JPH09213018A - 評価装置 - Google Patents

評価装置

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JPH09213018A
JPH09213018A JP3560896A JP3560896A JPH09213018A JP H09213018 A JPH09213018 A JP H09213018A JP 3560896 A JP3560896 A JP 3560896A JP 3560896 A JP3560896 A JP 3560896A JP H09213018 A JPH09213018 A JP H09213018A
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JP
Japan
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data
time
clock
circuit
inversion
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JP3560896A
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English (en)
Inventor
Yutaka Osada
豊 長田
Osamu Yanagisawa
修 柳沢
Eiji Nakano
栄治 中野
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生信号a中のデータとこのデータを読み取
る読取クロックbとの間に発生する「データ to ク
ロックジッタ」を装置内で正確に測定可能とする評価装
置を提供する。 【解決手段】 再生信号a中の反転時間間隔を連続的に
測定した時間データTdを出力する測定制御回路7と、
時間データTdに基づいてクロックb´を生成出力する
PLLシミュレーション回路16と、時間データTdと
クロックb´との位相差の変動(「データ to クロ
ックジッタ」)を求めるジッタ計算回路17とを備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主に光ディスク装置
の再生信号を評価するための評価装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図4は再生信号の反転間隔とチャンネル
クロックとの関係を示す図、図5はPLL回路の構成
図、図6は従来の評価装置の構成図、図7,図8は再生
信号aとチャンネルクロックbとの位相差変動測定の測
定場所を示す図である。
【0003】従来の光ディスク、例えばコンパクトディ
スク(CD)は情報をEFM変調により記録しており、
CDプレーヤから再生される再生信号aは図4(A)に
示すように、3T〜11T(Tはチャンネルクロック周
期。標準ディスク回転速度再生で、T=約231nse
c)の反転時間間隔で反転する信号系列となっている。
チャンネルクロック(図4(B)に図示。またはビット
クロックと呼ぶ)bは図5に示すPLL回路Aで生成出
力され、再生信号aの反転位置a1〜a5(図4(A)
に図示)と位相が合うように位相制御される。
【0004】PLL回路Aは図5に示すように、位相比
較器A1、ローパスフィルタ(LPF)A2、電圧制御
型発振器(VCO)A3から構成される。A4は信号入
力端子,A5は信号出力端子。位相比較器A1は再生信
号aとVCOA3から出力するチャンネルクロックbと
の位相差を検出する。VCOA3はこの位相差をLPF
A2により平滑化して得た信号によりチャンネルクロッ
クbの発振周波数を変化させる。チャンネルクロックb
の周波数は約4MHzである。
【0005】こうして、CDに記録されている情報デー
タは、例えば図4(A)に示すように、再生信号aの反
転時間間隔3T,6T,11Tをチャンネルクロックb
により測定して、その値をデコードして再生することが
できる。
【0006】ここで、例えばディスク偏心によってディ
スク線速度が変化する場合について考える。このとき、
再生信号aの反転時間間隔(3T〜11T)は低い周波
数(ディスク回転周波数)で変化するが、図5のPLL
回路Aによりチャンネルクロックbがこの変化に追従し
て正しくこの再生信号aを検出できるようになってい
る。
【0007】一方、ピットの符号間干渉やディスク面上
の光学的なバラツキにより発生する反転時間間隔は高い
周波数で変化し、この高周波数の変動はPLL回路Aの
チャネルクロックbでは追従できず、再生信号aの読み
取りエラーの要因となる。
【0008】以上のことより、再生信号aの反転時間間
