JPH09216072A - 抵抗溶接機の制御装置 - Google Patents

抵抗溶接機の制御装置

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JPH09216072A
JPH09216072A JP8020883A JP2088396A JPH09216072A JP H09216072 A JPH09216072 A JP H09216072A JP 8020883 A JP8020883 A JP 8020883A JP 2088396 A JP2088396 A JP 2088396A JP H09216072 A JPH09216072 A JP H09216072A
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JP
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welding
characteristic value
temperature distribution
nugget
estimating
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JP8020883A
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English (en)
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Yasuhiro Goto
康宏 後藤
Koji Fujii
孝治 藤井
Makoto Riyuudou
誠 龍堂
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は推算した溶接部の温度分布と必要なナ
ゲットを比較して溶接機の出力を制御することで、必要
なナゲットを得ることが可能な抵抗溶接機の制御装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】溶接電流検出手段5、電極間電圧検出手段
6、温度分布を推算する温度分布推算手段9、電極損耗
特性値を推算する電極損耗特性値推算手段14、前記電
極損耗特性値を用いて前記温度分布推算手段を調整する
調整手段24と前記の温度分布により溶接条件を制御す
る制御手段13を備えて、調整した温度分布推算手段に
よって推算した温度分布と必要なナゲットを比較して溶
接条件を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特にスポット溶接に
用いる抵抗溶接機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】抵抗溶接、特にスポット溶接は鋼板を使
用する種々の製品に用いられているが、近年その溶接不
良が増大する傾向にある。すなわち、従来は一般に軟鋼
板が被溶接材であったことから通電不良も少なく、溶接
条件を一定に管理すれば溶接品質も比較的安定に保つこ
とができた。しかし、軟鋼板に代わって亜鉛メッキ鋼板
や高張力鋼板が多量に使用されはじめ、溶接不良の発生
が増大している。このような背景から単に溶接条件を監
視するのみのものではなく、溶接品質を精度良く制御可
能な装置の出現が待たれていた。
【0003】この課題に対し、溶接機を直接制御するも
のではないが類似の技術として溶接終了後にその溶接結
果の良否を判別する目的でこれまで種々の溶接品質監視
装置が開発されてきた。溶接結果の良否が判定できれば
その次回の溶接にはその結果を反映させることができ
る。たとえば、これまで開発されたものに、(1)溶接
電流と溶接電圧からチップ間抵抗を求め、その変化パタ
ーンから溶接結果の良否を判定するもので、その一例と
して特開昭56−158286号公報に開示されたも
の、(2)チップ間電圧と、あらかじめ設定した基準電
圧の時間的変化とを比較し、その差が許容値内か否かに
より良否を判定するもので、その一例として特公昭59
−14312号公報に開示されたもの、さらに、チップ
間電圧より溶接部の発熱に有効に寄与する有効成分を抽
出し、有効成分の時間積分値から溶接結果の良否を判定
するもので、その一例として特公昭59−40550号
公報、特開昭59−61580号公報に開示されたも
の、(3)発熱温度を検出し、その温度変化パターンか
ら溶接結果の良否を判定するもので、その一例として特
開平1−216246号公報に開示されたもの、(4)
被溶接材間に超音波を透過させ、その透過量から溶接結
果の良否を判定するもので、その一例として特開昭52
−94841号公報に開示されたもの、(5)電極チッ
プの溶接中の変位を用いたもので、その一例として特公
昭60−40955号公報に開示されたもの、(6)溶
接電流を検出し、その上下限値を監視し溶接結果を一定
にしようとするもの、(7)熱伝導モデルを用い、ナゲ
ット径をコンピュータを用いて算出するもので、その一
例として佐野:スポット溶接での通電路と温度分布の数
値解析法に関する研究、大阪大学大学院溶接専攻修士論
文(昭和54年)、西宇:抵抗スポット溶接用数値計算
援用形品質モニタリングの高速化に関する研究、大阪大
学大学院溶接専攻修士論文(平成3年)に開示されたも
の、等がある。
【0004】また、溶接機を直接制御するものとして
は、(8)熱伝導モデルから母材温度分布を算出しその
温度分布からナゲット径を推算すると共に溶接中の電極
移動量を用いて温度分布を修正するもので、特公平7−
16791号公報がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの方式におい
て、(1)はチップ先端部の圧潰や分流を生じた場合や
被溶接材の材質が亜鉛メッキ鋼板の場合には抵抗の変化
パターンが一様でなく、溶接結果の良否判定が困難とな
る。また、(2)は共チップの圧潰、板厚の変化等、溶
接状態が変化する度に溶接結果の判定条件を再設定しな
ければならず、実用上良否判定を正確に行うことは困難
である。(3)、(4)については、温度検出装置、超
音波の発信、受信装置の設置、取り付け方法において現
場作業上適用困難な問題をかかえている。(5)は溶接
現場作業に使用した場合の、ノイズの混入、微少変位測
定の困難さ、抵抗溶接機の機械強度の個体差等により実
