JPH09217856A - 高速電磁弁 - Google Patents
高速電磁弁Info
- Publication number
- JPH09217856A JPH09217856A JP4684396A JP4684396A JPH09217856A JP H09217856 A JPH09217856 A JP H09217856A JP 4684396 A JP4684396 A JP 4684396A JP 4684396 A JP4684396 A JP 4684396A JP H09217856 A JPH09217856 A JP H09217856A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- coil
- force
- spring
- solenoid valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 弁の開閉時その応答性の良好な高速電磁弁を
提供するにある。 【解決手段】 コイル１内に永久磁石よりなる可動部３
を挿入し、該可動部の他端に弁４を形成し、コイルばね
２で前記可動部を下方に付勢して弁４を閉鎖するものに
おいて、弁開時にはコイルばね２とコイル１に電流を流
して両者よりの前記可動部に開弁方向の力を与えると共
に、弁閉時にはコイル１のみに前記方向とは逆方向の電
流を流し、ばねの弾性力とコイル１に流された電流によ
り閉弁方向の力を前記可動部に与えることを特徴として
いる。
提供するにある。 【解決手段】 コイル１内に永久磁石よりなる可動部３
を挿入し、該可動部の他端に弁４を形成し、コイルばね
２で前記可動部を下方に付勢して弁４を閉鎖するものに
おいて、弁開時にはコイルばね２とコイル１に電流を流
して両者よりの前記可動部に開弁方向の力を与えると共
に、弁閉時にはコイル１のみに前記方向とは逆方向の電
流を流し、ばねの弾性力とコイル１に流された電流によ
り閉弁方向の力を前記可動部に与えることを特徴として
いる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は高速電磁弁に関す
る。
る。
【０００２】
【従来の技術】図５を参照し従来の電磁弁について説明
する。（電磁）コイル１内に鉄等の磁性体よりなる可動
部３ａが挿入され、該可動部の他端部には弁４が付設さ
れ、又、可動部３ａの上部にはコイルばね２が取り付け
られコイル１に電流が流されていない常時には弁４をば
ねの弾性力で閉鎖している。
する。（電磁）コイル１内に鉄等の磁性体よりなる可動
部３ａが挿入され、該可動部の他端部には弁４が付設さ
れ、又、可動部３ａの上部にはコイルばね２が取り付け
られコイル１に電流が流されていない常時には弁４をば
ねの弾性力で閉鎖している。
【０００３】図においてスイッチ１３を閉じてＯＮとす
ると電源７より（電磁）コイル１に電流が流れ、それよ
り発生する磁力により前記可動部が持ち上げられコイル
ばね２の下方への付勢力に打ち勝ち、弁４を上方に移動
させる。これにより弁４は開口され、配管６内を流れる
流体たとえば水を流す。次に弁４を閉じる時にはスイッ
チ１３をＯＦＦとし、押しばね２の力で前記可動部３ａ
を下方向に押し付け弁を閉じて流体５を遮断する。
ると電源７より（電磁）コイル１に電流が流れ、それよ
り発生する磁力により前記可動部が持ち上げられコイル
ばね２の下方への付勢力に打ち勝ち、弁４を上方に移動
させる。これにより弁４は開口され、配管６内を流れる
流体たとえば水を流す。次に弁４を閉じる時にはスイッ
チ１３をＯＦＦとし、押しばね２の力で前記可動部３ａ
を下方向に押し付け弁を閉じて流体５を遮断する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記従来例の電
磁弁では弁の開閉時その応答性とスピード性がよくない
欠点があった。
磁弁では弁の開閉時その応答性とスピード性がよくない
欠点があった。
【０００５】本発明の目的は弁の開閉時その応答性が良
好な高速電磁弁を提供するにある。
好な高速電磁弁を提供するにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に係る高速電磁弁
はコイル１内に指定極性の永久磁石よりなる可動部３を
挿入し該可動部の他端に弁４を形成しコイルばね２で前
記可動部を下方に付勢して弁４を閉鎖するものにおい
