JPH09226177A - 連続的色調の像の安定な(静)電記録再現方法 - Google Patents

連続的色調の像の安定な(静)電記録再現方法

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JPH09226177A
JPH09226177A JP8287314A JP28731496A JPH09226177A JP H09226177 A JPH09226177 A JP H09226177A JP 8287314 A JP8287314 A JP 8287314A JP 28731496 A JP28731496 A JP 28731496A JP H09226177 A JPH09226177 A JP H09226177A
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toner
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microdots
microdot
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Dirk Broddin
デイルク・ブロツデイン
Serge Tavernier
セルジユ・タベルニエ
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Agfa Gevaert NV
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続的な色調の像を再現する方法を提供する
こと。 【解決手段】 本発明は、下記の段階:−基質の表面を
複数の分離するマイクロドットに区分し、−少なくとも
1つのマイクロドットに実質的に同じ色度を有する少な
くとも2つのタイプのトナーを適用することを含んでな
る、基質に対するトナー粒子の像通りの適用により連続
的な色調の像を再現する方法を提供する。好適には、各
々のマイクロドットに関して隣接するマイクロドットを
含んでなる領域内に多量のマイクロドットが多量または
少量のトナーと共に供給され、一方では他のマイクロド
ットが中量のトナーと共に供給され、そしてより好適に
は少なくとも1つのトナータイプに関してはその領域
は、多量の該トナーが供給された少なくとも1つのマイ
クロドット、少量が供給された他のマイクロドットおよ
び中量が供給された他のマイクロドットを含んでなる。
好適な態様では、本発明の方法で使用される最少数
(N)のタイプのトナー粒子は使用されるトナー粒子の
容量平均寸法に依存する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は連続的な色調の像を再現する方
法に関する。特に、連続的な色調の像を印刷するための
(静)電記録方法に関するが、それらに限定されない。
この印刷は不透明な反射性支持体上並びに透明な支持体
上で行われる。
【0002】
【発明の背景】例えばインキ−ジェット印刷および静電
記録方法の如き「オフィス−環境」でかなり認められて
いる印刷方法は、これらの方法の簡便性が考慮される時
に期待されるほど多くは使用されていない。これらの印
刷方法のほとんどは連続的な色調の像を部分的にしか印
刷できずしかもこの連続的な色調の像は印刷を行えるよ
うにする前に(例えばディザ法により)特別に処理しな
ければならない。これに関しては、連続的な色調の像す
なわち連続階調は認識できる数量化(quantisation)を
伴わないグレーレベルを含有する像である。この欠点
が、これらの非常に簡便な印刷方法を例えば絵画的写
真、医学像などの如き連続的な色調の像を正確に印刷す
ることが重要な像形成領域での使用を妨げている。
【0003】事務所環境における使用のための簡便な印
刷システムであるインキ−ジェット印刷では、異なる顔
料着色性を有する異なるインキを使用すること並びに低
い濃度を印刷するために低い顔料着色性のインキをそし
て高い濃度を印刷するために高い顔料着色性のインキを
使用することがEP−A 606 022で提案されてい
る。この技術では、いわゆるバブルジェットをベースと
したシステムで25〜100μlの範囲の量を有するか
またはいわゆる連続的ジェットシステムで5〜10μl
の範囲の量を有するインキ滴が使用される。全ての場
合、そのような滴を基質上で適当な方法で組み合わせる
ことにより像が形成され、そして各々の適当なアドレッ
サビリティ(addressability)は典型的には300dpi
(1インチ当たりのドット数、すなわち25.4mm当
たりのドット数)〜1200dpiの範囲にあり、ドッ
トは完全には再現可能でない方法で広がりそして基質中
に浸透して印刷像における真の解像度を制限する。以
下、像の解像度は印刷業界で一般的な記述法であるdp
iで記載する。1dpi(1インチ当たり1ドット)は
25.4mm当たり1ドットに等しい。淡色および濃色
インキを使用して連続的な色調の像を再現する別の試み
はEP−A−0 606 022およびUS−P−4,8
60,026に記載されている。
【0004】(静)電記録方法、例えば電子記録複写
機、電子記録プリンター、直接静電印刷(DEP)は簡
便で迅速できれいでありしかも水溶液を必要としないた
め、これらの方法は「オフィス環境」におけるインキ−
ジェット印刷として確かに認められた像形成方法であ
る。(静)電記録方法は典型的には1〜10μmの間の
粒子直径を有する固体粒子を標識粒子として使用できる
ため、(静)電記録において非常に高い解像度を得るこ
とができる。
【0005】しかしながら、ほとんどの(静)電記録像
形成システムは連続的な色調を本質的に形成することが
できずそして連続的な色調の像を印刷するためには特別
な手段をとらなければならない。
【0006】レーザー光線による電子写真印刷における
連続的な色調の印刷は the Journalof Imaging Techno
l., Volume 12, n° 6 December 1986 の329〜33
3頁に "Elecrtophotographic Color Printing Using E
lliptical Laser Beam Scanning Method" と標題の付い
た論文に記載されている。この論文には、十分な解像度
および256レベルの色調範囲にわたる直線性を有する
連続的な色調の再現を得るためのレーザー光線(マトリ
ックスの数種の濃度レベルの各々のドットに加えること
ができる)のパルス−幅調整および長円形レーザー光線
と組み合わされたドットマトリックス法が記載されてい
る。そのような印刷システムを用いて良質の連続的な色
調の印刷を行うことができても、いくつかの問題が依然
としてある。静電光受容体上にはトナー付着のしきい値
レベルがあり、このことは静電潜像が弱く且つそのしき
い値のすぐ上に置かれている低濃度部分でこのシステム
は幾らかの不安定性を元来示すことを意味する。また、
低濃度部分は非常にわずかなトナー粒子を使用して印刷
されるため、低濃度部分における粒状度(換言すると粒
状性またはノイズ)は高品質印刷にとって明らかに邪魔
になる。
【0007】1983年12月24日の日本特許要約v
ol.007no.290(245頁)および1983年
9月27日のJP−A−58 162970(日立製作
所株式会社)では、良好な階調を得るために同じ色およ
び比較的低い色濃度(1.0黒色濃度)を有する第二の
トナーが第一のトナー(1.8黒色濃度)に4:1の比
で加えられる。
【0008】US−A−5,142,337では、不透明
な黒色、不透明な白色および透明なトナーの混合物を含
んでなる第二のトナーが使用される。第二のトナー層は
黒色トナーを含んでなる第一のトナー層の上部に適用さ
れる。
【0009】proceedings of the International Congr
ess on Advances in Non-Impact Printing Technologie
s, San Diego, Nov. 12-17, 1985, no. Congress 5, 12
November 1989, Moore J., pages 331-341, Kunio Yam
ada et al 'Improvement ofhalftone dot reproducibil
ity in laser-xerography' で、著者は主としてドット
成長により影響を受けるゼログラフィ法の粒状姓を論じ
ている。
【0010】EP−A−0 275 636では、カラー
印刷用途のためのシアン、マゼンタ、イエローおよび黒
色トナーの組み合わせが開示されている。
【0011】Journal of Imaging Technology, vol. 1
5, no. 5, Octover 1989, pages 198-202, Tanaka T 'C
olor Reproduction in Electrophotography : a layere
d model', Tanaka はカラートナー重量から色を予測す
る方法およびその逆を開示している。
【0012】(静)電記録印刷方法の固有の性質(速
度、解像度、明白性、乾燥操作性)は、速度、明白性お
よび乾燥操作性が高度に望まれる場合には、上記の問題
のためのみでこれまでに使用されていない。少なくとも
256の印刷された(アドレスされただけでない)濃度
レベルにわたる良好で安定な高い解像度のハーフトーン
(連続的な色調)の印刷が可能であるなら、(静)電記
録印刷を有利に使用できる領域の例は医学ハードコピー
分野であるがそれらに限定されない。
【0013】それ故、連続的な色調の像を印刷できる
(静)電記録方法に対する要望がある。
【0014】
【発明の目的】本発明の1つの目的は、多量の色調値の
安定で且つ信頼のおける生成に適する方法および装置を
提供することである。
【0015】本発明の他の目的は、少なくとも256の
単色または色濃度レベルで安定な方法で印刷できる
(静)電記録印刷方法を提供することである。
【0016】本発明の別の目的は、減じられたノイズを
有する連続的な色調の像を印刷できる(静)電記録印刷
方法を提供することである。
【0017】本発明のさらに他の目的は、迅速で、明白
で、乾燥性の且つ安定な方法で高い解像度の連続的な色
調の像を印刷できる(静)電記録印刷方法を提供するこ
とである。
【0018】本発明の別の目的は、医学診断中に得られ
る像を(静)電記録印刷する方法を提供することであ
る。
【0019】本発明の他の目的および利点は以下の詳細
な記述から明らかになるであろう。
【0020】
【発明の要旨】上記の目的は請求項1に従う特定の特徴
により実現される。本発明の好適な態様は後述する本発
明の特徴および態様の項に記載されている。実質的に同
じ色度を有する少なくとも2つのトナータイプが使用さ
れる。色度は客観的には色相および色の飽和度を記載す
るものでありそしてCIEx,yまたはu′,v′によっ
て測定することができる("The reproduction of colou
r in photography, printing & television" by R.W.G.
