JPH09217481A - 柱状塔容器内壁の点検整備方法 及び点検整備用作業台 - Google Patents

柱状塔容器内壁の点検整備方法 及び点検整備用作業台

Info

Publication number
JPH09217481A
JPH09217481A JP8050999A JP5099996A JPH09217481A JP H09217481 A JPH09217481 A JP H09217481A JP 8050999 A JP8050999 A JP 8050999A JP 5099996 A JP5099996 A JP 5099996A JP H09217481 A JPH09217481 A JP H09217481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workbench
inspection
float
maintenance
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8050999A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuro Saeki
悦郎 佐伯
Tokumitsu Nakanose
徳光 中ノ瀬
Isao Ohara
勲 尾原
Yasushi Nosaka
恭 野坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAEKI KENSETSU KK
New Oji Paper Co Ltd
Mabuchi KK
Original Assignee
SAEKI KENSETSU KK
Mabuchi KK
Oji Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SAEKI KENSETSU KK, Mabuchi KK, Oji Paper Co Ltd filed Critical SAEKI KENSETSU KK
Priority to JP8050999A priority Critical patent/JPH09217481A/ja
Publication of JPH09217481A publication Critical patent/JPH09217481A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper (AREA)
  • Movable Scaffolding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 点検整備中の安全性が確保され、かつ簡便な
方法で作業コストの低い点検整備作業台を提供する。 【解決手段】 フロート34をフロートレール40が固
定し、構体フレーム46〜62がフロートレール40を
固定し、構体フレーム46〜62上に床材66が載置さ
れる。作業台33はダイジェスター2内の流体に浮か
び、ダイジェスター2の横断面に対応した形状を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製紙工業等に使用
されるダイジェスターのような柱状塔容器内壁の点検整
備方法及び点検整備用作業台に係るものである。ここ
で、柱状塔容器とは、製紙工業等において使用されるダ
イジェスター等の各種の直立タンクを総称していい、横
断面が円形のものが多い。
【0002】
【従来の技術】柱状塔容器は製紙工業等、各種の工業に
広く使用されている。柱状塔容器は一般に長期間使用す
ると内壁の全面あるいは一部にかすが付着してこれを洗
滌する必要がでてきたり、内壁の部分的裂損による修理
の必要がでてくる。特に、圧力タンクは法律で年一回以
上の点検整備が義務づけられている。
【0003】従来は、柱状塔容器の内壁の点検整備は、
柱状塔容器の収容物を一旦全部排出した後、塔容器内で
鉄骨等により足場を組み立て、その足場を基に行なって
いた。この方法では、鉄骨の組み立てが煩雑で手数がか
かると共に、点検整備中に落下事故に十分注意する必要
がある。
【0004】また、この点検整備のための隔壁材の発明
を記載したものとして、特公昭50−35504号公報
がある。この公報では、柱状塔容器内で膨張させて該容
器内壁に気密的に圧着して容器内を区分することがで
き、収縮させることにより容器より取り出すことができ
る隔壁材を開示している。特に、内径が極めて大きい柱
状塔容器では、該容器の横壁に設けられたマンホ−ルか
ら作業員が出入りして、該容器内に水を充たしておいて
ゴムボ−トを該マンホ−ルから入れ、水面上でゴムボ−
トを浮かべて作業員が乗り、隔壁材の接合、組み立てを
行って作業員が容器外に脱出した後、ゴムボ−トを引き
出して該隔壁材に一斉に空気を入れて膨張させる旨記載
されている。しかし、この公報では、該隔壁材が該容器
内を区分させて、例えば、該隔壁材が配設された部分よ
り上に位置する内壁を清掃する際に該隔壁材より下の収
容物を排出しなくてすむとの効果が記載されているが、
該隔壁材を流体に浮かべて作業員が該隔壁材上に乗って
安全に点検できる旨の記載はなく、本発明と目的及び構
成を異にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事実
を考慮し、柱状塔容器の収容物を一旦全部排出した後、
該容器の内壁を点検整備する際に、安全性、作業性の高
い点検整備方法及び組立てが簡単であり、安価で作業コ
ストを下げることが出来る点検整備用作業台を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、柱
状塔容器内へ流体を注入し、前記流体が所望のレベルに
達したら、該流体に浮かぶ筏状の作業台を組み立て、こ
の作業台に作業員が乗り前記柱状塔容器内を点検整備
し、点検整備終了後、前記柱状塔容器内で作業台を解体
する、ことからなる柱状塔容器内壁の点検整備方法から
なる。
【0007】請求項1の発明によるとまず、柱状塔容器
内へ水などの流体を注入し、この流体が所望のレベルに
