JPH09227592A - 新規ペプチド - Google Patents

新規ペプチド

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JPH09227592A
JPH09227592A JP9068925A JP6892597A JPH09227592A JP H09227592 A JPH09227592 A JP H09227592A JP 9068925 A JP9068925 A JP 9068925A JP 6892597 A JP6892597 A JP 6892597A JP H09227592 A JPH09227592 A JP H09227592A
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JP
Japan
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fmoc
peptide
glu
gly
boc
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JP9068925A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Osawa
利昭 大澤
Naonobu Yoshizuka
直伸 吉塚
Masaaki Yoshimura
政哲 吉村
Eisaku Yoshida
栄作 吉田
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 次に示すアミノ酸配列で有するペプチド
又はその塩。 H-Trp-Leu-Gly-Arg-X-Asp-Gly-Ser-Glu-OH又はH-Arg-Le
u-Gly-Arg-X-Asp-Gly-Ser-Glu-OH (ここでXはGlu又はGlnを表わす。) 【効果】 本ペプチドはすぐれたマクロファージ走化活
性を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生理活性ペプチド、
更に詳しくはマクロファージ走化活性を有する新規ペプ
チドに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、マクロファージ走化性因子
(以下MCFと略す)は、リンパ球及びリンパ球系株化
細胞から特異的または非特異的に分泌されるマクロファ
ージ走化活性を有するリンフォカインの一種として知ら
れている。たとえば、末梢血リンパ球(以下PBLと略
す)をレクチンたとえばフィトヘムアグルチニン(以下
PHAと略す)で刺激した後、その刺激リンパ球を培養
した上清には高いマクロファージ走化活性が認められる
ことは既に知られている。さらに永続生存性を持たせる
ために白血病細胞株と上記刺激リンパ球を融合させて得
られたハイブリドーマの培養上清にもマクロファージ走
化活性が認められる(特開昭60−181018号公
報)。
【0003】一方、遅延型過敏症において、感作動物に
惹起反応を生じさせ、皮膚反応が最大となる約48時間
後において、その組織中にリンパ球の他マクロファージ
の浸潤が著明であることから、遅延型過敏症発症におい
てMCFの関与が考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、MCFは
反応局所にマクロファージを集合させる活性を有するこ
とで定義されるので、抗腫瘍剤として医薬への応用が期
待されている。しかし、上記リンパ球の培養上清中に
も、惹起反応を生じさせた皮膚中にも、いずれにもMC
Fの濃度は低く、未だその構造は明らかとなっていな
い。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、MCF活
性を有する化合物について解析を進めてきた結果、特定
のアミノ酸配列を有するペプチドが高いMCF活性を有
することを見出し、本発明に至った。
【0006】すなわち、本発明は、アミノ酸がペプチド
結合によりTrp-Leu-Gly-Arg-Glu-(又はGln)-Arg-Gly-Se
r-Glu又はArg-Leu-Gly-Arg-Glu(又はGln)-Asp-Gly-Ser-
Gluの順で配列している新規ペプチドに関するものであ
る。以下、本発明について詳述する。
【0007】本発明の新規ペプチドは高いMCF活性を
有しており、遅延型過敏症の研究用試薬、更には抗腫瘍
剤としての医薬用途に有効に用いられる。
【0008】本発明のペプチドは、生体試料又はその
培養物を用いる生化学的な方法、あるいは化学的にア
