JPH09219623A - 電流ミラー付きの偶数個の差動段を使うリング発振器 - Google Patents
電流ミラー付きの偶数個の差動段を使うリング発振器Info
- Publication number
- JPH09219623A JPH09219623A JP9005904A JP590497A JPH09219623A JP H09219623 A JPH09219623 A JP H09219623A JP 9005904 A JP9005904 A JP 9005904A JP 590497 A JP590497 A JP 590497A JP H09219623 A JPH09219623 A JP H09219623A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- mosfets
- ring oscillator
- mosfet
- source
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K3/00—Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
- H03K3/02—Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
- H03K3/027—Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use of logic circuits, with internal or external positive feedback
- H03K3/03—Astable circuits
- H03K3/0315—Ring oscillators
- H03K3/0322—Ring oscillators with differential cells
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03B—GENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
- H03B5/00—Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input
- H03B5/20—Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element comprising resistance and either capacitance or inductance, e.g. phase-shift oscillator
- H03B5/24—Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element comprising resistance and either capacitance or inductance, e.g. phase-shift oscillator active element in amplifier being semiconductor device
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K3/00—Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
- H03K3/02—Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
- H03K3/023—Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use of differential amplifiers or comparators, with internal or external positive feedback
- H03K3/0231—Astable circuits
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K3/00—Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
- H03K3/02—Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
- H03K3/027—Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use of logic circuits, with internal or external positive feedback
- H03K3/03—Astable circuits
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03B—GENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
- H03B27/00—Generation of oscillations providing a plurality of outputs of the same frequency but differing in phase, other than merely two anti-phase outputs
Landscapes
- Amplifiers (AREA)
- Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明はリング発振器に関し、特に偶数個の
差動増幅段を取り扱うリング発振器を提供することを目
的とする。 【解決手段】 本発明のリング発振器は、リング構成を
形成すべく入力が出力に接続されているタンデムに接続
された偶数個の差動段からなり、段の各々が2つの入力
と2つの出力と共通の接続点を有する差動増幅器の構成
で接続されている一対の半導体デバイスを含み、さら
に、共通接続に接続されている各段にある共通の電流デ
バイスと、共通電流デバイスに電流Iを確立する二次レ
ッグとして接続されている各共通電流デバイスを有する
第1の電流ミラーと、出力の異なるものにそれぞれが接
続されている、各段にある2つの負荷電流デバイスと、
二次レッグとして接続されている各負荷電流デバイスを
有する第2の電流ミラーからなり、第2の電流ミラーは
各負荷電流デバイスに(1+∝)I/2(∝は零より大
きい数)の電流を確立し、各負荷電流デバイスにI/2
の電流を流すことを特徴とする。
差動増幅段を取り扱うリング発振器を提供することを目
的とする。 【解決手段】 本発明のリング発振器は、リング構成を
形成すべく入力が出力に接続されているタンデムに接続
された偶数個の差動段からなり、段の各々が2つの入力
と2つの出力と共通の接続点を有する差動増幅器の構成
で接続されている一対の半導体デバイスを含み、さら
に、共通接続に接続されている各段にある共通の電流デ
バイスと、共通電流デバイスに電流Iを確立する二次レ
ッグとして接続されている各共通電流デバイスを有する
第1の電流ミラーと、出力の異なるものにそれぞれが接
続されている、各段にある2つの負荷電流デバイスと、
二次レッグとして接続されている各負荷電流デバイスを
有する第2の電流ミラーからなり、第2の電流ミラーは
各負荷電流デバイスに(1+∝)I/2(∝は零より大
きい数)の電流を確立し、各負荷電流デバイスにI/2
の電流を流すことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の分野】本発明はリング発振器に関し、そして特
に、偶数個の差動増幅段(differential stage)を使うリ
ング発振器に関する。
に、偶数個の差動増幅段(differential stage)を使うリ
ング発振器に関する。
【0002】
【従来技術の説明】リング発振器は、従来の技術におい
て高周波のクロック信号を発生するためによく使われ
る。簡単に言えば、リング発振器は複数段の増幅および
遅延の回路から構成され、それらはタンデムに接続され
ていて、信号が伝播するリングの形で、最後の段が最初
の段へ戻されて接続されている。リング発振器の各段は
一般に位相反転を提供し、その中で1つの段の入力にお
いて入力電圧が1つの方向にシフトすると、その段の出
力がそれと反対の方向にその信号をシフトする(与えら
れた遅延時間の後)。
て高周波のクロック信号を発生するためによく使われ
る。簡単に言えば、リング発振器は複数段の増幅および
遅延の回路から構成され、それらはタンデムに接続され
ていて、信号が伝播するリングの形で、最後の段が最初
の段へ戻されて接続されている。リング発振器の各段は
一般に位相反転を提供し、その中で1つの段の入力にお
いて入力電圧が1つの方向にシフトすると、その段の出
力がそれと反対の方向にその信号をシフトする(与えら
れた遅延時間の後)。
【0003】従来の技術においては、リング発振器の各
段に対して差動増幅器を使うのが有利であることが認識
されてきている。それは発振器がその差動回路の両側に
結合される可能性のある電圧および電流のスパイクの形
での寄生ノイズの影響を受けにくくするためである。例
えば、電源からのそのような寄生ノイズは、差動増幅器
の両側に結合されることになり、従って、その差動段の
両側に実質的に等しく影響する。結果として、そのよう
な寄生ノイズの影響は発振器の出力において最小化さ
れ、出力は任意の1つの段の出力の差として取ることが
できる。差動増幅器の段を利用する従来技術のリング発
振器は、D−Lチェン(D-L Chen)他に対して1994年
4月5日に発行された「高速の電流/電圧制御型リング
発振器回路(High Speed Current/Volatage Controlled
Ring Oscillator Circuit)」と題する米国特許第5,3
00,898号の中で記述されている。このチェン他の
特許の回路においては、奇数個段の差動増幅器がリング
構成でタンデムに接続されている。
段に対して差動増幅器を使うのが有利であることが認識
されてきている。それは発振器がその差動回路の両側に
結合される可能性のある電圧および電流のスパイクの形
での寄生ノイズの影響を受けにくくするためである。例
えば、電源からのそのような寄生ノイズは、差動増幅器
の両側に結合されることになり、従って、その差動段の
両側に実質的に等しく影響する。結果として、そのよう
な寄生ノイズの影響は発振器の出力において最小化さ
れ、出力は任意の1つの段の出力の差として取ることが
できる。差動増幅器の段を利用する従来技術のリング発
振器は、D−Lチェン(D-L Chen)他に対して1994年
4月5日に発行された「高速の電流/電圧制御型リング
発振器回路(High Speed Current/Volatage Controlled
Ring Oscillator Circuit)」と題する米国特許第5,3
00,898号の中で記述されている。このチェン他の
特許の回路においては、奇数個段の差動増幅器がリング
構成でタンデムに接続されている。
【0004】位相の間隔が等しい複数の高周波クロック
を必要とする、例えば、ディジタル位相ロック・ループ
(DPLL)を使っているタイミング回復システムなど
のいくつかの応用がある。これらの複数のクロックはリ
ング発振器の異なる段から各クロック出力を取ることに
よって、シングルエンド型のリング発振器から得ること
ができる。差動段の場合、各段の差動出力、およびその
反対極性の出力を使って、そのリング発振器からクロッ
ク出力を提供することができる。例えば、3段の差動増
幅器の発振器を使って、位相が60度離れている6つの
異なるクロックを提供することができる。チェン他の特
許の中で開示されているリング発振器は、この複数のク
ロックを提供するために使うことができる。
を必要とする、例えば、ディジタル位相ロック・ループ
(DPLL)を使っているタイミング回復システムなど
のいくつかの応用がある。これらの複数のクロックはリ
ング発振器の異なる段から各クロック出力を取ることに
よって、シングルエンド型のリング発振器から得ること
ができる。差動段の場合、各段の差動出力、およびその
反対極性の出力を使って、そのリング発振器からクロッ
ク出力を提供することができる。例えば、3段の差動増
幅器の発振器を使って、位相が60度離れている6つの
異なるクロックを提供することができる。チェン他の特
許の中で開示されているリング発振器は、この複数のク
ロックを提供するために使うことができる。
【0005】しかし、位相間隔が等しい2のべき乗の数
(N)のクロック(すなわち、N=2n 、ここでnは整
数)を提供する必要がある場合、チェン他の特許の回路
は使うことができない。というのは、それはそのリング
発振器においては、偶数個の段(以下、偶数段と称す
る)の動作が不可能だからである。この回路において
は、任意の偶数段の場合、差動のベースまたはコモン・
モードのベースのいずれかにおいて単純にロックアップ
(Lock up) してしまう。すなわち、各段は、その出力が
それぞれ反対の電圧リミット値または同じ電圧リミット
値のいずれかに、それぞれなった形で止まってしまう。
例えば、単純な2段のリング発振器においては、差動の
ロックアップは段1の第1出力および段2の第2出力が
1つの電圧リミットになり、一方、段1の第2出力およ
び段2の第1出力が反対側の電圧リミットになった状態
で発生する可能性がある。コモン・モードのロックアッ
プは段1の第1および第2の出力がほぼ1つの電圧リミ
ットになり、一方、段2の第1および第2の出力がその
反対側の電圧リミットにほぼ等しくなった形で発生する
可能性がある。
(N)のクロック(すなわち、N=2n 、ここでnは整
数)を提供する必要がある場合、チェン他の特許の回路
は使うことができない。というのは、それはそのリング
発振器においては、偶数個の段(以下、偶数段と称す
る)の動作が不可能だからである。この回路において
は、任意の偶数段の場合、差動のベースまたはコモン・
モードのベースのいずれかにおいて単純にロックアップ
(Lock up) してしまう。すなわち、各段は、その出力が
それぞれ反対の電圧リミット値または同じ電圧リミット
値のいずれかに、それぞれなった形で止まってしまう。
例えば、単純な2段のリング発振器においては、差動の
ロックアップは段1の第1出力および段2の第2出力が