用には問題がある。(6)はコスト的には安価で、容易
に実現でき、電源の故障、二次導体の断線などの発見に
は有効であるが、チップ先端部の圧潰や分流など、電流
密度の低下による溶接部の品質劣化は判別できない。
【0006】また、これらの従来の各種溶接品質監視装
置は、それぞれの溶接材料ごとに溶接現場で予備実験を
行い、溶接品質と判別基準の関係を予め求めておくとい
う作業が不可欠となり、その判別結果も溶接部の良否を
おおまかに判別し得るにすぎなかった。(7)は前記の
問題点を解消できる可能性をもっており熱伝導方程式を
解くのに時間を要するのが最大の欠点となっていた。こ
のため、高速でナゲット径を演算する手法が考案され、
溶接終了後ではあるが溶接現場において全溶接打点をモ
ニターする装置が実用化されている。
【0007】したがって、抵抗溶接機に(7)、(8)
を除く従来の溶接品質監視装置を併用しても、溶接部の
品質不良が発生し、手直しが必要となるばかりか場合に
よっては製品を破棄したり、市場で問題をおこす場合も
発生した。また、(7)の方式によっても、溶接結果が
判別できるのは溶接終了後であり、溶接機そのものの出
力を制御し必要とするナゲットを確保するものではない
という課題があった。また連続打点を行う場合には電極
損耗の考慮を行う必要があるという課題があった。さら
に、(8)は(7)を一歩進めた方式であるが、電極の
移動量を用いているため移動量の検出装置が必要となり
コスト高となる。さらに溶接位置が被溶接材の端部ある
いは被溶接材同士の合いが悪い場合には適用できないと
いう課題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1手段では、
溶接電流検出手段と、電極間電圧検出手段と、前記検出
手段により検出した溶接電流および電極間電圧の経時変
化から溶接部の温度分布を推算する温度分布推算手段
と、前記溶接電流および前記電極間電圧の経時変化から
電極損耗特性値を推算する電極損耗特性値推算手段と、
前記電極損耗特性値により前記温度分布推算手段を調整
する調整手段と、前記温度分布により溶接条件を制御す
る制御手段により構成されたものである。
【0009】さらに第2手段では、溶接電流検出手段
と、電極間電圧検出手段と、前記検出手段により検出し
た溶接電流および電極間電圧の経時変化から溶接部の温
度分布を推算する温度分布推算手段と、前記溶接電流お
よび前記電極間電圧の経時変化からニューラルネットワ
ークを用いて電極損耗特性値を推算するニューロ・電極
損耗特性値推算手段と、前記電極損耗特性値により前記
温度分布推算手段を調整する調整手段と、前記温度分布
により溶接条件を制御する制御手段により構成されたも
のである。
【0010】さらに第3手段では、第1または第2手段
と共に、電極損耗特性値を打点毎に記憶する電極損耗特
性値記憶手段と、予め設定した打点について記憶した前
記の記憶した電極損耗特性値を用いて前記温度分布推算
手段を調整する調整手段により構成されたものである。
【0011】さらに第4手段では第3手段と共に、各溶
接打点の設定条件を記憶する設定条件記憶手段と、予め
設定した打点について前記設定条件別に、前記の記憶し
た電極損耗特性値を用いて前記温度分布推算手段を調整
する調整手段により構成されたものである。
【0012】さらに第5手段では、溶接電流検出手段
と、電極間電圧検出手段と、前記検出手段により検出し
た溶接電流および電極間電圧の経時変化から溶接部の温
度分布およびナゲット寸法特性値1を推算する温度分布
推算手段と、前記溶接電流および前記電極間電圧の経時
変化からニューラルネットワークを用いてナゲット寸法
特性値2を推算するニューロ・ナゲット推算手段と、前
記温度分布推算手段により推算されたナゲット寸法特性
値1と前記ニューロ・ナゲット推算手段により推算され
たナゲット寸法特性値2を比較して前記温度分布推算手
段を調整する調整手段と、前記温度分布推算手段の出力
を用いて溶接条件を制御する制御手段により構成された
ものである。
【0013】さらに第6手段では、第5手段と共に、前
記の推算したナゲット寸法値1を打点毎に記憶するナゲ
ット寸法特性値記憶手段と、ナゲット寸法特性値2を打
点毎に記憶するニューロ・ナゲット記憶手段と、設定し
た打点毎に前記の記憶したナゲット寸法特性値1に統計
的な処理を行った値と前記の記憶したナゲット寸法特性
値2に統計的な処理を行った値を比較して前記温度分布
推算手段を調整する調整手段により構成されたものであ
る。
【0014】さらに第7手段では、ナゲット寸法特性値
3を入力するナゲット設定手段と、溶接条件1を設定す
る溶接条件設定手段と、溶接電流検出手段と、電極間電
圧検出手段と、前記検出手段により検出した溶接電流お
よび電極間電圧の経時変化から溶接部の温度分布および
ナゲット寸法特性値1を推算する温度分布推算手段と、
前記ナゲット寸法特性値1と前記ナゲット寸法特性値3
を比較した結果および前記溶接電流と前記電極間電圧を
用いてニューラルネットワークにより溶接条件2を推算
するニューロ溶接条件推算手段と、前記溶接電流設定手
段に設定された溶接条件1を溶接条件2に変更する溶接
条件変更手段により構成されたものである。
【0015】さらに第8手段では、ナゲット寸法特性値
3を入力するナゲット設定手段と、溶接条件1を設定す
る溶接条件設定手段と、前記ナゲット寸法特性値3およ
び前記溶接電流と前記電極間電圧を用いてニューラルネ
ットワークにより溶接条件2を推算するニューロ溶接条
件推算手段と、前記溶接電流設定手段に設定された溶接
条件1を溶接条件2に変更する溶接条件変更手段により
構成されたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】上記構成において、第1手段は、
温度分布推算手段により溶接電流検出手段と電極間電圧
検出手段が検出した溶接中の溶接電流と電極間電圧を用
いて予め設定した熱伝導モデルにて溶接部の時々刻々の
温度分布とナゲット寸法特性値1を数値演算する。同時
に電極損耗特性値推算手段は前記溶接電流と前記電極間
電圧を用いて溶接に用いた電極の損耗度合いを示す電極
損耗特性値を推算し、調整手段は前記電極損耗特性値を
用いて前記温度分布推算手段において用いる各種定数を
実際の溶接状況にあった値に調整する。制御手段は調整
