JPH09213261A - イオンポンプ - Google Patents
イオンポンプInfo
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- JPH09213261A JPH09213261A JP8016690A JP1669096A JPH09213261A JP H09213261 A JPH09213261 A JP H09213261A JP 8016690 A JP8016690 A JP 8016690A JP 1669096 A JP1669096 A JP 1669096A JP H09213261 A JPH09213261 A JP H09213261A
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- JP
- Japan
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- magnetic shield
- ion pump
- shield case
- anode
- magnets
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- Electron Tubes For Measurement (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 安定に動作し得る小型のイオンポンプを提供
すること。 【解決手段】 本発明は、密閉容器に内蔵されるイオン
ポンプ28であって、互いに対向するよう配置され、導
電性を有する又は導電性膜を付けた一対の磁石40a,
40bと、磁石40a,40bを取り囲むと共に一部に
開口部38a,38bが形成された、導電性を有する磁
気シールドケース30と、磁石40a,40bのぞれぞ
れの対向面に形成された一対のカソード電極44a,4
4bと、カソード電極44a,44bの間に配置された
アノード電極46と、アノード電極46に取り付けられ
た剛性のあるアノード引出し端子48と、アノード引出
し端子48を前記磁気シールドケース30に電気的に絶
縁した状態で支持するための絶縁支持部材58とを備え
ることを特徴としている。
すること。 【解決手段】 本発明は、密閉容器に内蔵されるイオン
ポンプ28であって、互いに対向するよう配置され、導
電性を有する又は導電性膜を付けた一対の磁石40a,
40bと、磁石40a,40bを取り囲むと共に一部に
開口部38a,38bが形成された、導電性を有する磁
気シールドケース30と、磁石40a,40bのぞれぞ
れの対向面に形成された一対のカソード電極44a,4
4bと、カソード電極44a,44bの間に配置された
アノード電極46と、アノード電極46に取り付けられ
た剛性のあるアノード引出し端子48と、アノード引出
し端子48を前記磁気シールドケース30に電気的に絶
縁した状態で支持するための絶縁支持部材58とを備え
ることを特徴としている。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、電子管などに用い
られるイオンポンプに関し、特に、イオンポンプの構成
に関するものである。ここで、イオンポンプは、ゲッタ
ー作用を利用するポンプの一種であり、高真空化のため
に用いられ、スパッタイオンポンプとも呼ばれている。
られるイオンポンプに関し、特に、イオンポンプの構成
に関するものである。ここで、イオンポンプは、ゲッタ
ー作用を利用するポンプの一種であり、高真空化のため
に用いられ、スパッタイオンポンプとも呼ばれている。
【0002】
【従来の技術】電子管を構成する密閉容器の内部を真空
にするために、従来においてはイオンポンプを使用する
場合がある。例えば、実開昭50−105358号公報
には、電子管であるX線像増倍管のガラス製の密閉容器
から外側に突出した突出部分にイオンポンプを設けたも
のが開示されている。このように突出部分に設けられる
イオンポンプ100では、例えば図7に示すように、密
閉容器101の突出部分102の内側にアノード電極1
04及び一対のカソード電極106a,106bが組み
付けられており、突出部分102の外側に一対の磁石1
08a,108b及び磁気シールドケース110が組み
付けられている。また、アノード引出し端子112及び
カソード引出し端子114が、突出部分102に貫通し
て固定されており、それぞれリード線116,118を
介してアノード電極104及び一対のカソード電極10
6a,106bに接続されている。
にするために、従来においてはイオンポンプを使用する
場合がある。例えば、実開昭50−105358号公報
には、電子管であるX線像増倍管のガラス製の密閉容器
から外側に突出した突出部分にイオンポンプを設けたも
のが開示されている。このように突出部分に設けられる
イオンポンプ100では、例えば図7に示すように、密
閉容器101の突出部分102の内側にアノード電極1
04及び一対のカソード電極106a,106bが組み
付けられており、突出部分102の外側に一対の磁石1
08a,108b及び磁気シールドケース110が組み
付けられている。また、アノード引出し端子112及び
カソード引出し端子114が、突出部分102に貫通し