達したら、筏状の作業台を組み立てる。この作業台は注
入した流体に浮かぶようになっており、組み立てる際は
流体に浮かばせながら組み立てる。前記作業台は前記柱
状塔容器の横断方向の内壁面に沿った部分を有する形
状、例えば、外周の一部又は全部が前記柱状塔容器の内
壁に近接するか当接した形状、の筏状をしている。組み
立てられた作業台は前記流体に浮かぶので、流体の水位
を変えれば、その都度前記作業台の位置も上下方向に移
動する。作業員が前記作業台にのって前記柱状塔容器の
内壁を点検整備する。前記作業台の位置が上下方向に移
動することにより、前記柱状塔容器の内壁すべてを作業
員が点検整備することができる。点検整備終了後、前記
柱状塔容器内で前記作業台を解体する。なお、前記作業
台の組立及び解体に際しての材料の搬出入、及び作業員
の出入は前記柱状塔容器の側面に数カ所設けられたハッ
チを介して行なう。
【0008】請求項2の発明は、柱状塔容器内に注入さ
れた流体に浮かべ、この上に作業員が乗り、前記柱状塔
容器内壁を点検整備するための作業台である。
【0009】請求項2の発明によると、前記作業台は、
前記柱状塔容器の横断方向の内壁面に沿った部分を有す
る形状、例えば外周の一部又は全部が前記柱状塔容器を
横断した際の内壁に近接するか、当接した形状の筏状を
している。
【0010】請求項3の発明は、前記請求項2の点検整
備用作業台で、前記柱状塔容器の横断方向の内壁に沿っ
た部分が組みはずし可能に構成されている。
【0011】請求項3の発明によると、前記柱状塔容器
は、横断面が円形の場合、内径が上部に行くにしたがっ
て次第に小さくなっているものがあり、前記柱状塔容器
の横断方向の内壁に沿った部分が組みはずし可能に構成
されていれば、内径が小さくなった箇所でも点検整備用
作業台を小さくなった内径に合わせた大きさにすること
ができ、逆に内径が大きい箇所には大きい内径に合わせ
た大きさにすることができる。前記柱状塔容器の横断方
向の内壁に沿った部分が前記流体の水位付近の前記柱状
塔容器の横断方向の内壁面に近接するか又は当接した状
態で沿うようにすれば、上記のように内径が変化したと
きでも前記作業台を柱状塔容器の横断方向の内壁面に近
接させて又は当接させて配置させることができるので、
前記作業台と塔容器の内壁面との隙間を少なくあるいは
なくすることができ、点検整備作業が円滑かつ安全にで
きる。
【0012】請求項4の発明は、前記点検整備用作業台
を前記流体に浮かんだ状態で前記柱状塔容器の内壁面に
対して固定させるようにストッパーを有する請求項2記
載の点検整備用作業台からなる。
【0013】請求項4の発明によると、該ストッパー
は、前記作業台を流体に浮かんだ状態で前記柱状塔容器
の内壁面に対して固定させることができる。即ち、前記
作業台に人がのって点検整備している間、前記作業台が
ぐらつかなくてすむので、安全に点検整備できる。
【0014】請求項5の発明は、作業員が乗るようにし
た柱状塔容器内壁の点検整備用作業台であって、前記作
業台は、フロートと、前記フロートを固定すると共に筏
状に組まれたフレームと、前記フレームに載置されると
共に足場を形成する床材と、からなり、前記作業台は前
記柱状塔容器内に注入された流体に浮かべて使用される
と共に、前記柱状塔容器の横断方向の内壁面に沿った部
分を有する点検整備用作業台からなる。
【0015】請求項5の発明によると、前記柱状塔容器
内へ水などの流体が注入され、前記点検整備用作業台は
流体に浮かべて使用される。点検整備時は作業員が前記
床材にのって前記柱状塔容器の内壁の点検整備作業を行
う。前記点検整備用作業台は前記柱状塔容器の横断方向
の内壁面に沿った部分を有する形状、例えば、外周の一
部又は全部が前記柱状塔容器内壁に近接するか当接した
形状、の筏状をしている。
【0016】請求項6の発明は、前記フレームは、前記
フロートを直接固定するフロートレールと、該フロート
レールが取りつけられる構体フレームとからなる請求項
5記載の点検整備用作業台からなる。
【0017】請求項6の発明によれば、前記フロートを
前記フロートレールが固定し、該フロートレールが前記
構体フレームに取りつけられ、前記フロートレールと前
記構体フレームとが筏状に組まれている。
【0018】請求項7の発明は、前記構体フレームは、
前記柱状塔容器の水平方向の内壁面に向かう方向に伸縮
可能である請求項6記載の点検整備用作業台からなる。
【0019】請求項7の発明によれば、前記柱状塔容器
の横断面が円形の場合、内径が上部に行くに従って次第
に小さくなっているものがあり、これによって前記塔容
器の内径が変化しても、前記構体フレームが前記塔容器
の水平方向の内壁面に向かう方向に伸縮可能であるの
で、前記構体フレームの外端部を脱着させることなく、
前記作業台を該内径に合わせた大きさにすることができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を用い
て説明する。
【0021】図1はダイジェスター2の正面図である。
ダイジェスター2は直立型の圧力タンクで略円柱形をし
ており、横断面の径が底部22において最も大きく、上
方へ行くに従って縮径部14として段階的に小さくなっ
ている。頂部24はドーム型の屋根が形成されている。
ダイジェスター2の側面には小ハッチ4と大ハッチ6と
が設けられている。小ハッチ4は高さ方向に所定間隔を
あけて4つ配設されており、正面と同様に背面にも正面
の対角線上に4つ配設されている。大ハッチ6はダイジ
ェスター2の高さ方向の下から3分の1の付近に1つ設
けられていて、背面にも正面の対角線上に1つ設けられ
ている。大ハッチ6は断面円形をしており、直径は人間
が頭をかがめて入れる程の大きさである。ダイジェスタ
ー2内には横断面中央部に頂部24から円柱状のセンタ
ーパイプ32が垂下している。
【0022】次に、作業台33を図4〜図11を用いて
説明する。図11は作業台33の概略平面図である。図
11に示されるように、作業台33は平面視で円形をし
ている。図4は左半分の作業台33の骨格となるフレー