Hunt, 4th edition 1987, ISBN 0 86343 088 0,PP. 71
-72 参照)。「実質的に同じ」という語は、ほぼ均一な
CIE L*a*b*カラースペースで表示され、下記の
式:
【0021】
【数1】
【0022】を有することを意味する。
【0023】基質に融合されたトナー粒子の色度はオリ
ジナルトナー粒子のものとは異なるため、示される色度
は最終的な基質上に現れる粒子のものである。これらの
2つのトナータイプは同一であってもよいが、好適には
各々のトナータイプの着色力は異なる。好適な態様で
は、各々のトナータイプはその後の調色段階で、例えば
異なるトナー台により、適用される。好適な態様では、
異なる顔料着色度により異なる着色力が得られる。1つ
の態様では、少なくとも2つの無彩色トナーが使用さ
れ、すなわちそれらのグレーがかったまたは黒色トナー
は実質的に0である。
【0024】好適な態様では、ある数(N)の異なるタ
イプのトナー粒子を適用することによりセルが印刷さ
れ、該トナー粒子は平均容量直径(average volume dia
meter)dv50を有しており、そしてここでその数NはN
0.3×dv50の関係を満たし、そしてここでは0.5
を0.3×dv50に加えそして次にそれより低い整数に切
り捨て丸めることによりNが測定される。
【0025】他の好適な態様では、N0.4×dv50
あり、そして0.5を0.4×dv50に加えそして次にそ
れより低い整数に切り捨て丸めることによりNが測定さ
れる。
【0026】
【発明の詳細な記述】本発明を以下、例として添付図面
を参照しながら記載する。
【0027】本発明を以下でその好適態様に関して記載
するが、本発明をそれらの態様に限定しようとするもの
でないことは理解されよう。対照的に、特許請求の範囲
により規定されている本発明の精神および範囲内に含ま
れる全ての変更、改変、および同等物を包括することを
意図する。
【0028】この出願は、特定の標識種の沈着により像
が形成される印刷方法に関する。特に、この出願は2つ
の(静)電記録印刷方法に関する。1つは、潜像を有す
る部材上の静電潜像をトナー粒子により現像し、その後
に現像された像を最終的な基質に移してもまたは移さな
くてもよい古典的な電子記録法である。他の方法は、静
電潜像を使用せずにトナー粒子を基質上に像通りに沈着
させる直接静電印刷(DEP)法である。
【0029】本発明に従う方法により、単色像またはカ
ラー像を再現できる。単色像は黒色および白色像と称し
てもよく、連続的な色調のグレーレベルを有する。単色
像はカラー像を唯一のスペクトル帯により捕えることに
よっても得られるため、各々の画の要素すなわち画素が
個別の色調レベルに対応する1つの値を有することがで
きるデジタル像が得られる。また連続的な色調の像のイ
エロー、マゼンタ、シアンおよび黒色を与える色分離も
本発明では単色像により指定される。異なる色分離を重
ねることによりカラー像が得られる。好適な態様では、
伝統的なカラー成分であるシアン、マゼンタおよびイエ
ローは1つの色調タイプに応じた少なくとも1つの追加
カラー成分で増大される。この追加カラー成分はシア
ン、マゼンタまたはイエローとは別の濃度または着色力
を有していてもよい。他の態様では、伝統的な黒色成分
を3つの一般的な色成分に加えそしてグレー成分を加え
て本発明の方法により黒色およびグレー成分を変化させ
る。他の態様では、各々の伝統的な色成分であるCMY
またはCMYKに対して、それより低い顔料着色レベル
を有する少なくとも1つの第二カラー成分であるC′
M′Y′(K′)を加える。
【0030】一般的には1つのカラー成分当たりの色調
レベル数は256に選択され、従って画素値は0〜25
5に変動する。
【0031】各々の場所に特定量のトナーを供給するた
めに、電気記録装置(静電記録、電子写真など)を基質
上の異なる場所に置くことができる。各々のそのような
場所で、トナー粒子のドットを電気記録装置により沈着
させることができる。そのような場所が静電装置により
指定しそして沈着させることができる最小ドットを構成
するため、そのような場所はマイクロドットと称され
る。全体的基質はここでは複数の隣接する重ならないす
なわち分離しているマイクロドットに区分することがで
きる。一般的には、各々のマイクロドットの形状は正方
形である。典型的な電子記録装置では、300〜600
マイクロドットを1インチ(25.4mm)に並べて配
置することができ、その場合に装置の「解像度」は1イ
ンチ当たりそれぞれ300または600(dpi)であ
ると言われる。マイクロドットは長方形であってもよ
く、および/または基質上に2つの直交方向ではなく斜
めの方向に配置してもよい。基質全体を満たすためにマ
イクロドットが六角形および適当な配置を有していても
よい。出力装置の標識エンジンをかけることにより、特
定量のトナー粒子を1つのマイクロドットに沈着させ
る。好適にはトナー粒子をマイクロドットの境界内に沈
着させる。一般的にはトナー粒子をガウシアン分布に従
い、その中心をマイクロドットの中心近くに有するよう
に、沈着させる。特定マイクロドット用のトナー粒子を
部分的にまたは完全に近くのマイクロドット内に入れる
ことができる。マイクロドットは互いに離れているが、
隣接マイクロドットのトナー粒子は離れていなくてもよ
い。
【0032】本発明に従う好適な態様では、電子記録装
置は少なくとも3種の量の1種のトナーを各々のマイク
ロドットに供給することができる。トナーの量は濃度す
なわち色調沈着レベルを意味し、それは1平方センチメ
ートル当たりのミリグラム数[mg/cm2]のトナー
で表示できる。例えば感光性半導体ドラムのレーザー光
線による露光を監視する時の電子信号のパルス幅調整に
より、またはパルス高さもしくは幅の調整により、また
は1つのマイクロドット内の濃度もしくはそれに起因す
る濃度を調整するための他の方法により、異なる濃度を
得ることができる。マイクロドットはトナーを全く得な
くてもよくまたは「少量」のトナーを得てもよく、それ
はそのマイクロドットに対して沈着したトナーの量によ
り測定されそしてそのマイクロドット部分と関連するト
ナー濃度が本出願に関する最大トナー濃度の10%より
少ない(例えば10mg/cm2)ことを意味し、マイ
クロドットは「大量」のトナーを得てもよく、それはそ
のようなマイクロドット内のトナー濃度が本出願に関す
る最大トナー濃度の70%より高いことを意味し、マイ
クロドットは「中量」のトナーを得てもよく、それはト
ナー濃度が最大トナー濃度の10%〜70%の間である
ことを意味する。好適には、これらの3種のトナー濃度
は別として、それ以上のトナー濃度も利用できる。好適
な態様では、各々のイクロドット当たり16レベルのト
ナー濃度が設定される。
【0033】電子記録装置の制限されたコントーン(con
tone)能力、すなわち1つのマイクロドット当たりに得
られる16だけの光学濃度レベルのために、ハーフトー
ン法がコントーン像に適用される。各々のマイクロドッ
トはハーフトーンスキームで2より多いトナー濃度を得
ることができるため、このタイプのハーフトーンは複数
レベルハーフトーン法と称される。2つの主なタイプの
複数レベルハーフトーン法、すなわちハーフトーンドッ
