JPH09214606A - 試験回線自動選定方法及び試験回線自動選定装置 - Google Patents

試験回線自動選定方法及び試験回線自動選定装置

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JPH09214606A
JPH09214606A JP1641696A JP1641696A JPH09214606A JP H09214606 A JPH09214606 A JP H09214606A JP 1641696 A JP1641696 A JP 1641696A JP 1641696 A JP1641696 A JP 1641696A JP H09214606 A JPH09214606 A JP H09214606A
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宏章 石栗
Hirotaka Kodama
寛隆 児玉
Masakatsu Hayasaka
匡功 早坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の試験呼を交換機に入力して試験を行う
組合せ試験における試験回線の選定方法に関し、試験回
線の選定を自動的に行うことを目的とする。 【解決手段】 交換機に収容された複数有限数(n)の
回線の中から試験呼を発信させて他の回線に着信させる
組合せ試験において試験呼を発生させる際に、n回線の
回線情報を発信回線と着信回線を行及び列とするn×n
のマトリックスに配列し、試験中の回線に対応する行及
び列に含まれる組合せと、発着信回線が同一回線となる
組合せを除いた回線組合せの数を選定可能回線組合せ数
(k)として算出し、選定可能な回線組合せの各々に連
続番号(1〜k)を付与したのち、乱数を用いて1以上
でk以下の数を発生させ、発生した数と同一番号が付与
された組合せが存在する行及び列に対応する発着信回線
を試験呼を発着信させる回線として選定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の試験呼を交換
機に入力して試験を行う組合せ試験における試験回線の
選定方法に関する。
【0002】蓄積プログラム制御方式の電子交換機(以
下、交換機と記す)を動作させる呼処理プログラムなど
のソフトウェアを作成または改良した際にソフトウェア
の動作を検証するため、或いは、交換機の機能動作の安
定性を確認するために自動試験装置などから多数の擬似
呼(以下、試験呼と記す)を交換機に入力して異常の有
無を確認する試験が行われることが多い。従来技術では
このような複数の試験呼を交換機に入力して行う試験
(以下、組合せ試験と記す)を行う際には、どの回線と
どの回線の試験が進行しているときにどの回線から試験
呼を発生させてどの回線に着信させるか、などを試験手
順ファイルに組み込んでいる。
【0003】上記の試験手順ファイルは試験に先立って
ワークステーションなどを用いて人手により作成される
が、交換機の規模の拡大と機能の多様化などにより交換
機に収容される回線の種類と数が増大するのに伴って試
験手順ファイルの作成も複雑となり、特に、組合せ試験
において試験呼を発着信させる回線の選定には多大の労
力を要している。このため、近年短縮化される傾向にあ
る製品開発期間の中に占める試験手順ファイルの作成期
間が無視できなくなってきており、試験手順ファイルの
作成期間の短縮、特に試験回線の選定作業の効率化が望
まれている。
【0004】
【従来の技術】蓄積プログラム制御方式の交換機を動作
させるためには呼処理プログラムを始めとする各種の処
理プログラムが必要であるが、新たにプログラムを作成
したり改良した場合にはその良否を判定するためにプロ
グラムを交換機にロードして交換機を実際に動作させる
試験が行われる。例えば呼処理プログラムを作成した場
合には交換機にプログラムをロードし、各種の端末や回
線装置などを接続して発着信接続や各種機能の動作など
を試験する。このようなソフトウェアの検証試験に使用
する交換機は通常は商用に供している交換機ではなく、
同型の交換機またはその交換機を擬似する機器(以下、
擬似交換機と記す)を使用する。
【0005】上記のような試験では交換機に収容される
各種の端末装置や回線装置を組合せて発信側に設定した
装置から着信側に設定した装置に対して商用状態で生ず
ると思われる各種の条件の下で各種の接続試験を行うの
が普通である。この場合、試験者が端末装置から接続動
作を行う場合もあるが、端末装置に接続する回路または
端末装置を擬似する回路を内蔵して試験呼を発生させて
試験を自動的に行う自動試験装置や擬似呼発生装置が用
いられることが多い。
【0006】プログラムの性能を確認するソフトウェア
の検証試験や交換機の安定性を確認するための試験を行
う場合には、試験呼をひとつづつ加えるだけでなく、一
つの試験呼が進行中(接続動作中または通信中の状態)
に次の試験呼を発生させるなど、できるだけ実際の状態
に近い条件で試験を行う必要がある。このように複数の
試験呼を並行して発生させて行う組合せ試験を自動試験
装置や擬似呼発生装置を用いて行う場合には短い間隔で
比較的多数の試験呼を発生させることができるが、どの
回線とどの回線の試験が進行しているときにどの回線か
ら試験呼を発生させてどの回線に着信させるか、など、
試験呼の発生手順は予め試験手順ファイル内に組み込ん
でおかなければならない。
【0007】図12乃至図14は従来技術において組合せ試
験を行う場合に試験呼を発着信させる回線を選択する方
法を説明する図である。図12の(a) はプログラムの検証
試験などを行うために使用する交換機と自動試験装置が
接続された試験システムの基本的な構成を図示したもの
である。試験は端末から発信し、端末に着信させる場合
を想定しているが、図示された回線装置33に接続される
端末部分は自動試験装置20内に擬似端末回路(図示省
略)として内蔵されているものとする。
【0008】図12の(b) は図12(a) の回線装置33の接続
関係を図示したものであるが、図では端末装置が3種類
であるとして各端末装置に接続される3種類の回線装置
33にそれぞれA、B、Cの符号を付して各4回線づつ図
示している。以下、回線装置33を種類別に指す場合には
装置A、装置Bなどと記し、同一種類の装置を個別に指
す場合には図12(b) の各回線装置33に付してあるサフィ
ックスを付して装置A 11、装置B21などのように記す。
【0009】端末装置は交換機のスイッチ・ネットワー
ク(以下、NWと記す)の片側に直接または回線装置を
介して接続され、発着信兼用であるのが一般的である
が、図12の(b) では説明の便から回線装置33は各種類と
も2組を発信専用、2組を着信専用(例えば、装置Aの
場合、A11、A12が発信専用、A21、A22が着信専用)
とし、NW31の両側に分かれて収容した状態を図示して
いる。
【0010】図13の(c) は試験対象の回線装置33の種類
別の発着信の組合せを示したものである。図12(b) の構
成では発着信装置の種類の組合せは図13の(c) に示す9
種類となるが、(c) では発着信装置の種類の組合せが異
なるものについて試験を行うものとし、各回線組合せご
とに一つの試験項目を設けている(各試験項目の番号を
T−1〜T−9とする)。
【0011】図13の(d) は試験項目と回線装置の組合せ
を図示したものである。例えば、試験項目T−1を行う
場合は、発信側の回線装置として装置A11または装置A
12、着信側の回線装置として装置A21または装置A22
使用できるので、試験構成を発着信させる組合せとして
は図示のように4種類となる。他の試験項目についても
同様、それぞれ4種類の回線組合せの中から回線を選定
することができる。
【0012】ソフトウェアの性能を検証するために試験
を行う場合は、図12の(a) に示す交換機30の中央制御装
置(以下、CCと記す)32内に検証しようとするプログ
ラム(図には呼処理プログラムの例を記載)34をロード
し、端末装置の擬似回路を内蔵する自動試験装置20(図
示省略された端末装置に接続する方式のものでもよい)
内の試験手順ファイル21に試験項目の内容と各試験項目
の試験呼を発着信させる回線を指定して試験を行う。
【0013】試験の方法として、1つの項目の試験が終
わってから次の項目を試験するというように1項目づつ
試験を行う場合には試験手順として試験項目の実行順序
のみを決めればよい。この場合は、試験項目番号順に試
験呼を発生させても特に問題はなく、発着信装置の組合
せは図13の(d) により選定すればよいので、試験手順フ
ァイル21に試験呼の発着信装置を指定するのに特に労力
は要しない。
【0014】しかし、組合せ試験の場合には試験呼を発
生させる回線装置と着信させる回線装置の選定はかなり
複雑になる。以下、組合せ試験の実行手順を試験呼の発
着信装置の選定方法を中心に説明するが、判り易くする
ため、試験呼の発生間隔は一定、全試験項目の試験
所要時間(試験状態保持時間)は同一で、試験呼発生間
隔の3倍とする、試験項目ごとに1回のみ試験を行
う、との条件を付した例について説明する。
【0015】図14は図12(b) の回線構成により図13(c)
