JPH09227092A - 産業車両 - Google Patents

産業車両

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Publication number
JPH09227092A
JPH09227092A JP3999996A JP3999996A JPH09227092A JP H09227092 A JPH09227092 A JP H09227092A JP 3999996 A JP3999996 A JP 3999996A JP 3999996 A JP3999996 A JP 3999996A JP H09227092 A JPH09227092 A JP H09227092A
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JP
Japan
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crawler
triangular
wheel
triangular crawler
industrial vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP3999996A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokihiko Ichikawa
時彦 市川
Kazumasa Okumura
和雅 奥村
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Priority to JP3999996A priority Critical patent/JPH09227092A/ja
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  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォークリフト等の通常はタイヤが装着され
る産業車両において、雪道など滑り易い路面条件での作
業でもスリップを効果的に防止する。 【解決手段】 フォークリフト1の前輪にはタイヤと交
換可能に三角クローラ3が装着されている。三角クロー
ラ3は駆動輪21とその下方前後に左右一対ずつ設けら
れた転輪22,23と、両転輪22,23の中間位置に
設けられた中間転輪48と、各輪21〜23,48に巻
き掛けられた履帯24とを備えている。また、マスト1
2に昇降可能に設けられたリフトブラケット14には、
フォーク18が取付けられたバックレスト17がダンプ
シリンダ15の伸縮駆動により揺動可能に支持されてお
り、バックレスト17にはフォーク18の他に、雪かき
等のかき集め作業用のバケット19が着脱可能に取付け
られている。従って、バケット19を取付ければフォー
クリフト1によっても雪かき作業が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前後輪の少なくと
も一方にクローラを装着したフォークリフトなどの産業
車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、タイヤを装着した産業車両はも
ともとアスファルト等の整地された路面での作業を前提
とし、整地路面ではスピーディな作業をすることができ
る。例えば図8に示すようにフォークリフト91は、前
後輪にタイヤ92を装着し、アスファルトなど路面条件
が良好な作業現場で、フォーク93に積載した荷を搬送
する荷役作業を目的に使用される。フォークリフト91
は屋外での荷役作業に使用されることも多い。
【0003】例えば降雪地で屋外での荷役作業では、路
面が雪のために非常に滑り易くなっている場合、図8に
示すようにタイヤ92にチェーン94を装着してスリッ
プを防止するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、チェーン9
4を装着した場合、路面が少し露出した降雪路面では、
チェーン94が露出した路面にこすれて損傷してしま
う。そのため、路面の降雪状況に応じてチェーン94の
脱着を頻繁にする必要があり、その脱着作業が面倒であ
った。また、チェーン94を装着したとはいえ、タイヤ
92と路面との接地面積は依然小さいため、チェーン9
4によるスリップ防止にも限界がありそのグリップ力は
十分でなかった。
【0005】一方、降雪地では、雪かきを例えばスキッ
ドステアローダのような不整地にも対応できる凹凸の著
しいタイヤパターンを有する専用タイヤを装着した専用
の産業車両を用いて行われる場合がある。しかし、スキ
ッドステアローダは、フォークリフトなど多く出回った
比較的低価格の産業車両に比較すると、価格面で割高で
あるため、雪かきのためわざわざ購入されるまでに至ら
ない。また、フォークリフトは雪かきには使用できな
い。
【0006】産業車両には不整地での作業を目的とし、
前後の車軸に各々設けた駆動輪と従動輪とに長楕円状に
履帯が巻き掛けられたクローラを備えた産業車両(例え
ばフォークリフト)が知られている(実開昭58−30