1つの電圧リミットになり、一方、段1の第2出力およ
び段2の第1出力が反対側の電圧リミットになった状態
で発生する可能性がある。コモン・モードのロックアッ
プは段1の第1および第2の出力がほぼ1つの電圧リミ
ットになり、一方、段2の第1および第2の出力がその
反対側の電圧リミットにほぼ等しくなった形で発生する
可能性がある。
【0006】差動モードのロックアップは偶数の段を使
っているリング発振器において、そのリング発振器の中
の接続の1つのペア(または、奇数個のペア)に対して
その出力と入力との間で接続を交差させることによって
防止することができる。結果として、差動信号経路にお
いて追加の位相反転が提供され、差動ベースでの発振器
のロックアップが防止される。IEEE Journal of Solid-
State Circuits、第25巻、第6号、1990年12月の第13
85頁乃至第1394頁にあるビー・キム(B.Kim) 、ディー・
エヌ・ヘルマン(D.N.Helman)およびピー・アール・グレ
イ(P.R.Gray)による、「2μm CMOSにおける30
MHzのハイブリッド・アナログ/ディジタル・クロッ
ク回復回路(A 30-MHz Hybrid Analog/Digital Clock Re
covery Circuit in 2-μm CMOS) 」と題する記事を参照
されたい。
っているリング発振器において、そのリング発振器の中
の接続の1つのペア(または、奇数個のペア)に対して
その出力と入力との間で接続を交差させることによって
防止することができる。結果として、差動信号経路にお
いて追加の位相反転が提供され、差動ベースでの発振器
のロックアップが防止される。IEEE Journal of Solid-
State Circuits、第25巻、第6号、1990年12月の第13
85頁乃至第1394頁にあるビー・キム(B.Kim) 、ディー・
エヌ・ヘルマン(D.N.Helman)およびピー・アール・グレ
イ(P.R.Gray)による、「2μm CMOSにおける30
MHzのハイブリッド・アナログ/ディジタル・クロッ
ク回復回路(A 30-MHz Hybrid Analog/Digital Clock Re
covery Circuit in 2-μm CMOS) 」と題する記事を参照
されたい。
【0007】キム他の記事の図8は、偶数個の差動段を
備えているリング発振器における基本の遅延セルを示し
ている。この基本セルにおいて、2個のNチャネル・デ
バイスが差動の配置で接続されており、それらの各ドレ
イン電極がPチャネルのデバイスから構成されている1
つの負荷を通して電源の1つの端子に接続され、それら
のソース電極が一緒にカスコード方式で接続されている
2個のNチャネル・デバイスを通じて電源の他の端子に
一緒に接続されている。キム他の記事の図10の中に示
されているバンドギャップ電流バイアス回路から2つの
カスコード型Nチャネル・デバイスのゲート電極に対し
てバイアス電圧を印加することによって、これらのデバ
イスを通じて一定の電流が流される。Pチャネルの負荷
デバイスは、キム他の記事の図9の中に示されているサ
ーボ複製バイアス回路によって三極管領域に保たれる。
結果として、そのPチャネルのデバイスのゲートには、
その遅延セルの電圧振幅を約1Vに制限する電圧が提供
され、従って、そのキム他の記事のリング発振器は、コ
モン・モードのロックアップを起こしにくくなる。この
結果に対する理由は本発明の以下の説明を読んだ後で、
より明らかになる。不幸にも、図10のバンドギャップ
電流バイアス回路および図9のサーボ複製バイアス回路
(Servoreplica Bias Circut)の中で使われているデバイ
スは、そのリング発振器の段数が少ない場合は特に、そ
のリング発振器に対して要求されるチップ面積のかなり
大きなパーセンテージを占める。さらに、その消費電流
(従って、電力)は、すべての動作周波数に対して相対
的に一定のままである。さらに、三極管領域で動作して
いるPチャネルのデバイスは、電源のノイズに対して比
較的弱く、そして周波数の大幅な調整のためにはあまり
適していない。
備えているリング発振器における基本の遅延セルを示し
ている。この基本セルにおいて、2個のNチャネル・デ
バイスが差動の配置で接続されており、それらの各ドレ
イン電極がPチャネルのデバイスから構成されている1
つの負荷を通して電源の1つの端子に接続され、それら
のソース電極が一緒にカスコード方式で接続されている
2個のNチャネル・デバイスを通じて電源の他の端子に
一緒に接続されている。キム他の記事の図10の中に示
されているバンドギャップ電流バイアス回路から2つの
カスコード型Nチャネル・デバイスのゲート電極に対し
てバイアス電圧を印加することによって、これらのデバ
イスを通じて一定の電流が流される。Pチャネルの負荷
デバイスは、キム他の記事の図9の中に示されているサ
ーボ複製バイアス回路によって三極管領域に保たれる。
結果として、そのPチャネルのデバイスのゲートには、
その遅延セルの電圧振幅を約1Vに制限する電圧が提供
され、従って、そのキム他の記事のリング発振器は、コ
モン・モードのロックアップを起こしにくくなる。この
結果に対する理由は本発明の以下の説明を読んだ後で、
より明らかになる。不幸にも、図10のバンドギャップ
電流バイアス回路および図9のサーボ複製バイアス回路
(Servoreplica Bias Circut)の中で使われているデバイ
スは、そのリング発振器の段数が少ない場合は特に、そ
のリング発振器に対して要求されるチップ面積のかなり
大きなパーセンテージを占める。さらに、その消費電流
(従って、電力)は、すべての動作周波数に対して相対
的に一定のままである。さらに、三極管領域で動作して
いるPチャネルのデバイスは、電源のノイズに対して比
較的弱く、そして周波数の大幅な調整のためにはあまり
適していない。
【0008】
【発明の概要】偶数段のリング発振器におけるコモン・
モードの挙動が、従来技術のリング発振器の場合よりも
少ないパーセンテージのチップ面積を使っているバイア
ス回路によって制御される。
モードの挙動が、従来技術のリング発振器の場合よりも
少ないパーセンテージのチップ面積を使っているバイア
ス回路によって制御される。
【0009】本発明の一実施例によると、そのリング構
成の中の各段は、その段に対して差動増幅機能を提供す
る一対の半導体デバイスに対して電流を供給し、そのデ
バイスから電流を引き出す2つの電流源および電流シン
ク(Current sink)を含んでいる。すべての段の電流シン
クおよび電流源は、すべての段においてその電流源およ
びシンクに対して印加される電圧を設定するバイアス制
御回路の中に一次レッグを持っている第1および第2の
電流ミラーの二次レッグ(すなわち、電流ミラー型ブラ
ンチ)として接続されている。第1の電流ミラーはすべ
ての段において、電流シンクにIの電流を設定する電位
を提供する。すべての電流源は、各ソースにおいて(1
+∝)I/2の電流を設定するように構築されている第
2の電流ミラーの二次レッグとして接続されている。こ
こで、∝はゼロより大きな値である。2つの電流源のそ
れぞれからの電流シンクによって流される平均電流はI
/2に過ぎないので、電流源として働いている半導体デ
バイスの両端の電圧降下は、低い電流に対応している低
い電位降下に変化する。結果として、リング発振器の中
の各段の平均のコモン・モード出力電圧の最小値がそう
でない場合より高いリミット値まで上げられ、これはさ
らにそれ以降の段の出力における最大の平均コモン・モ
ード電圧を制限する。平均コモン・モード入力および出
力電圧の振幅がこのように制限されることによって、リ
ング発振器はコモン・モード・バイアスにおいてロック
アップすることが防止される。
成の中の各段は、その段に対して差動増幅機能を提供す
る一対の半導体デバイスに対して電流を供給し、そのデ
バイスから電流を引き出す2つの電流源および電流シン
ク(Current sink)を含んでいる。すべての段の電流シン
クおよび電流源は、すべての段においてその電流源およ
びシンクに対して印加される電圧を設定するバイアス制
御回路の中に一次レッグを持っている第1および第2の
電流ミラーの二次レッグ(すなわち、電流ミラー型ブラ
ンチ)として接続されている。第1の電流ミラーはすべ
ての段において、電流シンクにIの電流を設定する電位
を提供する。すべての電流源は、各ソースにおいて(1
+∝)I/2の電流を設定するように構築されている第
2の電流ミラーの二次レッグとして接続されている。こ
こで、∝はゼロより大きな値である。2つの電流源のそ
れぞれからの電流シンクによって流される平均電流はI
/2に過ぎないので、電流源として働いている半導体デ
バイスの両端の電圧降下は、低い電流に対応している低
い電位降下に変化する。結果として、リング発振器の中
の各段の平均のコモン・モード出力電圧の最小値がそう
でない場合より高いリミット値まで上げられ、これはさ
らにそれ以降の段の出力における最大の平均コモン・モ
ード電圧を制限する。平均コモン・モード入力および出
力電圧の振幅がこのように制限されることによって、リ
ング発振器はコモン・モード・バイアスにおいてロック
アップすることが防止される。
【0010】本発明の1つの側面は、その第1の電流ミ
ラーが(1+∝)Iの電流を流している追加の二次レッ
グ付きで構成され、その追加の二次レッグがさらに第2
の電流ミラーの一次レッグに対して電流源として結合さ
れていることである。
ラーが(1+∝)Iの電流を流している追加の二次レッ
グ付きで構成され、その追加の二次レッグがさらに第2
の電流ミラーの一次レッグに対して電流源として結合さ
れていることである。
【0011】本発明のもう1つの側面は、第1の電流ミ
ラーの一次レッグ、各電流シンクおよび追加の二次レッ
グはすべて半導体MOSFETデバイスのカスコード型
の構造になっていることである。追加の二次レッグの中
のMOSFETデバイスは、第1の電流ミラーの一次レ
ッグの中のMOSFETデバイスより(1+∝)のファ
クタだけ大きいチャネル幅/長さ(W/L)の比で製造
される。結果として、追加の二次レッグは第2の電流ミ
ラーの一次レッグに対して(1+∝)Iの電流を提供す
る。
ラーの一次レッグ、各電流シンクおよび追加の二次レッ
グはすべて半導体MOSFETデバイスのカスコード型
の構造になっていることである。追加の二次レッグの中
のMOSFETデバイスは、第1の電流ミラーの一次レ
ッグの中のMOSFETデバイスより(1+∝)のファ
クタだけ大きいチャネル幅/長さ(W/L)の比で製造
される。結果として、追加の二次レッグは第2の電流ミ
ラーの一次レッグに対して(1+∝)Iの電流を提供す
る。
【0012】リング発振器全体が外部電源によって提供
される2つの電圧レールの間で動作している相補型金属
酸化物半導体トランジスタ(MOSFET)によるCM
OSですべて製造されるのが好ましい。外部制御電位が
各段のシンクおよびソースにおける電流を制御するため
に印加され、この電位を変えることによって、そのリン
グ発振器が動作する周波数(そして振幅)が変化する。
される2つの電圧レールの間で動作している相補型金属
酸化物半導体トランジスタ(MOSFET)によるCM
OSですべて製造されるのが好ましい。外部制御電位が
各段のシンクおよびソースにおける電流を制御するため
に印加され、この電位を変えることによって、そのリン
グ発振器が動作する周波数(そして振幅)が変化する。
【0013】本発明の追加の利点としては、高速動作、
低寄生負荷、低消費電力、および周波数の大幅な調整能
力などがある。しかも、それらは複雑な制御回路を必要
としない。
低寄生負荷、低消費電力、および周波数の大幅な調整能
力などがある。しかも、それらは複雑な制御回路を必要
としない。
【0014】
【発明の詳細な記述】本発明に従って作られたリング発
振器100の回路ブロック図が図1に示されている。リ
ング発振器100の第1の段101は第1および第2の
出力、すなわち、O1 およびO2 を備えており、それら
は第2の段102の第1および第2の入力、すなわち、
I1 およびI2 にそれぞれ接続されている。同様に、図
1において第2の段102の出力は第3の段103の入
力に接続され、第3の段103の出力は第4の段104
の入力に接続されている。すべての段は外部電源から電
力が供給され、その電源はライン124の基準グランド
(基準接地)に対してライン121上に正の電圧V+ を
供給する。さらに、バイアス制御回路105もライン1
21上の外部電源から電力が供給され、このバイアス制
御回路は2つのバイアス電位、すなわち、VBPおよびV
BNをライン122および123によってそれぞれ4つの
各発振器段101〜104に対して提供する。このバイ
アス制御回路105によって提供されるバイアス電位の
値は、外部制御電圧VC の値によって変わる。VC はラ
イン130によって回路105に接続される。つまり、
この制御電圧を変えることによって、バイアス電位が変
化し、それがさらに後で説明される各段における電流源
および電流シンクの両方における電流の量を変化させ、
それによって周波数が変化し、そして発振の振幅がある
程度変化する。
振器100の回路ブロック図が図1に示されている。リ
ング発振器100の第1の段101は第1および第2の
出力、すなわち、O1 およびO2 を備えており、それら
は第2の段102の第1および第2の入力、すなわち、
I1 およびI2 にそれぞれ接続されている。同様に、図
1において第2の段102の出力は第3の段103の入
力に接続され、第3の段103の出力は第4の段104
の入力に接続されている。すべての段は外部電源から電
力が供給され、その電源はライン124の基準グランド
(基準接地)に対してライン121上に正の電圧V+ を
供給する。さらに、バイアス制御回路105もライン1
21上の外部電源から電力が供給され、このバイアス制
御回路は2つのバイアス電位、すなわち、VBPおよびV
BNをライン122および123によってそれぞれ4つの
各発振器段101〜104に対して提供する。このバイ
アス制御回路105によって提供されるバイアス電位の
値は、外部制御電圧VC の値によって変わる。VC はラ
イン130によって回路105に接続される。つまり、
この制御電圧を変えることによって、バイアス電位が変
化し、それがさらに後で説明される各段における電流源