て固定されており、それぞれリード線116,118を
介してアノード電極104及び一対のカソード電極10
6a,106bに接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記イ
オンポンプでは、磁石及び磁気シールドケースと、アノ
ード電極及びカソード電極とを突出部分のガラス壁を間
に挟んだ状態で密閉容器に組み付けるため、イオンポン
プの組立作業が困難であった。このため、イオンポンプ
を構成する各構成要素の位置精度は低くなり、イオンポ
ンプの動作が不安定になる場合があった。
オンポンプでは、磁石及び磁気シールドケースと、アノ
ード電極及びカソード電極とを突出部分のガラス壁を間
に挟んだ状態で密閉容器に組み付けるため、イオンポン
プの組立作業が困難であった。このため、イオンポンプ
を構成する各構成要素の位置精度は低くなり、イオンポ
ンプの動作が不安定になる場合があった。
【0004】また、ガラス壁の存在により一対の磁石間
の距離が大きくなるため、磁石間に生じる磁界を増加さ
せるべく大型の磁石を用いる必要があり、イオンポンプ
自体が大型となっていた。
の距離が大きくなるため、磁石間に生じる磁界を増加さ
せるべく大型の磁石を用いる必要があり、イオンポンプ
自体が大型となっていた。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、安定に動作し得る小型のイオンポンプを提供す
ることを目的とする。
であり、安定に動作し得る小型のイオンポンプを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、密閉容器に内蔵されるイオンポンプであ
って、互いに対向するよう配置され、導電性を有する又
は導電性膜を付けた一対の磁石と、磁石を取り囲むと共
に一部に開口部が形成された、導電性を有する磁気シー
ルドケースと、磁石のぞれぞれの対向面に形成された一
対のカソード電極と、カソード電極の間に配置されたア
ノード電極と、アノード電極に取り付けられた剛性のあ
るアノード引出し端子と、アノード引出し端子を前記磁
気シールドケースに電気的に絶縁した状態で支持するた
めの絶縁支持部材とを備える構成とした。
に、本発明は、密閉容器に内蔵されるイオンポンプであ
って、互いに対向するよう配置され、導電性を有する又
は導電性膜を付けた一対の磁石と、磁石を取り囲むと共
に一部に開口部が形成された、導電性を有する磁気シー
ルドケースと、磁石のぞれぞれの対向面に形成された一
対のカソード電極と、カソード電極の間に配置されたア
ノード電極と、アノード電極に取り付けられた剛性のあ
るアノード引出し端子と、アノード引出し端子を前記磁
気シールドケースに電気的に絶縁した状態で支持するた
めの絶縁支持部材とを備える構成とした。
【0007】上記構成によれば、イオンポンプを構成す
る各構成要素、すなわちアノード電極、カソード電極、
磁石及び磁気シールドケースを従来のように、突出部分
のガラス壁を間に挟んだ状態で密閉容器に組み付ける必
要がない。
る各構成要素、すなわちアノード電極、カソード電極、
磁石及び磁気シールドケースを従来のように、突出部分
のガラス壁を間に挟んだ状態で密閉容器に組み付ける必
要がない。
【0008】また、上記イオンポンプにおいて、磁気シ
ールドケースは、二分割可能であることが好ましい。実
施形態では磁気シールドケースは二分割可能な構成とし
た。このような構成にすることで、イオンポンプの各構
成要素を、磁気シールドケースに組み付ける作業が容易
となる。
ールドケースは、二分割可能であることが好ましい。実
施形態では磁気シールドケースは二分割可能な構成とし
た。このような構成にすることで、イオンポンプの各構
成要素を、磁気シールドケースに組み付ける作業が容易
となる。
【0009】さらに、上記イオンポンプにおいて、磁気
シールドケースの内壁面に形成された凹部に、磁石を嵌
め込む構成とした。このような構成とすることで、磁石
を凹部に嵌め込むだけで位置決めが完了される。
シールドケースの内壁面に形成された凹部に、磁石を嵌
め込む構成とした。このような構成とすることで、磁石
を凹部に嵌め込むだけで位置決めが完了される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態について詳細に説明する。
適な実施形態について詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明のイオンポンプが適用され
た電子管であるX線像増倍管を概略的に示す断面図であ
る。
た電子管であるX線像増倍管を概略的に示す断面図であ
る。
【0012】図1において、符号10で示すものは、中
空円筒状のガラス製の密閉容器であり、密閉容器10の
一端の内側には、アルミ材からなる球面状のアルミ支持
体11が配設されている。アルミ支持体11の凹の面に
は入力蛍光面14が形成され、その上に透明導電膜12
が形成され、更にその上に光電面16が形成されてい
る。また、密閉容器10の他端側の内面には、光電面1
6から放出される光電子を光として出力するための出力
蛍光面18が配設されている。更に、密閉容器10の光
電面16側から出力蛍光面18に向けて、電子レンズを
形成する内部電極(又は集束電極)20,22,24及
