筋を格子状に組付けて形成してもよい。又、
側周部62は、多数本の細鉄筋を周方向に例えば5〜1
0cm程度の間隔をもって環状に組付けて形成している。
この側周部62の外径は、側周板3の下部板31の内径
よりやや小径となっており、又該側周部62の各細鉄筋
の上部は外側に折曲させて、該各細鉄筋の上端をそれぞ
れ側周板3の下部板31の上端内面に当接させている。
このようにすると、後述する投入口10から投入した焼
却物が確実に内かご6内に収容される。この内かご6
は、底受部61を小長さ(例えば3〜5cm程度)の脚6
3,63で燃焼室底壁2上に支持させている。従って、
該内かご6は、底受部61の下面が燃焼室1の底壁2の
上面から、又側周部62の外面が側周板3の内面から、
それぞれ小間隔(例えば3〜5cm)だけ離間した状態
(空間30を有する状態)で設置されている。
物の投入口10が形成されている。この投入口10には
蓋11が設けられており、該蓋を部号11′で示すよう
に下方に開いて投入口10を開放させるようになってい
る。尚、蓋7は横開きに取付けもよい。又、焼却炉の下
部寄り位置には、燃焼室1内に空気を導入するための空
気取入口12が形成されている。尚、この空気取入口1
2は、火付け口としても利用できる。燃焼室1の底壁2
部分には、燃焼した灰を収容するための灰受容器13が
出し入れ自在に設置されている。
内で焼却物を燃焼させるが、内かご6と燃焼室1の内壁
面(底面及び側周面)との間に空間30,30が形成さ
れているので、内かご6内の焼却物に周囲からも新しい
空気が接触するようになり、燃焼効率が良好となる。
又、燃焼室1内で焼却物が燃焼すると、側周板3が加熱
されて、該側周板3の外面から外方に輻射熱が放出され
るが、側周板3の外側には遮熱板4で囲われた空気層4
0があるので、該空気層40が断熱層となって遮熱板4
への熱伝達を緩和するようになる。又、遮熱板4の内面
には、鏡面加工を施しているので、側周板3から外側に
輻射された熱が該鏡面加工部分で反射されて、該遮熱板
4が熱吸収しにくくなる。従って、遮熱板4自体は、さ
ほど高温にならない。又、この実施形態では、遮熱板4
の外側に空気層50を介してガード板5を設けており、
焼却炉の外面となるガード板5はほとんど加熱されるこ
とがなくなるとともに、焼却炉の側方周囲の空気もほと
んど加熱されることがない。尚、側周板3と遮熱板4間
の空気層40内で加熱された空気は、その間隔中を上昇
してかなり高位置にある開口54から外気中に放出され
る。尚、その開口54から放出された熱気は、外気中を
上昇する性質があるので、人の身長程度の高さ付近まで
の空気は、焼却炉からの熱でほとんど加熱されることが
ない。
ス混じりの燃焼ガスが発生するが、その燃焼ガスは、邪
魔板8で蛇行させられながら煙突7側に流れるようにな
る。従って、燃焼ガスが、燃焼室1内で発生してから煙
突7内に流入するまでに、該燃焼室1内での滞留時間が
長くなり、その間に燃焼ガス中のスス成分(気体より重
い)が燃焼室1で降下して、スス成分の少ない燃焼ガス
が煙突7から外気中に放出されるようになる。尚、内か
ご6内で焼却された灰は、底受部61の隙間から燃焼室
底壁2上に落下し、さらに灰受容器13内に収容され
る。そして、灰受容器13内に多量の灰が溜まれば、灰
受容器13を外方に引き出して、中の灰を捨てればよ
い。
の上部寄り位置に邪魔板8を設けているので、燃焼室1
内で発生する燃焼ガスを該燃焼室1内で蛇行させること
ができ(滞留時間を長くでき)、その間に燃焼ガス中の
スス成分を燃焼室1内で降下・除去させることができ
る。従って、煙突7から外気中に放出される煤煙の濃度
を低下させることができ、環境にやさしい焼却炉を提供
できるという効果がある。又、本願発明では、燃焼室1
内の上部寄り位置に邪魔板8を設ける、という簡単な構
成で上記効果(外気中に放出する煤煙濃度を低下させ
る)を達成することができるので、安価な費用でスス成
分の除去が行えるという効果もある。
である。
ガード板、6は内かご、7は煙突、8は邪魔板、10は
投入口、12は空気取入口、30は空間、40は空気層
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 燃焼室(1)の上部に煙突(7)を連設
した焼却炉において、前記燃焼室(1)内の上部寄り位
置に、燃焼室(1)内で燃焼された燃焼ガスを蛇行させ
ながら前記煙突(7)側に流出させる邪魔板(8)を設
けたことを特徴とする焼却炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8030792A JPH09229333A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | 焼却炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8030792A JPH09229333A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | 焼却炉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09229333A true JPH09229333A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=12313539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8030792A Pending JPH09229333A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | 焼却炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09229333A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022502244A (ja) * | 2018-10-01 | 2022-01-11 | ミレーナ−オルガ ジョイント イノベーション アセッツ ベスローテン フェンノートシャップMILENA−OLGA Joint Innovation Assets B.V. | 燃料から合成ガスを生成する為の反応器 |
-
1996
- 1996-02-19 JP JP8030792A patent/JPH09229333A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022502244A (ja) * | 2018-10-01 | 2022-01-11 | ミレーナ−オルガ ジョイント イノベーション アセッツ ベスローテン フェンノートシャップMILENA−OLGA Joint Innovation Assets B.V. | 燃料から合成ガスを生成する為の反応器 |
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Legal Events
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