ム類の平面図である。センターパイプ32の周りにはそ
の円周に沿って曲板形状の4個の第6円周フレーム55
がセンターパイプ32と若干間隔をあけて配設されてい
る。各第6円周フレーム55は互いに円周方向に若干間
隔をあけて配設されている。各第6円周フレーム55に
はセンターアーム70が4本放射方向に延びるように接
合されている。センターアーム70は断面L字形の2本
のアルミ骨がボルト72によって背中合わせに接合され
たものである。
【0023】4本のセンターアーム70の放射方向(反
センターパイプ32方向)外端部にはセンターパイプ3
2を中心とした環状の第5円周フレーム54が補強板4
5を介して接合されている。第5円周フレーム54は断
面L字形のアルミ骨が、L字形内側が放射方向を向くよ
うに配設されている。図7に示されるように、第5円周
フレーム54の垂直に立っている部分の上部には、第5
円周フレーム54の肉厚と同程度の肉厚で当該フレーム
54の垂直に立っている部分に沿って上方に若干突出し
た突出部63が溶着されている。
【0024】第5円周フレーム54には第4放射フレー
ム62が24本等間隔で放射方向に延びるように接合さ
れている。図10に示すように、第4放射フレーム62
も断面L字形の2本のアルミ骨がボルト72によって背
中合わせに接合されたものであり、接合された状態で断
面T字形になっている。第4放射フレーム62の垂直に
立っている部分の上部には、当該フレーム62の垂直に
立っている部分の肉厚と同程度の肉厚で当該フレーム6
2の垂直に立っている部分に沿って上方に若干突出した
突出部63が溶着されている。
【0025】24本の第4放射フレーム62の放射方向
外端部にはセンターパイプ32を中心とした環状の第4
円周フレーム52が接合されている。図8に示すよう
に、第4円周フレーム52は断面L字形の2本のアルミ
骨がボルト72によって背中合わせに接合されたもので
ある。第4円周フレーム52の垂直部分の上部には、当
該フレーム52の垂直部分の肉厚と同程度の肉厚で当該
フレーム52の垂直部分に沿って上方に若干突出した突
出部63が溶着されている。
【0026】第4円周フレーム52には第3放射フレー
ム60が24本等間隔で放射方向に延びるように接合さ
れている。第3放射フレーム60も断面L字形の2本の
アルミ骨が背中合わせにボルト72によって接合された
ものであり、接合された状態で断面T字形になってい
る。第4放射フレーム62と第3放射フレーム60とは
長手方向の長さはほぼ同一である。
【0027】24本の第3放射フレーム60の放射方向
外端部にはセンターパイプ32を中心とした環状の第3
円周フレーム50が接合されている。図8に示すよう
に、第3円周フレーム50は断面L字形のアルミ骨であ
る第3円周内フレーム80と平板状のアルミ板である第
3円周外フレーム78とがボルト72によって接合され
たもので、第3円周内フレーム80のL字形内側がセン
ターパイプ32方向を向くように配設されている。第3
円周内フレーム80の垂直に立っている部分の上部に
は、第3円周内フレーム80の肉厚と同程度の肉厚でこ
の第3円周フレームの垂直に立っている部分に沿って上
方に若干突出した突出部63が溶着されている。第3円
周外フレーム78の高さは第3円周内フレーム80が突
出部63が溶着された高さと同一である。
【0028】第3円周フレーム50には第2放射フレー
ム58が24本等間隔で放射方向に延びるように接合さ
れている。第2放射フレーム58も断面L字形の2本の
アルミ骨が背中合わせにボルト72によって接合された
ものであり、接合された状態で断面T字形になってい
る。
【0029】24本の第2放射フレーム58の放射方向
外端部にはセンターパイプ32を中心とした環状の第2
円周フレーム48が接合されている。第2円周フレーム
48は平板状のアルミ板2枚が合わさって接合されたも
のである。
【0030】第2円周フレーム48には第1放射フレー
ム56が24本等間隔で放射方向に延びるように接合さ
れている。第1放射フレーム56も断面L字形の2本の
アルミ骨が背中合わせにボルト72によって接合された
ものであり、接合された状態で断面T字形になってい
る。
【0031】24本の第1放射フレーム56の放射方向
外端部にはセンターパイプ32を中心とした環状の第1
円周フレーム46が接合されている。第1円周フレーム
46は平板状のアルミ板からなり、第3円周外フレーム
78と同一の高さを有している。
【0032】第5円周フレーム54と第4円周フレーム
52との間には、センターパイプ32を中心とした環状
のフロートレール40が2本、センターパイプ32から
の距離を異ならせて配設されている。図7、図9、図1
0を参照しつつ説明する。第4放射フレーム62の各々
水平方向に張り出した部分にはそれぞれ長方形のガセッ
トプレート44が垂直に垂れ下がるように溶着されてい
る。各ガセットプレート44の先端部は、長手方向中央
線に沿って直角に折り曲げられたアルミ板のフロートレ
ール40の垂直に立っている部分とボルト72によって
接合されている。従って、フロートレール40は第4放
射フレーム62よりも一段低い位置に配設されている。
2本のフロートレール40のうち、センターパイプ32
に近い方のフロートレール40は折り曲げた内側がセン
ターパイプ32と反対の方向を向いており、センターパ
イプ32に遠い方のフロートレール40は折り曲げた内
側がセンターパイプ32方向を向いている。図6にも示
されるように、2本のフロートレール40の下部にはそ
れぞれU字形のフロートバンド42の両端部がボルト7
2によって接合されている。フロートバンド42はアル
ミ製で両端部が曲げ加工されていて当該曲げられた箇所
がフロートレール40に接合できるようになっている。
フロートバンド42のU字形はフロート34の外径に合
致するように形成されている。フロートバンド42はフ
ロート34を囲みつつフロート34を支持している。1
個のフロート34は2本のフロートバンド42で支持す
る。
【0033】第4円周フレーム52と第3円周フレーム
