JPH09224083A - 交換ソフトウェアの試験システムおよび試験方法 - Google Patents

交換ソフトウェアの試験システムおよび試験方法

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JPH09224083A
JPH09224083A JP8027559A JP2755996A JPH09224083A JP H09224083 A JPH09224083 A JP H09224083A JP 8027559 A JP8027559 A JP 8027559A JP 2755996 A JP2755996 A JP 2755996A JP H09224083 A JPH09224083 A JP H09224083A
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JP8027559A
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English (en)
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Yasuhisa Ochiai
庸央 落合
Masaru Oki
勝 沖
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交換ソフトウェアのシミュレーションの際
に、ソケット通信の確立を意識することなく連動動作を
行なう。 【解決手段】 交換ソフトウェア実行部20はシステムジ
ェネレータ40からの交換機のアドレス情報に基づいて通
話路バスを共有メモリ18上にマッピングする。この際
に、交換ソフトウェア実行部20は、通話路バスのアドレ
スとコンピュータ上の共有メモリのアドレスを変換する
ためのアドレス変換テーブル60を生成して擬似端末シス
テム30に通知する。これにより、擬似端末の操作により
呼処理イベントが発生すると、擬似端末システム30はア
ドレス変換テーブル60を介してそのイベントを共有メモ
リ18に書き込む。これを交換ソフトウェア実行部20は読
み出して交換ソフトウェアを実行させ、通話路系装置お
よび端末を動作させるオーダを生成する。このオーダは
共有メモリ18に書き込まれ、これを読み出した擬似端末
システム30はそのオーダに従って擬似端末を動作させ、
その状態変化がマンマシンインタフェース50を介して表
示部14に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、交換ソフトウェアの試
験システムおよび試験方法に係り、特に、たとえば、デ
ィジタル交換機などの交換ソフトウェアの機能確認や問
題確認などの試験を行なう交換ソフトウェアの試験シス
テムおよび試験方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、たとえば、公衆電気通信網では、
ISDN(ディジタル通信統合ネットワーク)等の導入によ
り、通信網のディジタル化が図られている。これにとも
ない、加入者の要望に応じた各種の新規なサービスの提
供が考えられ、各種のサービスに応じた交換ソフトウェ
アの開発が進められている。
【0003】従来、上記のような交換ソフトウェアを交
換機に導入する前に、ワークステーションなどのコンピ
ュータ上にてシミュレーションして、開発された交換ソ
フトウェアをオフラインにて試験するシステムとして、
たとえば、1994年電子情報通信学会春期全国大会論文集
B-639 、および本願の出願人と同じ出願による特許出
願、特願平7-3141や特願平7-122301などに記載された交
換ソフトウェアの試験システムが提案されている。
【0004】たとえば、試験対象となる交換機は、交換
ソフトウェアが動作する中央処理系装置と、中央処理系
装置の指示の下に動作する通話路系装置とを含み、これ
らは入出力インタフェースをとる通話路バスにて接続さ
れている。通話路系装置は、電話端末などの複数の端末
を通信回線を介して収容し、端末からの交換処理イベン
トは、通話路系装置から通話路バスを介して中央処理装
置上の交換ソフトウェアに伝えられる。中央処理装置
は、受信したイベントに基づいて交換ソフトウェアを動
作させ、通話路系装置および端末に対して動作指示であ
るオーダを通話路バスを介して送信し、交換動作が実行
される。
【0005】コンピュータ上にてオフラインに試験する
システムでは、中央処理系装置の動作を擬似するシミュ
レータと通話路系装置の動作を擬似するシミュレータ
を、たとえば、UNIX(UNIXシステムズ ラボラトリー
ズ、インクの登録商標)などの同一のオペレーティング
システム上にそれぞれ独立したエミュレーションプログ
ラムにて構築して、それぞれの動作を擬似させる。この
際に、中央処理系シミュレータと通話路系シミュレータ
とは、オペレーティングシステムが提供するプロセス間
通信、いわゆるソケットインタフェースを介して交換処
理イベントおよびオーダを送受信していた。ソケットイ
ンタフェースでは、あるプロセスから他のプロセスにイ
ベントが発生すると、オペレーティングシステムにて他
方のプロセスにシステムコールを送って両プロセス間の
入出力端子を設定し、その入出力端子から write, read
コールによりイベントを送り、他方のプロセスにてイベ
ントの受信が完了すると、その応答を返し、これを受け
てclose コールなどにより通信が終了するようになって
いた。たとえば、試験者の操作により擬似端末から呼処
理イベントが発生すると、この呼処理イベントは上述の
ようにソケットインタフェースを介して中央処理系のシ
ミュレータに送られる。呼処理イベントを受けた中央処
理系シミュレータでは交換ソフトウェアを動作させ、オ
ーダを生成する。このオーダは同様にソケットインタフ
ェースを介して通話路系シミュレータおよび擬似端末に
送信される。これにより、通話路系シミュレータおよび
擬似端末が動作して、その状態変化がユーザインタフェ
ースを介して表示される。
【0006】このように上記文献では、中央処理系装置
と、通話路系装置および端末を実際の交換機を用いるこ
となく、オフライン上にてシミュレーションして交換ソ