びコーン状の陽極26が順に配設されている。
空円筒状のガラス製の密閉容器であり、密閉容器10の
一端の内側には、アルミ材からなる球面状のアルミ支持
体11が配設されている。アルミ支持体11の凹の面に
は入力蛍光面14が形成され、その上に透明導電膜12
が形成され、更にその上に光電面16が形成されてい
る。また、密閉容器10の他端側の内面には、光電面1
6から放出される光電子を光として出力するための出力
蛍光面18が配設されている。更に、密閉容器10の光
電面16側から出力蛍光面18に向けて、電子レンズを
形成する内部電極(又は集束電極)20,22,24及
びコーン状の陽極26が順に配設されている。
【0013】かかる構成のX線像増倍管において、被写
体にX線を照射し、被写体を透過して得られた透過X線
を入力蛍光面14に入射させると、入力蛍光面14から
光が放射される。光は透明導電膜12を通過して光電面
16に入射し、光電面16にて光電子に変換される。そ
して、光電面16から放出された光電子は、電子レンズ
を形成する内部電極(又は集束電極)20,22,24
及びコーン状の陽極26にて集束・加速されて出力蛍光
面18に入射され、再び光に変換され、出力蛍光面18
に輝度を増強した可視像を写し出す。
体にX線を照射し、被写体を透過して得られた透過X線
を入力蛍光面14に入射させると、入力蛍光面14から
光が放射される。光は透明導電膜12を通過して光電面
16に入射し、光電面16にて光電子に変換される。そ
して、光電面16から放出された光電子は、電子レンズ
を形成する内部電極(又は集束電極)20,22,24
及びコーン状の陽極26にて集束・加速されて出力蛍光
面18に入射され、再び光に変換され、出力蛍光面18
に輝度を増強した可視像を写し出す。
【0014】このようなX線像増倍管は密閉容器10の
内部が真空にされるが、本発明のイオンポンプ28はこ
の真空引きを行うためのものである。図示実施形態で
は、イオンポンプ28は、密閉容器10の内部であっ
て、陽電極22の外壁面に取り付けられている。斯様な
位置にイオンポンプ28を配したのは、X線像増倍管の
使用時に陽電極22内の電界分布を乱さないため、すな
わち光電面16から放出された光電子の経路に影響を与
えないためである。従って、イオンポンプ28は、光電
面16から放出された光電子の経路が乱されない限り、
密閉容器10の内部の他の位置、図示しないが、例えば
円筒状の集束電極20の外壁面や密閉容器10の内壁面
に配置することも可能であり、イオンポンプ28の数も
1つに限られない。
内部が真空にされるが、本発明のイオンポンプ28はこ
の真空引きを行うためのものである。図示実施形態で
は、イオンポンプ28は、密閉容器10の内部であっ
て、陽電極22の外壁面に取り付けられている。斯様な
位置にイオンポンプ28を配したのは、X線像増倍管の
使用時に陽電極22内の電界分布を乱さないため、すな
わち光電面16から放出された光電子の経路に影響を与
えないためである。従って、イオンポンプ28は、光電
面16から放出された光電子の経路が乱されない限り、
密閉容器10の内部の他の位置、図示しないが、例えば
円筒状の集束電極20の外壁面や密閉容器10の内壁面
に配置することも可能であり、イオンポンプ28の数も
1つに限られない。
【0015】ここで、本発明によるイオンポンプの構成
について詳細に説明する。
について詳細に説明する。
【0016】図2に示すように、イオンポンプ28は、
直方体形状の磁気シールドケース30を備えている。磁
気シールドケース30は、後述する磁石からの磁界をシ
ールドするためのものであり、磁性体からなる導電性の
一対の磁気シールド部材34a,34bから構成されて
いる。各磁気シールド部材34a,34bは、図3から
も理解されるように、矩形の板状部材の両端部を垂直に
屈曲させて形成された断面コの字形状の部材である。磁
気シールドケース30は、これらの磁気シールド部材3
4a,34bの屈曲部64a,64bと屈曲部66a,
66bの端面同士を接合することで構成され、従って、
磁気シールドケース30には2つの開口部32a,32
bが設けられることとなる。各磁気シールド部材34
a,34bの基部62a,62bの内壁面36a,36
bには、円形の凹部38a,38bがそれぞれ形成され
ている。図2に示す如く、この円形の凹部38a,38
bには、それぞれ導電性を有する円柱状の磁石40a,
40bの端部が嵌合されている。また、凹部38a,3
8bは、磁気シールドケース30において同軸に配置さ
れているので、磁石40a,40bも同軸に配置され
る。磁石40a,40bは、N極とS極とが互いに対向
するように配置されており、磁石40a,40bの互い
に対向する端面は所定の間隔が開けられている。当該端
面のそれぞれには、カソード電極44a,44bが形成
されている。この実施形態では、カソード電極44a,
44bは、チタンを磁石40a,40bの端面に蒸着す
ることにより磁石40a,40bと一体に形成されてい
る。
直方体形状の磁気シールドケース30を備えている。磁
気シールドケース30は、後述する磁石からの磁界をシ
ールドするためのものであり、磁性体からなる導電性の
一対の磁気シールド部材34a,34bから構成されて
いる。各磁気シールド部材34a,34bは、図3から