ト寸法調整法および頻度調整法、が存在する。ハーフト
ーンドット寸法調整法のためには、複数のマイクロドッ
トを含んでなるハーフトーンドットがスクリーン線数お
よびスクリーン角度を有する定期的なグリッドの上に置
かれる。比較的高い光学濃度を得るためには、トナーを
有する比較的多いマイクロドットをハーフトーンドット
に加える。これは伝統的な二元スクリーニング技術では
オートタイプラスタに対応する。頻度調整法では、ハー
フトーンドットは一定数のマイクロドット、多分1つだ
けのマイクロドット、から製作され、そして各々のハー
フトーンドットの寸法ではなくそれらの間の距離を変動
させる。両者の技術に関しては、隣接マイクロドットが
セルの中に配置されることが好ましいが必要ではなく、
それはオートタイプスクリーニング技術と称される。隣
接するという語はマイクロドットが互いに1つの側面に
よりまたは1つの角により接触することを意味する。頻
度調整技術に関しても、複数のマイクロドットを1つの
セルに配置してもよい。各々のセルは好適には同数のマ
イクロドットを含んでなり、同じ形状を有しそしてセル
は基質全体が隣接するセルによりタイル付けされるよう
に配置される。
【0034】本発明の特定態様によると、実質的に同じ
色度を有する2種のトナーまたはさらに特別には2種の
無彩色トナーを1つのセルに適用することによりオリジ
ナル像のいくつかの色調レベルが再現される。無彩色ト
ナーはグレーがかったまたは黒色のトナーである。基質
上のセル内で低濃度を実現しなければならない場合に
は、1つだけのトナーをセルに適用することができる。
大量のグレーがかったトナーおよび少量の黒色トナーを
セルに適用することによりそのセル内の比較的高い光学
濃度を実現することができる。電子記録方法の安定性を
危うくしないようにセル上の各々のトナータイプの分布
を選択することが重要である。少量または大量のいずれ
かをマイクロドットに適用するなら、マイクロドットに
対するトナー適用が最も安定で予測可能で且つ再現可能
であることが見いだされた。電子記録装置の複数レベル
能力を利用するためには、隣接するマイクロドットを含
んでなる1つのセルすなわち領域内の少なくとも1つの
マイクロドットは中量のトナーを得る可能性を有してい
なければならない。典型的には、2×2方式に配置され
た4つのマイクロドットからなる1つのセルに関して3
つのマイクロドットすなわち大量のマイクロドットが好
適には「安定量」のトナーを得てもよく、すなわちそれ
らはトナーを得なくてもまたは最少量のトナーもしくは
最大量のトナーを得てもよい。少量のこの実施例では1
つだけのマイクロドットである他のマイクロドットを中
量のトナーと共に適用できる。頻度調整技術が使用され
る場合には、セルは256×256程度の多さのマイク
ロドットを含んでいてもよい。大量とは66%またはそ
れ以上を意味する。好適な態様では、1つの領域内の大
量(66%)のマイクロドットは大量または少量の1
種のトナーと共に供給されるが、他のマイクロドット
(少量)は中量の該トナーと共に供給される。換言する
と、1つの領域すなわちセル内の少量だけのマイクロド
ット(すなわち0または34%の数のマイクロドッ
ト)が中量のトナーと共に供給される。
【0035】速度に関して計画される頻度調整法の手段
はタイルをベースとしており、そこではタイルは典型的
には2〜300×2〜300個のマイクロドットの定期
的セルに相当する。タイルをベースとしない手段は一般
的には誤差−拡散十進法をベースとする。頻度調整技術
を使用する場合には、セルは256×256個のマイク
ロドットを含んでなることができまたは誤差拡散十進法
を使用するならセルが全くなくてもよい。これらの場
合、セルの概念を特定のマイクロドットの局部的環境す
なわち「領域」により置換することは意義がある。5〜
6個のハーフトーンドットがその環境内にあるように環
境度を選択すべきである。そのような環境に関しては、
安定量のトナーを得るマイクロドットの数を決めること
ができる。二次誤差拡散変数に関しては、全てのマイク
ロドットが「安定」量のトナーを得る。或いは、マイク
ロドットレベルをベースとする代わりにセルレベルをベ
ースとする混成誤差拡散技術を使用することができ、そ
こでは各々の複数レベルのハーフトーンセルが複数の隣
接するマイクロドットを含んでなる。
【0036】5〜6種のタイプのトナー粒子を1つのセ
ルに適用する時には、マイクロドットが少量、中量また
は大量の第一のタイプのトナーを得ることができるが、
同じマイクロドットが少量、中量または大量の第二のト
ナータイプを得てもよい。1つのトナータイプ当たり大
量または少量の特定トナーを得ることが重要である。以
下の例は1つのセル内の1つのマイクロドットが中量の
第一のトナーを得ることを示しているが、同じセル内の
他のマイクロドットが中量の第二のトナーを得てもよ
い。
【0037】US−P−4,714,964には2種のイ
ンキを使用する複数レベルのハーフトーン処理用のシス
テムが記載されている。図1のグレーレベル4および1
2並びにUS−P−4,714,964のグレーレベル4
および8からわかるように、大多数の中量のインキが像
形成でき、それが大部分の複数レベル電子写真装置によ
り不安定で且つ予測不能な色調レベルを与える。本発明
によりセル内の大多数のマイクロドットが少量または大
量のトナーを有していなければならない印刷方法を行う
ことにより、この問題は解決される。中間的な色調レベ
ルまたは光学濃度レベルが特定のセル内で得られなけれ
ばならず、そのセル内の少なくとも1つのマイクロドッ
トは好適には少量のトナーを有しており、少なくとも1
つのマイクロドットは大量のトナーを有しており、そし
て微細な色調階調を得るためには少なくとも1つのマイ
クロドットは中量のトナーを有する。US−P−4,7
14,964によると、低濃度または高濃度インキが1
つのマイクロドットに沈着する。実質的に同じ色度を有
する少なくとも2つのトナータイプを互いに特定濃度レ
ベル用の1つのマイクロドット内に互いの上部に印刷す
ることにより予測されたノイズレベルの再現像を実質的
に改良できることを我々は見いだした。
【0038】本発明に従う再現すなわち印刷方法は、液
体静電記録現像(固体トナー粒子の誘電液中分散液を使
用)を用いるおよび乾燥静電記録現像主薬を用いる両者
で実現することができる。乾燥現像主薬は一成分現像主
薬(トナー粒子を含んでなるが、担体粒子は含まない)
並びに多成分現像主薬(トナーおよび担体粒子を含んで
なる)であってよい。
【0039】マイクロメートル範囲の平均量直径を有す
るトナー粒子を含んでなる現像主薬を用いると、トナー
粒子のタイプの最少数(N)は使用するトナー粒子の量
平均寸法(μm)に依存することが見いだされた。異な
る量平均直径(dv50、μm)を有するトナー粒子を含
んでなるトナー組成物を使用する時には、良好な印刷に
必要なトナーのタイプの数(N)は印刷で使用される
大のv50に依存する。
【0040】数Nは少なくとも0.3×dv50に等しくな
ければならないことが見いだされ、ここでNは0.5を
0.3×dv50に掛算しそして次にそれより低い整数に概
算することにより決められる。この場合、7μm
v508μmの粒子寸法分布を有するトナー粒子を含ん