ミノ酸を順次結合させる化学合成法によって製造され
る。
【0009】 生体試料又はその培養物を用いる生化
学的な方法
【0010】a)ヒト末梢血リンパ球を用いる方法 本発明の新規ペプチドを製造する原料としては、ヒト末
梢血リンパ球(以下PBLと略す)を用いる方法があ
る。PBLは、ヒト末梢血を用い、比重によってリンパ
球を分離する方法によって取得される。すなわちシグマ
社Histohypaque液やファルマシア社製FicolやPercoll液
の適当な比重液に末梢血を重層し、例えば1500rp
m×20minの強さの遠心をかけると、リンパ球が豊
富な画分を得ることができる。この画分をプラスチック
シャーレにはりつけ、非付着細胞をリンパ球として用い
ることもできる。
【0011】本発明のペプチドを製造するには、通常用
いられる培地たとえば10%牛胎児血清(FCS)含有R
PMI1640培地にPBLを浮遊させ、レクチン(コ
ンカナバリンAやフィトヘムアグルチニンなど)を加え
て培養されるが、例えば20hrなど適当な時間培養し
ておいたリンパ球を用いる方が培養効率がよいのでより
好ましい。
【0012】本発明のペプチドを得るためには、PBL
を無血清培地に再懸濁させ、通常の培養方法、たとえば
5%CO2存在下37℃で1時間から数日間培養する方
法で培養したのち、その上清液を用いる。PBLの無血
清培地への再懸濁、培養を行なわないで、PBL細胞を
そのまま破壊し、比較的大きな細胞器官を除くための遠
心分離を行なってその上清液(セルライセート)を用い
ることもできる。この際の遠心分離は、例えば10,0
00Xg、20分程度行なえば良い。
【0013】PBLの培養上清又はセルライセートから
本発明のペプチドを得るには、まず、培養上清又はセル
ライセートから限外ろ過など分子のサイズでわける方法
を用いて高分子画分を除く。この溶液を陰イオン交換体
に吸着させ、塩濃度を上昇させることによりペプチドを
溶出させることができる。尚用いる陰イオン交換体はD
EAE(ジエチルアミノエチル交換体)やQAE(第4
級アミノエチル交換体)さらに、ファルマシア社製Mo
no Qなども用いることができる。
【0014】さらに、ここに得られる活性画分を、陽イ
オン交換体に吸着させ、塩濃度を上昇させることにより
溶出させることができる。尚、用いる陽イオン交換体は
ファルマシア社製Mono Sやカルボキシメチル交換
体などを用いることができる。さらに、ここに得られる
活性画分を逆相クロマトグラフィーに供与し、通常アセ
トニトリルなどの有機溶媒の濃度を上昇させることによ
って溶出してほぼ純粋なペプチドを得ることができる。
【0015】b)株化されている細胞を用いる方法 本発明の新規ペプチドを製造する原料としては、株化さ
れている細胞を用いることができる。原料としての効率
を考慮に入れなければ、白血病細胞株CEMなどを用い
ることもできるが、末梢血リンパ球と白血病細胞株のハ
イブリドーマを用いた方が、本発明のペプチドを効率よ
く製造することができるので好ましい。株化された細胞
を用いて本発明のペプチドを製造するには、PBLを用
いて本発明のペプチドを製造する際に採用した手順をそ
のまま採用することができる。
【0016】 化学的にアミノ酸を順次結合させる化
学合成法 ペプチドの化学合成法としては、固相合成法が広く用い
られている。本発明のペプチド類を合成する際にも、こ
の方法を用いることができる。
【0017】固相合成法においては、種々のアミノ酸部
分の反応性側鎖を適当な保護基で保護することにより、
保護基が最後に除去されるまで反応性側鎖で起こる可能
性のある化学反応を防止することができる。例えば、A
sp、Gluにおける側鎖保護基としては、OBzl、
OtBuを用いることができ、Ser、Thr、Tyr
における側鎖保護基としてBzl、Br−Z、tBuを
用いることができる。また、LysにおいてはCl−
Z、Tosが、ArgにおいてTos、MTS、Mtr
が、HisにおいてTos、DNP、Trt・OHが、
TrpにおいてCHOが、Cysにおいては4−MeB
zl、4−MeOBzlが側鎖保護基として用いられ
る。Metはスルホキシドの形で保護することができ
る。
【0018】固相合成法としては、Boc法、Fmoc
法が代表的であり、どちらの方法も本発明のペプチド類
合成の際に利用できる。固相合成は、例えば、α−アミ
ノ保護アミノ酸を用いてペプチドのC−末端から開始す
ることができる。適当な出発材料は、例えば必要なα−
アミノ保護アミノ酸をクロロメチル樹脂、オキシメチル
樹脂、ベンズヒドリルアミン樹脂に付加することにより
