JPH09215083A - ノイズキャンセリングマイク内蔵端末装置 - Google Patents
ノイズキャンセリングマイク内蔵端末装置Info
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- JPH09215083A JPH09215083A JP3913296A JP3913296A JPH09215083A JP H09215083 A JPH09215083 A JP H09215083A JP 3913296 A JP3913296 A JP 3913296A JP 3913296 A JP3913296 A JP 3913296A JP H09215083 A JPH09215083 A JP H09215083A
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- noise canceling
- hole
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 双指向性マイクを使用してノイズキャンセリ
ング効果を得ると共に、ノイズキャンセリング効果を必
要としない状況下にあっては不自然な周波数特性となら
ずに通話を行えるノイズキャンセリングマイク内蔵端末
装置を実現する。 【解決手段】 双指向性マイク11により周囲の音を相
殺可能なノイズキャンセリングマイク内蔵端末装置であ
って、音声を筐体の外部から双指向性マイクの一方の検
出部の側に取り入れるための第一の通孔12aと、前記
音声以外の周囲の音を筐体の外部から双指向性マイクの
他方の検出部の側に取り入れるための第二の通孔12b
と、前記第二の通孔を所望により閉塞して筐体の外部か
らの音声以外の周囲の音が前記他方の検出部の側に入る
のを遮断するシャッター手段18とが備えられて構成さ
れる。
ング効果を得ると共に、ノイズキャンセリング効果を必
要としない状況下にあっては不自然な周波数特性となら
ずに通話を行えるノイズキャンセリングマイク内蔵端末
装置を実現する。 【解決手段】 双指向性マイク11により周囲の音を相
殺可能なノイズキャンセリングマイク内蔵端末装置であ
って、音声を筐体の外部から双指向性マイクの一方の検
出部の側に取り入れるための第一の通孔12aと、前記
音声以外の周囲の音を筐体の外部から双指向性マイクの
他方の検出部の側に取り入れるための第二の通孔12b
と、前記第二の通孔を所望により閉塞して筐体の外部か
らの音声以外の周囲の音が前記他方の検出部の側に入る
のを遮断するシャッター手段18とが備えられて構成さ
れる。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、小型の携帯電
話,コードレス電話子機又はハンドセットなどで周囲の
音を相殺可能なノイズキャンセリングマイクを内蔵した
機器のノイズキャンセリング特性の改良に関する。
話,コードレス電話子機又はハンドセットなどで周囲の
音を相殺可能なノイズキャンセリングマイクを内蔵した
機器のノイズキャンセリング特性の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話,コードレス電話子機又は有線
/無線装置のハンドセットなどにおいては、周囲の雑音
を相殺することで低減可能なノイズキャンセリングマイ
クが使用されることがある。このノイズキャンセリング
マイクでは、双指向性マイクの一方の検出部に音声を入
力し、他方の検出部に周囲の音を入力することで、周囲
の音が相殺されて出力される仕組みになっている。
/無線装置のハンドセットなどにおいては、周囲の雑音
を相殺することで低減可能なノイズキャンセリングマイ
クが使用されることがある。このノイズキャンセリング
マイクでは、双指向性マイクの一方の検出部に音声を入
力し、他方の検出部に周囲の音を入力することで、周囲
の音が相殺されて出力される仕組みになっている。
【0003】この場合にノイズキャンセリングの効率を
高めるためには、双指向性マイクの一方の検出部にでき
るだけ近づいて音声を入力することが必要となる。こう
することで、一方の検出部には音声と周囲の音とが入力
され、他方の検出部には周囲の音のみが入力される。従
って、双指向性マイクでは位相差により所望の音声が効
率的に検出されるようになっている。
高めるためには、双指向性マイクの一方の検出部にでき
るだけ近づいて音声を入力することが必要となる。こう
することで、一方の検出部には音声と周囲の音とが入力
され、他方の検出部には周囲の音のみが入力される。従
って、双指向性マイクでは位相差により所望の音声が効
率的に検出されるようになっている。
【0004】図9は各種のマイクの指向性を示す特性図
であり、図9(a)は無指向性マイクの特性を示してお
り、図9(b)は双指向性マイクの特性を示しており、
図9(c)は単一指向性マイクの特性を示している。
であり、図9(a)は無指向性マイクの特性を示してお
り、図9(b)は双指向性マイクの特性を示しており、
図9(c)は単一指向性マイクの特性を示している。
【0005】この図9では、各マイクの周囲360°の
感度を示しており、図の上方向がマイクの正面の感度で
ある。また、原点から離れている程感度が高い状態を示
している。
感度を示しており、図の上方向がマイクの正面の感度で
ある。また、原点から離れている程感度が高い状態を示
している。
【0006】また、図9(a)〜(c)のそれぞれに対
応した周波数特性を、図10に示す。無指向性マイクで
は音源(口元)とマイクとの距離L=50cmでの周波
数特性を示しており(図10(a))、双指向性マイク
では音源とマイクとの距離L=1cmとL=50cmと
の2種類の周波数特性を示しており(図10(b))、
単一指向性マイクでは正面と背面との周波数特性を示し
ている(図10(c))。
応した周波数特性を、図10に示す。無指向性マイクで
は音源(口元)とマイクとの距離L=50cmでの周波
数特性を示しており(図10(a))、双指向性マイク
では音源とマイクとの距離L=1cmとL=50cmと
の2種類の周波数特性を示しており(図10(b))、
単一指向性マイクでは正面と背面との周波数特性を示し
ている(図10(c))。
【0007】双指向性マイクの周波数特性(図10
(b))に注目すると、音源とマイクとの距離L=1c
mの場合には周波数特性が平坦になっている。ところ
が、距離L=50cmになると低域(およそ2kHz以
下)で出力レベルが低下している。ここではL=50c
mの場合を示したが、これ以上離れても同様な特性を示
す。
(b))に注目すると、音源とマイクとの距離L=1c
mの場合には周波数特性が平坦になっている。ところ
が、距離L=50cmになると低域(およそ2kHz以
下)で出力レベルが低下している。ここではL=50c
mの場合を示したが、これ以上離れても同様な特性を示
す。
【0008】すなわち、双指向性マイクから1cm程度
の距離に近づいて音声を入力した場合には周波数特性は
平坦であるが、50cm以上離れた所から発生している
周囲の音(雑音)は両方の検出部に等しく入力するため
に相殺されて出力レベルが低下することを意味してい
る。これがノイズキャンセルの原理である。
の距離に近づいて音声を入力した場合には周波数特性は
平坦であるが、50cm以上離れた所から発生している
