JPH09218294A - 原子炉用蒸気発生器内部スケール除去方法及び装置 - Google Patents

原子炉用蒸気発生器内部スケール除去方法及び装置

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JPH09218294A
JPH09218294A JP8028068A JP2806896A JPH09218294A JP H09218294 A JPH09218294 A JP H09218294A JP 8028068 A JP8028068 A JP 8028068A JP 2806896 A JP2806896 A JP 2806896A JP H09218294 A JPH09218294 A JP H09218294A
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JP
Japan
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dry ice
scale
compressed air
steam generator
fine dry
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Pending
Application number
JP8028068A
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English (en)
Inventor
Takashi Akaha
崇 赤羽
Kenichi Kasai
賢一 河西
Hidekazu Inui
秀和 乾
Shigeru Furuya
茂 古谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原子炉用蒸気発生器の内部の付着スケールを
効率的に除去し洗浄する。 【解決手段】 スケール除去装置20は、液化炭酸ガス
ボンベ21と、液化炭酸ガスボンベ21に連絡したドラ
イアイス細粒製造機23と、圧縮空気源33と、ドライ
アイス細粒製造機23に連絡してドライアイス細粒を選
別すると共に圧縮空気源33に連絡して圧縮空気の圧力
を調整するクリーニングステーション31と、そのクリ
ーニングステーション31に連絡して選別されたドライ
アイス細粒と調圧圧縮空気とを受け入れるブラストガン
37と、ブラストガン37に連絡した噴射ノズル41と
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子炉装置の汚染
部を洗浄する技術に関し、特に蒸気発生器の内部の付着
スケールを遠隔的に除去する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】加圧水型原子炉に使用されている蒸気発
生器の内部にはスケール等が付着、堆積する場合があ
り、これを除去する必要がある。これを図を用いて説明
すると、図4はかかる蒸気発生器の代表的構造を示して
いるが、蒸気発生器1の胴3の下部は管板5に一体的に
接合し、下部鏡板と協働して高温側水室7と低温側水室
9を画成している。高温側水室7と低温側水室9は、隔
壁で分離されていてそれぞれ高温の1次冷却材を受け入
れ、或いは低温の1次冷却材を排出するようになってい
る。逆U字形伝熱管11の両端部は管板5に接合されて
いて、高温側水室7と低温側水室9とに連通するように
なっているが、その伝熱管11は包囲板13によって囲
まれ、更に多数の管支持板15によって水平方向に支持
されている。一方胴3の側面上部に給水ノズル17があ
って、ここから流入した低温給水が包囲管13の外側を
流下し、管板5の上面上で反転して伝熱管11に沿って
上昇し、天井部の出口19から流出するようになってい
る。
【0003】このような蒸気発生器1では、高温側水室
7から高温1次冷却材が伝熱管11に流入して貫流する
ので、その外側を流れる給水を熱交換により加熱し、沸
騰せしめ、蒸気とし、自身は降温して低温の1次冷却材
となって低温側水室9に至り、そして排出される。従っ
て胴3の出口19から出るのは蒸気であり、図示しない
タービン等に送られて使用される。この様に伝熱管11
の外側即ち胴側空間では、水が状態変化を起こしている
ので、図5に示すような管支持板15の伝熱管挿通穴1
6の周りなどにスケールが付着する。図5において、管
支持板15には、1次冷却材用の流路孔18が穿設され
ているが、伝熱管11を通して支持する挿通穴16は円
周方向に隔たって湾状部を有し、冷却材がそこを流れ、
その周辺にスケールが付着する傾向がある。更に最下部
にある管板5の上面には多くのスケールが堆積する傾向
がある。そして、従来最も多くのスケールが堆積しやす
い管板5の上面に対しては、胴3の検査穴4等を利用し
て圧縮空気又は高圧水を導入し、これらを噴出してスケ
ールを除去、洗浄していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スケー
ル除去に圧縮空気を使用する方法では、圧力をあまり高
くできないので十分な除去効果が得られなかった。又、
高圧水を使用する方法では、残留水による通常運転への
悪影響等を防止するため使用する水の水質を給水以上の
純度にする必要があり、使用する装置が大規模になる上
に、使用水の回収にもかなりの費用が発生する。更に高
圧にし過ぎると、伝熱管等の本体に損傷を及ぼす虞れが
ある。更に又、検査穴の近くにある管板の上面のスケー
ルは、前述のような問題があるにしても相応に除去でき
るが、管板より上方にある管支持板上のスケールの除去
は適当な装置が無くてできなかった。従って、本発明
は、前述の従来技術の問題の無い蒸気発生器内部スケー
ル除去方法及びその方法を実施するための装置を提供す
ることを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め本発明の方法によれば、液化炭酸ガスからドライアイ
スの細粒を製造し、このドライアイス細粒を調圧圧縮空
気と混合し、この混合流体を蒸気発生器内部のスケール
付着部に噴射してスケールを除去する。又、前記本発明
方法を実施するための原子炉用蒸気発生器内部スケール
除去装置は、炭酸ガスボンベと、同ガスボンベに連絡し
たドライアイス細粒製造機と、圧縮空気源と、前記ドラ