フトウェアの機能確認および問題確認などをユーザイン
タフェースなどを介して視覚的に効率よく行ない得るも
のであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術では、中央処理系および通話路系のシミュ
レーションシステムが、お互いにソケット通信の確立を
意識して連動動作を行なわなければならないので、コン
ピュータ上にて中央処理系および通話路系をシミュレー
ションするソフトウェアに、実際には交換機上のソフト
ウェアにない命令を埋め込む必要が生じるという問題が
あった。
【0008】また、ソケットインタフェースでは、それ
ぞれのシミュレータからのコマンドをコンピュータのプ
ロセス通信に応じたコマンドに変換して送受信しなけれ
ばならないため、交換機での通話路バスのアクセスの論
理検証が行なえないという問題があった。
【0009】本発明は上記課題を解決して、中央処理系
および通話路系のシミュレータがソケット通信の確立を
意識することなく連動動作を行なうことができ、かつ、
通話路バスの論理検証を確実に行なうことができる交換
ソフトウェアの試験システムおよび試験方法を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による交換ソフト
ウェアの試験システムは、上記課題を解決するために、
交換ソフトウェアが導入される交換機をコンピュータ上
にてシミュレーションして交換ソフトウェアをオフライ
ンにて試験する交換ソフトウェアの試験システムであっ
て、交換機の中央処理系装置の動作をシミュレートして
被試験対象となる交換ソフトウェアを実行する交換ソフ
トウェア実行部と、交換ソフトウェア実行部のシミュレ
ートに応動して動作する通話路系装置および通話路装置
に収容される端末をそれぞれシミュレートする擬似端末
システムと、交換ソフトウェア実行部にて実行される交
換ソフトウェアの実行ファイルおよびシミュレートされ
る交換機のそれぞれの部位のアドレス情報を含む情報を
ファイル化して交換ソフトウェア実行部に供給するシス
テムジェネレータとを含み、交換ソフトウェア実行部
は、システムジェネレータからのアドレス情報に基づい
て擬似端末システムの通話路装置との間の通話路バスを
コンピュータ上の共有メモリにマッピングし、交換ソフ
トウェア実行部および擬似端末システムは、それぞれが
共有メモリにマッピングされた通話路バスをアクセスし
て、発生したイベントおよびオーダをそれぞれの間にて
やり取りして、それぞれの動作をシミュレートすること
を特徴とする。
【0011】この場合、交換ソフトウェア実行部は、交
換ソフトウェアをシミュレーションするシミュレーショ
ン実行部と、シミュレーション実行部を制御する実行制
御部と、シミュレーションされた交換ソフトウェアの機
能および問題などを解析する実行ソフトウェア解析部
と、解析された交換ソフトウェアのデバッグを行なうデ
バッグ部と、交換機のアドレス情報に基づいて、アクセ
スされる通話路バスを共有メモリにマッピングするアド
レス管理部と、擬似端末システムとの間のプロセス間通
信を行なうプロセス管理部とを含むとよい。
【0012】また、交換ソフトウェア実行部は、アドレ
ス管理部にて通話路バスを共有メモリにマッピングする
際に、交換機上の通話路バスの物理アドレスとマッピン
グした共有メモリのコンピュータ上でのアドレスとを相
互に変換するためのアドレス変換テーブルを生成し、ア
ドレス変換テーブルに基づいて共有メモリをアクセスし
てそれぞれのイベントおよびオーダを擬似端末システム
との間にてやり取りすると有利である。
【0013】さらに、擬似端末システムは、試験者の操
作または手順書に従って呼処理イベントを発生する呼処
理イベント発生部と、該発生した呼処理イベントを共有
メモリに書き込み、かつ交換ソフトウェアからのオーダ
を共有メモリから読み出す共有メモリアクセス部と、読
み出されたオーダおよび発生した呼処理イベントに基づ
いて擬似端末の状態を管理する端末管理部と、端末状態
をコンピュータの表示部に表示する表示制御部と、共有
メモリアクセス部にてアクセスした共有メモリのアドレ
スを交換ソフトウェア実行部との間にて送受信するプロ
セス間通信部とを含むとよい。
【0014】また、システムジェネレータは、試験され
る交換ソフトウェアのソースファイルを管理するソフト
ウェア管理部と、シミュレーションされる交換機のアド
レス情報を管理するアドレス管理部と、シミュレーショ
ンされる交換機の各部の初期設定条件を管理する初期設
定条件管理部と、それぞれの情報をファイル化するファ
イル実行制御部と、シミュレーションの際の初期設定デ
ータを各管理部の管理の下に出力する初期設定データ出
力部とを含むとよい。
【0015】一方、本発明による交換ソフトウェアの試
験方法は、交換ソフトウェアが導入される交換機をコン
ピュータ上にてシミュレーションして、交換ソフトウェ
アをオフラインにて試験する交換ソフトウェアの試験方
法において、交換機の中央処理系装置の動作をシミュレ
ートして被試験対象となる交換ソフトウェアを実行する
交換ソフトウェア実行部と、交換ソフトウェア実行部の
シミュレートに応動して動作する通話路系装置および通
話路装置に収容される端末をそれぞれシミュレートする
擬似端末システムとをコンピュータのオペレーティング
システム上にそれぞれ構築しておき、交換ソフトウェア
実行部に被試験対象となる交換ソフトウェアを導入する
際に、シミュレーションされる交換機の中央処理系装置
と通話路系装置の通信に用いられる通話路バスのアドレ
ス情報を用意して、このアドレス情報に基づいて交換ソ
フトウェア実行部にて通話路バスをコンピュータ上の共
有メモリにマッピングし、共有メモリでの通話路バスの
メモリエリアにシミュレーションの際に発生するイベン
トおよびオーダを交換ソフトウェア実行部と擬似端末シ
ステムとがそれぞれ書き込みおよび読み出すことによ
り、共有メモリにマッピングされた通話路バスをそれぞ
れのシステムがアクセスしつつ、それぞれの装置をシミ
ュレーションして、交換ソフトウェアの試験を実行する
ことを特徴とする。
【0016】この場合、交換ソフトウェア実行部は、通
話路バスのアドレス情報を受けると、コンピュータの共