50との間にも環状のフロートレール40が2本上記と
同様に配設されていて、フロート34をフロートバンド
42によって上記と同様に支持している。
【0034】図5、7、8を用いて床鈑66を説明す
る。図5に示されるように、第1〜第5円周フレーム4
6、48、50、52、54及び第1から第4放射フレ
ーム56、58、60、62の各々で囲まれた区域に
は、断面L字形のアルミ骨が平面視で枠状に構成された
耳体90が、各円周フレーム46、48、50、52、
54及び各放射フレーム56、58、60、62に、L
字形の各先端がそれぞれ下方及び上記囲まれた区域に向
かうように載置されている。但し、耳体90は、各突出
部63や第1円周フレーム46、第2円周フレーム4
8、第3円周外フレーム78とは水平方向に若干隙間が
存在するように載置される。この耳体90には床鈑66
が、上記耳体90と同様に第1〜第5円周フレーム4
6、48、50、52、54及び第1〜第4放射フレー
ム56、58、60、62の各々で囲まれた区域毎に載
置される。床鈑66は端部が直角に折り曲げられていて
当該折り曲げられた部分が各突出部63、上記各フレー
ム46、48、78と、耳体90と、の間に入り込む。
こうして床鈑66が作業台33にはめ込まれる。床鈑6
6は、アルミ製の縞鋼板であるアルミチェッカープレー
トからなり、縞目模様の突起物が作業上、ノンスリップ
の役目を果たす。1枚の床鈑66には長手方向両サイド
付近にそれぞれ自在取手68が設けられている。即ち、
1枚の床鈑66には自在取手68が2つ取りつけられて
いる。自在取手68は床鈑66をはめこむときに作業上
必要となるもので、床鈑66をはめこんだ後は床鈑66
面と同面となるよう、上げ下げが自在になるものであ
る。
【0035】本発明の実施の形態の作用を作業台33を
組み立てる手順を述べながら説明する。ダイジェスター
2内には大ハッチ6付近まで水が貯留されている。
【0036】まず、図2、図3において、作業チームを
ダイジェスター2内の作業員とダイジェスター2の周囲
に設置されたステージ26上でのサポート作業員との2
チームに分ける。
【0037】次に、ダイジェスター2内で対角線上に存
在する2個の大ハッチ6を開放して開放状態で固定す
る。
【0038】単管足場用パイプ28を2つの大ハッチ6
に貫通させ、開放された大ハッチ6の上枠部分に固定す
べく、パイプ28の両端部をステージ26の各大ハッチ
6の正面にあたる場所にある直立している頑丈なスチー
ル手摺8に固定させる。このとき、単管足場用パイプ2
8をダイジェスター2内のセンターパイプ32にも仮固
定を行ない、この単管足場用パイプ28を作業時の支保
工とする。
【0039】単管足場用パイプ28を仮設した後、ダイ
ジェスター2内の作業員のチーム(塔内チーム)は、水
面上にゴムボート36を浮かべて乗り込む。このとき、
作業員はヘルメット及び救命胴衣を着用し、既に設置さ
れた単管足場用パイプ28に命綱30を固定し、待機す
る。
【0040】一方、ステージ26上のサポート作業員の
チーム(サポートチーム)は、既にステージ26上に荷
揚げされた材料38のうち、まずフロート34にフロー
トバンド42を仮固定した後、ダイジェスター2内に順
次搬入する。搬入後、フロート34はダイジェスター2
内の水面に随所浮上させておく。
【0041】フロート34を全数搬入した後、フロート
レール40をダイジェスター2内に搬入する。塔内チー
ムは搬入されたフロートレール40をゴムボート36を
利用して各フロート34へフロートバンド42によって
ボルト72で取り付けていく。次に、フロート34が取
り付けられたフロートレール40をセンターパイプ32
を中心に環状に組み立てていき、円形のフロートレール
セットを完成させる。
【0042】フロートレールセット完成後は、フロート
レール40の上に足場板(図示せず)を敷設、仮固定
し、足場を確保した上で、ゴムボート36をダイジェス
ター2の外へ搬出する。
【0043】サポートチームは、各円周フレーム、各放
射フレーム等のフレーム類を順次ダイジェスター2内に
搬入し、塔内チームはこれを横から受け取る形で受け取
り、フレーム類をフロートレール40にボルト72で固
定し、フレーム類同志もボルト72で接合させる。
【0044】フレーム設置終了後、足場板はその都度場
所を変えて設置し、順次床鈑66をダイジェスター2内
に搬入し、作業台33へはめこむ。床鈑66は作業台3
3の作業員がのって点検整備作業をする箇所にはめ込
む。
【0045】床鈑66のはめこみ完了後、足場板を撤去
してダイジェスター2の外へ搬出し、その後センターア
ーム70の取付けを行い、センターアーム70によって
作業台33をセンターパイプ32に対し四方から緩和固
定する。これによって作業台33の水平方向のズレが防
止される。
【0046】さらに、作業台33の水平方向の移動を防
止するためのストッパーアーム100を作業台33に取
り付けることができる。図12〜図15を用いてストッ
パーアーム100を説明する。
【0047】図12はストッパーアーム100を作業台
33に取り付けた場合の概略平面図を示している。本実
施の形態では、作業台33の外周の4カ所に等間隔でス
トッパーアーム100を取り付けている。図12に示す
ように、1本のストッパーアーム100のうち長手方向
の一方の側は作業台33に固定され、他方の側はダイジ
ェスター2の内壁面に接触している。4本のストッパー
アーム100を等間隔で取りつけることによって各スト
ッパーアーム100をダイジェスター2の内壁面に対し
て突っ張らせることにより、作業台33の水平方向の移
動を防止している。
【0048】ストッパーアーム100の詳細を図13〜
図15を用いて説明する。図13にはストッパーアーム
100の側面図が示されている。ストッパーアーム10
0は主に横軸102、支持板112、ネジ120からな
る。
【0049】横軸102は作業台33と平行に位置して
おり、径が円形の管状をしている。横軸102には横断
方向に取付穴108が4個等間隔に設けられており、図
15に示されるように取付穴108は横軸102を貫通
