JPH0921676A - 液位計 - Google Patents
液位計Info
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- JPH0921676A JPH0921676A JP17074795A JP17074795A JPH0921676A JP H0921676 A JPH0921676 A JP H0921676A JP 17074795 A JP17074795 A JP 17074795A JP 17074795 A JP17074795 A JP 17074795A JP H0921676 A JPH0921676 A JP H0921676A
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- Japan
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- heat
- temperature
- resistant
- liquid level
- phase part
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- Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 大きい耐熱性をもたせるとともに、外乱の影
響に左右されず正確に液位を検出する。 【構成】 複数の耐熱温度計測体4a,4b……4n−
1,4nそれぞれの耐熱感熱部4Aを、互いに上下方向
に所定の間隔hを有して配列して、溶融混合槽3や熱分
解槽のような高温槽の内部に配置する。
響に左右されず正確に液位を検出する。 【構成】 複数の耐熱温度計測体4a,4b……4n−
1,4nそれぞれの耐熱感熱部4Aを、互いに上下方向
に所定の間隔hを有して配列して、溶融混合槽3や熱分
解槽のような高温槽の内部に配置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、プラス
チック廃棄物から有用な生成油成分を製造する油化装置
の溶融混合槽や熱分解槽のような、高温槽内の液位の検
出に好適な液位計に関する。
チック廃棄物から有用な生成油成分を製造する油化装置
の溶融混合槽や熱分解槽のような、高温槽内の液位の検
出に好適な液位計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液面(液位)を検出する液位
計として、静電容量式液位計、差圧変換式液位計および
フロート式液位計などが知られている。しかし、これら
従来の液位計は、たとえば、プラスチック廃棄物から有
用な生成油成分を製造する油化装置の溶融混合槽や熱分
解槽のような、高温槽内の液位を検出するのに適してい
ないといえる。
計として、静電容量式液位計、差圧変換式液位計および
フロート式液位計などが知られている。しかし、これら
従来の液位計は、たとえば、プラスチック廃棄物から有
用な生成油成分を製造する油化装置の溶融混合槽や熱分
解槽のような、高温槽内の液位を検出するのに適してい
ないといえる。
【0003】すなわち、前述の液位計では、400゜C
以上の高温域で使用可能な耐熱性を有していない。油化
装置の熱分解槽では、溶融混合槽から移送された溶融プ
ラスチックを約350゜C〜450゜Cに加熱して熱分
解させるので、熱分解槽の高温液位の検出に使用できな
い。また、溶融混合槽に供給されたプラスチック(固
体)は加熱されることで液体に形態変化するとともに、
攪拌装置により攪拌される。したがって、固体から液体
への形態変化初期の高粘度域において、粘度の高いプラ
スチックの攪拌流が液位計に負荷されることになる。こ
のため、静電容量式液位計あるいはフロート式液位計を
使用すると、静電容量式液位計の電極やフロート式液位
計の可動部などが損傷して、液位検出の不能な状態を招
く虞れがある。特に、静電容量式液位計では、電極にカ
ーボンが付着すると、誘電率が変動して正確な液位検出
を妨げることになる。さらに、溶融プラスチックの種類
および温度によって比重が変動するので、差圧変換式液
位計では正確な液位検出がきわめて困難である。つま
り、溶融プラスチックの攪拌流や異物の付着および比重
変動などの外乱の影響を受けやすく正確な液位の検出が
困難な欠点がある。
以上の高温域で使用可能な耐熱性を有していない。油化
装置の熱分解槽では、溶融混合槽から移送された溶融プ
ラスチックを約350゜C〜450゜Cに加熱して熱分
解させるので、熱分解槽の高温液位の検出に使用できな
い。また、溶融混合槽に供給されたプラスチック(固
体)は加熱されることで液体に形態変化するとともに、
攪拌装置により攪拌される。したがって、固体から液体
