JPH09226580A - 軌道回路 - Google Patents

軌道回路

Info

Publication number
JPH09226580A
JPH09226580A JP3411496A JP3411496A JPH09226580A JP H09226580 A JPH09226580 A JP H09226580A JP 3411496 A JP3411496 A JP 3411496A JP 3411496 A JP3411496 A JP 3411496A JP H09226580 A JPH09226580 A JP H09226580A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
track
orbit
circuit
constant voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3411496A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Yamamoto
山本  正宣
Kazuo Takahashi
和雄 高橋
Kiyozo Matsuzawa
喜代三 松沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Signal Co Ltd filed Critical Nippon Signal Co Ltd
Priority to JP3411496A priority Critical patent/JPH09226580A/ja
Publication of JPH09226580A publication Critical patent/JPH09226580A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 天候等の変動要因に対する受信軌道信号の電
圧変動を少なくし、車両検知特性の悪化を防止し得る軌
道回路を提供する。 【解決手段】 軌道1は、複数の区間1T〜3Tに区画
される。インピーダンスボンド21、22は、区間1T
〜3Tの両端部に個別に接続される。信号発生回路3
は、軌道信号S11と、局部信号S2とを発生する。定電
圧トランス4は、信号発生回路3とインピーダンスボン
ド21との間に接続され、軌道信号S11が入力され、一
定化された電圧レベルを有する送信軌道信号S12を出力
する。軌道リレー5は、インピーダンスボンド22で受
信された受信軌道信号S13及び局部信号S2によって励
磁されたときに出力接点Tr1が閉成し、励磁されなくな
ったときに出力接点Tr1が開成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軌道回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の軌道回路、例えば商用周波軌道回
路は、鉄道技術者のための電気概論・信号シリーズNo.
9・「軌道回路」(日本鉄道電気技術協会発行)の第1
0頁〜第11頁に詳述されている。
【0003】この公知文献に見られるように、従来の商
用周波軌道回路は、商用電源を軌道信号として使用し、
軌道トランス及びインピーダンスボンドを介して当該区
間の一端側に送信軌道信号を供給する。軌道トランスと
インピーダンスボンドとの間には、軌道抵抗子が直列接
続される。軌道抵抗子は、軌間短絡時に軌道に流れる電
流を制限し、軌道トランス等を保護する。
【0004】当該区間の他端側には別のインピーダンス
ボンドが接続され、別のインピーダンスボンドが軌道を
介して伝送される送信軌道信号を受信する。別のインピ
ーダンスボンドには、軌道リレーが接続されている。軌
道リレーは、局部信号と、別のインピーダンスボンドか
ら供給される受信軌道信号とによって励磁される。局部
信号は、軌道信号と同一の商用電源が使用される。軌道
リレーは、例えば、受信軌道信号の電圧レベルが1V以
上である場合に励磁される。このため、受信軌道信号の
電圧レベルは、当該区間に車両が在線しない場合に1V
以上となるように調整される。
【0005】軌道リレーは、当該区間が車軸により軌間
短絡され、受信軌道信号の電圧レベルが低下すると、落
下し、出力接点(扛上接点)が開成する。扛上接点の
「開成」は、車両「有」の車両検知信号を構成する。
【0006】上述のように、商用周波軌道回路は、軌道
抵抗子を有するので、受信軌道信号の電圧は、軌道抵抗
子と軌道インピーダンス(レール部分のインピーダン
ス)との抵抗分圧に応じた電圧となる。このため、雨天
等の天候条件により、軌道漏れコンダクタンスが増大
し、軌道インピーダンスが低下した場合、軌道リレーに
印加される受信軌道信号の電圧レベルが大きく変動し、
軌道リレーの不正落下を生ずることがある。そこで、通
常は、軌道漏れコンダクタンスの変動を見込んで、受信
軌道信号の電圧レベルが、例えば定格電圧の1.2倍
(1.2V)以上となるように、受信軌道信号の電圧レベ
ルを調整する。
【0007】しかしながら受信軌道信号の電圧レベルを
上げると、晴天等の天候条件では、軌道漏れコンダクタ
ンスが低下し、軌道インピーダンスが増大するので、受
信軌道信号の電圧レベルが上昇する。このため、軌道リ
レーを落下させることのできる軌間短絡抵抗の最大値に
よって示される短絡感度が低下し、車両検知特性が悪く