周囲の音(雑音)は両方の検出部に等しく入力するため
に相殺されて出力レベルが低下することを意味してい
る。これがノイズキャンセルの原理である。
【0009】図11(a)は双指向性マイク11により
ノイズキャンセリングマイクを実現した場合の機器の断
面構成を示す構成図である。すなわち、筐体1の筒状突
起1aに緩衝用の弾性体2を介して双指向性マイク11
を配設している。この場合、筐体1において、音声検出
用の通孔3と周囲の音検出用の通孔4とが設けられてい
る。尚、使用状態においては通孔3が使用者の口元付近
に来るように構成されている。
ノイズキャンセリングマイクを実現した場合の機器の断
面構成を示す構成図である。すなわち、筐体1の筒状突
起1aに緩衝用の弾性体2を介して双指向性マイク11
を配設している。この場合、筐体1において、音声検出
用の通孔3と周囲の音検出用の通孔4とが設けられてい
る。尚、使用状態においては通孔3が使用者の口元付近
に来るように構成されている。
【0010】また、図11(b)はノイズキャンセリン
グマイクとしない場合における機器の断面構成を示す構
成図である。この場合には、無指向性若しくは単一指向
性のマイク10を筐体1の筒状突起1aに緩衝用の弾性
体2を介して配設している。この場合、筐体1におい
て、音声検出用の通孔3が設けられている。尚、使用状
態においては通孔3が使用者の口元付近に来るように構
成されている。
グマイクとしない場合における機器の断面構成を示す構
成図である。この場合には、無指向性若しくは単一指向
性のマイク10を筐体1の筒状突起1aに緩衝用の弾性
体2を介して配設している。この場合、筐体1におい
て、音声検出用の通孔3が設けられている。尚、使用状
態においては通孔3が使用者の口元付近に来るように構
成されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】一方、携帯電話,コー
ドレス電話子機又は有線/無線装置のハンドセットなど
の機器は年々小型化してきている。この場合、機器に内
蔵されているスピーカを耳にあてるため、口元(音源)
から双指向性マイク11までの距離が大きくなることが
予想される。
ドレス電話子機又は有線/無線装置のハンドセットなど
の機器は年々小型化してきている。この場合、機器に内
蔵されているスピーカを耳にあてるため、口元(音源)
から双指向性マイク11までの距離が大きくなることが
予想される。
【0012】このため、双指向性マイクを使用してノイ
ズキャンセリングを実現しようとしても、口元から双指
向性マイクまでの距離が大きくなり、図10(b)に示
したノイズキャンセリング効果が十分得られないことを
意味する。
ズキャンセリングを実現しようとしても、口元から双指
向性マイクまでの距離が大きくなり、図10(b)に示
したノイズキャンセリング効果が十分得られないことを
意味する。
【0013】更に、図10(b)から明らかなように、
口元から双指向性マイクまでの距離Lが大きくなると、
周波数特性において低域の出力が低下することとなるた
め、不自然な音声が出力されることが予想される。
口元から双指向性マイクまでの距離Lが大きくなると、
周波数特性において低域の出力が低下することとなるた
め、不自然な音声が出力されることが予想される。
【0014】ところで、携帯電話などにおいてノイズキ
ャンセリング効果を必要とするのは全使用時間の2割程
度であることが知られている。従って、このような2割
の使用に対処するために他の8割の使用時間においても
上述のような低域の低下した不自然な音声で使用するこ
とは望ましくない。
ャンセリング効果を必要とするのは全使用時間の2割程
度であることが知られている。従って、このような2割
の使用に対処するために他の8割の使用時間においても
上述のような低域の低下した不自然な音声で使用するこ
とは望ましくない。
【0015】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、双指向性マイクを使用してノイズキャ
ンセリング効果を得ると共に、ノイズキャンセリング効
果を必要としない状況下にあっては不自然な周波数特性
とならずに通話を行えるノイズキャンセリングマイク内
蔵端末装置を実現することである。
で、その目的は、双指向性マイクを使用してノイズキャ
ンセリング効果を得ると共に、ノイズキャンセリング効
果を必要としない状況下にあっては不自然な周波数特性
とならずに通話を行えるノイズキャンセリングマイク内
蔵端末装置を実現することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】従って、上記の課題を解
決する本発明は以下の(1)〜(2)に説明するように
構成されたものである。
決する本発明は以下の(1)〜(2)に説明するように
構成されたものである。
【0017】(1)第一の発明は、双指向性マイクによ
り周囲の音を相殺可能なノイズキャンセリングマイク内
蔵端末装置であって音声を筐体の外部から双指向性マイ
クの一方の検出部の側に取り入れるための第一の通孔
と、前記音声以外の周囲の音を筐体の外部から双指向性
マイクの他方の検出部の側に取り入れるための第二の通
孔と、前記第二の通孔を所望により閉塞して筐体の外部
からの音声以外の周囲の音が前記他方の検出部の側に入
るのを遮断するシャッター手段とが備えられてなるノイ
ズキャンセリングマイク内蔵端末装置である。
り周囲の音を相殺可能なノイズキャンセリングマイク内
蔵端末装置であって音声を筐体の外部から双指向性マイ
クの一方の検出部の側に取り入れるための第一の通孔
と、前記音声以外の周囲の音を筐体の外部から双指向性
マイクの他方の検出部の側に取り入れるための第二の通
孔と、前記第二の通孔を所望により閉塞して筐体の外部
からの音声以外の周囲の音が前記他方の検出部の側に入
るのを遮断するシャッター手段とが備えられてなるノイ
ズキャンセリングマイク内蔵端末装置である。
【0018】このノイズキャンセリングマイク内蔵端末
装置では、ノイズキャンセリングが必要ない状態におい
ては第二の通孔を閉状態にしておくことで無指向性マイ
ク若しくは単一指向性マイクと同等な周波数特性を得る
ようにし、ノイズキャンセリングが必要な場合には第二
の通孔を開状態にしておくことでノイズキャンセリング
の効果を得るようにする。
装置では、ノイズキャンセリングが必要ない状態におい
ては第二の通孔を閉状態にしておくことで無指向性マイ
ク若しくは単一指向性マイクと同等な周波数特性を得る
ようにし、ノイズキャンセリングが必要な場合には第二
の通孔を開状態にしておくことでノイズキャンセリング
の効果を得るようにする。
【0019】従って、第二の通孔を閉状態にした場合に
は平坦な周波数特性が得られ、口元からマイクまでの距
離が離れた状況下で第二の通孔を開状態にした場合にの
みノイズキャンセリングの効果が得られると共に低域の
出力が若干低下することになる。
は平坦な周波数特性が得られ、口元からマイクまでの距
離が離れた状況下で第二の通孔を開状態にした場合にの
みノイズキャンセリングの効果が得られると共に低域の
出力が若干低下することになる。
【0020】従って、双指向性マイクを使用してノイズ
キャンセリング効果を得ると共に、ノイズキャンセリン
グ効果を必要としない状況下にあっては不自然な周波数
特性とならずに通話を行えるノイズキャンセリングマイ