の試験項目について組合せ試験を行う場合の試験の進行
状態をタイムチャートに記したものであるが、説明の便
から、試験呼の発生順序は原則として試験項目の番号順
としている。図のaの試験実行状態には試験項目ごとの
試験の進行状況、bの回線装置使用状態には各時点で使
用されている回線装置33の数(この例では最大2組)を
回線装置33の種別ごとに図示してある。なお、図中の
「発信A」は発信側に使用される装置Aを示している
(他の装置も同様)。図中のt1 〜t12は試験呼の発生
時刻を示しているが、試験呼は各時刻t1 〜t12の直後
に発生し、直前に終了するものとする。
【0016】図14では試験呼の発生は前記の条件に従っ
て先ず最初の試験呼の発生時刻t1に試験項目T−1の
試験呼を発生させ、次の時刻t2 に試験項目T−2の試
験呼を発生させている。従って、回線装置33の使用状態
は図のbに示すように時刻t 1 において発信用の装置A
の1組と着信用の装置Aの1組が使用され、時刻t2
おいて発信用の装置Aが更に1組(計2組)、着信用の
装置Bの1組が使用中の状態になっている。
【0017】前記の条件に従えば、時刻t3 に試験項目
T−3の試験呼を発生させることになるが、この時刻に
は発信用の装置Aが2組とも使用中(図のb参照)であ
るため、次の試験項目T−4の試験呼を先に発生させて
いる。これにより、新たに発信用の装置Bの一つと着信
用の装置Bの一つが使用される。次いで時刻t4 に試験
項目T−4の試験呼を発生させるが、これによって発信
用の装置Bが2つとも使用状態となるため、時刻t5
おいては装置Bから発信する試験項目T−6を行うこと
はできない。図14では予定していた試験項目の試験呼を
発生させられない場合にはそれ以前に予定どおり行えな
った試験項目を行うこととして時刻t5で試験項目T−
3の試験呼を発生させ、試験項目T−6は時刻t8 で試
験呼を発生させている。
【0018】以上のようにして図14では時刻t9 に最後
の試験呼(試験項目T−9)を発生させ、時刻t12にす
べての試験が終了しているが、この例では一定間隔で試
験時間が同一の試験呼を規則的に発生させたため、時刻
1 〜時刻t2 間及び時刻t 11〜時刻t12間に各1組の
発着信装置、時刻t2 〜時刻t3 間及び時刻t10〜時刻
11間に各2組の発着信装置がそれぞれ試験中の状態と
なり、その他の時刻、即ち、時刻t3 〜時刻t10の間は
常に3組の発着信装置が試験中の状態になっている。
【0019】上記の例では回線装置33の種類が3種類の
みで、各回線装置が僅か4組(発着信用各2組)しかな
いとの前提で、しかも一定間隔で特定の順序で規則的に
呼が発生し、呼の継続時間も一定、という条件で試験の
組合せを作成したが、このように簡単な例でも試験呼の
発生手順を人手によって作成するのは手間を要する。そ
の中でも、試験呼を発生させる都度、その時点で試験に
使用可能な装置を確認するのに多くの時間を要し、使用
可能な装置の確認を誤ったために既に決定した試験項目
に遡って指定を変更しなければ成らない事態が生じた場
合などには一層の時間を費やすことになる。また、上記
の例では回線装置の種類のみを指定したが、実際には同
一種類の回線組合せで複数の試験呼を発生させることが
多く、その場合は回線装置の番号まで指定することにな
るため、作業は更に複雑になる。
【0020】また、上記の例では試験時間(保留時間)
を試験呼の発生間隔の3倍としたため、同時に進行中の
試験呼の数は最大3組となるが、試験時間が試験呼の発
生間隔に比して充分大きい場合には同時に試験を行える
組合せは最大6組(例えば、発信A→着信A、A→B、
B→A、B→C、C→B、C→C)になるため、組合せ
方は更に複雑になる。
【0021】実際の交換機では装置の種類及び数量がは
るかに多いうえ、呼の発生もランダムである場合が大部
分である。また、呼の継続時間も不規則(一定の規則に
従うと見做すことが可能であるとしても)である場合が
多い。従って、試験を実際の交換機の規模で試験を行う
ことは困難であるとしても、試験条件は上記のような単
純かつ規則的なものでなく、実際の条件に近づけて行う
のが望ましい。また、各試験項目は組合せ試験の相手
(他の試験呼)が特定の1組だけではなく、何回か相手
を変えることも必要であるため、同一試験項目について
試験呼を何回か繰り返すことも必要である。更に、装置
が複数の機能を有している場合には、試験の内容は単に
発着信装置を接続するだけではなく、発着信装置が同一
種類のものであっても複数の試験項目を設定する必要が
ある。しかし、これらのことを加味して試験手順を決め
ようとすると、試験手順ファイルの作成は格段に複雑な
ものとなる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】作成した交換機のプロ
グラムの動作を検証するための試験を複数の試験呼を組
合せて行う場合や交換機の安定性を試験する場合、従来
技術では人手により試験手順ファイルを作成していた
が、試験呼を発生させる回線の選定、特に、組合せ試験
における使用可能な回線の確認に多大の時間を要してい
た。このため、試験手順ファイルの作成に手間取り、試
験予定を長引かせたり、製品開発計画全体を長く設定し
なければならない場合も多かった。
【0023】本発明は、複数の試験呼を交換機に入力し
て試験を行う組合せ試験における試験回線の選定を自動
的に行うことを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】図1及び図2は本発明の
試験回線自動選定方法の原理説明図、図3及び図4は本
発明の試験回線自動選定装置の基本構成図である。
【0025】図中、3は試験対象の交換機、4は交換機
に収容された複数有限数(n)の回線、2は交換機3の
試験を行う際に、回線4の中から試験呼を発信させて他
の回線4に着信させ、かつ、複数の試験呼を並行して進
行させる組合せ試験を行うことが可能な自動試験装置
(または、擬似呼発生装置(図示省略))、10A 及び10
B は試験回線自動選定装置である。11及び12は試験回線
自動選定装置10A または10B 内に設けられ、11は複数有
限数(n)の回線の識別情報を記憶する全試験回線情報
記憶手段、12は自動試験装置2より試験中の発信回線と
着信回線の組合せを識別できる情報を受信して記憶する
試験中回線情報記憶手段である。
【0026】13A 及び14A は試験回線自動選定装置10A
内に設けられ、13A は自動試験装置2より試験回線選定
要求を受信したときに、全試験回線情報記憶手段11に記
憶されている全試験回線の識別情報と、試験中回線情報
記憶手段12に記憶されている試験中の回線組合せの情報
を読み出し、全試験回線の識別情報により作成した発信
回線と着信回線の全組合せより試験中の回線が含まれる
組合せ及び発信回線と着信回線が同一となる組合せを除
いた回線の組合せの情報を選定可能回線組合せ情報とし
て出力する選定可能回線組合せ選出手段、14A は選定可
能回線組合せ選出手段13A より選定可能回線組合せ情報
(総数k)が入力されたときに各回線組合せに連続番号
(1〜k)を付与したのち、乱数を用いて1以上で選択
可能回線組合せ数(k)以下の数をひとつ発生させ、発
生した数と同一の番号が付与された回線組合せにより定
まる発信回線と着信回線を試験呼を発信させる回線及び
着信させる回線として選定して自動試験装置2または擬
似呼発生装置に出力する試験回線決定手段である。
【0027】13B 、14B 及び15は試験回線自動選定装置
10B 内に設けられ、15は自動試験装置2より試験を終了
した発信回線と着信回線の組合せを識別できる情報を受
信して記憶する試験終了回線情報記憶手段、13B は自動
試験装置2より試験回線選定要求を受信したときに、全
試験回線情報記憶手段11に記憶されている全試験回線の
識別情報と、試験中回線情報記憶手段12に記憶されてい
る試験中の回線組合せの情報及び試験終了回線情報記憶
手段15に記憶されている試験終了の回線組合せの情報を
読み出し、全試験回線の識別情報により作成した発信回
線と着信回線の全組合せより試験中の回線が含まれる組
合せ及び試験終了の回線組合せと、発信回線と着信回線
が同一となる組合せを除いた回線の組合せの情報を選定
可能回線組合せ情報として出力し、かつ、選定可能回線
組合せが皆無となった場合に回線選定を終了したことを
示す選定終了情報を出力する選定可能回線組合せ選出手
段である。
【0028】14B は選定可能回線組合せ選出手段13B よ
り選定可能回線組合せ情報(総数m組)が入力されたと
きは、各回線組合せに連続番号(1〜m)を付与したの
ち、乱数を用いて1以上で選択可能回線組合せ数(m)
以下の数をひとつ発生させ、発生した数と同一の番号が
付与された回線組合せにより定まる発信回線と着信回線
を試験呼を発信させる回線及び着信させる回線として選
定して前記自動試験装置2に出力し、選定可能回線組合
せ選出手段13B より選定終了情報が入力されたときは、
選定終了情報を自動試験装置2に出力する試験回線決定
手段である。
【0029】以下、本発明の試験回線自動選定方法の原
理について図1及び図2を参照して説明する。本発明の