695号公報、実開平4−49198号公報等)。しか
し、このような産業車両はもともと不整地での作業に使
用されることを前提に製造されたものであり、整地され
たアスファルト等の路面ではタイヤを装着した産業車両
に比較して走行性や操縦性などの面から作業性が劣るこ
とになる。また、これらの産業車両は予めクローラを装
着した構造を前提に設計されているため、構造的にタイ
ヤを装着させることはできない。
【0007】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであって、その第1の目的は、フォークリフト等
の通常はタイヤが装着される産業車両において、降雪地
など滑り易い路面条件での作業をするときでもスリップ
を効果的に防止することができる産業車両を提供するこ
とにある。また、第2の目的は、フォークリフトなど荷
役作業用の産業車両を、雪かき等のバケットを使用して
行われる作業にも利用できるようにその用途の多様性を
図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め請求項1に記載の発明では、車両機台に設けられた前
後の車軸のうち少なくとも一方に、駆動輪とその下方に
少なくとも前後2個の転輪と、該各輪に略三角形状に巻
き掛けられた履帯とを備えた三角クローラを装着した。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の産業車両において、前記車軸はタイヤが装着される
車軸であって、前記三角クローラはタイヤと取り替え可
能に設けられている。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の産業車両において、産業車両の機台に
は前記三角クローラの車軸を中心とする所定以上の揺動
を規制する規制部材が三角クローラの前後に相当する位
置に設けられている。
【0011】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか一項に記載の産業車両において、前記
規制部材の少なくとも一方は、三角クローラが規制部材
に接触するとき、転輪に摺接していない履帯の部位にて
まず当接し、次に転輪に摺接する履帯の部位にて当接す
るように設定されている。
【0012】請求項5に記載の発明では、請求項1〜請
求項4のいずれか一項に記載の産業車両において、前記
車両はフォークリフトである。請求項6に記載の発明で
は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の産業車
両において、前記車両の機台前部には土砂や雪などをす
くい取るためのバケットを備えた作業装置が装備されて
いる。
【0013】請求項7に記載の発明では、請求項1〜請
求項6のいずれか一項に記載の産業車両において、前記
三角クローラは前側の車軸に前輪として装着されてい
る。請求項8に記載の発明では、請求項6に記載の産業
車両において、前記車両はフォークリフトであって、フ
ォークを昇降可能に支持する支持部材には、上下に回動
可能なバケットが着脱可能に取付けられている。
【0014】請求項9に記載の発明では、請求項6又は
請求項7に記載の産業車両において、前記車両はショベ
ルローダである。請求項1に記載の発明によれば、産業
車両の機台に設けられた前後の車軸のうち少なくとも一
方には、駆動輪とその下方に少なくとも前後2個の転輪
と、該各輪に略三角形状に巻き掛けられた履帯とを備え
た三角クローラが装着される。そのため、三角クローラ
により接地面積が広く確保され、降雪地など滑りやすい
路面での作業においてもスリップしなくなる。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、本来タイ
ヤが装着される車軸に三角クローラが取り替え可能に装
着されるので、降雪地など滑りやすい路面での作業にお
いてもチェーンを履くことなくスリップしない。そのた
め、雪の有無など路面状況に応じて行うチェーンの脱着
を頻繁にする必要がなくなる。また、チェーンを履かな
いことからその磨耗の心配も無い。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、走行中に
障害物を乗り越える際、三角クローラは車軸を中心とし
て揺動するが、その揺動時に三角クローラは機台に設け
られた規制部材に当接することにより所定以上の揺動が
規制され、その反転が防止される。また、三角クローラ
が直接機台に当たることが回避されることから、履帯の
破損も防止される。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、三角クロ
ーラが車軸を中心に前後いずれかに揺動して規制部材に
当たる際、三角クローラは規制部材に対して転輪に摺接
していない履帯の部位にてまず当接するため、その時の
履帯の撓みがクッションとなって三角クローラが規制部
材に当たるときの衝撃が緩和される。また、最終的には
履帯の転輪に摺接する部位にて規制部材に当たるため、
三角クローラの揺動が確実に規制されるとともに、履帯
の損傷が抑えられる。