でなるトナー組成物を使用する時には、Nは少なくとも
3である。
【0041】数Nのタイプのトナー粒子のトナー組成物
は好適には着色力度(すなわち最終的な像で得られる濃
度)において異なる。最低の着色力を有するタイプのト
ナー(T1)の着色力は、同じ量の粒子(mg/cm2
表示される)が沈着する時に、一定量の沈着したトナー
に関して、好適にはT1が最高の着色力を有するトナー
粒子(Tmax)により与えられる濃度の10〜50%の
間を与えるようなものである。さらに好適な態様では、
該トナー組成物T1は最低の着色力度を有するだけでな
く、最低の量平均直径を示す粒子寸法分布を有するトナ
ー粒子も含んでなる。関連して述べると、トナー組成物
1中に含まれるトナー粒子は最高の着色力を有するト
ナー(Tmax)に含まれるトナー粒子のdv50より少なく
とも1.5〜2.5倍小さいdv50を有する。
【0042】種々のトナー組成物中に含まれるトナー粒
子の着色力は、最終的な像の中に0.1〜2mg/cm2
の間のトナーが存在するように選択される。
【0043】不透明な反射性基質上に本発明に従い印刷
するオリジナル像が医学診断装置の像である時には、不
透明な反射性基質上で得られるRminは約0.01であっ
て約2.00の最大濃度に達するため、オリジナルの動
的範囲が記録媒体の動的範囲を越えることも可能であ
る。それ故、最高および最低反射間の差は約100の因
数であるが、オリジナル医学像は約1000の強さにお
ける差を有することができる。従って、オリジナルの動
的範囲を5〜6個の部分に分割し、これらの部分の各々
が記録媒体の動的範囲を越える動的範囲を有していない
ことが有利であろう。そのようにする方法は、引用によ
り本発明の内容となるEP−A−0 679 015に記
載されている。
【0044】本発明で使用される不透明な反射性支持体
は、紙、ポリエチレンコーテイング紙、不透明な重合体
状反射性基質などである。本発明に従い使用される最終
的基質としての不透明な反射性重合体状基質は、例えば
US−P 4,780,402、EP−B 182 253
に記載されている白色顔料を含んでなるポリエチレンテ
レフタレートフィルムである。しかしながら、例えばU
S−P 4,187,113に記載されているエチレンま
たはプロピレンのホモ重合体または共重合体の分離した
粒子を含んでなるポリエチレンテレフタレートが好まし
い。例えばEP−A−0 582 750および日本未審
査出願JN 63/200147に記載されている多層
フィルムの1つの層がエチレンまたはプロピレンのホモ
重合体または共重合体の分離した粒子を含んでなるポリ
エチレンテレフタレートでありそして少なくとも1つの
他の層が白色顔料を含んでなるポリエチレンテレフタレ
ートフィルムである多層フィルムを含んでなる不透明な
反射性最終的基質が最も好ましい。
【0045】特に不透明な反射性最終的基質がポリエチ
レンコーテイング紙または不透明な反射性重合体状基質
である時には、該基質上にトナー受容層をコーテイング
することが有利であると証されている。このトナー受容
層は結合剤または結合剤の混合物を含んでなる。結合剤
として、好適には熱可塑性の水不溶性樹脂が使用され、
そこでは成分が均質に分散されていてもよくまたはそれ
と共に固相溶液を形成していてもよい。その目的のため
には、全種類の天然の、改質された天然のまたは合成の
樹脂、例えばセルロース誘導体、例えばエチルセルロー
ス、セルロースエステル類、カルボキシメチルセルロー
ス、澱粉エーテル類、例えばスチレンの如きα,β−エ
チレン系不飽和化合物から誘導された重合体、ポリ塩化
ビニル、後−塩素化されたポリ塩化ビニル、塩化ビニル
と塩化ビニリデンとの共重合体、塩化ビニルと酢酸ビニ
ルとの共重合体、ポリ酢酸ビニルおよび部分的に加水分
解されたポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルアセタール類、例えばポリビニルブチラール、ア
クリロニトリルとアクリルアミドとの共重合体、ポリア
クリル酸エステル類、ポリメタクリル酸エステル類並び
にポリエチレンまたはそれらの混合物、を使用すること
ができる。特に適する形態学的に興味ある(ハロゲンを
含まない)結合剤はポリビニルブチラールである。いく
つかのビニルアルコール単位を含有するポリビニルブチ
ラールは米国モンサント社の商品名 BUTVAR B79 で市販
されている。
【0046】透明な基質上での連続的色調の像の印刷は
基本的には不透明な反射性支持体上での連続的な色調の
像の印刷に関して以上で記載された通りにして行われ
る。透明な支持体はガラスまたは重合体樹脂から製造で
きる。重合体樹脂基質はポリエステル、例えばポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ
カーボネート類、ポリオレフィン系フィルムなどである
ことができる。本発明の方法に従い印刷を行う最終的基
質はシート状またはウェブ材料状で存在することができ
る。
【0047】連続的な色調の像が透明な支持体上にDE
P法または古典的な(普通の)(静)電記録法により印
刷される時には、得られる最大透過濃度は約2.00で
ある。これはトナー粒子の一定の寸法、すなわちトナー
粒子の性質に負の影響を与えずにトナー粒子中に加える
ことができる顔料の限定された量、および静電潜像上に
沈着させることができるトナー粒子の有限の量による。
古典的な(静)電記録法で沈着させることができるトナ
ー粒子の量は典型的には5g/m2〜10g/m2、すな
わち0.5〜1mg/cm2の間である。この透過濃度レ
ベルは例えばオーバーヘッド投映用の透明度であるが、
ライトボックス上で観察される例えば医学像用には満足
のいくものではない。反射性支持体上で行われる印刷に
関しても、それより高い最大濃度が望ましい。さらに、
最大濃度の比較的大表面が存在する時にはいくらかの微
小孔が存在する。この微小孔(最大濃度の表面内の低濃
度微小点)が印刷の性質を悪くする。
【0048】不透明な反射性支持体上で印刷する時で
も、特にオリジナル像の印刷が透明な支持体上で行われ
る時には、少なくともトナー組成物TNは最終的基質中
に含まれる成分と一緒になってまたはそれらと共に光吸
収性物質を生成できる1種もしくはそれ以上の成分を含
んでなり且つ該トナー粒子が場合により光吸収性顔料ま
たは染料を含んでなることが有利であると証されてい
る。
【0049】好適な態様では、最終的基質中に含まれる
成分と一緒になってまたはそれらと共に光吸収性物質を
生成できる該トナー粒子中に含まれる該成分は少なくと
も1種の還元剤(化合物A)および少なくとも1種の実
質的に非感光性の銀塩(化合物B)である。
【0050】他の好適な態様では、該還元剤(化合物
A)が該トナー粒子の中に加えられそして該実質的に非
感光性の銀塩(化合物B)が該最終的基質の中に加えら
れる。他の好適な態様では、還元剤(化合物A)と実質
的に非感光性の銀塩(化合物B)との間の反応は補助還
元剤Cにより助けられる。そのような場合には、トナー
タイプの顔料着色とトナータイプの着色力との間に差が
ある。顔料着色性は製作工程中にトナーに加えられる顔
料の量に関連する。着色力は基質に適用されそして融合
されるトナーの特定濃度[mg/cm2]に関して得ら
