JPH09215812A - コードカードゲーム機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードゲームとコンピューターゲームとを組
み合わせて、同時に多人数でも遊ぶことができると共
に、時間的なタイミングや複雑な条件設定ができ、また
ゲーム盤と組み合わせて使用することもできるので、現
実感があって更に面白く遊ぶことができるバーコードカ
ードゲーム機を提供するものである。 【解決手段】 トランプの種類や、固有のデーターなど
をバーコード21で夫々印刷した複数枚のコードカード20
と、このコードカード20の光学的な読取装置５と、この
読取装置５に接続され読み込んだデーターに基づいて作
動するゲームのソフトウエアー23と、ゲーム内容の画面
表示装置４とからなることを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はバーコードや二次元
デジタルコードを印刷した複数枚のコードカードと、ゲ
ーム機を組合わせたコードカードゲーム機に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来より一般に行なわれているゲームと
してはトランプがある。このトランプは５３枚のカード
の組み合わせによって色々ゲームを楽しむことができる
が、カードであるため時間的なタイミングや複雑な条件
設定ができない。また近年、ファミコンなどのテレビゲ
ームや、液晶画面を設けたポケットゲームなど、画面が
変化し音声も出るビィジュアルなコンピューターゲーム
が盛んに行なわれるようになって来た。しかしながら、
コンピューターゲームは同時に一人か二人でしか遊ぶこ
とができず、またチップなどのやり取りもなくスイッチ
を切ると映像が消えてしまい現実感が全くない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は上記欠点を除
去し、カードゲームとコンピューターゲームとを組み合
わせて、同時に多人数でも遊ぶことができると共に、時
間的なタイミングや複雑な条件設定ができ、またゲーム
盤と組み合わせて使用することもできるので、現実感が
あって更に面白く遊ぶことができるコードカードゲーム
機を提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の請求項１記載の
コードカードゲーム機は、トランプの種類や、固有のデ
ータなどをバーコードや二次元デジタルコードで夫々印
刷した複数枚のコードカードと、このコードカードの光
学的な読取装置と、この読取装置に接続され読み込んだ
データに基づいて作動するゲームのソフトウエアーと、
ゲーム内容の画面表示装置とからなることを特徴とする
ものである。

【０００５】このコードカードゲーム機は、作動するゲ
ームのソフトウエアーを選定して、バーコードや二次元
デジタルコードでトランプのカードやデータを夫々印刷
した複数枚のコードカードを、ゲームの参加者が光学的
な読取装置に１枚ずつ読み取らせて、その読み込んだデ
ータをコンピューターが選んだ条件の下で勝敗を決め、
この結果を画面表示装置に表示するようにしたものであ
る。

【０００６】更に本発明の請求項２記載のコードカード
ゲーム機は、ゲームのスタートおよびストップボタンと
番号登録ボタンを設けたことを特徴とするもので、番号
登録ボタンによりゲームのソフトウエアーを選定した
り、掛け率を選定させ、更にスタートおよびストップボ
タンにより、コンピューターが選ぶ条件のタイミングを
決めることにより、参加者の判断と、コンピューターに
よる意外性を組み合わせることができる。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図１
および図２を参照して詳細に説明する。図において１は
ゲーム機で、本体ケース２の表面中央部に０番から９番
までの番号登録ボタン３…がリング状に取付けられてい
る。この番号登録ボタン３には夫々発光ダイオードが組
込まれて点滅するようになっている。またリング状に配
置した番号登録ボタン３…の内側上部には液晶画面によ
る画面表示機構４が設けられ、この下部にはレーザーに
よる光学的な読取装置５が設けられている。また本体ケ
ース２の上部コーナ−には「＋」の足し算選択ボタン６
と、「×」の掛け算選択ボタン７が設けられている。こ
の両選択ボタン６、７の間には「ＪＵＤＧＥ」の判定ボ
タン９が設けられている。

【０００８】またこの両側には「赤」の赤カード選択ボ
タン10と、「黒」の黒カード選択ボタン11が設けられて
いる。また本体ケース２の下部側には「ＳＴＡＲＴ」の
スタートボタン12と、「ＳＴＯＰ」のストップボタン13
が設けられてている。本体ケース２の上部中央にはリセ
ットボタン15が設けられ、更に下部コーナーに「ＯＮ」
の電源スイッチ16と、スピーカー17が設けられている。
また20はトランプカードにバーコード21を印刷したコー
ドカード20である。

