JPH09219662A - デュアルモード復調方法及び回路 - Google Patents

デュアルモード復調方法及び回路

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JPH09219662A
JPH09219662A JP8025473A JP2547396A JPH09219662A JP H09219662 A JPH09219662 A JP H09219662A JP 8025473 A JP8025473 A JP 8025473A JP 2547396 A JP2547396 A JP 2547396A JP H09219662 A JPH09219662 A JP H09219662A
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Hideaki Konno
英明 今野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デュアルモード復調回路の回路規模を縮小す
ると共にコストを低減する。 【解決手段】 FM変調波を復調する際にはスイッチ4
6にて移相器18をミキサ24に接続し、移相器18及
びミキサ24から構成されるFM直交検波回路を使用す
る。QPSK変調波を復調する際には、スイッチ46に
て移相器22をミキサ24に接続し、移相器22、ミキ
サ24及び26から構成される直交変換回路を使用す
る。FM復調回路とQPSK復調回路を並置する構成に
比べミキサの個数が減る。単一の検波用信号にてFM変
調波及びQPSK変調波を復調する構成に比べ、移相器
の個数が減る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル直交変
調波及びアナログ変調波双方を復調可能なデュアルモー
ド復調方法及び回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル直交変調波(例えばQPSK
変調波)及びアナログ変調波(例えばFM変調波)双方
を受信・復調する回路としては、例えば図10に示され
る回路を示すことができる。この図に示される回路は、
スーパーへテロダイン方式に従う無線機等に使用され、
中間周波数(IF)に周波数変換された受信波を復調す
る回路であり、フィルタ10、増幅器12、FM復調回
路14及びQPSK復調回路16から構成されている。
【0003】フィルタ10は例えばバンドパスフィルタ
であり、受信波を帯域制限する。増幅器12は帯域制限
された受信波を増幅し、各復調回路14及び16に供給
する。2個の復調回路のうちFM復調回路14すなわち
周波数弁別器は移相器18及びミキサ20から構成され
ており、FM変調されている受信波が増幅器12から供
給されたときには、ミキサ20は受信波とFM検波用信
号との混合によりFM復調出力を生成する。移相器18
は、ミキサ20にて周知のFM直交検波が実行されるよ
う、増幅された受信波を移相させることによりFM検波
用信号を生成する。他方、QPSK復調回路16は移相
器22、ミキサ24及び26から構成されており、QP
SK変調されている受信波が増幅器12から供給された
ときには、ミキサ24及び26は受信波とQPSK検波
用信号との混合によりそれぞれI,Qいずれかの成分に
係るQPSK復調出力を生成する。ここで使用するQP
SK検波用信号は外部から供給される信号例えば局部発
振器の発振出力であり、IFに応じた周波数を有してい
る。また、ミキサ24及び26に供給される際、このQ
PSK検波用信号は、ミキサ24に供給されるQPSK
検波用信号の位相とミキサ26に供給されるQPSK検
波用信号の位相とが互いに直交することとなるよう、移
相器22により移相される。
【0004】図11には、特開平6−188781号公
報に記載されている回路の概要が示されている。この公
報に記載されている回路は、図10に示される回路と異
なり、ダイレクトコンバージョン方式に従う無線機等に
て使用される回路である。その構成部材のうちフィルタ
10及び増幅器12は、帯域制限及び増幅の対象がIF
ではなく無線周波数(RF)であることを除けば、図1
0におけるそれと同様の機能を奏する。また、図11に
示されている復調回路28は、外部の局部発振器等から
供給される検波用信号を移相させる移相器22や、移相
器22の出力を増幅器12の出力と混合するミキサ24
及び26を有している。これら移相器22、ミキサ24
及び26は、前述のFM復調回路14及びQPSK復調
回路16の機能を実現しているにもかかわらず、ミキサ
を2個(24及び26)しか使用していない点で、図1