ク内蔵端末装置を実現することができる。
キャンセリング効果を得ると共に、ノイズキャンセリン
グ効果を必要としない状況下にあっては不自然な周波数
特性とならずに通話を行えるノイズキャンセリングマイ
ク内蔵端末装置を実現することができる。
【0021】尚、第一の通孔は小型の端末においては口
の方向に向くようにすべきであるが、使用者が端末装置
のスピーカを耳に当てて使用し、かつ、端末装置が小型
であることにより、筐体の正面下部中央若しくは正面下
部端部に斜めに設けることが好ましい。また、第二の通
孔は音声を拾わずに周囲の音を効率的に拾えるように筐
体の底部若しくは背面に設けることが好ましい。
の方向に向くようにすべきであるが、使用者が端末装置
のスピーカを耳に当てて使用し、かつ、端末装置が小型
であることにより、筐体の正面下部中央若しくは正面下
部端部に斜めに設けることが好ましい。また、第二の通
孔は音声を拾わずに周囲の音を効率的に拾えるように筐
体の底部若しくは背面に設けることが好ましい。
【0022】(2)第二の発明は、双指向性マイクによ
り周囲の音を相殺可能なノイズキャンセリングマイク内
蔵端末装置であって、音声を筐体の外部から双指向性マ
イクの一方の検出部の側に取り入れるための第一の通孔
と、前記音声以外の周囲の音を筐体の外部から双指向性
マイクの他方の検出部の側に取り入れるための第二の通
孔と、双指向性マイクで検出された音声信号について低
域側の増幅度を高域側より大きくするイコライザ手段と
が備えられてなるノイズキャンセリングマイク内蔵端末
装置である。
り周囲の音を相殺可能なノイズキャンセリングマイク内
蔵端末装置であって、音声を筐体の外部から双指向性マ
イクの一方の検出部の側に取り入れるための第一の通孔
と、前記音声以外の周囲の音を筐体の外部から双指向性
マイクの他方の検出部の側に取り入れるための第二の通
孔と、双指向性マイクで検出された音声信号について低
域側の増幅度を高域側より大きくするイコライザ手段と
が備えられてなるノイズキャンセリングマイク内蔵端末
装置である。
【0023】このノイズキャンセリングマイク内蔵端末
装置では、ノイズキャンセリングが必要ない状態におい
てはイコライザ手段での低域の増幅度を大きくしておく
ことで平坦な周波数特性を得るようにし、ノイズキャン
セリングが必要な場合には双指向性マイクで得られた周
波数特性のまま出力する。
装置では、ノイズキャンセリングが必要ない状態におい
てはイコライザ手段での低域の増幅度を大きくしておく
ことで平坦な周波数特性を得るようにし、ノイズキャン
セリングが必要な場合には双指向性マイクで得られた周
波数特性のまま出力する。
【0024】従って、口元から双指向性マイクまでの距
離が離れた場合であっても、ノイズキャンセリングが必
要ない状態では平坦な周波数特性が得られ、また、ノイ
ズキャンセリングの効果が必要な場合には低域の出力が
若干低下してノイズレベルも低下する。
離が離れた場合であっても、ノイズキャンセリングが必
要ない状態では平坦な周波数特性が得られ、また、ノイ
ズキャンセリングの効果が必要な場合には低域の出力が
若干低下してノイズレベルも低下する。
【0025】従って、双指向性マイクを使用してノイズ
キャンセリング効果を得ると共に、ノイズキャンセリン
グ効果を必要としない状況下にあっては不自然な周波数
特性とならずに通話を行えるノイズキャンセリングマイ
ク内蔵端末装置を実現することができる。
キャンセリング効果を得ると共に、ノイズキャンセリン
グ効果を必要としない状況下にあっては不自然な周波数
特性とならずに通話を行えるノイズキャンセリングマイ
ク内蔵端末装置を実現することができる。
【0026】尚、第一の通孔は小型の端末においては口
の方向に向くように筐体の正面下部中央若しくは正面下
部端部に斜めに設けることが好ましい。また、第二の通
孔は音声を拾わずに周囲の音を効率的に拾えるように筐
体の底部若しくは背面に設けることが好ましい。
の方向に向くように筐体の正面下部中央若しくは正面下
部端部に斜めに設けることが好ましい。また、第二の通
孔は音声を拾わずに周囲の音を効率的に拾えるように筐
体の底部若しくは背面に設けることが好ましい。
【0027】また、このイコライザ手段の制御は操作部
からの手動操作による場合と、周囲の音の検出レベルに
より判断して自動的に切り替え操作を行う場合とのいず
れであっても良い。
からの手動操作による場合と、周囲の音の検出レベルに
より判断して自動的に切り替え操作を行う場合とのいず
れであっても良い。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。
施の形態例を詳細に説明する。
【0029】<第1の実施の形態>図1は本発明の第1
の実施の形態例におけるノイズキャンセリングマイク内
蔵端末装置の主要部(マイク付近)の断面構成を示す断
面図であり、図2に示す全体の斜視図のI−I断面にお
ける本発明の要部である下半分を示している。また、図
2はノイズキャンセリングマイク内蔵端末装置の全体を
正面左上方向から見た場合の斜視図である。そして、図
3はノイズキャンセリングマイク内蔵端末装置の底面を
示しており、図3(a)はシャッター(シャッター手
段)が開いた状態を、図3(b)はシャッターが閉じた
状態を示している。
の実施の形態例におけるノイズキャンセリングマイク内
蔵端末装置の主要部(マイク付近)の断面構成を示す断
面図であり、図2に示す全体の斜視図のI−I断面にお
ける本発明の要部である下半分を示している。また、図
2はノイズキャンセリングマイク内蔵端末装置の全体を
正面左上方向から見た場合の斜視図である。そして、図
3はノイズキャンセリングマイク内蔵端末装置の底面を
示しており、図3(a)はシャッター(シャッター手
段)が開いた状態を、図3(b)はシャッターが閉じた
状態を示している。
【0030】これらの図に示すように、ノイズキャンセ
リングマイク内蔵端末装置では、前ケーシング12と後
ケーシング13とで筐体が構成されており、その正面に
は操作パネル19,表示部20及びスピーカ21が配置
されており、上部には収納可能なアンテナ22が設けら
れている。
リングマイク内蔵端末装置では、前ケーシング12と後
ケーシング13とで筐体が構成されており、その正面に
は操作パネル19,表示部20及びスピーカ21が配置
されており、上部には収納可能なアンテナ22が設けら
れている。
【0031】また、筐体の内部にはメイン基板14a,
サブ基板14b及び操作パネル用基板14cが設けられ
ており、端末装置として必要な機能が実現されるように
構成されている。
サブ基板14b及び操作パネル用基板14cが設けられ
ており、端末装置として必要な機能が実現されるように
構成されている。
【0032】そして、前ケーシング12の正面中央下端
部には凹部12Aが設けられている。この凹部12A
は、水平に対して略45°で正面から後退する面と、垂
直に対して略65°で且つ奥行方向に略65°で正面か
ら後退する二つの面とによって区画形成されている。更
に、水平に対して略45°で正面から後退する面に略垂
直に通孔12aが設けられている。
部には凹部12Aが設けられている。この凹部12A
は、水平に対して略45°で正面から後退する面と、垂
直に対して略65°で且つ奥行方向に略65°で正面か
ら後退する二つの面とによって区画形成されている。更