された前記温度分布推算手段により推算された前記温度
分布を用いて予め設定されたナゲットが得られるように
溶接条件を制御する作用を有する。
【0017】さらに第2手段は、温度分布推算手段によ
り溶接電流検出手段と電極間電圧検出手段が検出した溶
接中の溶接電流と電極間電圧を用いて予め設定した熱伝
導モデルにて溶接部の時々刻々の温度分布とナゲット寸
法特性値1を数値演算する。同時に前記溶接電流と前記
電極間電圧の経時変化を用いてニューラルネットワーク
により電極損耗特性値をより高速に推算し、調整手段は
前記電極損耗特性値を用いて前記温度分布推算手段にお
いて用いる各種定数を実際の溶接状況に合った値に調整
する。制御手段は調整された前記温度分布推算手段によ
り推算された前記温度分布を用いて予め設定されたナゲ
ットが得られるように溶接条件を制御する作用を有す
る。
【0018】さらに第3手段は、請求項1または2のい
ずれかに記載の構成に加えて電極損耗特性値記憶手段に
より打点毎の電極損耗特性値を記憶する。設定された打
点毎に前記の記憶された電極損耗特性値に統計的な処理
を行った値を用いて前記温度分布推算手段において用い
る各種定数を実際の溶接状況に合った値に調整し、制御
手段は調整された前記温度分布推算手段により推算され
た前記温度分布を用いて予め設定されたナゲットが得ら
れるように溶接条件を制御する作用を有する。
【0019】さらに第4手段は、請求項3に記載の構成
に加えて設定条件記憶手段により各打点毎の設定条件を
記憶する。調整手段では設定された打点毎にそれぞれの
設定条件別に前記の記憶された電極損耗特性値に統計的
な処理を行った値を用いて、前記温度分布推算手段にお
いて用いる各種定数を実際の溶接状況に合った値に調整
し、制御手段は調整された前記温度分布推算手段により
推算された前記温度分布を用いて予め設定されたナゲッ
トが得られるように溶接条件を制御する作用を有する。
【0020】さらに第5手段は、温度分布推算手段によ
り溶接電流検出手段と電極間電圧検出手段が検出した溶
接中の溶接電流と電極間電圧を用いて、予め設定した熱
伝導モデルにて溶接部の時々刻々の温度分布およびナゲ
ット寸法特性値1を数値演算する。ニューロ・ナゲット
推算手段では前記の溶接電流と前記の電極間電圧を用い
てニューラルネットワークによりナゲット寸法特性値2
を推算する。第2調整手段は前記のナゲット寸法特性値
1とナゲット寸法特性値2を比較した結果を用いて、前
記の温度分布推算手段において用いる各種定数を実際の
溶接状況に応じて調整する。制御手段は前記温度分布を
用いて設定されたナゲットが得られるように溶接条件を
制御する作用を有する。
【0021】さらに第6手段は、請求項5に記載の構成
に加えて、ナゲット寸法特性値記憶手段により記憶した
ナゲット寸法特性値1に統計的な処理を行った値と、ニ
ューロ・ナゲット記憶手段により記憶したナゲット寸法
特性値2に統計的な処理を行った値を比較した結果を用
いて、第2調整手段により前記の温度分布推算手段にお
いて用いる各種定数を実際の溶接状況にあった値に調整
し、制御手段は調整された前記温度分布推算手段により
推算された前記温度分布を用いて予め設定されたナゲッ
トがえられるように溶接条件を制御する作用を有する。
【0022】さらに第7手段は、予めナゲット設定手段
にてナゲット寸法特性値3を入力し、溶接条件設定手段
によりナゲット寸法特性値3が経験的に得られると判断
できる溶接条件1を設定すると共に、温度分布推算手段
により前記の溶接電流および前記の電極間電圧の経時変
化から溶接部の温度分布およびナゲット寸法特性値1を
推算するニューロ溶接条件推算手段において前記ナゲッ
ト寸法特性値1と前記ナゲット寸法特性値3を比較した
結果および溶接電流の経時変化と電極間電圧の経時変化
を用いてニューラルネットワークによりナゲット寸法特
性値3が得られる溶接条件2を時々刻々推算し、溶接条
件設定手段にて設定された溶接条件1を時々刻々に溶接
条件2に変更する作用を有する。
【0023】さらに第8手段は、予めナゲット設定手段
にてナゲット寸法特性値3を入力し、溶接条件設定手段
によりナゲット寸法特性値3が経験的に得られると判断
できる溶接条件1を設定すると共に、ニューロ溶接条件
推算手段において前記ナゲット寸法特性値および溶接電
流の経時変化と電極間電圧の経時変化を用いてニューラ
ルネットワークによりナゲット寸法特性値3が得られる
溶接条件2を時々刻々推算し、溶接条件設定手段にて設
定された溶接条件1を時々刻々に溶接条件2に変更する
作用を有する。
【0024】以下、本発明の実施の形態について図1〜
図7を用いて説明する。図1において、1は被溶接材、
2は前記被溶接材1を挟み加圧機構(図示せず)により
加圧され溶接部に溶接電流を通電する溶接電極(以下、
単に電極という)、3は溶接電流を供給する溶接電源、
4は溶接電源3と電極2を接続する二次導体、5は溶接
電流検出手段で例えばトロイダルコイルまたは電流シャ
ントと検出線で構成される。6は電極間電圧検出手段で
電極または電極ホルダ(図示せず)の所定の位置に接続
された検出線により検出を行う。7は本制御装置を示
し、前記溶接電流検出手段5と前記電極間電圧検出手段
の出力を演算可能なデータ信号に変換する検出部8、温
度分布およびナゲット寸法特性値1を推算する温度分布
推算手段9と、ナゲット寸法特性値1を打点毎に記憶し
統計的な処理を行うナゲット寸法特性値記憶手段10を
備えた演算部11、設計書にて与えられた必要なナゲッ
トまたは必要なナゲット寸法特性値3の少なくともいず
れか一方を設定するナゲット設定手段12、前記ナゲッ
ト設定手段にて設定されたナゲットと前記温度分布演算
手段にて推算された温度分布を比較することで溶接電源
を制御する制御部13、前記の溶接電流と前記の電極間
電圧を用いて溶接部の電極損耗特性値を算出する電極損
耗特性値推算手段14と、ニューラルネットワークを用
いて前記の検出された溶接電流と検出された電極間電圧
から電極損耗特性値を算出するニューロ・電極損耗特性
値推算手段15と、電極損耗特性値を打点毎に記憶し統
計的な処理を行う電極損耗特性値記憶手段16を備えた
電極損耗特性演算部17、電極損耗特性演算部17にて
推算された電極損耗特性値を用いて前記温度分布推算手
段9にて用いる各種定数を調整する調整手段18と、溶
接の設定条件を入力するキー19と各打点の設定条件を