0に示される回路よりその規模が小さい。
【0005】ミキサ24及び26の後段に設けられてい
るスイッチ30及び32は、ミキサ24及び26にて復
調すべき受信波がディジタル直交変調波かそれともアナ
ログ変調波かに応じて切り換る。まず、受信波がディジ
タル直交変調波であるときには、スイッチ30及び32
は、ミキサ24及び26の出力がI,Q各成分のQPS
K復調出力として外部例えば符号判定器に出力されるよ
う、復調回路28外部の切換手段40によって切り換え
られる。逆に、受信波がアナログ変調波であるときに
は、スイッチ30及び32は、ミキサ24及び26の出
力が移相器34及び36のうち対応するものに供給され
るよう、切換手段40によって切り換えられる。移相器
34及び36は、移相器22にて検波用信号に付与され
た位相差を補償すべく、ミキサ24及び26の出力をそ
れぞれ移相させる。減算器38は移相器34及び36の
出力を合成し、その結果得られるFM復調出力を外部に
供給する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図10に示される従来
技術には、FM復調回路14とQPSK復調回路16と
を並列に設けているため、回路規模がやや大きくなると
いう問題がある。回路規模を大きくしている原因の一つ
はミキサの個数が多いこと(20、24及び26の合計
3個が必要であること)であるから、この問題は、図1
1に示されている従来技術を、ダイレクトコンバージョ
ン方式からスーパーへテロダイン方式にすなわちRF回
路からIF回路に変形した上で、図10の従来技術と組
み合わせることにより、緩和できる。
【0007】しかしながら、かかる単純な組合せは、他
面で移相器等の個数の増加を招く。すなわち、図11に
示される従来技術では、移相器22にて検波用信号に付
与された位相差を解消すべく移相器34及び36を設け
る必要があるから、図10の回路における移相器の個数
(26の1個)に比べ図10及び図11の組合せ回路に
て用いられる移相器の個数(22、34及び36の3
個)の方が多くなる。また、図11に示される従来技術
では、ディジタル直交変調された受信波を復調するとき
とFM変調された受信波を復調するときとで同じ検波用
信号(局部発振出力)を使用しているため、上記組合せ
に係る構成は、両変調方式に係る受信波のIFが互いに
等しい用途にしか、適用できない。
【0008】本発明の第1の目的は、検波用信号の供給
方法の改善により、ミキサ及び移相器の必要個数が共に
少ないデュアルモード復調方法及び回路を提供すること
にある。本発明の第2の目的は、第1の目的の達成を通
じ、回路規模の縮小、回路コストの低減等を実現するこ
とにある。本発明の第3の目的は、検波用信号の供給方
法の改善により、デュアルモード復調回路の用途を拡張
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の第1の構成は、それぞれ変調波と検
波用信号とを混合することにより復調出力を生成する複
数個のミキサを使用し、ディジタル直交変調波の復調の
際には当該ディジタル直交変調波を、アナログ変調波の
復調の際には当該アナログ変調波を、上記複数個のミキ
サに対し上記変調波として供給することにより、上記複
数個のミキサの少なくとも一部を共用しながら、ディジ
タル直交変調波及びアナログ変調波を復調するデュアル
モード復調方法において、ディジタル直交変調波の復調
の際には、それぞれ所定周波数を有しかつ互いに直交す
る位相を有する複数種類のディジタル検波用信号を、上
記複数個のミキサのうち対応するミキサに対し上記検波
用信号として供給し、アナログ変調波の復調の際には、
それぞれ所定周波数及び位相を有するアナログ検波用信
号を、上記複数個のミキサのうち少なくとも1個に対し
上記検波用信号として供給することを特徴とする。
【0010】前述の2種類の従来技術の組合せにおいて
は、アナログ変調波の復調の際にもディジタル直交変調
波の復調の際と同様に検波用信号が移相器を経由してい
たため、アナログ変調波の復調の際にミキサ後段にてこ
の位相に伴う位相差を補償する処理が必要であった。こ
れに対し、本発明の第1の構成においては、ディジタル
直交変調波の復調の際と、アナログ変調波の復調の際と
で、異なる信号が検波用信号として用いられるから、そ
のような位相差補償処理は必要でなくなる。すなわち、
本構成においては、検波用信号の供給方法の改善ひいて
は位相差補償処理の廃止により、当該位相差補償処理に
必要であった移相器が廃止され、回路規模の縮小、回路
コストの低減等が実現される。無論、ミキサの個数も、
