JPH0922856A - 偏平型巻心 - Google Patents
偏平型巻心Info
- Publication number
- JPH0922856A JPH0922856A JP20267995A JP20267995A JPH0922856A JP H0922856 A JPH0922856 A JP H0922856A JP 20267995 A JP20267995 A JP 20267995A JP 20267995 A JP20267995 A JP 20267995A JP H0922856 A JPH0922856 A JP H0922856A
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- JP
- Japan
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- flat
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】偏平形状の素子を抜き取るとき巻取素子の最内
周の材料のずれが発生し易くない偏平形状の巻心を提供
する。 【構成】２個の偏平形状の巻心部材を長手方向において
ずらして並列して構成した偏平型巻心。
周の材料のずれが発生し易くない偏平形状の巻心を提供
する。 【構成】２個の偏平形状の巻心部材を長手方向において
ずらして並列して構成した偏平型巻心。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、偏平型巻心に関する。
最近、コンデンサーバッテリー業界では、実装スペース
および特性面から、断面が偏平形状のコンデンサーバッ
テリー素子の需要が増大した。
最近、コンデンサーバッテリー業界では、実装スペース
および特性面から、断面が偏平形状のコンデンサーバッ
テリー素子の需要が増大した。
【０００２】
【従来の技術】従来、このような偏平形状の素子を作る
には、通常のように丸く巻いて断面が円形の素子に巻き
取った後、これを押し潰して断面を偏平形状とする方法
が取られていた。しかしながら、このような方法で得ら
れた素子は、押し潰したときのストレスが極板に加わっ
て巻回物の特性を劣化させる欠点がある。また、単に偏
平形状の巻心を用いて偏平形状の素子を巻き取ると、こ
のような巻心から素子を引き抜くときに、巻取素子の最
内周の材料のずれ、所謂「抜きべそ」が発生し易い原因
となる欠点がある。
には、通常のように丸く巻いて断面が円形の素子に巻き
取った後、これを押し潰して断面を偏平形状とする方法
が取られていた。しかしながら、このような方法で得ら
れた素子は、押し潰したときのストレスが極板に加わっ
て巻回物の特性を劣化させる欠点がある。また、単に偏
平形状の巻心を用いて偏平形状の素子を巻き取ると、こ
のような巻心から素子を引き抜くときに、巻取素子の最
内周の材料のずれ、所謂「抜きべそ」が発生し易い原因
となる欠点がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ような問題点を解決した偏平型巻心を提供することにあ
る。
ような問題点を解決した偏平型巻心を提供することにあ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、この目的
の達成のため鋭意研究の結果、かかる問題点の解決は偏
平型巻心の構成にあることに想到し、この知見に基づい
て、さらに現場での実験研究を繰り返し、本願発明に到
達した。
の達成のため鋭意研究の結果、かかる問題点の解決は偏
平型巻心の構成にあることに想到し、この知見に基づい
て、さらに現場での実験研究を繰り返し、本願発明に到
達した。
【０００５】本発明の偏平形巻心は、図１〜３に示すご
とく、円筒状の巻心ガイド３の底面の中心部に隣接して
平行する２個の溝状開口部５および６を相互にずらして
形成し、例えば、図において上側の開口部５に、円筒内
において一端を支持部材１１に支持され他端の先端部９
を半ば切除した偏平板状の巻心部材１を貫通して巻心構
成体Ａを形成し、また、円筒状の巻心ガイド４の底面の
中心部に隣接して平行する２個の溝状開口部７および８
を相互にずらして形成し、例えば、図において下側の開
口部８に、円筒内において一端を支持部材１２に支持さ
れ他端の先端部１０を半ば切除した偏平板状の巻心部材
２を貫通して巻心構成体Ｂを形成し、巻心構成体Ａ及び
Ｂを、互いに対面させ、構成体Ａの巻心部材１の先端部
９を構成体Ｂの巻心ガイド４の上側の開口部７に、構成
体Ｂの巻心部材２の先端部１０を構成体Ａの巻心ガイド
３の下側の開口部６に、それぞれ相互に出入自在にスラ
イドするごとく挿入して構成されている。
とく、円筒状の巻心ガイド３の底面の中心部に隣接して
平行する２個の溝状開口部５および６を相互にずらして
形成し、例えば、図において上側の開口部５に、円筒内
において一端を支持部材１１に支持され他端の先端部９
を半ば切除した偏平板状の巻心部材１を貫通して巻心構
成体Ａを形成し、また、円筒状の巻心ガイド４の底面の
中心部に隣接して平行する２個の溝状開口部７および８
を相互にずらして形成し、例えば、図において下側の開
口部８に、円筒内において一端を支持部材１２に支持さ
れ他端の先端部１０を半ば切除した偏平板状の巻心部材
２を貫通して巻心構成体Ｂを形成し、巻心構成体Ａ及び
Ｂを、互いに対面させ、構成体Ａの巻心部材１の先端部
９を構成体Ｂの巻心ガイド４の上側の開口部７に、構成
体Ｂの巻心部材２の先端部１０を構成体Ａの巻心ガイド
３の下側の開口部６に、それぞれ相互に出入自在にスラ
イドするごとく挿入して構成されている。
【０００６】このように、本発明の偏平型巻心において
は、巻心ガイド３の底面の溝状開口部５および６は相互
にずれて形成されており、また巻心ガイド４の底面の溝
状開口部７および８も相互にずれて形成されているた
め、巻心部材１と巻心部材２は長手方向において、全体
的には相互にずれた態様で隣接している。
は、巻心ガイド３の底面の溝状開口部５および６は相互
にずれて形成されており、また巻心ガイド４の底面の溝
状開口部７および８も相互にずれて形成されているた
め、巻心部材１と巻心部材２は長手方向において、全体
的には相互にずれた態様で隣接している。
【０００７】したがって、巻心部材１および２が図２の
矢印の方向に前進し切った状態においては、巻心部材１
と巻心部材２とから成る巻心の巾方向の寸法は、図４に
示すようにＸとなり、巻心部材１および２が図１のごと
く円筒内に後退した状態においこは、巻心部材の先端部