に、水平に対して略45°で正面から後退する面に略垂
直に通孔12aが設けられている。
【0033】また、後ケーシング13の底面側には通孔
13aが設けられており、シャッター18がこの通孔1
3aを開閉する構成になっている。
13aが設けられており、シャッター18がこの通孔1
3aを開閉する構成になっている。
【0034】そして、通孔12aと通孔13aとに対し
てそれぞれ前筒部15aと後筒部15bとを音響的に連
結するように弾性体カバー15が設けられており、前筒
部15aと後筒部15bとの間に双指向性マイク11が
保持されている。すなわち、この弾性体カバー15は音
響的に前後の筒部として働くと共に、筐体(前ケーシン
グ12及び後ケーシング13)からの振動を吸収した状
態で双指向性マイク11を保持するために設けられてい
る。
てそれぞれ前筒部15aと後筒部15bとを音響的に連
結するように弾性体カバー15が設けられており、前筒
部15aと後筒部15bとの間に双指向性マイク11が
保持されている。すなわち、この弾性体カバー15は音
響的に前後の筒部として働くと共に、筐体(前ケーシン
グ12及び後ケーシング13)からの振動を吸収した状
態で双指向性マイク11を保持するために設けられてい
る。
【0035】尚、防水性を確保するために、防水シート
16が通孔12aと13aとを覆うように前ケーシング
12に接着されていると共に、所定位置に配置された弾
性体カバー15と後ケーシング13の内側底面が防水シ
ートを挟持する構成になっている。また、この通孔12
aの外側には風切り音防止のためのスポンジ製のシート
部材17が設けられている。
16が通孔12aと13aとを覆うように前ケーシング
12に接着されていると共に、所定位置に配置された弾
性体カバー15と後ケーシング13の内側底面が防水シ
ートを挟持する構成になっている。また、この通孔12
aの外側には風切り音防止のためのスポンジ製のシート
部材17が設けられている。
【0036】すなわち、双指向性マイク11の一方の検
出部に向けて通孔12aから所望の音声が入力されるよ
うに構成され、また、双指向性マイク11の他方の検出
部に向けて通孔13aから周囲の音が入力されるように
構成されている。
出部に向けて通孔12aから所望の音声が入力されるよ
うに構成され、また、双指向性マイク11の他方の検出
部に向けて通孔13aから周囲の音が入力されるように
構成されている。
【0037】シャッター手段は、シャッター18と、シ
ャッター18を後ケーシング13に係合保持する開口
(図示省略)から構成されている。すなわち、シャッタ
ー18には突出片が設けられると共に、前記開口はスラ
イド方向(図3の矢印A方向)に伸び、且つ、シャッタ
ー8の突出片を嵌合するキーパー部を有して後ケーシン
グ13の底部に開設されている。
ャッター18を後ケーシング13に係合保持する開口
(図示省略)から構成されている。すなわち、シャッタ
ー18には突出片が設けられると共に、前記開口はスラ
イド方向(図3の矢印A方向)に伸び、且つ、シャッタ
ー8の突出片を嵌合するキーパー部を有して後ケーシン
グ13の底部に開設されている。
【0038】以上のように構成されたノイズキャンセリ
ングマイク内蔵端末装置の動作について説明する。
ングマイク内蔵端末装置の動作について説明する。
【0039】<動作:ノイズキャンセリング効果を必
要とする場合>周囲が騒がしい環境下で端末を使用する
場合には、図3(a)に示すようにシャッター18によ
り通孔13aを開状態にしておく。初期状態ではシャッ
ター18は通孔13aを閉状態にしているため、シャッ
ター18を使用者が図3(a)の左方向に操作すること
で容易に通孔13aを開状態にすることができる。
要とする場合>周囲が騒がしい環境下で端末を使用する
場合には、図3(a)に示すようにシャッター18によ
り通孔13aを開状態にしておく。初期状態ではシャッ
ター18は通孔13aを閉状態にしているため、シャッ
ター18を使用者が図3(a)の左方向に操作すること
で容易に通孔13aを開状態にすることができる。
【0040】これにより、双指向性マイク11の一方の
検出部には通孔12aを通じて使用者の音声が周囲の音
と共に入力される。また、双指向性マイクの他方の検出
部には通孔13aを通じて周囲の音が入力される。この
場合、通孔12aは使用者の口元を向くように、前ケー
シング12の下端部の凹部に斜め下方向を向いて設けら
れている。従って、端末が小型であって、口と通孔12
aとに若干の距離があっても使用者の発する音声を有効
に検出することができる。また、通孔13aは筐体の底
面に位置する後ケーシング13に設けられているので、
使用者の発する音声は殆ど入力されることなく、周囲の
音のみが入力される。
検出部には通孔12aを通じて使用者の音声が周囲の音
と共に入力される。また、双指向性マイクの他方の検出
部には通孔13aを通じて周囲の音が入力される。この
場合、通孔12aは使用者の口元を向くように、前ケー
シング12の下端部の凹部に斜め下方向を向いて設けら
れている。従って、端末が小型であって、口と通孔12
aとに若干の距離があっても使用者の発する音声を有効
に検出することができる。また、通孔13aは筐体の底
面に位置する後ケーシング13に設けられているので、
使用者の発する音声は殆ど入力されることなく、周囲の
音のみが入力される。
【0041】従って、双指向性マイク11において周囲
の音が相殺されて、使用者の発する音声のみが有効に検
出される。
の音が相殺されて、使用者の発する音声のみが有効に検
出される。
【0042】この場合の周波数特性を図4により説明す
る。ここで長さ100mm程度の小型の端末を使用した場
合、使用者の口と双指向性マイク11とは5cm〜10cm
程度の距離を有することになる。従って、この場合の双
指向性マイク11の出力レベルの周波数特性はL=10
cmの特性のように平坦な特性よりは若干低域が低減した
ものとなることが確認された。また、この場合の音声に
ついては、通信に使用する範囲の低域(300Hz)の低
減は3〜5dB程度であるが、ノイズキャンセリングの効
果が10〜20dB程度得られるので、明瞭度が向上して
聴き易い状態になる。
る。ここで長さ100mm程度の小型の端末を使用した場
合、使用者の口と双指向性マイク11とは5cm〜10cm
程度の距離を有することになる。従って、この場合の双
指向性マイク11の出力レベルの周波数特性はL=10
cmの特性のように平坦な特性よりは若干低域が低減した
ものとなることが確認された。また、この場合の音声に
ついては、通信に使用する範囲の低域(300Hz)の低
減は3〜5dB程度であるが、ノイズキャンセリングの効
果が10〜20dB程度得られるので、明瞭度が向上して
聴き易い状態になる。
【0043】<動作;ノイズキャンセリング効果を必
要としない場合>また、周囲が静かであるか、又は、そ
れ程騒がしくない環境で端末を使用する場合には、図3
(b)に示すようにシャッター18により通孔13aを
閉状態にしておく。この場合も、シャッター18を使用
者が図3(b)の右方向に操作することで容易に通孔1
3aを閉状態にすることができる。
要としない場合>また、周囲が静かであるか、又は、そ
れ程騒がしくない環境で端末を使用する場合には、図3
(b)に示すようにシャッター18により通孔13aを
閉状態にしておく。この場合も、シャッター18を使用