少なくとも、図10及び図11の組合せと同程度の少な
い個数で済む。さらに、ディジタル検波用信号とアナロ
グ検波用信号を個別発生させることが可能であるため、
ディジタル直交変調波及びアナログ変調波の搬送周波数
に差がある用途にも、本構成を適用できる。
【0011】本発明の第2の構成は、第1の構成におい
て、上記ディジタル検波用信号及びアナログ検波用信号
のうち少なくとも一方を、上記ディジタル直交変調波及
びアナログ変調波のうち対応する変調波に基づき生成す
ることを特徴とする。例えば、ディジタル検波用信号を
ディジタル直交変調波との位相同期等により生成し、ま
たアナログ検波用信号をアナログ変調波の位相処理等に
より生成すればよい。かかる構成においては、デュアル
モード復調回路に外部から供給すべき検波用信号の種類
が少なくて済む。
【0012】本発明の第3の構成は、第1又は第2の構
成において、上記ディジタル直交変調波が、位相変調及
び振幅変調双方を伴うディジタル直交変調方式に従い生
成された変調波であることを特徴とする。また、本発明
の第4の構成は、第3の構成において、上記ディジタル
直交変調方式がQPSK方式であることを特徴とする。
ここに、代表的なアナログ変調方式であるFM方式と第
4の構成にて前提しているQPSK方式との間には位相
変調を伴うという共通点があり、やはり代表的なアナロ
グ変調方式であるAM方式とQPSK方式との間には振
幅変調を伴うという共通点がある。従って、QPSK方
式(より一般には位相変調及び振幅変調双方を伴うディ
ジタル直交変調方式)を前提とするデュアルモード復調
回路は、本発明の第1の構成に従い検波用信号を供給す
ることにより、QPSK/FM兼用の回路としても、ま
たQPSK/AM兼用の回路としても、実現できる。す
なわち、ディジタル直交変調方式として位相変調及び振
幅変調双方を伴うディジタル直交変調方式を利用するこ
とにより、適用対象たるアナログ変調方式の選択肢が多
彩になる。
【0013】本発明の第5の構成は、それぞれ変調波と
検波用信号とを混合することにより復調出力を生成する
複数個のミキサと、ディジタル直交変調波の復調の際に
は当該ディジタル直交変調波を、アナログ変調波の復調
の際には当該アナログ変調波を、上記複数個のミキサに
対し上記変調波として供給する手段と、を備え、上記複
数個のミキサの少なくとも一部を共用しながら、ディジ
タル直交変調波及びアナログ変調波を復調するデュアル
モード復調回路において、第1乃至第4の構成に係るデ
ュアルモード復調方法に従い上記検波用信号を上記複数
個のミキサに供給する手段を備えることを特徴とする。
本構成においては、第1乃至第4の構成と同様の作用が
生じる。
【0014】本発明の第6の構成は、第5の構成におい
て、上記ディジタル検波用信号及びアナログ検波用信号
のうち少なくとも一方を、上記デュアルモード復調回路
の内部で生成することを特徴とする。かかる構成におい
ては、デュアルモード復調回路に外部から供給すべき検
波用信号の種類が少なくて済む。また、本発明の第7の
構成は、第5又は第6の構成において、上記ディジタル
検波用信号及びアナログ検波用信号のうち少なくとも一
方を、上記デュアルモード復調回路の外部で生成するこ
とを特徴とする。かかる構成においては、デュアルモー
ド復調回路の内部構成が簡素になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
関し図面に基づき説明する。なお、前述した従来技術と
共通乃至対応する構成には同一の符号を付し、説明を省
略する。また、各実施形態に共通する構成に関しても、
重複する説明を省略する。
【0016】(1)第1実施形態 図1に示される第1実施形態は、図10に示される従来
技術におけるミキサ20を廃止すると共に当該ミキサ2
0の機能をミキサ24に担わせ、これにより図10に比
べミキサの個数を減らした構成である。かかるミキサ個
数低減、ひいては回路規模の縮小及び回路コストの低減
を実現すべく、この実施形態では、外部の局部発振器等
から供給されるQPSK検波用信号及び移相器18によ
り生成されたFM検波用信号のうちいずれかを、スイッ
チ46にて選択して、ミキサ24に供給している。すな
わち、増幅器12から復調回路42に供給される受信波
がQPSK変調波であるときには、外部の切換手段44
により、移相器18からのFM検波用信号がミキサ24
に供給されるようスイッチ46が切り換る。逆に、増幅
器12から復調回路42に供給される受信波がFM変調
波であるときには、切換手段44により、外部からのQ
PSK検波用信号がミキサ24に供給されるようスイッ
チ46が切り換る。なお、切換手段44は、受信波に係