【0018】請求項5に記載の発明によれば、フォーク
リフトにおける荷役作業において、請求項1〜請求項4
のいずれか一項に記載の作用が得られる。請求項6に記
載の発明によれば、車両の機台前部に装備された作業装
置のバケットを用いての土砂や雪などをすくい取る作業
において、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の
作用が得られる。
【0019】請求項7に記載の発明によれば、三角クロ
ーラは前側の車軸に前輪として装着されているため、荷
役作業や、土砂や雪などのすくい取り作業において車両
機台の前側に荷重がかかっても、降雪地の作業において
機台前側が沈み込み難くなり、安定した作業姿勢を確保
し易くなる。また、無負荷時に車両機台の前側荷重が軽
くなったときでも、前輪の接地面積が三角クローラによ
り広く確保されるためスリップが防止される。
【0020】請求項8に記載の発明によれば、バケット
は、フォークリフトにおいてフォークを昇降可能に支持
する支持部材に着脱可能に取付けられるため、フォーク
による荷役作業だけでなく、バケットによる土砂や雪等
のすくい取り作業にフォークリフトを使用することが可
能となる。
【0021】請求項9に記載の発明によれば、ショベル
ローダによる作業においても、請求項6又は請求項7に
記載の作用が得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図5に基づいて説明する。図1に示すよう
に、産業車両としてのフォークリフト1は機台1aの前
後にタイヤを装着するための車軸2a,2bを備えてお
り、その前側の車軸(駆動軸)2aにタイヤの替わりに
三角クローラ3を装着している。この三角クローラ3は
タイヤと取り替え可能となっており、後側の車軸(従動
軸)2bにはタイヤ4がそのまま装着される。
【0023】ピラー5やヘッドガード6で囲まれた運転
室7には、シート8の前方にステアリングホイール9や
各種荷役レバー10が装備されている。機台前部にはテ
ィルトシリンダ11を介して傾動可能に左右一対のマス
ト12が立設されており、その後部にはリフトシリンダ
13が配備されている。リフトシリンダ13が伸縮駆動
されることにより、インナマスト(図示せず)が上昇し
てその上端の滑車に掛装されたチェーンを介してリフト
ブラケット14がマスト12に沿って昇降するようにな
っている。
【0024】リフトブラケット14の前面にはダンプシ
リンダ15が配設されており、リフトブラケット14の
前面下部には連結部材16を介してバックレスト17が
ダンプシリンダ15の伸縮駆動により傾動可能に支持さ
れている。このバックレスト17の下部に左右一対のフ
ォーク18が前方に延出する状態で装着されている。ま
た、バックレスト17の下部両端にはストッパピン17
aが装着されており、バケット19をその上面に溶接固
定する左右一対のサヤフォーク20がその基端部にてス
トッパピン17aにて抜け止め状態に連結されている。
従って、バケット19はバックレスト17に対してスト
ッパピン17aを介して着脱可能となっている。そし
て、荷役レバー10の操作によりダンプシリンダ15が
伸縮駆動されると、バケット19がフォーク18と一体
的に上下に回動し、例えば雪かき等の作業が可能とな
る。
【0025】次に、三角クローラ3の構造を図2〜図3
を用いて説明する。図2に示すように、三角クローラ3
は、駆動輪(スプロケット)21と、転輪としての第1
転輪(前方転輪)22と、転輪としての第2転輪(後方
転輪)23と、駆動輪21及び両転輪22,23に略三
角状をなすように巻き掛けられたゴム製の履帯24とを
備えている。
【0026】履帯24の内周面には所定ピッチで突部2
4aが全周に亘って形成されている。駆動輪21は、図
3に示すように車軸2aに装着されたブレーキドラム2
5の外周面上に突出形成された支持部25aに対し複数
組のボルト26a及びナット26bを介して車軸2aと
一体回転可能に固定されるようになっている。駆動輪2
1にはタイヤとの互換性確保するため支持部25aのボ
ルトピッチに合わせて複数のボルト穴が形成されてい
る。なお、第1転輪22と第2転輪23は同径である。
【0027】駆動輪21は略円盤状の内周部材27と略
リング状の外周部材28とが複数のボルト29により一
体的に固定されてなり、外周部材28をアルミ製とする
ことにより軽量化が図られている。駆動輪21の周縁に
はその周方向に沿って複数の係合部21aが突部24a
のピッチに合わせた所定間隔毎に突設されている。駆動
輪21の駆動力は係合部21aと突部24aとの係合部
を介して履帯24に伝達されるようになっている。
【0028】駆動輪21の中心部には外側(図2の紙面
手前側)に支持部30が突設され、支持部30に嵌合さ
れた軸受31を介して駆動輪21はフレーム32に対し
相対回転可能に支持されている。フレーム32は駆動輪
21の側面を覆うように屈曲形成されている。フレーム
32は、その中央部を形成するとともに支持部30を嵌
挿可能な略有底円筒状をなす内周部材33と、その周縁
部を形成するとともに略リング状をなす外縁部材34か