者が図3(b)の右方向に操作することで容易に通孔1
3aを閉状態にすることができる。
【0044】これにより、双指向性マイク11の一方の
検出部には通孔12aを通じて使用者の音声が入力され
る。この場合、通孔12aは使用者の口元を向くよう
に、前ケーシング12の下端部の凹部に斜め下方向を向
いて設けられているため、端末が小型であっても使用者
の発する音声を有効に検出することができる。
検出部には通孔12aを通じて使用者の音声が入力され
る。この場合、通孔12aは使用者の口元を向くよう
に、前ケーシング12の下端部の凹部に斜め下方向を向
いて設けられているため、端末が小型であっても使用者
の発する音声を有効に検出することができる。
【0045】また、双指向性マイクの他方の検出部には
シャッター18の閉状態のため音が入力されない。
シャッター18の閉状態のため音が入力されない。
【0046】従って、双指向性マイク11は無指向性マ
イク若しくは単一指向性マイクとして動作することにな
り、使用者の発する音声のみが有効に検出される。
イク若しくは単一指向性マイクとして動作することにな
り、使用者の発する音声のみが有効に検出される。
【0047】この場合の周波数特性を図4により説明す
る。ここで長さ100mm程度の小型の端末を使用した場
合、使用者の口と双指向性マイク11とは5cm〜10cm
程度の距離を有することになる。しかし、双指向性マイ
ク11が無指向性若しくは単一指向性マイクとして動作
することにより、実際には図4のL=1cmの場合と同様
に平坦な特性が得られることが確認されている。すなわ
ち、双指向性マイク11の他方の検出部に周り込む音が
存在しないために、平坦な周波数特性が得られる。
る。ここで長さ100mm程度の小型の端末を使用した場
合、使用者の口と双指向性マイク11とは5cm〜10cm
程度の距離を有することになる。しかし、双指向性マイ
ク11が無指向性若しくは単一指向性マイクとして動作
することにより、実際には図4のL=1cmの場合と同様
に平坦な特性が得られることが確認されている。すなわ
ち、双指向性マイク11の他方の検出部に周り込む音が
存在しないために、平坦な周波数特性が得られる。
【0048】この結果、双指向性マイク11に対して口
元からの距離Lがあっても平坦な周波数特性になるた
め、無指向性マイクや単一指向性マイクを使用した場合
と同様な自然な音声が得られ、聴き易い状態になる。
元からの距離Lがあっても平坦な周波数特性になるた
め、無指向性マイクや単一指向性マイクを使用した場合
と同様な自然な音声が得られ、聴き易い状態になる。
【0049】このようにして、双指向性マイクを使用し
てノイズキャンセリング効果を得ると共に、ノイズキャ
ンセリング効果を必要としない状況下にあっては不自然
な周波数特性とならずに通話を行えるノイズキャンセリ
ングマイク内蔵端末装置を実現できる。
てノイズキャンセリング効果を得ると共に、ノイズキャ
ンセリング効果を必要としない状況下にあっては不自然
な周波数特性とならずに通話を行えるノイズキャンセリ
ングマイク内蔵端末装置を実現できる。
【0050】尚、この図1において示した通孔12aと
通孔13aとは略同じ直径に構成することでノイズキャ
ンセリングの効果を有効に発揮させることが可能にな
る。
通孔13aとは略同じ直径に構成することでノイズキャ
ンセリングの効果を有効に発揮させることが可能にな
る。
【0051】また、後筒部15bについては、通孔13
aからの音を双指向性マイク11の他方の検出部に音響
的に伝達できれば良く、形状は図1に示したものに限ら
れることはない。すなわち、ゆるやかなカーブ(放物
線)を描くような形状であっても良い。また、通孔13
aを底面に設けたのは、小型の端末においては背面部分
が掌で覆われることを考慮したものであり、掌で覆われ
ることの無い他の場所(例えば、底面の斜め後側など)
に設けるようにしても構わない。
aからの音を双指向性マイク11の他方の検出部に音響
的に伝達できれば良く、形状は図1に示したものに限ら
れることはない。すなわち、ゆるやかなカーブ(放物
線)を描くような形状であっても良い。また、通孔13
aを底面に設けたのは、小型の端末においては背面部分
が掌で覆われることを考慮したものであり、掌で覆われ
ることの無い他の場所(例えば、底面の斜め後側など)
に設けるようにしても構わない。
【0052】更に、シャッター18を完全に開閉させる
だけでなく、半開状態にできるようにしても良い。この
半開状態においては、若干のノイズキャンセリング効果
が得られると共に周波数特性の低域低下が少なくなると
いう利点が得られる。従って、開,半開,閉の3状態を
使用者が選択できるように構成しておくことにより、こ
のような機能が実現される。
だけでなく、半開状態にできるようにしても良い。この
半開状態においては、若干のノイズキャンセリング効果
が得られると共に周波数特性の低域低下が少なくなると
いう利点が得られる。従って、開,半開,閉の3状態を
使用者が選択できるように構成しておくことにより、こ
のような機能が実現される。
【0053】<第2の実施の形態>図5は本発明の第2
の実施の形態例におけるノイズキャンセリングマイク内
蔵端末装置として携帯電話やトランシーバ等の送信に関
する主要部の電気的構成を示す構成図である。
の実施の形態例におけるノイズキャンセリングマイク内
蔵端末装置として携帯電話やトランシーバ等の送信に関
する主要部の電気的構成を示す構成図である。
【0054】この図5において、11は既に説明したよ
うな双方向の指向性を有するマイクである。31は操作
部であり、前述した操作パネル19やその他の部分に設
けられた各種操作スイッチである。32は操作部31の
操作を受けて端末各部を制御する制御部であり、マイク
ロコンピュータ等で構成されている。
うな双方向の指向性を有するマイクである。31は操作
部であり、前述した操作パネル19やその他の部分に設
けられた各種操作スイッチである。32は操作部31の
操作を受けて端末各部を制御する制御部であり、マイク
ロコンピュータ等で構成されている。
【0055】33は双指向性マイク11で生成された音
声信号を低域濾波するローパスフィルタ(LPF)であ
る。34はLPF33での減衰分を増幅するアンプであ
る。また、35はLPF33及びアンプ34をバイパス
するために制御部32により制御されるスイッチであ
る。
声信号を低域濾波するローパスフィルタ(LPF)であ
る。34はLPF33での減衰分を増幅するアンプであ
る。また、35はLPF33及びアンプ34をバイパス
するために制御部32により制御されるスイッチであ
る。
【0056】36は音声信号を送信に使用する周波数帯
域に制限するための帯域フィルタである。37は帯域フ
ィルタ36を通過した音声信号により変調を行って変調
信号を生成する変調部である。38は変調信号より送信
信号を生成する送信部であり、制御部32により制御さ
れる。
域に制限するための帯域フィルタである。37は帯域フ
ィルタ36を通過した音声信号により変調を行って変調
信号を生成する変調部である。38は変調信号より送信
信号を生成する送信部であり、制御部32により制御さ
れる。
【0057】尚、この第2の実施の形態例におけるノイ
ズキャンセリングマイク内蔵端末装置の機械的な構成に
ついては、図1〜図3に示したものにおいてシャッター