る変調方式を検出し、あるいは使用者からの指令に応
じ、スイッチ46を制御する。
【0017】このような回路構成により、I,Q各成分
のQPSK復調出力をミキサ24及び26から、またF
M復調出力をミキサ24から、得ることが可能になる。
これにより、図10に示される従来技術に比べミキサの
個数を低減可能になり、その結果小形かつ低価格の復調
回路を実現可能になる。また、図11に示される従来技
術ではQPSK復調時とFM復調時とで同一の検波用信
号を用いていたため、FM復調時に移相器22による移
相分を補償しなければならなかったが、本実施形態では
互いに異なる検波用信号を用いることができるため、当
該補償処理は不要である。すなわち、図11に示される
従来技術やこれを図10に示される従来技術と組合せた
構成と比べた場合にも、本実施形態は、移相器個数低減
による小形安価化の面で有利である。本実施形態では、
さらに、QPSK検波用信号とFM検波用信号とを独立
かつ個別に設定乃至生成できるから、受信波のIFが変
調方式ごとに異なるような用途にも適用でき、その点
で、図11に示される従来技術やこれを図10に示され
る従来技術と組合せた構成よりも、適用範囲が広い。ま
た、FM検波用信号を復調回路42の内部で生成してい
るため、後述の各実施形態と異なり外部からFM検波用
信号を与える必要がない。加えて、この実施形態は、図
10に示される従来技術に対する回路構成上の変更が比
較的小規模であるため、実施が容易である。
【0018】(2)第2〜第5実施形態 図2〜図5に示される第2〜第5実施形態は、いずれ
も、QPSK方式とFM方式の共通点が、位相変調を伴
う点であることを利用している。すなわち、第2〜第5
実施形態では、QPSK方式に適した復調回路の構成を
部分的に変形するのみでより小形かつ安価なデュアルモ
ード復調回路を実現し、第1実施形態と同様の又はさら
に進んだ効果を実現している。
【0019】まず、図2に示される第2実施形態では、
第1実施形態における移相器18を廃止しFM検波用信
号を外部から復調回路42Aに供給している。言い換え
れば、従来周知のQPSK復調回路にスイッチ46を追
加した構成を有している。この実施形態で使用している
FM検波用信号の周波数及び位相は、FM変調された受
信波が増幅器12からミキサ24に対し供給されたとき
に、この受信波を検波できるよう、設定されている。こ
の実施形態は、第1実施形態と同様の利点を有する他、
第1実施形態に比べ移相器の個数がさらに1個少なく従
ってより小形安価であるという利点を有している。ま
た、従来周知のQPSK復調回路にスイッチ46を追加
するのみですなわち容易に実現できる。
【0020】次に、図3に示される第3実施形態は、移
相器22とミキサ26の間にスイッチ46Aを設け、外
部の切換手段44Aが、受信波に係る変調方式に応じこ
のスイッチ46AにてQPSK検波用信号及びFM検波
用信号を復調回路42B中のミキサ26に供給する点
で、第2実施形態と相違している。切換手段44Aは、
スイッチ46及び46A双方を制御対象とする点で、第
1及び第2実施形態における切換手段44と相違してい
る。この実施形態では、FM復調出力がミキサ24及び
26双方から得られるため、FM復調出力電力が第2実
施形態に比べ大きくなる。反面で、第2実施形態に比べ
スイッチ個数は増加する。なお、この実施形態でも、第
1実施形態と同様の利点の他、移相器個数低減に起因し
た利点が得られる。
【0021】図4に示される第4実施形態は、第3実施
形態におけるスイッチ46及び46Aを廃止すべく、ス
イッチ46及び46Aに対応する機能を復調回路42C
の外部に設けた点で、第3実施例と相違している。すな
わち、この実施形態における切換手段44Bは、受信波
に係る変調方式に応じ、QPSK検波用信号及びFM検
波用信号のいずれかを、移相器22に供給する。ミキサ
24及び26の後段の回路では、両ミキサの出力のうち
いずれかを選択使用する。この実施形態によれば、第2
実施形態と同様の利点を実現できる他、ミキサ個数及び
移相器個数を従来のQPSK復調回路と同程度とするこ
とができるため、回路規模の縮小及びコストの低減の効
果は非常に大きくなる。
【0022】そして、図5に示される第5実施形態で
は、第4実施形態における移相器22切換手段44Bの
機能を併有する切換・移相手段44Cが、復調回路42
Dの外部に設けられている。なお、切換・移相手段44
Cは、FM復調時には移相処理を実行しない。この実施
形態によれば、第4実施形態と同様の利点を実現できる
他、移相器個数を0にすることができるため、回路規模
の縮小及びコストの低減の効果はさらに大きくなる。