有メモリに通話路バスのメモリエリアを取得するととも
に、このメモリエリアでのコンピュータ上でのアドレス
と交換機上での通話路バスの物理アドレスとを変換する
アドレス変換テーブルを生成し、この生成したアドレス
変換テーブルを擬似端末システムに通知するようにする
とよい。
【0017】本発明による試験方法は、交換ソフトウェ
ア実行部に交換ソフトウェアを導入する際に、通話路バ
スのアドレス情報とともに、シミュレーションの際の端
末実装数および端末毎の制御情報を含む交換ソフトウエ
アの初期設定を行なうための設定情報を送り、交換ソフ
トウェア実行部は、共有メモリへの通話路バスのマッピ
ングを行なった後に、受けた設定情報に基づいて擬似端
末のプロセスを生成して、このプロセスとともにマッピ
ング情報を擬似端末システムに送って、これらを受けた
擬似端末システムは、擬似端末のプロセスに基づいて収
容する擬似端末を構築して、初期化が終了するとシミュ
レーション開始表示を行なうとともに、交換ソフトウェ
ア実行部からの共有メモリへのアクセスを監視し、かつ
試験者の操作または手順書による交換処理イベントの発
生監視を開始するようにするとよい。
【0018】さらに、本発明の試験方法は、シミュレー
ションの開始指示が投入されると、交換ソフトウェア実
行部は、交換処理制御の初期起動プログラムを実行し、
シミュレーション上の管理メモリに存在しない通話路バ
スのアドレスのアクセスがあった場合に共有メモリのア
ドレスに変換して、そのアドレスをアクセスしつつ交換
ソフトウェアを実行するとよい。
【0019】また、この場合、試験者が擬似端末システ
ムから交換処理イベントの発生端末を選択すると、擬似
端末システムは、発生イベントを共有メモリの所定のア
ドレスに書き込み、共有メモリへの書き込みが行なわれ
ると、交換ソフトウェア実行部にて通話路バスの監視プ
ロセスが端末からの交換処理イベントの発生を検出し
て、そのイベントに基づいて交換処理制御ソフトウェア
のシミュレーションが行なわれ、その結果のオーダを擬
似端末プロセスに送る場合に共有メモリの所定のアドレ
スにオーダを書き込み、さらに擬似端末プロセスは、共
有メモリへの交換ソフトウェアからの書き込みを監視
し、これに基づいて端末の動作をシミュレーションし
て、その動作変化を出力するようにするとよい。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明による交換ソフトウ
ェアの試験システムおよび試験方法の一実施例を添付図
面を参照して詳細に説明する。図1には、本発明による
交換ソフトウェアの試験システムの一実施例が示されて
いる。本実施例による交換ソフトウェアの試験システム
は、たとえばワークステーション10などのコンピュータ
上にて交換機の中央処理系装置、通話路系装置および端
末装置などをシミュレーションし、その結果をユーザイ
ンタフェースを介して視覚的に表示して、交換機に導入
される交換ソフトウェアをオフラインにて試験するシス
テムである。特に、本実施例では、中央処理系のシミュ
レータ200 と通話路系のシミュレータ300 との間のイベ
ントおよびオーダのやり取りを行なう通話路バスをコン
ピュータの共有メモリ18にマッピングして、シミュレー
ションの際に発生する交換処理イベントのやり取りを行
なうことを大きな特徴としている。
【0021】詳細には、本実施例による試験システム
は、ワークステーション10などのコンピュータに、所定
のオペレーティングシステム上にエミュレートされた交
換ソフトウェア実行部20と、擬似端末システム30と、シ
ステムジェネレータ40と、マンマシンインタフェース50
などがそれぞれ構築されている。本実施例のワークステ
ーション10は、キーボードやマウスなどのポインティン
グデバイス12と、CRT(cathode ray tube) などの表示装
置14と、各種データが記憶されるハードディスク16と、
共有メモリなどに使用されるメインメモリ18などを含む
装置である。
【0022】交換ソフトウェア実行部20は、試験される
交換ソフトウェアの実行ファイルを読み込んで交換機の
中央処理系装置をシミュレートする中央処理系シミュレ
ータ200 を含み、特に、本実施例では、擬似端末システ
ム30との間にてイベントを送受信する通話路バスを共有
メモリ18にマッピングするためのアドレス変換テーブル
60などを生成する機能を有する。
【0023】たとえば、本実施例の交換ソフトウェア実
行部20は、図2に示すように実行ソフトウェア管理部21
0 と、実行制御部212 と、交換ソフトウェア擬似部214
と、実行ソフトウェア解析部216 と、デバッグ部218
と、アドレス管理部220 と、入出力インタフェース222
と、プロセス管理部224 とを含む。実行ソフトウェア管
理部210 は、実行される交換ソフトウェアを読み込んで
その管理を行なう機能部であり、読み込んだ交換ソフト
ウェアを実行制御部212 を介して交換ソフトウェア擬似
部214 に転送する。
【0024】実行制御部212 は、交換ソフトウェア擬似
部214 を制御する制御機能を有し、そのシミュレーショ
ンにより動作する中央処理系装置の状態変化を入出力イ
ンタフェース222 を介して出力する。交換ソフトウェア
擬似部214 は、交換ソフトウェアのシミュレーションを
実行するメインプログラムであり、読み込まれた交換ソ
フトウェアに従って通話路系装置および擬似端末を制御
するオーダ等を生成する機能を有する。
【0025】実行ソフトウェア解析部216 は、交換ソフ
トウェア擬似部214 にて実行された交換ソフトウェアを
解析して、機能確認や問題解析などを行なう機能部であ
り、バグや修正部分が発生するとデバッグ部218 にその
部分を通知する。デバッグ部218 は、交換ソフトウェア
擬似部214 にて実行される交換ソフトウェアのバグや修
正部分をデバッグするデバッガであり、入出力インタフ
ェース222 を介して操作可能となっている。
【0026】アドレス管理部220 は、交換機のアドレス
情報を受けてシミュレーションする交換機の各部のアド
レス管理を行なう機能部であり、特に、本実施例では通
話路バスのアドレスを判定して共有メモリ18をアクセス