なる。
【0008】また、大気汚染等によって軌道表面に半導
体皮膜が生じた場合は、軌間短絡電流が減少するので、
実質的な短絡感度が更に低下し、車両検知特性が更に悪
くなる。
【0009】かかる短絡感度を向上する手段として、コ
ンデンサによるパワーアップ法が知られている。パワー
アップ法は、上述の「軌道回路」の第93頁〜第101頁に
詳述されている。
【0010】パワーアップ法は、新に並列共振回路、位
相調整器及び受信側軌道抵抗子を必要とする。並列共振
回路は、コンデンサがインピーダンスボンドの3次巻線
に並列接続されて構成される。コンデンサはインピーダ
ンスボンドの励磁インピーダンスと並列共振し、軌道イ
ンピーダンスを上昇させる。このため、受信軌道信号の
電圧レベルが上昇する。位相調整器は、並列共振回路に
より変化した位相を補正する。受信側軌道抵抗子は、受
信軌道信号の電圧レベルを軌道リレーの定格電圧程度に
降下させるために使用する。
【0011】しかし、パワーアップ法は、従来の商用周
波軌道回路の構成に加え、新に、並列共振回路、位相調
整回路及び受信側軌道抵抗子を必要とするので、高価に
なる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、天候
等の変動要因に対する受信軌道信号の電圧変動を少なく
し、車両検知特性の悪化を防止し得る軌道回路を提供す
ることである。
【0013】本発明のもう一つの課題は、半導体皮膜の
発生を抑制し、車両検知特性の悪化を防止し得る軌道回
路を提供することである。
【0014】本発明のもう一つの課題は、軌間短絡時の
受信軌道信号の電圧変化を大きくし、車両検知特性を向
上し得る軌道回路を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明に係る軌道回路は、軌道と、インピーダンス
ボンドと、信号発生回路と、定電圧トランスと、軌道リ
レーとを含む。前記軌道は、複数の区間に区画される。
前記インピーダンスボンドは、前記区間のそれぞれの両
端部に個別に接続される。前記信号発生回路は、軌道信
号と、局部信号とを発生する。前記定電圧トランスは、
前記信号発生回路と前記区間の一端側に設けられた前記
インピーダンスボンドとの間に接続され、前記軌道信号
が入力され、前記一端側に一定化された電圧レベルを有
する送信軌道信号を出力する。前記軌道リレーは、前記
区間の他端側に設けられた前記インピーダンスボンドに
接続され、前記インピーダンスボンドで受信された受信
軌道信号と前記局部信号とが入力され、前記受信軌道信
号及び前記局部信号によって励磁されたときに出力接点
が閉成し、励磁されなくなったときに出力接点が開成す
る。
【0016】上述のように、インピーダンスボンドは、
区間のそれぞれの両端部に個別に接続されている。信号
発生回路は、軌道信号を発生する。定電圧トランスは、
信号発生回路と、区間の一端側に設けられたインピーダ
ンスボンドとの間に接続され、軌道信号が入力され、前
記一端側に一定化された電圧レベルを有する送信軌道信
号を出力する。このため、天候等によって軌道インピー
ダンスが変動し、軌道電流が変化した場合であっても、
定電圧トランスの定電圧特性によって、軌道に供給され
る送信軌道信号の電圧レベルを一定に保つことができ
る。また、従来とは異なって、定電圧トランスとインピ
ーダンスボンドとの間に軌道抵抗子を有していないか
ら、軌道抵抗子の電圧降下による送信軌道信号のレベル
変動がなくなり、送信軌道信号の電圧レベルを一定に保
つことができる。更に、定電圧トランスに入力される軌
道信号の電圧レベルが変動した場合であっても、定電圧
トランスの定電圧特性によって、送信軌道信号の電圧レ
ベルを一定に保つことができる。
【0017】信号発生回路は、軌道リレーに供給される
局部信号を発生する。軌道リレーは、区間の他端側に設
けられたインピーダンスボンドに接続され、インピーダ
ンスボンドで受信された受信軌道信号と局部信号とが入
力され、受信軌道信号及び局部信号によって励磁された
ときに出力接点が閉成し、励磁されなくなったときに出
力接点が開成する。ここで、局部信号とともに、軌道リ
レーの入力信号の一つとなる受信軌道信号が、上述した
ように、天候等の変動要因に起因する電圧変動を受けに
くくなっているので、天候等の変動要因に起因する車両
検知特性の悪化を防止することができる。
【0018】本発明に係る軌道回路は、送信側に軌道抵
抗子を有していないから、軌間短絡電流を従来の場合よ
りも大きくすることができる。このため、従来よりも大
きな軌間短絡電流によって軌道表面への半導体皮膜の発
生を抑制し、車両検知特性の悪化を防止することができ
る。
【0019】本発明の他の特徴及びそれによる作用効果
は、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る軌道回路の構
成を示すブロック図である。本発明に係る軌道回路は、
軌道1と、インピーダンスボンド21、22と、信号発
生回路3と、定電圧トランス4と、軌道リレー5とを含
む。参照符号7は車両である。本発明に係る軌道回路
は、商用周波軌道回路、分倍周軌道回路及び分周軌道回
路に適用できる。図1の例は、商用周波軌道回路に適用
した場合を示してある。
【0021】軌道1は、複数の区間1T〜3Tに区画さ
れている。区間1T〜3Tの境界部分は、絶縁されてい