らなり、これら内周部材33と外縁部材34とが複数の
ボルト35で一体的に固定されてなる。
【0029】フレーム32の上部には、駆動輪21の上
縁部に沿って円弧状に延びるとともに、幅方向に所定間
隔を隔した状態に延出した一対の腕部36aを有するブ
ラケット36が固定されており、各腕部36aにはそれ
ぞれ左右4個ずつ(計16個)のローラ37が転動可能
に設けられている。各ローラ37は幅方向において駆動
輪21の上縁部を挟んだ両側で履帯24の内周面に当接
している。
【0030】第1転輪22は、フレーム32の前側(図
2の左側)において、上下に回動可能に連結されたリン
ク38の先端部に支持された支軸39の両端部に軸受4
0を介して一対配設されている。また、第2転輪23
は、フレーム32の後側(図2の右側)に2本のボルト
41にて固定された支持部材42に対し、連結軸43と
シェアピン44とより連結固定された略L字状のブラケ
ット45に支持された支軸46の両端部に軸受47を介
して一対配設されている。ここで、シェアピン44の強
度は第2転輪23に所定以上の負荷がかかると折れるよ
うに設定されている。
【0031】図2,図4に示すように、第1転輪22と
第2転輪23との中間位置には若干前寄りに中間転輪4
8が設けられている。図4に示すように支持部材42の
下部にはリンク49の基端部が連結軸50を介して支持
部材42の両側部を挟み込む状態で回動可能に支持され
ており、中間転輪48はリンク49の先端部に支持され
ている支軸51の両端部に軸受52を介して一対配設さ
れている。フレーム32の下部には中間転輪48と第2
転輪23との中間位置において、駆動輪21の下縁を覆
うようにその裏面側へ屈曲する延出部32aが形成され
ている。駆動輪21の下縁部を挟んで対峙する延出部3
2aの両側外側面には支持部32bが突出形成されてい
る。
【0032】リンク49は図4に示すように略Y字状の
平板形状をなし、リンク49の長手方向中央付近におけ
る上部には円筒状のゴムからなる弾性部材53が、幅方
向に所定間隔を隔てて左右に2個設けられている。弾性
部材53はリンク49と支持部32bとの間にガイドピ
ン54が挿通された状態で介装されている。ガイドピン
54はその下端部をリンク49に固定するとともに、支
持部32aに対しては相対移動可能に挿通支持されてお
り、リンク49は中間転輪48が履帯24を押圧するよ
うに弾性部材53により下方へ付勢されている。
【0033】中間転輪48を支持する支軸51と、第1
転輪22を支持する支軸39は、長さ調整可能なリンク
55を介して連結されている。図4に示すようにリンク
55は、支軸51に固定された略円筒状の支持部材56
と、支持部材56に回転可能に挿着されたロッド57
と、ロッド57が螺着された状態で支軸39に固定され
る略円筒状の支持部材58とを備えている。ロッド57
の外周面上に形成された六角状の係合部57aにスパナ
等の工具を係合させてロッド57を回動させることによ
りリンク55は長さ調整可能となっており、リンク55
を長さ調整するにより履帯24の張力調整が行われる。
【0034】各リンク38,49,55とフレーム32
とにより四節リンク機構を形成しており、三角クローラ
3が路面に接地する状態では、履帯24の張力と、弾性
部材53の付勢力と、履帯24が路面から受ける抗力と
によって、第1転輪22及び中間転輪48の位置が決ま
るようになっている。
【0035】図2,図3に示すように、駆動輪21が一
対の中間転輪48間の隙間に一部挿入し、駆動輪21と
中間転輪48が側面視で一部重なり合うラップ構造を採
用しており、駆動輪21及び中間転輪48の各径をある
程度大きく確保しつつ三角クローラ3の偏平化を実現し
ている。三角クローラ3を偏平化することによりタイヤ
径との均衡が図られており、タイヤに替えて三角クロー
ラ3を装着しても同じ車高に保持されるようになってい
る。なお、図2は一対の第1転輪22及び中間転輪48
のうち外側に配置されるものを取り外した状態を示して
いる。
【0036】図1に示すように、フォークリフト1には
三角クローラ3が前後に揺動したとき所定以上回動する
ことを規制するため、マッドガード59の内周面下部付
近と、マスト12の外側面とに、それぞれ規制部材とし
てのストッパ60,61が固着されている。ストッパ6
0は、マッドガード59の内周面下部付近で機台1aに
溶接されており、屈曲部が円弧状となった略L字状の金
属製のプレートからなる。ストッパ60は三角クローラ
3が機台1aに対して下向きに回動したときの第2転輪
23の軌跡上にほぼ位置し、ストッパ61は三角クロー
ラ3が機台1aに対して上向きに回動したときの第1転
輪22の軌跡上に位置している。
【0037】図5に示すように、ストッパ60はその下
面側が三角クローラ3と接触する規制面60aとなって
おり、三角クローラ3がストッパ60に当接したときの
履帯24の面に対し、規制面60aをα°(鋭角)だけ
傾斜させた姿勢角に設定されている。そのため、三角ク
ローラ3の後方回動時(下向き時)には、まず履帯24
が第2転輪23との摺接部位から外れた部位にて規制面
60aの先端屈曲部付近に当たり、次に第2転輪23と