て、弁開時にはコイルばね２とコイル１に電流を流し両
者よりの前記可動部に開弁方向の力を与えると共に、弁
閉時にはコイル１のみに前記方向と逆方向の電流を流し
コイル１の磁力により生ずる閉弁方向の力とコイルばね
２の弾性力を前記可動部に与えることを特徴としてい
る。
はコイル１内に指定極性の永久磁石よりなる可動部３を
挿入し該可動部の他端に弁４を形成しコイルばね２で前
記可動部を下方に付勢して弁４を閉鎖するものにおい
て、弁開時にはコイルばね２とコイル１に電流を流し両
者よりの前記可動部に開弁方向の力を与えると共に、弁
閉時にはコイル１のみに前記方向と逆方向の電流を流し
コイル１の磁力により生ずる閉弁方向の力とコイルばね
２の弾性力を前記可動部に与えることを特徴としてい
る。
【０００７】
【作用】本発明によれば瞬時にかつ高速で電磁弁を開閉
することができる。
することができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下図１〜４を参照し本発明の実
施の形態について説明する。図１は本発明の第１実施の
形態に係る高速電磁弁の構成図、図２は図１のばね部分
の作用説明図、図３〜４はコイル１に流す電流の方向を
逆転させることにより反弁方向がＳ極の極性を有する永
久磁石の可動部３に逆方向の磁力Ｆ1、Ｆ2を発生させる
ような装置図である。即ち図２〜４に示す装置を組合わ
せて電磁弁を高速で開放又は閉鎖できるように構成した
のが本発明の特徴である。
施の形態について説明する。図１は本発明の第１実施の
形態に係る高速電磁弁の構成図、図２は図１のばね部分
の作用説明図、図３〜４はコイル１に流す電流の方向を
逆転させることにより反弁方向がＳ極の極性を有する永
久磁石の可動部３に逆方向の磁力Ｆ1、Ｆ2を発生させる
ような装置図である。即ち図２〜４に示す装置を組合わ
せて電磁弁を高速で開放又は閉鎖できるように構成した
のが本発明の特徴である。
【０００９】次に前記高速電磁弁の作用について説明す
る。電磁弁を開動作させる時、図４に示すようにスイッ
チ９をＯＦＦとし、スイッチ１０をＯＮとし電源８より
コイル１に電流１８を流す。コイル１により前記可動部
に右ねじの法則の磁力線を発生させ反弁方向がＳ極の永
久磁石よりなる可動部３をコイルばね２の弾性力に抗し
て上部に引き上げる。
る。電磁弁を開動作させる時、図４に示すようにスイッ
チ９をＯＦＦとし、スイッチ１０をＯＮとし電源８より
コイル１に電流１８を流す。コイル１により前記可動部
に右ねじの法則の磁力線を発生させ反弁方向がＳ極の永
久磁石よりなる可動部３をコイルばね２の弾性力に抗し
て上部に引き上げる。
【００１０】同時に図２ではスイッチ１２をＯＮとし電
源１１よりコイルばね２に電流１４を流し、コイルばね
２のコイル間に生じる磁界により吸引力Ｆ0を発生させ
る。一般に平行なキャップ長ｄの導線の単位長さに働く
吸引力Ｆ0は、流れる電流値をＩ1、Ｉ2とすると数１の
式となる。ここでμ0は透磁率とする。
源１１よりコイルばね２に電流１４を流し、コイルばね
２のコイル間に生じる磁界により吸引力Ｆ0を発生させ
る。一般に平行なキャップ長ｄの導線の単位長さに働く
吸引力Ｆ0は、流れる電流値をＩ1、Ｉ2とすると数１の
式となる。ここでμ0は透磁率とする。
【００１１】
【数１】
【００１２】前記ばねの場合、Ｉ1＝Ｉ2＝１Ａ、ｄ＝１
ｃｍとすると数２の式となる。即ちこれがばねの相隣れ
る素線間に働く吸引力である。
ｃｍとすると数２の式となる。即ちこれがばねの相隣れ
る素線間に働く吸引力である。
【００１３】
【数２】
【００１４】上記コイルばね２に働く吸引力Ｆ0と、図
４で右ねじの法則により発生した磁力線が前記可動部に
与える磁力Ｆ1とを合成した力によりコイルばね２が持
つ弾性力に打ち勝ち前記永久磁石よりなる可動部３を高
速で持ち上げ弁を開放する。
４で右ねじの法則により発生した磁力線が前記可動部に
与える磁力Ｆ1とを合成した力によりコイルばね２が持
つ弾性力に打ち勝ち前記永久磁石よりなる可動部３を高
速で持ち上げ弁を開放する。
【００１５】次に電磁弁を閉動作させるには図３に示す
ように、スイッチ９をＯＮとし、スイッチ１０をＯＦＦ
とし、電源７よりコイル１に電流１７を流す。この時コ
イル１に流れる電流により右ねじの法則で発生する磁力
が永久磁石の可動部３にＦ2の力を発生し、該可動部を
下部に押し下げる。
ように、スイッチ９をＯＮとし、スイッチ１０をＯＦＦ