る。区間1T〜3Tは、同様の構成になるので、以下、
区間2Tを代表的に説明する。
【0022】区間2Tにおいて、インピーダンスボンド
21、22は、区間2Tの両端部に個別に接続される。
インピーダンスボンド21、22は、軌道に流れる電車
電流と軌道信号による信号電流とを振り分ける機能を有
する。インピーダンスボンドの原理及び構造は周知であ
る。インピーダンスボンド21は、1次巻線211が区間
2Tの一端側に接続されている。インピーダンスボンド
22は、1次巻線221が区間2Tの他端側に接続されて
いる。
【0023】信号発生回路3は、軌道信号S11と、局部
信号S2とを発生する。軌道信号S11及び局部信号S2
は、50/60Hzの商用電源によって構成される。
【0024】定電圧トランス4は、信号発生回路3と区
間2Tの一端側に設けられたインピーダンスボンド21
との間に接続され、軌道信号S11が入力され、一端側に
安定化された電圧レベルを有する送信軌道信号S12を出
力するものである。
【0025】軌道リレー5は、区間2Tの他端側に設け
られたインピーダンスボンド22の二次巻線222に接続
され、インピーダンスボンド22で受信された受信軌道
信号S13と局部信号S2とが入力される。軌道リレー5
は、受信軌道信号S13及び局部信号S2によって励磁さ
れたときに出力接点Tr1が閉成し、励磁されなくなった
ときに出力接点Tr1が開成する。
【0026】軌道リレーの回転トルクTは、 T∝EL・et・cos(φmーφ) EL:局部信号電圧 et:受信軌道信号電圧 φm:軌道リレーの最大回転力率角 φ:局部信号電圧に対する受信軌道信号電圧の位相差 として与えられる。
【0027】上述のように、インピーダンスボンド2
1、22は、区間2Tの両端部に個別に接続されてい
る。信号発生回路3は、区間2Tに供給される軌道信号
S11を発生する。定電圧トランス4は、信号発生回路3
と区間2Tの一端側に設けられたインピーダンスボンド
21との間に接続され、軌道信号S11が入力され、一端
側に一定化された電圧レベルを有する送信軌道信号S12
を出力する。このため、天候等によって軌道インピーダ
ンスZtが変動し、軌道信号電流Isが変化した場合で
あっても、定電圧トランス4の定電圧特性によって、区
間2Tに供給される送信軌道信号S12の電圧レベルを一
定に保つことができる。また、従来とは異なって、定電
圧トランス4とインピーダンスボンド21との間に軌道
抵抗子を有していないから、軌道抵抗子の電圧降下によ
る送信軌道信号S12のレベル変動がなくなり、送信軌道
信号S12の電圧レベルを一定に保つことができる。更
に、定電圧トランス4に入力される軌道信号S11の電圧
レベルが変動した場合であっても、定電圧トランス4の
定電圧特性によって、送信軌道信号S12の電圧レベルを
一定に保つことができる。
【0028】信号発生回路3は、軌道リレー5に供給さ
れる局部信号S2を発生する。軌道リレー5は、区間2
Tの他端側に設けられたインピーダンスボンド22に接
続され、インピーダンスボンド22で受信された受信軌
道信号S13と局部信号S2とが入力され、受信軌道信号
S13及び局部信号S2によって励磁されたときに出力接
点Tr1が閉成し、励磁されなくなったときに出力接点T
r1が開成する。ここで、局部信号S2とともに、軌道リ
レー5の入力信号の一つとなる受信軌道信号S13が、上
述したように、天候等の変動要因に起因する電圧変動を
受けにくくなっているので、天候等の変動要因に起因す
る車両検知特性の悪化を防止することができる。
【0029】本発明に係る軌道回路は、送信側に軌道抵
抗子を有していないから、軌間短絡電流Itを従来の場
合よりも大きくすることができる。このため、従来より
も大きな軌間短絡電流Itによって軌道表面への半導体
皮膜の発生を抑制し、車両検知特性の悪化を防止するこ
とができる。
【0030】説明は省略したけれども、区間1T及び3
Tにおいても、区間2Tと同様の作用効果を得ることが
できる。
【0031】定電圧トランス4としては、例えば、漏洩
変圧器の二次側にコンデンサを接続し、その漏洩リアク
タンスと進相電流の作用によって二次鉄心を飽和させ、
出力電圧レベルを一定にするタイプのものを用いること
ができる。かかる定電圧トランスは周知である。
【0032】図2は、本発明の実施に適した定電圧トラ
ンスの特性を示す図である。横軸は出力端から流れ出る
負荷電流を示し、縦軸は出力電圧及び位相角を示す。曲
線C1は出力電圧特性、曲線C2は出力端にL負荷が接
続された場合の位相特性、曲線C3は出力端に抵抗負荷
が接続された場合の位相特性を示す。位相角は、入力電
圧と出力電圧との位相差である。
【0033】実施例に用いられている定電圧トランス4
は、特性曲線C1から明らかなように、負荷電流が約2
5(A)となるまでは一定の出力電圧となる。一般的に言
って、a方向に進行する車両7が区間2Tに進入したと
きの軌道電流(信号電流Is+軌間短絡電流It)は数
A程度であるから、図2に示す出力電圧特性C1を持つ
定電圧トランス4は、充分な定電圧特性を保証すること
ができる。
【0034】抵抗負荷が接続された場合は、特性曲線C
3から明らかなように、負荷電流の増加に伴なって位相
角も大きく変化する。軌道回路におけるL負荷は、イン
ピーダンスボンド21、22により与えられ、抵抗負荷
は、区間2Tにより与えられる。区間2Tの一端側(イ