および電流シンクの両方における電流の量を変化させ、
それによって周波数が変化し、そして発振の振幅がある
程度変化する。
【0015】差動のロックアップを防止するために、第
4の段104の2つの出力は第1の段101の入力に同
じように直接の方法では接続されない。代わりに、第4
の段104の第1の出力O1 は第1の段101の第2の
入力I2 に対してライン111を経由して接続され、第
4の段104の第2の出力O2 は第1の段101の第1
の入力I1 に対してライン112を経由して接続され
る。この差動信号の交差結合によって差動信号における
追加の位相反転が作られ、差動の観点から偶数段で発振
させることが可能になる。不幸にも、この交差結合はコ
モン・モードのバイアスにおけるロックアップを防止す
ることには役立たない。簡単に言えば、与えられた段の
両方の出力がコモン・モード・ロックアップにおいて発
生するように同じ電圧の限界値に向かってドライブされ
ている場合、出力を交差させることはほとんど役に立た
ない。結果として、本発明は差動ロックアップを防止す
るためにクロス結合を採用し、新しい回路配置を採用し
てコモン・モードのロックアップの発生を防止する。
4の段104の2つの出力は第1の段101の入力に同
じように直接の方法では接続されない。代わりに、第4
の段104の第1の出力O1 は第1の段101の第2の
入力I2 に対してライン111を経由して接続され、第
4の段104の第2の出力O2 は第1の段101の第1
の入力I1 に対してライン112を経由して接続され
る。この差動信号の交差結合によって差動信号における
追加の位相反転が作られ、差動の観点から偶数段で発振
させることが可能になる。不幸にも、この交差結合はコ
モン・モードのバイアスにおけるロックアップを防止す
ることには役立たない。簡単に言えば、与えられた段の
両方の出力がコモン・モード・ロックアップにおいて発
生するように同じ電圧の限界値に向かってドライブされ
ている場合、出力を交差させることはほとんど役に立た
ない。結果として、本発明は差動ロックアップを防止す
るためにクロス結合を採用し、新しい回路配置を採用し
てコモン・モードのロックアップの発生を防止する。
【0016】リング発振器のすべての段は、同じ構造で
あり、従って、1つの段だけが詳細に記述されれば十分
である。段101の回路図が図2に示されている。図2
においてバイアス制御回路105からのバイアス電位V
BPは、2個のPチャネル金属酸化物半導体電界効果型ト
ランジスタ(MOSFET)201および202のゲー
ト電極に対してライン122によって接続されている。
これらのMOSFET201および202の各々のソー
ス電極は正の電圧V+ を供給するライン121に接続さ
れている。結果として、これらのMOSFET201お
よび202の各々はそれぞれのドレイン電極における電
流を供給する電流源として働き、その電流の値はそのソ
ースに対するそのゲート電極におけるバイアス電位の値
によって変わり、そしてそのドレインとソースとの間の
電圧VDSの大きさによって変わる。
あり、従って、1つの段だけが詳細に記述されれば十分
である。段101の回路図が図2に示されている。図2
においてバイアス制御回路105からのバイアス電位V
BPは、2個のPチャネル金属酸化物半導体電界効果型ト
ランジスタ(MOSFET)201および202のゲー
ト電極に対してライン122によって接続されている。
これらのMOSFET201および202の各々のソー
ス電極は正の電圧V+ を供給するライン121に接続さ
れている。結果として、これらのMOSFET201お
よび202の各々はそれぞれのドレイン電極における電
流を供給する電流源として働き、その電流の値はそのソ
ースに対するそのゲート電極におけるバイアス電位の値
によって変わり、そしてそのドレインとソースとの間の
電圧VDSの大きさによって変わる。
【0017】2個のNチャネルMOSFET203およ
び204は差動増幅器ペアとして接続され、それぞれの
ソース電極が一緒に接続され、そして各ドレイン電極は
それぞれMOSFET201および202のドレイン電
極から提供される電流源から電流の1つを受け取るよう
に接続されている。MOSFET203および204の
直接接続されているソース電極は、カスコード配置で接
続されている2つのNチャネルMOSFET205およ
び206によって提供される電流シンクに接続されてい
る。すなわち、MOSFET203および204のソー
スはMOSFET205のドレインに接続され、MOS
FET205のソースはMOSFET206のドレイン
に接続され、そしてMOSFET206のソースは基準
グランドを提供するライン124に接続されている。M
OSFET205は、しきい値電圧VT がMOSFET
206のしきい値電圧より十分低い値になるように製造
されており、そのサイズはMOSFET206が飽和領
域で動作しているようにするのに適切な大きさになって
いる。この分野の技術に熟達した人にはよく知られてい
るように、このタイプのカスコード接続は単独のMOS
FETから得られるよりずっと小さなコンダクタンス
(すなわち、高インピーダンス)を持つ電流シンク(ま
たは、電流源)を提供する。そのようなカスコード型の
電流シンク(または、電流源)は、その電流をより一定
のレベルの値に維持していることができる。ただし、そ
の出力における電位の変化は、カスコード型でない電流
シンク(または、電流源)の場合より大きい。
び204は差動増幅器ペアとして接続され、それぞれの
ソース電極が一緒に接続され、そして各ドレイン電極は
それぞれMOSFET201および202のドレイン電
極から提供される電流源から電流の1つを受け取るよう
に接続されている。MOSFET203および204の
直接接続されているソース電極は、カスコード配置で接
続されている2つのNチャネルMOSFET205およ
び206によって提供される電流シンクに接続されてい
る。すなわち、MOSFET203および204のソー
スはMOSFET205のドレインに接続され、MOS
FET205のソースはMOSFET206のドレイン
に接続され、そしてMOSFET206のソースは基準
グランドを提供するライン124に接続されている。M
OSFET205は、しきい値電圧VT がMOSFET
206のしきい値電圧より十分低い値になるように製造
されており、そのサイズはMOSFET206が飽和領
域で動作しているようにするのに適切な大きさになって
いる。この分野の技術に熟達した人にはよく知られてい
るように、このタイプのカスコード接続は単独のMOS
FETから得られるよりずっと小さなコンダクタンス
(すなわち、高インピーダンス)を持つ電流シンク(ま
たは、電流源)を提供する。そのようなカスコード型の
電流シンク(または、電流源)は、その電流をより一定
のレベルの値に維持していることができる。ただし、そ
の出力における電位の変化は、カスコード型でない電流
シンク(または、電流源)の場合より大きい。
【0018】バイアス制御回路105からのバイアス電
位VBNは、ライン123によってMOSFET205お
よび206のゲート電極に接続されている。勿論、この
電流シンクによって引かれる電流の量はバイアス電位V
BNによって変わる。
位VBNは、ライン123によってMOSFET205お
よび206のゲート電極に接続されている。勿論、この
電流シンクによって引かれる電流の量はバイアス電位V
BNによって変わる。
【0019】次の図3の中でのように、図2の差動増幅
器の中で、その図の中の丸で囲まれたMOSFETは本
質的に円形のゲートの構成で製造されており、そのドレ
インとACグランドとの間の浮遊容量が減らされるよう
になっている。このタイプの構造によって、その回路は
通常のストライプ型のゲート構造を使って得られるより
高い周波数で動作することができる。
器の中で、その図の中の丸で囲まれたMOSFETは本
質的に円形のゲートの構成で製造されており、そのドレ
インとACグランドとの間の浮遊容量が減らされるよう
になっている。このタイプの構造によって、その回路は
通常のストライプ型のゲート構造を使って得られるより
高い周波数で動作することができる。
【0020】図2の中でI1 およびI2 として示されて
いる第1および第2の入力は、MOSFET203およ
び204のゲートへそれぞれ接続されており、そして出
力O1 およびO2 はMOSFET203および204の
ドレインによって提供されている。一般に、差動入力電
位(I1 −I2 )が正になればなるほど、差動出力電位
(O1 −O2 )がより負になる。逆に、差動入力電位
(I1 −I2 )が負になればなるほど、差動出力電位
(O1 −O2 )がより正になる。単純に言うと、リング
発振器の各段は、その差動出力信号に対してその差動入
力信号の信号反転を提供する。上記の交差結合によっ
て、差動のロックアップを防ぐためにもう1つの差動信
号反転が提供される。
いる第1および第2の入力は、MOSFET203およ
び204のゲートへそれぞれ接続されており、そして出
力O1 およびO2 はMOSFET203および204の
ドレインによって提供されている。一般に、差動入力電
位(I1 −I2 )が正になればなるほど、差動出力電位
(O1 −O2 )がより負になる。逆に、差動入力電位
(I1 −I2 )が負になればなるほど、差動出力電位
(O1 −O2 )がより正になる。単純に言うと、リング
発振器の各段は、その差動出力信号に対してその差動入
力信号の信号反転を提供する。上記の交差結合によっ
て、差動のロックアップを防ぐためにもう1つの差動信
号反転が提供される。
【0021】バイアス制御回路105の回路図が図3に
示されている。図3の中で、しきい値の低いNチャネル
MOSFET301のゲートはライン130を経由して
外部制御電圧VC に接続され、そのドレインはライン1
21を経由して正の電圧V+に接続されている。MOS
FET301のソースはNチャネルのダイオード接続型
MOSFET302のドレインおよびゲートに接続さ
れ、MOSFET302のソースはNチャネルMOSF
ET303のドレインに接続され、MOSFET303
のソースは基準グランドに接続されている。従って、M
OSFET301、302および303は電圧VC から
電流Iへの変換を提供し、電流Iの値は外部制御電圧V
C によって変わる。ここでも、MOSFET205の場
合と同様に、MOSFET302はそのしきい値電圧V
T がMOSFET303のしきい値より十分低くなるよ
うに製造されており、そのサイズはMOSFET303
が飽和領域で動作しているようにするのに適切な大きさ
になっている。従って、MOSFET302のゲートを
MOSFET303のゲートに直接接続することができ
る。
示されている。図3の中で、しきい値の低いNチャネル
MOSFET301のゲートはライン130を経由して
外部制御電圧VC に接続され、そのドレインはライン1
21を経由して正の電圧V+に接続されている。MOS
FET301のソースはNチャネルのダイオード接続型
MOSFET302のドレインおよびゲートに接続さ
れ、MOSFET302のソースはNチャネルMOSF
ET303のドレインに接続され、MOSFET303
のソースは基準グランドに接続されている。従って、M
OSFET301、302および303は電圧VC から
電流Iへの変換を提供し、電流Iの値は外部制御電圧V
C によって変わる。ここでも、MOSFET205の場
合と同様に、MOSFET302はそのしきい値電圧V
T がMOSFET303のしきい値より十分低くなるよ
うに製造されており、そのサイズはMOSFET303
が飽和領域で動作しているようにするのに適切な大きさ
になっている。従って、MOSFET302のゲートを
MOSFET303のゲートに直接接続することができ
る。
【0022】電流ミラーがMOSFET302および3
03と2つのNチャネルMOSFET305および30
6との間に作られ、MOSFET305および306は
MOSFET302および303と同じ方法でグランド
に対して接続されている。MOSFET305および3
06のゲートはMOSFET302および303のゲー
トに直接接続されている。しかし、MOSFET305
はダイオード接続にはなっていない。ここでも、MOS
FET305はそのしきい値電圧VT がMOSFET3
05のしきい値電圧より十分低くなるように製造されて
おり、そのサイズはMOSFET306が飽和領域で動
作するように適切な大きさになっている。この応用の目
的のために、電流ミラーの電流が設定される、すなわ
ち、引かれる回路(例えば、MOSFET302および
303を含んでいるノード310と312との間にある
回路)は電流ミラーの一次レッグを構成していると言わ
れる。電流がミラーされる回路(例えば、MOSFET
305および306を含んでいるノード311と312
との間にある回路)は電流ミラーの二次レッグであると
言われる。デバイスが理想的であって、電流の流れに対
して妨害がないと仮定して、二次レッグにおける電流は
普通は一次レッグの中の電流と等しいか、あるいは或る
比例した値になる。
03と2つのNチャネルMOSFET305および30
6との間に作られ、MOSFET305および306は
MOSFET302および303と同じ方法でグランド
に対して接続されている。MOSFET305および3
06のゲートはMOSFET302および303のゲー
トに直接接続されている。しかし、MOSFET305
はダイオード接続にはなっていない。ここでも、MOS
FET305はそのしきい値電圧VT がMOSFET3
05のしきい値電圧より十分低くなるように製造されて
おり、そのサイズはMOSFET306が飽和領域で動
作するように適切な大きさになっている。この応用の目
的のために、電流ミラーの電流が設定される、すなわ
ち、引かれる回路(例えば、MOSFET302および
303を含んでいるノード310と312との間にある
回路)は電流ミラーの一次レッグを構成していると言わ
れる。電流がミラーされる回路(例えば、MOSFET
305および306を含んでいるノード311と312
との間にある回路)は電流ミラーの二次レッグであると
言われる。デバイスが理想的であって、電流の流れに対
して妨害がないと仮定して、二次レッグにおける電流は
普通は一次レッグの中の電流と等しいか、あるいは或る
比例した値になる。