するように設けられている。横軸102のダイジェスタ
ー2内壁面側には接触面106が取り付けられ、当該接
触面106が当該内壁面に向くようになっている。接触
面106は硬質ゴム製となっており、接触した際の当該
内壁面の損傷を防止している。
【0050】横軸102には、横軸102の長手方向一
部を取り囲んでおおうように、横軸カバー104が取り
付けられている。横軸カバー104には横断方向にカバ
ー取付穴109が2個設けられており、このカバー取付
穴109は取付穴108と穴が一致するように形成され
ている。
【0051】横軸カバー104の下部には支持板112
が横軸カバー104から垂れ下がるように取り付けられ
ている。図13、図15に示されるように、支持板11
2は金属板が2枚貼り合わせたもので、先端部直前が側
面視でカーブしつつ直角に曲がっている。支持板112
の先端には長方形の第1押え板118の下部が支持板1
12とは垂直に、即ち第1押え板118の面がダイジェ
スター2の内壁面を向くように固着されている。支持板
112と第1押え板118との固着をより強固にするた
めに、支持板112の先端部両面には水平方向に平板状
の張り出し部116が固着され、この張り出し部116
も第1押え板118に垂直に固着されている。従って、
第1押え板118は支持板112に支持板112の横断
面方向からみて十文字で固着されている。
【0052】支持板112の直角に曲がる部分の手前に
は径が丸いパイプ状のネジカバー114が支持板112
の片側の面に支持板112の長手方向とは直角の方向で
固着されている。ネジカバー114の内側にはネジ溝が
刻まれている。ネジカバー114には径が丸いネジ12
0が貫通している。ネジ120の外周にはネジ山が形成
されていて、このネジ山がネジカバー114のネジ溝と
螺合するようになっている。ネジ120の先端には円板
状の第2押え板124がネジ120の長手方向と垂直に
固着されている。ネジ120のダイジェスター2の内壁
面側は蝶型状の回し部122となっている。
【0053】ストッパーアーム100を使用する方法に
ついて述べる。
【0054】作業台33を直径が最も大きい状態で使用
するときは、横軸102の最もダイジェスター2内壁面
寄りの2つの取付穴108を使用する。即ち、横軸カバ
ー104の2つのカバー取付穴109が当該内壁面寄り
の2つの取付穴108に各々一致するように横軸カバー
を移動する。カバー取付穴109と取付穴108とが一
致したら、取付シャフト110をカバー取付穴109と
取付穴108とを介して横軸カバー104及び横軸10
2を貫通させる(図15)。取付シャフト110は落下
防止のため、予めチェーンフック126をつけ、支持板
112につないでいる。取付シャフト110の基端部は
カバー取付穴109及び取付穴108の径より大径とな
っており、先端部は回転して90度に曲がるようになっ
ているので、貫通させた後、この取付シャフト110の
先端部を曲げることによって取付シャフト110がカバ
ー取付穴109及び取付穴108から飛び出ないように
なっている。本実施の形態では、4個の取付穴108が
設けられているので、作業台33の外端からダイジェス
ター2内壁面までの距離に合わせて作業台33の径方向
のストッパーアーム100の長さを3段階に調整可能で
ある。
【0055】次に、第1押え板118の外側の面(ダイ
ジェスター2内壁面側の面)を第1円周フレーム46の
内側(センターパイプ32側)に当てる。当てた状態で
ネジ120を、回し部122を回すことによって締め、
第2押え板124のセンターパイプ32側の面を第1円
周フレーム46の外側の面(ダイジェスター2内壁面側
の面)に当ててネジ120の回転がきつくなるまで締め
る。従って、第1円周フレーム46を第1押え板118
と第2押え板124とによって挟んでいき、挟み込むこ
とによってストッパーアーム100を作業台33に固定
させる。
【0056】第1円周フレーム46の外側の面からダイ
ジェスター2の内壁面までの距離に合わせて上述のよう
に取付穴108を選択し、ストッパーアーム100の作
業台33の径方向の長さを調節し、接触面106をダイ
ジェスター2の内壁面に当てる。このストッパーアーム
100の取り付けを作業台33の対角線上にある地点で
も行うことによって作業台33がダイジェスター2内壁
面に対して固定される。こうすることによって、作業台
33にのって点検整備作業を行うに際し、作業台33の
水平方向の移動が防止でき、ダイジェスター2内壁面及
びセンターパイプ32の保護を図ることができる。
【0057】なお、作業台33を使用しているときの自
重及び積載荷重はフロート34によって受け止めている
ので、ストッパーアーム100にかかる荷重は水平力の
みである。ストッパー100は一般に経年使用にも耐え
うるさび止め加工済のスチール製であるので、水平力へ
の耐力は十分にある。
【0058】以上で組立ての全工程が完了する。この後
はダイジェスター2の点検作業員が作業台33にのる。
そして、抜水による水位調節を行い、ダイジェスター3
3内の最下部より点検作業を開始し、ダイジェスター3
3内上部へ向けて水位を調節して移動していく。上記箇
所での点検整備作業を終えたら、次の点検整備作業をす
る箇所に床鈑66を移すか、新たに床鈑66をはめ込
む。床鈑66は必要に応じて増やすこともできる。
【0059】上部へ移動して縮径部14に遭遇したら、
第1円周フレーム46及び第1放射フレーム56をはず
していく。このはずす作業はボルト72をゆるめていく
作業なので簡易に行える。さらに上部へ移動して次の縮
径部に遭遇したら、第2円周フレーム48及び第2放射
フレーム58をはずしていく。このように、ダイジェス
ター2の内径の大きさに応じて作業台33の外側のフレ
ームからはずしていく。はずす作業もボルト72をゆる
めてはずす作業なので簡便である。
【0060】この場合、ストッパーアーム100も作業
台33の径方向の長さを調節して取り付ける。例えば、
第2円周フレーム48及び第2放射フレーム58をはず
した状態では、図14(a)〜(c)に示すように、第