試験回線自動選定方法は、自動試験装置や擬似呼発生装
置が交換機の試験を行うために試験呼(擬似呼を含む)
を発生させる場合などに、試験呼を発着信させる試験回
線を自動的に選定するのに用いられる。図1は同一発着
信回線による試験呼の反復を制限しない場合の回線選定
方法、図2は一回試験を終了した回線組合せでは再度試
験を行わない場合の回線自動選定方法の処理の原理を図
示したものである。
【0030】最初に図1により説明するが、以下の括弧
内のS1〜S5は説明内容に該当する図1のステップの
符号である。交換機に収容された複数有限数(nとす
る)の回線の中から試験呼を発信させて他の回線に着信
させ、かつ、複数の試験呼を並行して進行させる組合せ
試験を行う場合、本発明による試験回線自動選定機能を
有する部分に試験対象の全回線(n回線)の識別情報を
予め記憶しておき、本発明の方法を用いて試験回線を選
択しようとする装置(自動試験装置や擬似呼発生装置な
ど)から試験呼を発生させる時期が到来したことを知ら
せる情報を受けると試験回線の選定を開始する。
【0031】試験回線の選定に当たっては、全回線(n
回線)がそれぞれ他の回線と組み合わせられて試験呼の
発信回線または着信回線として使用されるため、発着信
回線のすべての組合せを作成する。その方法としては全
回線(n回線)の識別情報を発信回線側と着信回線側を
行及び列とするn×nのマトリックスに配列する(図1
のS1参照)。このマトリックスの行と列の各交点(総
数n×n)は試験呼の発信回線と着信回線が特定された
組合せを示すが、マトリックスの作成は試験回線の選定
開始に先立って行ってもよい。
【0032】上記n×nの回線組合せから発信回線また
は着信回線として試験が進行中の回線の識別情報に対応
する行及び列に含まれる組合せと、発信回線と着信回線
が同一回線となる組合せを除いた組合せを選出する(S
2) が、その際、選定開始時点における試験中回線の識
別情報が得られるものとする。この選出された組合せが
試験回線として選定することが可能な回線組合せであ
る。
【0033】次に、選出した組合せの数(k組とする)
を選定可能組合せ数として算出し、選出した組合せの各
々に対して各組合せを識別することが可能なように連続
番号(1〜k)を付与する(S3) 。これに続き、乱数
を用いて1以上で選定可能組合せ数(k)以下の数(p
とする)を発生させる(S4) 。
【0034】次いで、発生した数(p)と同一の番号が
付与された組合せが存在する行及び列に対応する発信回
線及び着信回線を試験呼を発信させる回線及び着信させ
る回線として選定し(S5) 、選定結果を試験呼を発生
させようとしている装置に知らせる。これにより、選定
された発着信回線を用いて試験が行われる。
【0035】以上のように、図1の方法では、試験呼を
発着信させる回線は試験中の回線が存在しない場合(初
期状態など)を含め、その時点で使用されていない回線
組合せの中から自動的に選定されるので試験回線の選定
に手間どることがなく、また使用されていない回線組合
せの中から乱数を用いて選定されるので、複数の試験が
並行して行われる場合に、組合せられる相手の回線組合
せは不規則に変化するので常に一定の相手と組み合わせ
る試験に比してより実際に近い状態の試験を行うことが
可能となる。
【0036】次に図2により説明するが、図2は一回試
験を終了した回線組合せでは再度試験を行わないことを
前提とするため、選定可能な回線組合せを選出する部分
(図1におけるS2のステップ)と、全回線組合せの試
験を終了した場合の処理が異なる。その他の部分は図1
と同一であるので説明を省略し、異なる部分のみについ
て説明する。なお、以下の括弧内のS11〜S15は説明内
容に該当する図2のステップの符号である。
【0037】図2では選定可能回線組合せを選出する際
に、n×nの発着信回線の組合せから発信回線または着
信回線として試験が進行中の回線の識別情報に対応する
行及び列に含まれる組合せ及び発信回線と着信回線が同
一回線となる組合せと、既に試験呼の発着信が行われた
回線の組合せを除いた組合せを選出する(S12) 。この
選出された組合せが選定可能な回線組合せ(総数m組と
する)となるが、その際、選定開始時点における試験中
回線の識別情報のほか、その時点で既に試験呼の発着信
が行われた回線の組合せの識別情報が得られるものとす
る。このm組の回線組合せの中から1組を選定する方法
は図1と同様である(S13〜S15)。
【0038】図2の場合は既に試験呼の発着信が行われ
た回線の組合せを選定対象から除くため、最後には全て
の回線組合せが試験済の組合せとなる。この状態になる
と選定可能回線組合せを選出する際(S12) に選定可能
な回線組合せが得られなくなるのでその時点で試験回線
の選定を終了する(この処理は図2では図示省略し、実
施形態の説明で詳細に説明する)。
【0039】図2の方法でも、すでに試験を終了した回
線組合せを除き、その時点で使用されていない回線組合
せの中から試験回線が自動的に選定されるので図1にお
けると同様の作用効果が得られる。
【0040】次に図3に示した本発明の試験回線自動選
定装置の作用について説明する。図3の試験回線自動選
定装置10A は交換機に収容された複数有限数(n)の回
線4の識別情報を予め全試験回線情報記憶手段11に記憶
しておくとともに、回線選定動作を実行中は自動試験装
置2より試験中の発信回線と着信回線の組合せを識別で
きる情報を受信して試験中回線情報記憶手段12に記憶し
ておく。
【0041】自動試験装置2より試験回線選定要求を受
けると、選定可能回線組合せ選出手段13A は全試験回線
情報記憶手段11に記憶されている全試験回線の識別情報
と、試験中回線情報記憶手段12に記憶されている試験中
の回線組合せの情報を読み出し、全試験回線の識別情報
により作成した発信回線と着信回線の全組合せより試験
中の回線の組合せ及び発信回線と着信回線が同一となる
組合せを除いた回線組合せの情報を選定可能回線組合せ
情報として試験回線決定手段14A に順次出力する。
【0042】試験回線決定手段14A は選定可能回線組合
せ選出手段13A より選定可能回線組合せ(総数k組)の
情報が入力されると各回線組合せに連続番号(1〜k)
を付与したのち、乱数を用いて1以上で選択可能回線組
合せ数(k)以下の数をひとつ発生させ、発生した数と
同一の番号が付与された回線組合せにより定まる発信回
線と着信回線を試験呼を発信させる回線及び着信させる
回線として選定して自動試験装置2に出力する。これに
よって自動試験装置2は選定された回線を用いて試験を
行う。
【0043】次に図4に示した本発明の試験回線自動選
定装置の作用について説明するが、図4の試験回線自動
選定装置10B の構成と動作は図3により説明した試験回
線自動選定装置10A と重複するところが多いので相違す
る部分のみを説明する。
【0044】試験回線自動選定装置10B は全試験回線情
報記憶手段11及び試験中回線情報記憶手段12に加えて試
験終了回線情報記憶手段15を備え、自動試験装置2より
試験を終了した発信回線と着信回線の組合せを識別でき
る情報を受信して記憶しておく。
【0045】自動試験装置2より試験回線選定要求を受
けると、選定可能回線組合せ選出手段13B は全試験回線
の識別情報と、試験中の回線組合せの情報のほかに、試
験終了回線情報記憶手段15に記憶されている試験終了の
回線組合せの情報を読み出し、全試験回線の識別情報に
より作成した発信回線と着信回線の全組合せより試験中
の回線の組合せ及び試験終了の回線の組合せと、発信回
線と着信回線が同一となる組合せを除いた回線組合せの
情報を選定可能回線組合せ情報として試験回線決定手段
14B に順次出力する。
【0046】試験回線決定手段14B は選定可能回線組合
せ選出手段13B より選定可能回線組合せ(総数m組)の
情報が入力されると各回線組合せに連続番号(1〜m)
を付与したのち、乱数を用いて1以上m以下の数を発生
させ、図1の試験回線決定手段14A と同様にして試験回
線を選定し、自動試験装置2に出力する。
【0047】試験回線自動選定装置10B の場合、選定可
能回線組合せ選出手段13B は選定可能回線組合せが皆無
となった場合に回線選定が終了したことを示す選定終了
情報を試験回線決定手段14B に出力し、これを受けた試
験回線決定手段14B は選定終了情報を自動試験装置2に
出力する。自動試験装置2は選定終了情報を受信すると
試験の実行を停止する。
【0048】以上のように、図3の試験回線自動選定装
置10A または図4の試験回線自動選定装置10B を用いる
ことによって自動試験装置2内には組合せ試験を行うた
めの試験手順ファイルの中に試験回線を詳細に指定して
おく必要がなくなる。このため、試験に先立って用意す
る試験手順ファイルの作成が極めて簡単になる。
【0049】なお、交換機を試験するために複数の試験
呼(擬似呼)を発生させて交換機に入力する装置として
は自動試験装置2のほかに擬似呼発生装置などがある。
以上においては自動試験装置2より試験回線選定要求を
受けるとして説明したが、試験回線自動選定装置10A は
擬似呼発生装置から試験回線選定要求を受けて回線の選