【0023】本発明に従って、MOSFET305およ
び306のチャネル長に対するチャネル幅の比(W/
L)は、(1+∝)のファクタだけMOSFET302
および303に対するW/Lの比より大きくなるように
作られている。ここで、∝はゼロより大きい値である。
作られた実施例においては、∝は0.05に等しくなっ
ていた。結果として、制御電圧VC によってMOSFE
T302および303を通して設定される電流はIによ
って表され、MOSFET305のドレインによって提
供される電流シンクの中に設定される電流は(1+∝)
Iによって表すことができる。MOSFET305のド
レインに流れ込む電流(1+∝)Iはダイオード接続型
のPチャネルMOSFET304から流され、MOSF
ET304のソースはライン121上の正の電源V+ に
接続されている。
び306のチャネル長に対するチャネル幅の比(W/
L)は、(1+∝)のファクタだけMOSFET302
および303に対するW/Lの比より大きくなるように
作られている。ここで、∝はゼロより大きい値である。
作られた実施例においては、∝は0.05に等しくなっ
ていた。結果として、制御電圧VC によってMOSFE
T302および303を通して設定される電流はIによ
って表され、MOSFET305のドレインによって提
供される電流シンクの中に設定される電流は(1+∝)
Iによって表すことができる。MOSFET305のド
レインに流れ込む電流(1+∝)Iはダイオード接続型
のPチャネルMOSFET304から流され、MOSF
ET304のソースはライン121上の正の電源V+ に
接続されている。
【0024】MOSFET304は実際には2つのデバ
イスが並列に接続されており、その各デバイスは図2の
中のMOSFET201および202と本質的に同じで
あるように作られている。ライン122を経由してMO
SFET304のゲートおよびドレインにおける電位V
BPを発振器の各段におけるMOSFET201および2
02のゲートに接続することによって、MOSFET2
01および202は、その一次レッグがMOSFET3
04である電流ミラーの二次レッグとなる。従って、各
段におけるMOSFET201および202は、それぞ
れ(1+∝)I/2の電流を引こうとする。というの
は、それぞれのゲートソース間の電圧VGSがMOSFE
T304において設定されている電圧に等しいからであ
る。同様に、ライン123を経由して発振器の各段の中
のMOSFET205および206のゲートへのライン
123によってバイアス電位VBNに接続することによっ
て、各段の中の205および206に等価なMOSFE
Tを含んでいる回路は、その一次レッグがMOSFET
302および303を含んでいるノード310と312
との間にある回路から構成される電流ミラーの中の二次
レッグとなる。従って、MOSFET205および20
6はIの電流を引くことになる。というのは、それらは
構造がMOSFET302および303と本質的に同一
だからである。さらに、MOSFET205および20
6のカスコード接続は、その出力インピーダンスがMO
SFET201または202より大幅に高くなっている
ので、MOSFET201および202からの組み合わ
せられた電流は強制的にIまで落とされる。
イスが並列に接続されており、その各デバイスは図2の
中のMOSFET201および202と本質的に同じで
あるように作られている。ライン122を経由してMO
SFET304のゲートおよびドレインにおける電位V
BPを発振器の各段におけるMOSFET201および2
02のゲートに接続することによって、MOSFET2
01および202は、その一次レッグがMOSFET3
04である電流ミラーの二次レッグとなる。従って、各
段におけるMOSFET201および202は、それぞ
れ(1+∝)I/2の電流を引こうとする。というの
は、それぞれのゲートソース間の電圧VGSがMOSFE
T304において設定されている電圧に等しいからであ
る。同様に、ライン123を経由して発振器の各段の中
のMOSFET205および206のゲートへのライン
123によってバイアス電位VBNに接続することによっ
て、各段の中の205および206に等価なMOSFE
Tを含んでいる回路は、その一次レッグがMOSFET
302および303を含んでいるノード310と312
との間にある回路から構成される電流ミラーの中の二次
レッグとなる。従って、MOSFET205および20
6はIの電流を引くことになる。というのは、それらは
構造がMOSFET302および303と本質的に同一
だからである。さらに、MOSFET205および20
6のカスコード接続は、その出力インピーダンスがMO
SFET201または202より大幅に高くなっている
ので、MOSFET201および202からの組み合わ
せられた電流は強制的にIまで落とされる。
【0025】すべての段における電流源および電流シン
クを提供するために使われているMOSFETの関係が
図7に示されている。この中で、第1の電流ミラーは、
701のラベルが付けられた点線で囲まれた領域として
示されており、第2の電流ミラーは702のラベルの付
けられた点線で示されている。差動増幅段101に対す
るMOSFETだけが示されている。追加の段102〜
104の電流源およびシンクはそれぞれ第2および第1
の電流ミラーに対する二次レッグとして単純に追加され
る。
クを提供するために使われているMOSFETの関係が
図7に示されている。この中で、第1の電流ミラーは、
701のラベルが付けられた点線で囲まれた領域として
示されており、第2の電流ミラーは702のラベルの付
けられた点線で示されている。差動増幅段101に対す
るMOSFETだけが示されている。追加の段102〜
104の電流源およびシンクはそれぞれ第2および第1
の電流ミラーに対する二次レッグとして単純に追加され
る。
【0026】この分野の技術に熟達した人にとっては、
各段におけるMOSFET205および206の低コン
ダクタンス電流シンクによって導かれる僅かな電流Iに
よって、コンダクタンスがより高いMOSFET201
および202のそれぞれによって提供される電流が平衡
した静止状態において約I/2の電流に平均して等しく
なることは明らかな筈である。発振器の各段におけるP
チャネルの電流源とNチャネルの電流シンクのインピー
ダンスのミスマッチによって、このリング発振器におけ
るコモン・モードのロックアップが防止される。
各段におけるMOSFET205および206の低コン
ダクタンス電流シンクによって導かれる僅かな電流Iに
よって、コンダクタンスがより高いMOSFET201
および202のそれぞれによって提供される電流が平衡
した静止状態において約I/2の電流に平均して等しく
なることは明らかな筈である。発振器の各段におけるP
チャネルの電流源とNチャネルの電流シンクのインピー
ダンスのミスマッチによって、このリング発振器におけ
るコモン・モードのロックアップが防止される。
【0027】図4の中で、平均のコモン・モード出力電
圧Vout と平均のコモン・モード入力電圧Vinとの関係
を示す曲線401が従来技術の発振器段に対して示され
ている。それは、カスコード接続のMOSFET205
および206によって提供されるものの代わりに電流シ
ンクとして単独のMOSFETだけを備え、∝がゼロに
等しくなっている。簡単に言うと、曲線401は、その
ような段において平均のコモン・モード入力電圧が高か
った場合、その段に対する平均のコモン・モードの出力
が低くなり、逆に、平均のコモン・モード入力電圧が低
かった場合、その平均のコモン・モード出力電圧が高く
なる。そのような発振器段の動作は、一定の値のVGSに
対して図6の中で示されているVDSに対するIDSの関係
を示す曲線601を参照することによって説明すること
ができる。図6に示されているように、単独のMOSF
ETが飽和領域(すなわち、図6の中の610の右側に
VDSがある領域)において一定のVGSで動作している時
であっても、そのデバイスによって提供される電流IDS
は、その曲線の傾斜がゼロでないので、完全には一定に
はならない。従って、平均のコモン・モード入力電圧V
INが減少した場合、電流シンクとして動作している単独
のMOSFETデバイスの両端の結果の電圧降下V
DSは、やはり差動のペアとして動作しているMOSFE
Tを流れる電流を変化させることになる。この電流の降
下は、電流源として動作しているMOSFETにおいて
も発生し、それによってこれらのデバイスの両端のVDS
の電圧降下が生じ、従って、平均のコモン・モード出力
電圧VOUT が上昇する。勿論、電流シンクとして動作し
ているデバイスの両端のVDSは、さらに低下し、そのデ
バイスが飽和領域(図6の610の左側)を離れるよう
になるので、この動作はさらにもっと強く発生し、そし
て曲線401は平均のコモン・モード入力電圧が低下す
るにつれてより急激に上昇する。
圧Vout と平均のコモン・モード入力電圧Vinとの関係
を示す曲線401が従来技術の発振器段に対して示され
ている。それは、カスコード接続のMOSFET205
および206によって提供されるものの代わりに電流シ
ンクとして単独のMOSFETだけを備え、∝がゼロに
等しくなっている。簡単に言うと、曲線401は、その
ような段において平均のコモン・モード入力電圧が高か
った場合、その段に対する平均のコモン・モードの出力
が低くなり、逆に、平均のコモン・モード入力電圧が低
かった場合、その平均のコモン・モード出力電圧が高く
なる。そのような発振器段の動作は、一定の値のVGSに
対して図6の中で示されているVDSに対するIDSの関係
を示す曲線601を参照することによって説明すること
ができる。図6に示されているように、単独のMOSF
ETが飽和領域(すなわち、図6の中の610の右側に
VDSがある領域)において一定のVGSで動作している時
であっても、そのデバイスによって提供される電流IDS
は、その曲線の傾斜がゼロでないので、完全には一定に
はならない。従って、平均のコモン・モード入力電圧V
INが減少した場合、電流シンクとして動作している単独
のMOSFETデバイスの両端の結果の電圧降下V
DSは、やはり差動のペアとして動作しているMOSFE
Tを流れる電流を変化させることになる。この電流の降
下は、電流源として動作しているMOSFETにおいて
も発生し、それによってこれらのデバイスの両端のVDS
の電圧降下が生じ、従って、平均のコモン・モード出力
電圧VOUT が上昇する。勿論、電流シンクとして動作し
ているデバイスの両端のVDSは、さらに低下し、そのデ
バイスが飽和領域(図6の610の左側)を離れるよう
になるので、この動作はさらにもっと強く発生し、そし
て曲線401は平均のコモン・モード入力電圧が低下す
るにつれてより急激に上昇する。
【0028】図4には、傾斜が1である曲線402も示
されている。発振器のすべての段の設計および性能が等
しかった場合、従来型のリング発振器は、曲線401と
402との交点を表している点403、すなわち、平均
のコモン・モード入力および出力の電圧が等しい点で
の、平均の入力および出力電圧で理想的に動作する筈で
ある。曲線401の傾斜(dVOUT /dVIN)は、その
段のコモン・モード・ゲインを表している。点403に
おいて、そのゲインの大きさはこの例の中で示されてい
るように最低1である。これは、平均のコモン・モード
電圧を変化させる変動があると、それが発振器を通って
行く時に減衰されない可能性があることを意味する。さ
らに、この変動は実際には増幅され、その入力および出
力のコモン・モード電圧が、コモン・モード・ロックア
ップの状態にまで進行する可能性が生じる。
されている。発振器のすべての段の設計および性能が等
しかった場合、従来型のリング発振器は、曲線401と
402との交点を表している点403、すなわち、平均
のコモン・モード入力および出力の電圧が等しい点で
の、平均の入力および出力電圧で理想的に動作する筈で
ある。曲線401の傾斜(dVOUT /dVIN)は、その
段のコモン・モード・ゲインを表している。点403に
おいて、そのゲインの大きさはこの例の中で示されてい
るように最低1である。これは、平均のコモン・モード
電圧を変化させる変動があると、それが発振器を通って
行く時に減衰されない可能性があることを意味する。さ
らに、この変動は実際には増幅され、その入力および出
力のコモン・モード電圧が、コモン・モード・ロックア
ップの状態にまで進行する可能性が生じる。
【0029】PチャネルMOSFET201および20
2のいずれかに対する、ドレイン‐ソース間の電流IDS
とドレイン‐ソース間の電圧VDSとの関係が、与えられ
た値のゲート・ソース間電圧VGSに対して図5の中の曲
線501として与えられている。この曲線は、第3象限
において描かれている。というのは、PチャネルMOS
FETに対するVDSおよびIDSが両方とも負だからであ
る。勿論、VGSの値は、バイアス制御回路105によっ
て、その段に対して与えられる電位VBPによって設定さ
れる。上で指摘されていたように、このバイアス電位V
BPは、その一次レッグがMOSFET304である電流
ミラーによって設定され、このバイアス電位は、MOS
FET201および202の各々が(電流ミラーの二次
レッグの中の)が、(1+∝)I/2に等しい電流を流
す電流源として動作しようとする。この電流の値によっ
て、MOSFET201および202のそれぞれが、ソ
ースに対するドレインの電位のVDS1に対応している図
5の曲線501上の点502において動作することにな
る。MOSFET304は、ダイオードとして接続され
ているので、そのVDSは、VGSに等しく、VDSは(VGS
−VT )の大きさより大きく、従って、MOSFET3
04は図5の中の点502で示されている曲線の飽和領
域にある。
2のいずれかに対する、ドレイン‐ソース間の電流IDS
とドレイン‐ソース間の電圧VDSとの関係が、与えられ
た値のゲート・ソース間電圧VGSに対して図5の中の曲
線501として与えられている。この曲線は、第3象限
において描かれている。というのは、PチャネルMOS
FETに対するVDSおよびIDSが両方とも負だからであ
る。勿論、VGSの値は、バイアス制御回路105によっ
て、その段に対して与えられる電位VBPによって設定さ
れる。上で指摘されていたように、このバイアス電位V