調製できる。また、α−アミノ基及び側鎖基が保護され
たアミノ酸の付加した4(オキシメチル)フェニルアセ
タミドメチル樹脂が市販されており、本発明のペプチド
類合成の際にも使用することができる。また、本発明の
ペプチド類は、自動固相合成機を利用しても合成するこ
とができる。
【0019】典型的なBoc法ペプチド合成の工程を示
す。例えば、出発材料として、α−アミノ基をBoc基
で保護したアミノ酸樹脂を使用する。
【0020】1.DCMで洗浄(3回) 2.TFA/DCMで脱Boc化 3.DCMで洗浄(3回) 4.DIEA/DMFで中和 5.DMFで洗浄(5回) 6.Bocアミノ酸無水物と反応 7.DCMで洗浄(5回) 8.工程2〜7の繰り返し 9.DCMで洗浄(2回) 10.Arガスで乾燥 11.アニソール/メチルエチルスルフィド添加 12.−70℃でHFを添加、−20℃/30分、0℃
/30分反応 13.HFを留去 14.クロロホルム・エーテルで洗浄(3回) 15.5N−酢酸水溶液で合成ペプチドを抽出 16.合成ペプチドをHPLCにて精製
【0021】典型的なFmoc法ペプチド合成の工程を
示す。例えば、出発材料として、α−アミノ基をBoc
基で保護したアミノ酸樹脂を使用する。
【0022】1.DCMで洗浄(3回) 2.TFA/DCMで脱Boc化 3.DCMで洗浄(3回) 4.DMFで洗浄(3回) 5.Fmocアミノ酸無水物と反応 6.DMFで洗浄(5回) 7.ピペリジン/DMFで脱Fmoc化 8.工程4〜7の繰り返し 9.DMFで洗浄(5回) 10.DCMで洗浄(2回) 11.Arガスで乾燥 12.アニソール/メチルエチルスルフィド/1,2エ
タンジチオール添加 13.−70℃でHFを添加、−20℃/30分、0℃
/30分反応 14.HFを留去 15.クロロホルム・エーテルで洗浄(3回) 16.5N−酢酸水溶液で合成ペプチドを抽出 17.合成ペプチドをHPLCにて精製
【0023】以下、実施例により、本発明を更に詳細に
説明する。尚、アミノ酸、ペプチド、保護基、活性基等
が本明細書において記号で示される場合、IUPAC及
びIUPにより測定された或るいは、ペプチド化学の分
野で使用される通常の記号を用いる。記号の例は、次の
通りである。
【0024】L−Ala…L−アラニン L−Arg…L−アルギニン L−Asn…L−アスパラギン L−Asp…L−アスパラギン酸 L−Cys…L−システイン L−Gln…L−グルタミン L−Glu…L−グルタミン酸 Gly… …グリシン L−His…L−ヒスチジン L−Ile…L−イソロイシン L−Leu…L−ロイシン L−Lys…L−リジン L−Met…L−メチオニン L−Phe…L−フェニルアラニン L−Pro…L−プロリン L−Ser…L−セリン L−Thr…L−スレオニン L−Trp…L−トリプトファン L−Tyr…L−タイロシン L−Val…L−バリン
【0025】D−Ala…D−アラニン D−Arg…D−アルギニン D−Asn…D−アスパラギン D−Asp…D−アスパラギン酸 D−Cys…D−システイン D−Gln…D−グルタミン D−Glu…D−グルタミン酸 D−His…D−ヒスチジン D−Ile…D−イソロイシン D−Leu…D−ロイシン D−Lys…D−リジン D−Met…D−メチオニン D−Nle…D−ノルロイシン D−Phe…D−フェニルアラニン D−Pro…D−プロリン D−Ser…D−セリン D−Thr…D−スレオニン D−Trp…D−トリプトファン D−Tyr…D−タイロシン D−Val…D−バリン
【0026】HPLC…高速液体クロマトグラフィー ODSカラム…C18カラム HMPレジン…ヒドロキシメチルフェノキシ酢酸レジン
(樹脂) PAMレジン…フェニルアセタミドレジン(樹脂) BHAレジン…ベンズヒドリルアミンレジン(樹脂) DCM…ジクロロメタン DMF…ジメチルホルムアミド TFA…トリフルオロ酢酸 Arガス…アルゴンガス Bzl…ベンジル基 tBu…t−ブチル基 Z… …ベンジルオキシカルボニル基 Boc…ブチルオキシカルボニル基 Tos…トシル基 MTS…メシチレン−二−スルホニル基 Trt…トリチル基 DNP…2,4−ジニトロフェニル基 Mtr…4−メトキシ−2,3,6−トリメチルベンゼ
ンスルホニル基 Fmoc…9−フルオレニルメトキシカルボニル基
【0027】以下に実施例を示して本発明をより詳細に
説明する。尚、実施例におけるマクロファージ走化活性
の測定は次の如く行なった。
【0028】あらかじめ3〜4日前に、腹腔内に流動パ
ラフィンを注入したモルモットから採取した腹腔浸出細