隔のこの変動(バラツキ)、正確に言えば再生信号aの
反転位置a1〜a5(図4(A)に図示)とチャンネル
クロックbとの位相差の変動(以下「データ to ク
ロックジッタ」と呼ぶ)の評価は、CDプレーヤの再生
特性の良否、CDの製造上の良否を決定する上で必要不
可欠である。実際のディスクシステムの開発において
は、この評価結果に基づいてディスクの製法を改善した
り、ドライブ(再生プレーヤ)の再生系の改善を行っ
て、このバラツキを低減している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4
(A),(B)に図示したように、再生信号aの反転時
間間隔3T,6T,11Tの変動、正確に言えば再生信
号aの反転位置a1〜a5とチャンネルクロックbとの
位相差の変動の評価を行う測定法としては、後述する第
1,第2の測定法がある。
【0010】第1の測定法は、再生信号aの反転時間間
隔の変動そのもの(「データ toデータジッタ」)
を、基準クロックcを用いて測定する方法である。ま
た、第2の測定法は、再生信号aの反転位置a1〜a5
とチャンネルクロックbとの位相差の変動(「データ
to クロックジッタ」)を、基準クロックcを用いて
測定する方法である。これら第1,第2の測定法は図6
に示す評価装置1を用いて行うことができる。
【0011】(第1の測定法)次に、評価装置1を用い
て第1の測定法を行う場合について説明する。図6に示
す端数パルス発生回路2は、図7(A),(B)に示す
ように、その被測定時間入力端子2aに印加される再生
信号aの被測定時間(例えば、反転時間間隔=6T)を
基準クロックcでその端数を除いてカウントし、その値
nを信号線bを通して測定制御回路7へ出力する。この
基準クロックcは再生信号aの反転周波数よりもずっと
高い一定周波数(例えば100MHz)のクロックであ
る。
【0012】ここで端数とは、被測定時間6Tが反転す
る時点(図7(A)に示す反転位置a2,a3)から基
準クロックcの2クロック目(図7(B)に示す
「2」)の立上がりまでの端数時間Ta,Tbのことで
ある。端数パルス発生回路2はこの端数を検出する。即
ち、端数パルス発生回路2は端数時間Ta,Tbのパル
ス幅を有する端数パルスp1,p2(図7(C)に図
示)を発生し、これを時間−電圧変換器(T/V変換
器)3,4へ出力する。
【0013】T/V変換器3,4はこの端数パルスp
1,p2を時間−電圧変換して得たT/V信号Ta1,
Tb1(図7(D)に図示)をA/D変換器5,6へ出
力する。図7(D)に示すように、T/V信号Ta1,
Tb1の傾きは等しく、また積分開始時点(端数パルス
p1,p2の立上がり時点)での電圧は等しい。A/D
変換器5,6はT/V信号Ta1,Tb1に応じた端数
データTa2,Tb2を測定制御回路7へ出力する。
【0014】従って、積分時間(=端数時間)Ta,T
bによって積分終了時点(端数パルスp1,p2の立下
がり時点)でのT/V信号Ta1,Tb1は端数時間T
a,Tbに比例する。この原理により、T/V信号Ta
1,Tb1をA/D変換した端数データTa2,Tb2
で端数時間Ta,Tbが検出できる。
【0015】測定制御回路7は一対の端数データTa
2,Tb2を検出すると、端数パルス発生回路2に信号
eを出力して、図7(A)に示した反転時間間隔6Tの
反転位置a3の次の反転時間間隔の端数(一組の反転位
置)を検出する動作制御を行う。
【0016】この結果、測定制御回路7は一対の端数デ
ータTa2,Tb2及び、再生信号aの被測定時間基準
クロックでその端数を除いてカウントした値nに基づい
て、明白な下記の(式1)、 T´=n×t0 +(Ta−Tb) …………………………………… (式1) 但し、T´:反転時間間隔(例えば6T) t0 :基準クロックcの周期 に、端数データTa2,Tb2から求めた端数時間T
a,Tbを代入することで、再生信号aの反転時間間隔
を測定することができる。
【0017】こうして、測定制御回路7は反転時間間隔
を測定して得た時間データTdを内部のメモリ10へ連
続して出力する。メモリ10はこの時間データTdをメ
モリする。同時に、測定制御回路7はこの時間データT
dをデータバスD上へ出力する。
【0018】また、測定制御回路7は前記の端数パルス
発生回路2に出力する信号eのタイミングの制御、メモ
リ10へ時間データTdを書き込むタイミングの制御の
他にメモリ10にメモリしてある時間データTdを読み
出すタイミングの制御を行う。
【0019】このデータバスDには各種の機器が接続さ
れており、測定制御回路7はこれら各種の機器に対して
時間データTdを出力する。また、各種の機器から出力