イアイス細粒製造機に連絡してドライアイス細粒を選別
すると共に前記圧縮空気源に連絡して圧縮空気の圧力を
調整するクリーニングステーションと、同クリーニング
ステーションに連絡して選別されたドライアイス細粒と
調圧圧縮空気とを受け入れるブラストガンと、同ブラス
トガンに連絡した噴射ノズルとから構成される。そし
て、背の高い原子炉用蒸気発生器内部の上下方向に分散
したスケール付着箇所のスケールを除去するには、ブラ
ストガンと噴射ノズルとを長い可撓性ホースで連絡し、
蒸気発生器内部で操作されて上下方向に移動する案内昇
降装置に前記可撓性ホースを取着してその噴射ノズルを
スケール付着箇所に移動してスケールを順次除去するの
が好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の実施形態を説明する。図1は本発明のスケール除去
方法を実施するためのスケール除去装置20の系統図を
示したもので、液化炭酸ガスボンベ21がドライアイス
細粒製造機23に開閉弁25を具備した配管27を介し
て連絡している。ドライアイス細粒製造機23は、市販
品であり直径が1乃至数ミリメートルの粒径のドライア
イス粒を製造するに適したものである。そのドライアイ
ス細粒製造機23は、ドライアイス細粒管29を介して
クリーニングステーション31に連絡し、クリーニング
ステーション31は又図示しない蒸気発生器が設けられ
た原子炉プラントの中の圧縮空気源33に空気管35を
介して連絡している。原子炉プラント内に適当な圧縮空
気源が無い場合には、可搬式のコンプレッサユニット
(市販品有り)を使用しても良い。クリーニングステー
ション31は、ドライアイス細粒製造機23からのドラ
イアイス細粒の寸法及び量を選別し、加えて圧縮空気源
33からの圧縮空気の圧力を所定圧力に調整するもので
あり、市販品として入手できるものである。
【0007】そしてクリーニングステーション31は、
又可撓のドライアイス細粒管33及び可撓空気管35を
介して別個にブラストガン37に連絡し、そのブラスト
ガン37は通常長い可撓管乃至可撓ホース39を介して
噴射ノズル41に連絡している。スケールを除去すべき
蒸気発生器は、通常1プラントに複数基有るのが通例で
あるから、液化炭酸ガスボンベ21、ドライアイス細粒
製造機23、クリーニングステーション31及び圧縮空
気源(コンプレッサユニット)33を1つの共通台車上
に載設して可搬式とすると場所の移動に有利である。
【0008】以上のように構成したスケール除去装置2
0により蒸気発生器の内部のスケールを除去するには、
前述のような液化炭酸ガスボンベ21、ドライアイス細
粒製造機23、クリーニングステーション31及び圧縮
空気源(コンプレッサユニット)33を該当の蒸気発生
器の外側に設置し、適当な保持具を使用して噴射ノズル
41を対象部位に接近させて対向させ、ドライアイス細
粒と圧縮空気の混合流体を噴出させ、所謂サンドブラス
トのようにスケールを叩き、剥離させて除去する。剥離
したスケールは適当な吸引装置を利用して集める。蒸気
発生器内の管板より上方にある管支持板に付着している
スケールは、図2の示すような昇降案内装置50に可撓
ホース39及び噴射ノズル41を取り付けて対象部位間
で案内するが、管支持板15を通過するには、冷却材を
通すために設けられているスロット穴15aを利用する
のが便利である。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればド
ライアイス細粒は空気に比し大きな単位質量を持ってい
るので、大きい運動量でスケールに衝突してその剥離を
効率的に行い、スケールを除去することができる。そし
てドライアイス細粒は昇華して炭酸ガスに変わるので、
蒸気発生器内に残留せず、通常運転時の給水の水質低下
など後に悪影響を残すことが無い。更にブラストガンと
噴射ノズルとの間の構造は単純であるから、容易に蒸気
発生器内部用昇降案内装置に取着でき、上方の管支持板
近辺のスケール除去を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るスケール除去装置の系
統図である。
【図2】前記スケール除去装置を使用するときの状況の
一例を示す作用説明図である。
【図3】図2の矢印IIIで示す部分の一部切欠き部分拡
大斜視図である。
【図4】本発明によりスケールが除去される蒸気発生器
の1例を示す概念的立断面図である。
【図5】図4の蒸気発生器の部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
20 スケール除去装置 21 液化炭酸ガスボンベ 23 ドライアイス細粒製造機 31 クリーニングステーション 33 圧縮空気源 37 ブラストガン 39 可撓ホース 41 噴射ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古谷 茂 兵庫県神戸市兵庫区和田宮通7丁目1番14 号 西菱エンジニアリング株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気発生器内部のスケール付着部にドラ
    イアイスの細粒と圧縮空気との混合流体を噴射すること
    を特徴とする原子炉用蒸気発生器内部スケール除去方
    法。
  2. 【請求項2】 炭酸ガスボンベと、同ガスボンベに連絡
    したドライアイス細粒製造機と、圧縮空気源と、前記ド
    ライアイス細粒製造機に連絡してドライアイス細粒を選
    別すると共に前記圧縮空気源に連絡して圧縮空気の圧力
    を調整するクリーニングステーションと、同クリーニン
    グステーションに連絡して選別されたドライアイス細粒
    と調圧圧縮空気とを受け入れるブラストガンと、同ブラ
    ストガンに連絡した噴射ノズルとを有することを特徴と
    する原子炉用蒸気発生器内部スケール除去装置。
  3. 【請求項3】 前記ブラストガンと前記噴射ノズルとを
    長い可撓性ホースで連絡し、蒸気発生器内部で操作され
    る案内昇降装置に前記可撓性ホースを取着してなること
    を特徴とする請求項2記載の原子炉用蒸気発生器内部ス
    ケール除去装置。
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