への形態変化初期の高粘度域において、粘度の高いプラ
スチックの攪拌流が液位計に負荷されることになる。こ
のため、静電容量式液位計あるいはフロート式液位計を
使用すると、静電容量式液位計の電極やフロート式液位
計の可動部などが損傷して、液位検出の不能な状態を招
く虞れがある。特に、静電容量式液位計では、電極にカ
ーボンが付着すると、誘電率が変動して正確な液位検出
を妨げることになる。さらに、溶融プラスチックの種類
および温度によって比重が変動するので、差圧変換式液
位計では正確な液位検出がきわめて困難である。つま
り、溶融プラスチックの攪拌流や異物の付着および比重
変動などの外乱の影響を受けやすく正確な液位の検出が
困難な欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の液位計では、耐
熱性が小さく高温液位の検出に使用できない。また、溶
融プラスチックの攪拌流や異物の付着および比重変動な
どの外乱の影響を受けやすく正確な液位の検出が困難な
欠点を有している。そこで、請求項1記載の発明は、大
きい耐熱性をもたせるとともに、外乱の影響に左右され
ず正確な液位の検出を可能にする液位計を提供すること
を目的としたものである。請求項2記載の発明は、液位
の検出を容易にすることを目的としたものである。
熱性が小さく高温液位の検出に使用できない。また、溶
融プラスチックの攪拌流や異物の付着および比重変動な
どの外乱の影響を受けやすく正確な液位の検出が困難な
欠点を有している。そこで、請求項1記載の発明は、大
きい耐熱性をもたせるとともに、外乱の影響に左右され
ず正確な液位の検出を可能にする液位計を提供すること
を目的としたものである。請求項2記載の発明は、液位
の検出を容易にすることを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、複数の耐熱温度計測体それ
ぞれの耐熱感熱部が上下方向に配列されていることを特
徴としたものである。被液位検出槽内において、加熱溶
融された液相部と上位の気相部では両者の熱容量差によ
り温度差を生じ、液相部の温度が気相部の温度よりも僅
かに(2゜C〜10゜C程度)高くなる。したがって、
上下方向に配列されている複数の耐熱感熱部において、
液相部に浸漬している耐熱感熱部をもつ耐熱温度計測体
によって検出される温度は、気相部に臨んでいる耐熱感
熱部をもつ耐熱温度計測体によって検出される温度より
も僅かに高くなる。これにより、高温を検出している耐
熱温度計測体における最上位の耐熱温度計測体のもつ耐
熱感熱部のレベルを被液位検出槽内の液位として特定す
ることができる。また、耐熱温度計測体固有の耐熱性に
より450゜C程度の高温域でも十分に使用できるとと
もに、外乱の影響に左右されない特性を付与することが
可能である。前記目的を達成するために、請求項2記載
の発明は、前記複数の耐熱温度計測体それぞれの少なく
とも耐熱感熱部を冷却する冷却手段が設けられているこ
とを特徴としたものである。その結果、冷却手段により
同一冷却条件で複数の耐熱温度計測体それぞれの少なく
とも耐熱感熱部を冷却しても、液相部と気相部との熱容
量差によって、液相部に浸漬している耐熱感熱部と気相
部に臨んでいる耐熱感熱部の冷却度に差を生じ、気相部
に臨んでいる耐熱感熱部の冷却度が高くなって、液相部
と気相部の実温度差よりも大きい温度差に変換して検出
することになる。つまり、高温を検出している耐熱温度
計測体における最上位の耐熱温度計測体によって検出し
た液相部の実温度と、低温を検出している耐熱温度計測
体における最下位の耐熱温度計測体によって検出した気
相部の実温度との実温度差よりも大きい温度差に変換し
て検出することができる。
に、請求項1記載の発明は、複数の耐熱温度計測体それ
ぞれの耐熱感熱部が上下方向に配列されていることを特
徴としたものである。被液位検出槽内において、加熱溶
融された液相部と上位の気相部では両者の熱容量差によ
り温度差を生じ、液相部の温度が気相部の温度よりも僅
かに(2゜C〜10゜C程度)高くなる。したがって、
上下方向に配列されている複数の耐熱感熱部において、
液相部に浸漬している耐熱感熱部をもつ耐熱温度計測体
によって検出される温度は、気相部に臨んでいる耐熱感
熱部をもつ耐熱温度計測体によって検出される温度より
も僅かに高くなる。これにより、高温を検出している耐
熱温度計測体における最上位の耐熱温度計測体のもつ耐
熱感熱部のレベルを被液位検出槽内の液位として特定す
ることができる。また、耐熱温度計測体固有の耐熱性に
より450゜C程度の高温域でも十分に使用できるとと
もに、外乱の影響に左右されない特性を付与することが
可能である。前記目的を達成するために、請求項2記載
の発明は、前記複数の耐熱温度計測体それぞれの少なく