する機能を含む。このアドレス管理部220 は、交換ソフ
トウェアが導入された際に、対象となる交換機のアドレ
ス情報を受けると、通話路バスをマッピングするための
メモリエリアを共有メモリ18に確保して、その通話路バ
スの交換機上での物理アドレスと共有メモリのコンピュ
ータ上でのアドレスを変換するためのアドレス変換テー
ブル60を生成する機能を含む。
【0027】入出力インタフェース222 は、実行制御部
212 からの中央処理装置のシミュレーションの状態変化
をマンマシンインタフェース50を介して出力し、デバッ
グの際にはデバッグ部218 からのデバッグ情報を出力
し、マンマシンインタフェース50を介する外部操作を受
け付けるシステムインタフェースである。プロセス管理
部224 は、擬似端末システム30との間のプロセス間通信
を管理する機能部であり本実施例ではイベントの発生が
生じたか否かなどの簡易なコマンドを送受信するのみで
よい。
【0028】一方、本実施例の擬似端末システム30は、
交換機の通話路系装置をシミュレーションする通話路系
シミュレータ300 と、これに収容される端末などをシミ
ュレーションする擬似端末シミュレータ311 とを含み、
マンマシンインタフェース50を介して擬似端末が操作さ
れて呼処理イベントなどを発生する。特に、本実施例で
は発生した呼処理イベントはアドレス変換テーブル60を
介して共有メモリ18にマッピングされた通話路バスを介
して交換ソフトウェア実行部20へ伝えられる。
【0029】さらに擬似端末システム30の具体的な構成
例を図3を参照して説明すると、本実施例による擬似端
末システム30は、状態表示制御部310 と、呼処理イベン
ト入力部312 と、共有メモリアクセス部314 と、端末管
理部316 と、プロセス間通信部318 とを含む。状態表示
制御部310 は、端末管理部316 からの情報に基づいてシ
ミュレーションされる擬似端末の状態をマンマシンイン
タフェース50を介して表示部14などに表示する制御部で
あり、表示された擬似端末が操作された場合にその情報
をマンマシンマインタフェース50を介して受けて呼処理
イベント入力部312 に供給する。
【0030】呼処理イベント入力部312 は、擬似端末の
操作情報に基づいて呼処理イベントを発生するイベント
生成部であり、生成した呼処理イベントを共有メモリア
クセス部314 および端末管理部316 に供給する。共有メ
モリアクセス部314 は、アドレス変換テーブル60を介し
て共有メモリ18をアクセスする機能部であり、本実施例
の場合、呼処理イベント入力部312 からの呼処理イベン
トを所定のアドレスに書き込むとともに、交換ソフトウ
ェア実行部20からのオーダの書き込みを監視する監視機
能を含む。共有メモリ18に書き込まれたオーダを読み出
すと、端末管理部316 に供給する。
【0031】端末管理部316 は、呼処理イベント入力部
312 と共有メモリアクセス部314 からのオーダおよびイ
ベントなどの交換処理情報を受けてシミュレーションさ
れた擬似端末の状態を管理する機能部であり、初期設定
の際に端末数、端末収容位置などが登録されて、これに
応じた位置の端末の状態変化を管理する機能を含む。変
化した擬似端末の状態は、順次、状態表示制御部310 を
介して表示部14などに表示される。プロセス間通信部31
8 は、交換ソフトウェア実行部20との間のプロセス通信
を行なう通信制御部であり本実施例ではイベントおよび
オーダが発生したか否かなどを伝える簡易な通信を行な
うだけでよい。
【0032】他方、システムジェネレータ40は、コンピ
ュータ上での交換ソフトウェアのファイル管理およびシ
ミュレーションの際の初期設定データなどのファイル化
を行なうシステムであり、本実施例では交換機のアドレ
ス情報および交換ソフトウェアの動作条件、メモリ配置
条件等を交換ソフトウェア実行部30に出力する。
【0033】本実施例のシステムジェネレータ40の機能
構成例を図4を参照してさらに詳しく説明すると、本実
施例のシステムジェネレータ40は、ソフトウェア管理部
410と、アドレス管理部412 と、初期設定条件管理部414
と、資源管理部416 と、ファイル化実行制御部418
と、初期設定データ出力部420 とを含む。ソフトウェア
管理部410 は、シミュレーションの実行に必要なソフト
ウェアのソースファイルの一覧を管理し、マンマシンイ
ンタフェース50を介する試験者の操作により第1のファ
イル510 から試験される交換ソフトウェアが登録され
る。
【0034】アドレス管理部412 は、シミュレーション
される交換機の各部のアドレス情報を管理する機能部で
あり、特に、交換機の通話路バスのアドレス情報を初期
設定データ出力部420 を介して第2のファイル500 に出
力する。初期設定条件管理部414 は、端末実装数、端末
制御情報などの端末実装データを含む初期設定条件を管
理する機能部であり、初期設定データ出力部420 を介し
て第2のファイル500にそれぞれの初期設定データを出
力する。資源管理部416 は、交換機のオペレーティング
システムなどの資源情報を含む交換ソフトウェアの動作
環境情報を管理する機能部であり、オペレーティングシ
ステムの資源情報などを初期設定データ出力部420 を介
して第2のファイル500 に出力する。
【0035】ファイル化実行制御部418 は、第1のファ
イル510 および第2のファイル500に基づいて、交換ソ
フトウェアの実行ファイルおよび交換ソフトウェアのシ
ミュレーションの際のアドレス情報をファイル化するシ
ミュレーションファイル生成部である。ファイル化され
た実行ファイルは、第3のメモリエリア520 に記録さ
れ、アドレス情報は第4のメモリエリア530 に記録され
る。ファイル化の実行は図に示すように、第2のファイ
ル500 からのアドレス情報および第1のファイル510 か
らの交換ソフトウェアのソースファイルを参照して、こ
れらをコンパイルするコンパイラ422 、さらにコンピュ
ータのオペレーティングシステムに応じてアセンブルす
るアセンブラ424 、および出力可能な状態にリンケージ
するリンク426 を含む。ファイル化された情報は、交換
ソフトウェア実行部20にそれぞれ供給される。