される制御データがデータバスDを介して測定制御回路
7に入力される。
【0020】これら各種の機器としては、CPU8、フ
ロッピーディスクドライバ(FDD)9、CRT11、
内蔵プリンタ12、GP−IB13、キーボード14、
D/A変換器15が上げられる。GP−IB13はパー
ソナルコンピュータ(測定器制御用コンピュータ)と測
定器との標準化されたインターフェースである。
【0021】例えばCPU8は、キーボード14からの
入力操作により、データバスD上の時間データTdをC
RT11で表示する表示制御、外部メモリであるFDD
9で時間データTdをメモリし、内蔵プリンタ12で時
間データTdに応じた情報を印字する等の各種の動作制
御を行う。一方、D/A変換器15はこの時間データT
dをD/A変換して得たアナログ信号Tdtを外部へ出
力する。上記した時間データTdは再生信号aの反転時
間間隔の変動(バラツキ)に応じて記録されてあるデー
タであることは勿論である。また、再生信号aの反転時
間間隔のバラツキは、ジッタ計算回路17により測定さ
れたデータの標準偏差dkを計算して、簡単で判りやす
い形で出力される。通常、この標準偏差をジッタと呼
ぶ。こうして、評価装置1を用いて第1の測定法を行う
ことができる。
【0022】さて、上述したように、評価装置1を用い
て行う第1の測定法は、再生信号aの反転時間間隔の変
動そのもの(「データ to データジッタ」)を測定
できる。しかし、この測定法は再生信号aの反転位置a
1〜a5とチャンネルクロックbとの位相差の変動
(「データ to クロックジッタ」)を直接測定して
いないため、極めて正確な時間データTdが得られない
という問題がある。
【0023】さて、こうした第1の測定法がもつ問題を
解決したものが第2の測定法である。
【0024】(第2の測定法)次に、評価装置1を用い
て第2の測定法を行う場合について説明する。この場
合、評価装置1の前段に接続された図5に図示のPLL
回路Aが追加して使用される。後述するように、ここで
のジッタ計算回路17の動作は各反転位置とこの各反転
位置経過直後のチャンネルクロックbの立上がりまでの
時間差データの集合の標準偏差データdk´を、「デー
タ to クロックジッタ」として出力する。
【0025】図8において、再生信号aの反転位置a1
´,a2´,a3´とこの反転位置の経過直後のチャン
ネルクロックb(図8(B)に図示)の立上がりまでの
時間変動、即ち位相差の変動(「データ to クロッ
クジッタ」)t1,t2,t3(図8(B)に図示)
は、端数パルス発生回路2、T/V変換器3,4、A/
D変換器5,6、測定制御回路7によって、時間幅を測
定するという点で評価装置1と同様に行う。例えば、再
生信号aの反転位置a1´の経過直後、到来するPLL
回路Aからのチャンネルクロックb(図8(B)に
「2」で示したクロック)の立上がりとの時間差t1を
測定する。
【0026】これに続いて、再生信号aの反転位置a2
´の経過直後、到来するチャンネルクロックb(図8
(B)に「5」で示したクロック)の立上がりとの時間
差t2を測定する。続いて、再生信号aの反転位置a3
´の経過直後、到来するチャンネルクロックb(図8
(B)に「9」で示したクロック)の立上がりとの時間
差t3を測定する。
【0027】こうして、測定制御回路7は再生信号aの
反転位置からその直後のPLL回路Aからのチャンネル
クロックbの立ち上がりとの時間差データdkを内部の
メモリ10へ連続して出力する。同時に、測定制御回路
7はこの時間データTd´をデータバスD上へ出力する
のである。ジッタ計算回路17は反転位置a1´,a2
´,a3´とチャンネルクロックb(図8(B)に
「2」,「5」,「9」で示したクロックの立上がり)
との時間差データdkの集合の標準偏差データdk´
を、「データ to クロックジッタ」として出力す
る。
【0028】上述した第2の測定法は最終的に必要なデ
ータを標準偏差データdk´として測定しようとするも
のであるが、実際には、PLL回路Aの高周波クロック
bを主原因とする電気的ノイズが発生するという本質的
でない要因で、どうしても電気的ノイズが混入しない良
好な状態のチャンネルクロックbを生成できないため
に、正確な測定を行うことが非常に困難であることが大
きな欠点である。
【0029】本発明は、上記問題を解決し、前記したよ
うな構成のPLL回路を製作せず、かつ電気的ノイズと
いう本質的でない要因を排除して、装置内において、効
率的かつ正確に「データ to クロックジッタ」を測
定可能な評価装置を提供するものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は下記する構成の評価装置を提供する。