も理解されるように、矩形の板状部材の両端部を垂直に
屈曲させて形成された断面コの字形状の部材である。磁
気シールドケース30は、これらの磁気シールド部材3
4a,34bの屈曲部64a,64bと屈曲部66a,
66bの端面同士を接合することで構成され、従って、
磁気シールドケース30には2つの開口部32a,32
bが設けられることとなる。各磁気シールド部材34
a,34bの基部62a,62bの内壁面36a,36
bには、円形の凹部38a,38bがそれぞれ形成され
ている。図2に示す如く、この円形の凹部38a,38
bには、それぞれ導電性を有する円柱状の磁石40a,
40bの端部が嵌合されている。また、凹部38a,3
8bは、磁気シールドケース30において同軸に配置さ
れているので、磁石40a,40bも同軸に配置され
る。磁石40a,40bは、N極とS極とが互いに対向
するように配置されており、磁石40a,40bの互い
に対向する端面は所定の間隔が開けられている。当該端
面のそれぞれには、カソード電極44a,44bが形成
されている。この実施形態では、カソード電極44a,
44bは、チタンを磁石40a,40bの端面に蒸着す
ることにより磁石40a,40bと一体に形成されてい
る。
【0017】カソード電極44a,44bの間には、円
筒状のアノード電極46が、所定の間隔をおいて同軸に
配置されている。アノード電極46の外径はカソード電
極44a,44bの外径と実質的に同一であり、従っ
て、アノード電極46の端面は対応のカソード電極44
a,44bに対向配置されている。また、アノード電極
46の側面には、比較的剛性のあるアノード引出し端子
48の一端が、抵抗溶接等により固着されている。アノ
ード引出し端子48は、磁気シールドケース30の一面
に形成された貫通孔60を通り、磁気シールドケース3
0外に延びている。なお、図示実施形態では、貫通孔6
0は、各磁気シールド部材34a,34bの屈曲部66
a,66bの端部に形成された半円形の切欠き60a,
60bを合せることで形成されている。アノード引出し
端子48は、絶縁材料からなる絶縁支持部材58を介在
させて磁気シールドケース30に固定されている。絶縁
支持部材58は、ほぼ円筒状の本体部72と、本体部7
2の一端に形成された係止部74とから構成されてい
る。本体部72は、磁気シールドケース30の貫通孔6
0に嵌着されていると共に、本体部72の中心軸線に沿
ってアノード引出し端子48が出入れできる程度の大き
さの細長い穴部75を有しており、アノード引出し端子
は、この穴部75に挿通されて絶縁支持部材58に固定
されている。また、係止部74は、貫通孔60の開口面
積よりも大きいため貫通孔60の周縁部にて係止されて
いる。
筒状のアノード電極46が、所定の間隔をおいて同軸に
配置されている。アノード電極46の外径はカソード電
極44a,44bの外径と実質的に同一であり、従っ
て、アノード電極46の端面は対応のカソード電極44
a,44bに対向配置されている。また、アノード電極
46の側面には、比較的剛性のあるアノード引出し端子
48の一端が、抵抗溶接等により固着されている。アノ
ード引出し端子48は、磁気シールドケース30の一面
に形成された貫通孔60を通り、磁気シールドケース3
0外に延びている。なお、図示実施形態では、貫通孔6
0は、各磁気シールド部材34a,34bの屈曲部66
a,66bの端部に形成された半円形の切欠き60a,
60bを合せることで形成されている。アノード引出し
端子48は、絶縁材料からなる絶縁支持部材58を介在
させて磁気シールドケース30に固定されている。絶縁
支持部材58は、ほぼ円筒状の本体部72と、本体部7
2の一端に形成された係止部74とから構成されてい
る。本体部72は、磁気シールドケース30の貫通孔6
0に嵌着されていると共に、本体部72の中心軸線に沿
ってアノード引出し端子48が出入れできる程度の大き
さの細長い穴部75を有しており、アノード引出し端子
は、この穴部75に挿通されて絶縁支持部材58に固定
されている。また、係止部74は、貫通孔60の開口面
積よりも大きいため貫通孔60の周縁部にて係止されて
いる。
【0018】なお、絶縁支持部材58の本体部72を、
貫通孔60と実質的に同形状とすることが好適である。
かかる場合、本体部72は貫通孔60にぴったりと収ま
り、絶縁支持部材58は磁気シールドケース30に安定
に固定される。この結果、アノード電極46は、剛性を
有するアノード引出し端子48を介して磁気シールドケ
ース30に安定に支持されることになる。更に、アノー
ド電極46は、アノード引出し端子48の所定位置で絶
縁支持部材58を介して導電性の磁気シールドケース3
0に固定されているため、磁気シールドケース30と短
絡することはない。
貫通孔60と実質的に同形状とすることが好適である。
かかる場合、本体部72は貫通孔60にぴったりと収ま
り、絶縁支持部材58は磁気シールドケース30に安定
に固定される。この結果、アノード電極46は、剛性を
有するアノード引出し端子48を介して磁気シールドケ
ース30に安定に支持されることになる。更に、アノー
ド電極46は、アノード引出し端子48の所定位置で絶
縁支持部材58を介して導電性の磁気シールドケース3
0に固定されているため、磁気シールドケース30と短