記憶する設定条件記憶手段20を備えた設定条件記憶部
21、ニューラルネットワークを用いて溶接電流と電極
間電圧からナゲット寸法特性値2を推算するニューロ・
ナゲット推算手段22、ナゲット寸法特性値2を打点毎
に記憶し統計的な処理を行うニューロ・ナゲット記憶手
段23を備えたナゲット推算部24、ナゲット寸法特性
値1とナゲット寸法特性値2を比較した結果を用いて前
記温度分布推算手段9にて用いる各種定数を調整する第
2調整手段25、前記ナゲット設定手段12にて設定さ
れた前記ナゲット寸法特性値3が経験的に得られると判
っている溶接条件1を設定する溶接条件設定手段26、
前記温度分布推算手段9にて推算されたナゲット寸法特
性値1とナゲット寸法特性値3を比較した結果と溶接電
流および電極間電圧を用いてニューラルネットワークに
より溶接条件2を推算するニューロ・溶接条件推算手段
27、前記溶接条件設定手段26にて設定された溶接条
件1を前記の溶接条件2に変更する溶接条件変更手段2
8とを備えた溶接条件推算部29を備えている。
【0025】なお、溶接電流制御、設定時間制御および
加圧力制御などの抵抗溶接の制御装置が通常備えている
が本発明に直接関係しない。その他の構成要素に関して
は、図示と説明を省略した。
【0026】以上のように構成された抵抗溶接の制御装
置について、図2を用いてその動作を説明する(括弧内
の数字は図2のフローチャート内のステップ番号を示
す)。まず、ナゲット設定手段12により溶接部に必要
とされるナゲット寸法特性値を入力する(ステップ
1)。また、キー19により設計書で与えられた溶接材
1に関する情報(板材質、板厚、重ね枚数など)と使用
する電極2に関する情報(材質、先端形状など)を入力
し通電開始時の溶接条件を設定する(ステップ2)。以
上の準備作業の後、上下の電極2の間に溶接材1を挟み
通電を開始する。制御部13は前記の設定した溶接条件
で与えられる溶接電流と加圧力にて通電を開始する(ス
テップ3)。溶接電流が通電されると溶接電流および電
極間電圧が溶接電流検出手段5および電極間電圧検出手
段6により時々刻々に検出され(ステップ4)、検出部
8によりデータ信号に変換されて演算部11に入力され
る。演算部11では前記温度推算手段9にて設定した熱
伝導モデルに従って温度分布およびナゲット寸法特性値
1を推算する。
【0027】温度分布の推算は、溶接部の断面を図3
(a)に示すようにΔr×Δzの大きさの格子状小区画
群Aij(i=1,2,・・・;j=1,2,・・・)
に区分し、この断面の区画を電極の中心軸を回転軸とし
て360度回転して得られる、図3(b)に示すような
環状立体区分Mijを単位として実行する。すなわち、
この環状立体区分ごとに固有抵抗、電位、温度分布を算
出する。
【0028】以下に算出の手順を説明する。まず、この
環状立体区分ごとの固有抵抗を溶接部の温度分布から定
める(ステップ5)。通電開始時(t=0)の固有抵抗
は、すべての環状立体区分において室温における固有抵
抗値である。また算出に当たっては、微小時間Δtの間
は温度は一定であり、固有抵抗も一定であると考える。
つぎに、この区分ごとの固有抵抗の合成として通電部の
平均固有抵抗を算出し、この平均固有抵抗と検出された
溶接電流および電極間電圧を、数式(1)に代入するこ
とにより通電径を算出し(ステップ6)、以後の演算は
この通電径内部の区分について実施する。
【0029】
【数1】
【0030】つぎに、数式(2)により環状立体区分ご
との電位分布を算出し、この電位分布を用いて、数式
(3)により環状立体区分ごとの電流密度を算出する
(ステップ7)。さらに、この算出した電流密度と固有
抵抗を用いて数式(4)により区分ごとの温度分布を算
出する(ステップ8)。これらの計算はS.O.R法を
用いて収束するまで反復計算を行う。前記温度分布推算
手段9は、この温度分布のうち溶融温度以上となった部
分を用いてナゲット寸法特性値1を算出する。このナゲ
ット寸法特性値1をナゲット特性値記憶手段10に伝送
するとともに、前記制御部13は設定された単位時間毎
に前記の設定ナゲット寸法値1と前記の温度分布推算手
段9にて推算された温度分布またはナゲット寸法特性値
1とを比較して、前記の設定した溶接条件により示され
た溶接時間までに必要なナゲット寸法値が得られるよう
な温度分布となるように溶接条件を制御する(ステップ
10)。
【0031】その後は設定された通電時間に達していな
い場合は、溶接電流、電極間電圧を測定し、新しく推算
した温度分布から再び区分ごとの固有抵抗を定めて、再
び処理を継続する。
【0032】このようにフローチャートに示す(ステッ
プ4)から(ステップ10)までを設定された通電時間
となるまで繰り返す。
【0033】
【数2】
【0034】
【数3】
【0035】
【数4】
【0036】通電が終了すると電極損耗特性値推算手段
14は、入力された前記溶接電流の経時変化と前記電極
間電圧の経時変化を用いて溶接部の電極損耗特性値を算
出する(ステップ12)。
【0037】電極損耗特性値について以下に説明する。
連続打点中に徐々に損耗する電極状態と打点毎の溶接電
流と溶接電圧の変化パターンに相関関係があることに着
目して、発明者らが実験にて求めた抵抗値の変化パター
ンと通電開始時の接触面積または合金層の抵抗分との関
数を用いて電極損耗特性値として推算する。
【0038】図4は亜鉛めっき鋼板1.6mmtの2枚
重ねにて溶接電流9.5kA、溶接時間16cycl
e、加圧力350kgfにて連続打点した場合の任意の
打点における、通電初期の電極と被溶接材の接触面積の
変化を示す。横軸は打点数、縦軸は接触面積を示す。連
続打点を続けると電極先端形状が徐々に損耗し変形する
ため通電開始時の通電面積5.4mm2 から2000打
点後では13.8mm2に変化している。また、図5は
同じ溶接における電極先端部の抵抗増加分に相当する値
を示す。横軸は打点数、縦軸は抵抗値を示す。連続打点
を続けることにより電極先端に亜鉛合金が形成されその
分の抵抗分が増加している。さらに、図6は同じ溶接に
おける電極電圧を溶接電流にて割った抵抗値の波形変化
を示す。横軸は通電時間、縦軸は溶接部の抵抗を示す。
打点毎に変化パターンが異なり電極の損耗度合いと強い
相関関係があることが発明者らの実験より明らかとなっ
ている。