れる、いずれかの反応後の、反射または透過における光
学濃度に関連する。最も好適な態様では、該実質的に非
感光性の銀塩は脂肪酸の銀塩であり、ここで脂肪族炭素
鎖は好適には少なくとも12個のC原子を有しておりそ
して該還元剤はジ−またはトリ−ヒドロキシ化合物であ
る。
【0051】本発明に従う使用に適する実質的に非感光
性の銀塩は、脂肪族炭素鎖が好適には少なくとも12個
のC原子を有する脂肪酸として知られる脂肪族カルボン
酸の銀塩、例えばラウリン酸銀、パルミチン酸銀、ステ
アリン酸銀、ヒドロキシステアリン酸銀、オレイン酸銀
およびベヘン酸銀、並びに同様にUS−P 4,504,
575に記載されたドデシルスルホン酸銀および公告さ
れたEP−1−0 227 141に記載されたジ−(2
−エチルヘキシル)−スルホ琥珀酸銀である。本発明に
従う方法ではベヘン酸銀を使用することが最も好まし
い。
【0052】該実質的に非感光性の銀塩の還元において
使用するのに適する有機還元剤はカテコール−タイプの
還元剤であり、それはオルト位置に2つのヒドロキシ基
(−OH)を有する少なくとも1つのベンゼン核を含有
する還元剤、例えばカテコール、3−(3,4−ジヒドロ
キシフェニル)プロピオン酸、1,2−ジヒドロキシ安息
香酸、没食子酸メチル、没食子酸エチル、没食子酸プロ
ピル、タンニン酸および3,4−ジヒドロキシ−安息香
酸エステル類である。好適な還元剤は没食子酸またはそ
の誘導体である。
【0053】本発明に従う静電記録方法で使用される還
元剤は実際には(a)上記のような主要な相対的に強い
還元剤(化合物A)、および(b)一緒になって相乗性
(追加)還元性混合物を生成する比較的活性が小さい補
助還元剤(化合物C)の混合物であることができる。比
較的活性が小さい補助還元剤(化合物C)として好適に
は立体障害フェノール類が使用される。
【0054】化合物AおよびBの反応により生成した光
吸収性化合物は比較的高い濃度でくすんだ黒色像を与え
ず、比較的低い濃度でくすんだグレー像を与えない。従
って、熱記録または光熱記録から知られている調色剤
(化合物D)を該方法に加えてもよい。該調色剤はトナ
ー粒子中にまたは最終的受像基質中に加えることができ
る。
【0055】透明な最終的基質は透明な支持体上にコー
テイングされたトナー受容層を含んでなる。該トナー受
容層は上記のものと同じでもよい結合剤または結合剤の
混合物を含んでなる。高濃度(D>2.00)の印刷が
好ましいため、該トナー受容層は化合物A、Bもしくは
C、またはそれらの混合物および場合により調色剤(化
合物D)も含んでなる。トナー受容層は、還元剤の浸透
性を改良しそしてそれにより高温におけるレドックス反
応の反応速度を改良する1種もしくはそれ以上のワック
スまたは「熱溶媒(thermal solvents)」もしくは「熱溶
媒(thermosolvents)」とも称される「熱溶媒(heat solv
ents)」を含んでなっていてもよい。
【0056】透明な支持体は好適には重合体状支持体で
ある。広範囲の該支持体が当技術で知られておりそして
一般的に使用されている。それらには、例えば、酢酸プ
ロピオン酸セルロースまたは酢酸酪酸セルロースを含む
写真フィルムの製造において使用されるもの、ポリエス
テル類、例えばポリ(エチレンテレフタレート)、ポリ
(エチレンフタレート)、ポリアミド類、ポリカーボネー
ト類、ポリイミド類、ポリオレフィン類、ポリ(ビニル
アセタール)類、ポリエーテル類およびポリスルホンア
ミド類の如き透明な支持体が包含される。ポリエステル
フィルム支持体並びに特にポリ(エチレンテレフタレー
ト)およびポリ(エチレンフタレート)がそれらの優れた
寸法安定性質のために好ましい。医学像を印刷する時に
は、青色の透明フィルム基質、特に青色に染色されたポ
リエステル支持体、を使用することが好ましい。
【0057】上記のトナー組成物および基質は、引用に
よりそれ全体が本発明の内容となるEP 0 706 0
94に開示されている。
【0058】本発明に従う不透明な反射性基質上並びに
透明な基質上で連続的色調の像を印刷する方法における
使用のためのトナー粒子は本質的に、それらの組成、形
状、寸法、および製造方法並びにそれらの摩擦電気的に
得られる電荷の符号に関していずれの性質であってもよ
い。
【0059】本発明に従い使用されるトナー粒子は一般
的な樹脂結合剤を含んでなることができる。本発明に従
うトナー粒子の製造用に使用される結合剤樹脂は付加重
合体、例えばポリスチレンもしくは同族体、スチレン/
アクリル酸共重合体、スチレン/メタクリレート共重合
体、スチレン/アクリレート/アクリロニトリル共重合
体またはそれらの混合物であることができる。本発明に
従うトナー粒子の製造ニおける結合剤樹脂としての使用
に適する付加重合体は例えばBE 61.855/70、
DE 2,352,604、DE 2,506,086、US
−P 3,740,334に開示されている。
【0060】重縮合重合体も本発明に従うトナー粒子の
製造において使用することができる。有機カルボン酸類
(ジ−またはトリカルボン酸類)をポリオール類(ジ−
またはトリオール類)と反応させることにより製造され
るポリエステル類が最も好適な重縮合重合体である。カ
ルボン酸は例えばマレイン酸、フマル酸、フタル酸、イ
ソフタル酸、テレフタル酸、トリメリト酸、などまたは
それらの混合物であってよい。ポリオール成分はエチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレング
リコール、ビスフェノール、例えば「ビスフェノール
A」と称される2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパンもしくはアルコキシル化されたビスフェノー
ル、トリヒドロキシアルコールなど、またはそれらの混
合物であってよい。本発明に従うトナー粒子の製造にお
ける使用に適するポリエステル類は例えばUS−P 3,
590,000、US−P 3,681,106、US−P
4,525,445、US−P 4,657,837、US
−P 5,153,301に開示されている。
【0061】例えばUS−P 4,271,249に開示
されているように本発明に従うトナー粒子の製造におい
て付加重合体と重縮合重合体との配合物を使用すること
もできる。
【0062】負または正の方向における摩擦電気帯電性
を改変または改良するために、トナー粒子は1種もしく
はそれ以上の電荷調節剤を含有できる。
【0063】本発明に従う方法において有用なトナー粉
末粒子は以上で定義された1種もしくはそれ以上の結合
剤樹脂および成分(例えば無機充填剤、電荷調節剤、場
合により化合物A、BまたはCの1種、など)を融解相
で、例えば混練機を使用して、混合することにより製造
できる。混練された物体は好適には90〜140℃の範
囲の、そしてより好適には105〜120℃の範囲の温
度を有する。冷却後に、固化した物体を例えばハンマー
ミル中で粉砕しそして得られた粗大粒子を例えばジェッ
トミルによりさらに破壊して十分小さい粒子を得て、そ
れから所望する部分をふるいわけ、風圧分類、サイクロ
ン分離または他の分類技術により分離することができ
る。
【0064】本発明に従う有用なトナー粒子は「重合体