絡することはない。
【0019】また、磁気シールドケース30には前述の
アノード引出し端子48に加え、図2に示す如く、カソ
ード引出し端子54が取り付けられている。
アノード引出し端子48に加え、図2に示す如く、カソ
ード引出し端子54が取り付けられている。
【0020】上述したイオンポンプ28は、以下のよう
にして組み立てられる。
にして組み立てられる。
【0021】すなわち、まず、磁気シールド部材34
a,34bの凹部38a,38bに予めカソード電極4
4a,44bが形成された磁石40a,40bを嵌め込
む。このとき、磁気シールドケース30において、凹部
38a,38bは互いに同軸に形成されているため、磁
石40a,40bも同軸に配置される。また、磁石40
a,40bは、自らの磁力により各磁気シールド部材3
4a,34bに接着されるため、磁石40a,40bを
何等かの保持部材(図示せず)により保持する必要はな
く、磁石40a,40bを容易に磁気シールドケース3
0に組み付けることが可能となる。
a,34bの凹部38a,38bに予めカソード電極4
4a,44bが形成された磁石40a,40bを嵌め込
む。このとき、磁気シールドケース30において、凹部
38a,38bは互いに同軸に形成されているため、磁
石40a,40bも同軸に配置される。また、磁石40
a,40bは、自らの磁力により各磁気シールド部材3
4a,34bに接着されるため、磁石40a,40bを
何等かの保持部材(図示せず)により保持する必要はな
く、磁石40a,40bを容易に磁気シールドケース3
0に組み付けることが可能となる。
【0022】磁石40a,40bを凹部38a,38b
に嵌め込んだならば、磁気シールド部材34a,34b
の屈曲部64a,64bと、屈曲部66a,66bの端
面同士を接合する。磁気シールド部材34a,34bを
接合する際には、絶縁支持部材58を貫通したアノード
引出し端子48を、この端部にアノード電極46を固着
させた状態で、磁気シールド部材34a,34bに組み
付ける。アノード引出し端子48を組み付けるにあたっ
ては、屈曲部66a,66bに形成された半円形状の切
欠き部60a,60bを向かい合せ、絶縁支持部材58
の本体部72を屈曲部66a,66bに形成された半円
形状の切欠き部60a,60bの間に配置した後、絶縁
支持部材58の本体部72を切欠き部60a,60bに
よって挟み込む。このように、磁気シールド部材34
a,34b、磁石40a,40b、アノード電極46
を、間にガラスを介することなく一体に構成することが
できるので、それぞれの位置精度は従来と比較して格段
に向上することとなる。そして、アノード引出し端子4
8及びカソード引出し端子54にそれぞれリード線5
0,56を接続する。
に嵌め込んだならば、磁気シールド部材34a,34b
の屈曲部64a,64bと、屈曲部66a,66bの端
面同士を接合する。磁気シールド部材34a,34bを
接合する際には、絶縁支持部材58を貫通したアノード
引出し端子48を、この端部にアノード電極46を固着
させた状態で、磁気シールド部材34a,34bに組み
付ける。アノード引出し端子48を組み付けるにあたっ
ては、屈曲部66a,66bに形成された半円形状の切
欠き部60a,60bを向かい合せ、絶縁支持部材58
の本体部72を屈曲部66a,66bに形成された半円
形状の切欠き部60a,60bの間に配置した後、絶縁
支持部材58の本体部72を切欠き部60a,60bに
よって挟み込む。このように、磁気シールド部材34
a,34b、磁石40a,40b、アノード電極46
を、間にガラスを介することなく一体に構成することが
できるので、それぞれの位置精度は従来と比較して格段
に向上することとなる。そして、アノード引出し端子4
8及びカソード引出し端子54にそれぞれリード線5
0,56を接続する。
【0023】かかるイオンポンプ28を上述したX線像
増倍管に組み付ける場合には、イオンポンプ28を、X
線像増倍管の密閉容器10の内部に配置された構成要
素、例えば、集束電極22の外壁面に設置した後、アノ
ード引出し端子48及びカソード引出し端子54にそれ
ぞれ接続されたリード線50,56を、密閉容器10に
貫通するよう取り付けられた外部端子(図示せず)に接
続する。なお、外部端子間には、密閉容器10の外部に
おいて、イオンポンプ28を作動するための外部電源5
2が接続されるようになっている。
増倍管に組み付ける場合には、イオンポンプ28を、X
線像増倍管の密閉容器10の内部に配置された構成要
素、例えば、集束電極22の外壁面に設置した後、アノ
ード引出し端子48及びカソード引出し端子54にそれ
ぞれ接続されたリード線50,56を、密閉容器10に
貫通するよう取り付けられた外部端子(図示せず)に接
続する。なお、外部端子間には、密閉容器10の外部に
おいて、イオンポンプ28を作動するための外部電源5
2が接続されるようになっている。
【0024】上述のように密閉容器の内部に設置された
イオンポンプ28を作動させる場合には、まず、外部電
源52を作動させて密閉容器10に取り付けられた外部
端子間に電圧を印加し、アノード電極46からカソード
電極44a,44bに向けて電界を発生させる。このと
き、磁石40a,40bはN極とS極が対向するよう配