【0039】上記のようにして求めた電極損耗特性値に
変化があった場合は、前記温度分布推算手段9に用いる
通電開始時の通電径、電極の抵抗値等の外部要因を示す
各種定数に変化があったと判断して各種定数を調整する
(ステップ13)。
【0040】以上のような処理を1回の溶接(打点)に
対して行う。また、第2手段では、第1手段に加えて電
極損耗特性値演算部17において、電極損耗特性値を算
出する電極損耗特性値推算手段14の代わりに、ニュー
ラルネットワークを用いて電極損耗特性値を推算するニ
ューロ・電極損耗特性値推算手段15を用いる。図7は
亜鉛めっき鋼板にて連続打点を行いニューラルネットワ
ークを用いて電極損耗特性値を推算した結果を示す。横
軸は発明者らが実験にて求めた関数を用いて求めた電極
損耗特性値、縦軸はニューラルネットワークを用いて推
算した電極損耗特性値を示す。発明者らが実験にて求め
た結果では、2000回連続して溶接を行った実験にお
いて、溶接打点中の20個のデータを与えて学習させた
ニューラルネットワークにて推定を行った結果、実験式
とほぼ同じ電極損耗特性値を推算することができた。
【0041】上記のようにして求めた電極損耗特性値に
変化があった場合は、温度分布推算手段9に用いる通電
開始時の通電径、電極の抵抗値等の外部要因を示す各種
定数に変化があったと判断して各種定数を調整する。前
記制御部13は設定された単位時間毎に設定された必要
なナゲット寸法特性値と前記温度分布推算手段9にて推
算された温度分布またはナゲット寸法特性値1とを比較
して、前記の設定した溶接条件により示された溶接時間
までに必要なナゲット寸法値が得られるような温度分布
となるように溶接条件を制御する。
【0042】また、第3手段では、第1手段あるいは第
2手段により電極損耗特性値推算手段14またはニュー
ロ・電極損耗特性値推算手段15を用いて推算された電
極損耗特性値に統計的な処理を行った結果を電極損耗特
性値記憶手段16に記憶する。設定された打点毎に前記
電極損耗特性値記憶手段16により記憶した電極損耗特
性値に移動平均等の統計的な処理を行った結果を用いて
温度分布推算手段9の各種定数の調整を行う。前記制御
部13は設定された単位時間毎に設定された必要なナゲ
ット寸法特性値と前記温度分布推算手段9にて推算され
た温度分布またはナゲット寸法特性値1とを比較して、
前記の設定した溶接条件により示された溶接時間までに
必要なナゲット寸法特性値が得られるような温度分布と
なるように溶接条件を制御する。
【0043】また、第4手段では、第3手段に加えて設
定打点毎に前記設定条件記憶手段20に記憶された設定
条件別に、電極損耗特性値記憶手段16により記憶した
電極損耗特性値に、設定条件別に移動平均等の統計的な
処理を行った結果を用いて温度分布推算手段9の各種定
数の調整を行う。前記制御部13は設定された単位時間
毎に設定された必要なナゲット寸法特性値と温度分布推
算手段9にて推算された温度分布またはナゲット寸法特
性値1とを比較して、前記の設定した溶接条件により示
された溶接時間までに必要なナゲット寸法特性値が得ら
れるような温度分布となるように溶接条件を制御する。
【0044】また、第5手段では、第1手段と同様にし
て温度分布推算手段9にて予め設定した熱伝導モデルに
て温度分布を推算する。同時にニューロ・ナゲット推算
手段22において溶接電流と電極間電圧の経時変化を用
いてニューラルネットワークによりナゲット寸法特性値
2を推算する。このニューラルネットワークによる推算
は、予め実験を行い係数を設定したものでも良く、連続
打点中の任意の打点についてナゲット寸法特性値の実測
を行った結果により学習を行い係数を設定しても良い。
第2調整手段25は前記温度分布推算手段9により推算
されたナゲット寸法特性値1と前記のニューロ・ナゲッ
ト推算手段22により推算されたナゲット寸法特性値2
を比較した結果を用いて、差がある場合は前記温度分布
推算手段9に用いる通電開始時の通電径、電極の抵抗値
等の外部要因を示す各種定数に変化があったと判断して
各種定数を調整する。前記制御部13は設定された単位
時間毎に設定された必要なナゲット寸法特性値と前記温
度分布推算手段9にて推算された温度分布またはナゲッ
ト寸法特性値1とを比較して、前記の設定した溶接条件
により示された溶接時間までに必要なナゲット寸法特性
値が得られる温度分布となるように溶接条件を制御す
る。
【0045】また、第6手段では、第5手段に加えて設
定した打点毎にナゲット寸法特性値記憶手段10に記憶
したナゲット寸法特性値1に統計的な処理を行った値と
ニューロ・ナゲット記憶手段23に記憶したナゲット寸
法特性値2に統計的な処理を行った値を比較する。比較
した結果により、差がある場合は温度分布推算手段9に
用いる通電開始時の通電径、電極の抵抗値等の外部要因
を示す各種定数に変化があったと判断して各種定数を調
整する。前記制御部13は設定された単位時間毎に設定
された必要なナゲット寸法特性値と前記の温度分布推算
手段9にて推算された温度分布またはナゲット寸法特性
値1とを比較して、前記の設定した溶接条件により示さ
れた溶接時間までに必要なナゲット寸法特性値が得られ
る温度分布となるように溶接条件を制御する。
【0046】また、第7手段では、ナゲット設定手段1
2により設計書にて与えられる必要なナゲット寸法特性
値3を設定し、溶接条件設定手段26では前記のナゲッ
ト寸法特性値3が経験的に得られると判っている溶接条
件1を設定する。前記温度分布推算手段9により推算さ
れたナゲット寸法特性値1と前記ナゲット寸法特性値3
を比較した結果および溶接電流の経時変化と電極間電圧
の経時変化を用いてニーラルネットワークによりナゲッ
ト寸法特性値3が得られる溶接条件2を、時々刻々に推
算する。溶接条件変更手段28では時々刻々に設定され
た溶接条件1を溶接条件2に変更する。
【0047】また、第8手段では、ナゲット設定手段1
2により設計書にて与えられる必要なナゲット寸法特性
値3を設定し、溶接条件設定手段26では前記のナゲッ
ト寸法特性値3が経験的に得られると判っている溶接条
件1を設定する。
【0048】前記ナゲット寸法特性値3および溶接電流
の経時変化と電極間電圧の経時変化を用いてニーラルネ
ットワークによりナゲット寸法特性値3が得られる溶接
条件2を、時々刻々に推算する。溶接条件変更手段28