ンピーダンスボンド21側)が軌間短絡された場合は、
軌道インピーダンスZtの実数部(抵抗成分)が小さく
なり、大きな負荷電流が流れるので位相角の変化が大き
くなる。逆に区間2Tの他端側(インピーダンスボンド
22側)が軌間短絡された場合は、負荷電流が小さくな
り、位相角の変化が小さい。
【0035】図1において、参照符号6は位相調整回路
である。位相調整回路6は、局部信号S2に対する受信
軌道信号S13の位相角φが最大回転力率角φmとなるよ
うに、受信軌道信号S13の位相を調整するものである。
【0036】本発明は、分倍周軌道回路及び分周軌道回
路にも適用できる。分倍周軌道回路の場合は、分周器の
後段に定電圧トランスを設ける。分周軌道回路の場合
は、軌道トランスに代えて定電圧トランスを設ける。こ
れにより、分倍周軌道回路及び分周軌道回路において
も、本発明の特徴及びそれによる作用効果を得ることが
できる。
【0037】図3は本発明に係る軌道回路の別の例の構
成を示すブロック図である。図において、図1と同一参
照符号は同一性ある構成部分を示している。図3の例
は、車両の進行方向が図1に示す例に対して反対となっ
ている。
【0038】定電圧トランス4は、車両7の進行方向b
で見て、区間2Tの入り口側に接続される。インピーダ
ンスボンド21は、1次巻線211が区間1Tと区間2T
との境界から短い距離L1を隔てた位置に接続されてい
る。この構成によれば、車両7が区間2Tに進入したと
き、インピーダンスボンド21の1次巻線211が直接的
に軌間短絡されるので、軌道インピーダンスZtの影響
がなくなり、大きな軌道電流が流れる。定電圧トランス
4は、定電圧特性の領域を逸脱し、出力電圧特性C1が
図2に示すような電圧垂下特性を示すようになる。この
結果、車両7が区間2Tに進入すると、送信軌道信号S
12及び受信軌道信号S13の電圧レベルが急激に低下す
る。これにより、区間2Tに対する車輌7の進入が明確
に検知される。
【0039】また、定電圧トランス4は、負荷が軌道に
よる抵抗分であるため、図2の特性C3に示すように、
入力電圧に対する出力電圧の位相が大きく変化する。こ
の結果、軌道1に送信される送信軌道信号S12の位相が
大きく変化し、それにつれて受信軌道信号S13の位相も
大きく変化する。このため、軌道リレー5は、受信軌道
信号S12の電圧レベルの低下すること、及び局部信号S
2と受信軌道信号S13との間の位相差φが最大回転力率
角φmからずれること、の両者によってトルクTが減少
するようになる。これにより、区間2Tの境界部分(距
離L1内)で車両検知ができるようになり、しかも距離
L1はせいぜい1mであるので、従来よりも車両検知特
性を向上させることができる。
【0040】説明は省略したけれども、区間1T及び3
Tも区間2Tと同様の構成になっている。従って、区間
1T及び3Tにおいても、区間2Tと同様の作用効果を
得ることができる。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、以
下のような効果が得られる。 (a)天候等の変動要因に対する受信軌道信号の電圧変
動を少なくし、車両検知特性の悪化を防止し得る軌道回
路を提供できる。 (b)半導体皮膜の発生を抑制し、車両検知特性の悪化
を防止し得る軌道回路を提供できる。 (c)軌間短絡時の受信軌道信号の電圧変化を大きく
し、車両検知特性を向上し得る軌道回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る軌道回路の構成を示すブロック図
である。
【図2】定電圧トランスの特性を示す図である。
【図3】本発明に係る軌道回路の別の例の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 軌道 21、22 インピーダンスボンド 3 信号発生回路 4 定電圧トランス 5 軌道リレー 6 位相調整回路 7 車両 S11 軌道信号 S12 送信軌道信号 S13 受信軌道信号 S2 局部信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌道と、インピーダンスボンドと、信号
    発生回路と、定電圧トランスと、軌道リレーとを含む軌
    道回路であって、 前記軌道は、複数の区間に区画されており、 前記インピーダンスボンドは、前記区間のそれぞれの両
    端部に個別に接続されており、 前記信号発生回路は、軌道信号と、局部信号とを発生す
    るものであり、 前記定電圧トランスは、前記信号発生回路と前記区間の
    一端側に設けられた前記インピーダンスボンドとの間に
    接続され、前記軌道信号が入力され、前記一端側に一定
    化された電圧レベルを有する送信軌道信号を出力するも
    のであり、 前記軌道リレーは、前記区間の他端側に設けられた前記
    インピーダンスボンドに接続され、前記インピーダンス
    ボンドで受信された受信軌道信号と前記局部信号とが入
    力され、前記受信軌道信号及び前記局部信号によって励
    磁されたときに出力接点が閉成し、励磁されなくなった
    ときに出力接点が開成するものである軌道回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された軌道回路であっ
    て、 前記定電圧トランスは、車両の進行方向で見て、前記区