定を行うことも可能である(図3では擬似呼発生装置の
記載は図示省略している)。擬似呼発生装置は同一回線
組合せでの擬似呼発生を一回のみとする使用方法が少な
いため、試験回線自動選定装置10B については擬似呼発
生装置の記載をしていないが、試験回線自動選定装置10
B でも擬似呼発生装置と組み合わせることは可能であ
る。
【0050】
【発明の実施の形態】図5乃至図7は本発明の試験回線
自動選定方法の実施例の説明図、図8は本発明の実施例
の試験回線自動選定装置の構成図、図9乃至図11は本発
明の試験回線自動選定装置の適用形態を説明する図であ
る。
【0051】全図を通じ、同一符号は同一対象物を示
し、1は試験回線自動選定機能部、10は試験回線自動選
定装置、11は全試験回線情報記憶部、12は試験中回線情
報記憶部、13は選定可能回線組合せ選出部、14は試験回
線決定部、15は試験終了回線情報記憶部、2は自動試験
装置、3は交換機、4は回線、5は擬似呼発生装置、6
は擬似交換機、31は交換機3内のNW、32は交換機3を
制御する中央制御装置(CC)である。
【0052】最初に本発明の試験回線自動選択方法の実
施例について図5乃至図7を用いて説明する。図5の
(a)は組合せ試験において自動選択を行う対象となる試
験回線の構成のモデルを図示したものである。図5(a)
の交換機3には試験呼を発着信させる回線として6回線
の回線4のみを図示している。試験呼は自動試験装置2
より回線4の何れかを介して発信され、他の指定した回
線4に着信させる。
【0053】図5は自動試験装置2が試験呼を発信させ
る回線4と試験呼を着信させる回線4を選定する際に本
発明の試験回線自動選定方法を使用する例を示している
が、図では試験回線自動選定方法が機能する部分を試験
回線自動選定機能部1として図示している。試験回線自
動選定機能部1は自動試験装置2と組み合わせられ、自
動試験装置2より試験回線の選定要求があったときにそ
の時点で使用可能な回線の中から1対の発着信回線を選
定して自動試験装置2に回答する。
【0054】試験回線自動選定機能部1は選定する対象
となる全回線の情報を記憶しているが、試験が行われて
いない場合の全試験回線の組合せを図5の(b) に示す。
図5(b) では全試験回線の組合せをマトリックス形式で
図示しているが、図示のように試験回線自動選定機能部
1の発着信に使用される6回線の回線4(個々の回線を
指す場合には回線#1、回線#2のように記す)を発信
回線を行、着信回線を列とするマトリックスに配置して
いる。例えば、回線#1から試験呼を発生させて回線2
に着信させる場合の試験回線の組合せは図中に白の星印
(☆)で示した組合せになるが、同じ回線#1と回線#
2を使用しても回線#2から発信させる場合は黒の星印
(★)の組合せになる。発信と着信の回線を入れ替えた
組合せの試験が必要でない場合もあるが、説明の便か
ら、以下においてはすべて逆の組合せも試験の対象とす
ることとする。また、図中の×印は発信回線と着信回線
が同一回線となる組合せであるが、この組合せは当然回
線選定の対象外となる。
【0055】自動試験装置2が試験回線自動選定機能部
1に対して初めて試験回線の選定要求を行ったときに、
試験回線自動選定機能部1が選択できる回線の組合せは
図5の(b) に白の丸印(○)で示した組合せであるが、
選定可能な回線組合せの総数S0 は全回線数をn(この
例ではn=6)とすれば、図5からも明らかなように、
0 =(n×n)−n=6×6−6=30となる。
【0056】試験回線自動選定機能部1では図の○で示
した各組合せを識別できるように通し番号を付与する。
例えば、回線#1から発信し、回線#2に着信させる組
合せに番号「1」を付与し、以下、左から右、上から下
への順に付与してゆき、回線#6から発信し、回線#5
に着信させる組合せを「30」とする。図5(b) の○の
組合せに付した数字はこの番号を示している。
【0057】選定可能な回線組合せに番号を付与すると
試験回線自動選定機能部1は乱数を用いて1から30ま
での数の中の一つを発生させる。発生した数が例えば
「8」であれば、番号「8」が付与された組合せ(回線
#2を発信回線、回線#8を着信回線とする組合せ)を
選定し、発信回線に回線#2、着信回線に#4を選定し
たことを自動試験装置2に通知する。自動試験装置2は
この結果を受けると最初の試験呼を回線#2から発生さ
せ、回線#4に着信させて必要な試験を行う。
【0058】前述したように、自動試験においては試験
呼を一つづつ発生させずに一つの試験呼が進行中に次の
試験呼を発生させる組合せ試験が行われることが多い
が、この場合、試験呼を継続させる時間や、試験呼の発
生間隔を不規則に変化させる場合が多い。以下、組合せ
試験を対象とするが、試験呼の継続時間や試験呼の発生
時期をランダムに変化させる機能は自動試験装置2が有
しているものとし、自動試験装置2は試験呼の発生時期
が到来する都度、試験回線自動選定機能部1に対して回
線選定要求を行うものとして説明する。
【0059】組合せ試験には発着信回線が同一の組合せ
については1回のみ試験を行う試験(以下、一回試験方
式と記す)と、試験実行中に同一発着信回線の組合せの
試験呼を反復して発生させる試験(以下、反復試験方式
と記す)とがあるが、最初に反復試験方式の例を説明す
る。
【0060】反復試験方式では、試験呼の発生時期が到
来し、自動試験装置2より回線選定要求が行われたとき
に、その時点で試験が進行中の回線以外の全ての回線を
選定対象として試験呼を発着信させる回線の組合せを選
定するが、一つの試験呼が継続している状態で次の回線
選定要求が送出された場合を例に説明する。
【0061】いま、図5の(a) に二点鎖線で示すように
回線#2を発信回線、回線#4を着信回線とする試験呼
が進行中であるとし、この状態で試験回線自動選定機能
部1に対して自動試験装置2より回線選定要求が出され
たものとする。この状態では図6の(c) に黒の丸印
(●)で示した発信回線#2、着信回線#4の組合せが
試験中であるが、図中に黒の菱形(◆)で示す逆の組合
せ(発信回線#4、着信回線#2の組合せ)も使用中と
なるため、選定対象外となる。
【0062】更に、回線#2と回線#4が他の全ての回
線の相手に選定できないことも明らかである。従って、
前記の●及び◆の組合せを含め、図6の(c) に網目が付
された行及び列に含まれる組合せは試験呼を発信または
着信させることができない。このほかに発信回線と着信
回線が同一となる回線組合せ(図中に×印で図示)が除
外されるので、選定可能な回線組合せは図6の(c) に○
で示した12組の組合せになる。このように、選定可能
な回線の組合せ数の計数は図面上では容易であるが、試
験回線自動選定機能部1がこれを自動的に計数するに
は、以下のような方法をとる。
【0063】発信回線の行番号を“i”、着信回線の列
番号を“j”(図6の(c) に記載したように回線番号の
値と“i”及び“j”の値は同一とする)とする。これ
までの説明から明らかなように、1≦i≦n、1≦j≦
n(この例ではn=6)である。そして、図6(c) の第
i行に属する組合せをh(i)、第j列に属する組合せ
v(j)、行と列が組み合わせられた各枠、即ち、発信
回線#iと着信回線#jの組合せをt(i,j)で表
し、h(i)、v(j)及びt(i,j)の各々につい
て選定可能な組合せを「1」、選定不可の組合せを
「0」とする。上記の例では「1」と「0」は以下のよ
うに決まるが、下記の各項を便宜的に選定可否判定基準
と呼ぶ。
【0064】 試験中または試験のために使用中の回
線を発信回線とする組合せ(図の(c) で網目が付された
i=2及びi=4の行に属する組合せ)はh(i)=0
以外の各回線#iを発信回線とする組合せ(上記
の例ではi=2及びi=4以外の“i”の各行に属する
組合せ)はh(i)=1 試験中または試験のために使用中の回線を着信回線
とする組合せ(図の(c) で網目が付されたj=2及びj
=4の列に属する組合せ)はv(j)=0 以外の各回線#jを着信回線とする組合せ(上記
の例ではj=2及びj=4以外の“j”の各列に属する
組合せ)はv(j)=1 i=jの組合せ(図の×の組合せ)はt(i,j)
=0 試験中の組合せ(上記の例ではi=2、j=4で、
図の●の組合せ)及び試験のために使用中となっている
組合せ(上記の例ではi=4、j=2で、図の◆の組合
せ)はt(i,j)=0 及びを除く組合せはt(i,j)=1 以上のように各組合せ(行または列を単位とする組合せ
を含む)に「0」または「1」の値を付与して回線の番
号(i,j)を順次当てはめれば、選定可能な組合せの
総数Sは下記の算出式(以下、(式1)と記す)で算出
することができる。
【0065】
【数1】 (式1)を用い、前記の選定可否判定基準を適用して選
定可能な組合せの総数Sを算出する例を説明する。上記
の例では1≦i≦6、1≦j≦6であるので(式1)の
iにi=1〜i=6を順次当てはめ、各iについてj=
1からj=6まで順次当てはめたうえで選定可否判定基
準の〜で規定された数値を用いて計算する。算出の
際には自動試験装置2から送られてきているその時点に
おける試験中の回線の番号を参照するが、図5の(a) の