18が存在せずに通孔13aが常時開放になっているも
のを用いる。
ズキャンセリングマイク内蔵端末装置の機械的な構成に
ついては、図1〜図3に示したものにおいてシャッター
18が存在せずに通孔13aが常時開放になっているも
のを用いる。
【0058】以上のように構成されたノイズキャンセリ
ングマイク内蔵端末装置の動作について説明する。
ングマイク内蔵端末装置の動作について説明する。
【0059】<動作:ノイズキャンセリング効果を必
要とする場合>周囲が騒がしい環境下で端末を使用する
場合には、操作部31の使用者からの指示により制御部
32がスイッチ35を導通状態にする。これにより、L
PF33及びアンプ34は動作しない状態になる。
要とする場合>周囲が騒がしい環境下で端末を使用する
場合には、操作部31の使用者からの指示により制御部
32がスイッチ35を導通状態にする。これにより、L
PF33及びアンプ34は動作しない状態になる。
【0060】このとき、双指向性マイク11の一方の検
出部には通孔12aを通じて使用者の音声が周囲の音と
共に入力される。また、双指向性マイクの他方の検出部
には通孔13aを通じて周囲の音が入力される。この場
合、通孔12aは使用者の口元を向くように、前ケーシ
ング12の下端部の凹部に斜め下方向を向いて設けられ
ている。従って、端末が小型であって、口と通孔12a
とに若干の距離があっても使用者の発する音声を有効に
検出することができる。また、通孔13aは筐体の底面
に位置する後ケーシング13に設けられているので、使
用者の発する音声は殆ど入力されることなく、周囲の音
のみが入力される。
出部には通孔12aを通じて使用者の音声が周囲の音と
共に入力される。また、双指向性マイクの他方の検出部
には通孔13aを通じて周囲の音が入力される。この場
合、通孔12aは使用者の口元を向くように、前ケーシ
ング12の下端部の凹部に斜め下方向を向いて設けられ
ている。従って、端末が小型であって、口と通孔12a
とに若干の距離があっても使用者の発する音声を有効に
検出することができる。また、通孔13aは筐体の底面
に位置する後ケーシング13に設けられているので、使
用者の発する音声は殆ど入力されることなく、周囲の音
のみが入力される。
【0061】従って、双指向性マイク11において周囲
の音が相殺されて、使用者の発する音声のみが有効に検
出される。
の音が相殺されて、使用者の発する音声のみが有効に検
出される。
【0062】この場合の双指向性マイク11の出力レベ
ルの周波数特性は、図4のL=10cmの特性のように平
坦な特性よりは若干低域が低減したものとなることが確
認された。また、この場合の音声については、通信に使
用する範囲の低域(300Hz)の低減は3〜5dB程度で
あるが、ノイズキャンセリングの効果が10〜20dB程
度得られるので、明瞭度が向上して聴き易い状態にな
る。
ルの周波数特性は、図4のL=10cmの特性のように平
坦な特性よりは若干低域が低減したものとなることが確
認された。また、この場合の音声については、通信に使
用する範囲の低域(300Hz)の低減は3〜5dB程度で
あるが、ノイズキャンセリングの効果が10〜20dB程
度得られるので、明瞭度が向上して聴き易い状態にな
る。
【0063】すなわち、この状態は前述した第1の実施
の形態においてシャッター18を開いた状態と等価であ
る。
の形態においてシャッター18を開いた状態と等価であ
る。
【0064】<動作;ノイズキャンセリング効果を必
要としない場合>周囲が静かであるか、又は、それ程騒
がしくない環境で端末を使用する場合には、操作部31
の使用者からの指示により制御部32がスイッチ35を
非導通状態にする。これにより、LPF33及びアンプ
34が動作する状態になる。
要としない場合>周囲が静かであるか、又は、それ程騒
がしくない環境で端末を使用する場合には、操作部31
の使用者からの指示により制御部32がスイッチ35を
非導通状態にする。これにより、LPF33及びアンプ
34が動作する状態になる。
【0065】ここで、LPF33の低域濾波特性が図6
に示す特性であったとする。すなわち、ここでは、使用
者の口と双指向性マイク11との距離Lの想定値におけ
る低域低下を補償できるような特性にしておく。
に示す特性であったとする。すなわち、ここでは、使用
者の口と双指向性マイク11との距離Lの想定値におけ
る低域低下を補償できるような特性にしておく。
【0066】この場合、双指向性マイク11の一方の検
出部には通孔12aを通じて使用者の音声が入力され
る。この場合、通孔12aは使用者の口元を向くよう
に、前ケーシング12の下端部の凹部に斜め下方向を向
いて設けられているため、端末が小型であっても使用者
の発する音声を有効に検出することができる。
出部には通孔12aを通じて使用者の音声が入力され
る。この場合、通孔12aは使用者の口元を向くよう
に、前ケーシング12の下端部の凹部に斜め下方向を向
いて設けられているため、端末が小型であっても使用者
の発する音声を有効に検出することができる。
【0067】また、双指向性マイクの他方の検出部にも
使用者の音声が若干回りこむことで、双指向性マイク1
1から出力される音声信号は図7のS1 のように、平坦
な特性よりは若干低域が低減したものとなる。このよう
な低域の低下に対してLPF33とアンプ34との低域
増強により略平坦な特性図7のS2 のような周波数特性
が得られる。
使用者の音声が若干回りこむことで、双指向性マイク1
1から出力される音声信号は図7のS1 のように、平坦
な特性よりは若干低域が低減したものとなる。このよう
な低域の低下に対してLPF33とアンプ34との低域
増強により略平坦な特性図7のS2 のような周波数特性
が得られる。
【0068】この結果、双指向性マイク11に対して口
元からの距離Lがあっても平坦な周波数特性になるた
め、無指向性マイクや単一指向性マイクを使用した場合
と同様な自然な音声が得られ、聴き易い状態になる。
元からの距離Lがあっても平坦な周波数特性になるた
め、無指向性マイクや単一指向性マイクを使用した場合
と同様な自然な音声が得られ、聴き易い状態になる。
【0069】このようにして、双指向性マイクを使用し
てノイズキャンセリング効果を得ると共に、ノイズキャ
ンセリング効果を必要としない状況下にあっては不自然
な周波数特性とならずに通話を行えるノイズキャンセリ
ングマイク内蔵端末装置を実現できる。
てノイズキャンセリング効果を得ると共に、ノイズキャ
ンセリング効果を必要としない状況下にあっては不自然
な周波数特性とならずに通話を行えるノイズキャンセリ
ングマイク内蔵端末装置を実現できる。
【0070】<動作;ノイズキャンセリング効果を若
干必要とする場合>以上のようなLPF33とアンプ3
4とによる低域増強を、ある程度騒がしいオフィス等の
環境で使用することで、使用者の音声の周波数特性は図
7のS1 のような平坦な特性が得られ、更に、周囲の音
については図7のN2 のような特性が得られる。尚、こ
こで、図7のN1 が低域増強を行わない場合の周囲の音
の周波数特性である。
干必要とする場合>以上のようなLPF33とアンプ3
4とによる低域増強を、ある程度騒がしいオフィス等の
環境で使用することで、使用者の音声の周波数特性は図
7のS1 のような平坦な特性が得られ、更に、周囲の音
については図7のN2 のような特性が得られる。尚、こ