摺接した部位が規制面60aに当たるように設定されて
いる。従って、三角クローラ3がストッパ60に当たっ
た初期の衝撃が、その初期の当たり箇所での履帯24の
弾性的な撓みにより緩和されるようになっている。
【0038】一方、ストッパ61は円柱状を有し、マス
ト12の側面に垂直に溶接されて突設されている。三角
クローラ3の前方回動時(上向き時)には、履帯24が
第1転輪22と摺接する部位にてストッパ61の外周面
に当たるようになっている。また、各ストッパ60,6
1は、タイヤ装着時にはタイヤに当たらない位置にあ
り、特にストッパ61はマスト12が傾動してもタイヤ
に当たらないようになっている。
【0039】次に、このフォークリフト1及び三角クロ
ーラ3の作用を説明する。例えば降雪路での作業では、
前輪のタイヤに替えて三角クローラ3を装着する。三角
クローラ3はフォークリフト1の車軸2aに図1に示す
ように第2転輪23が後側となるように取付けられる。
【0040】三角クローラ3を装着したフォークリフト
1がエンジン始動されてクラッチが接続されると車軸2
aが回転し、駆動輪21が一体回転する。この駆動輪2
1の駆動力が係合部21aと突部24aとの係合を介し
て履帯24に伝達されて履帯24が回転し、フォークリ
フト1は走行する。
【0041】三角クローラ3を装着した状態では、駆動
輪である前輪の接地面積が広く確保されるため、雪道で
荷役作業をしてもスリップをほぼ確実に抑えられる。ま
た、荷を積載しない無負荷時には前輪荷重が小さくなる
が、三角クローラ3を前輪に装着しているので無負荷時
にもスリップを抑えられる。
【0042】また、バケット19を用いて雪かきなどの
すくい取り作業(かき取り作業)をするときには、バッ
クレスト17にバケット19を装着する。バケット19
はストッパピン17aを介してバックレスト17の下部
に取付けられる。運転室7で荷役レバー10を操作する
ことによりダンプシリンダ15が伸縮駆動され、バケッ
ト19を上下に揺動操作することでバケット19による
雪かき作業は行われる。
【0043】また、三角クローラ3は前輪として装着さ
れているので、フォーク18上の荷やバケット19内の
雪の重みで前輪荷重が増加しても、前輪が雪の中に比較
的沈み込み難い。そのため、いつも比較的安定な車体姿
勢で作業をすることができる。
【0044】また、走行路面は平坦とは限らず氷結した
凹凸などの障害物がある。障害物を乗り越えるとき、三
角クローラ3はまず第1転輪22が障害物に乗り上がっ
て上向きに回動し、次に第1転輪22が障害物から降り
るとともに第2転輪23が障害物に乗り上がって下向き
に回動する。
【0045】三角クローラ3が上向きに回動したときに
はストッパ61に当たってそれ以上の回動が規制され
る。このとき三角クローラ3は第1転輪22に摺接した
履帯24の部位にてストッパ61の円柱外周面に当た
る。また、三角クローラ3が下向きに回動したときに
は、三角クローラ3がストッパ60の規制面60aに当
たってそれ以上の回動が規制される。ストッパ60,6
1は三角クローラ3との当たり面が円弧面もしくはフラ
ット面に形成されており、三角クローラ3が機台1aに
直接当たることが避けられるので、履帯24の損傷が抑
えられる。
【0046】また、ストッパ60の規制面60aの面の
向きが、三角クローラ3がストッパ61に当接する時の
履帯24の面に対してα°だけ傾斜させて設定されてい
るので、三角クローラ3が下向きに回動したときにまず
三角クローラ3は第2転輪23が摺接していない履帯2
4の部位にて規制面60aの屈曲部付近に当たる。その
ため、三角クローラ3がストッパ60に当たった瞬間に
履帯24がその当たり箇所にて弾性的に撓み、この履帯
24の弾性的な撓みにより三角クローラ3がストッパ6
0に当たったときの衝撃が緩和される。その後、規制面
60aとの当たり面が第2転輪23が摺接した履帯24
の部位へと移行するので、三角クローラ3の下向きへの
回動は、第2転輪23と摺接した履帯24の部位が規制
面60aに当たることで確実に規制される。そのため、
履帯24が機台1aに当たることが確実に防止される。
【0047】このように三角クローラ3がストッパ60
に当たるときに履帯24が弾性的に撓んでクッションと
なることで、障害物を乗り越える際に三角クローラ3が
ストッパ60に当たったときの衝撃が運転者には伝わり
難く、運転者にとって乗り心地がよくなる。また、走行
中に地面上の突起など当たって三角クローラ3がつまづ
いて回動した場合も、ストッパ60,61に当たって所
定以上の回動が阻止されるので、三角クローラ3の反転
が防止される。なお、フォークリフト1をバケット19
を装着して使用する場合、雪かき以外にも、農耕地にお
ける土砂や作物の搬送、家畜の糞のかき集め作業など滑
りやすい走行路面での作業には三角クローラ3が威力を
発揮する。
【0048】以上詳述したように本実施の形態では、以
下に列記する効果が得られる。 (a)フォークリフト1に三角クローラ3を装着するよ
うにし、接地面積を広く確保できるようにしたので、降
雪地など滑りやすい路面での作業において、スリップを