とも耐熱感熱部を冷却する冷却手段が設けられているこ
とを特徴としたものである。その結果、冷却手段により
同一冷却条件で複数の耐熱温度計測体それぞれの少なく
とも耐熱感熱部を冷却しても、液相部と気相部との熱容
量差によって、液相部に浸漬している耐熱感熱部と気相
部に臨んでいる耐熱感熱部の冷却度に差を生じ、気相部
に臨んでいる耐熱感熱部の冷却度が高くなって、液相部
と気相部の実温度差よりも大きい温度差に変換して検出
することになる。つまり、高温を検出している耐熱温度
計測体における最上位の耐熱温度計測体によって検出し
た液相部の実温度と、低温を検出している耐熱温度計測
体における最下位の耐熱温度計測体によって検出した気
相部の実温度との実温度差よりも大きい温度差に変換し
て検出することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態を示す
縦断面図、図2は要部の拡大断面図であり、これらの図
において、液位計1は、内部に攪拌装置2を備えた溶融
混合槽3の所定位置に設けられている。この液位計1
は、複数の耐熱温度計測体4a,4b……4n−1,4
nそれぞれの耐熱感熱部4Aが互いに上下方向に所定の
間隔hを有して配列された構造になっている。
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態を示す
縦断面図、図2は要部の拡大断面図であり、これらの図
において、液位計1は、内部に攪拌装置2を備えた溶融
混合槽3の所定位置に設けられている。この液位計1
は、複数の耐熱温度計測体4a,4b……4n−1,4
nそれぞれの耐熱感熱部4Aが互いに上下方向に所定の
間隔hを有して配列された構造になっている。
【0007】すなわち、複数の耐熱温度計測体4a,4
b……4n−1,4nは、それぞれ金属製の保護管5に
よって被覆された熱電対6によってなり、両端部を溶融
混合槽3の外部に導出したコ字状の保持管7に上下に二
分割して収容されている。そして、熱電対6の測温接点
6Aと、この測温接点6Aを被覆している保護管5の先
端部、つまり、複数の耐熱温度計測体4a,4b……4
n−1,4nそれぞれの耐熱感熱部4Aは、コ字状の保
持管7から溶融混合槽3の内部に僅かに突出している。
また、上下に二分割してコ字状の保持管7に収容されて
いる複数の耐熱温度計測体4a,4b……4n−1,4
nにおける熱電対6の基準接点(図示省略)は、コ字状
の保持管7の両端外部において端子ボックス8内で別個
に補償導線9の入力端に電気的に接続され、補償導線9
の出力端は、液位表示装置10に別個に電気的に接続さ
れている。なお、溶融混合槽3は、図示していない加熱
手段により壁温が300゜C〜340゜C程度に加熱さ
れ、押出機(図示省略)によって供給されたプラスチッ
ク廃棄物を溶融し、かつ攪拌装置2により攪拌するよう
になっている。
b……4n−1,4nは、それぞれ金属製の保護管5に
よって被覆された熱電対6によってなり、両端部を溶融
混合槽3の外部に導出したコ字状の保持管7に上下に二
分割して収容されている。そして、熱電対6の測温接点
6Aと、この測温接点6Aを被覆している保護管5の先
端部、つまり、複数の耐熱温度計測体4a,4b……4
n−1,4nそれぞれの耐熱感熱部4Aは、コ字状の保
持管7から溶融混合槽3の内部に僅かに突出している。
また、上下に二分割してコ字状の保持管7に収容されて
いる複数の耐熱温度計測体4a,4b……4n−1,4
nにおける熱電対6の基準接点(図示省略)は、コ字状
の保持管7の両端外部において端子ボックス8内で別個
に補償導線9の入力端に電気的に接続され、補償導線9
の出力端は、液位表示装置10に別個に電気的に接続さ
れている。なお、溶融混合槽3は、図示していない加熱
手段により壁温が300゜C〜340゜C程度に加熱さ
れ、押出機(図示省略)によって供給されたプラスチッ
ク廃棄物を溶融し、かつ攪拌装置2により攪拌するよう
になっている。
【0008】前記構成において、溶融混合槽3内におい
て、加熱溶融された液相部3Aと上位の気相部3Bで
は、両者の熱容量差により温度差を生じ、液相部3Aの
温度が気相部3Bの温度よりも僅かに(2゜C〜10゜
C程度)高くなる。したがって、互いに上下方向に所定
の間隔hを有して配列されている複数の耐熱感熱部4A
において、液相部3Aに浸漬している耐熱感熱部4Aを
もつ耐熱温度計測体(たとえば4f〜4n)によって検
出されて液位表示装置10にる温度は、気相部4Bに臨
んでいる耐熱感熱部4Aをもつ耐熱温度計測体(たとえ
ば4a〜4e)によって検出される温度よりも僅かに高
くなり、この状態が液位表示装置10に表示される。こ
れにより、高温を検出している耐熱温度計測体4f〜4