【0036】以上のような構成において、本実施例によ
る交換ソフトウェアの試験方法を上記試験システムの動
作とともに説明する。まず、試験者は、システムジェネ
レータ40を起動して、試験する交換ソフトウェアを選択
し、交換ソフトウェアが実行される交換機の種類等を選
択する。これにより、マンマシンインタフェース50を介
して、その情報がシステムジェネレータ40に供給される
と、ソフトウェア管理部410 に該当の交換ソフトウェア
のソースファイルが読み込まれ、アドレス管理部412 で
は該当の交換機のアドレス情報が選択される。
【0037】次に、試験者は、交換機に接続される端末
の種類、実装数などを選択して、シミュレーション条件
等を設定する。これにより、初期設定条件管理部414 お
よび資源管理416 から初期設定データおよび資源情報が
選択される。選択されたデータおよび情報は、それぞれ
初期設定データ出力部420 から第2のファイル500 に出
力される。
【0038】シミュレーションの条件等が決定される
と、試験者はファイル化を実行する。これにより、ファ
イル化実行制御部418 が動作して、コンパイラ422 に第
2のファイル500 からアドレス情報および初期設定情報
が読み込まれ、これらがコンパイルされて、さらにアセ
ンブラ424 にてアセンブルされ、リンク426 を介して第
4のファイル530 に記録される。
【0039】同様に、第1のファイル510 からの交換ソ
フトウェアのソースファイルがコンパイル、アセンブル
およびリンケージにより実行ファイルとして生成され
て、第3のファイル520 に登録される。この場合、シミ
ュレーション条件および交換ソフトウェアの実行ファイ
ルは、あらかじめ複数のファイルを第3および第4のフ
ァイル520、 530に登録しておいてもよい。
【0040】実行ファイルおよび初期設定情報が生成さ
れると、試験者はシミュレータを起動する。これによ
り、交換ソフトウェア実行部20および擬似端末システム
30が起動され、表示部14にはシミュレーション画面が表
示される。この起動の際に、それぞれのシステム20,30
では初期設定が行なわれる。
【0041】この初期設定シーケンスを図5および図6
を参照して説明すると、まず、第1のステップST10にて
シミュレーションの起動が行なわれると、交換ソフトウ
ェア実行部20はステップST20にてコマンド受付状態とな
る。次に、ステップST22にて試験者が初期化コマンドを
投入すると、まず、交換ソフトウェア実行部20はステッ
プST24にて第4のファイル530 からアドレス情報を含む
初期設定情報を読み込んで、その解析を行なう。初期設
定情報の読み込みが終了すると、交換ソフトウェア実行
部20は、ステップST26に移り、交換ソフトウェア管理部
210 にて第3のファイル510 から実行ファイルを読み込
む。
【0042】これらの読み込みが終了すると、交換ソフ
トウェア管理部210 ではステップST28にて交換ソフトウ
ェアのデータの初期設定を実行する。この際に、実装さ
れる擬似端末の管理データなどが生成される。
【0043】次に、アドレス管理部220 では、ステップ
ST30にて通話路バスのアドレス情報を受けて、共有メモ
リに通話路バスのメモリエリアを取得し、たとえば、図
7に示すようにアドレス変換テーブル60を生成する。
【0044】アドレス変換テーブル60は、交換ソフトウ
ェア実行部20側の書き込みエリア62と、擬似端末システ
ム30側の書き込みエリア64とを含み、それぞれ電子交換
機の物理アドレス66、領域サイズ68、共有メモリ識別子
70、および領域の先頭アドレス72などを含み、これは擬
似端末システム30に通知される。
【0045】次に、ステップST32では、端末制御データ
などから擬似端末システムのそれぞれのプロセスが生成
されて、これが擬似端末システム30に供給される。プロ
セスの生成が終了すると、ステップST34に移り、擬似端
末システム30に初期化データが通知される。この初期化
データは、実装管理端末データ、共有メモリのアクセス
識別子、コンピュータ上の共有メモリアドレスと交換機
上の通話路バスのアドレス変換テーブルなどを含む。
【0046】次に、交換ソフトウェア実行部20は、ステ
ップST36にて擬似端末システム30の初期化待ち状態とな
り、擬似端末システム30から初期化終了通知を受ける
と、ステップST38にて初期設定表示を行なって、コマン
ド受付状態となる。
【0047】一方、擬似端末システム30では、図6に示
すように、起動されると、ステップST40にて端末データ
およびアドレス変換テーブルの通知待ち状態となって、
これを受けると、ただちにステップST42に移り、端末管
理部316 にて初期化処理を行なう。
【0048】初期化処理が終了すると、ステップST44に
て交換ソフトウェア実行部20に初期化終了通知を行な
う。次に、ステップST46にて状態表示制御部310 を介し
て端末擬似システム30の開始表示を行なう。この際に、
共有メモリアクセス部314 はステップST48にて共有メモ
リ18の書き込み監視および呼処理イベント入力部312 か
らのイベント発生監視状態となる。
【0049】次に、図8を参照して、交換処理イベント
の送受信シーケンスを説明すると、まず、ステップST50
にて交換処理シミュレーションの開始指示が投入される
と、交換ソフトウェア実行部20では、ステップST52にて
シミュレーションが開始される。これにより、ステップ
ST54にて実行制御部212 の制御の下に交換ソフトウェア
擬似部214 の交換ソフトウェアが実行され、実行制御部
212 では入出力インタフェース218 を介したマンマシン
インタフェース50からの指示があるか否かの監視を開始
する。
【0050】マンマシンインタフェース50の指示がある
と、ステップST56での交換ソフトウェア実行処理のなか
で、たとえばオーダの発生があると、そのアドレスをア
ドレス管理部220 にて判定して共有メモリ18の所定のア
ドレスにそのオーダの書き込みが行なわれる。そして、
アドレス管理部220 は擬似端末システム30の書き込みエ
リアを監視して、擬似端末システム30からの書き込みが
あると、これを読み出して実行制御部212 に供給する。