こで、図7のN1 が低域増強を行わない場合の周囲の音
の周波数特性である。
【0071】この結果、双指向性マイク11に対して口
元からの距離Lがあっても平坦な周波数特性になるた
め、無指向性マイクや単一指向性マイクを使用した場合
と同様な自然な音声が得られ、聴き易い状態になると共
に、ある程度のノイズキャンセリング効果も得られるよ
うになる。
元からの距離Lがあっても平坦な周波数特性になるた
め、無指向性マイクや単一指向性マイクを使用した場合
と同様な自然な音声が得られ、聴き易い状態になると共
に、ある程度のノイズキャンセリング効果も得られるよ
うになる。
【0072】尚、スイッチ35の切り替えは操作部31
の指示入力を受けた制御部32が行うが、これ以外に、
制御部32が電源オン直後や使用開始時の使用者が話だ
す前の周囲の音を拾って自動的に判断することも可能で
ある。
の指示入力を受けた制御部32が行うが、これ以外に、
制御部32が電源オン直後や使用開始時の使用者が話だ
す前の周囲の音を拾って自動的に判断することも可能で
ある。
【0073】<第3の実施の形態>図8は本発明の第3
の実施の形態例におけるノイズキャンセリングマイク内
蔵端末装置として携帯電話やトランシーバ等の送信に関
する主要部の電気的構成を示す構成図である。
の実施の形態例におけるノイズキャンセリングマイク内
蔵端末装置として携帯電話やトランシーバ等の送信に関
する主要部の電気的構成を示す構成図である。
【0074】ここでは、基本的には前述の第2の実施の
形態例のノイズキャンセリングマイク内蔵端末装置と同
じであり、LPF33,アンプ34及びスイッチ35の
代わりに、制御部32から周波数特性が制御されるイコ
ライザアンプ33’を使用している。
形態例のノイズキャンセリングマイク内蔵端末装置と同
じであり、LPF33,アンプ34及びスイッチ35の
代わりに、制御部32から周波数特性が制御されるイコ
ライザアンプ33’を使用している。
【0075】この場合の動作については、前述の第2の
実施の形態例の動作と同じであり、双指向性マイクを使
用してノイズキャンセリング効果を得ると共に、ノイズ
キャンセリング効果を必要としない状況下にあっては不
自然な周波数特性とならずに通話を行えるノイズキャン
セリングマイク内蔵端末装置を実現できる。
実施の形態例の動作と同じであり、双指向性マイクを使
用してノイズキャンセリング効果を得ると共に、ノイズ
キャンセリング効果を必要としない状況下にあっては不
自然な周波数特性とならずに通話を行えるノイズキャン
セリングマイク内蔵端末装置を実現できる。
【0076】尚、イコライザアンプ33’の特性の切り
替えは操作部31の指示入力を受けた制御部32が行う
が、これ以外に、制御部32が電源オン直後や使用開始
時の使用者が話出す前の周囲の音を拾って自動的に判断
することも可能である。
替えは操作部31の指示入力を受けた制御部32が行う
が、これ以外に、制御部32が電源オン直後や使用開始
時の使用者が話出す前の周囲の音を拾って自動的に判断
することも可能である。
【0077】また、上述した各実施の形態例では、風切
り音防止のために通孔12aの外側にシート部材17が
付設されているが、通孔12aの一部をテーパー形状と
することによって風切り音を防止する構成も挙げられ
る。
り音防止のために通孔12aの外側にシート部材17が
付設されているが、通孔12aの一部をテーパー形状と
することによって風切り音を防止する構成も挙げられ
る。
【0078】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば以下のような効果が得られる。
れば以下のような効果が得られる。
【0079】(1)第1の発明では、ノイズキャンセリ
ングが必要ない状態においては第二の通孔を閉状態にし
ておくことで無指向性マイク若しくは単一指向性マイク
と同等な周波数特性を得るようにし、ノイズキャンセリ
ングが必要な場合には第二の通孔を開状態にしておくこ
とでノイズキャンセリングの効果を得るようにするの
で、第二の通孔を閉状態にした場合には平坦な周波数特
性が得られ、口元からマイクまでの距離が離れた状況下
で第二の通孔を開状態にした場合にのみノイズキャンセ
リングの効果が得られると共に低域の出力が若干低下す
ることになる。
ングが必要ない状態においては第二の通孔を閉状態にし
ておくことで無指向性マイク若しくは単一指向性マイク
と同等な周波数特性を得るようにし、ノイズキャンセリ
ングが必要な場合には第二の通孔を開状態にしておくこ
とでノイズキャンセリングの効果を得るようにするの
で、第二の通孔を閉状態にした場合には平坦な周波数特
性が得られ、口元からマイクまでの距離が離れた状況下
で第二の通孔を開状態にした場合にのみノイズキャンセ
リングの効果が得られると共に低域の出力が若干低下す
ることになる。
【0080】従って、双指向性マイクを使用してノイズ
キャンセリング効果を得ると共に、ノイズキャンセリン
グ効果を必要としない状況下にあっては不自然な周波数
特性とならずに通話を行えるノイズキャンセリングマイ
ク内蔵端末装置を実現することができる。
キャンセリング効果を得ると共に、ノイズキャンセリン
グ効果を必要としない状況下にあっては不自然な周波数
特性とならずに通話を行えるノイズキャンセリングマイ
ク内蔵端末装置を実現することができる。
【0081】(2)第2の発明では、ノイズキャンセリ
ングが必要ない状態においてはイコライザ手段での低域
の増幅度を大きくしておくことで平坦な周波数特性を得
るようにし、ノイズキャンセリングが必要な場合には双
指向性マイクで得られた周波数特性のまま出力するの
で、口元から双指向性マイクまでの距離が離れた場合で
あっても、ノイズキャンセリングが必要ない状態では平
坦な周波数特性が得られ、また、ノイズキャンセリング
の効果が必要な場合には低域の出力が若干低下してノイ
ズレベルも低下する。
ングが必要ない状態においてはイコライザ手段での低域
の増幅度を大きくしておくことで平坦な周波数特性を得
るようにし、ノイズキャンセリングが必要な場合には双
指向性マイクで得られた周波数特性のまま出力するの
で、口元から双指向性マイクまでの距離が離れた場合で
あっても、ノイズキャンセリングが必要ない状態では平
坦な周波数特性が得られ、また、ノイズキャンセリング
の効果が必要な場合には低域の出力が若干低下してノイ
ズレベルも低下する。
【0082】従って、双指向性マイクを使用してノイズ
キャンセリング効果を得ると共に、ノイズキャンセリン
グ効果を必要としない状況下にあっては不自然な周波数
特性とならずに通話を行えるノイズキャンセリングマイ
ク内蔵端末装置を実現することができる。
キャンセリング効果を得ると共に、ノイズキャンセリン
グ効果を必要としない状況下にあっては不自然な周波数
特性とならずに通話を行えるノイズキャンセリングマイ
ク内蔵端末装置を実現することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態例のノイズキャンセ
リングマイク内蔵端末装置の主要部の断面構成を示す断
面図である。
リングマイク内蔵端末装置の主要部の断面構成を示す断
面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態例のノイズキャンセ