胞(通常95%以上マクロファージ)をマクロファージ
として2×106/mlの細胞濃度で用いた。48穴ケ
モタキシスチャンバーの下室に活性を測定する試料を入
れ、ポアサイズ5μmのポリカーボネート膜をその上に
載せ、上室にマクロファージ懸濁液を入れCO2インキ
ュベーター内で37℃、90min、インキュベートし
た。インキュベート後、非遊走面の付着細胞を除き、固
定、ギムザ染色、封入処理を行い、遊走面の細胞数を顕
微鏡下(×400)で計測し、MCF活性とした。
【0029】また、株化された細胞として本発明ではM
CF−A51株を用いたが、その調製法を以下に示す。
【0030】(ヒトT細胞ハイブリドーマ調製法)T細
胞は、免疫系を制御する因子の他に、様々な生理活性を
示すと考え得る各種のリンホカインを産生する事が知ら
れているが、近年、このT細胞においても細胞融合の技
術を用いてハイブリドーマを作成しようとする試みがな
されている。その中でヒトT細胞ハイブリドーマ作成に
関しては、小林らによって開発されたエメチン、アクチ
ノマイシン法(J. Immunology 128, 2714(1982))は、
融合効率が高く、高頻度でハイブリドーマを取得し得る
事が知られている。
【0031】ヒトT細胞ハイブリドーマ MCF−A5
1株の親株であるヒト急性T細胞白血病細胞株CEM−
11は、Kobayashi, Y, et al(J. Immunol., 128 2714
1982)及びHiguchi, M. et al(Cell, Immunol., 78, 2
57 1983)によって発表されたもので、入手可能なもの
である。
【0032】MCF−A51株は、ヒト急性T細胞白血
病細胞株CEM−11とフィトヘムアグルチニン(PH
A)で刺激したヒト末梢血リンパ球をエメチン、アチノ
マイシン法によって融合させて得られたもので、融合株
の確認は培養液のマクロファージ走化活性の測定(前
述)によって行なわれた。
【0033】PBLを1×108/mlの割合でPHA
−P(マイルス社製PHA)(10μg/ml)存在下
で、RPMI1640(10%FCS(仔牛血清))培
養液にて37℃、5%CO2インキュベータ中で2日間
培養した。その後、リンパ球のブラスト化が起っている
事を確認し、遠心分離(1000rpm、5min)
し、細胞を0.1Mラクトース溶液に分散させ、30分
間37℃に保存し、さらに遠心洗浄(1000rpm、
5min)し、PHA−Pによる細胞凝集を除去した。
この様にして調製した末梢血リンパ球を融合に使用す
る。
【0034】一方、ヒト急性T細胞白血病細胞株CEM
−11をRPMI1640(無血清)に分散させ、エメ
チン5×10-5M、アクチノマイシンD 0.25μg
/ml存在条件下で、37℃2時間保存し、リン酸等張
バッファー(PBS)にて3回洗浄した。この細胞と、
前述の末梢血リンパ細胞を1:10の割合で混合し、ゆ
るいペレットを作り、この中に45%ポリエチレングリ
コール−4000と、ポリ−L−アルギニン5μg/m
lの溶液を37℃の条件下で徐々に入れて融合した。遠
心分離(800rpm、4分)後、上清を十分に除去
し、RPMI1640(10%FCS、2mMグルタミ
ン、5×10-5M、2−メルカプトエタノール)中に1
×109/ml割合で分散させ、この0.1mlを96
well(穴)フラットマイクロプレートに入れた。さ
らにフィーダー細胞として、マイトマイシン−C処理
(5μg/ml)した細胞株CEM−5を4×105
mlの割合で0.1ml加えた。このプレートを37
℃、5%CO2の条件下培養した。その後、約1日おき
に培養液を交換し、約2週間後、ハイブリドーマを取得
した。
【0035】マクロファージ走化性因子を単クローン性
の因子として取得するため、マクロファージ走化活性の
高いハイブリドーマのクローニングを限界希釈法にて行
った。すなわち、96wellのフラットマイクロプレ
ートを用い、0.5/wellの割合で希釈したハイブ
リドーマ分散液をまき、マイトマイシンC処理した細胞
株CEM−11をフィーダー細胞として入れ、37℃5
%CO2の条件下で2週間放置し、39コのクローンを
得た。
【0036】これらのハイブリドーマクローンの培養上
清を前述の方法に従ってマクロファージ走化活性を測定
し、高い走化活性を示したハイブリドーマクローンをM
CF−A51株として用いた。
【0037】
【実施例1】ヒトT細胞ハイブリドーマ MCF−A5
1株をHanks'培地に5×105/mlとなるように分散
し、37℃90分間5%CO2存在下インキュベートし