BPは、その一次レッグがMOSFET304である電流
ミラーによって設定され、このバイアス電位は、MOS
FET201および202の各々が(電流ミラーの二次
レッグの中の)が、(1+∝)I/2に等しい電流を流
す電流源として動作しようとする。この電流の値によっ
て、MOSFET201および202のそれぞれが、ソ
ースに対するドレインの電位のVDS1に対応している図
5の曲線501上の点502において動作することにな
る。MOSFET304は、ダイオードとして接続され
ているので、そのVDSは、VGSに等しく、VDSは(VGS
−VT )の大きさより大きく、従って、MOSFET3
04は図5の中の点502で示されている曲線の飽和領
域にある。
【0030】上記の説明の中でも指摘されていたよう
に、MOSFET205および206によって提供され
る低コンダクタンス電流シンクは、MOSFET201
および202のそれぞれの中に約I/2の平均IDS電流
しか流さない。従って、各MOSFET201および2
02の動作点は、曲線501に沿って、IDSがI/2に
等しく、より小さいドレイン‐ソース間電圧VDS2に対
応する動作点503にまでスライドしなければならな
い。結果として、平均のコモン・モードの出力電圧が上
昇し、平均のコモン・モード出力電圧と平均のコモン・
モード入力電圧との関係は、図4の中の曲線404のよ
うに示される。MOSFET201および202を三極
管領域の代わりに、飽和領域で動作させることが好まし
い(本質的でないが)。というのは、これによって電源
ノイズに対する影響を減らすことができ、そして周波数
を大幅に調整できるように改善されるからである。
に、MOSFET205および206によって提供され
る低コンダクタンス電流シンクは、MOSFET201
および202のそれぞれの中に約I/2の平均IDS電流
しか流さない。従って、各MOSFET201および2
02の動作点は、曲線501に沿って、IDSがI/2に
等しく、より小さいドレイン‐ソース間電圧VDS2に対
応する動作点503にまでスライドしなければならな
い。結果として、平均のコモン・モードの出力電圧が上
昇し、平均のコモン・モード出力電圧と平均のコモン・
モード入力電圧との関係は、図4の中の曲線404のよ
うに示される。MOSFET201および202を三極
管領域の代わりに、飽和領域で動作させることが好まし
い(本質的でないが)。というのは、これによって電源
ノイズに対する影響を減らすことができ、そして周波数
を大幅に調整できるように改善されるからである。
【0031】∝の値を合理的に選択することによって
(この実施例では0.05)、平均のコモン・モード電
圧VOUT と、平均のコモン・モード電圧VINとの関係
が、図4の中の曲線404で示されているようなものに
変化する。図4に示されているように、傾斜が1である
曲線402は、そのより平坦な低いゲインの領域におい
て曲線404と交差する(傾斜がより大きい領域におけ
る曲線401の交点と比較して)。動作点405は曲線
404の中の傾斜の大きさ(すなわち、ゲインの大き
さ)が1より小さい場所にある点である。言い換えれ
ば、VOUT は、VINにおける変化より小さく変化する。
結果として、平均のコモン・モード電位における変動は
リングを回って進行する際に増幅されず、実際には減衰
される。
(この実施例では0.05)、平均のコモン・モード電
圧VOUT と、平均のコモン・モード電圧VINとの関係
が、図4の中の曲線404で示されているようなものに
変化する。図4に示されているように、傾斜が1である
曲線402は、そのより平坦な低いゲインの領域におい
て曲線404と交差する(傾斜がより大きい領域におけ
る曲線401の交点と比較して)。動作点405は曲線
404の中の傾斜の大きさ(すなわち、ゲインの大き
さ)が1より小さい場所にある点である。言い換えれ
ば、VOUT は、VINにおける変化より小さく変化する。
結果として、平均のコモン・モード電位における変動は
リングを回って進行する際に増幅されず、実際には減衰
される。
【0032】さらに、カスコード接続されたMOSFE
T205および206によって提供される非常に低いコ
ンダクタンスの電流シンクによって、単独デバイスに対
して図6の中で示されている曲線よりもより平坦な飽和
領域である、カスコード接続されたデバイスに対する電
流対電圧の特性が得られる。結果として、カスコード型
の回路によって、曲線404はデバイス205および2
06を飽和させるのに十分高い平均コモン・モード入力
電圧に対して、より平坦になる。
T205および206によって提供される非常に低いコ
ンダクタンスの電流シンクによって、単独デバイスに対
して図6の中で示されている曲線よりもより平坦な飽和
領域である、カスコード接続されたデバイスに対する電
流対電圧の特性が得られる。結果として、カスコード型
の回路によって、曲線404はデバイス205および2
06を飽和させるのに十分高い平均コモン・モード入力
電圧に対して、より平坦になる。
【0033】曲線404は、動作点405から負の方向
へ移行するのが、より制限されているので(曲線401
の中の点403からの負方向への移行に比較して)、次
の段は入力のコモン・モード電圧が負であるようには見
えず、従って、そのコモン・モード出力電圧も動作点4
05から正の方向に移行するのが制限される。結果とし
て、次の段は、その曲線のほぼ垂直の部分から離れてい
ることになる。従って、カスコード型のNチャネルMO
SFET構造のPチャネルMOSFETに対する非常に
低いコンダクタンスは、コモン・モードのロックアップ
状態の防止に向かって∝ベースのサイジングに貢献す
る。
へ移行するのが、より制限されているので(曲線401
の中の点403からの負方向への移行に比較して)、次
の段は入力のコモン・モード電圧が負であるようには見
えず、従って、そのコモン・モード出力電圧も動作点4
05から正の方向に移行するのが制限される。結果とし
て、次の段は、その曲線のほぼ垂直の部分から離れてい
ることになる。従って、カスコード型のNチャネルMO
SFET構造のPチャネルMOSFETに対する非常に
低いコンダクタンスは、コモン・モードのロックアップ
状態の防止に向かって∝ベースのサイジングに貢献す
る。
【0034】本発明の追加の利点は、動作周波数を低く
することによって、消費電流を削減できる(そしてその
ために消費電力が小さくなる)ことである。
することによって、消費電流を削減できる(そしてその
ために消費電力が小さくなる)ことである。
【0035】上記は本発明の1つの説明的な実施例であ
る。本発明の精神および範囲から離れることなしに、数
多くの変形がこの分野の技術に熟達した人によってなさ
れる可能性がある。例えば、発振器への電力は反対の極
性の電源から供給されてもよく、そしてMOSFET
は、それぞれの相補型のトランジスタによって置き換え
られてもよく、その場合、すべての電流源は電流シンク
となり、すべての電流シンクは電流源となる。外部電源
の極性を正しく選択し、MOSFETのチャネル・タイ
プを適切に選択することによって、本発明の精神および
範囲から離れることなしに、電流源および電流シンクの
位置を交換することができる。電流のソースおよびシン
クが本発明の仕様および特許請求の範囲においてそのよ
うに指定されているのは、動作の理論を明確に説明する
目的のためだけであることが理解されなければならな
い。さらに、本発明はMOSFETのいくつか、または
すべての代わりにバイポーラ・デバイスを使って容易に
実装することができる。
る。本発明の精神および範囲から離れることなしに、数
多くの変形がこの分野の技術に熟達した人によってなさ
れる可能性がある。例えば、発振器への電力は反対の極
性の電源から供給されてもよく、そしてMOSFET
は、それぞれの相補型のトランジスタによって置き換え
られてもよく、その場合、すべての電流源は電流シンク
となり、すべての電流シンクは電流源となる。外部電源
の極性を正しく選択し、MOSFETのチャネル・タイ
プを適切に選択することによって、本発明の精神および
範囲から離れることなしに、電流源および電流シンクの
位置を交換することができる。電流のソースおよびシン
クが本発明の仕様および特許請求の範囲においてそのよ
うに指定されているのは、動作の理論を明確に説明する
目的のためだけであることが理解されなければならな
い。さらに、本発明はMOSFETのいくつか、または
すべての代わりにバイポーラ・デバイスを使って容易に
実装することができる。
【0036】各電流負荷デバイスにおける(1+∝)I
/2の電流を設定しようとするためのメカニズムは、好
ましい実施例に関連してここで前に説明された方法以外
に、デバイスのチャネルW/L比を変更することによっ
ても可能であることは、この分野の技術に熟達した人に
とっては明らかな筈である。例えば、第1の電力ミラー
の追加の二次レッグは前記第1の電流ミラーの他の二次
レッグと同じチャネルW/L比を持つMOSFETで作
ることができ(それによって第2の電流ミラーの一次レ
ッグに対してIの電流を流す)、そして電流負荷デバイ
ス(MOSFET201および202)のチャネルW/
L比を、本発明を実施するためにMOSFET304の
チャネルW/L比に対して相対的に適切に選定すること
ができる。従って、電流のゲインの再分配および異なる
電流ミラーのトポロジーが本発明の範囲内にある。
/2の電流を設定しようとするためのメカニズムは、好
ましい実施例に関連してここで前に説明された方法以外
に、デバイスのチャネルW/L比を変更することによっ
ても可能であることは、この分野の技術に熟達した人に
とっては明らかな筈である。例えば、第1の電力ミラー
の追加の二次レッグは前記第1の電流ミラーの他の二次
レッグと同じチャネルW/L比を持つMOSFETで作
ることができ(それによって第2の電流ミラーの一次レ
ッグに対してIの電流を流す)、そして電流負荷デバイ
ス(MOSFET201および202)のチャネルW/
L比を、本発明を実施するためにMOSFET304の
チャネルW/L比に対して相対的に適切に選定すること
ができる。従って、電流のゲインの再分配および異なる
電流ミラーのトポロジーが本発明の範囲内にある。
【図1】本発明によって作られたリング発振器の回路ブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】本発明に従って作られたリング発振器の1つの
段の回路図である。
段の回路図である。
【図3】本発明に従って作られたバイアス制御回路の回
路図である。
路図である。
【図4】開示されている実施例の動作を記述するのに役
立つグラフである。
立つグラフである。
【図5】開示されている実施例の動作を記述するのに役
立つグラフである。
立つグラフである。
【図6】開示されている実施例の動作を記述するのに役
立つグラフである。
立つグラフである。
【図7】開示されている実施例の中の各種のコンポーネ
ント間の関係を示している回路である。
ント間の関係を示している回路である。
100 リング発振器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェフレイ リー ソンタグ アメリカ合衆国 19522 ペンシルヴァニ ア,フリートウッド,シュウェイツ ロー ド 93エー
Claims (21)
- 【請求項1】 リング発振器であって、該リング発振器
は、 リング構成を形成するために入力が出力に接続されてい
るタンデムに接続された偶数個の差動段からなり、該段
の各々が2つの入力と2つの出力と共通の接続点を有す
る差動増幅器の構成で接続されている一対の半導体デバ
イスを含んでおり、該リング発振器はさらに、 前記共通接続に接続されている前記各段にある共通の電
流デバイスと、 前記共通電流デバイスに電流Iを確立する二次レッグと
して接続されている前記各共通電流デバイスを有する第
1の電流ミラーと、 前記出力の異なるものにそれぞれが接続されている、前
記各段にある2つの負荷電流デバイスからなるリング発
振器において、 前記リング発振器はさらに、二次レッグとして接続され
ている前記各負荷電流デバイスを有する第2の電流ミラ
ーをさらに含み、前記第2の電流ミラーは前記各負荷電
流デバイスに(1+∝)I/2(∝は零より大きい数)
の電流を確立するようにされており、結果として前記各
負荷電流デバイスにI/2の電流を流すことを特徴とす
るリング発振器。 - 【請求項2】 請求項1に記載のリング発振器におい
て、前記共通電流デバイスは、電流シンクまたは電流源
のうちの1つであり、前記負荷電流デバイスは、電流シ
ンクまたは電流源の他の1つであることを特徴とするリ
ング発振器。 - 【請求項3】 請求項2に記載のリング発振器におい
て、前記第1の電流ミラーが2つのMOSFETを含ん
でおり、該2つのMOSFETは一次レッグとしてカス
ケード構造で接続され、前記2つのMOSFETのうち
の1つの源が前記2つのMOSFETの他方のドレイン
に接続され、そして前記第1の電流ミラーはさらに2つ
の追加のMOSFETを含み、該MOSFETはカスコ
ード構造で接続されて、そして該前記第1の電流ミラー
の前記二次レッグの1つとして接続されており、該2つ
の追加のMOSFETは前記一次レッグの中の2つのM
OSFETのチャネルW/L比より(1+∝)のファク
タだけ大きいチャネルW/L比を備えていることを特徴
とするリング発振器。 - 【請求項4】 請求項3に記載のリング発振器におい
て、前記各段にある前記共通電流デバイスは2つのMO
SFETからなり、前記MOSFETが、カスコード構
造で接続されそして前記第1の電流ミラーの前記一次レ
ッグにある2つのMOSFETと本質的に同じサイズで
あるように製造されていることを特徴とするリング発振
器。 - 【請求項5】 請求項4に記載のリング発振器におい
て、前記各段にある前記負荷電流デバイスの各々が、前
記共通電流デバイスのMOSFETとは反対の極性の型
のMOSFETからなり、前記第2の電流ミラーは前記
反対の極性のタイプのMOSFETからなる一次レッグ
を有しており、そして、前記第2の電流ミラーの前記一
次レッグにある前記MOSFETがカスコード構造で接
続されている前記2つの追加のMOSFETと直列にダ
イオードとして接続されていることを特徴とするリング
発振器。 - 【請求項6】 リング発振器であって、該リング発振器
は、 リング構成を形成するためにタンデムで接続された偶数