懸濁」法によっても製造できる。この方法では、トナー
樹脂(重合体)を低沸点を有する水非混和性溶媒の中に
溶解させそしてトナー成分(例えば無機充填剤、電荷調
節剤、化合物A、BまたはCの少なくとも1種、など)
をその溶液中に分散させる。生じた溶液/分散液を安定
剤を含有する水性媒体中に分散/懸濁させる。有機溶媒
を蒸発させそして生じた粒子を乾燥する。溶媒の蒸発
は、温度を高めることにより、真空蒸発により、例えば
US−P 3,166,510、US−P 3,338,99
1に記載されている噴霧乾燥により、例えばGB 2,1
21,203に記載されているような静電粉砕などによ
り、行うことができる。
【0065】本発明に従う有用な粉末トナー粒子は一成
分現像主薬(磁性並びに非磁性)として、すなわち担体
粒子の不存在下で、使用できるが、好適には担体粒子を
含んでなる二成分システム中で使用される。
【0066】担体粒子と混合して使用される時には、2
〜10重量%のトナー粒子が現像主薬組成物全体中に存
在する。担体粒子との適当な混合はタンブルミキサー中
で行われる。
【0067】カスケードまたは磁気ブラシ現像法におけ
る使用に適する担体粒子は例えばGB−P 1,438,
110に記載されている。磁気ブラシ現像法のために
は、担体粒子は強磁性物質、例えば鋼、ニッケル、鉄ビ
ーズ、亜鉄酸塩などまたはそれらの混合物を基にするこ
とができる。強磁性粒子は樹脂状包囲体でコーテイング
されていてもよくまたは例えばUS−P 4,600,6
75に記載されている樹脂結合剤物体中に存在していて
もよい。担体粒子の平均粒子寸法は好適には20〜30
0μmの範囲そしてより好適には30〜100μmの範
囲である。
【0068】特に興味ある態様では、酸化鉄の薄膜でコ
ーテイングされた直径が50〜200μmの範囲の鉄担
体ビーズが使用される。球形を有する担体粒子は英国特
許明細書1,174,571に記載されている方法に従い
製造することができる。芯を含んでなりそしてSi−含
有樹脂でコーテイングされている担体ビーズが本発明に
従う使用にとって好ましい。そのような担体ビーズは例
えばUS−P 4,977,054、US−P 4,927,
728およびEP−A 650 099に記載されてい
る。
【0069】本発明に従う印刷は5〜6の調色台を含む
静電記録印刷装置の中で行うことができる。有用な印刷
装置の典型的な例は、主に4つの調色台(イエロートナ
ー用の1つ、マゼンタトナー用の1つ、シアントナー用
の1つ、黒色トナー用の1つ)を有するカラープリンタ
ーであり、ここでは異なって顔料着色された複数のトナ
ーを用いる単色印刷を行うことができる。本発明に従う
印刷の実施に適する装置は CHROMAPRESS(ベルギー、モ
ルトセルのアグファ−ゲバヴェルトNVの商品名)と名
付けられている。
【0070】10までの調色台が存在するが、CHROMAPR
ESS の如き装置が非常に有用である。これは、少なくと
も像I1を印刷するために適応した顔料着色性を有する
イエロー、マゼンタおよびシアントナーを使用してグレ
ーの色調を製造することにより、さらに良好な単色低濃
度印刷の可能性を与える。
【0071】
【実施例】図3によると、横座標にD0として示される
微細色調スケールを得るために、この結果の光学濃度D
0が増加するのにつれて少なくとも1つのトナー組成物
の沈着トナーの量(例えばC1)を予め規定された好適
には単色方法で変動させる。トナーを節約するために
は、沈着トナーの量が全色調スケールにわたってモノト
ーン関数でなくてもよい。これは図1により明らかにさ
れる。ノイズレベルは数種のタイプのトナーの並置によ
り減じることができるが、1マイクロドット当たりのト
ナーの合計量を好適には2mg/cm2に制限すること
が有利である。頁または基質が曲げられる場合に高すぎ
る濃度のトナー粒子が割れる傾向があるなら、このこと
は特に正しい。高いトナー濃度は都合の悪い浮き出しタ
イプを引き起こすこともある。図2および4は、必要な
光学濃度D0の関数として他のトナー量が得られること
を示す。モノトーン度を分ける境界点は図1−4に垂直
な点線により示されている。沈着したトナー物質に関し
て異なる値をまたは異なる境界点に関して特定のトナー
組成物のトナーCiの量を選択することは本発明の範囲
内にあるが、ある種のトナー組成物は任意の沈着した物
質を有することができそして場合により図4の例のよう
に境界点の一部で増加速度を変えることもできる。図5
−8には、3種のトナーの好適には3つのトナー台にお
ける配置が示されている。特定の光学濃度D0を得るた
めには、これらの図面の1つで3つのグラフを使用する
ことにより各々のトナー濃度C1、C2およびC3を見い
だすことができる。図5によると、トナー濃度は決して
下降しない。この選択はトナーの厳密な合計量を必要と
するが、最も安定な像形成方法であることが証されてい
る。図6によると、第一のトナーの合計量は、第二およ
び第三のトナーに関するトナー量が一定である限り、増
加する濃度D0の関数として上昇する。第二または第三
のトナーのいずれかが増加する時には、第一のトナーに
関する合計量は増加する濃度D0の関数として減少す
る。
【0072】トナー消費量の観点からさらに経済的であ
る図7によると、トナーの合計量は1つのトナーの最大
量より決して大きくない。図8によると、トナー量の全
ての可能な組み合わせが消費される。これにより、可能
なトナー濃度の最も適する選択が可能になる。
【0073】図1−8から、異なる部分の色調スケール
0を層の異なる組み合わせで印刷でき、トナー組成物
の一部は固定された沈着量を有するかもしれず、実質的
に同じ色度を有する一部のトナー組成物またはトナーの
タイプが存在しないかもしれず、一部のトナー組成物が
増加する沈着トナー量を有するかもしれず、そして好ま
しくは比較的低い顔料着色性を有する一部のトナー組成
物は沈着物質またはトナー量を減少させるかもしれない
が、印刷しようとする色調D0が増加するにつれて比較
的多く顔料着色されたトナー組成物の沈着物質が増加す
ることは明らかである。
【0074】印刷実施例 トナー粒子の製造 ポリエステル(ATLAC T500)* 96部 カーボンブラック** x部 臭化テトラブチルアンモニウム 0.5部 *ATLAC は米国、デラウェア州、ウィルミントンのアト
ラス・ケミカル・インダストリイズ・インコーポレーテ
ッドの登録された商品名であり、そして ATLAC T500 は
フマル酸およびプロポキシル化されたビスフェノールA
の線状ポリエステルである。
【0075】** CABOT REGAL 400(米国、ボストン、ハ
イストリート125のカボット・コーポレーションの商
品名)。
【0076】カーボンブラックの濃度を変えて3種のト
ナー組成物を製造した: A:6g/m2の定着トナーに対して0.61の最少反射
率(Rmin)を与える0.20%のカーボンブラック、 B:6g/m2の定着トナーに対して0.38のRmin
与える0.45%のカーボンブラック、および C:6g/m2の定着トナーに対して0.02のRmin
与える5%のカーボンブラック。
【0077】成分を110℃において30分間にわたり
融解混練し、冷却、圧搾および粉砕後に、8.0μmの
量平均粒子寸法および変動係数v=0.25を有するト