3円周フレーム50のうちの第3円周内フレーム80が
最も外側の円周フレームになるので、この第3円周内フ
レーム80を第1押え板118と第2押え板124とに
よって挟み、最も内側(センターパイプ32側)の2つ
の取付穴108にカバー取付穴109を合わせて取付シ
ャフト110を差し込み固定する。こうすることによっ
て、第3円周内フレーム80からダイジェスター2の内
壁面までの距離に対応させてストッパーアーム100を
取り付けることができる。作業台33の対角線上にある
地点にも上記と同様にストッパーアーム100を取り付
けることによって作業台33をダイジェスター2内壁面
に対して固定させる。
【0061】ダイジェスター2内をすべて点検し終わっ
たら、最小直径の状態のまま作業台33を再び大ハッチ
6付近まで下降させ、組立て時と反対の手順で解体し、
ダイジェスター2の外へ搬出する。
【0062】本実施の形態で使用されるレール、バン
ド、アーム、フレーム、プレート、板類はタンク内の作
業性を考慮し、パーツ重量軽減のためすべてアルミ製で
あり、ボルトはすべてステンレス製である。
【0063】本実施の形態においては、作業台33は人
員、工具、簡易足場等の仮設に耐える事のできる充分な
浮力と安全性を有している。なお、フロート34は、全
体バランスを考慮の上配置されており、作業台33に安
定感を持たせている。従って、積載荷重のバラツキによ
る不同沈下にも充分対応できる。
【0064】本実施の形態によれば、ダイジェスター2
の内径が大きくなったり小さくなったりしても自在で、
簡易に対応できる作業台が得られる。なお、上記の実施
の形態では、作業台33をダイジェスター2の縮径部に
移動させる場合には、ボルト72をはずして第1放射フ
レーム56、更には第2放射フレーム58をはずし、ダ
イジェスター2の内径の大きさに応じて作業台33の大
きさを変更しているが、第1、第2放射フレーム56、
58を脱着させる方法をとらずに、第3放射フレーム6
0を伸縮式にして第2放射フレーム58、第1放射フレ
ーム56を第3放射フレーム60から伸ばしたり、第1
放射フレーム56、第2放射フレーム58を縮ませて第
1放射フレーム56に収納させたりして、作業台33の
径の大きさを変更することも可能である。
【0065】又、限られたハッチ寸法や困難な種々の前
提条件をすべてクリアするものである。本実施の形態で
は作業台33をダイジェスター2内で下から上に移動さ
せて点検していく手順を示したが、この逆でもよく、最
小直径の作業台33をまず組み立てて、水位を増加させ
て作業台33をダイジェスター2内の最上部まで移動さ
せ、順次作業台33を抜水により下に移動させてダイジ
ェスター2の内径が大きくなった箇所になったら順次作
業台33の外側に放射フレーム及び円周フレームをボル
ト72にて取り付けていくこともできる。
【0066】本実施の形態では、作業台33は平面視で
円形としたが、これに限るものではなく、中心角180
°のおうぎ形や中心角90°のおうぎ形等でもよい。こ
の場合、フロート34を作業台33全体のバランスを考
慮して配置することになる。おうぎ形等の形状にするこ
とにより、製作コストを削減することができる。また、
作業台33が円形の場合もおうぎ形の場合も、作業台3
3をダイジェスター2に対して固定させる手段として、
上記の方法の他に、作業台33のダイジェスター2内壁
面に沿った部分と当該内壁面とを金属棒等でつなぐ方法
も適用できる。この場合、作業台33の当該内壁面に沿
った部分の数カ所に金属棒の接続部を設け、一方、当該
内壁面にも数カ所の接続部を設ける。金属棒の接続部と
内壁面の接続部とを数カ所金属棒でつなぐことによって
点検整備作業時の作業台33の水平方向への移動を抑え
ることができ、ダイジェスター2内壁面及びセンターパ
イプ32の保護をすることができる。
【0067】
【発明の効果】請求項1の本発明は、柱状塔容器内へ流
体を注入し、前記流体が所望のレベルに達したら、該流
体に浮かぶ筏状の作業台を組み立て、この作業台に作業
員が乗り前記柱状塔容器内を点検整備し、点検整備終了
後、前記柱状塔容器内で作業台を解体する、ことからな
る柱状塔容器内壁の点検整備方法であるので、点検整備
中の安全性を高めることができ、安価でかつ簡便な方法
で点検整備をすることができるので、作業コストを下
げ、作業性を高めることができる。
【0068】請求項2の本発明は、柱状塔容器内に注入
された流体に浮かべて使用されると共に前記柱状塔容器
の横断方向の内壁面に沿った部分を有する筏状の作業員
が乗るようにした作業台からなる前記柱状塔容器内壁の
点検整備用作業台からなるので、前記柱状塔容器の内壁
を安全に点検整備することができる。特に前記点検整備
用作業台は前記柱状塔容器の横断方向の内壁面に沿った
部分を有しているので、前記作業台と前記内壁面との間
の隙間が小さくなっており、落下事故の防止に有効であ
るばかりか、円滑な点検整備作業も遂行できる。また、
鉄骨等を底面から組み立てていく場合と異なり、点検整
備作業コストを低く抑えることができる。
【0069】請求項3の本発明は、前記点検整備用作業
台は、前記柱状塔容器の横断方向の内壁に沿った部分が
組みはずし可能に構成されている請求項2記載の点検整
備用作業台からなるので、内径が途中で変わる柱状塔容
器の点検整備にも簡便に対応することができ、柱状塔容
器の内壁を確実に点検整備することができる。
【0070】請求項4の本発明は、前記点検整備用作業
台を前記流体に浮かんだ状態で前記柱状塔容器の内壁面
に対して固定させるようにストッパーを有する請求項2
記載の点検整備用作業台からなるので、前記作業台に作
業員が乗って点検整備している間、前記作業台がぐらつ
かなくてすむので、安全に点検整備できる。
【0071】請求項5の本発明は、作業員が乗るように
した柱状塔容器内壁の点検整備用作業台であって、前記
作業台は、フロートと、前記フロートを固定すると共に
筏状に組まれたフレームと、前記フレームに載置される
と共に足場を形成する床材と、からなり、前記作業台は
前記柱状塔容器内に注入された流体に浮かべて使用され