【０００９】またゲーム機１の内部概略構造は図２に示
すように、ゲームのソフトウエアー23には複数のゲーム
が記録されており、番号登録ボタン３により任意のゲー
ムを選定できるようになっている。また光学的な読取装
置５はゲームのソフトウエアー23に接続され、コードカ
ード20のバーコード21を読み取って、ゲームを作動させ
るようになっている。またスタートボタン12とストップ
ボタン13、および判定ボタン９の信号は、ゲームのソフ
トウエアー23に出力されて、ゲームの開始や停止、判定
を行ない、その結果を画面表示装置４に表示するように
なっている。

【００１０】上記構成のコードカードゲーム機１でトラ
ンプとルーレットを組合せたトランプルーレットゲーム
を行なう場合について説明する。先ずゲーム機１の電源
スイッチ16を入れて、スタートボタン12を押し、トラン
プルーレットゲームを選定する番号登録ボタン３の
「１」のボタンを押し、更にストップボタン13を押す
と、ゲームのソフトウエアー23でトランプルーレットゲ
ームのソフトが選定される。

【００１１】参加者は２〜８名程度参加でき、参加者の
中からジャンケンで親を決める。親はコードカード20を
良く切って、裏向きにして参加者に同数づつ配る。次に
親はは、「１」の番号登録ボタン３を押してから、自分
のコードカード20の内から１枚を取り、これを裏向きに
して光学的な読取装置５に当てるとピーという音がして
読取の確認が行なわれる。次に掛けるチップの枚数に相
当する数字の番号登録ボタン３を押してからストップボ
タン13を押すと親の登録が終わる。

【００１２】次に子は、「２」の番号登録ボタン３を押
してから、自分のコードカード20の内から１枚を取り、
これを裏向きにして光学的な読取装置５に当てるとピー
という音がして読取の確認が行なわれる。次に掛けるチ
ップの枚数に相当する数字の番号登録ボタン３を押して
からストップボタン13を押すと、子の登録が終わる。

【００１３】以下同様に、順に子が登録して全員の登録
が終了したら、親はスタートボタン12を押すと、ゲーム
のソフトウエアー23が作動し、中央に設けた数字表示の
番号登録ボタン３が順次点滅を開始し、何回か点滅が回
転しているところで、親がストップボタン13を押すと、
ピッピッピーという音と共にある１か所の番号登録ボタ
ン３で止る。この後、コンピューターが選んだトランプ
のカードの１枚が、画面表示装置４に表示される。例え
ば、親がハートの「５」のコードカード20を登録し、子
がダイヤの「１０」、とスペードの「７」のコードカー
ド20を登録させた場合、画面表示装置４にコンピュータ
ーが選んだ例えばダイヤの「１０」が表示される。

【００１４】このダイヤの「１０」は赤のマークで２
倍、偶数で２倍、数字が同じ「１０」となると１３倍に
なるルールとなっているので、ダイヤの「１０」を登録
させた子の合計は１７倍で、掛けたチップの枚数に相当
するる数字の番号登録が「３」とすると、１７×３＝５
１点となる。親はハートの「５」であるので、赤マーク
で２倍となり、掛けたチップの枚数が「２」であるとす
ると２×２＝４点となる。また別の子はスペードの
「７」であるので、これは黒マークの奇数であるので外
れとなり、掛けたチップの枚数に相当する「４」がマイ
ナス点となる。なおこの場合、コンピューターが選らぶ
カードは、読み込んだカードと同一になるとは限らず、
全員がマイナス点になる場合もある。次に判定ボタン９
を押すと、参加者の番号順にその得点が画面表示装置４
に一覧で得点が表示される。一度に表示される人数は４
名程度であるので参加者が多い場合は、判定ボタン９を
再度押すと、画面が切り替わって５番目以降の人の得点
が表示される。

【００１５】以下同様に、複数回ゲームを行なった後、
「＋」の足し算選択ボタン６を押しながら判定ボタン９
を押すと、全ゲームの合計得点が参加者の番号順に画面
表示装置４に表示される。