【0051】これにより、交換ソフトウェア擬似部214
にてさらに次なる交換ソフトウェアの実行が繰り返され
る。それらの処理が終了すると、ステップST58にてマン
マシンインタフェース50からの入出力を監視する。
【0052】一方、擬似端末システム30では、ステップ
ST60にて共有メモリの監視およびマンマシンインタフェ
ース50からの擬似端末操作の監視状態にあり、たとえ
ば、擬似端末が操作されると、ステップST62に移る。
【0053】ステップST62では、擬似端末の操作を検出
した呼処理イベント入力部312 が呼処理イベントを発生
して、これを共有メモリアクセス部314 に供給する。呼
処理イベントを受けた共有メモリアクセス部314 では、
これを共有メモリ18の所定のアドレスに書き込む。共有
メモリ18に書き込まれた呼処理イベントは、交換ソフト
ウェア実行部20のアドレス管理部220 に読み出されて、
そのステップST56にて交換ソフトウェア擬似部214 に送
られる。これにより、交換ソフトウェア擬似部214 にて
通話路装置および端末への動作指示となるオーダが生成
されて、アドレス管理部220 を介して共有メモリ18の所
定のアドレスに書き込まれる。
【0054】共有メモリ18にオーダが書き込まれると、
再び擬似端末システム30に戻り、ステップST60を介し
て、共有メモリアクセス部314 がその書き込みを検出す
る。共有メモリアクセス部314 は、オーダの書き込みを
検出すると、それを読み出して端末管理部316 に転送す
る。これにより、端末管理部316 では擬似端末をシミュ
レーションしてその動作変化を状態表示制御部310 に出
力する。この結果、状態表示制御部310 からマンマシン
インタフェース50を介して、まず、ステップST64にて交
換処理イベント受信の表示が行なわれて、後にステップ
ST58にて端末状態表示処理が行なわれる。
【0055】以下、同様に、マンマシンインタフェース
50を介した擬似端末の操作により、呼処理イベントが発
生し、これを共有メモリの通話路バスの所定のアドレス
に書き込み、そのイベントを交換ソフトウェア実行部20
にて読み出し、これに基づいて交換ソフトウェアを実行
し、オーダを生成して共有メモリに書き込む。これによ
り、擬似端末システム30にてオーダを読み出し、これに
基づいて擬似端末が動作し、その状態がマンマシンイン
タフェース50を介して表示部14に表示される。この際
に、交換ソフトウェア実行部20では、交換ソフトウェア
擬似部214 でのシミュレーションを実行ソフトウェア解
析部216 にて解析して、その機能確認、問題分析などを
行ない、バグおよび修正部分をデバッグ部218 に通知す
る。バグおよび修正部分の通知を受けたデバッグ部218
では、たとえば、そのプログラム部分を入出力インタフ
ェース222 を介して出力し、試験者の操作の下にプログ
ラムの修正などが行なわれる。
【0056】次に、図9には、上記交換ソフトウェア実
行部20での通話路バスのアドレス判定処理のシーケンス
が示されている。交換ソフトウェア実行部20は、交換ソ
フトウェアのシミュレーション時に、アドレス指定のメ
モリアクセスの命令、つまりポインタ変数の指すアドレ
スの参照、書き込みが行なわれた場合、シミュレーショ
ンシステムが管理する交換ソフトウェアのデータ定義メ
モリアクセスか否かの判定を行なう。たとえば、ステッ
プST70にて実行制御部212 は交換ソフトウェア擬似部21
4 にてメモリアクセスの有無の解析を行なう。
【0057】次に、ステップST72にて、メモリアクセス
がない場合にはステップST90に移り交換ソフトウェア擬
似部214 にシミレーションを続行させ、メモリアクセス
があった場合は、ステップST74に移り、そのアドレスを
アドレス管理部220 のアドレス分析ポインタに設定す
る。
【0058】アドレス管理部220 は、ステップST76にて
アドレスポインタに設定されたアドレスが交換ソフトウ
ェアの管理領域アクセスか否かを判定する。交換ソフト
ウェアの管理領域アクセスである場合には、ステップST
92を介してステップST74,ST76 を繰り返しアドレス分析
ポインタのアドレスを再設定する。
【0059】交換ソフトウェアの管理領域アクセスでな
い場合は、ステップST78に進み、交換OSの管理領域アク
セスか否かを判定する。交換OSの管理領域アクセスの場
合には、上記と同様にステップST92を介して上記ステッ
プを繰り返し、アドレスポインタを再設定する。
【0060】交換OSの管理領域アクセスでない場合は、
ステップST80に進み、通話路バスのアクセスか否かを判
定する。通話路バスのアクセスの場合は、ステップST94
にて通話路バスのアドレス変換、つまり、アドレス変換
テーブルにて共有メモリのアドレスに変換して、共有メ
モリをアクセスする。
【0061】通話路バスのアクセスでない場合は、ステ
ップST82にてアクセス異常を検出して、ステップST84に
てシミュレーションを中止する。
【0062】以上のように本実施例では、通話路バスの
アドレスのアクセスが発生すると、そのアドレスをコン
ピュータの共有メモリのアドレスに変換して、そのアド
レスに発生したイベントを書き込むことにより、擬似端
末システムとの間のイベントのやり取りを行なうように
したので、ソケットインタフェースのようなシミュレー
ション対象のソフトウェアの変更をともなわずに試験を
行なうことができる。また、交換機上でしか行なえなか
った通話路バスアクセス論理の検証がオフライン上で行
なうことができる。
【0063】なお、上記実施例では、呼処理イベントを
発生する場合に、擬似端末の手動操作により、呼処理イ
ベントを発生させるようにしたが、本発明では、たとえ
ば、手順書をあらかじめ擬似端末システムに導入してお
き、その手順書に従って呼処理イベントを発生させ、こ
れにより交換ソフトウェアを自動試験するようにしても
よい。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明における交換ソフト
ウェアの試験システムおよび試験方法によれば、交換機
の中央処理系装置を擬似する交換ソフトウェア実行部と
交換機の通話路系を含む擬似端末システムとの間の通信