ナー粒子が得られた。100部のこれらのトナー粒子を
0.5部のSiO2(ドイツ、フランクフルト/Mのデグ
ッサの AEROSIL R972 商品名)と混合した。
【0078】担体粒子 流動床中で溶液噴霧技術を用いてCu−Zn亜鉄酸塩芯
を1%のジメチルシリコーンでコーテイングしそしてこ
のコーテイングを後硬化することにより、Cu−Zn亜
鉄酸塩をベースにしたコーテイング担体を製造した。こ
の担体は0.41テスラの飽和磁化(Msat)を示した。
粒子寸法分布はdv50%=52.5μm、dv10%=32μ
mおよびdv90%=65μmにより同定された。4%の各
トナー組成物T1、T2およびT3を担体粒子に加えるこ
とにより、対応する3種の現像主薬(Dev1、Dev2
およびDev3)を製造した。トナーは−3.7Fc/1
0μmの電荷を有していた。
【0079】印刷 3種の現像主薬を Agfa Chromapress プリンターの最初
の3つのトナー台の中に充填した。Chromapress はベル
ギー、モルトセルのアグファ−ゲヴェルトN.V.の商品
名である。このプリンターは10のトナー台を有し、5
つは印刷しようとする基質(紙)の各々の側面にある。
通常の操作では、各々の側面にある4つのトナー台が使
用されてカラー像を再現するためにシアン、マゼンタ、
イエローおよび黒色のトナーを積層する。このプリンタ
ーは1時間当たり1000枚のA3寸法の頁(297m
m×420mm)を印刷できる。解像度は600dpi
であるため、1つのマイクロドットの寸法は約42μm
である。1つのトナー台当たりに沈着するトナー粒子の
量を変えるために、各々のマイクロドットに対してそし
て1つのトナー台当たり、64の異なるエネルギーレベ
ル(6ビットとアドレス可能である)を適用できる。一
般的には、互いに識別可能な濃度レベルを得るためには
これらの64のレベルから16だけのレベルが選択され
る。
【0080】トナーは8μmのdv50を有していたた
め、異なるタイプのトナーの数Nは3であると選択され
た。
【0081】第一の印刷実験では、600dpiにおけ
る64のレベルより高い300dpi解像度における1
つのトナー印刷台当たりのグレースケール解像度を有す
るために600dpiマイクロドットが2つずつ隣接ハ
ーフトーンセルの中でグループにされた。台に3種の量
のトナー−図9にC1、C2およびC3により示されてお
り、C1はトナーAの量を示し、C2はトナーBの量を示
し、そしてC3はトナーCの量を示す−並びに4つのマ
イクロドット:マイクロドット1、マイクロドット2、
マイクロドット3およびマイクロドット4を設置した。
マイクロドットは図9に示されているように幾何学的に
配置され、マイクロドット1はセル内の上左に、マイク
ロドット3はセル内の上右に、マイクロドット4は下左
にそしてマイクロドット2は下右に配置された。濃度D
0が増加するにつれて、図9のグラフに従いトナー濃度
1、C2およびC3は変化した。最も低い濃度値に関す
ると、マイクロドット1に対する第一のトナーの濃度を
0から最大まで増加させた。比較的高い濃度レベルD0
を得るためには、マイクロドット2に対する第一のトナ
ーの濃度は0から最大まで増加した。同じことがそれぞ
れマイクロドット3および4に起きる。4つのマイクロ
ドットが第一のトナーの最大トナー濃度になったら、第
二のトナーの濃度を、最初はマイクロドット1、次にそ
れぞれ2、3および4に対して、0から最大まで増加さ
せる。セルの4つのマイクロドットが最大量のトナーA
およびトナーBにより覆われたら、次に基質上で比較的
高い濃度を得るためにトナーCの濃度をそれぞれマイク
ロドット1、2、3および4に対して最少から最大に増
加させる。
【0082】以下の19の入力レベルXiの1cm2のパ
ッチからなる楔:0、42、84、126、.. ;71
4、756を印刷した。これらの入力レベルは63が掛
算された横座標における数値に相当する。印刷後に、反
射濃度Yiを測定しそしてグラフに表した。下記の段
階: −Yiを適当な間隔で表示し(例えば透明度、濃度また
は光度)、 −連続的な表示を逆転された対Yi、Xiに合わせ、 −この連続的な表示を所望する数の入力レベルで等距離
でサンプル採取することを含む以下に表されるような工
程を実施することにより、所望する全体的な色調性能が
得られる。この方法で、透明度において等しい256の
レベルが図9の757の入力レベルから選択された。8
ビットでデジタル化されそして300dpiの解像度を
有する医学像が印刷された。
【0083】この方法の利点は、比較的高い顔料着色性
のトナー組成物Bのトナー(第二のトナー)が沈着する
前に不透明な反射性基質が常にトナーA(濃度C1を有
する第一のトナー)により覆われるためトナー層Bに伴
う意図的な調整およびノイズが層Aおよび組み合わせ層
A+Bの不透明度における差までの大きさを減少させる
ことである。同様に、トナーCにおける変動が層A+B
および層A+B+Cの不透明度における差に限定させる
幅を有する。欠点はかなりのトナー消費量であり、最大
濃度を得るためには3つ全部の層のトナーが沈着され
る。
【0084】印刷性質を評価するために、実質的に一定
の濃度の「認められた」標準偏差を測定した。最大トナ
ー濃度を有するマイクロドットのあるパッチを製造し
た。印刷は紙の上で行われそして認められたパッチを反
射方式で測定した。第一の試験では、1つのトナーを使
用することにより1.45の可視濃度が生じた。第二の
試験では、本発明の方法に従い重複印刷で3つのタイプ
の無彩色トナーを使用することにより同じ可視濃度が得
られた。第一および第二の両者の試験に関して、パッチ
の均質性を測定した。
【0085】均一濃度のパッチの均質性は濃度差の可視
性に関して、すなわち人間観察者がこれらの差を認識す
る方法に関して、表示された。従って、濃度変動の測定
値(実際には既知のσD)を認識観察者により認められ
た濃度変動に再計算した。実際には、紙の上に印刷され
た均一濃度パッチのサンプルを2mm×27μmのスリ
ットおよび10μmの解像度を有する受容基質の移動方
向に走査させた。サンプル採取距離は1cmでありそし
て1024のデータ点をサンプル採取した。サンプル採
取は反射方式で行われそして反射率をそこで測定した。
得られた反射率のスキャンを認識モデルにより「認識さ
れた」像に転化した。この転化は以下の段階を含んでな
る: (i)可視濾過を適用して、「早期の」眼の空間的頻度
特性を記載し、すなわち眼の受容特性だけを考慮する。
使用したフィルターは J. Sullivan et al. in IEEE Tr
ansactions on Systems, Man and Cybernetics, vol. 2
1, n° 1 p. 33 -38, 1991 に記載されているものであ
った。該参考文献に記載されたフィルターとは対照的
に、このフィルターは頻度に関して該早期の眼の最大感
度頻度より低い値に平均化されなかった。これは、測定
において上記の参考文献中の低−通過フィルターの代わ
りにバンド−パスフィルターが使用されたことを意味す
る。観察距離は25cmであった。
【0086】(ii)濾過により段階(i)で変換された
反射率(R)を下記の式:すなわち反射率(R)が0.