例では、i=2とj=4が試験中であるため、上記の
及びによりh(2)=h(4)=0、v(2)=v
(4)=0となる。また、によりt(2,4)=t
(4,2)=0となるが、この条件は及びと重複す
るため、(式1)では使用してない。
【0066】以上を前提に、先ず、i=1について計算
する。i=1の場合はi≠2≠4であるので上記のが
適用され、h(i)=h(1)=1となるので、(式
1)の大括弧の中をj=1〜6について計算する。j=
1の場合はi=j=1となるので大括弧内の第1項t
(i,j)はにより、t(i,j)=t(1,1)=
0となる。従って、第2項v(j)がによりv(1)
=1となっても第1項t(i,j)との積である大括弧
内の計算値は“0”となる。
【0067】次にj=2について大括弧内を計算する
が、j=2の場合は上記のようににより第2項v
(j)がv(2)=0となるため、第1項t(i,j)
の値に関係なく大括弧内は“0”となる。j=3(j≠
2≠4)については、大括弧内の第1項t(i,j)が
によりt(i,j)=t(1,3)=1となり、第2
項v(j)がによりv(3)=1となるので、その積
も“1”となる。以下、同様に、j=4はj=2と同じ
く大括弧内が“0”となり、j=5及びj=6はj=3
と同じく大括弧内が“1”となる。従って、i=1につ
いては、j=1〜j=6の大括弧内の累計値(Σ)は
“3”となる。
【0068】次にi=2について計算するが、i=2の
場合は前述のように大括弧の外の項のh(i)がh
(2)=0となるため、大括弧内の計算(j=1〜6に
ついて)を行うまでもなく計算値は“0”となる。i=
3については大括弧の外の項のh(i)がh(3)=1
となるため、i=1の場合と同様にして大括弧内の計算
を行う。この場合は、j=2とj=4はv(2)=v
(4)=0となり、j=3はによりt(i,j)=t
(3,3)=0となるため、大括弧内が“0”となる
が、j=1、j=5及びj=6については大括弧内が
“1”となる。従って、i=3についても、j=1〜6
の大括弧内の累計値(Σ)は“3”となる。
【0069】同様にして、i=4はi=2と同じく累計
値が“0”となり、i=5とi=6はi=1或いはi=
3と同じく累計値が“3”となる。従って、i=1〜6
について累計(Σ)した(式1)の計算値、即ち、選定
可能な組合せの総数SはS=12となる。
【0070】S=12が得られると、この12組の回線
組合せの中からひとつの回線組合せを選定するが、それ
に先立って図5の(a) の試験回線自動選定機能部1は選
定可能な組合せについて1からS(=12)までの番号
を付与する。番号付与方法としては、例えば選定可能な
組合せに対してiの若い番号順でかつjの若い番号順に
付与する。図6の(c) の例では、i=1、j=3の組合
せに番号「1」、i=1、j=5の組合せに番号
「2」、以下、順に番号を付与してi=6、j=5の組
合せに番号「12」を付与する。図6の(c) には選定可
能な組合せ(○印)にこの番号を付記している。
【0071】この状態で、試験回線自動選定機能部1は
乱数を用いて1以上S(=12)以下の数pを発生させ
る(乱数発生方法は公知の技術によるため、説明を省
略)。例えば、p=6が発生された場合は番号「6」が
付与された回線組合せ、即ち、図6(c) のi=3、j=
6の組合せの回線が選定される。この結果は試験回線自
動選定機能部1から自動試験装置2に通知され、自動試
験装置2は回線#3を発信回線、回線#6を着信回線に
指定した試験呼を発生させる。この試験呼が継続してい
る間、自動試験装置2は試験回線自動選定機能部1に対
してi=3、j=6の回線が試験中であることを表示し
ておく。
【0072】以上の回線選定は回線#2を発信回線、回
線#4を着信回線とする一つの試験呼のみが継続中であ
る場合について説明したが、初期状態で始めての試験呼
を発生させる場合などのように他に試験呼が存在しない
場合(初期状態では上記の、及びの状態は存在し
ない)や、複数の試験呼が進行中の場合でも上記の方法
によって選定可能な組合せの総数Sを算出し、その中か
ら回線を選定することができる。なお、S=0となった
場合には選定可能な回線組合せが存在しないので、その
ことを自動試験装置2に知らせる。
【0073】上記の反復試験方式は、新規設計の交換機
のハードとしての安定性や、新しい呼処理プログラムが
使用された場合のソフトウェアの安定性を確認する場合
などに多く行われるもので、所定の時間中、交換機に多
量の試験呼(擬似呼)を加えて交換機が異常な動作を行
うことがないことを確認する。その間に発信回線と着信
回線が同一の組合せの試験呼が何回も発生するが、以上
の説明から明らかなように、本発明の回線自動選定方法
では同一発着信回線の試験呼が組合せられる他の試験呼
はその都度不規則に変化するので、より実際に近い試験
が行える。
【0074】次に一回試験方式について説明する。一回
試験方式は発着信回線が同一の組合せについては1回の
み試験を行う試験である。この試験は安定性の確認より
も個々の機能が満足すべきものであるか否かを確認する
場合に行われることが多い。従って、試験項目を1項目
づつ試験してもよい場合もあるが、多数の試験項目を1
項目ずつ単独に試験するよりも複数の試験を並行して行
う方が効率的であるため、他の試験と組合せて試験が行
われることも多い。組合せ試験になれば人手により回線
組合せを作ることとなるので手間を要するが、本発明の
回線自動選定方法では自動的に回線組合せを選定するこ
とができる。
【0075】一回試験方式に本発明の回線自動選定方法
を適用する場合には、試験呼の発生時期が到来したとき
(自動試験装置2より回線選定要求が行われたとき)
に、その時点で試験が進行中の回線と、それ以前に試験
を終了した回線の組合せを除いた残りの回線を選定対象
として試験呼を発着信させる回線組合せを選定する。例
として、1組の発着信回線を用いた試験がすでに終了
し、他の1組の試験呼が実行中の状態で次の回線選定要
求が送出された場合について説明する。
【0076】いま、図5の(a) において、回線#1を発
信回線、回線#5を着信回線とする試験がすでに終了し
(図中に点線で示す)、回線#2を発信回線、回線#4
を着信回線とする試験呼が進行している(図中に二点鎖
線で示す)状態において試験回線自動選定機能部1に対
して自動試験装置2より回線選定要求が出されたものと
する。この状態の選択可能な回線の組合せは図6の(d)
に○で示す組合せになる。図6の(d) は(c) と殆ど同一
であるが、(d) の場合は発信回線#1、着信回線#5の
組合せがすでに試験を終了しているため○でなく、アス
タリスク(*)を付している。従って、この場合の選定
可能な回線組合せの数は図中に○で示した11組の組合
せとなり、(c) の場合よりも1組少なくなっている。
【0077】図5(a) の試験回線自動選定機能部1が選
定可能な回線組合せ数を自動的に計数するには、反復試
験方式と同様な方法を用いるが、一回試験方式の場合は
反復試験方式において設定した選定可否判定基準のう
ち、乃至はそのまま適用し、を除いて次の及び
を適用する。
【0078】 既に試験を終了した組合せ(この例で
はi=1、j=5で、図の*の組合せ)はt(i,j)
=0 、及びを除く組合せはt(i,j)=1 以上のように各組合せ(行または列を単位とする組合せ
を含む)に「0」または「1」を付与すれば、一回試験
方式においても(式1)を用いて選定可能な組合せの総
数Sを算出することができる。なお、この場合は試験中
の回線組合せの情報のほか、試験を終了した回線(試験
済回線とも記す)の組合せの情報が自動試験装置2より
試験回線自動選定機能部1に対して通知されているもの
とする。
【0079】図6の(d) の回線状態の場合は、i=1に
ついてjを変化させて計算する際に、j=5において
(式1)の大括弧内の第1項t(i,j)が前記によ
り、t(i,j)=t(1,5)=0となるため、第2
項v(j)の値如何に拘らず大括弧内は“0”となる。
このため、i=1についてはj=1〜6の大括弧内の累
計値(Σ)は“2”となる。i=2〜6については反復
試験方式と同一の値となるため、i=1〜6についての
累計値(Σ)、即ち、選定可能な組合せの総数Sは、S
=11となる。
【0080】この11組の中から1組の回線組合せを選
定する方法は反復試験方式と同一であるので説明を省略
するが、一回試験方式では自動試験装置2からすべての
回線組合せについて試験済であることが通知されるま
で、回線選定を継続し、すべての回線組合せが試験済と
なった場合に試験の終了を自動試験装置2に通知して試
験回線の選定を終了する。
【0081】次に本発明の回線自動選定方法の他の実施
例について説明する。各種の回線、特に端末と接続され
る回線には多種類の機能或いは動作を行うものが多い。
例えば一方の端末を空き状態に設定して発信側の端末
(回線)から接続する通常の接続動作のほかに留守番状
態に設定して接続したり、或いは、通信中に一方の端末
が特定の機能を動作させた場合の動作を確認したりする
ことも多い。このように回線またはそれに接続される端
末が複数の機能を有している場合には、同一回線組合せ
でも内容の異なる試験を行う必要がある。