所定のクロック周期(チャンネルクロック周期T)に同
期した反転時間間隔(3T〜11T)を用いて(音楽、
映像等の)情報を格納した情報媒体を再生して得た(例
えばEFM変調によりディスクに記録された記録信号)
再生信号aと、この再生信号aから前記情報を読み取る
ための読取クロック(チャンネルクロック,ビットクロ
ック)bとの時間軸変動(「データ to クロックジ
ッタ」)を評価する評価装置20であって、前記再生信
号a中の前記反転時間間隔(3T〜11T)を連続的に
測定して得た反転時間間隔データ(時間データ)Tdを
出力する測定手段(測定制御回路)7と、この反転時間
間隔データ(時間データ)Tdに基づいて前記読取クロ
ック(チャンネルクロック)b´を(ソフトウェアシミ
ュレーションにより)生成出力するクロック生成手段
(PLLシミュレーション回路)16と、前記反転時間
間隔データ(時間データ)Tdとこのクロック生成手段
(PLLシミュレーション回路)16から出力する読
取クロック(チャンネルクロック)b´との時間軸変動
に応じた時間軸変動データのばらつき(「データ to
クロックジッタ」)を求める(ソフトウェアによる)変
動データ測定手段(ジッタ計算回路)17とを備えたこ
とを特徴とする評価装置。
【0031】
【発明の実施の態様】以下、添付図面を用いながら本発
明の一実施例を説明する。図1は本発明の評価装置の一
実施例構成図、図2はPLLシミュレーション回路の構
成図、図3はPLLシミュレーション回路のPLL動作
のタイミングチャートである。前述したものと同一構成
部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0032】本発明の評価装置20は図1に示すよう
に、上述した評価装置1(図6に図示)の構成にPLL
シミュレーション回路16を付加した構成に等しいもの
である。
【0033】即ち、本発明の評価装置20は、端数パル
ス発生回路2、時間−電圧変換器(T/V変換器)3,
4、A/D変換器5,6、測定制御回路7、CPU8、
フロッピーディスクドライバ(FDD)9、メモリ1
0、CRT11、内蔵プリンタ12、GP−IB13、
キーボード14、D/A変換器15、PLLシミュレー
ション回路16、ジッタ計算回路17から構成される。
PLLシミュレーション回路16はデータバスDに接続
される。
【0034】上記したPLLシミュレーション回路16
は測定制御回路7から出力され連続して測定された時間
データTdの列に基づいてシミュレーションによりチャ
ンネルクロックb´を求めるものである。従って、チャ
ンネルクロックb´は電気的ノイズが混入していないク
ロックである。
【0035】ジッタ計算回路17は、測定制御回路7か
ら出力し時間軸変動を伴った時間データTdと、PLL
シミュレーション回路16から出力しノイズ外乱の影響
を受けないチャンネルクロックb´との時間軸変動デー
タ(位相変動データ)を、所定数積算してその集合の標
準偏差を計算し、dk´を「データ to クロックジ
ッタ」とするものである。
【0036】上記した構成の評価装置20の動作は次の
通りである。端数パルス発生回路2は、図7(A),
(B)に示すように、その被測定時間入力端子2aに印
加される再生信号aの被測定時間(例えば、反転時間間
隔=6T)を基準クロックcでその端数を除いてカウン
トし、その値nを信号線fを通して測定制御回路7へ出
力する。この基準クロックcは再生信号aの反転周波数
よりもずっと高い一定の周波数(例えば100Hz)で
ある。端数パルス発生回路2は再生信号aの反転時間間
隔を基準クロックcで端数を除いてカウントした残りの
端数パルスp1,p2(図7(C)に図示)をT/V変
換器3,4へ出力する。T/V変換器3,4はこの端数
パルスp1,p2を時間−電圧変換して得たT/V信号
Ta1,Tb1(図7(D)に図示)をA/D変換器
5,6へ出力する。A/D変換器5,6はT/V信号T
a1,Tb1に応じた端数データTa2,Tb2を測定
制御回路7へ出力する。
【0037】上述したように、T/V信号Ta1,Tb
1は端数データTa2,Tb2から夫々求めることがで
きる。測定制御回路7は一対の端数データTa2,Tb
2を検出すると、端数パルス発生回路2に信号eを出力
して、図7(A)に示した反転時間間隔6Tの反転位置
a3の次の反転時間間隔の端数(一組の反転位置)を検
出する動作制御を行うことは前述した通りである。この
結果、測定制御回路7は一対の端数データTa2,Tb
2及び前記カウント値nに基づいて、上述した(式1)
に、端数データTa2,Tb2から求めた端数時間T
a,Tbを代入することで、再生信号aの反転時間間隔