【００１６】次にブラックジャクとルーレットの赤黒を
合体させたブラックジャクルーレットを行なう場合につ
いて説明する。先ずゲーム機１のスタートボタン12を押
し、ブラックジャクルーレットを選定する番号登録ボタ
ン３の「２」のボタンを押し、更にストップボタン13を
押すと、ゲームのソフトウエアー23のソフトが選定され
る。

【００１７】次に参加者の中からジャンケンで親を決め
る。親はコードカード20を良く切って、裏向きにして参
加者に２枚ずつ配る。次に親は、「１」の番号登録ボタ
ン３を押してから、自分のコードカード20の２枚を裏向
きにして光学的な読取装置５に当てて読み取りを行なわ
せる。次にコンピューターが選ぶトランプのカードの赤
か白を予想して赤カード選択ボタン10か黒カード選択ボ
タン11の何れか一方のボタンを押してからストップボタ
ン13を押すと、親の登録が終わる。

【００１８】次に子は、「２」の番号登録ボタン３を押
してから、自分の２枚のコードカード20を読取装置で読
み取を行なわせる。次にコンピューターが選ぶトランプ
のカードの赤か白を予想して赤カード選択ボタン10か黒
カード選択ボタン11のボタンを押してからストップボタ
ン13を押すと、子の登録が終わる。

【００１９】以下同様に、順に子が登録して全員の登録
が終了したら、親はスタートボタン12を押すと、ゲーム
のソフトウエアー23が作動し、中央に設けた数字表示の
番号登録ボタン３が順次点滅を開始し、何回か点滅が回
転しているところで、親がストップボタン13を押すと、
ピッピッピーという音と共に１か所の番号登録ボタン３
で止る。この後、その停止した番号登録ボタン３の数字
と同じ数字の１枚のカードが画面表示装置４に表示され
る。

【００２０】例えば、コンピューターが選んで画面表示
装置４にハートの「９」が表示されと、親が登録したコ
ードカード20がスペードの「５」とダイヤの「３」で赤
カード選択ボタン10を選択していたとすると、コンピュ
ーターが選んだトランプが赤のハートであるので、３枚
の数字が加算されて合計点１７点となる。また１番目の
子が登録したコードカード20がクラブの「７」とダイヤ
の「４」で赤カード選択ボタン10を選択していたとする
と、３枚の数字が加算されて合計点２０点となる。また
他の子が赤カード選択ボタン10を選んで３枚の合計が２
５点となると、２１点を越えているので得点は０とな
る。また黒カード選択ボタン11を選定した子は、コンピ
ューターが赤のハートを選んだので、外れとなり得点は
その合計のマイナス点となる。

【００２１】判定ボタン９を押すと、参加者の番号順に
その得点が画面表示装置４に表示され、合計点が２１点
に近い人が勝となるので、合計点が２０点の１番目の子
が勝となり、親は子に２０点支払うと共に、黒を選定し
た子は、勝った１番目の子に自分の合計点を支払う。

【００２２】以下同様に、複数回ゲームを行なった後、
「＋」の足し算選択ボタン６を押しながら判定ボタン９
を押すと、全ゲームの合計得点が参加者の番号順に画面
表示装置４に表示される。なおこの場合、チップを用意
し、点数に応じたチップの交換を行っても良い。

【００２３】図３は本発明の他の実施の形態を示すもの
で、これはコードカード20に力士の顔の絵や写真24と、
この力士の能力データを記録した二次元デジタルコード
25を印刷した大相撲ゲームのカードである。この二次元
デジタルコード25は正方形状の黒白斑点模様の中に 500
語程度の大量のデータを記録でき、縞状のバーコードに
比べて、得意技や勝率、身長、体重、番付順位などの大
量のデータを記録することができる。なおこの能力デー
タはカード裏面にも文字で印刷されている。

【００２４】この大相撲ゲームは、先ずゲーム機１のス
タートボタン12を押し、大相撲ゲームを選定する番号登
録ボタン３の「３」のボタンを押し、更にストップボタ
ン13を押すと、ゲームのソフトウエアー23のソフトが選
定される。

【００２５】対戦する参加者は２人で、先ず１人が自分
が選んだ力士の１枚のコードカード20を読取装置５に当
てるとピーという音がして二次元デジタルコード25に記
録されている能力データを読み取らせる。次に対戦相手
も同様に自分が選んだ力士の１枚のコードカード20を読
取装置５に当てて二次元デジタルコード25に記録されて
いる能力データを読み取らせる。