た。この培養液を遠心分離(1000rpm×5mi
n)することで培養上清を得た。この上清をアミコン社
製限外ろ過膜UM10を通過させ、そのろ液を、5mM
HEPES(N−2−ハイドロキシエチルピペラジン−
N′−2−エタンスルホン酸)pH8.0(緩衝液A)
であらかじめ緩衝化させてあるSephadex A-25カラムに
供与し、その後、緩衝液Aで十分に洗浄し、0.2M塩
化ナトリウムを含む緩衝液Aおよび0.5M塩化ナトリ
ウムを含む緩衝液Aで段階的に溶出すると、マクロファ
ージ走化活性は0.5M塩化ナトリウム溶出画分に含ま
れる。
【0038】さらに、この画分を10mM HEPES
pH7.2(緩衝液B)であらかじめ緩衝化している
Mono S(ファルマシア社製)カラムに供与し、緩
衝液Bで十分に洗浄後、塩化ナトリウム濃度を2Mまで
の直線的濃度勾配溶出法によって溶出させると活性は約
1M付近の画分に溶出される。
【0039】さらにこの画分を1mM酢酸緩衝液pH
5.7で平衡化されている逆相カラムODS−120T
(東ソー社製)に供与し、十分に洗浄後、アセトニトリ
ル濃度を直線的に上昇させることにより溶出させ、21
5nmの吸光度でペプチドの溶出状況をモニターし、得
られたピークの活性を測定したところ約25%アセトニ
トリル溶出位置のピークに活性を認めた。本画分を精製
MCFとして用いる。
【0040】
【実施例2】実施例1で用いたのと同じA51株を、Ha
nks'培地で洗浄後、高圧窒素ガス細胞破砕法により、細
胞を破砕した後、遠心(10,000×g、20mi
n)し、得られた上清をさらに150,000×g、2
7hrの遠心によって上清とペレットに分離した。その
沈澱画分を5mM HEPES pH8.0(緩衝液A)
に懸濁し、超音波処理後、再度60,000×g 1h
rの遠心を行ない上清を得た。この上清を限外ろ過膜U
M10(アミコン社製)を用いろ過後、そのろ液を緩衝
液Aであらかじめ緩衝化させてあるSephadex A-25カラ
ムに供与し、その後、緩衝液Aで十分に洗浄し、0.2
M塩化ナトリウムを含む緩衝液Aおよび0.5M塩化ナ
トリウムを含む緩衝液Aで段階的に溶出すると、マクロ
ファージ走化活性は0.5M塩化ナトリウム溶出画分に
含まれる。この結果は図1に示される。
【0041】さらに、この画分を10mM HEPES
pH7.2(緩衝液B)であらかじめ緩衝化している
Mono S(ファルマシア社製)カラムに供与し、緩
衝液Bで十分洗浄後、塩化ナトリウム濃度を2Mまでの
直線的濃度勾配溶出法によって溶出させると活性は約1
M付近の画分に溶出される。この結果は図2に示され
る。
【0042】さらにこの画分を1mM酢酸緩衝液pH
5.7で平衡化されている逆相カラムODS−80TM
(東ソー社製)に供与し、十分に洗浄後、アセトニトリ
ル濃度を直線的に上昇させることにより溶出させ、21
5nmの吸光度でペプチドの溶出状況をモニターし、得
られたピークの活性を測定したところ、約25%アセト
ニトリル溶出位置のピークに活性を認めた。(図3に示
す)本画分のペプチドを気相シークェンサー(ABI社
製モデル477A型)を用いその構造を解析したとこ
ろ、Trp-Leu-Gly-Arg-X-Asp-Gly-Ser-Glu又は、Arg-Leu
-Gly-X-Asp-Gly-Ser-Gluであった。アミノ酸組成分析の
結果から、XはいずれもGlu又はGlnである。
【0043】ただし、アミノ酸の略号は次の通りであ
る。
【0044】実施例3は、中間体の合成を示し、実施例
4〜13は、ペプチド自動合成機(ABI社製430A
型)を用いた固相合成法による本発明ペプチド類の合
成、物性値(HPLCの保持時間)、プロトン−NMR
のスペクトルを示す(図4〜図12)。
【0045】本発明のペプチド類は、精製後或いは脱保
護の後精製後、プロテインシークエンサー(ABI社製
477A型)にて配列を確認した。
【0046】
【実施例3】 Fmoc−D−Nle−OH D−Nle−OH(1.01g)を30mlの10%N
aCO3及び10mlのジオキサンに溶解させた。攪拌
しながら0℃にてジオキサン10mlに溶解させたFm
oc−Cl(2.0g)を加えた。室温で2時間攪拌
後、水400mlを加え、エーテル200mlで2回、
副生成物を除去するため抽出操作を行った。水層には氷
を加え、濃塩酸を用いて中和し、酢酸エチルで抽出後、
水で洗浄した。エーテルから再結晶することにより、F
moc−D−Nle−OHを933mg得た。
【0047】
【実施例4】 H-L-Trp-L-Leu-Gly-L-Arg-L-Glu-L-Asp-Gly-L-Ser-L-Gl