個の段の差動段からなり、前記各段は共通接続と差動対
構成で接続された一対の半導体デバイスと、前記共通接
続に接続された電流シンクと、各々が該半導体デバイス
の異なるものへ電流を運ぶように接続された2つの電流
源とを含み、該リング発振器はさらに、 前記電流シンクおよび前記2つの電流源の電流の値を設
定するコントローラ回路からなり、前記コントローラ回
路は電流Iを有する第1の電流ミラーの一次レッグを含
み、そして第2の電流ミラーの一次レッグが(1+∝)
I/2(∝は零より大きい値)の電流を有しており、そ
して前記電流シンクは前記第1の電流ミラーの二次レッ
グとして接続されており、前記電流源は前記第2の電流
ミラーの二次レッグとして接続されていることを特徴と
するリング発振器。 - 【請求項7】 請求項6に記載のリング発振器におい
て、前記第1の電流ミラーがさらに、(1+∝)Iの電
流を有する追加の二次レッグを含み、前記追加の二次レ
ッグは前記第2の電流ミラーの前記一次レッグに対する
電流源として接続されていることを特徴とするリング発
振器。 - 【請求項8】 請求項7に記載のリング発振器におい
て、前記第1の電流ミラーの前記一次レッグはカスコー
ド構成で前記第1のMOSFETの源と接続されてお
り、前記第1のMOSFETは前記第2のMOSFET
のドレインと接続されており、そして前記追加の二次レ
ッグはカスコード構成で接続されている第3および第4
のMOSFETを含み、前記第3および第4のMOSF
ETの各々は、前記第1および第2のMOSFETにお
けるそれぞれのチャネルW/L比より(1+∝)のファ
クタだけ大きいチャネル幅/長さ(W/L)比を持って
いることを特徴とするリング発振器。 - 【請求項9】 リング発振器であって、 リング構成を形成するようタンデムに接合された偶数個
の差動増幅段からなり、前記段の各々は、共通の接続点
を持つ差動ペア構成で接続されている一対の半導体デバ
イスと、前記共通の接続点に接続された電流シンクと、
各々が該半導体デバイスの異なるものへ電流を与える2
個の電流源とからなり、該リング発振器はさらに、 前記電流シンクと前記2つの電流源の電流の値を設定す
るコントローラ回路からなり、前記コントローラ回路は
電流Iを流している第1の電流ミラーの一次レッグを含
んでおり、 前記各段の電流シンクは、前記第1の電流ミラーの二次
レッグとして接続されているリング発振器において、 前記コントローラ回路は第2の電流ミラーの一次レッグ
を含み、前記電流ソースは前記第2の電流ミラーの二次
レッグとして接続されており、そして、前記第1の電流
ミラーは前記第2の電流ミラーの前記一次レッグに対す
る(1+∝)I(∝は零より大きな値)の電流源として
接続されている追加の二次レッグを含むことを特徴とす
るリング発振器。 - 【請求項10】 請求項9に記載のリング発振器におい
て、前記第1の電流ミラーの前記一次レッグがカスコー
ド配置で接続されている第1および第2のMOSFET
を含み、前記第1のMOSFETのソースが前記第2の
MOSFETのドレインに接続されており、そして前記
追加の二次レッグがカスコード配置に接続されている第
3および第4のMOSFETを含んでおり、前記各第3
および第4のMOSFETは前記各第1および第2のM
OSFETのそれぞれのチャネルW/L比より(1+
∝)のファクタだけ大きいチャネル幅/長さ(W/L)
比を備えていることを特徴とするリング発振器。 - 【請求項11】 複数の差動段からなるリング発振器で
あって、該差動段の各々が第1および第2の入力および
出力を有し、前記段はリング構成を形成するために入力
が出力に接続されているタンデムの接続になっており、
前記各段は2個の電流ソースと1個の電流シンクを含ん
でおり、その各々がそれぞれの電流の値を決定するバイ
アス電位を受け取るためのバイアス入力を備えており、
さらに前記段のすべてにおいて前記電流ソースに対して
バイアス入力に対して第1のバイアス電位を提供し、そ
して前記段のすべてにおいて前記電流シンクに対するバ
イアス入力に対して第2のバイアス電位を提供するため
のバイアス制御回路とを含み、 前記バイアス制御回路は、カスコード配置に接続された
半導体MOSFETの第1のペアを含み、前記ペアの1
つのソースが前記ペアの他の1つのドレインに接続され
て第1のジャンクションを生成し、前記カスコード接続
されたMOSFETの第1のペアの中にIの電流を供給
するための回路、前記第2のバイアス電位が前記第1の
ジャンクションから得られ、カスコード配置に接続され
ているMOSFETの第のペアが第2のジャンクション
を形成し、前記第2のジャンクションは前記第1のジャ
ンクションに直接接続されていて、前記第2のMOSF
ETの各ペアが前記第1のペアのMOSFETのチャネ
ルW/L比より(1+∝)のファクタだけ大きいチャネ
ル幅/長さ(W/L)比を備えていて、ここで∝はゼロ
より大きい数値であり、前記段のすべてにおける電流ソ
ースに対して前記第1のバイアス電位を供給するための
MOSFETの前記カスコード型の第2のペアの中の電
流に応答する回路とを特徴とする、リング発振器。 - 【請求項12】 前記MOSFETの第1のペアが、そ
れぞれソース、ドレインおよびゲートを備えた2つのN
チャネルMOSFETであって、前記2つのNチャネル
MOSFETの1つのソースが前記2つのNチャネルM
OSFETの他の1つのドレインに接続されており、前
記2つのMOSFETの他の1つのソースが基準電位に
接続されており、前記2つのMOSFETの前記1つの
ゲートが前記2つのMOSFETの前記他の1つのゲー
トに直接接続されており、前記2つのMOSFETの前
記1つのしきい値電圧が前記2つのMOSFETの前記
他の1つのしきい値電圧より低く、そして前記2つのM
OSFETの前記他の1つが飽和領域で動作するように
適応されていることを特徴とする、請求項11に記載の
リング発振器。 - 【請求項13】 前記第1のバイアス電位を提供するた
めの前記回路および前記各段の中の前記電流ソースが両
方共ソース、ドレインおよびゲートを備えている実質的
に同一のPチャネルMOSFETから作られていて、前
記PチャネルMOSFETのゲートが直接接続されてお
り、そのソースが外部電位源に接続されていることを特
徴とする、請求項11に記載のリング発振器。 - 【請求項14】 複数の段を含んでいるリング発振器で
あって、その各段が第1および第2の入力および出力を
備えていて、前記段はタンデムに接続されてリング構成
を形成し、前記各段は特定の極性のチャネル・タイプの
第1および第2のMOSFETを備えている差動増幅器
を含んでおり、前記第1および第2のMOSFETはそ
れぞれソース、ドレインおよびゲートを備えていて、前
記第1および第2のMOSFETのソースは、一緒に接
続されて共通の接続点を形成し、前記第1および第2の
MOSFETのゲートは前記差動増幅器によって表され
る段の第1および第2の入力としてそれぞれ働き、前記
第1および第2のMOSFETドレインは、前記差動増
幅器によって表される段のそれぞれの出力として働き、
前記第1および第2のMOSFETのドレインに対して
それぞれ接続されている第1および第2の電流ソース、
前記共通接続点に対して接続されている電流シンクと、 前記段のすべてにおいて前記第1および第2の電流ソー
スおよび電流シンクの中の電流の値を制御するための制
御回路とを含み、 前記制御回路は、 外部制御電位に応答してIの電流を流している第1の電
流ミラーの一次レッグがあって、前記各段の中の電流シ
ンクが前記第1の電流ミラーの二次レッグとして接続さ
れており、 前記第1の電流ミラーの追加の二次レッグがあって、
(1+∝)の電流を流しており、ここで∝はゼロより大
きい数値であって、 前記第1の電流ミラーの前記追加の第2レッグから(1
+∝)Iの電流を受け取るように接続されている第2の
電流ミラーの一次レッグがあって、前記各段における電
流ソースが前記第2の電流ミラーの二次レッグとして接
続されていることを特徴とする、リング発振器。 - 【請求項15】 前記各段の中の前記電流シンクが前記
第1および第2のMOSFETと同じ極性のチャネル・
タイプの、カスコード配置に接続されている第3および
第4のMOSFETを含んでいて、第3のMOSFET
のソースが第4のMOSFETのドレインに接続され、
前記第3のMOSFETのドレインが前記共通接続点に
接続されていて、前記第4のMOSFETのソースが基
準電位に接続されており、前記第3および第4のMOS
FETのゲート電極には前記第1の電流ミラーの一次レ
ッグからバイアス電位が供給されていることを特徴とす
る、請求項14に記載のリング発振器。 - 【請求項16】 前記第3のMOSFETのしきい値レ
ベルが、前記第4のMOSFETより小さく、そして、
前記第3および第4のMOSFETの前記ゲート電極が
直接接続されていることを特徴とする、請求項15に記
載のリング発振器。 - 【請求項17】 前記第1の電流ソースが、第5のMO
SFETを含んでいて、前記第2の電流ソースが第6の
MOSFETを含んでおり、前記第5および第6のMO
SFETは前記第1および第2のMOSFETとは反対
の極性のタイプのMOSFETであり、前記第5および
第6のMOSFETのソース電極は、外部ソースの電位
に接続されており、そして前記第5および第6のMOS
FETのゲート電極は、前記第2の電流ミラーの前記第
1のレッグからバイアス電位を受け取るように接続され
ていることを特徴とする、請求項16に記載のリング発
振器。 - 【請求項18】 前記第1の電流ミラーの前記追加の二
次レッグが、カスコード配置に接続されていて、前記第
1の電流ミラーの二次レッグとして接続される第7およ
び第8のMOSFETを含んでおり、前記第7および第
8のMOSFETのチャネル幅/長さ(W/L)の比が
前記第3および第4のMOSFETにおけるチャネルW
/Lの比より(1+∝)のファクタだけ大きいことを特
徴とする、請求項17に記載のリング発振器。 - 【請求項19】 前記第2のミラーの前記一次レッグが
前記第5および第6のMOSFETと等しい極性のチャ
ネル・タイプの第9のMOSFETを含んでいて、前記
第9のMOSFETは2つのMOSFETを含んでお
り、この2つのMOSFETは並列に接続されていて、
前記第5および第6のMOSFETと実質的に同じであ
ることを特徴とする、請求項18に記載のリング発振
器。 - 【請求項20】 前記第1の電流ミラーの前記一次レッ
グが、前記第3および第4のMOSFETと同じ極性の
チャネル・タイプの第10および第11のMOSFET
を含んでいて、前記第10のMOSFETはそのドレイ
ンが直接そのゲート電極に接続されているダイオード構
造に接続されていて、前記第10のMOSFETのソー
スが前記第11のMOSFETのドレインに接続されて
おり、前記第11のMOSFETのソースは前記基準電
位に接続されていることを特徴とする、請求項19に記
載のリング発振器。 - 【請求項21】 前記制御回路が、第12のMOSFE
Tを含んでいて、そのドレインは前記外部電位源に接続
されており、そのソースは前記第10のMOSFETの
ドレインに接続されており、そして、そのゲート電極は
前記外部制御電位を受け取るように接続されていること
を特徴とする、請求項20に記載のリング発振器。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/588,156 US5596302A (en) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | Ring oscillator using even numbers of differential stages with current mirrors |
US08/588156 | 1996-01-17 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09219623A true JPH09219623A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=24352707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9005904A Pending JPH09219623A (ja) | 1996-01-17 | 1997-01-17 | 電流ミラー付きの偶数個の差動段を使うリング発振器 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5596302A (ja) |
EP (1) | EP0785622A3 (ja) |
JP (1) | JPH09219623A (ja) |
Families Citing this family (80)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5789986A (en) * | 1996-07-17 | 1998-08-04 | Sun Microsystems, Inc. | Frequency controlled bias generator for stabilizing clock generation circuits |
US5801524A (en) * | 1997-05-27 | 1998-09-01 | International Business Machines Corporation | Voltage controlled current source for low voltage applications |
DE19724088C2 (de) * | 1997-06-07 | 1999-08-05 | Fraunhofer Ges Forschung | Spannungsgesteuerter Ring-Oszillator |
US5821823A (en) * | 1997-07-31 | 1998-10-13 | Northern Telecom Limited | Voltage-controlled oscillator |
US6285722B1 (en) | 1997-12-05 | 2001-09-04 | Telcordia Technologies, Inc. | Method and apparatus for variable bit rate clock recovery |