起こさず作業することができる。また、路面上の雪の状
態に応じて頻繁に行う必要があるチェーンの交換作業を
しなくて済む。また、チェーンが不要なことからチェー
ンの摩耗の心配もない。
【0049】(b)バケット19が着脱可能に取付けら
れるため、フォーク18による荷役作業以外にもバケッ
ト19を使用しての雪かき等のすくい取り作業をするこ
とができる。そのため、1台のフォークリフト1により
荷役作業とすくい取り作業の両方をすることができ、フ
ォークリフト1の用途が多様化する。
【0050】(c)スキッドステアローダに比較して多
く出回り車両価格が安価であるフォークリフト1にバケ
ット19を装備し、雪かき等のすくい取り作業もできる
ようにしたので、スキッドステアローダに比較し価格面
で割安な本実施形態のフォークリフト1を雪かき用の産
業車両として求め易くなる。
【0051】(d)フォークリフト1にストッパ60,
61を設け、三角クローラ3が所定以上回動しないよう
にその回動範囲を規制したので、三角クローラ3の反転
を防止できるとともに、機台1aの角部などに当たって
履帯24が傷むことを防止できる。
【0052】(e)三角クローラ3がストッパ60に当
たる際、第2転輪23が摺接した履帯24の部位にまず
当たってから第2転輪23が摺接した履帯の部位へその
当たり面が移行するように、ストッパ60の規制面60
aを履帯24の面に対して所定角度α°だけ傾斜させた
ので、三角クローラ3がストッパ60に当たったときの
衝撃を緩和することができる。
【0053】(f)三角クローラ3を前輪に装着するよ
うにしたので、無負荷時に前輪荷重が小さくなってもス
リップをほぼ確実に抑えることができる。 (g)三角クローラ3を前輪に装着するようにしたの
で、荷物の搬送時や、かき集めた雪や糞等をバケット1
9にすくい取って搬送する際、前輪に荷重がかかること
になるが、前輪の接地面積が広く確保されることから、
前輪が路面上の雪等に沈み込み難くなるので、安定した
作業姿勢を確保できる。
【0054】(h)三角クローラ3を前輪だけに装着す
る関係上、前輪タイヤを三角クローラ3に交換したとき
に車体が傾かないように路面から車軸2aまでの高さ
を、タイヤ装着時と三角クローラ装着時とで合わせる必
要があり、三角クローラ3の偏平化が要求される。この
要求に応えるため本実施形態では、駆動輪21を中間転
輪48間に一部挿入させたラップ構造を採用したので、
駆動輪21及び中間転輪48の径を比較的大きく確保し
つつ、三角クローラ3の偏平化を実現することができ
る。駆動輪21の径が大きく確保されることから、最高
速度及び燃費をタイヤ装着時に比較してさほど悪化させ
ずに済む。また、中間転輪48の径を比較的大きく確保
できることから、履帯24の突起24aとの噛み合い率
が確保され、履帯24の外れ防止に寄与する。中間転輪
48は前後方向に一箇所だけであるが、履帯24との噛
み合い率が高いことから、履帯24の外れは起き難い。
【0055】(i)中間転輪48をフレーム32の下部
の延出部32aから略水平に延ばしたリンク49により
支持した構造を採用したので、中間転輪48を支持する
ための支持部が中間転輪48間に配置する必要がなくな
り、中間転輪48間にラップ構造に必要なスペースを確
保できる。そのため、駆動輪21を中間転輪48にラッ
プさせるラップ構造採用により三角クローラ3の偏平化
を実現できる。
【0056】(j)三角クローラ3が異物を噛み込んだ
ときには、リンク38,49,55によるリンク機構が
車重に抗して変形することにより、第1転輪22及び中
間転輪48が位置変位し、駆動輪21及び各転輪22,
23,48の外接周長さが短くなるように変化する。そ
のため、三角クローラ3が異物を噛み込んでも履帯24
の回転が阻止されることを防止でき、異物の噛み込みが
原因で起こり得る三角クローラ3の反転を防止できる。
【0057】(k)路面上の障害物を乗り越えるときに
も、中間転輪48が弾性部材53の圧縮変形によりリン
ク49を介して弾性的に上方変位するので、障害物を乗
り越え易いうえ、乗り越え時の衝撃も緩和することがで
きる。
【0058】(l)異物を噛み込んで三角クローラ3に
過大な力が作用したとき、第2転輪23を支持するブラ
ケット42の連結ピンの1本であるシェアピン44が折
れることで、第2転輪2が過大な力を緩和する方向に変
位するため、異物の噛み込んでも履帯24の回転が阻止
されることを防止でき、三角クローラ3の反転を防止で
きる。
【0059】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次
のように構成することもできる。 (1)図6(a)に示すように、前側のストッパを、円
柱状の支持部62にソリ形状のプレート63を溶接して
取り付け、そのプレート63の規制面63aを規制面6
3aに接触する時の履帯24の面に対して所定角度α°
だけ傾斜させたストッパ64としてもよい。この構成に
よれば、前記実施形態のストッパ60と同様の作用によ
り、三角クローラ3がストッパ64の規制面63aに当
たったときの履帯24の弾性的な撓みがクッションとな
ってその時の衝撃を緩和することができ、しかもその後