u-OH
【0048】Boc−L−Glu(OBzl)−PAM
レジンをL−Glu−OHを基準にして0.5mmol
用い、Boc法ペプチド合成の工程に従って、順次Bo
c−L−アミノ酸を縮合させた。用いたBoc試薬は、
以下の通りである。
【0049】Boc−L−Trp−OH Boc−L−Leu−OH Boc−Gly−OH Boc−L−Arg(Tos)−OH Boc−L−Glu(OBzl)−OH Boc−L−Asp(OBzl)−OH Boc−L−Ser(Bzl)−OH
【0050】本ペプチドは、HPLCにより精製した。
条件は、以下の通りである。 ODSカラム(20×250)山村化学社製 移動相;A:水(0.1%TFA) B:アセトニトリル(0.1%TFA) A:B=100:0から10:90のリニアーグラジエ
ント(60分) 流速;7ml/分 本ペプチドの保持時間は、21.3分であった。 収量212mg、収率40.5%
【0051】
【実施例5】 H-L-Trp-L-Leu-Gly-L-Arg-L-Glu-L-Asp-Gly-L-Ser-L-Gl
u-OH
【0052】Boc−L−Glu(OBzl)−PAM
レジンをL−Glu−OHを基準にして0.5mmol
用い、Fmoc法ペプチド合成の工程に従って、順次F
moc−L−アミノ酸を縮合させた。用いたFmoc試
薬は、以下の通りである。
【0053】Fmoc−L−Trp−OH Fmoc−L−Leu−OH Fmoc−Gly−OH Fmoc−L−Arg(Mtr)−OH Fmoc−L−Glu(OtBu)−OH Fmoc−L−Asp(OtBu)−OH Fmoc−L−Ser(tBu)−OH
【0054】本ペプチドは、HPLCにより精製した。
条件は、以下の通りである。 ODSカラム(19×300)Waters社製 移動相;A:水(0.1%TFA) B:アセトニトリル(0.1%TFA) A:B=95:5から5:95のリニアーグラジエント
(60分) 流速;6ml/分 本ペプチドの保持時間は、25.3分であった。 収量187mg、収率35.7%
【0055】
【実施例6】 H-L-Trp-L-Leu-Gly-L-Arg-L-Gln-L-Asp-Gly-L-Ser-L-Gl
u-OH
【0056】Boc−L−Glu(OBzl)−PAM
レジンをL−Glu−OHを基準にして0.5mmol
用い、Boc法ペプチド合成の工程に従って、順次Bo
c−L−アミノ酸を縮合させた。用いたBoc試薬は、
以下の通りである。
【0057】Boc−L−Trp−OH Boc−L−Leu−OH Boc−Gly−OH Boc−L−Arg(Tos)−OH Boc−L−Gln−OH Boc−L−Asp(OBzl)−OH Boc−L−Ser(Bzl)−OH
【0058】本ペプチドは、HPLCにより精製した。
条件は、以下の通りである。 ODSカラム(19×300)Waters社製 移動相;A:水(0.1%TFA) B:アセトニトリル(0.1%TFA) A:B=95:5から5:95のリニアーグラジエント
(60分) 流速;6ml/分 本ペプチドの保持時間は、22.0分であった。 収量194mg、収率37.1%
【0059】
【実施例7】 H-L-Trp-L-Leu-Gly-D-Arg-L-Glu-L-Asp-Gly-L-Ser-L-Gl
u-OH
【0060】Boc−L−Glu(OBzl)−PAM
レジンをL−Glu−OHを基準にして0.5mmol
用い、Fmoc法ペプチド合成の工程に従って、順次F
mocアミノ酸を縮合させた。用いたFmoc試薬は、
以下の通りである。
【0061】Fmoc−L−Trp−OH Fmoc−L−Leu−OH Fmoc−Gly−OH Fmoc−D−Arg(Mtr)−OH Fmoc−L−Glu(OtBu)−OH Fmoc−L−Asp(OtBu)−OH Fmoc−L−Ser(tBu)−OH
【0062】本ペプチドは、HPLCにより精製した。
条件は、以下の通りである。 ODSカラム(19×300)Waters社製 移動相;A:水(0.1%TFA) B:アセトニトリル(0.1%TFA) A:B=95:5から5:95のリニアーグラジエント
(60分) 流速;6ml/分 本ペプチドの保持時間は、25.0分であった。 収量274mg、収率52.3%
【0063】
【実施例8】 H-D-Trp-L-Leu-Gly-L-Arg-L-Glu-L-Asp-Gly-L-Ser-L-Gl
u-OH
【0064】Boc−L−Glu(OBzl)−PAM
レジンをL−Glu−OHを基準にして0.5mmol
用い、Fmoc法ペプチド合成の工程に従って、順次F