ると共に、前記柱状塔容器の横断方向の内壁面に沿った
部分を有する点検整備用作業台からなるので、前記柱状
塔容器の内壁を安全に点検整備することができる。特に
前記点検整備用作業台は前記柱状塔容器の横断方向の内
壁面に沿った部分を有しているので前記作業台と前記内
壁面との間の隙間が小さくなっており、落下事故の防止
に有効であるばかりか、円滑な点検整備作業も遂行でき
る。また、当該作業台を用いると、鉄骨等を底面から組
み立てていく場合と異なり、点検整備作業コストを低く
抑えることができる。
【0072】請求項6の本発明は、前記フレームは、前
記フロートを直接固定するフロートレールと、該フロー
トレールが取りつけられる構体フレームとからなる請求
項5記載の点検整備用作業台からなるので、前記フロー
トをまず前記フロートレールに取り付け、その後前記フ
ロートレールに前記構体フレームを取り付けるという、
段階的な組立をすることができ、組立が容易となる。
【0073】請求項7の本発明は、前記構体フレーム
は、前記柱状塔容器の水平方向の内壁面に向かう方向に
伸縮可能である請求項6記載の点検整備用作業台からな
るので、前記柱状塔容器の内径が変化しても前記構体フ
レームの外端部を脱着させることなく、前記作業台を該
内径に合わせた大きさにすることができる。
【0074】
【図面の簡単な説明】
【図1】ダイジェスターの正面図。
【図2】作業台の組立工程を示す平面図。
【図3】作業台の組立工程を示す側面図。
【図4】作業台の骨格となるフレーム類の作業台左半分
の平面図。
【図5】作業台に一部床鈑を載置した作業台右半分の平
面図。
【図6】フロートレールにフロートを取り付けた作業台
右半分の平面図。
【図7】作業台の直径部分の断面図。
【図8】作業台の円周フレームと放射フレームの接合部
を示す半径方向と直交する方向からみた拡大断面図。
【図9】作業台のフレームとフロートレールとの接合部
を示す半径方向と直交する方向からみた拡大断面図。
【図10】作業台のフレームとフロートレールとの接合
部をセンターパイプ方向からみた断面図。
【図11】作業台全体の概略平面図。
【図12】ストッパーアームを作業台に取り付けた場合
の概略平面図。
【図13】作業台が最も大径のときにストッパーアーム
を作業台に取り付けた状態の側面図。
【図14】(a)は作業台が最も小径のときにストッパ
ーアームを作業台に取り付けた状態の側面図、(b)は
横軸カバーの横断面図、(c)は第1押え板の正面図。
【図15】図13のストッパーアームのA−A線断面
図。
【符号の説明】
2 ダイジェスター 33 作業台 34 フロート 40 フロートレール 46 第1円周フレーム 48 第2円周フレーム 50 第3円周フレーム 52 第4円周フレーム 54 第5円周フレーム 55 第6円周フレーム 56 第1放射フレーム 58 第2放射フレーム 60 第3放射フレーム 62 第4放射フレーム 66 床鈑 100 ストッパーアーム
フロントページの続き (72)発明者 中ノ瀬 徳光 神奈川県横浜市西区北幸1丁目4番1号 株式会社マブチ内 (72)発明者 尾原 勲 鳥取県米子市吉岡373 新王子製紙株式会 社米子工場内 (72)発明者 野坂 恭 鳥取県米子市吉岡373 新王子製紙株式会 社米子工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱状塔容器内へ流体を注入し、 前記流体が所望のレベルに達したら、該流体に浮かぶ筏
    状の作業台を組み立て、 この作業台に作業員が乗り前記柱状塔容器内を点検整備
    し、 点検整備終了後、前記柱状塔容器内で作業台を解体す
    る、ことからなる柱状塔容器内壁の点検整備方法。
  2. 【請求項2】 柱状塔容器内に注入された流体に浮かべ
    て使用されると共に前記柱状塔容器の横断方向の内壁面
    に沿った部分を有する筏状の作業員が乗るようにした作
    業台からなる前記柱状塔容器内壁の点検整備用作業台。
  3. 【請求項3】 前記点検整備用作業台は、前記柱状塔容
    器の横断方向の内壁に沿った部分が組みはずし可能に構
    成されている請求項2記載の点検整備用作業台。
  4. 【請求項4】 前記点検整備用作業台を前記流体に浮か
    んだ状態で前記柱状塔容器の内壁面に対して固定させる
    ようにストッパーを有する請求項2記載の点検整備用作
    業台。
  5. 【請求項5】 作業員が乗るようにした柱状塔容器内壁
    の点検整備用作業台であって、前記作業台は、 フロートと、 前記フロートを固定すると共に筏状に組まれたフレーム
    と、 前記フレームに載置されると共に足場を形成する床材
    と、からなり、前記作業台は前記柱状塔容器内に注入さ
    れた流体に浮かべて使用されると共に、前記柱状塔容器
    の横断方向の内壁面に沿った部分を有する点検整備用作
    業台。
  6. 【請求項6】 前記フレームは、前記フロートを直接固
    定するフロートレールと、該フロートレールが取りつけ
    られる構体フレームとからなる請求項5記載の点検整備
    用作業台。
  7. 【請求項7】 前記構体フレームは、前記柱状塔容器の
    水平方向の内壁面に向かう方向に伸縮可能である請求項
    6記載の点検整備用作業台。
JP8050999A 1996-02-14 1996-02-14 柱状塔容器内壁の点検整備方法 及び点検整備用作業台 Pending JPH09217481A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8050999A JPH09217481A (ja) 1996-02-14 1996-02-14 柱状塔容器内壁の点検整備方法 及び点検整備用作業台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8050999A JPH09217481A (ja) 1996-02-14 1996-02-14 柱状塔容器内壁の点検整備方法 及び点検整備用作業台