を正確に測定することができる。
【0038】こうして、測定制御回路7は被測定時間を
測定して得た時間データTdを内部のメモリ10へ連続
的に出力する。メモリ10はこの時間データTdをメモ
リする。同時に、測定制御回路7はこの時間データTd
をデータバスD上へ出力する。
【0039】このデータバスDには、CPU8、フロッ
ピーディスクドライバ(FDD)9、CRT11、内蔵
プリンタ12、GP−IB13、キーボード14、D/
A変換器15、PLLシミュレーション回路16、ジッ
タ計算回路17が接続されている。
【0040】例えばCPU8は、キーボード14からの
入力操作により、データバスD上の時間データTdをC
RT11で表示する表示制御、外部メモリであるFDD
9で時間データTdをメモリし、内蔵プリンタ12で時
間データTdに応じた情報を印字する等の各種の動作制
御を行う。一方、D/A変換器15はこの時間データT
dをPLLシミュレーション回路16及びジッタ計算回
路17相互の回路動作により得た時間差データdk´´
を、D/A変換して得たアナログ信号Td´tを装置外
部へ出力する。
【0041】上記したPLLシミュレーション回路16
は、図2に示すように、上述したPLL回路A(図5に
図示)と同等の一巡伝達特性となるようにシミュレーシ
ョン構成されたものであり、位相比較器16a、積分器
B16b、サンプル回路16c、ローパスフィルタ(L
PF)16d、電圧制御型発振器(VCO)16e、周
波数位相変換器16fをソフトウェアで実現し、PLL
シミュレーション回路16を実現している。
【0042】本実施例においては、上記したローパスフ
ィルタ16dの伝達特性は前記のように図5に示したP
LL回路Aと等価とするために、 {K(1+T2 s)}/(1+T1 s) ……………………………… (式2) 但し、K:パルス伝達関数 K=0.0316
(=−30dB) T1 :サンプリング周期 T1 =2.36526×10
-6(1/T1 =2πf1 ,f1 =60kHz) T2 :サンプリング周期 T2 =7.9577×10-5
(1/T2 =2πf2 ,f2 =2kHz) をディジタルフィルタに変換したものとした。
【0043】具体的には(式2)を、下記の双一次変換
によりディジタルフィルタに置き換えた。 双一次変換式 s=(2/T)・(Z−1)/(Z+1) ……… (式3) 但し、T:サンプリング周期であり、PLL回路Aの応
答周波数の20倍程度が適当であり、本実施例では30
0kHzとした。 Z:ディジタルフィルタの理論で常用されるZ変換のZ
である。
【0044】次に、PLLシミュレーション回路16の
動作を図3に沿って説明する。PLLシミュレーション
の流れとしては、ディスク(CD)の仕様として規格化
されているチャンネルクロックbの1周期と同じチャン
ネルクロックb´を初期値として入力し、PLLのシミ
ュレーションをスタートする。
【0045】前述のように、再生信号aの反転時間間隔
は規格値から変動しており、チャンネルクロックb´の
周期は再生信号aの反転時間間隔に対応して可変するよ
うにする。この結果、再生信号aの反転時間間隔とチャ
ンネルクロックb´とのタイミングチャートは図3
(A),(B)に示すものとなる。
【0046】ここで、再生信号aは反転時間間隔Lk
k+1 ,Lk+2 ,Lk+3 ,Lk+4 ,…を備えている。
【0047】上記した位相比較器16aは反転時間間隔
k ,Lk+1 ,Lk+2 ,Lk+3 ,Lk+4 ,…をもつ再生
信号aとチャンネルクロックb´との位相差に応じた位
相差データ(=時間差)dkを積分器16bへ出力す
る。積分器16bはこの位相差データを積分して得た積
分データを、サンプル回路16cに供給し、これはサン
プリング周期ごとにローパスフィルタ16dへ出力す
る。
【0048】VCO16eはこの位相差データをLPF
16dにより平滑化して得た信号によりその発振周波数
を変化し、この結果変化した周波数データを周波数位相
変換器16fへ出力する。周波数位相変換器16fは周
波数を位相に変換するものであり、基本的には積分器で
ある。周波数位相変換器16fの出力であるチャンネル
クロックb´の位相と再生信号aとの位相差を位相比較
器16aで求めるようになっている。
【0049】PLLシミュレーション回路16はチャン
ネルクロックb´の位相を変化制御する。前記のよう
に、積分器16bの出力はサンプリング周期ごとにロー
パスフィルタ16dへ出力されるので、チャンネルクロ
ックb´は当該サンプリング周期の次のデータエッジ
(反転位置の立上がりあるいは立ち下がり)から新しい
ものとした。これを全領域に動作させる。
【0050】この結果、PLLシミュレーション回路1