リングマイク内蔵端末装置の全体構成を示す斜視図であ
る。
リングマイク内蔵端末装置の全体構成を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施の形態例のノイズキャンセ
リングマイク内蔵端末装置の底面の構成を示す底面図で
ある。
リングマイク内蔵端末装置の底面の構成を示す底面図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施の形態例のノイズキャンセ
リングマイク内蔵端末装置による周波数特性を示す特性
図である。
リングマイク内蔵端末装置による周波数特性を示す特性
図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態例のノイズキャンセ
リングマイク内蔵端末装置の電気的な構成を示す構成図
である。
リングマイク内蔵端末装置の電気的な構成を示す構成図
である。
【図6】本発明の第2の実施の形態例のノイズキャンセ
リングマイク内蔵端末装置に使用するLPFの低域濾波
特性を示す特性図である。
リングマイク内蔵端末装置に使用するLPFの低域濾波
特性を示す特性図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態例のノイズキャンセ
リングマイク内蔵端末装置による周波数特性を示す特性
図である。
リングマイク内蔵端末装置による周波数特性を示す特性
図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態例のノイズキャンセ
リングマイク内蔵端末装置の電気的な構成を示す構成図
である。
リングマイク内蔵端末装置の電気的な構成を示す構成図
である。
【図9】各種マイクの指向性の特性を示す特性図であ
る。
る。
【図10】各種マイクの周波数特性を示す特性図であ
る。
る。
【図11】従来の端末のマイク周辺の主要部の断面構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
11 双指向性マイク 12 前ケーシング 12a 通孔 12A 凹部 13 後ケーシング 13a 通孔 15 弾性体カバー 15a 前筒部 15b 後筒部 16 防水シート 17 シート部材 18 シャッター
Claims (2)
- 【請求項1】 双指向性マイクにより周囲の音を相殺可
能なノイズキャンセリングマイク内蔵端末装置であって 音声を筐体の外部から双指向性マイクの一方の検出部の
側に取り入れるための第一の通孔と、 前記音声以外の周囲の音を筐体の外部から双指向性マイ
クの他方の検出部の側に取り入れるための第二の通孔
と、 前記第二の通孔を所望により閉塞して筐体の外部からの
音声以外の周囲の音が前記他方の検出部の側に入るのを
遮断するシャッター手段とが備えられてなるノイズキャ
ンセリングマイク内蔵端末装置。 - 【請求項2】 双指向性マイクにより周囲の音を相殺可
能なノイズキャンセリングマイク内蔵端末装置であって
音声を筐体の外部から双指向性マイクの一方の検出部の
側に取り入れるための第一の通孔と、 前記音声以外の周囲の音を筐体の外部から双指向性マイ
クの他方の検出部の側に取り入れるための第二の通孔
と、 双指向性マイクで検出された音声信号について低域側の
増幅度を高域側より大きくするイコライザ手段とが備え
られてなるノイズキャンセリングマイク内蔵端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3913296A JPH09215083A (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | ノイズキャンセリングマイク内蔵端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3913296A JPH09215083A (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | ノイズキャンセリングマイク内蔵端末装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09215083A true JPH09215083A (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=12544587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3913296A Pending JPH09215083A (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | ノイズキャンセリングマイク内蔵端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09215083A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1014656A2 (en) * | 1998-12-23 | 2000-06-28 | Nokia Mobile Phones Ltd. | A mobile phone accessory, particularly for hands-free function, and an arrangement |
WO2002051104A1 (en) * | 2000-12-21 | 2002-06-27 | Thales Defence Limited | Audio handheld device |
JP2009135777A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Funai Electric Co Ltd | マイクロフォンユニット及び音声入力装置 |
-
1996
- 1996-02-02 JP JP3913296A patent/JPH09215083A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1014656A2 (en) * | 1998-12-23 | 2000-06-28 | Nokia Mobile Phones Ltd. | A mobile phone accessory, particularly for hands-free function, and an arrangement |
EP1014656A3 (en) * | 1998-12-23 | 2004-05-19 | Nokia Corporation | A mobile phone accessory, particularly for hands-free function, and an arrangement |
WO2002051104A1 (en) * | 2000-12-21 | 2002-06-27 | Thales Defence Limited | Audio handheld device |
JP2009135777A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Funai Electric Co Ltd | マイクロフォンユニット及び音声入力装置 |
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