nにおける最上位の耐熱温度計測体4fのもつ耐熱感熱
部4Aのレベルを溶融混合槽3内の液位として特定する
ことができる。
て、加熱溶融された液相部3Aと上位の気相部3Bで
は、両者の熱容量差により温度差を生じ、液相部3Aの
温度が気相部3Bの温度よりも僅かに(2゜C〜10゜
C程度)高くなる。したがって、互いに上下方向に所定
の間隔hを有して配列されている複数の耐熱感熱部4A
において、液相部3Aに浸漬している耐熱感熱部4Aを
もつ耐熱温度計測体(たとえば4f〜4n)によって検
出されて液位表示装置10にる温度は、気相部4Bに臨
んでいる耐熱感熱部4Aをもつ耐熱温度計測体(たとえ
ば4a〜4e)によって検出される温度よりも僅かに高
くなり、この状態が液位表示装置10に表示される。こ
れにより、高温を検出している耐熱温度計測体4f〜4
nにおける最上位の耐熱温度計測体4fのもつ耐熱感熱
部4Aのレベルを溶融混合槽3内の液位として特定する
ことができる。
【0009】複数の耐熱温度計測体4a,4b……4n
−1,4nは、それぞれ金属製の保護管5によって被覆
された熱電対6によって構成されているので、300゜
C〜340゜C程度の溶融混合槽3での使用は勿論のこ
と、溶融混合槽3から移送された溶融プラスチックを約
350゜C〜450゜Cの高温域に加熱して熱分解させ
る熱分解槽(図示省略)でも十分に使用できる。しか
も、複数の耐熱温度計測体4a,4b……4n−1,4
nそれぞれの耐熱感熱部4Aを、コ字状の保持管7から
溶融混合槽3の内部に僅かに突出させた構造になってい
るので、外乱の影響に左右されることはない。すなわ
ち、溶融混合槽3内における固体から液体への形態変化
初期の高粘度域において、粘度の高いプラスチックの攪
拌流が耐熱感熱部4Aに負荷されても、耐熱感熱部4A
が損傷することはない。また、耐熱感熱部4Aにカーボ
ンなどの異物が付着したとしても温度検出を妨げる原因
にならない。さらに、溶融プラスチックの種類および温
度によって比重が変動しても温度検出を妨げる原因にな
らない。したがって、溶融プラスチックの攪拌流や異物
の付着および比重変動などの外乱の影響に左右されず、
正確に液位を検出することができる。
−1,4nは、それぞれ金属製の保護管5によって被覆
された熱電対6によって構成されているので、300゜
C〜340゜C程度の溶融混合槽3での使用は勿論のこ
と、溶融混合槽3から移送された溶融プラスチックを約
350゜C〜450゜Cの高温域に加熱して熱分解させ
る熱分解槽(図示省略)でも十分に使用できる。しか
も、複数の耐熱温度計測体4a,4b……4n−1,4
nそれぞれの耐熱感熱部4Aを、コ字状の保持管7から
溶融混合槽3の内部に僅かに突出させた構造になってい
るので、外乱の影響に左右されることはない。すなわ
ち、溶融混合槽3内における固体から液体への形態変化
初期の高粘度域において、粘度の高いプラスチックの攪
拌流が耐熱感熱部4Aに負荷されても、耐熱感熱部4A
が損傷することはない。また、耐熱感熱部4Aにカーボ
ンなどの異物が付着したとしても温度検出を妨げる原因
にならない。さらに、溶融プラスチックの種類および温
度によって比重が変動しても温度検出を妨げる原因にな
らない。したがって、溶融プラスチックの攪拌流や異物
の付着および比重変動などの外乱の影響に左右されず、
正確に液位を検出することができる。
【0010】一方、図3に示すように、たとえば、冷媒
が循環する二重管によってなる冷却手段11を保持管7
に挿入して、複数の耐熱温度計測体4a,4b……4n
−1,4nそれぞれの耐熱感熱部4A付近を冷却する
(望ましくは、複数の耐熱温度計測体4a,4b……4
n−1,4nそれぞれの耐熱感熱部4Aのみを冷却す
る)ことにより、液位の検出を容易にすることができ
る。
が循環する二重管によってなる冷却手段11を保持管7
に挿入して、複数の耐熱温度計測体4a,4b……4n
−1,4nそれぞれの耐熱感熱部4A付近を冷却する
(望ましくは、複数の耐熱温度計測体4a,4b……4
n−1,4nそれぞれの耐熱感熱部4Aのみを冷却す
る)ことにより、液位の検出を容易にすることができ
る。
【0011】すなわち、冷却手段11により同一冷却条
件で複数の耐熱温度計測体4a,4b……4n−1,4
nそれぞれの耐熱感熱部4A付近を冷却しても、液相部
3Aと気相部3Bとの熱容量差によって、液相部3Aに
浸漬している耐熱感熱部4A(たとえば耐熱温度計測体
4f〜4nの耐熱感熱部4A)と気相部4Bに臨んでい
る耐熱感熱部4A(たとえば耐熱温度計測体4a〜4e
の耐熱感熱部4A)の冷却度に差を生じ、気相部4Bに
臨んでいる耐熱感熱部4Aの冷却度が高くなって、液相
部4Aと気相部4Bの実温度差よりも大きい温度差に変
換して検出することになる。つまり、高温を検出してい