mocアミノ酸を縮合させた。用いたFmoc試薬は、
以下の通りである。
【0065】Fmoc−D−Trp−OH Fmoc−L−Leu−OH Fmoc−Gly−OH Fmoc−L−Arg(Mtr)−OH Fmoc−L−Glu(OtBu)−OH Fmoc−L−Asp(OtBu)−OH Fmoc−L−Ser(tBu)−OH
【0066】本ペプチドは、HPLCにより精製した。
条件は、以下の通りである。 ODSカラム(19×300)Waters社製 移動相;A:水(0.1%TFA) B:アセトニトリル(0.1%TFA) A:B=95:5から5:95のリニアーグラジエント
(60分) 流速;6ml/分 本ペプチドの保持時間は、23.6分であった。 収量268mg、収率51.1%
【0067】
【実施例9】 H-L-Trp-L-Leu-Gly-L-Arg-L-Glu-L-Asp-Gly-D-Ser-L-Gl
u-OH
【0068】Boc−L−Glu(OBzl)−PAM
レジンをL−Glu−OHを基準にして0.5mmol
用い、Fmoc法ペプチド合成の工程に従って、順次F
mocアミノ酸を縮合させた。用いたFmoc試薬は、
以下の通りである。
【0069】Fmoc−L−Trp−OH Fmoc−L−Leu−OH Fmoc−Gly−OH Fmoc−L−Arg(Mtr)−OH Fmoc−L−Glu(OtBu)−OH Fmoc−L−Asp(OtBu)−OH Fmoc−D−Ser(tBu)−OH
【0070】本ペプチドは、HPLCにより精製した。
条件は、以下の通りである。 ODSカラム(19×300)Waters社製 移動相;A:水(0.1%TFA) B:アセトニトリル(0.1%TFA) A:B=95:5から5:95のリニアーグラジエント
(60分) 流速;6ml/分 本ペプチドの保持時間は、24.9分であった。 収量405mg、収率77.3%
【0071】
【実施例10】 H-L-Trp-D-Leu-Gly-L-Arg-L-Glu-L-Asp-Gly-L-Ser-L-Gl
u-OH
【0072】Boc−L−Glu(OBzl)−PAM
レジンをL−Glu−OHを基準にして0.5mmol
用い、Fmoc法ペプチド合成の工程に従って、順次F
mocアミノ酸を縮合させた。用いたFmoc試薬は、
以下の通りである。
【0073】Fmoc−L−Trp−OH Fmoc−D−Leu−OH Fmoc−Gly−OH Fmoc−L−Arg(Mtr)−OH Fmoc−L−Glu(OtBu)−OH Fmoc−L−Asp(OtBu)−OH Fmoc−L−Ser(tBu)−OH
【0074】本ペプチドは、HPLCにより精製した。
条件は、以下の通りである。 ODSカラム(19×300)Waters社製 移動相;A:水(0.1%TFA) B:アセトニトリル(0.1%TFA) A:B=95:5から5:95のリニアーグラジエント
(60分) 流速;6ml/分 本ペプチドの保持時間は、28.6分であった。 収量288mg、収率55.0%
【0075】
【実施例11】 H-L-Trp-L-Leu-Gly-L-Arg-D-Glu-L-Asp-Gly-L-Ser-L-Gl
u-OH
【0076】Boc−L−Glu(OBzl)−PAM
レジンをL−Glu−OHを基準にして0.5mmol
用い、Fmoc法ペプチド合成の工程に従って、順次F
mocアミノ酸を縮合させた。用いたFmoc試薬は、
以下の通りである。
【0077】Fmoc−L−Trp−OH Fmoc−L−Leu−OH Fmoc−Gly−OH Fmoc−L−Arg(Mtr)−OH Fmoc−D−Glu(OtBu)−OH Fmoc−L−Asp(OtBu)−OH Fmoc−L−Ser(tBu)−OH
【0078】本ペプチドは、HPLCにより精製した。
条件は、以下の通りである。 ODSカラム(19×300)Waters社製 移動相;A:水(0.1%TFA) B:アセトニトリル(0.1%TFA) A:B=95:5から5:95のリニアーグラジエント
(60分) 流速;6ml/分 本ペプチドの保持時間は、24.3分であった。 収量180mg、収率36.0%
【0079】
【実施例12】 H-L-Arg-L-Leu-Gly-L-Arg-L-Gln-L-Asp-Gly-OH
【0080】Boc−L−Gly−PAMレジンをL−
Gly−OHを基準にして0.5mmol用い、Fmo
c法ペプチド合成の工程に従って、順次Fmoc−L−
アミノ酸を縮合させた。用いたFmoc試薬は、以下の
通りである。
【0081】Fmoc−L−Arg(Mtr)−OH Fmoc−L−Leu−OH Fmoc−Gly−OH Fmoc−L−Gln−OH Fmoc−L−Asp(OtBu)−OH