【0082】図7の(e) は図5の(a) において、回線#
1と回線#2、回線#3と回線#4、回線#5と回線#
6がそれぞれ同一機能を有する回線である場合の機能の
組合せをモデル的に図示したものである。図中、○は発
信回線と着信回線間で適合する機能、白の三角印(△)
は適合しない機能を示している。例えば、機能aを音声
通話機能とし、すべての回線が機能aを備えているとす
れば、機能aについては全ての回線組合せについて試験
を行うことが可能となる。
【0083】また、機能fをファクシミリ自動送受信機
能であるとすれば、機能fについての試験は機能fを有
する回線(図7の例では回線#5,#6)間で行う以外
は機能が動作しないことになる。しかし、試験としては
例えばファクシミリ自動送受信機能を有しない回線#1
からファクシミリ自動送受信状態に設定されている回線
#5に対しても接続を行って予想外の異常動作が生じな
いか確認する必要がある場合も考えられる。このような
考えにより回線#1と回線#5との間ですべての機能の
組合せ(図7では6種類)を試験する場合には一回試験
方式の場合でも最大6回の接続を行う必要がある。この
6種類の機能の組合せの実行の管理は自動試験装置2側
で行うのが一般的であるが、その場合は試験回線自動選
定機能部1では自動試験装置2より回線選定要求が行わ
れる都度、回線組合せのみを選定すればよい。
【0084】しかし、反復試験方式で各種の機能を任意
に組み合わせて試験を行う場合には機能の組合せの選択
まで試験回線自動選定機能部1に任される場合があり得
る。この場合は、自動試験装置2より試験回線選定要求
をうける都度、試験回線自動選定機能部1は前述の反復
試験方式による回線組合せの選定を行うが、回線組合せ
を選定したのち、機能の組合せを選定する。
【0085】機能の組合せの選定方法は2種類に大別で
きる。第1の方法は適合する機能の組合せの中から一つ
を選定する方法である。例えば回線選定により図7に図
示した回線#1が発信回線、回線#4が着信回線として
選定された場合には、機能の組合せ9種類のうち同図に
○が付された4種類の組合せの中から乱数を用いて一つ
を選定する。この場合、適合する機能の組合せごとに番
号が付されたテーブルなどを試験回線自動選定機能部1
内に予め用意しておき、回線組合せが決定したときに、
選定対象となる機能組合せの数が確認できるようにして
おく。この例では選定対象となる機能組合せの総数が4
であるので1〜4の範囲で乱数を発生させて機能の組合
せを決定する。
【0086】他の方法は、適合の有無を無視して機能の
組合せを選定する方法である。上記と同じく発信回線#
1と着信回線#4が選定された場合、機能の組合せ9種
類全部に番号を付与しておき、その中から乱数により一
つを選択する。自動試験装置2は選択された機能の組合
せにより試験呼を発生させるが、予め試験不可能である
機能組合せを明らかにしておき、その組合せが指定され
た場合には試験呼を発生させないようにしてもよい。
【0087】次に本発明による試験回線自動選定装置の
実施形態について説明する。図8は本発明による試験回
線自動選定装置の実施例の構成を示しているが、図8の
試験回線自動選定装置10は図3及び図4の基本構成図に
図示された試験回線自動選定装置10A 及び10B の機能を
兼ね備えた例を示している。説明の便から、図8では自
動試験装置2が6回線の回線4(個々の回線を指す場合
には回線#1〜回線#6と記す)のみを介して試験呼を
発着信させる場合の構成を図示している。
【0088】以下、図8を参照して本発明の試験回線自
動選定装置の実施形態の動作を説明するが、最初に前述
の反復試験方式の例を説明する。なお、試験回線自動選
定方法の実施例説明と重複する部分については先に説明
した図面を流用して簡単な説明に留める。
【0089】いま、自動試験装置2が交換機3に対して
試験を開始するため、試験回線自動選定装置10に対して
試験回線選定要求を行ったものとする。試験回線選定要
求を受けると試験回線自動選定装置10の選定可能回線組
合せ選出部13は、全試験回線情報記憶部11より全試験回
線の情報、試験中回線情報記憶部12より試験中の回線の
情報を読み出して選定可能な回線の組合せを選出する動
作を開始する。
【0090】全試験回線情報記憶部11には予め自動試験
装置2が試験呼の発着信に使用する回線の識別情報(以
下、回線番号と記す)が記憶されているが、この情報は
試験回線自動選定装置10において図示省略された入力機
器を用いて入力するか、自動試験装置2から受信するよ
うにする。記憶内容は図5の(b) に図示したように発着
信回線の組合せが識別できる形式で記憶してもよいが、
単に回線番号を記憶するだけでもよい。発着信回線の組
合せが識別できる形式で記憶する場合も、図5の(b) と
全く同一のマトリックスである必要はなく、コンピュー
タにおいてマトリックスを表す場合に使用される形式
(公知の方法が使用できるので説明は省略する)で記憶
してよい。
【0091】試験中回線情報記憶部12には現在試験中の
回線の番号を記憶するが、試験呼の発信に使用されてい
る回線と、着信に使用されている回線が識別できるよう
に記憶する。試験中の回線の情報は試験が継続している
間、常に最新の状態が自動試験装置2より供給される
が、ここでは試験開始時を想定しているので試験中回線
の情報は記憶されていない。
【0092】選定可能回線組合せ選出部13は全試験回線
情報記憶部11より全試験回線の情報、試験中回線情報記
憶部12より試験中の回線の情報を読み出すと選定可能な
回線の組合せを選出するが、この時点では全試験回線の
情報を用いて発信回線と着信回線の組合せを作成し、そ
の中から発信回線と着信回線が同一の番号の組合せを除
いて、発信回線番号と着信回線番号の組合せを対にして
試験回線決定部14に送出する。この組合せを作成するこ
とは容易であり、このとき送出される発信回線と着信回
線の組合せ情報が図5の(b) に○で示した組合せである
ことは言うまでもない。
【0093】試験回線決定部14は選定可能回線組合せ選
出部13より受信する発着信回線の組合せ情報に番号を付
与する。選定可能回線組合せ選出部13より図5の(b) の
○に付した数字の順に回線組合せ情報が送出された場合
は、各組合せに付される番号は図5の(b) と同一にな
る。番号を付すと試験回線決定部14は発信回線と着信回
線の組合せ情報を番号とともに適当なメモリ(図示省
略)に記憶させる。
【0094】次いで、試験回線決定部14は選定可能な回
線の組合せ数を計算するが、その方法にはいくつかあ
る。最も簡単な方法は選定可能回線組合せ選出部13より
発信回線と着信回線の組合せ情報を受信する都度、受信
情報の数をカウントする方法であるが、この場合、計数
結果が30となることは明らかである。第2の方法は初
期状態の場合のみに適用できる算出方法であるが、初期
状態(試験中回線がない状態)では選定可能な回線組合
せ数は先に行ったように、n×n−n=6×6−6=3
0(nは回線数でこの場合n=6)として算出すること
ができる。
【0095】第3の方法は前記した(式1)により算出
する方法である。この場合は先に説明した回線のマトリ
ックスを想定して計算する(マトリックス計算は公知の
方法が使用できるので説明は省略)が、この場合は、試
験回線自動選定方法で説明した選定可否判定基準の〜
のうち、、及びの状態が存在しないため、(式
1)の大括弧の外のh(i)はi=1〜6についてすべ
てh(i)=1となり、大括弧内のv(j)もv=1〜
6についてすべてv(j)=1となるので、総数Sはi
=jを除くt(i,j)の累計値となる。i=jを除く
t(i,j)の数が30、即ち、S=30であることは
明らかである。
【0096】以上のいずれかの方法で選定可能回線組合
せ数Sが30組であることが算出されると、試験回線決
定部14は乱数を用いて1以上30以下の数pを発生させ
る。pが得られると先に記憶させたメモリよりpと同一
番号が付与された発信回線と着信回線の組合せ情報を読
み出して自動試験装置2に出力する。例として発信回線
と着信回線の組合せ情報に付された番号が図5の(b) と
同一であり、p=8が得られた場合は発信回線として回
線#2、着信回線として回線#4を選定して自動試験装
置2に通知する。
【0097】自動試験装置2はこの情報を受けると回線
#2より発信し、回線#4に着信させる試験呼を交換機
3に加えるとともに、この試験呼が継続している間、試
験回線自動選定装置10に対して回線#2が発信回線、回
線#4が着信回線として試験中であることを通知する。
試験回線自動選定装置10の試験中回線情報記憶部12は試
験中の状態が解消したことを示す情報を受けるまで、こ
の試験中回線の情報を記憶しておく。
【0098】次に回線#2を発信回線、回線#4を着信
回線とする試験呼が進行中に次の試験呼を発生する時期
が到来し、自動試験装置2より試験回線自動選定装置10
に対して試験回線選定要求が送出されたものとする。こ
れによって実質的な組合せ試験が開始されることにな
る。試験回線選定要求を受けると、選定可能回線組合せ
選出部13は初期状態におけると同様、全試験回線情報記
憶部11より全試験回線の情報、試験中回線情報記憶部12