とし、電源７よりコイル１に電流１７を流す。この時コ
イル１に流れる電流により右ねじの法則で発生する磁力
が永久磁石の可動部３にＦ2の力を発生し、該可動部を
下部に押し下げる。
【００１６】この時スイッチ１２はＯＦＦとしているの
で、コイルばね２には吸引力（収縮力）は作用せず、コ
イルばね２の弾性力のみが作用する。従って前記可動部
には（Ｆ2＋ばねの弾性力）が働き弁は高速に閉弁され
る。
で、コイルばね２には吸引力（収縮力）は作用せず、コ
イルばね２の弾性力のみが作用する。従って前記可動部
には（Ｆ2＋ばねの弾性力）が働き弁は高速に閉弁され
る。
【００１７】
【発明の効果】本発明の高速電磁弁によれば従来の電磁
弁に比べて高速で弁の開閉動作が可能となる。
弁に比べて高速で弁の開閉動作が可能となる。
【図１】本発明の実施の態様による高速電磁弁の構成
図。
図。
【図２】本発明のコイル形ばね部の作用説明図。
【図３】本発明のコイル部の閉動作時の作用説明図。
【図４】本発明のコイル部の開動作時の作用説明図。
【図５】従来例の図１応当図。
１…コイル、２…コイル（形押し）ばね、３…（永久磁
石の）可動部、３ａ…可動部、４…弁、７，８，１１…
電源、９，１０，１２…スイッチ。
石の）可動部、３ａ…可動部、４…弁、７，８，１１…
電源、９，１０，１２…スイッチ。
Claims (1)
- 【請求項１】 コイル（１）内に指定極性の永久磁石よ
りなる可動部（３）を挿入し該可動部の他端に弁（４）
を形成しコイルばね（２）で前記可動部を下方に付勢し
て弁（４）を閉鎖するものにおいて、弁開時にはコイル
ばね（２）とコイル（１）に電流を流して両者よりの前
記可動部に開弁方向の力を与えると共に、弁閉時にはコ
イル（１）のみに前記方向と逆方向の電流を流しコイル
の磁力により生ずる閉弁方向の力とコイルばね（２）の
弾性力を前記可動部に与えることを特徴とする高速電磁
弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4684396A JPH09217856A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 高速電磁弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4684396A JPH09217856A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 高速電磁弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09217856A true JPH09217856A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=12758633
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4684396A Withdrawn JPH09217856A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 高速電磁弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09217856A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016538501A (ja) * | 2013-11-12 | 2016-12-08 | デイコ アイピー ホールディングス, エルエルシーDayco Ip Holdings, Llc | ソレノイド駆動式ゲートバルブを備えたディーゼルエンジン流体クーラントシステム |
-
1996
- 1996-02-09 JP JP4684396A patent/JPH09217856A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016538501A (ja) * | 2013-11-12 | 2016-12-08 | デイコ アイピー ホールディングス, エルエルシーDayco Ip Holdings, Llc | ソレノイド駆動式ゲートバルブを備えたディーゼルエンジン流体クーラントシステム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030506 |