【0082】本ペプチドは、HPLCにより精製した。
条件は、以下の通りである。 ODSカラム(19×300)Waters社製 移動相;A:水(0.1%TFA) B:アセトニトリル(0.1%TFA) A:B=95:5から5:95のリニアーグラジエント
(60分) 流速;6ml/分 本ペプチドの保持時間は、19.6分であった。 収量260mg、収率65.0%
【0083】
【実施例13】 H-L-Arg-L-Leu-Gly-L-Arg-L-Gln-L-Asp-L-Lys-OH
【0084】Boc−L−Lys(Cl−Z)−PAM
レジンをL−Lys−OHを基準にして0.5mmol
用い、Fmoc法ペプチド合成の工程に従って、順次F
moc−L−アミノ酸を縮合させた。用いたFmoc試
薬は、以下の通りである。
【0085】Fmoc−L−Arg(Mtr)−OH Fmoc−L−Leu−OH Fmoc−Gly−OH Fmoc−L−Gln−OH Fmoc−L−Asp(OtBu)−OH
【0086】本ペプチドは、HPLCにより精製した。
条件は、以下の通りである。 ODSカラム(19×300)Waters社製 移動相;A:水(0.1%TFA) B:アセトニトリル(0.1%TFA) A:B=95:5から5:95のリニアーグラジエント
(60分) 流速;6ml/分 本ペプチドの保持時間は、24.3分であった。 収量309mg、収率70.9%
【0087】
【実施例14】実施例5で合成されたペプチドを5mM
MgCl2に溶解させ、0.5%FCS含有Hanks'培
養液で適当に希釈したのち、マクロファージ走化活性を
測定したところ高い活性が認められた。測定した相対活
性は次の表1に示される。
【0088】
【表1】
【0089】上記結果から明らかなように、本発明のペ
プチドは、Cu++、Zn++、Ca++、Mn++、Sr++、
Co++、Sn++、Fe+++、Pb++等のイオンを含む溶
液に懸濁して用いても同様に高いMCF活性を示した。
【0090】
【実施例15】本発明に係るマクロファージ走化性良好
物質は、実施例14に記載した試験において、すぐれた
マクロファージ走化活性を示した。その結果を関連ペプ
チドとともに下記表2、表3、表4、表5に示す。
【0091】
【表2】
【0092】
【表3】
【0093】
【表4】
【0094】
【表5】
【0095】
【発明の効果】本発明の新規ペプチドは高いマクロファ
ージ走化活性を有しているため、遅延型過敏症の研究用
試薬として有用であり、更には、抗腫瘍剤としての医薬
用途に有効に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例2における陰イオン交換体DEAE−S
ephadex A−25によるMCFの分離図であ
る。
【図2】MCF濃縮部分の陽イオン交換体Mono S
カラムによる分離図である。
【図3】更に濃縮されたMCF濃縮部分の逆相カラムに
よるMCFの分離図である。
【図4】化合物No.1のNMRスペクトルを示す。
【図5】化合物No.2のNMRスペクトルを示す。
【図6】化合物No.14のNMRスペクトルを示す。
【図7】化合物No.16のNMRスペクトルを示す。
【図8】化合物No.36のNMRスペクトルを示す。
【図9】化合物No.37のNMRスペクトルを示す。
【図10】化合物No.41のNMRスペクトルを示
す。
【図11】化合物No.55のNMRスペクトルを示
す。
【図12】化合物No.57のNMRスペクトルを示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12P 21/02 A61K 37/02 ADU (C12P 21/02 C12R 1:91)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次に示すアミノ酸配列で表わされるペプ
    チド又はその塩。 H-Trp-Leu-Gly-Arg-X-Asp-Gly-Ser-Glu-OH又はH-Arg-Le
    u-Gly-Arg-X-Asp-Gly-Ser-Glu-OH (ここでXはGlu又はGlnを表わす。)
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JPH02138297A (ja) * 1988-07-14 1990-05-28 Kao Corp 新規ペプチド

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