6から出力する時間差データdkはデータバスDを介し
てジッタ計算回路17へ供給される。ジッタ計算回路1
7は反転位置とチャンネルクロックb´との時間差デー
タdkの標準偏差を計算し、「データ to クロック
ジッタ」とする。そして、時間差データdkのヒストグ
ラムをCRT11で表示する。
【0051】従って、上述した評価装置20はPLL回
路A(ハードウェア)を実際に作る時間が不要でありか
つ、PLL回路の高周波クロックによって発生するノイ
ズの問題に悩まされずに正確かつ簡単に「データ to
クロックジッタ」を測定できる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、所定の
クロック周期に同期した反転時間間隔を用いて情報を格
納した情報媒体を再生して得た再生信号と、この再生信
号から前記情報を読み取るための読取クロックとの時間
軸変動を評価するに際し、再生信号中の反転時間間隔を
連続的に測定して得た反転時間間隔データを出力する測
定手段と、この反転時間間隔データに基づいてソフトウ
ェアにより読取クロックを生成出力するクロック生成手
段と、反転時間間隔データとこのクロック生成手段から
出力する読取クロックとの時間軸変動に応じた時間軸変
動データを求める変動データ測定手段とを備えたもので
あるため、PLL回路を実際に作る時間が不要でありか
つ、PLL回路の高周波クロックによって発生するノイ
ズの問題がない状態で正確かつ簡単に、「データ to
クロックジッタ」を測定でき、この結果、例えば、デ
ィスクプレーヤの再生特性の良否、ディスク製造上の良
否を正確に判定するデータを提供することができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の評価装置の一実施例構成図である。
【図2】PLLシミュレーション回路の構成図である。
【図3】PLLシミュレーション回路のPLL動作のタ
イミングチャートである。
【図4】再生信号の反転間隔とチャンネルクロックとの
関係を示す図である。
【図5】PLL回路の構成図である。
【図6】従来の評価装置の構成図である。
【図7】時間−電圧変換による高分解能時間測定原理を
説明するための図である。
【図8】再生信号aとチャンネルクロックbとの位相差
変動測定の測定場所を示す図である。
【符号の説明】
7 測定制御回路(測定手段) 16 PLLシミュレーション回路(クロック生成手
段) 17 ジッタ計算回路(変動データ測定手段) 20 評価装置 a 再生信号 b,b´ チャンネルクロック(読取クロック) Td 時間データ(反転時間間隔データ)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G11B 7/00 9464−5D G11B 7/00 R

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のクロック周期に同期した反転時間間
    隔を用いて情報を格納した情報媒体を再生して得た再生
    信号と、この再生信号から前記情報を読み取るための読
    取クロックとの時間軸変動を評価する評価装置であっ
    て、 前記再生信号中の前記反転時間間隔を連続的に測定して
    得た反転時間間隔データを出力する測定手段と、 この反転時間間隔データに基づいて前記読取クロックを
    生成出力するクロック生成手段と、 前記反転時間間隔データとこのクロック生成手段から出
    力する読取クロックとの相対的時間軸変動に応じた時間
    軸変動データを求める変動データ測定手段とを備えたこ
    とを特徴とする評価装置。
JP3560896A 1996-01-30 1996-01-30 評価装置 Pending JPH09213018A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100559753B1 (ko) * 1996-08-21 2006-07-03 소니 가부시끼 가이샤 디스크드라이브의포커스바이어스조정이나스큐조정에사용되는평가신호생성장치및방법
WO2014199467A1 (ja) * 2013-06-12 2014-12-18 パイオニア株式会社 記録媒体

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KR100559753B1 (ko) * 1996-08-21 2006-07-03 소니 가부시끼 가이샤 디스크드라이브의포커스바이어스조정이나스큐조정에사용되는평가신호생성장치및방법
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