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09217481A true JPH09217481A (ja) 1997-08-19

Family

ID=12874497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8050999A Pending JPH09217481A (ja) 1996-02-14 1996-02-14 柱状塔容器内壁の点検整備方法 及び点検整備用作業台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09217481A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011525576A (ja) * 2008-06-23 2011-09-22 インテリジェント タワー ソリューションズ アンパーツゼルスカブ プラットフォーム、特に筒状の塔についての内部プラットフォーム
KR20210073776A (ko) * 2019-12-11 2021-06-21 한전케이피에스 주식회사 발전소의 배럴 룸 내부 설치용 작업대

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011525576A (ja) * 2008-06-23 2011-09-22 インテリジェント タワー ソリューションズ アンパーツゼルスカブ プラットフォーム、特に筒状の塔についての内部プラットフォーム
KR20210073776A (ko) * 2019-12-11 2021-06-21 한전케이피에스 주식회사 발전소의 배럴 룸 내부 설치용 작업대

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4057943A (en) Modular scaffolding for assembling the inside of an LNG vessel
WO2013119836A1 (en) Suspension connector system configured for use with suspended scaffolding, and related methods
US10337194B2 (en) Work platform system configured for use structure with internal cavity, and related methods of assembly and use
JPH09217481A (ja) 柱状塔容器内壁の点検整備方法 及び点検整備用作業台
WO2011070997A1 (ja) 原子炉容器補修工法
JP6401937B2 (ja) 作業用足場及びその設置方法
JP5351372B2 (ja) はしご
KR101707404B1 (ko) 화물창 점검용 갠트리 타워 크레인의 설치방법
RU202754U1 (ru) Грузоподъемный механизм для спуска и подъема кассет огнепреградителей на резервуарах вертикальных стальных
JP5569737B2 (ja) 点検用架台および点検用架台の設置方法
CN112357763B (zh) 一种集装箱货船舱试箱工装及试箱方法
WO2019024290A1 (zh) 一种双曲面线型舱室脚手架装置搭设方法
JP4456545B2 (ja) バラストタンク補修等用仮設足場装置
JP3010254U (ja) 橋脚用一体型移動足場
JP2011127391A (ja) サプレッションチェンバ等の容器内の吊り架台装置及び吊り架台工法
JPS58185856A (ja) Src構造梁構築用の作業用足場兼支保工
JP2012210884A (ja) 可搬式足場
US20240021330A1 (en) Floating maintenance platform for nuclear facility
JP4486736B2 (ja) 横隔膜貯槽
JPS6034709Y2 (ja) 吊り治具
JP4160938B2 (ja) 煙突内落下物防護装置及び方法
US5007500A (en) Device for the maintenance of large-capacity containers
US2663597A (en) Scaffolding device
RU2375240C1 (ru) Подкрепление палубы
JP4149389B2 (ja) ドーム型屋根の架設方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20051102

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060324

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090121

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A977 Report on retrieval

Effective date: 20090122

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090323

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090415

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090708

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090807

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130814

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250