をコンピュータの共有メモリに通話路バスをマッピング
することにより、その共有メモリをアクセスして交換処
理イベントのやり取りを実行するように構成したので、
シミュレーションを実行するソフトウェアに交換機上に
ない命令を埋め込むことなく、円滑にシミュレーション
を実行することができる。また、通話路バスのアクセス
が共有メモリをアクセスすることにより、コンピュータ
上にて明確となるので、オフライン上にてシミュレーシ
ョンする場合にも通話路バスのアクセスの論理検証を確
実に行なうことができるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による交換ソフトウェアの試験システム
の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例における交換ソフトウェア実行部
の機能構成を示すブロック図である。
【図3】図1の実施例における擬似端末システムの機能
構成を示すブロック図である。
【図4】図1の実施例におけるシステムジェネレータの
機能構成を示すブロック図である。
【図5】図1の実施例における交換ソフトウェア実行部
の初期設定処理シーケンスを示すフローチャートであ
る。
【図6】図1の実施例における擬似端末システムの初期
設定処理シーケンスを示すフローチャートである。
【図7】図1の実施例におけるアドレス変換テーブルの
一例を示す図である。
【図8】図1の実施例における交換処理イベントの送受
信シーケンスを示すフローチャートである。
【図9】図1の実施例における通話路バスのアドレス判
定シーケンスを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ワークステーション 18 共有メモリ 20 交換ソフトウェア実行部 30 擬似端末システム 40 システムジェネレータ 50 マンマシンインタフェース 210 実行ソフトウェア管理部 212 実行制御部 214 交換ソフトウェア擬似部 216 実行ソフトウェア解析部 218 デバッグ部 220 アドレス管理部 222 入出力インタフェース 224 プロセス管理部 310 状態表示制御部 312 呼処理イベント入力部 314 共有メモリアクセス部 316 端末管理部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換ソフトウェアが導入される交換機を
    コンピュータ上にてシミュレーションして、交換ソフト
    ウェアをオフラインにて試験する交換ソフトウェアの試
    験システムであって、該システムは、 交換機の中央処理系装置の動作をシミュレートして被試
    験対象となる交換ソフトウェアを実行する交換ソフトウ
    ェア実行部と、 該交換ソフトウェア実行部のシミュレートに応動して動
    作する通話路系装置および該通話路装置に収容される端
    末をそれぞれシミュレートする擬似端末システムと、 前記交換ソフトウェア実行部にて実行される交換ソフト
    ウェアの実行ファイルおよびシミュレートされる交換機
    のそれぞれの部位のアドレス情報を含む情報をファイル
    化して前記交換ソフトウェア実行部に供給するシステム
    ジェネレータとを含み、 前記交換ソフトウェア実行部は、前記システムジェネレ
    ータからのアドレス情報に基づいて擬似端末システムの
    通話路装置との間の通話路バスをコンピュータ上の共有
    メモリにマッピングし、 前記交換ソフトウェア実行部および前記擬似端末システ
    ムは、それぞれが共有メモリにマッピングされた通話路
    バスをアクセスして、発生したイベントおよびオーダを
    それぞれの間にてやり取りして、それぞれの動作をシミ
    ュレートすることを特徴とする交換ソフトウェアの試験
    システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の試験システムにおい
    て、前記交換ソフトウェア実行部は、交換ソフトウェア
    をシミュレーションするシミュレーション実行部と、該
    シミュレーション実行部を制御する実行制御部と、シミ
    ュレーションされた交換ソフトウェアの機能および問題
    などを解析する実行ソフトウェア解析部と、該解析され
    た交換ソフトウェアのデバッグを行なうデバッグ部と、
    交換機のアドレス情報に基づいて、アクセスされる通話
    路バスを共有メモリにマッピングするアドレス管理部
    と、擬似端末システムとの間のプロセス間通信を行なう
    プロセス管理部とを含むことを特徴とする交換ソフトウ
    ェアの試験システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の試験システムにおい
    て、前記交換ソフトウェア実行部は、前記アドレス管理
    部にて通話路バスを共有メモリにマッピングする際に、
    交換機上の通話路バスの物理アドレスとマッピングした
    共有メモリのコンピュータ上でのアドレスとを相互に変
    換するためのアドレス変換テーブルを生成し、該アドレ
    ス変換テーブルに基づいて共有メモリをアクセスしてそ
    れぞれのイベントおよびオーダを擬似端末システムとの
    間にてやり取りすることを特徴とする交換ソフトウェア
    の試験システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の試験システムにおい
    て、前記擬似端末システムは、試験者の操作または手順
    書に従って呼処理イベントを発生する呼処理イベント発
    生部と、該発生した呼処理イベントを共有メモリに書き
    込み、かつ交換ソフトウェアからのオーダを共有メモリ
    から読み出す共有メモリアクセス部と、読み出されたオ
    ーダおよび発生した呼処理イベントに基づいて擬似端末
    の状態を管理する端末管理部と、該端末状態をコンピュ
    ータの表示部に表示する表示制御部と、前記共有メモリ
    アクセス部にてアクセスした共有メモリのアドレスを交