に三角クローラ3が第1転輪22が摺接する履帯24の
部位にて規制面63aに当たることで確実にその前方回
動が規制される。
【0060】(2)図6(b)に示すように、ローラ6
5を備えたストッパ66を採用してもよい。この構成に
よれば、走行時に三角クローラ3が揺動した場合、履帯
24は回転しながらストッパ66に当たることになる
が、その当たり面がローラ65であることから接触時の
摺動摩擦を小さく抑えることができ、ストッパ66との
接触に起因する履帯24の摩耗を抑えることができる。
また、ストッパの形状は履帯24を損傷しない適宜形状
に変更することができ、例えば半円状(もしくは半球
状)の突起としもよい。
【0061】(3)本発明を適用する産業車両はフォー
クリフトに限定されない。例えば図7に示すように、シ
ョベルローダ71に三角クローラ3を装着した構成とし
てもよい。ショベルローダ71の機台71aの前部に装
備されたピラー72には、先端部にバケット73が設け
られた作業装置を構成するリフトアーム74が上下に揺
動可能に支持されている。三角クローラ3は前輪として
前輪タイヤと交換可能に取付けられる。機台71aの所
定位置には三角クローラ3の前後方向の揺動を規制する
ストッパ75,76が設けられている。この構成によっ
ても、フォークリフト1のバケット19の装着による用
途の多様性の効果以外の前記実施形態で述べた全ての効
果が得られる。また、スキッドステアローダに三角クロ
ーラを装着してもよい。
【0062】(4)産業車両に装着する三角クローラは
前記実施形態の構造に限定されない。駆動輪とその下方
に前後2個の転輪を備え、略三角状に履帯が巻き掛けら
れた構成であれば、他の構造は異なってもよい。例えば
駆動輪と中間転輪がラップ構造を有しないものであって
もよい。また、中間転輪を前後方向に二箇所(二対)に
設けてもよい。
【0063】(5)産業車両の後輪側に三角クローラを
装着してもよい。また、前後輪ともに三角クローラを装
着する構成としてもよい。 (6)タイヤと取り替え方式ではなく最初から三角クロ
ーラを装着した産業用クローラ車としてもよい。
【0064】(7)バケット19を備えず、三角クロー
ラを装着しただけのフォークリフトであってもよい。前
記実施の形態から把握され、特許請求の範囲に記載され
ていない発明を、その効果とともに以下に記載する。
【0065】(イ)請求項1〜請求項9のいずれか一項
に記載の産業車両において、前後二個の転輪間には、少
なくとも一対の中間転輪が幅方向に間隔を隔てて配置さ
れており、駆動輪は対をなす中間転輪間の隙間内にその
一部を挿入する状態に配置されている。この構成によれ
ば、駆動輪の径を小さくすることなく三角クローラの偏
平化を実現することができる。
【0066】(ロ)(イ)において、駆動輪と転輪を回
動可能に支持する支持部材には履帯の上部内周面を支持
するためのローラが設けられている。この構成によれ
ば、駆動輪の厚みを中間転輪間の隙間内に挿入可能に小
さく設定しても、履帯の上部をローラにより内周面側か
ら支持することができる。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、産業車両の機台に設けられた前後の車軸の
うち少なくとも一方に、駆動輪とその下方に少なくとも
前後2個の転輪と、該各輪に略三角形状に巻き掛けられ
た履帯とを備えた三角クローラを装着したので、三角ク
ローラにより接地面積を広く確保でき、降雪地など滑り
やすい路面での作業においてスリップをほぼ確実に防止
できる。
【0068】請求項2に記載の発明によれば、タイヤが
装着される車軸に三角クローラを取り替え可能に設けた
ので、降雪地など滑りやすい路面での作業においてもチ
ェーンを履かなくて済み、雪の有無など路面状況に応じ
て頻繁にする必要があるチェーンの取付け・取外し作業
をしなくて済む。さらにチェーンを履かないことからそ
の磨耗の心配もない。
【0069】請求項3に記載の発明によれば、三角クロ
ーラの車軸を中心とする所定以上の揺動を規制する規制
部材を、車両機台に三角クローラの前後に相当する位置
に設けたため、走行中に障害物を乗り越える際など、三
角クローラが揺動してもその反転を防止することができ
る。また、三角クローラが直接機台に当たることが回避
されることから、履帯の損傷も防止できる。
【0070】請求項4に記載の発明によれば、規制部材
の少なくとも一方を、三角クローラが規制部材に接触す
るとき、転輪に摺接していない履帯の部位にてまず当接
してその時の履帯の撓みをクッションとし、次に転輪に
摺接した履帯の部位で当接するように設定したので、三
角クローラが揺動して規制部材に当たるときの衝撃を、
履帯の撓みをクッションとして緩和することができる。
【0071】請求項5に記載の発明によれば、フォーク
リフトにおける荷役作業において、請求項1〜請求項4
のいずれか一項に記載の効果を得ることができる。請求
項6に記載の発明によれば、産業車両の機台前部には土
砂や雪などをすくい取るためのバケットを備えた作業装
置が装備されているため、バケットを用いての土砂や雪
などをすくい取る作業において、請求項1〜請求項5の