では時々刻々に設定された溶接条件1を溶接条件2に変
更する。
【0049】なお、本実施の形態において抵抗溶接の制
御装置としたが、抵抗溶接の品質監視装置に適用し、ナ
ゲット寸法特性値の推算精度を向上させても良く、通電
開始時の溶接条件は設定した値で行うとしたが、予め本
装置にて設定した溶接条件、前記の溶接材に関する情報
または設定された必要なナゲット寸法特性値より推算し
た溶接条件にて通電を開始しても良い。
【0050】またなお、設定された溶接時間まで通電を
行うとしたが、温度分布推算手段により推算される温度
分布について設定されたナゲット寸法特性値が得られた
と判断した場合は通電を停止させても良く、温度分布の
代わりに測定した電極損耗特性値により溶接条件を制御
しても良い。
【0051】なお、ナゲット設定手段12にて設計書に
て与えられた必要なナゲット寸法特性値または必要なナ
ゲット寸法特性値3の少なくともいずれか一方を設定す
るとしたが、キー19により設定された設計書で与えら
れた溶接材1に関する情報により必要なナゲット寸法特
性値または必要なナゲット寸法特性値3を推算しても良
い。
【0052】また、本実施の形態においてニューラルネ
ットワークを用いて推算するとしたがニューラルネット
ワークに限定するものではなく、ファジィ推論等を組み
合わせて推算しても良い。
【0053】以上のように本実施の形態によれば、第1
手段では溶接電流検出手段5と、電極間電圧検出手段6
と、前記検出手段により検出した溶接電流および電極間
電圧の経時変化から溶接部の温度分布を推算する温度分
布推算手段9と、前記溶接電流および前記電極間電圧の
経時変化から溶接部の電極損耗特性値を演算するインダ
クタンス特性演算手段14と、前記温度分布推算手段9
により推算した温度分布と、前記電極損耗特性値を用い
て推算した温度分布を比較した結果を用いて前記温度分
布推算手段を調整する調整手段18と、前記温度分布に
より溶接条件を制御する制御手段13を備えて、溶接位
置が被溶接材の端部あるいは被溶接材同士の合いが悪い
場合などの外部要因が変化した場合でも、前記の温度分
布を用いて溶接条件を制御することで必要なナゲット寸
法特性値を確保することができると共に、前記温度分布
推算手段9を電極損耗特性値を用いて調整することで電
極が損耗した場合でも時々刻々の温度分布が精度良く推
算可能となり、前記の温度分布を用いて溶接条件を制御
することにより必要なナゲット寸法特性値を生成するこ
とが可能な抵抗溶接機の制御装置を安価に提供できるも
のである。
【0054】また、第2手段では溶接電流検出手段5
と、電流間電圧検出手段6と、前記検出手段により検出
した溶接電流および電極間電圧の経時変化から溶接部の
温度分布を推算する温度分布推算手段9と、前記溶接電
流および前記電極間電圧の経時変化からニューラルネッ
トワークを用いて電極損耗特性値を推算するニューロ・
電極損耗特性値推算手段15と、前記電極損耗特性値を
用いて前記温度分布推算手段を調整する調整手段18
と、前記温度分布により溶接条件を制御する制御手段1
3を備えて、電極損耗特性値の演算をニューロ・電極損
耗特性値推算手段15を用いて行うことでより高速にか
つ安価に推算することが可能となり、前記電極損耗特性
値を用いて調整した温度分布推算手段にて推算された温
度分布を用いて溶接条件を制御することで、必要なナゲ
ット寸法特性値を生成することが可能な抵抗溶接機の制
御装置を安価に提供できるものである。
【0055】また、第3手段では第1手段または第2手
段に加えて、電極損耗特性値を打点毎に記憶する電極損
耗特性値記憶手段16と、前記の記憶した電極損耗特性
値に統計的な処理行った値を用いて前記温度分布推算手
段を調整する調整手段18とを備えて、設定された打点
毎に電極損耗特性値記憶手段16に記憶された電極損耗
特性値を用いることで、連続した打点において徐々に変
化する電極損耗などの外部要因に関しても、合いの悪さ
などの個々の打点のばらつきを排除した状態にて温度分
布推算手段9を調整するため精度良く温度分布の推算が
可能となり、前記の温度分布を用いて溶接条件を制御す
ることで必要なナゲット寸法特性値が生成可能な抵抗溶
接機の制御装置を安価に提供できるものである。
【0056】また、第4手段では第3手段に加えて、各
溶接打点の設定条件を記憶する設定条件記憶手段20
と、設定した打点について前記設定条件別に、前記の記
憶した電極損耗特性値を用いて前記温度分布推算手段を
調整する調整手段18とを備えて、設定条件記憶手段2
0に記憶された設定条件別に比較を行うことで、連続打
点中に板厚や材質などの設定条件が異なる溶接が存在し
ても温度分布推算手段9の調整を行うため精度良く温度
分布の推算が可能となり、前記の温度分布を用いて溶接
条件を制御することで必要なナゲット寸法特性値が生成
可能な抵抗溶接機の制御装置を安価に提供できるもので
ある。
【0057】また、第5手段では溶接電流検出手段5
と、電極間電圧検出手段6と、前記検出手段により検出
した溶接電流および電極間電圧の経時変化から溶接部の
温度分布およびナゲット寸法特性値1を推算する温度分
布推算手段と、前記溶接電流および前記電極間電圧の経
時変化からニューラルネットワークを用いてナゲット寸
法特性値2を推算するニューロ・ナゲット推算手段22
と、前記温度分布推算手段により推算されたナゲット寸
法特性値1と前記ニューロ・ナゲット推算手段22によ
り推算されたナゲット寸法特性値2を比較して前記温度
分布推算手段を調整する第2調整手段25と、前記温度
分布推算手段の出力を用いて溶接条件を制御する制御手
段とを備えて、第2調整手段25においてナゲット寸法
特性値1とナゲット寸法特性値2を比較した結果を用い
て、差がある場合には温度分布推算手段9に用いる通電
開始時の通電径、電極の抵抗値等の外部要因を示す各種
定数に変化があったと判断して各種定数を調整を行する
ために、精度良く温度分布の推算が可能となる。前記制
御部13において前記の温度分布を用いて溶接条件を制
御することで必要なナゲット特性値を生成可能な抵抗溶
接機の制御装置を安価に提供できるものである。
【0058】また、第6手段では第5手段に加え、推算
したナゲット寸法値1を打点毎に記憶するナゲット寸法
特性値記憶手段10と、ナゲット寸法特性値2を打点毎
に記憶するニューロ・ナゲット記憶手段23と、前記の