    換ソフトウェア実行部との間にて送受信するプロセス間
    通信部とを含むことを特徴とする交換ソフトウェアの試
    験システム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の試験システムにおい
    て、システムジェネレータは、試験される交換ソフトウ
    ェアのソースファイルを管理するソフトウェア管理部
    と、シミュレーションされる交換機のアドレス情報を管
    理するアドレス管理部と、シミュレーションされる交換
    機の各部の初期設定条件を管理する初期設定条件管理部
    と、それぞれの情報をファイル化するファイル実行制御
    部と、シミュレーションの際の初期設定データを前記各
    管理部の管理の下に出力する初期設定データ出力部とを
    含むことを特徴とする交換ソフトウェアの試験システ
    ム。
  6. 【請求項6】 交換ソフトウェアが導入される交換機を
    コンピュータ上にてシミュレーションして、交換ソフト
    ウェアをオフラインにて試験する交換ソフトウェアの試
    験方法において、該方法は、 交換機の中央処理系装置の動作をシミュレートして被試
    験対象となる交換ソフトウェアを実行する交換ソフトウ
    ェア実行部と、該交換ソフトウェア実行部のシミュレー
    トに応動して動作する通話路系装置および該通話路装置
    に収容される端末をそれぞれシミュレートする擬似端末
    システムとをコンピュータのオペレーティングシステム
    上にそれぞれ構築しておき、 前記交換ソフトウェア実行部に被試験対象となる交換ソ
    フトウェアを導入する際に、シミュレーションされる交
    換機の中央処理系装置と通話路系装置の通信に用いられ
    る通話路バスのアドレス情報を用意し、 該アドレス情報に基づいて前記交換ソフトウェア実行部
    にて通話路バスをコンピュータ上の共有メモリにマッピ
    ングし、 該共有メモリでの通話路バスのメモリエリアにシミュレ
    ーションの際に発生するイベントおよびオーダを前記交
    換ソフトウェア実行部と前記擬似端末システムとがそれ
    ぞれ書き込みおよび読み出すことにより、共有メモリに
    マッピングされた通話路バスをそれぞれのシステムがア
    クセスしつつ、それぞれの装置をシミュレーションし
    て、交換ソフトウェアの試験を実行することを特徴とす
    る交換ソフトウェアの試験方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の試験方法において、前
    記交換ソフトウェア実行部は、通話路バスのアドレス情
    報を受けると、コンピュータの共有メモリに通話路バス
    のメモリエリアを取得するとともに、該メモリエリアで
    のコンピュータ上でのアドレスと交換機上での通話路バ
    スの物理アドレスとを変換するアドレス変換テーブルを
    生成し、該生成したアドレス変換テーブルを前記擬似端
    末システムに通知することを特徴とする交換ソフトウェ
    アの試験方法。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の試験方法において、該
    方法は、前記交換ソフトウェア実行部に交換ソフトウェ
    アを導入する際に、通話路バスのアドレス情報ととも
    に、シミュレーションの際の端末実装数および端末毎の
    制御情報を含む交換ソフトウエアの初期設定を行なうた
    めの設定情報を送り、 前記交換ソフトウェア実行部は、共有メモリへの通話路
    バスのマッピングを行なった後に、受けた設定情報に基
    づいて擬似端末のプロセスを生成し、該プロセスととも
    にマッピング情報を擬似端末システムに送り、 これらを受けた前記擬似端末システムは、擬似端末のプ
    ロセスに基づいて収容する擬似端末を構築し、該初期化
    が終了するとシミュレーション開始表示を行なうととも
    に、前記交換ソフトウェア実行部からの共有メモリへの
    アクセスを監視し、かつ試験者の操作または手順書によ
    る交換処理イベントの発生監視を開始することを特徴と
    する交換ソフトウェアの試験方法。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の試験方法において、該
    方法は、シミュレーションの開始指示が投入されると、
    前記交換ソフトウェア実行部は、交換処理制御の初期起
    動プログラムを実行し、シミュレーション上の管理メモ
    リに存在しない通話路バスのアドレスのアクセスがあっ
    た場合に共有メモリのアドレスに変換して、そのアドレ
    スをアクセスしつつ交換ソフトウェアを実行することを
    特徴とする交換ソフトウェアの試験方法。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載の試験方法において、
    該方法は、試験者が擬似端末システムから交換処理イベ
    ントの発生端末を選択すると、擬似端末システムは、発
    生イベントを共有メモリの所定のアドレスに書き込み、 共有メモリへの書き込みが行なわれると、交換ソフトウ
    ェア実行部にて通話路バスの監視プロセスが端末からの
    交換処理イベントの発生を検出し、該イベントに基づい
    て交換処理制御ソフトウェアのシミュレーションが行な
    われ、その結果のオーダを擬似端末プロセスに送る場合
    に共有メモリの所定のアドレスにオーダを書き込み、 さらに擬似端末プロセスは、共有メモリへの交換ソフト
    ウェアからの書き込みを監視し、これに基づいて端末の
    動作をシミュレーションして、その動作変化を出力する
    ことを特徴とする交換ソフトウェアの試験方法。
JP8027559A 1996-02-15 1996-02-15 交換ソフトウェアの試験システムおよび試験方法 Withdrawn JPH09224083A (ja)

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