いずれか一項に記載の効果を得ることができる。
【0072】請求項7に記載の発明によれば、三角クロ
ーラは前側の車軸に前輪として装着されているので、荷
役作業及び土砂や雪などのすくい取り作業のため車両機
台の前側に荷重がかかっても、降雪地の作業などにおい
て機台前側が沈み込み難くでき、安定した作業姿勢を確
保することができる。また、無負荷時に車両機台の前側
の荷重が小さくなってもスリップを抑えられる。
【0073】請求項8に記載の発明によれば、フォーク
を昇降可能に支持する支持部材に、上下に回動可能なバ
ケットを着脱可能に取付けたので、フォークによる荷役
作業だけでなく、バケットによる雪かき等のすくい取り
作業にフォークリフトを使用することができる。
【0074】請求項9に記載の発明によれば、ショベル
ローダによる作業においても、請求項6及び請求項7に
記載の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】三角クローラを装着したフォークリフトの側面
図。
【図2】三角クローラの側面図。
【図3】図2のII−II線における正断面図。
【図4】図2のIII −III 線における平断面図。
【図5】ストッパの側面図。
【図6】別例のストッパの側面図。
【図7】別例のショベルローダの側面図。
【図8】従来技術におけるフォークリフトの側面図。
【符号の説明】
1…産業車両としてのフォークリフト、1a…機台、2
a…車軸、3…三角クローラ、14…支持部材としての
リフトブラケット、15…作業装置を構成するダンプシ
リンダ、17…作業装置を構成するバックレスト、18
…フォーク、19…バケット、21…駆動輪、22…転
輪としての第1転輪、23…転輪としての第2転輪、2
4…履帯、60,61,64,66,75,76…規制
部材としてのストッパ、71…産業車両としてのショベ
ルロード、74…作業装置を構成するリフトアーム。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両機台に設けられた前後の車軸のうち
    少なくとも一方に、駆動輪とその下方に少なくとも前後
    2個の転輪と、該各輪に略三角形状に巻き掛けられた履
    帯とを備えた三角クローラを装着した産業車両。
  2. 【請求項2】 前記車軸はタイヤが装着される車軸であ
    って、前記三角クローラはタイヤと取り替え可能に設け
    られている請求項1に記載の産業車両。
  3. 【請求項3】 産業車両の機台には前記三角クローラの
    前記車軸を中心とする所定以上の揺動を規制する規制部
    材が三角クローラの前後に相当する位置に設けられてい
    る請求項1又は請求項2に記載の産業車両。
  4. 【請求項4】 前記規制部材の少なくとも一方は、三角
    クローラが規制部材に接触するとき、転輪に摺接してい
    ない履帯の部位にてまず当接し、次に転輪に摺接する履
    帯の部位にて当接するように設定されている請求項1〜
    請求項3のいずれか一項に記載の産業車両。
  5. 【請求項5】 前記車両はフォークリフトである請求項
    1〜請求項4のいずれか一項に記載の産業車両。
  6. 【請求項6】 前記車両の機台前部には土砂や雪などを
    すくい取るためのバケットを備えた作業装置が装備され
    ている請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の産業
    車両。
  7. 【請求項7】 前記三角クローラは前側の車軸に前輪と
    して装着されている請求項1〜請求項6のいずれか一項
    に記載の産業車両。
  8. 【請求項8】 前記車両はフォークリフトであって、フ
    ォークを昇降可能に支持する支持部材には、上下に回動
    可能なバケットが着脱可能に取付けられている請求項6
    に記載の産業車両。
  9. 【請求項9】 前記車両はショベルローダである請求項
    6又は請求項7に記載の産業車両。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104692292A (zh) * 2015-02-16 2015-06-10 遂宁市长丰机械科技有限公司 对夹装载叉车
CN110775880A (zh) * 2019-10-30 2020-02-11 常州优尔佳业包装有限公司 一种基于包装纸箱的夹持运输机构
CN114084848A (zh) * 2021-10-22 2022-02-25 贵州师范大学 一种越障式手动叉车

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104692292A (zh) * 2015-02-16 2015-06-10 遂宁市长丰机械科技有限公司 对夹装载叉车
CN110775880A (zh) * 2019-10-30 2020-02-11 常州优尔佳业包装有限公司 一种基于包装纸箱的夹持运输机构
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