記憶したナゲット寸法特性値1に統計的な処理を行った
値と前記の記憶したナゲット寸法特性値2に統計的な処
理を行った値を比較して温度分布推算手段9を調整する
第2調整手段25とを備えて、設定された打点毎にナゲ
ット寸法特性値記憶手段10により記憶したナゲット寸
法特性値1に対して移動平均処理などの統計的な処理を
行った結果と、ニューロ・ナゲット記憶手段23に記憶
したナゲット寸法特性値2に対して移動平均処理などの
統計的な処理を行った結果を比較した結果を用いて、差
がある場合には前記温度分布推算手段9に用いる通電開
始時の通電径、電極の抵抗値等の外部要因を示す各種定
数に変化があったと判断して各種定数を調整を行い、前
記制御部13において前記の調整した温度分布推算手段
9により推算した温度分布を用いて溶接条件を制御する
ことで必要なナゲット寸法特性値を生成することができ
る抵抗溶接機の制御装置を安価に提供できるものであ
る。
【0059】また、第7手段では、ナゲット寸法特性値
3を入力するナゲット設定手段12と、溶接条件1を設
定する溶接条件設定手段26と、溶接電流検出手段5
と、電極間電圧検出手段6と、前記検出手段により検出
した溶接電流および電極間電圧の経時変化から溶接部の
温度分布およびナゲット寸法特性値1を推算する温度分
布推算手段9と、前記ナゲット寸法特性値1と前記ナゲ
ット寸法特性値3を比較した結果および前記溶接電流と
前記電極間電圧を用いてニューラルネットワークにより
溶接条件2を推算するニューロ・溶接条件推算手段27
と、前記溶接条件設定手段26に設定された溶接条件1
を溶接条件2に変更する溶接条件変更手段28とを備え
て、前記温度分布推算手段9により推算されたナゲット
寸法特性値1と前記ナゲット寸法特性値3を比較した結
果および溶接電流の経時変化と電極間電圧の経時変化を
用いてニューラルネットワークによりナゲット寸法特性
値3が得られる溶接条件2を時々刻々に推算し、ニュー
ロ・溶接条件変更手段27において設定された溶接条件
1を時々刻々に溶接条件2に変更することで、連続した
打点において徐々に変化する電極損耗や合いの悪さなど
の外部要因が変化した場合でも、その変化に応じて溶接
条件を変更できるため、必要なナゲット寸法特性値を生
成することが可能な抵抗溶接機の制御装置を安価に提供
できるものである。
【0060】また、第8手段では、ナゲット寸法特性値
3を入力するナゲット設定手段12と、溶接条件1を設
定する溶接条件設定手段26と、前記ナゲット寸法特性
値3および前記溶接電流と前記電極間電圧を用いてニュ
ーラルネットワークにより溶接条件2を推算するニュー
ロ・溶接条件推算手段27と、前記溶接条件設定手段2
6に設定された溶接条件1を溶接条件2に変更する溶接
条件変更手段28とを備えて、前記ナゲット寸法特性値
3および溶接電流の経時変化と電極間電圧の経時変化を
用いてニューラルネットワークによりナゲット寸法特性
値3が得られる溶接条件2を時々刻々に推算する。ニュ
ーロ・溶接条件変更手段27では設定された溶接条件1
を時々刻々に溶接条件2に変更することで、連続した打
点において徐々に変化する電極損耗や合いの悪さなどの
外部要因が変化した場合でも、その変化に応じて溶接条
件を変更できるため、必要なナゲット寸法特性値を生成
することが可能な抵抗溶接機の制御装置を安価に提供で
きるものである。
【0061】
【発明の効果】本発明の第1手段では電極損耗特性値を
用いて調整した温度分布を用いて、設定されたナゲット
寸法特性値が得られるように溶接条件を制御すること
で、溶接位置が被溶接材の端部あるいは被溶接材同士の
合いが悪い場合などの外部要因が変化した場合でも必要
なナゲット寸法特性値を得ることができる優れた抵抗溶
接機が提供できるものである。
【0062】また、第2手段では、電極損耗特性値の演
算をニューロ・電極損耗特性値推算手段15を用いて行
うことでより高速にかつ安価に推算することが可能とな
り、前記電極損耗特性値を用いて調整した温度分布推算
手段にて推算された温度分布を用いて溶接条件を制御す
ることで、必要なナゲット寸法特性値を生成することが
可能な抵抗溶接機の制御装置を安価に提供できるもので
ある。
【0063】また、第3手段では、設定された打点毎に
電極損耗特性値記憶手段に記憶された電極損耗特性値を
用いることで、連続した打点において徐々に変化する電
極損耗などの外部要因に関しても、合いの悪さなどの個
々の打点のばらつきを排除した状態にて温度分布推算手
段を調整するため精度良く温度分布の推算が可能とな
り、前記の温度分布を用いて溶接条件を制御することで
必要なナゲット寸法特性値が生成可能な抵抗溶接機の制
御装置を安価に提供できるものである。
【0064】また、第4手段では、設定条件記憶手段に
記憶された設定条件別に比較を行うことで、連続打点中
に板厚や材質などの設定条件が異なる溶接が存在しても
温度分布推算手段の調整を行うため精度良く温度分布の
推算が可能となり、前記の温度分布を用いて溶接条件を
制御することで必要なナゲット寸法特性値が生成可能な
抵抗溶接機の制御装置を安価に提供できるものである。
【0065】また、第5手段では、ニューラルネットワ
ークを用いて推算したナゲット寸法特性値を用いて各種
定数を調整を行するために、精度よく温度分布の推算す
ることが可能となる。前記の温度分布を用いて溶接条件
を制御することで必要なナゲット寸法特性値を生成可能
な抵抗溶接機の制御装置を安価に提供できるものであ
る。
【0066】また、第6手段では、調整した温度分布推
算手段により推算した温度分布を用いて溶接条件を制御
することで必要なナゲット寸法特性値を生成することが
できる抵抗溶接機の制御装置を安価に提供できるもので
ある。
【0067】また、第7手段では、連続した打点におい
て徐々に変化する電極損耗や合いの悪さなどの外部要因
が変化した場合でも、その変化に応じて溶接条件を変更
できるため、必要なナゲット寸法特性値を生成すること
が可能な抵抗溶接機の制御装置を安価に提供できるもの
である。
【0068】また、第8手段では、連続した打点におい
て徐々に変化する電極損耗や合いの悪さなどの外部要因
が変化した場合でも、その変化に応じて溶接条件を変更
できるため、必要なナゲット寸法特性値を生成すること