【００２６】次にスタートボタン12を押すと、ゲームの
ソフトウエアー23が作動し、中央に設けた数字表示の番
号登録ボタン３が順次点滅を開始し、何回か点滅が回転
しているところで、親がストップボタン13を押すと、ピ
ッピッピーという音と共にある１か所の番号登録ボタン
３で止る。この後、コンピューターが選んだ決り技によ
り、両力士の能力を比較して、勝った力士名と決まり技
が画面表示装置４に表示される。この結果、勝った人は
負けた人のコードカード20をもらうことができる。

【００２７】なお上記説明では大相撲ゲームについて示
したが、プロレスゲームや、ゴルフゲーム、競馬ゲー
ム、怪獣ゲームなど、個別の能力データを二次元デジタ
ルコード25に記録しておくことにより、コンピューター
が選んだ条件により勝敗を決めてそのコードカード20の
やり取りをするようにすれば更にゲームを楽しむことが
できる。また野球ゲームやサッカーゲームのように各チ
ームの選手毎の能力データを二次元デジタルコード25に
記録したコードカード20を使用することによりチームプ
レイも楽しむことができ、更に印刷したゲーム盤を併用
することにより、他人数で意外性のある楽しいゲームを
行なうことができる。

【００２８】

【発明の効果】以上説明した如く本発明に係るコードカ
ードゲーム機によれば、カードゲームとコンピューター
ゲームとを組み合わせて、バーコードや二次元デジタル
コードで印刷したコードカードを光学的な読取装置に読
み込ませて、コンピューターが選んだ条件により勝敗を
判定するので、同時に多人数でも遊ぶことができると共
に、時間的なタイミングや複雑な条件設定ができ、また
ゲーム盤と組み合わせて使用することもできるので、現
実感があって更に面白く遊ぶことができるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の一形態によるゲーム機とコード
カードを示す斜視図である。

【図２】図１に示すゲーム機の内部構造の概略を示す説
明図である。

【図３】本発明の他の実施の形態による二次元デジタル
コードを印刷した大相撲カードを示す表面図である。

【符合の説明】

１ ゲーム機 ２ 本体ケース ３ 番号登録ボタン ４ 画面表示装置 ５ 光学的な読取装置 ６ 足し算選択ボタン ７ 掛け算選択ボタン ９ 判定ボタン 10 赤カード選択ボタン 11 黒カード選択ボタン 12 スタートボタン 13 ストップボタン 16 電源スイッチ 20 コードカード 21 バーコード 23 ゲームのソフトウエアー 25 二次元デジタルコード

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成８年３月１３日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１７

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１７】次に参加者の中からジャンケンで親を決め
る。親はコードカード20を良く切って、裏向きにして参
加者に２枚ずつ配る。次に親は、「１」の番号登録ボタ
ン３を押してから、自分のコードカード20の２枚を裏向
きにして光学的な読取装置５に当てて読み取りを行なわ
せる。次にコンピューターが選ぶトランプのカードの赤
か黒を予想して赤カード選択ボタン10か黒カード選択ボ
タン11の何れか一方のボタンを押してからストップボタ
ン13を押すと、親の登録が終わる。

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１８

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１８】次に子は、「２」の番号登録ボタン３を押
してから、自分の２枚のコードカード20を読取装置で読
み取を行なわせる。次にコンピューターが選ぶトランプ
のカードの赤か黒を予想して赤カード選択ボタン10か黒
カード選択ボタン11のボタンを押してからストップボタ
ン13を押すと、子の登録が終わる。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 トランプの種類や、固有のデータなどを
   バーコードや二次元デジタルコードで夫々印刷した複数
   枚のコードカードと、このコードカードの光学的な読取
   装置と、この読取装置に接続され読み込んだデータに基
   づいて作動するゲームのソフトウエアーと、ゲーム内容
   の画面表示装置とからなることを特徴とするコードカー
   ドゲーム機。
2. 【請求項２】 ゲームのスタートおよびストップボタン
   と番号登録ボタンを設けたことを特徴とする請求項１記
   載のコードカードゲーム機。