01より高いかまたは等しい時にはDvis=2.55×
(1−R1/3)、そして反射率(R)が0.01より低い
時にはDvis=2.00により可視濃度(Dvis)に転換
させるが、眼は0.01より下の反射率を識別できる。
このようにして得られた「認識された」像において濃度
変動(σD)の標準偏差が計算された。
【0087】0.045より小さいパラメーターσDに関
する値は均一濃度パターンの均質性に関する許容可能な
像性質を意味し、0.030より小さい値は優れた性質
を意味し、0.025〜0.020の値はオフセット高品
質に関して典型的なものである。この分析結果は1つの
単独トナータイプを用いる第一の試験に関しては0.0
30でありそして実質的に同じ色度を有する3つのトナ
ータイプを用いる第二の試験に関しては結果は0.02
0であった。これらの結果から、さらに多いトナータイ
プが使用されるならノイズレベルが実施的にそれより低
くなることは明らかである。
【0088】0.6〜1.2の間の可視濃度を得るため
に、同じ試験を複数レベルのハーフトーン技術により得
られたパッチに対して行った。全てのこれらの場合、数
種のトナータイプを用いる時の結果は0.025より良
かったが、1つの単独トナータイプを用いる時の結果は
0.030より上であった。
【0089】所望するノイズ減少効果および上記のハイ
ライト効果の安定化を大程度まで保ちながらトナー消費
量を約33%ほど減少できた第二の印刷実験は、Agfa C
hromapress システムを用いる第二の実験スキームに基
づいている。
【0090】Agfa Chromapress の右側の5つの600
dpi6ビットトナー印刷台のうちの3つにカーボン顔
料着色性が第一の実験と同じである3種の二成分現像主
薬を充填すると、トナー印刷台の各々に対して論理的な
全濃度露光が選択された時には同一の測定反射濃度をも
たらした。
【0091】ここでも、600dpiにおける64のレ
ベルより高い300dpi解像度における1つのトナー
印刷台当たりのグレースケール解像度を有するために、
600dpiマイクロドットをハーフトーンセルの中で
2×2方式でグループにされた。濃度スキームは、図1
0に示されているように、1つのマイクロドット当たり
そして1つの印刷台当たり、63の入力レベルを用いて
3種のトナーおよび4つのマイクロドットで製造され
た。横座標における数(0〜12)に63を掛算して0
〜756の入力レベルを得る。4つの画素のうちの2つ
が上にある時にはトナーA(C1)およびC(C3)が水
平線を形成するが4つのマイクロドットのうちの2つが
上にある時にはトナーB(C2)が垂直線を形成するよ
うにセル内のマイクロドット配置を選択することに注意
すること。これは振動により誘発される間違った記録お
よび帯生成に対する感度を最少にすることが有利であ
る。これは、交差する垂直線は1組の線が他に関して移
動する時にはそれらの相互重複を変化させないという仮
定により理解できる。
【0092】以下の19の入力レベルXiの1cm2のパ
ッチからなる楔:0、42、84、126、.. ;71
4、756を印刷し、そして測定された反射濃度Yi
グラフに表されている。第一の実施例に示されている方
法を用いて、透明度に関して等しい256のレベルが図
10の757の入力レベルから選択された。ここでも、
256の濃度レベルにより表されそして300dpiの
解像度を有する医学像が印刷された。ここでも、ノイズ
レベルは実質的に減じられた。
【0093】本発明の好適態様を詳細に記載してきた
が、当技術の専門家には請求項で定義された本発明の範
囲から逸脱しない多数の改変を行えることは今明らかに
なるであろう。
【0094】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0095】1.下記の段階: −基質の表面を複数の分離するマイクロドットに区分
し、 −少なくとも1つのマイクロドットに実質的に同じ色度
を有する少なくとも2つのタイプのトナーを適用するこ
とを含んでなる、基質に対するトナー粒子の像通りの適
用により連続的な色調の像を再現する方法。
【0096】2.−該少なくとも1つのマイクロドット
を含んでなる隣接するマイクロドットの領域を設定し、 −該領域内の少なくとも1つのマイクロドットに多量の
該少なくとも2つのタイプのトナーのうちの1つを適用
し、 −該領域内の少なくとも1つの他のマイクロドットに少
量の該1つのトナーを適用し、そして −該領域内の少なくとも1つの他のマイクロドットに中
量の該1つのトナーを適用する段階をさらに含んでな
る、上記1の方法。
【0097】3.該少なくとも2つのタイプのトナーの
各々に関して該領域内の少量のマイクロドットが中量の
トナーと共に供給される上記2の方法。
【0098】4.実質的に同じ色度を有する複数のトナ
ータイプが供給された各々のマイクロドットに多量の該
色度を有する少なくとも1つのトナータイプが供給され
る上記1〜3のいずれかの方法。
【0099】5.実質的に同じ色度を有する複数のトナ
ータイプが供給された少なくとも1つのマイクロドット
を含んでなる少なくとも1つの領域に、多量の少なくと
も1つのトナータイプをすべて供給する上記2または3
のいずれかの方法。
【0100】6.実質的に同じ色度を有するある数
(N)のタイプのトナーを適用することによりマイクロ
ドットを印刷し、1つのタイプの該トナー粒子は最大の
平均容量直径dv50を有し、そしてここで該数Nは関係
0.3×dv50を満たしそしてここでNは0.5を0.
3×dv50に加えそして次にそれより低い整数に切り捨
て丸めることにより決められる上記項のいずれかの方
法。
【0101】7.実質的に同じ色度を有するある数
(N)のタイプのトナーを適用することによりマイクロ
ドットを印刷し、1つのタイプの該トナー粒子は最大の
平均量直径dv50を有しており、そしてここで該数Nは
関係N0.4×dv50を満たしておりそしてここでNは
0.5を0.4×dv50に加えそして次にそれより低い整
数に切り捨て丸めることにより決められる上記1〜5の
いずれかの方法。
【0102】8.仕上がり像において最大2mgのトナ
ーが1cm2当たりに存在する上記項のいずれかの方
法。
【0103】9.該タイプのトナー粒子が着色力度にお
いて異なり、トナー粒子T1が最低の着色力度を有し、
トナー粒子Tmaxが最高の着色力を有する上記項のいず
れかの方法。
【0104】10.該タイプのトナー粒子が異なる容量
平均直径dv50を有する上記項のいずれかの方法。
【0105】11.トナー粒子(T1)の該着色力が、あ
る量のT1の沈着が等量のトナー粒子(Tmax)の沈着に
より与えられる濃度の10〜50%の間を与えるような
ものである上記9または10のいずれかの方法。
【0106】12.該トナー粒子T1が該トナー粒子T
maxより5〜20%の間だけ低い平均容量直径dv50を有
する上記9〜11のいずれかの方法。
【0107】13.印刷が透明な最終的基質上で行わ
れ、そして該タイプのトナー粒子の少なくとも1つが該
最終的基質中に含まれる成分と一緒になってまたは共同
して光吸収性物質を形成しうる1種もしくはそれ以上の
成分を含んでなりそして該トナー粒子が場合により光吸
収性顔料または染料を含んでなる上記項のいずれかの方
法。
【0108】14.該トナー粒子が乾燥トナー粒子であ
る上記項のいずれかの方法。
【0109】15.該像再現法が電子記録法である上記
項のいずれかの方法。
【0110】16.該領域が隣接するマイクロドットの
分離したセットを含んでなるマルチレベルハーフトーン
セルである上記2〜15のいずれかの方法。
【0111】17.該連続的な色調の像が医学像である
上記項のいずれかの方法。
【0112】18.透明な支持体を使用しそして該支持
体が青色ポリエステル支持体である上記17の方法。
【0113】19.上記1〜18のいずれかの方法を行
うための手段を含んでなる装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による方法を実施するための特
定の態様に従う、基質上の必要な光学濃度D0の関数と
しての第一のトナーの量またはトナー濃度C1を同じ必
要な光学濃度D0の関数としての第二のトナーのトナー
濃度C2と共に示すグラフである。
【図2】図2は、他の態様に関する図1と同じ変数を示
すグラフである。
【図3】図3は、さらに他の態様に関する図1と同じ変
数を示すグラフである。
【図4】図4は、さらに他の態様に関する図1と同じ変
数を示すグラフである。
【図5】図5は、他の態様に関するそれぞれ濃度C1
2およびC3を有する3種のトナーを含む図1と同じ変
数を示すグラフである。
【図6】図6は、他の態様に関する図5と同じ変数を示
すグラフである。
【図7】図7は、さらに他の態様に関する図5と同じ変
数を示すグラフである。
【図8】図8は、さらに他の態様に関する図5と同じ変
数を示すグラフである。
【図9】図9は、3種のトナーのためのセル中での異な
るマイクロドットのトナー濃度を示すグラフである。
【図10】図10は、本発明の他の態様における図9と
同じ変数を示すグラフである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の段階: −基質の表面を複数の分離するマイクロドットに区分
    し、 −少なくとも1つのマイクロドットに実質的に同じ色度
    を有する少なくとも2つのタイプのトナーを適用するこ
    とからなることを特徴とする、基質に対するトナー粒子
    の像通りの適用により連続的な色調の像を再現する方
    法。
  2. 【請求項2】 該少なくとも1つのマイクロドットを含
    んでなる隣接するマイクロドットの領域を設定し、 −該領域内の少なくとも1つのマイクロドットに多量の
    該少なくとも2つのタイプのトナーのうち1つを運用
    し、 −該領域内の少なくとも1つの他のマイクロドットに少
    量の該1つのトナーを適用し、そして −該領域内の少なくとも1つの他のマイクロドットに中
    量の該1つのトナーを適用する段階をさらに含んでなる
    請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の方法を行うため
    の手段を含んでなる装置。
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