る耐熱温度計測体4f〜4nにおける最上位の耐熱温度
計測体4fによって検出した液相部4Aの実温度と、低
温を検出している耐熱温度計測体4a〜4eにおける最
下位の耐熱温度計測体4eによって検出した気相部4B
の実温度との実温度差よりも大きい温度差に変換して検
出することができるので、たとえ液相部4Aと気相部4
Bの実温度差が小さくても、大きい温度差に変換して液
位表示装置10に表示されるので、最上位の耐熱温度計
測体4fのもつ耐熱感熱部4Aのレベルを溶融混合槽3
内の液位として特定することが容易になる。つまり、液
位の検出が容易になる。
件で複数の耐熱温度計測体4a,4b……4n−1,4
nそれぞれの耐熱感熱部4A付近を冷却しても、液相部
3Aと気相部3Bとの熱容量差によって、液相部3Aに
浸漬している耐熱感熱部4A(たとえば耐熱温度計測体
4f〜4nの耐熱感熱部4A)と気相部4Bに臨んでい
る耐熱感熱部4A(たとえば耐熱温度計測体4a〜4e
の耐熱感熱部4A)の冷却度に差を生じ、気相部4Bに
臨んでいる耐熱感熱部4Aの冷却度が高くなって、液相
部4Aと気相部4Bの実温度差よりも大きい温度差に変
換して検出することになる。つまり、高温を検出してい
る耐熱温度計測体4f〜4nにおける最上位の耐熱温度
計測体4fによって検出した液相部4Aの実温度と、低
温を検出している耐熱温度計測体4a〜4eにおける最
下位の耐熱温度計測体4eによって検出した気相部4B
の実温度との実温度差よりも大きい温度差に変換して検
出することができるので、たとえ液相部4Aと気相部4
Bの実温度差が小さくても、大きい温度差に変換して液
位表示装置10に表示されるので、最上位の耐熱温度計
測体4fのもつ耐熱感熱部4Aのレベルを溶融混合槽3
内の液位として特定することが容易になる。つまり、液
位の検出が容易になる。
【0012】なお、前記実施の形態では、複数の耐熱温
度計測体4a,4b……4n−1,4nをコ字状の保持
管7に上下に二分割して収容した構成で説明している
が、図4に示すように、上下方向に真直にのびる保持管
7に複数の耐熱温度計測体4a,4b……4n−1,4
nを収容し、それぞれの耐熱感熱部4Aを互いに上下方
向に所定の間隔hを有して保持管7から僅かに突出させ
て配列した構成であってもよい。また、前記各実施例で
は、耐熱感熱部4Aを互いに上下方向に所定の間隔hを
有して配列しているが、この間隔hをなくし、上下方向
で隣り合う耐熱感熱部4A同士を互いに接触させて密に
配列してもよい。さらに、熱電対6に代えて側温抵抗体
によって複数の耐熱温度計測体4a,4b……4n−
1,4nを構成してもよい。
度計測体4a,4b……4n−1,4nをコ字状の保持
管7に上下に二分割して収容した構成で説明している
が、図4に示すように、上下方向に真直にのびる保持管
7に複数の耐熱温度計測体4a,4b……4n−1,4
nを収容し、それぞれの耐熱感熱部4Aを互いに上下方
向に所定の間隔hを有して保持管7から僅かに突出させ
て配列した構成であってもよい。また、前記各実施例で
は、耐熱感熱部4Aを互いに上下方向に所定の間隔hを
有して配列しているが、この間隔hをなくし、上下方向
で隣り合う耐熱感熱部4A同士を互いに接触させて密に
配列してもよい。さらに、熱電対6に代えて側温抵抗体
によって複数の耐熱温度計測体4a,4b……4n−
1,4nを構成してもよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、400゜C以上の高温域でも十分に使用できる。
しかも、固体から液体への形態変化初期の高粘度域にお
いて、粘度の高いプラスチックの攪拌流が負荷されても
損傷することはない。また、耐熱感熱部にカーボンなど
の異物が付着したとしても温度検出を妨げる原因になら
ない。さらに、溶融プラスチックの種類および温度によ
って比重が変動しても温度検出を妨げる原因にならな
い。したがって、溶融プラスチックの攪拌流や異物の付
着および比重変動などの外乱の影響に左右されず、正確
に液位を検出することができる。請求項2記載の発明
は、被液位検出槽内の液相部と気相部との熱容量差によ
って、液相部に浸漬している耐熱感熱部と気相部に臨ん
でいる耐熱感熱部の冷却度に差を生じさせて、液相部と
気相部の実温度差よりも大きい温度差に変換して検出す
ることができるので、たとえ液相部4Aと気相部4Bの
実温度差が小さくても、液位の検出が容易になる。
明は、400゜C以上の高温域でも十分に使用できる。
しかも、固体から液体への形態変化初期の高粘度域にお
いて、粘度の高いプラスチックの攪拌流が負荷されても
損傷することはない。また、耐熱感熱部にカーボンなど
の異物が付着したとしても温度検出を妨げる原因になら