JP2990171B1 (ja) * | 1998-08-24 | 1999-12-13 | 日本電気アイシーマイコンシステム株式会社 | Pll回路とその制御方法 |
US6191658B1 (en) * | 1999-10-21 | 2001-02-20 | Sun Microsystems, Inc. | High speed coupled oscillator topology |
US6535037B2 (en) * | 2000-02-04 | 2003-03-18 | James Maligeorgos | Injection locked frequency multiplier |
JP3615692B2 (ja) * | 2000-07-27 | 2005-02-02 | ザインエレクトロニクス株式会社 | 多相クロック発振回路 |
US6683505B2 (en) | 2001-08-24 | 2004-01-27 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | High speed voltage controlled oscillator |
ATE416511T1 (de) * | 2001-09-12 | 2008-12-15 | Thine Electronics Inc | Integrierte halbleiterschaltung |
US7403074B2 (en) * | 2004-02-26 | 2008-07-22 | Sony Corporation | Oscillator |
JP4415088B2 (ja) * | 2002-08-30 | 2010-02-17 | 財団法人名古屋産業科学研究所 | 電圧制御発振器および直交変調器 |
US6819190B2 (en) * | 2002-12-10 | 2004-11-16 | Intersil Americas Inc. | Robust fractional clock-based pulse generator for digital pulse width modulator |
EP1569339A1 (en) * | 2004-02-27 | 2005-08-31 | Sony Corporation | Ring oscillator |
US8802183B2 (en) | 2005-04-28 | 2014-08-12 | Proteus Digital Health, Inc. | Communication system with enhanced partial power source and method of manufacturing same |
US8730031B2 (en) | 2005-04-28 | 2014-05-20 | Proteus Digital Health, Inc. | Communication system using an implantable device |
US9198608B2 (en) | 2005-04-28 | 2015-12-01 | Proteus Digital Health, Inc. | Communication system incorporated in a container |
US8912908B2 (en) | 2005-04-28 | 2014-12-16 | Proteus Digital Health, Inc. | Communication system with remote activation |
US8836513B2 (en) | 2006-04-28 | 2014-09-16 | Proteus Digital Health, Inc. | Communication system incorporated in an ingestible product |
WO2006116718A2 (en) | 2005-04-28 | 2006-11-02 | Proteus Biomedical, Inc. | Pharma-informatics system |
EP1920418A4 (en) * | 2005-09-01 | 2010-12-29 | Proteus Biomedical Inc | IMPLANTABLE WIRELESS COMMUNICATION SYSTEMS |
US7679458B2 (en) * | 2005-12-06 | 2010-03-16 | Qualcomm, Incorporated | Ring oscillator for determining select-to-output delay of a multiplexer |
CN105468895A (zh) | 2006-05-02 | 2016-04-06 | 普罗透斯数字保健公司 | 患者定制的治疗方案 |
EP2087589B1 (en) * | 2006-10-17 | 2011-11-23 | Proteus Biomedical, Inc. | Low voltage oscillator for medical devices |
SG175681A1 (en) | 2006-10-25 | 2011-11-28 | Proteus Biomedical Inc | Controlled activation ingestible identifier |
EP2069004A4 (en) | 2006-11-20 | 2014-07-09 | Proteus Digital Health Inc | PERSONAL HEALTH SIGNAL RECEIVERS WITH ACTIVE SIGNAL PROCESSING |
ES2930588T3 (es) | 2007-02-01 | 2022-12-19 | Otsuka Pharma Co Ltd | Sistemas de marcador de eventos ingeribles |
CA3000257C (en) | 2007-02-14 | 2020-04-28 | Proteus Digital Health, Inc. | In-body power source having high surface area electrode |
US9270025B2 (en) | 2007-03-09 | 2016-02-23 | Proteus Digital Health, Inc. | In-body device having deployable antenna |
US8932221B2 (en) * | 2007-03-09 | 2015-01-13 | Proteus Digital Health, Inc. | In-body device having a multi-directional transmitter |
US8115618B2 (en) | 2007-05-24 | 2012-02-14 | Proteus Biomedical, Inc. | RFID antenna for in-body device |
FI2192946T3 (fi) | 2007-09-25 | 2022-11-30 | Elimistön sisäinen laite, jossa on virtuaalinen dipolisignaalinvahvistus | |
SG190590A1 (en) | 2007-11-27 | 2013-06-28 | Proteus Digital Health Inc | Transbody communication systems employing communication channels |
DE102007059231A1 (de) * | 2007-12-07 | 2009-06-10 | Polyic Gmbh & Co. Kg | Elektronikbaugruppe mit organischen Schaltelementen |
US8786359B2 (en) * | 2007-12-12 | 2014-07-22 | Sandisk Technologies Inc. | Current mirror device and method |
DK2268261T3 (en) | 2008-03-05 | 2017-08-28 | Proteus Digital Health Inc | Edible event markers with multi-mode communications and systems as well as methods for using them |
SG195535A1 (en) * | 2008-07-08 | 2013-12-30 | Proteus Digital Health Inc | Ingestible event marker data framework |
CN104382598A (zh) | 2008-08-13 | 2015-03-04 | 普罗透斯数字保健公司 | 一种产生识别器的方法 |
WO2010045385A2 (en) * | 2008-10-14 | 2010-04-22 | Proteus Biomedical, Inc. | Method and system for incorporating physiologic data in a gaming environment |
EP2349445A4 (en) * | 2008-11-13 | 2012-05-23 | Proteus Biomedical Inc | INTAKEABLE THERAPEUTIC ACTIVATION SYSTEM AND METHOD |
EP2358270A4 (en) * | 2008-12-11 | 2014-08-13 | Proteus Digital Health Inc | EVALUATION OF STOMACH DARM FUNCTIONS USING PORTABLE ELECTRIC VISCEROGRAPHY SYSTEMS AND METHOD OF USE THEREOF |
US9439566B2 (en) | 2008-12-15 | 2016-09-13 | Proteus Digital Health, Inc. | Re-wearable wireless device |
US9659423B2 (en) | 2008-12-15 | 2017-05-23 | Proteus Digital Health, Inc. | Personal authentication apparatus system and method |
TWI503101B (zh) | 2008-12-15 | 2015-10-11 | Proteus Digital Health Inc | 與身體有關的接收器及其方法 |
JP2012514799A (ja) | 2009-01-06 | 2012-06-28 | プロテウス バイオメディカル インコーポレイテッド | 摂取に関連するバイオフィードバックおよび個別薬物療法の方法およびシステム |
AU2010203737B2 (en) | 2009-01-06 | 2016-09-15 | Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. | Pharmaceutical dosages delivery system |
GB2480965B (en) | 2009-03-25 | 2014-10-08 | Proteus Digital Health Inc | Probablistic pharmacokinetic and pharmacodynamic modeling |
SG175388A1 (en) | 2009-04-28 | 2011-12-29 | Proteus Biomedical Inc | Highly reliable ingestible event markers and methods for using the same |
EP2432458A4 (en) | 2009-05-12 | 2014-02-12 | Proteus Digital Health Inc | ACCEPTABLE EVENT MARKER WITH SUGAR COMPONENT |
US8558563B2 (en) | 2009-08-21 | 2013-10-15 | Proteus Digital Health, Inc. | Apparatus and method for measuring biochemical parameters |
TWI517050B (zh) | 2009-11-04 | 2016-01-11 | 普羅托斯數位健康公司 | 供應鏈管理之系統 |
UA109424C2 (uk) | 2009-12-02 | 2015-08-25 | Фармацевтичний продукт, фармацевтична таблетка з електронним маркером і спосіб виготовлення фармацевтичної таблетки | |
TWI422143B (zh) * | 2010-01-29 | 2014-01-01 | Univ Nat Chiao Tung | 一種倍頻裝置與其操作方法 |
SG182825A1 (en) | 2010-02-01 | 2012-09-27 | Proteus Biomedical Inc | Data gathering system |
AU2011237612B2 (en) | 2010-04-07 | 2016-05-12 | Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. | Miniature ingestible device |
TWI557672B (zh) | 2010-05-19 | 2016-11-11 | 波提亞斯數位康健公司 | 用於從製造商跟蹤藥物直到患者之電腦系統及電腦實施之方法、用於確認將藥物給予患者的設備及方法、患者介面裝置 |
EP2642983A4 (en) | 2010-11-22 | 2014-03-12 | Proteus Digital Health Inc | DEVICE INGREABLE WITH PHARMACEUTICAL PRODUCT |