より試験中の回線の情報を読み出し、選定可能回線組合
せの選出を開始する。
【0099】今度は試験中の回線があるため、選定可能
な回線組合せを選出はやや面倒になるが、発信回線の番
号をi(1≦i≦6)、着信回線の番号をj(1≦j≦
6)としてi=1についてj=1からj=6まで順次組
合せて、先に記載した選定可否判定基準の〜を当て
はめ、数値が1となる組合せのみを試験回線決定部14に
送出する。実際にはt(i,j)について、i=jとな
る組合せと、i=2、i=4、j=2またはj=4が含
まれる組合せをt(i,j)=0とし、それ以外の組合
せをt(i,j)=1として、t(i,j)=1の組合
せを選定可能な回線組合せとして出力する。i=jとな
る組合せが計6組、i=2、i=4、j=2またはj=
4が含まれる組合せが各々6組あることは明らかである
が、これらの中に重複する組合せがあるため、出力され
る組合せは図6の(c) に○で示された12組が出力され
る。
【0100】この出力を受信した試験回線決定部14の動
作は初期の場合と同一であるので説明は省略するが、こ
の12組の回線組合せの中から乱数により選ばれた回線
組合せが自動試験装置2に対して出力される。
【0101】次に一回試験方式の例について説明する。
図8において回線#1を発信回線、回線#5を着信回線
とする試験が既に終了しており、回線#2を発信回線、
回線#4を着信回線とする試験呼が進行中である場合
(図5の(a) と同一回線状態)を例に説明する。この場
合、自動試験装置2は試験を終了する都度、試験回線自
動選定装置10に対して試験が終了した回線の組合せを通
知する。試験回線自動選定装置10では試験終了回線情報
記憶部15がこの情報を記憶する。なお、この情報は一連
の試験を完了したとき、或いは初期設定を行って試験を
開始するときにクリアされる。
【0102】上記の状態において自動試験装置2より試
験回線選定要求を受けると、試験回線自動選定装置10の
選定可能回線組合せ選出部13は前記と同様、全試験回線
情報記憶部11より全試験回線の情報、試験中回線情報記
憶部12より試験中の回線の情報を読み出すが、この場合
は試験終了回線情報記憶部15より試験終了回線の情報も
読み出す。選定可能回線組合せ選出部13はこれらの情報
を用いて選定可能回線組合せの選出を行うが、その動作
は反復試験方式において試験中の回線がある場合の回線
選定方法と殆ど同一である。異なる点はt(i,j)に
ついて試験済の回線組合せ(この例ではi=1,j=5
が該当)についてt(i,j)=0とする点であり、そ
の結果、試験回線決定部14に対して送出される回線組合
せは11組となる(図6の(d) 参照)。その他の動作は
これまでに説明したものと変わらないので省略する。
【0103】以上のように、本発明の試験回線自動選定
装置10を用いることにより自動試験装置2内(または外
部でもよい)に設けて試験に使用する試験手順ファイル
(図示省略)に予め試験呼を発生する回線と着信させる
回線を指定しておく必要がなくなるので、試験手順ファ
イルの作成が極めて簡単になる。また、人手により試験
回線を選定する場合は回線組合せや試験呼の種類別の発
生順序が或る程度固定したものとなることが多いが、本
発明の試験回線自動選定装置10ではその都度、乱数を用
いて回線選択を行うので組合せ試験の組合せが多様にな
り、より実際に近い試験を行うことができる。
【0104】次に、本発明の試験回線自動選定装置の適
用形態の実施例について図9乃至図11を用いて説明す
る。図9の(a) は自動試験装置2が交換機3に収容され
た回線4に直接接続された形態で、これまで説明してき
た形態である。回線4と交換機のNW31との間には回線
装置(回線インタフェース装置)が介在するのが一般的
であるが、図9乃至図11では回線装置の図示を省略して
いる。
【0105】図9の(b) は自動試験装置2が擬似呼発生
装置5を介して交換機3に試験呼を加える形態である。
図9の(b) では試験回線自動選定装置10は自動試験装置
2と結合し、試験回線選定要求を自動試験装置2が行う
形態を図示しているが、試験回線自動選定装置10が擬似
呼発生装置5から試験回線選定要求を受けるようにして
もよい。
【0106】図10の(c) は試験回線自動選定装置10を自
動試験装置2B内に内蔵させた形態、図10の(d) は試験回
線自動選定装置10を擬似呼発生装置5B内に内蔵させた形
態である。これらの場合、試験回線自動選定装置10を装
置の形態のまま自動試験装置2Bまたは擬似呼発生装置5B
に内蔵させるのではなく、試験回線自動選定装置10の機
能を自動試験装置2B内または擬似呼発生装置5B内に組み
込むのが普通である。
【0107】図11の(e) は交換機の代わりに交換機を擬
似した擬似交換機6を使用して試験を行う形態である。
この形態は交換機そのものを試験するのが目的ではな
く、ソフトウェアの検証を目的とする場合などに多く用
いられる。擬似交換機6としては汎用コンピュータなど
が用いられるが、自動試験装置2は交換機と同様に試験
を行うため、試験回線自動選定装置10も図9の(a) にお
けると同様に試験回線の選定を行う。
【0108】いずれの形態においても試験回線を選定す
る機能が必要であるが、図9乃至図11の構成では本発明
の試験回線自動選定装置10によって試験回線の選定が行
われるため、他の装置において試験回線の選定を含む試
験手順の作成が大幅に簡略化される。
【0109】以上、図5乃至図11により本発明の実施例
を説明したが、図5乃至図11はあくまで本発明の実施例
の一部を記したものに過ぎず、本発明が図示されたもの
に限定されるものでないことは言うまでもない。交換機
や自動試験装置、或いは擬似呼発生装置には多種多様な
形式のものがあるため、本発明の試験回線自動選定方法
或いは試験回線自動選定装置も組み合わせられる交換機
や装置に応じて各種の変形が考えられる。例えば、自動
試験装置が交換機に収容された回線または回線装置では
なく端末と接続して試験呼を発生させる場合などが考え
られるが、いずれの場合も本発明の効果は変わらない。
【0110】また、図8においては全試験回線情報記憶
部11、試験中回線情報記憶部12及び試験終了回線情報記
憶部15をそれぞれ別個のものとして図示したが、これら
の記憶部は物理的に同一の記憶部内に共存させても本発
明の効果が変わらないことは明らかである。
【0111】また、上記の説明では試験回線決定部14に
おいて選定可能回線組合せに番号を付与するとしたが、
選定可能回線組合せ選出部13において選定可能回線組合
せの情報に番号を付与することは容易であり、これによ
って本発明の効果は変わらない。更に、選定可能回線組
合せ選出部13と試験回線決定部14を併合しても本発明の
効果が変わらないことも明らかである。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の試験回線
自動選定方法または試験回線自動選定装置によれば、複
数の試験呼を並行させて交換機に加える組合せ試験にお
いて回線の使用状況を確認しながら試験呼を発信または
着信させることが可能な回線を人手によって選定する作
業が不要となるため、試験を実行する際に必要な試験手
順ファイルの作成期間が大幅に短縮される。このため、
試験手順作成のための労力を少なくすることができ、そ
の結果、試験期間や製品開発期間全体が短縮される。ま
た、試験回線がその都度乱数を用いて選定されるため、
組合せ試験において組み合わせられる回線が不規則に変
化し、多様な組合せによって試験されることになるの
で、試験の品質も向上する。
【0113】以上のように、本発明は交換機の試験工数
の縮小、試験期間の短縮、試験品質の向上に大きく貢献
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の試験回線自動選定方法の原理説明図
(1)
【図2】 本発明の試験回線自動選定方法の原理説明図
(2)
【図3】 本発明の試験回線自動選定装置の基本構成図
(1)
【図4】 本発明の試験回線自動選定装置の基本構成図
(2)
【図5】 本発明の試験回線自動選定方法の実施例の説
明図(1)
【図6】 本発明の試験回線自動選定方法の実施例の説
明図(2)
【図7】 本発明の試験回線自動選定方法の実施例の説
明図(3)
【図8】 本発明の実施例の試験回線自動選定装置の構
成図
【図9】 本発明の試験回線自動選定装置の適用形態説
明図(1)
【図10】 本発明の試験回線自動選定装置の適用形態
説明図(2)
【図11】 本発明の試験回線自動選定装置の適用形態
説明図(3)
【図12】 従来技術における試験回線選定方法の説明
図(1)
【図13】 従来技術における試験回線選定方法の説明
図(2)
【図14】 従来技術における試験回線選定方法の説明
図(3)
【符号の説明】
1 試験回線自動選定機能部 2、2B 自動試験装置 3 交換機 4 回線 5、5B 擬似呼発生装置 6 擬似交換機 10、10A、10B 試験回線自動選定装置 11 全試験回線情報記憶手段 12 試験中回線情報記憶手段 13、13A、13B 選定可能回線組合せ選出手段 14、14A、14B 試験回線決定手段 15 試験終了回線情報記憶手段 31 スイッチ・ネットワーク(NW) 32 中央制御装置(CC)