置されており、カソード電極46の一方から他方へ磁界
が生じている。このため、カソード電極40a,40b
の間に電子が存在する場合には、電子は螺旋を描きなが
ら円筒状のアノード電極46の内部を貫通して、カソー
ド電極40a,40bの間で往復運動を繰り返す。そし
て、X線像増倍管の内部に存在する気体分子が、イオン
ポンプ28に形成された開口部32a,32bに入り込
むと、気体分子は電子に衝突され正イオンと電子とに分
離される。正イオンはアノード電極46とカソード電極
44a,44bの間の電界によりカソード電極44a,
44bに引き寄せられ、カソード電極44a,44bに
て捕獲される。このようなことが繰り返されて、X線像
増倍管の内部の排気が行われ、X線像増倍管の内部は高
真空状態となる。
イオンポンプ28を作動させる場合には、まず、外部電
源52を作動させて密閉容器10に取り付けられた外部
端子間に電圧を印加し、アノード電極46からカソード
電極44a,44bに向けて電界を発生させる。このと
き、磁石40a,40bはN極とS極が対向するよう配
置されており、カソード電極46の一方から他方へ磁界
が生じている。このため、カソード電極40a,40b
の間に電子が存在する場合には、電子は螺旋を描きなが
ら円筒状のアノード電極46の内部を貫通して、カソー
ド電極40a,40bの間で往復運動を繰り返す。そし
て、X線像増倍管の内部に存在する気体分子が、イオン
ポンプ28に形成された開口部32a,32bに入り込
むと、気体分子は電子に衝突され正イオンと電子とに分
離される。正イオンはアノード電極46とカソード電極
44a,44bの間の電界によりカソード電極44a,
44bに引き寄せられ、カソード電極44a,44bに
て捕獲される。このようなことが繰り返されて、X線像
増倍管の内部の排気が行われ、X線像増倍管の内部は高
真空状態となる。
【0025】以上、本発明によるイオンポンプの実施形
態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限ら
れない。例えば、上記実施形態ではアノード引出し端子
48として直線状のものを用いたが、図4に示すよう
に、L字形状のものを用いることも可能である。この第
2実施形態のイオンポンプ77は、磁気シールドケース
30の貫通孔60の近傍に絶縁支持部材78が固着され
ており、貫通孔60内に配置されていない点で図2及び
図3の第1実施形態とは異なっている。アノード電極4
6は、L字形状のアノード引出し端子48の一端にて固
着され、絶縁支持部材78がアノード引出し端子48の
他端部を固定している。アノード引出し端子48は貫通
孔60の中心を通り、磁気シールドケース30と接触し
ていない。従って、アノード引出し端子48は、導電性
の磁気シールド部材34a,34bと短絡することはな
い。このような構成のイオンポンプ77を組み立てる場
合、磁気シールド部材34bに予めアノード引出し端子
48を固定させておくことが可能であるため、イオンポ
ンプ77の組立は容易になり、位置精度は向上する。
態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限ら
れない。例えば、上記実施形態ではアノード引出し端子
48として直線状のものを用いたが、図4に示すよう
に、L字形状のものを用いることも可能である。この第
2実施形態のイオンポンプ77は、磁気シールドケース
30の貫通孔60の近傍に絶縁支持部材78が固着され
ており、貫通孔60内に配置されていない点で図2及び
図3の第1実施形態とは異なっている。アノード電極4
6は、L字形状のアノード引出し端子48の一端にて固
着され、絶縁支持部材78がアノード引出し端子48の
他端部を固定している。アノード引出し端子48は貫通
孔60の中心を通り、磁気シールドケース30と接触し
ていない。従って、アノード引出し端子48は、導電性
の磁気シールド部材34a,34bと短絡することはな
い。このような構成のイオンポンプ77を組み立てる場
合、磁気シールド部材34bに予めアノード引出し端子
48を固定させておくことが可能であるため、イオンポ
ンプ77の組立は容易になり、位置精度は向上する。
【0026】また、上記実施形態では、磁気シールドケ
ース30として、分割型のものを用いたが、非分割型の
磁気シールドケースであってもよい。また、磁気シール
ドケース30に形成される開口部も、密閉容器内の気体
分子を捕獲するという観点からすれば、2つでなく1つ
でもよいことはいうまでもない。
ース30として、分割型のものを用いたが、非分割型の
磁気シールドケースであってもよい。また、磁気シール
ドケース30に形成される開口部も、密閉容器内の気体
分子を捕獲するという観点からすれば、2つでなく1つ
でもよいことはいうまでもない。
【0027】かかる磁気シールドケース30としては、
例えば、図5に示すような形状のものがある。符号82
で示すものは、密閉容器内の気体分子を取り入れるため
の開口部であり、符号84で示すものは、アノード引出
し端子を貫通させるための貫通孔である。
例えば、図5に示すような形状のものがある。符号82
で示すものは、密閉容器内の気体分子を取り入れるため
の開口部であり、符号84で示すものは、アノード引出
し端子を貫通させるための貫通孔である。