WO2012125425A2 (en) | 2011-03-11 | 2012-09-20 | Proteus Biomedical, Inc. | Wearable personal body associated device with various physical configurations |
WO2015112603A1 (en) | 2014-01-21 | 2015-07-30 | Proteus Digital Health, Inc. | Masticable ingestible product and communication system therefor |
US9756874B2 (en) | 2011-07-11 | 2017-09-12 | Proteus Digital Health, Inc. | Masticable ingestible product and communication system therefor |
KR101898964B1 (ko) | 2011-07-21 | 2018-09-14 | 프로테우스 디지털 헬스, 인코포레이티드 | 모바일 통신 장치, 시스템, 및 방법 |
US8624645B2 (en) * | 2011-08-15 | 2014-01-07 | Nanya Technology Corp. | Multi phase clock signal generator, signal phase adjusting loop utilizing the multi phase clock signal generator, and multi phase clock signal generating method |
US9235683B2 (en) | 2011-11-09 | 2016-01-12 | Proteus Digital Health, Inc. | Apparatus, system, and method for managing adherence to a regimen |
US8786355B2 (en) * | 2011-11-10 | 2014-07-22 | Qualcomm Incorporated | Low-power voltage reference circuit |
KR20150038038A (ko) | 2012-07-23 | 2015-04-08 | 프로테우스 디지털 헬스, 인코포레이티드 | 섭취 가능한 부품을 포함하는 섭취 가능한 이벤트 마커를 제조하기 위한 기술 |
JP5869736B2 (ja) | 2012-10-18 | 2016-02-24 | プロテウス デジタル ヘルス, インコーポレイテッド | 通信デバイス用の電源において電力消失およびブロードキャスト電力を適応的に最適化するための装置、システム、および方法 |
JP2016508529A (ja) | 2013-01-29 | 2016-03-22 | プロテウス デジタル ヘルス, インコーポレイテッド | 高度に膨張可能なポリマーフィルムおよびこれを含む組成物 |
US10175376B2 (en) | 2013-03-15 | 2019-01-08 | Proteus Digital Health, Inc. | Metal detector apparatus, system, and method |
US9479144B2 (en) | 2013-03-15 | 2016-10-25 | Analog Devices, Inc. | Extended range ring oscillator using scalable feedback |
WO2014151929A1 (en) | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Proteus Digital Health, Inc. | Personal authentication apparatus system and method |
JP6511439B2 (ja) | 2013-06-04 | 2019-05-15 | プロテウス デジタル ヘルス, インコーポレイテッド | データ収集および転帰の査定のためのシステム、装置、および方法 |
US9796576B2 (en) | 2013-08-30 | 2017-10-24 | Proteus Digital Health, Inc. | Container with electronically controlled interlock |
MX356850B (es) | 2013-09-20 | 2018-06-15 | Proteus Digital Health Inc | Métodos, dispositivos y sistemas para recibir y decodificar una señal en presencia de ruido usando segmentos y deformaciones. |
WO2015044722A1 (en) | 2013-09-24 | 2015-04-02 | Proteus Digital Health, Inc. | Method and apparatus for use with received electromagnetic signal at a frequency not known exactly in advance |
US10084880B2 (en) | 2013-11-04 | 2018-09-25 | Proteus Digital Health, Inc. | Social media networking based on physiologic information |
US11051543B2 (en) | 2015-07-21 | 2021-07-06 | Otsuka Pharmaceutical Co. Ltd. | Alginate on adhesive bilayer laminate film |
KR20210018961A (ko) | 2016-07-22 | 2021-02-18 | 프로테우스 디지털 헬스, 인코포레이티드 | 섭취 가능한 이벤트 마커의 전자기 감지 및 검출 |
CA3041041A1 (en) | 2016-10-26 | 2018-05-03 | Proteus Digital Health, Inc. | Methods for manufacturing capsules with ingestible event markers |
CN107959476B (zh) * | 2018-01-04 | 2024-04-19 | 湖南融创微电子有限公司 | 低功耗电流饥饿型振荡器电路 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5412349A (en) * | 1992-03-31 | 1995-05-02 | Intel Corporation | PLL clock generator integrated with microprocessor |
US5239274A (en) * | 1992-05-26 | 1993-08-24 | Digital Equipment Corporation | Voltage-controlled ring oscillator using complementary differential buffers for generating multiple phase signals |
US5285173A (en) * | 1992-07-13 | 1994-02-08 | Analog Devices, Inc. | Signal-controlled ring oscillator with delay cells having constant gain with change in frequency |
US5300898A (en) * | 1992-07-29 | 1994-04-05 | Ncr Corporation | High speed current/voltage controlled ring oscillator circuit |
JP3528203B2 (ja) * | 1993-06-30 | 2004-05-17 | ソニー株式会社 | リング発振器および電圧制御発振器 |
US5399995A (en) * | 1994-04-08 | 1995-03-21 | Raytheon Company | CMOS circuit providing 90 degree phase delay |
US5426398A (en) * | 1994-08-19 | 1995-06-20 | National Semiconductor Corporation | High speed differential mode voltage controlled ring oscillator |
US5440277A (en) * | 1994-09-02 | 1995-08-08 | International Business Machines Corporation | VCO bias circuit with low supply and temperature sensitivity |
US5515012A (en) * | 1995-05-17 | 1996-05-07 | Vlsi Technology, Inc. | Very low noise, wide frequency range phase lock loop |
US5523723A (en) * | 1995-05-17 | 1996-06-04 | Vlsi Technology, Inc. | Low noise low voltage phase lock loop |
-
1996
- 1996-01-17 US US08/588,156 patent/US5596302A/en not_active Expired - Lifetime
-
1997
- 1997-01-07 EP EP97300057A patent/EP0785622A3/en not_active Withdrawn
- 1997-01-17 JP JP9005904A patent/JPH09219623A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0785622A2 (en) | 1997-07-23 |
EP0785622A3 (en) | 1999-06-16 |
US5596302A (en) | 1997-01-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH09219623A (ja) | 電流ミラー付きの偶数個の差動段を使うリング発振器 | |
JP3260615B2 (ja) | 電圧制御発振器 | |
US6452458B1 (en) | Voltage-controlled oscillator | |
US5994939A (en) | Variable delay cell with a self-biasing load | |
US6828866B2 (en) | High noise rejection voltage-controlled ring oscillator architecture | |
US4904953A (en) | Differential amplifier with common-mode bias feedback | |
US5459412A (en) | BiCMOS circuit for translation of ECL logic levels to MOS logic levels | |
US6690242B2 (en) | Delay circuit with current steering output symmetry and supply voltage insensitivity | |
US6462590B2 (en) | High bandwidth clock buffer | |
JPH06104638A (ja) | 電流/電圧制御される高速オッシレータ回路 | |
US6075419A (en) | High speed wide tuning range multi-phase output ring oscillator | |
KR100275177B1 (ko) | 저전압차동증폭기 | |
JPH06204820A (ja) | 1対の入力信号を比較するための比較器回路およびそのための方法 | |
JP3464372B2 (ja) | 発振器 | |
US20070018693A1 (en) | Cml circuit devices having improved headroom | |
US20060012429A1 (en) | Self biased differential amplifier | |
JPH09260968A (ja) | 増幅器及び半導体装置 | |
US6011443A (en) | CMOS voltage controlled oscillator | |
US6433611B1 (en) | Voltage level shifting circuit | |
JP2002344261A (ja) | Cmos演算増幅回路 | |
US5055796A (en) | CMOS output stage | |
US6333672B1 (en) | Differential logic circuit and method of use | |
US7132887B1 (en) | Low voltage semi-folded metal oxide semiconductor field effect transistor (MOSFET) amplifier circuit | |
US7161430B1 (en) | Low voltage folded metal oxide semiconductor field effect transistor (MOSFET) amplifier circuit | |
JPH03117106A (ja) | 差動増幅回路 |