ない。さらに、溶融プラスチックの種類および温度によ
って比重が変動しても温度検出を妨げる原因にならな
い。したがって、溶融プラスチックの攪拌流や異物の付
着および比重変動などの外乱の影響に左右されず、正確
に液位を検出することができる。請求項2記載の発明
は、被液位検出槽内の液相部と気相部との熱容量差によ
って、液相部に浸漬している耐熱感熱部と気相部に臨ん
でいる耐熱感熱部の冷却度に差を生じさせて、液相部と
気相部の実温度差よりも大きい温度差に変換して検出す
ることができるので、たとえ液相部4Aと気相部4Bの
実温度差が小さくても、液位の検出が容易になる。
【図1】請求項1記載の発明の実施の形態を示す縦断面
図である。
図である。
【図2】要部の拡大断面図である。
【図3】請求項2記載の発明の実施の形態を示す拡大断
面図である。
面図である。
【図4】請求項1記載の発明の他の実施の形態を示す縦
断面図である。
断面図である。
1 熱分解槽 3 反応槽 4 触媒 7 熱分解ガス冷却装置 8 外部加熱手段 30 筒状のシェル 31 導入管 31B 導入管の上端開口部 32 環状の接触反応通路
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の耐熱温度計測体それぞれの耐熱感
熱部が上下方向に配列されていることを特徴とする液位
計。 - 【請求項2】 前記複数の耐熱温度計測体それぞれの少
なくとも耐熱感熱部を冷却する冷却手段が設けられてい
ることを特徴とする請求項1記載の液位計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17074795A JPH0921676A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 液位計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17074795A JPH0921676A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 液位計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0921676A true JPH0921676A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=15910646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17074795A Pending JPH0921676A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 液位計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0921676A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7313976B2 (en) * | 2003-11-05 | 2008-01-01 | Geoffrey Swain | Techniques for dynamically testing and evaluating materials and coatings in moving solutions |
CN100383497C (zh) * | 2006-06-07 | 2008-04-23 | 李学哲 | 多功能发气量测定仪 |
JP2013007721A (ja) * | 2011-06-27 | 2013-01-10 | Toshiba Corp | 原子力発電所の水位温度検出装置 |
-
1995
- 1995-07-06 JP JP17074795A patent/JPH0921676A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7313976B2 (en) * | 2003-11-05 | 2008-01-01 | Geoffrey Swain | Techniques for dynamically testing and evaluating materials and coatings in moving solutions |
CN100383497C (zh) * | 2006-06-07 | 2008-04-23 | 李学哲 | 多功能发气量测定仪 |
JP2013007721A (ja) * | 2011-06-27 | 2013-01-10 | Toshiba Corp | 原子力発電所の水位温度検出装置 |
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