【0023】(3)第6〜第9実施形態 図6〜図9に示される第6〜第9実施形態は、それぞ
れ、順に、第2〜第5実施例と同様の回路構成を有して
いる。但し、第6〜第9実施形態における各復調回路4
2E〜42HはFM変調された受信波やFM検波用信号
に代え、AM変調された受信波やAM検波用信号を入力
する。第6〜第9実施形態における切換手段乃至切換・
位相手段44D〜44Gは、受信波に係る変調方式がQ
PSK方式かそれともFM方式かに応じた処理に代え、
受信波に係る変調方式がQPSK方式かそれともAM方
式かに応じた処理を実行する。AM検波用信号の周波数
及び位相は、AM変調されている受信波との乗算により
当該受信波を検波できるよう、設定しておく。第6〜第
9実施形態は、いずれも、QPSK方式とAM方式の共
通点が振幅変調を伴う点であることを利用している。す
なわち、第6〜第9実施形態では、QPSK方式に適し
た復調回路の構成を部分的に変形することによりQPS
K/AMデュアルモード復調回路を実現すると共に、そ
の回路規模及びコストを抑制している。
【0024】(4)補遺 なお、上述の各実施形態ではQPSK方式を前提として
いたが、本発明はこの変調方式に限定して解釈すべきで
はない。すなわち、振幅及び位相のうちいずれかの変調
を伴うディジタル直交変調方式に従い変調された波であ
れば、本発明に係るデュアルモード復調回路の対象とな
り得る。同様に、FM方式及びAM方式に限定した解釈
も不適切である。
【0025】
【発明の効果】本発明の第1及び第5の構成によれば、
ディジタル直交変調波の復調の際に用いるディジタル検
波用信号とアナログ変調波の復調の際に用いるアナログ
検波用信号を個別に発生させ、変調方式に応じミキサに
供給するようにしたため、単一の検波用信号をディジタ
ル直交変調波の復調の際及びアナログ変調波の復調の際
に共用する構成と異なり、ミキサ後段に移相器等を設け
る必要がなくなる。従って、本構成によれば、移相器の
個数低減による回路規模の縮小及び回路コストの低減等
を実現できる。また、本構成によれば、ミキサの個数
も、少なくとも、従来と同程度の少ない個数で済む。加
えて、ディジタル検波用信号及びアナログ検波用信号の
個別発生により、ディジタル直交変調波及びアナログ変
調波の搬送周波数に差がある用途にもデュアルモード復
調を適用可能になる。
【0026】本発明の第2の構成によれば、上記ディジ
タル検波用信号及びアナログ検波用信号のうち少なくと
も一方を、上記ディジタル直交変調波及びアナログ変調
波のうち対応する変調波に基づき生成するようにしたた
め、デュアルモード復調回路に外部から供給すべき検波
用信号の種類が少なくて済む。
【0027】本発明の第3の構成によれば、上記ディジ
タル直交変調波が、位相変調及び振幅変調双方を伴うデ
ィジタル直交変調方式に従い生成された変調波であるた
め、適用対象たるアナログ変調方式の選択肢が多彩にな
る。特に、本発明の第4の構成によれば、上記ディジタ
ル直交変調方式がQPSK方式であるため、デュアルモ
ード復調回路を構成するに際して、アナログ変調方式の
代表たるFM方式及びAM方式のいずれとも組合せ・兼
用が可能になる。
【0028】本発明の第6の構成によれば、上記ディジ
タル検波用信号及びアナログ検波用信号のうち少なくと
も一方を、上記デュアルモード復調回路の内部で生成す
るようにしたため、デュアルモード復調回路に外部から
供給すべき検波用信号の種類が少なくて済む。また、本
発明の第7の構成によれば、上記ディジタル検波用信号
及びアナログ検波用信号のうち少なくとも一方を、上記
デュアルモード復調回路の外部で生成するようにしたた
め、デュアルモード復調回路の内部構成が簡素になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るデュアルモード
復調回路の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第2実施形態に係るデュアルモード
復調回路の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の第3実施形態に係るデュアルモード
復調回路の構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の第4実施形態に係るデュアルモード
復調回路の構成を示すブロック図である。
【図5】 本発明の第5実施形態に係るデュアルモード
復調回路の構成を示すブロック図である。
【図6】 本発明の第6実施形態に係るデュアルモード