が可能な抵抗溶接機の制御装置を安価に提供できるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における抵抗溶接機の制御
装置の構成を示すブロック図
【図2】同抵抗溶接機の制御装置の動作を示すフローチ
ャート
【図3】(a)は同実施の形態における溶接部断面の区
分図 (b)は同実施の形態における溶接部の環状立体区分図
【図4】同実施の形態における連続打点時の電極と被溶
接材の接触面積の変化を示すグラフ
【図5】同実施の形態における連続打点時の抵抗分の変
化を示すグラフ
【図6】同実施の形態における連続打点時の抵抗変化パ
ターンの変化を示すグラフ
【図7】同実施の形態におけるニューラルネットワーク
による電極損耗特性値を示すグラフ
【符号の説明】
5 トロイダルコイル(電流検出手段) 6 電極間電圧検出手段(電極間電圧測定手段) 9 温度分布推算手段 10 ナゲット寸法特性値記憶手段 12 ナゲット設定手段 13 溶接条件制御手段 14 電極損耗特性値推算手段 15 ニューロ・電極損耗特性値推算手段 16 電極損耗特性値記憶手段 19 キー 20 設定条件記憶手段 22 ニューロ・ナゲット推算手段 23 ニューロ・ナゲット記憶手段 25 第2調整手段 26 溶接条件設定手段 27 ニューロ・溶接条件推算手段 28 溶接条件変更手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05B 13/02 G05B 13/02 L

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶接電流検出手段と、電極間電圧検出手段
    と、前記検出手段により検出した溶接電流および電極間
    電圧の経時変化から溶接部の温度分布を推算する温度分
    布推算手段と、 前記溶接電流および前記電極間電圧の経時変化から電極
    損耗特性値を推算する電極損耗特性値推算手段と、 前記電極損耗特性値を用いて前記温度分布推算手段を調
    整する調整手段と、 前記温度分布を用いて溶接条件である溶接電流、溶接時
    間または加圧力の少なくとも1つを制御する制御手段と
    を備えた抵抗溶接機の制御装置。
  2. 【請求項2】溶接電流検出手段と、電極間電圧検出手段
    と、前記検出手段により検出した溶接電流および電極間
    電圧の経時変化から溶接部の温度分布を推算する温度分
    布推算手段と、 前記溶接電流および前記電極間電圧の経時変化からニュ
    ーラルネットワークを用いて電極損耗特性値を推算する
    ニューロ電極損耗特性値推算手段と、 前記電極損耗特性値を用いて前記温度分布推算手段を調
    整する調整手段と、 前記温度分布により溶接条件を制御する制御手段を備え
    た抵抗溶接機の制御装置。
  3. 【請求項3】電極損耗特性値を打点毎に記憶する電極損
    耗特性値記憶手段と、前記の記憶した電極損耗特性値に
    統計的な処理を行った値を用いて前記温度分布推算手段
    を調整する調整手段とを備えた請求項1または請求項2
    記載の抵抗溶接機の制御装置。
  4. 【請求項4】各溶接打点の設定条件を記憶する設定条件
    記憶手段と、 設定した打点について前記設定条件別に、前記の記憶し
    た前記電極損耗特性値を用いて前記温度分布推算手段を
    調整する調整手段とを備えた請求項3記載の抵抗溶接機
    の制御装置。
  5. 【請求項5】溶接電流検出手段と、電極間電圧検出手段
    と、前記検出手段により検出した溶接電流および電極間
    電圧の経時変化から溶接部の温度分布およびナゲット寸
    法特性値1を推算する温度分布推算手段と、 前記溶接電流および前記電極間電圧の経時変化からニュ
    ーラルネットワークを用いてナゲット寸法特性値2を推
    算するニューロ・ナゲット推算手段と、 前記温度分布推算手段により推算されたナゲット寸法特
    性値1と前記ニューロ・ナゲット推算手段により推算さ
    れたナゲット寸法特性値2を比較して前記温度分布推算
    手段を調整する第2調整手段と、 前記温度分布推算手段の出力を用いて溶接条件を制御す
    る制御手段とを備えた抵抗溶接機の制御装置。
  6. 【請求項6】前記の推算したナゲット寸法特性値1を打
    点毎に記憶するナゲット寸法特性値記憶手段と、 前記のナゲット寸法特性値2を打点毎に記憶するニュー
    ロ・ナゲット記憶手段と、 前記の記憶したナゲット寸法特性値1に統計的な処理を
    行った値と前記の記憶したナゲット寸法特性値2に統計
    的な処理を行った値を比較して前記温度分布推算手段を
    調整する第2調整手段とを備えた請求項5記載の抵抗溶
    接機の制御装置。
  7. 【請求項7】ナゲット寸法特性値3を入力するナゲット
    設定手段と、 溶接条件1である溶接電流、溶接時間または加圧力の少
    なくとも1つを設定する溶接条件設定手段と、 溶接電流検出手段と、電極間電圧検出手段と、前記検出
    手段により検出した溶接電流および電極間電圧の経時変
    化から溶接部の温度分布およびナゲット寸法特性値1を
    推算する温度分布推算手段と、 前記ナゲット寸法特性値1と前記ナゲット寸法特性値3
    を比較した結果および前記溶接電流と前記電極間電圧を
    用いてニューラルネットワークにより溶接条件2を推算
    するニューロ溶接条件推算手段と、 前記溶接条件設定手段に設定された溶接条件1を溶接条
    件2に変更する溶接条件変更手段とを備えた抵抗溶接機
    の制御装置。
  8. 【請求項8】ナゲット寸法特性値3を入力するナゲット
    設定手段と、 溶接条件1を設定する溶接条件設定手段と、 前記ナゲット寸法特性値3および前記溶接電流と前記電
    極間電圧を用いてニューラルネットワークにより溶接条
    件2を推算するニューロ溶接条件推算手段と、 前記溶接条件設定手段に設定された溶接条件1を溶接条
    件2に変更する溶接条件変更手段とを備えた抵抗溶接機
    の制御装置。
JP8020883A 1996-02-07 1996-02-07 抵抗溶接機の制御装置 Pending JPH09216072A (ja)

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