フロントページの続き (72)発明者 早坂 匡功 北海道札幌市厚別区下野幌テクノパーク1 丁目1番5号 富士通北海道通信システム 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換機に収容された複数有限数(n)の
    回線の中から試験呼を発信させて前記回線中の他の回線
    に着信させ、かつ、複数の試験呼を並行して進行させる
    組合せ試験において、試験呼を発生させる発信回線と試
    験呼を着信させる着信回線を自動的に選定する試験回線
    自動選定方法であって、 前記複数有限数(n)を行及び列とする2次元(n×
    n)のマトリックスの一方を発信回線、他方を着信回線
    として前記複数有限数(n)回線の識別情報を配列し、
    試験呼を発生させる時期が到来したことを知らせる情報
    を受けたときに、その時点で発信回線または着信回線と
    して試験が進行中の回線の識別情報に対応する行及び列
    に含まれる組合せと、発信回線と着信回線が同一回線と
    なる組合せを除いた組合せの数を選定可能回線組合せ数
    (k組)として算出し、前記選択可能な回線組合せ(総
    数k組)の各々に各回線組合せを識別することが可能な
    ように連続番号(1〜k)を付与したのち、乱数を用い
    て1以上で前記選択可能回線組合せ数(k)以下の数を
    ひとつ発生させ、発生した数と同一の番号が付与された
    組合せが存在する行及び列に対応する発信回線及び着信
    回線の識別情報に該当する回線を試験呼を発信させる回
    線及び着信させる回線として選定することを特徴とする
    試験回線自動選定方法。
  2. 【請求項2】 交換機に収容された複数有限数(n)の
    回線の中から試験呼を発信させて前記回線中の他の回線
    に着信させ、かつ、複数の試験呼を並行して進行させる
    組合せ試験において、試験呼を発生させる発信回線と試
    験呼を着信させる着信回線を自動的に選定する試験回線
    自動選定方法であって、 前記複数有限数(n)を行及び列とする2次元(n×
    n)のマトリックスの一方を発信回線、他方を着信回線
    として前記複数有限数(n)回線の識別情報を配列し、
    試験呼を発生させる時期が到来したことを知らせる情報
    を受けたときに、その時点で発信回線または着信回線と
    して試験が進行中の回線の識別情報に対応する行及び列
    に含まれる組合せと、発信回線と着信回線が同一回線と
    なる組合せ及び既に試験呼の発着信が行われた回線の組
    合せを除いた組合せの数を選択可能回線組合せ数(m
    組)として算出し、前記選択可能な回線組合せ(総数m
    組)の各々に各回線組合せを識別することが可能なよう
    に連続番号(1〜m)を付与したのち、乱数を用いて1
    以上で前記選択可能回線組合せ数(m)以下の数をひと
    つ発生させ、発生した数と同一の番号が付与された組合
    せが存在する行及び列に対応する発信回線及び着信回線
    の識別情報に該当する回線を試験呼を発信させる回線及
    び着信させる回線として選定することを特徴とする試験
    回線自動選定方法。
  3. 【請求項3】 交換機に収容された複数有限数(n)の
    回線の中から試験呼を発信させて前記回線中の他の回線
    に着信させ、かつ、複数の試験呼を並行して進行させる
    組合せ試験を行うことが可能な自動試験装置または複数
    の試験呼を発生させる擬似呼発生装置に接続され、 前記複数有限数(n)の回線の識別情報を試験回線情報
    として記憶する全試験回線情報記憶手段と、 前記自動試験装置または擬似呼発生装置より試験中の発
    信回線と着信回線の組合せを識別できる情報を受信して
    記憶する試験中回線情報記憶手段と、 前記自動試験装置または擬似呼発生装置より試験回線選
    定要求を受信したときに、前記全試験回線情報記憶手段
    に記憶されている全試験回線の識別情報と、前記試験中
    回線情報記憶手段に記憶されている試験中の回線組合せ
    の情報を読み出し、前記全試験回線の識別情報により作
    成した発信回線と着信回線の全組合せより試験中の回線
    が含まれる組合せ及び発信回線と着信回線が同一となる
    組合せを除いた回線組合せの情報を選定可能回線組合せ
    情報として出力する選定可能回線組合せ選出手段と、 前記選定可能回線組合せ選出手段より選定可能回線組合
    せ情報(総数k組)が入力されたときに各回線組合せに
    連続番号(1〜k)を付与したのち、乱数を用いて1以
    上で選択可能回線組合せ数(k)以下の数をひとつ発生
    させ、発生した数と同一の番号が付与された回線組合せ
    により定まる発信回線と着信回線を試験呼を発信させる
    回線及び着信させる回線として選定して前記自動試験装
    置または擬似呼発生装置に出力する試験回線決定手段を
    備えたことを特徴とする試験回線自動選定装置。
  4. 【請求項4】 交換機に収容された複数有限数(n)の
    回線の中から試験呼を発信させて前記回線中の他の回線
    に着信させ、かつ、複数の試験呼を並行して進行させる
    組合せ試験を行うことが可能な自動試験装置に接続さ
    れ、 前記全試験回線情報記憶手段及び前記試験中回線情報記
    憶手段と、 前記自動試験装置より試験を終了した発信回線と着信回
    線の組合せを識別できる情報を受信して記憶する試験終
    了回線情報記憶手段と、 前記自動試験装置より試験回線選定要求を受信したとき
    に、前記全試験回線情報記憶手段に記憶されている全試
    験回線の識別情報と、前記試験中回線情報記憶手段に記
    憶されている試験中の回線組合せの情報及び前記試験終
    了回線情報記憶手段に記憶されている試験終了の回線組
    合せの情報を読み出し、前記全試験回線の識別情報によ
    り作成した発信回線と着信回線の全組合せより試験中の
    回線が含まれる組合せ及び試験終了の回線組合せと、発
    信回線と着信回線が同一となる組合せを除いた回線の組
    合せの情報を選定可能回線組合せ情報として出力し、か
    つ、選定可能回線組合せが皆無となった場合に回線選定
    を終了したことを示す選定終了情報を出力する選定可能
    回線組合せ選出手段と、 前記選定可能回線組合せ選出手段より選定可能回線組合
    せ情報(総数m組)が入力されたときは、各回線組合せ
    に連続番号(1〜m)を付与したのち、乱数を用いて1
    以上で選択可能回線組合せ数(m)以下の数をひとつ発
    生させ、発生した数と同一の番号が付与された回線組合
    せにより定まる発信回線と着信回線を試験呼を発信させ
    る回線及び着信させる回線として選定して前記自動試験
    装置に出力し、前記選定可能回線組合せ選出手段より選
    定終了情報が入力されたときは、選定終了情報を前記自
    動試験装置に出力する試験回線決定手段を備えたことを
    特徴とする試験回線自動選定装置。
  5. 【請求項5】 交換機に収容される複数有限数(n)の
    回線と接続したのちに、前記回線の中から試験呼を発生
    させて前記回線中の他の回線に接続させ、かつ、複数の
    試験呼を並行して進行させる組合せ試験を行うことが可
    能な自動試験装置であって、請求項3または請求項4に
    規定される試験回線自動選定装置が備える各手段を備え
    たことを特徴とする自動試験装置。
  6. 【請求項6】 交換機に収容される複数有限数(n)の
    回線と接続したのちに、前記回線の中から試験呼を発生
    させて前記回線中の他の回線に接続させ、かつ、複数の
    試験呼を並行して発生させることが可能な擬似呼発生装
    置であって、請求項3に規定される試験回線自動選定装
    置が備える各手段を備えたことを特徴とする擬似呼発生
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009071684A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Oki Telecommunication Systems Co Ltd ネットワーク試験計画装置、ネットワーク試験計画方法、ネットワーク試験計画プログラム及びネットワーク監視システム

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JP2009071684A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Oki Telecommunication Systems Co Ltd ネットワーク試験計画装置、ネットワーク試験計画方法、ネットワーク試験計画プログラム及びネットワーク監視システム

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