が細くなっているため、巻心の巾方向の寸法は、図５に
示すようにＹとなる。
矢印の方向に前進し切った状態においては、巻心部材１
と巻心部材２とから成る巻心の巾方向の寸法は、図４に
示すようにＸとなり、巻心部材１および２が図１のごと
く円筒内に後退した状態においこは、巻心部材の先端部
が細くなっているため、巻心の巾方向の寸法は、図５に
示すようにＹとなる。
【０００８】
【作用効果】本発明の偏平形巻心は、図４に示す状態に
おいて素子の巻き取りが行われ、巻き取り終了の段階で
図５に示す状態において素子が引き抜かれるので、巻取
素子の最内周の材料のずれ、所謂「抜きべそ」の発生を
防止することができる。本発明の偏平型巻心は、このよ
うな格別顕著な作用効果を有し、従来の丸形巻心および
単なる偏平型巻心における問題点を解決することができ
た。
おいて素子の巻き取りが行われ、巻き取り終了の段階で
図５に示す状態において素子が引き抜かれるので、巻取
素子の最内周の材料のずれ、所謂「抜きべそ」の発生を
防止することができる。本発明の偏平型巻心は、このよ
うな格別顕著な作用効果を有し、従来の丸形巻心および
単なる偏平型巻心における問題点を解決することができ
た。
【図１】本発明の偏平形巻心における巻心構成体の概要
説明図。
説明図。
【図２】木発明の偏平形巻心の巻き取り状態における概
要説明図。
要説明図。
【図３】本発明の偏平形巻心の図式説明図。
【図４】本発明の偏平形巻心の図２における断面図。
【図５】本発明の偏平形巻心の図１における巻心部材１
と２の重なり部分の断面図。
と２の重なり部分の断面図。
１ 巻心部材 ２ 巻心部材 ３ 巻心部材１の巻心ガイド ４ 巻心部材２の巻心ガイド ５ 巻心ガイド３の溝状開口部 ６ 巻心ガイド３の溝状開口部 ７ 巻心ガイド４の溝状開口部 ８ 巻心ガイド４の溝状開口部 ９ 巻心部材１の先端部 １０ 巻心部材２の先端部 １１ 巻心部材１の支持部材 １２ 巻心部材２の支持部材
Claims (1)
- 【請求項１】円筒状の巻心ガイド３の底面に中心部に隣
接して平行する２個の溝状開口部５および６を相互にず
らして形成し、開口部５および６のいづれかに、円筒内
において一端を支持部材１１に支持され他端の先端部９
を半ば切除した偏平板状の巻心部材１を貫通させて巻心
構成体Ａを形成し、円筒状の巻心ガイド４の底面に中心
部に隣接して平行する２個の溝状開口部７および８を相
互にずらして形成し、開口部７および８のいづれかに、
円筒内において一端を支持部材１２に支持され他端の先
端部１０を半ば切除した偏平板状の巻心部材２を貫通さ
せて巻心構成体Ｂを形成し、巻心構成体Ａ及びＢを互い
に対向させ、巻心部材１の先端部９を巻心ガイド４の開
口部７および８のいづれかに、巻心部材２の先端部１０
を巻心ガイド３の開口部５および６のいづれかに、相互
にスライドするごとく挿入して形成されたことを特徴と
する偏平素子巻回用の偏平型巻心。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20267995A JP3467496B2 (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 偏平型巻心 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20267995A JP3467496B2 (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 偏平型巻心 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0922856A true JPH0922856A (ja) | 1997-01-21 |
| JP3467496B2 JP3467496B2 (ja) | 2003-11-17 |
Family
ID=16461364
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20267995A Expired - Fee Related JP3467496B2 (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 偏平型巻心 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3467496B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007022740A (ja) * | 2005-07-15 | 2007-02-01 | Nec Tokin Corp | 巻軸 |
| JP2009234788A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Tdk Corp | 電極巻回装置 |
| JP2011134634A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Hitachi Vehicle Energy Ltd | 捲回式角形電池 |
-
1995
- 1995-07-05 JP JP20267995A patent/JP3467496B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007022740A (ja) * | 2005-07-15 | 2007-02-01 | Nec Tokin Corp | 巻軸 |
| JP4605779B2 (ja) * | 2005-07-15 | 2011-01-05 | Ｎｅｃトーキン株式会社 | 巻軸 |
| JP2009234788A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Tdk Corp | 電極巻回装置 |
| JP2011134634A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Hitachi Vehicle Energy Ltd | 捲回式角形電池 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3467496B2 (ja) | 2003-11-17 |
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Legal Events
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