復調回路の構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明の第7実施形態に係るデュアルモード
復調回路の構成を示すブロック図である。
【図8】 本発明の第8実施形態に係るデュアルモード
復調回路の構成を示すブロック図である。
【図9】 本発明の第9実施形態に係るデュアルモード
復調回路の構成を示すブロック図である。
【図10】 従来の復調回路の一例構成を示すブロック
図である。
【図11】 従来のデュアルモード復調回路の一例構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 フィルタ、12 増幅器、18,22 移相器、
24,26 ミキサ、42,42A,42B…42H
復調回路、44,44A,44B,…44G切換手段ま
たは切換・移相手段、46,46A スイッチ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ変調波と検波用信号とを混合す
    ることにより復調出力を生成する複数個のミキサを使用
    し、ディジタル直交変調波の復調の際には当該ディジタ
    ル直交変調波を、アナログ変調波の復調の際には当該ア
    ナログ変調波を、上記複数個のミキサに対し上記変調波
    として供給することにより、上記複数個のミキサの少な
    くとも一部を共用しながら、ディジタル直交変調波及び
    アナログ変調波を復調するデュアルモード復調方法にお
    いて、 ディジタル直交変調波の復調の際には、それぞれ所定周
    波数を有しかつ互いに直交する位相を有する複数種類の
    ディジタル検波用信号を、上記複数個のミキサのうち対
    応するミキサに対し上記検波用信号として供給し、 アナログ変調波の復調の際には、それぞれ所定周波数及
    び位相を有するアナログ検波用信号を、上記複数個のミ
    キサのうち少なくとも1個に対し上記検波用信号として
    供給することを特徴とするデュアルモード復調方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデュアルモード復調方法
    において、上記ディジタル検波用信号及びアナログ検波
    用信号のうち少なくとも一方を、上記ディジタル直交変
    調波及びアナログ変調波のうち対応する変調波に基づき
    生成することを特徴とするデュアルモード復調方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のデュアルモード復
    調方法において、上記ディジタル直交変調波が、位相変
    調及び振幅変調双方を伴うディジタル直交変調方式に従
    い生成された変調波であることを特徴とするデュアルモ
    ード復調方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のデュアルモード復調方法
    において、上記ディジタル直交変調方式がQPSK方式
    であることを特徴とするデュアルモード復調方法。
  5. 【請求項5】 それぞれ変調波と検波用信号とを混合す
    ることにより復調出力を生成する複数個のミキサと、デ
    ィジタル直交変調波の復調の際には当該ディジタル直交
    変調波を、アナログ変調波の復調の際には当該アナログ
    変調波を、上記複数個のミキサに対し上記変調波として
    供給する手段と、を備え、上記複数個のミキサの少なく
    とも一部を共用しながら、ディジタル直交変調波及びア
    ナログ変調波を復調するデュアルモード復調回路におい
    て、 請求項1乃至4記載のデュアルモード復調方法に従い上
    記検波用信号を上記複数個のミキサに供給する手段を備
    えることを特徴とするデュアルモード復調回路。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のデュアルモード復調回路
    において、上記ディジタル検波用信号及びアナログ検波
    用信号のうち少なくとも一方を、上記デュアルモード復
    調回路の内部で生成することを特徴とするデュアルモー
    ド復調回路。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載のデュアルモード復
    調回路において、上記ディジタル検波用信号及びアナロ
    グ検波用信号のうち少なくとも一方を、上記デュアルモ
    ード復調回路の外部で生成することを特徴とするデュア
    ルモード復調回路。
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