    間の入り口側に接続される軌道回路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載された軌道回路であっ
    て、 前記信号発生回路は、商用電源によって構成される軌道
    回路。
JP3411496A 1996-02-21 1996-02-21 軌道回路 Pending JPH09226580A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3411496A JPH09226580A (ja) 1996-02-21 1996-02-21 軌道回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3411496A JPH09226580A (ja) 1996-02-21 1996-02-21 軌道回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09226580A true JPH09226580A (ja) 1997-09-02

Family

ID=12405245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3411496A Pending JPH09226580A (ja) 1996-02-21 1996-02-21 軌道回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09226580A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102785680A (zh) * 2012-08-10 2012-11-21 中国神华能源股份有限公司 一种克服轨道电路分路不良的方法
WO2019163888A1 (ja) * 2018-02-26 2019-08-29 株式会社京三製作所 軌道回路状態判定装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102785680A (zh) * 2012-08-10 2012-11-21 中国神华能源股份有限公司 一种克服轨道电路分路不良的方法
CN102785680B (zh) * 2012-08-10 2015-04-08 中国神华能源股份有限公司 一种克服轨道电路分路不良的方法
WO2019163888A1 (ja) * 2018-02-26 2019-08-29 株式会社京三製作所 軌道回路状態判定装置
JP2019147434A (ja) * 2018-02-26 2019-09-05 株式会社京三製作所 軌道回路状態判定装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2720107B2 (ja) 鉄道信号システム
JPH0614604B2 (ja) 共振回路の温度補償方法
US4535959A (en) Vital solid state relay for railroad alternating current track circuits
JPH09226580A (ja) 軌道回路
CA1133102A (en) Vital power varistor circuit for railroad signaling systems
US1876548A (en) Batteby-chabghng means
US1959161A (en) Frequency responsive apparatus
US3986691A (en) Phase selective track circuit apparatus
US1995652A (en) Power supply system
CA1043435A (en) Occupancy detecting a.c. track circuit apparatus
US3706098A (en) Railway signal system
US5737173A (en) Railroad track circuit vital relay control
JP3152381B2 (ja) 車両検知装置
JPH08126198A (ja) 位相調整器
US1754592A (en) Railway signaling apparatus
US2716209A (en) Plural motor drive with wheel slip detection
US1146925A (en) Electrical regulator.
US2120037A (en) Electrical relay
US1381283A (en) Electrical regulating system
US2095684A (en) Track circuit apparatus
US1353060A (en) Voltage-regulator for direct and alternating current generators
US1296287A (en) Phase-converting system.
JPS6042059B2 (ja) 商用周波整流軌道回路
US2116435A (en) Control circuit
US1352793A (en) Railway signaling system