【0028】また、別の磁気シールドケース30の例と
して、図6に示すような形状のものがある。符号86,
88で示すものは、この磁気シールドケース30は、2
つの開口部が形成されている。開口部86,88は密閉
容器内の気体分子を取り入れるための開口部であり、符
号92で示すものは、アノード引出し端子を貫通させる
ための切込み92である。
して、図6に示すような形状のものがある。符号86,
88で示すものは、この磁気シールドケース30は、2
つの開口部が形成されている。開口部86,88は密閉
容器内の気体分子を取り入れるための開口部であり、符
号92で示すものは、アノード引出し端子を貫通させる
ための切込み92である。
【0029】更に、上記実施形態では、イオンポンプ2
8を電子管(X線像増倍管)の内部に設置したが、電子
管に限らず、例えば、クールドCCDに取り付けられる
密閉容器の内部に設置することも可能である。
8を電子管(X線像増倍管)の内部に設置したが、電子
管に限らず、例えば、クールドCCDに取り付けられる
密閉容器の内部に設置することも可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、磁
石及び磁気シールドケースと、アノード電極及びカソー
ド電極とを、突出部分のガラス壁を間に挟んだ状態で密
閉容器に組み付けることがないため、イオンポンプ自体
の組立作業が容易となる。従って、イオンポンプの製造
効率が向上すると共に、各構成要素間の位置精度も大幅
に向上し、イオンポンプを安定に動作させることが可能
となる。
石及び磁気シールドケースと、アノード電極及びカソー
ド電極とを、突出部分のガラス壁を間に挟んだ状態で密
閉容器に組み付けることがないため、イオンポンプ自体
の組立作業が容易となる。従って、イオンポンプの製造
効率が向上すると共に、各構成要素間の位置精度も大幅
に向上し、イオンポンプを安定に動作させることが可能
となる。
【0031】また、ガラス壁が間に存在せず、更にカソ
ード電極を磁石の面上に直接形成しているため、一対の
磁石間の距離を大幅に小さくすることが可能となる。こ
のため、磁石間に生じる磁界の大きさを保持したまま磁
石を小型化することができ、延いてはイオンポンプ自体
を大幅に小型化することができる。例えば、上記実施形
態のイオンポンプでは、16mm×16mm×16mm
が実現されており、電子管、例えばX線像増倍管の内部
に十分に収容可能となる。また、同様の観点から、密閉
容器及びイオンポンプをぞれぞれ別々に作製することが
できる。このため、密閉容器に突出部を設けるなどして
密閉容器の形状を複雑にする必要がない。従って、使用
する密閉容器を、安価で単純な構造とすることができ
る。
ード電極を磁石の面上に直接形成しているため、一対の
磁石間の距離を大幅に小さくすることが可能となる。こ
のため、磁石間に生じる磁界の大きさを保持したまま磁
石を小型化することができ、延いてはイオンポンプ自体
を大幅に小型化することができる。例えば、上記実施形
態のイオンポンプでは、16mm×16mm×16mm
が実現されており、電子管、例えばX線像増倍管の内部
に十分に収容可能となる。また、同様の観点から、密閉
容器及びイオンポンプをぞれぞれ別々に作製することが
できる。このため、密閉容器に突出部を設けるなどして
密閉容器の形状を複雑にする必要がない。従って、使用
する密閉容器を、安価で単純な構造とすることができ
る。
【図1】本発明によるイオンポンプを内蔵するX線像増
倍管の概略断面図である。
倍管の概略断面図である。
【図2】イオンポンプの第1実施形態を示す断面図であ
る。
る。
【図3】図2のイオンポンプの組立分解図である。
【図4】イオンポンプの第2実施形態を示す断面図であ
る。
る。
【図5】磁気シールドケースの変形例を示す斜視図であ
る。
る。
【図6】磁気シールドケースの別の変形例を示す斜視図
である。
である。
【図7】従来のイオンポンプを示す概略図である。
28,77…イオンポンプ、30…磁気シールドケー
ス、32a,32b…開口部、36a,36b…内壁
面、38a,38b…凹部、40a,40b…磁石、4
4a,44b…カソード電極、46…アノード電極、4
8…アノード引出し端子、58,78…絶縁支持部材。
ス、32a,32b…開口部、36a,36b…内壁
面、38a,38b…凹部、40a,40b…磁石、4
4a,44b…カソード電極、46…アノード電極、4
8…アノード引出し端子、58,78…絶縁支持部材。
Claims (4)
- 【請求項1】 密閉容器に内蔵されるイオンポンプであ
って、 互いに対向するよう配置され、導電性を有する又は導電
性膜を付けた一対の磁石と、 前記磁石を取り囲むと共に一部に開口部が形成された、
導電性を有する磁気シールドケースと、 前記磁石のぞれぞれの対向面に形成された一対のカソー
ド電極と、 前記カソード電極の間に配置されたアノード電極と、 前記アノード電極に取り付けられた剛性のあるアノード
引出し端子と、 前記アノード引出し端子を前記磁気シールドケースに電
気的に絶縁した状態で支持するための絶縁支持部材と、
を備えることを特徴とするイオンポンプ。 - 【請求項2】 前記アノード引出し端子を前記絶縁支持
部材を介して前記磁気シールドケースに固定することを
特徴とする請求項1記載のイオンポンプ。 - 【請求項3】 前記磁気シールドケースは二分割可能で
あることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に
記載のイオンポンプ。 - 【請求項4】 前記磁気シールドケースの内壁面に形成
された凹部に、前記磁石が嵌め込まれていることを特徴
とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のイオン
ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8016690A JPH09213261A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | イオンポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8016690A JPH09213261A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | イオンポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09213261A true JPH09213261A (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=11923310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8016690A Pending JPH09213261A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | イオンポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09213261A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1626434A1 (en) * | 2003-05-20 | 2006-02-15 | Toshiba Corporation | Sputter ion pump, process for manufacturing the same, and image display with sputter ion pump |
JP2006190563A (ja) * | 2005-01-06 | 2006-07-20 | Ulvac Japan Ltd | スパッタイオンポンプ |
US7511425B2 (en) | 2004-08-27 | 2009-03-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Image display apparatus having ion pump and electron-emitting devices in communication via mesh or stripe shaped member |
GB2627462A (en) * | 2023-02-22 | 2024-08-28 | Edwards Vacuum Llc | Magnetic assembly for a sputter Ion pump |
-
1996
- 1996-02-01 JP JP8016690A patent/JPH09213261A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1626434A1 (en) * | 2003-05-20 | 2006-02-15 | Toshiba Corporation | Sputter ion pump, process for manufacturing the same, and image display with sputter ion pump |
EP1626434A4 (en) * | 2003-05-20 | 2006-12-20 | Toshiba Corp | SPUTTER ION PUMP, MANUFACTURING PROCESS THEREFOR AND PICTURE DISPLAY WITH SPUTTER ION PUMP |
US7511425B2 (en) | 2004-08-27 | 2009-03-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Image display apparatus having ion pump and electron-emitting devices in communication via mesh or stripe shaped member |
JP2006190563A (ja) * | 2005-01-06 | 2006-07-20 | Ulvac Japan Ltd | スパッタイオンポンプ |
GB2627462A (en) * | 2023-02-22 | 2024-08-28 | Edwards Vacuum Llc | Magnetic assembly for a sputter Ion pump |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |