JPH09212518A - 携帯用情報収集装置およびその情報検索方法 - Google Patents

携帯用情報収集装置およびその情報検索方法

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JPH09212518A
JPH09212518A JP8016901A JP1690196A JPH09212518A JP H09212518 A JPH09212518 A JP H09212518A JP 8016901 A JP8016901 A JP 8016901A JP 1690196 A JP1690196 A JP 1690196A JP H09212518 A JPH09212518 A JP H09212518A
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JP
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input
time
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JP8016901A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kodama
良幸 児玉
Yoshiteru Uchiyama
喜照 内山
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯用情報収集機器において、取り込まれた
数多くの情報の中から所望とする情報を素早く読み出す
ための情報検索手段が必要であった。 【解決手段】 フラッシュメモリ33に格納された或る
ページの情報を読み出すために、そのページに取り込ま
れた情報のうちの或る情報名と、その情報に対する付加
情報に関連する情報とを検索設定部100からキーワー
ドとして入力し、このキーワードをもとに、各ページ毎
にそのページに取り込まれたそれぞれの情報に対する付
加情報と、入力されたキーワードとの関連性を表すデー
タを求め、この関連性を表すデータを基に、前記キーワ
ードとの関連性の高さが上位に属する複数のページ情報
をタブレット28の画面上に画面を分割して同時に表示
する。そして、表示された複数のページ情報の中から所
望とするページ情報を選択することで、選択されたペー
ジ情報のみをタブレット28の画面上に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば電子手帳
などの携帯型情報収集機器において、音声、画像、文字
など複数種類の情報の入力が可能で、しかも、入力され
た情報を効率よく読み出すことができる携帯用情報収集
装置およびその情報検索方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、携帯用の情報収集機器として、電
子手帳などが普及してきた。この電子メモ帳は、タブレ
ット画面上に入力ペンなどで書き込んだ情報を記録する
機能は勿論、最近では、画像や音声をも取り込むことが
できるものも開発されつつあり、その機能はますます多
様化し、より利便性の高いものとなってきている。
【0003】図15はタブレット画面上に入力ペンで書
き込んだ情報を記録する機能の他に、画像や音声をも取
り込む機能を有した携帯用情報収集機器の従来の概略的
な構成を示す図であり、CPU1、処理プログラムなど
が記憶されたROM2、収集した情報を蓄えるデータ記
憶部3、ディジタイザ4とLCD5が一体となった入力
表示一体型のタブレット6、画像入力部7、音声入力部
8、音声出力部9、情報収集メニュー選択部10、これ
ら各部と前記CPU1を接続するシステムバス11など
から構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種の携帯用
情報収集機器は、その構成から見れば、確かに、タブレ
ット6から取り込まれるペン入力情報(インク情報とい
う)だけでなく、画像や音声情報をも取り込むことので
きるようになっている。
【0005】しかし、従来の携帯用情報収集機器は、そ
れぞれの情報を入力する際は、情報収集メニュー選択部
11によりメニュー選択、つまり、取り込む情報の種類
に応じて、モードの設定を行った後、情報の取り込みを
行うという操作が必要であった。たとえば、画像入力す
る場合は、モードを画像入力として画像の取り込みを行
い、そのあと、タブレット上で文字入力を行う場合は、
モードを文字入力に切り替えて文字の取り込みを行うと
いう操作手順が必要であった。
【0006】また、携帯用情報収集機器としての使い勝
手として、取り込まれた画像情報、音声情報、インク情
報のそれぞれの情報は、本来、或る1つのページ単位の
まとまりのデータ(これをここではページデータとい
う)として取り扱われる方が好都合である。たとえば、
或る製品の情報を1ページ(1画面)分の情報として記
録する場合は、その製品の画像を取り込むとともに、そ
の画像に対する説明などを音声やペン入力によるインク
情報としてつけ加えるというように、1ページごとに画
像、音声、インク情報を1つのページデータとして取り
扱う方が好都合である。
【0007】すなわち、ユーザが思うままに取り込んだ
画像情報、音声情報、インク情報などのマルチメディア
情報を、ページごとの1つのまとまったページデータと
して、記憶手段に記憶させるという処理は、ユーザが何
の操作も行わずに、ユーザが意識することなく自動的に
なされることが望ましい。
【0008】しかしながら、従来のこの種の携帯用情報
収集機器にあっては、画像情報、音声情報、インク情報
の各情報を、ユーザの操作を伴わずに自動的に各ページ
毎のページデータとして取り扱うことは行われていなか
った。
【0009】また、この種の情報収集機器は、取り込ま
れる情報が多種多様であり、ページ数も100ページ以
上にも及ぶことがある。したがって、既に取り込んだ情
報の中から所望の情報を読み出すのはきわめて面倒な作
業となることが予想される。このように、従来の携帯用
情報収集機器は、取り込む情報の種類に応じて、その都
度、モードの設定を行った後に、そのモードに対応した
情報の取り込みを行うという操作が必要であり、また、
取り込んだ画像、音声、インク情報の各情報を、ユーザ
が意識することなく各ページ毎にまとまったページデー
タとして取り扱うというものではないため、使い勝手に
おいて問題があり、改善の余地が有った。また、取り込
まれた情報の中から所望とする情報を読み出すための適
切な検索機能がなかった。
【0010】そこで、本発明は、画像情報、音声情報、
インク情報などの複数種類の情報を取り込む際、その都
度、取り込む情報に応じたモードを設定する必要がな
く、ユーザの思うまま自由にどの情報も入力可能で、か
つ、取り込まれた情報の中から所望とする情報を効率よ
く検索することができる携帯用情報収集装置およびその
情報検索方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のマルチメディア
情報収集装置は、入力情報を収集して表示するとともに
その収集した情報を記憶する携帯用情報収集装置におい
て、複数種類の情報を取り込むそれぞれの情報入力手段
と、この複数種類の情報を取り込むそれぞれの情報入力
手段により取り込まれたそれぞれの情報に対する付加情
報を出力する付加情報出力手段と、1画面に相当する1
ページごとに、前記複数種類の情報を取り込むそれぞれ
の情報入力手段からそれぞれの情報が任意に入力される
と、入力されたそれぞれの情報とともにそれぞれの情報
に対する付加情報が指定されたアドレスに書き込まれる
データ記憶手段と、情報の取り込みおよび前記データ記
憶手段に記憶された情報の読み出しを行う際に前記1画
面に相当するページの切替を行うページ切替手段と、シ
ステムの処理を行うに必要な内容が記憶された記憶手段
と、これら各手段を制御するCPUとを有したことを特
徴とする。
【0012】前記複数種類の情報を取り込むそれぞれの
情報入力手段は、画面がタッチされることにより情報を
取り込むとともに取り込まれた情報を表示する入力表示
一体型のタブレット、画像情報の入力を行う画像入力手
段、音声情報の入力を行う音声入力手段の少なくとも2
つの情報入力手段であって、これらの情報入力手段によ
って取り込まれる情報はタブレット入力情報、画像情
報、音声情報の少なくとも2つの情報であることを特徴
としている。
【0013】また、前記付加情報出力手段は、時間の経
過を基に日付、時刻などの時間的情報を出力する時間情
報出力手段、位置を検出する位置検出手段の少なくとも
1つであって、情報の取り込まれた日付、時刻、位置な
どの情報のうち少なくとも1つを、付加情報として出力
する。
【0014】このように、本発明の携帯用情報収集装置
は、ペン入力などによるタブレット入力情報のみなら
ず、画像や音声をも、ユーザが思うまま任意に取り込む
ことを可能とし、しかも、取り込んだ情報それぞれにつ
いて、その情報を取り込んだ日付、時刻、場所を示すデ
ータを付加情報として取り込むことができる。
【0015】また、本発明の携帯用情報収集装置は、入
力情報を収集して表示するとともにその収集した情報を
記憶するマルチメディア情報収集装置において、複数種
類の情報を取り込むそれぞれの情報入力手段と、この複
数種類の情報を取り込むそれぞれの情報入力手段により
取り込まれたそれぞれの情報に対する付加情報を出力す
る付加情報出力手段と、1画面に相当する1ページごと
に、前記複数種類の情報を取り込むそれぞれの情報入力
手段からそれぞれの情報が任意に入力されると、入力さ
れたそれぞれの情報とともにそれぞれの情報に対する付
加情報が指定されたアドレスに書き込まれるデータ記憶
手段と、情報の取り込みおよび前記データ記憶手段に記
憶された情報の読み出しを行う際に前記1画面に相当す
るページの切替を行うページ切替手段と、前記データ記
憶手段に格納された或るページの情報を読み出すための
キーワード指定部を有した検索設定手段と、システムの
処理を行うに必要な内容が記憶された記憶手段と、これ
ら各手段を制御するCPUとを有し、前記検索設定手段
にて指定されたキーワードをもとに、各ページごとにそ
のページに取り込まれた所定の情報と入力されたキーワ
ードとの関連性を表すデータを求め、この関連性を表す
データをもとにして、前記キーワードとの関連性の高さ
が上位に属する複数のページ情報をタブレット画面上に
画面を分割して同時に表示させ、その表示された複数の
ページ情報の中から所望とするページ情報を選択するこ
とにより、選択されたページ情報のみをタブレット画面
上に表示するようにしたことを特徴とする。
【0016】前記複数種類の情報を取り込むそれぞれの
情報入力手段は、画面がタッチされることにより情報を
取り込むとともに取り込まれた情報を表示する入力表示
一体型のタブレット、画像情報の入力を行う画像入力手
段、音声情報の入力を行う音声入力手段の少なくとも2
つの情報入力手段であって、これらの情報入力手段によ
って取り込まれる情報はタブレット入力情報、画像情
報、音声情報の少なくとも2つの情報であることを特徴
としている。
【0017】また、前記付加情報出力手段は、時間の経
過を基に日付、時刻などの時間的情報を出力する時間情
報出力手段、位置を検出する位置検出手段の少なくとも
1つであって、情報の取り込まれた日付、時刻、位置な
どの情報のうち少なくとも1つを、付加情報として出力
する。
【0018】そして、前記キーワードとの関連性を表す
データを求めるための各ページごとに取り込まれた所定
の情報は、各ページに取り込まれた複数種類の情報のう
ちの或る情報、その情報に対する付加情報の少なくとも
1つである。
【0019】また、前記検索設定手段で設定されるキー
ワードは、取り込まれている複数種類の情報のうちの或
る情報の種類名、前記付加情報出力手段から得られる付
加情報に関連する語句の少なくとも1つである。
【0020】このように、本発明の携帯用情報収集装置
は、音声、画像、ペン入力などの情報の種類と、これら
各情報に対する付加情報(情報を取り込んだ日付、時
刻、位置など)に関連した情報(たとえば、季節、一日
の時間的な区分、或る範囲の場所など)をキーワードと
し、これらのキーワードと前記各情報の付加情報との間
の関連性を表すデータを各ページごとに求めて、このデ
ータにより確からしさが上位に属する複数のページ情報
をタブレット画面上に同時に表示させ、その表示された
複数のページの情報の中から所望とするページ情報を選
択することにより、その選択されたページの情報がタブ
レット画面上に表示されるようにしたので、ユーザは、
読み出そうとする情報を取り込んだ際の季節、朝、昼な
ど一日の大まかな区分、大まかな場所などの曖昧な記憶
だけで、そのページの情報を即座に読み出すことがで
き、使い勝手にきわめて優れた製品とすることができ
る。
【0021】また、本発明の携帯用情報収集装置におけ
る情報検索方法は、複数種類の情報を取り込むそれぞれ
の情報入力手段と、これらの情報入力手段により収集さ
れた情報を記憶するデータ記憶手段を有したマルチメデ
ィア情報収集装置における情報検索方法において、前記
データ記憶手段には、前記複数種類の情報を取り込むそ
れぞれの情報入力手段から入力されたそれぞれの情報と
ともに、それぞれの情報に対する付加情報を、指定され
たアドレスに書き込み、前記データ記憶手段に格納され
た或るページの情報を読み出すために、そのページに取
り込まれた複数種類の情報のうちの或る情報名、その情
報に対する付加情報に関連する語句の少なくとも1つを
キーワードとして入力し、この入力されたキーワードを
もとに、各ページごとにそのページに取り込まれた所定
の情報と、入力されたキーワードとの関連性を表すデー
タを求め、この関連性を表すデータをもとにして、前記
キーワードとの関連性の高さが上位に属する複数のペー
ジ情報をタブレット画面上に画面を分割して同時に表示
させ、その表示された複数のページの情報の中から所望
とするページ情報を選択することにより、その選択され
たページのみの情報をタブレット画面上に表示するよう
にしたことを特徴とする。
【0022】前記複数種類の情報を取り込むそれぞれの
情報入力手段は、画面がタッチされることにより情報を
取り込むとともに取り込まれた情報を表示する入力表示
一体型のタブレット、画像情報の入力を行う画像入力手
段、音声情報の入力を行う音声入力手段の少なくとも2
つの情報入力手段であって、これらの情報入力手段によ
って取り込まれる情報はタブレット入力情報、画像情
報、音声情報の少なくとも2つの情報であることを特徴
としている。
【0023】また、前記取り込まれたそれぞれの情報に
対する付加情報は、それぞれの情報が取り込まれた日
付、時刻、位置を示す情報の少なくとも1つの情報であ
る。
【0024】そして、前記キーワードとの関連性を表す
データを求めるための各ページごとに取り込まれた所定
の情報は、各ページに取り込まれた複数種類の情報のう
ちの或る情報、その情報に対する付加情報の少なくとも
1つであることを特徴とする。
【0025】また、前記キーワードは、取り込まれてい
る複数種類の情報のうちの或る情報の種類名、前記付加
情報出力手段から得られる付加情報に関連する語句の少
なくとも1つであることを特徴とする。
【0026】このように、本発明の携帯用情報収集装置
における情報検索方法は、音声、画像、ペン入力などの
情報の種類と、これら各情報に対する付加情報(情報を
取り込んだ日付、時刻、位置など)に関連した情報(た
とえば、季節、一日の時間的な区分、或る範囲の場所な
ど)をキーワードとし、これらのキーワードと前記各情
報の付加情報との間の関連性を表すデータを各ページご
とに求めて、このデータにより確からしさが上位に属す
る複数のページ情報をタブレット画面上に同時に表示さ
せ、その表示された複数のページの情報の中から所望と
するページ情報を選択することにより、その選択された
ページの情報がタブレット画面上に表示されるようにし
たので、ユーザは、読み出そうとする情報を取り込んだ
際の季節、朝、昼など一日の時間的な大まかな区分、大
まかなの場所などの曖昧な記憶だけで、そのページの情
報を即座に読み出すことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。なお、この実施の形態では、携帯用情報収
集機器として電子手帳を例にして説明する。
【0028】(第1の実施の形態)図1は本発明が適用
された電子手帳の第1の実施の形態の全体的な構成を説
明するブロック図である。
【0029】この電子手帳は、CPU21、電子手帳の
基本的な処理プログラムおよび本発明の情報収集および
検索処理を行うに必要なプログラムやデータ(これらに
ついては後に詳細に説明する)が格納されたROM2
2、画像情報を取り込むためのCCDカメラ23、この
CCDカメラ23を駆動するとともにCCDカメラから
の信号をディジタル信号に変換するCCDコントローラ
24、音声情報を取り込むためのマイクロホン25、こ
のマイクロホン25からの音声信号を増幅するアンプ2
6、音声信号をディジタル信号に変換するA/D変換器
27、文字や線画などの情報を取り込むとともに、取り
込まれた情報を表示する入力表示一体型のタブレット
(ディジタイザ281と液晶表示回路282が一体とな
っている)28、液晶表示回路(LCD)コントローラ
29、音声信号を出力する際に音声信号をアナログ信号
に変換するD/A変換部30、アンプ31、スピーカ3
2、ユーザが取り込んだデータを蓄えるデータ記憶手段
としてのフラッシュメモリ(このフラッシュメモリに蓄
えられるデータおよびその格納領域などについては後に
詳細に説明する)33、電子手帳としての種々の処理を
行う際にワークメモリとして用いられるRAM34、現
在の時刻を計時して時刻情報とともに日付情報を出力す
るリアルタイムクロック35、電源スイッチ36、ペー
ジ送りボタン(次ページボタン37、前ページボタン3
8)、カメラボタン39、音声入力ボタン40などのボ
タンのオン・オフを検知してオン・オフに対応する信号
を出力するボタン信号処理部41、パソコンなど他の情
報処理機器との間で情報の授受を行うための外部機器接
続部42、各部を接続するシステムバス43、さらに、
取り込まれた情報を検索する際に検索設定などを行う検
索設定部100などから構成されている。
【0030】ところで、本発明は、取り込まれた情報の
中から所望とする情報(ページ)を効率よく検索可能な
機能を有したもので、この検索処理は前記検索設定部1
00によって設定されたキーワードをもとに行われる。
【0031】なお、この実施の形態においては、検索す
るためのキーワード(検索キーワード)として、取り込
まれた情報の種類(画像、音声、ペン入力)と、これら
の情報を取り込んだ季節や、一日のうちの大まかな時間
的な区分(朝、昼、夜など)を選び、これらのキーワー
ドを入力することにより、所望のページを読み出そうと
するものである。
【0032】つまり、既に取り込まれた情報のうち、或
るページの情報を読み出したいと思ったとき、かなりの
月日が経過していても、そのページの情報に関して、何
らかの記憶があるのが普通である。たとえば、「あのと
きの画像を取り込んだのは、確か、冬でしかも昼過ぎだ
った」という程度のことは覚えているのが普通である。
【0033】そこで、キーワードとして、取り込んだ情
報に関しては、「画像」、「音声」、「ペン入力(イン
クという)」のどれかを選び、季節に関しては、その情
報(キーワードとした情報)を取り込んだと思われる季
節「春」、「夏」、「秋」、「冬」のどれかを選び、時
刻に関しては、その情報を取り込んだと思われる一日の
時間的な区分「朝」、「昼」、「夕方」、「夜」のどれ
かを指定する。そして、これらのキーワードの中から、
たとえば、「画像」、「冬」、「昼」を指定することに
より、各ページ毎にそれに該当する確からしさの順位を
決定して、確からしさの上位から幾つかのページを読み
出すようにする。
【0034】これを実現するために、前記検索設定部1
00は、検索を行う際に押される検索指定部101、取
り込んだ情報に関するキーワード(情報キーワードとい
う)である「画像」、「音声」、「インク」を指定する
情報キーワード指定部102、季節に関するキーワード
(季節キーワードという)である「春」、「夏」、
「秋」、「冬」を指定する季節キーワード指定部10
3、1日のうちの時間的な区分に関するキーワード(時
刻キーワードという)である「朝」、「昼」、「夕
方」、「夜」指定する時刻キーワード指定部104、こ
れらの各指定部が指定されたことを検出して、対応する
信号を出力する検索キーワード信号処理部105などか
ら構成されている。
【0035】なお、このこれら検索設定部100は、ハ
ード構成的なものとして、たとえば、検索を行おうとす
る際に押される検索ボタン、前記したそれぞれの検索キ
ーワードを指定する検索キーワード指定ボタンなどを設
けて、それぞれのボタンが押されることにより、検索設
定がなされるようにしてもよいが、ここでは、タブレッ
ト28の画面上に表示される機能選択メニューの1つと
して「情報検索」をアイコンとして表示し、この「情報
検索」のアイコンが入力ペンなどでポインティングされ
ることにより、タブレット28の画面上に、前記した情
報キーワード指定部102、季節キーワード指定部10
3、時刻キーワード指定部104などに対応したアイコ
ンが表示されるなっている。そして、これらの各指定部
に対応したアイコンを入力ペンなどでポインティングす
ることにより、それに対応したキーワード設定が行わ
れ、それに応じた処理が行われる。
【0036】また、図1において、外部機器接続部42
は、シリアルコントローラ421、パソコンなどの情報
処理機器に接続するためのインタフェースとして用いら
れるRS232Cポート432、パソコンなどの情報処
理機器との間で光通信を行うための赤外線レシーバトラ
ンスミッタ423、発行ダイオード(LED)424、
フォトダイオード425などで構成される。
【0037】図2は本発明の電子手帳の外観構成を示す
図であり、図1に対応する構成部分には図1と同一符号
が付されている。図1で示された構成要素のうち、外観
構成に現れるものとしては、CCDカメラ23(実際に
はCCDカメラ23のレンズ23a)、カメラボタン3
9、タブレット28、マイクロホン25、スピーカ3
2、音声入力ボタン40、次ページボタン37、前ペー
ジボタン38、電源スイッチ36などであり、また、タ
ブレット28の画面上には、幾つかの機能メニュー選択
のアイコンの1つとして、「情報検索」のアイコン(情
報選択部101)が表示されている。なお、この機能メ
ニュー選択部は、実際には、「情報検索」以外にも、幾
つかの機能を選択するためのアイコンが表示されている
が、これらについての図示は省略されている。
【0038】また、51はタブレット28の画面上に文
字や線画を描いたり、アイコンをポインティングしたり
する入力ペンである。
【0039】以上のような構成において、タブレット2
8の画面上に入力ペン51で文字や線画が描かれると、
内部にあるCPU21がディジタイザ281からの座標
を読みとって、LCD282の対応する位置に筆跡を表
示するとともに、座標データをフラッシュメモリ33の
所定のアドレスに蓄える。
【0040】また、CCDカメラ23により画像を入力
する場合は、取り込もうとする画像に対してCCDカメ
ラ23のレンズ23aを向け、カメラボタン39を、ま
ず半押し状態にすると、レンズ23aを通して入力され
た画像がタブレット28の画面上に動画として映し出さ
れ、さらにカメラボタン39を押し込むと画像がロック
し、そのロックした画像が取り込まれる。この画像信号
はCCDカメラコントローラ24にてディジタル信号に
変換されたのち、フラッシュメモリ33の所定のアドレ
スに蓄えられる。
【0041】また、音声を入力する場合は、音声入力ボ
タン40を押すことにより、取り込むべき音声がマイク
ロホン25から入力され、アンプ26で増幅され、A/
D変換器27でディジタル信号に変換されたのち、フラ
ッシュメモリ33の所定のアドレスに蓄えられるように
なっている。
【0042】以上のような情報の取り込みは1つの画面
(1つのページ)単位で行われる。以下、その処理手順
を説明する。
【0043】この電子手帳が全くの未使用な状態であれ
ば、電源スイッチ36をオンとすると、タブレット28
の画面は何も表示されていないな状態となる(これを1
ページ目とする)。ここでは、1ページ目が既に何かの
情報が取り込まれていて、2ページ以降に新たな情報を
取り込む例について説明する。
【0044】この電子手帳を所有するユーザが、或る初
対面の人物と仕事上の打ち合わせをしているとき、その
人物に関する情報や打ち合わせ内容、さらには取引対象
の製品などについての情報を電子手帳に取り込む例につ
いて説明する。
【0045】まず、ユーザが電源スイッチ36をオンす
ると、既に情報が取り込まれている1ページ目が表示さ
れ、次ページボタン37を押すと、まだ情報が取り込ま
れてない2ページ目の画面が現れる。その状態で、ユー
ザが相手の顔画像の取り込みを行うために、CCDカメ
ラ23のレンズ23aを、撮影しようとする相手に向け
て、カメラボタン39を前記したように、まず最初に半
押し状態とし、さらにカメラボタン39を押し込むと、
その時点の顔画像(静止画)が取り込まれ、その顔画像
が図3(a)に示すようにタブレット28の画面上に表
示されるとともに、その画像データはフラッシュメモリ
33の所定のアドレスに記憶される。この画像の表示エ
リアはタブレット28の画面上における表示エリア内の
どの部分にどの程度の大きさとするかは予め設定してお
いてもよく、その都度、状況に応じて設定できるように
してもよい。
【0046】この図3においては、表示画面の左上の1
/4程度のエリアを画像エリアとして用いた例が示され
ている。
【0047】そして、打ち合わせの相手に関する情報と
して、電子メモ帳を所有するユーザは、相手の氏名、会
社名や所属部課名などのメモ情報を入力ペン51により
文字や線画などで思いつくまま書き込む。この入力ペン
51による文字や線画などのインク情報は、ユーザの描
く通りのままタブレット28の画面上に表示されるとと
もに、フラッシュメモリ33の所定のアドレスに記憶さ
れる。
【0048】また、たとえば、打ち合わせの重要な部分
についてを音声として録音する場合は、音声入力ボタン
40を押せば、そのときの音声が取り込まれて、ディジ
タル変換された後、音声信号としてフラッシュメモリ3
3の所定のアドレスに記憶される。なお、この音声の取
り込みが終了すると、録音されたことを示すアイコン5
2がタブレット28の画面上所定位置に表示される。な
お、このアイコン52は、機能読み出しとしても用いら
れる。つまり、後になって、このページのデータを読み
出したとき、アイコン52を入力ペン51でポインティ
ングすることにより、フラッシュメモリ33の所定アド
レスから音声情報が読み出されて再生される。
【0049】図3(a)は以上のような処理を行うこと
により取り込まれた情報がタブレット28の表示画面上
に表示された例を示すものである(2ページ目の情
報)。この図3(a)からもわかるように、顔画像情報
61、文字や線画などのインク情報62、さらには、取
り込まれた情報の中に音声情報が存在することを示すア
イコン52が1つのページ単位のページ情報として視覚
的な情報として表示される。なお、前記したように、ア
イコン52を入力ペン51でポインティングすることに
より、その音声情報が所定のアドレスから読み出されて
スピーカ32から出力される。
【0050】また、これらの情報のほか、リアルタイム
クロック35からその時点の日付を示す情報が自動的に
表示されるとともに、その日付や時刻情報は、取り込ま
れた情報(画像、音声、インク)に対する付加情報の1
つとして前記フラッシュメモリ33の所定アドレスに書
き込まれる。
【0051】このようにして、現在、情報の取り込みを
行っていたページ(2ページ目)の情報収集が終了し、
異なった情報を他のページ(3ページ目)に取り込もう
とする場合は、次ページボタン37を押して、次のペー
ジ(3ページ目)を新たなページとして、この3ページ
目に新たな情報を取り込む。
【0052】なお、以上の説明において、フラッシュメ
モリ33に書き込まれたそれぞれのデータの書き込み領
域などについては後に説明する。
【0053】図3(b)は、3ページ目に書き込まれた
情報例を示すもので、ここでは、画像情報として製品の
画像63、文字情報64として、その製品名や特徴(た
とえば、価格や概略的な性能)などがメモとして書き込
まれ、さらに、説明をつけ加えるための音声情報(たと
えば、「この製品は、何月何日発売予定ということで
す」などの情報)が入力されている例が示されている。
なお、この場合も音声情報が取り込まれるとアイコン5
2が表示される。
【0054】このようにして、取り込もうとする情報毎
に、ページを変えて、ページ単位で情報の取り込みを行
うことができる。そして、それぞれのページおける情報
の取り込みは、画像、インク、音声の各情報をメニュー
選択なしに、つまり、モードの切替なしにユーザの思う
まま自由に取り込むことができる。すなわち、画像の取
り込みが終了したら、そのまま、入力ペン51で文字や
線画の入力を行い、さらに音声の入力というように、そ
れぞれの情報を思いつくまま自由に取り込むことができ
る。このように、複数種類の情報を取り込む際、取り込
む情報の順番は任意であり、また、全ての種類の情報を
取り込む必要はなく、その場に応じて必要な情報のみを
取り込めばよい。たとえば、画像情報とインク情報、音
声情報とインク情報というような2種類のみの入力、あ
るいは、インク情報のみ、画像情報のみというように、
1つの情報のみを入力することも可能である。ちなみ
に、従来では、画像を取り込むときは、まず、モードを
画像入力モードとして画像の取り込みを行い、入力ペン
による入力の場合は、モードを入力ペンモードとして、
入力ペンによる入力を行うというような手順を踏まなけ
ればならなかった。
【0055】図4は、前記したような情報の取り込み処
理を行った場合のフラッシュメモリ33の内容の一例を
示すもので、この図4では、現在、データの取り込みを
行っているページ(3ページ目とする)と、前ページ
(2ページ目とする)と、さらにその前のページ(1ペ
ージ目)のメモリ内容が示されている。以下、図4につ
いて説明する。
【0056】図4において、アドレスA0,A1,A
2,・・・には、情報が取り込まれた各ページごとに、
そのページの情報が格納されているアドレスが書き込ま
れている。
【0057】図4において、A0,A1,A2,・・・
は、情報が取り込まれた各ページごとのアドレスを指示
するページアドレス領域であり、アドレスA0には1ペ
ージ目の情報が格納されたアドレスとしてアドレスB0
が書き込まれており、アドレスA1には2ページ目の情
報が格納されたアドレスとしてアドレスB1が書き込ま
れており、アドレスA2には3ページ目の情報が格納さ
れたアドレスとしてアドレスB2が書き込まれていると
いうように、情報の取り込まれているページに対してそ
れぞれのページの情報が格納されているアドレスが書き
込まれている。
【0058】また、アドレスB0,B1,B2,・・・
は、それぞれのページに関する情報が格納された領域を
指示するためのアドレスが書き込まれるページ内容指示
アドレス領域であり、1ページ目の情報が格納されたア
ドレスB0には、次のページ(この場合、2ページ目)
の情報が格納されたアドレスとしてB1が書き込まれ、
前のページの情報が格納されたアドレスとして「NUL
L」(この「NULL」は「無い」ことを示しており、
この1ページ目が最初のページであることを示してい
る)が書き込まれ、さらに、この1ページ目に取り込ま
れた情報が格納されているアドレスとしてC0,C2,
C4と、これらの各情報に対する付加情報(後に説明す
る)が格納されているアドレスC1、C3,C5が書き
込まれている。
【0059】また、前記2ページ目の情報が格納された
アドレスB1には、次のページ(この場合、3ページ
目)の情報が格納されたアドレスとしてB2が書き込ま
れ、前のページ(この場合、1ページ目)の情報が格納
されたアドレスとしてアドレスB0が書き込まれ、さら
に、この2ページ目に取り込まれた情報が格納されてい
るアドレスとしてD0,D2,D4と、これらの各情報
に対する付加情報が格納されているアドレスD1、D
3,D5が書き込まれている。3ページ以降も同様であ
る。
【0060】そして、前記アドレスC0には1ページ目
の画像情報、アドレスC1にはその画像情報に対する付
加情報、アドレスC2には1ページ目の音声情報、アド
レスC3にはその音声情報に対する付加情報、アドレス
C4には1ページ目のインク情報、アドレスC5にはそ
のインク情報に対する付加情報が格納されている。ま
た、前記アドレスD0には2ページ目の画像情報、アド
レスD1にはその画像情報に対する付加情報、アドレス
D2には2ページ目の音声情報、アドレスD3にはその
音声情報に対する付加情報、アドレスD4には2ページ
目のインク情報、アドレスD5にはそのインク情報に対
する付加情報が格納されている。
【0061】なお、この図4に示した例では、フラッシ
ュメモリに書き込まれる様々な情報(画像情報、音声情
報、インク情報、これらの情報の付加情報など)が、各
ページ単位にまとまって、順序よく書き込まれた例が示
されているが、これらの情報が書き込まれる場所は、そ
のページに対する入力データの書き込み位置を示すアド
レス(C0,C1,・・・、D0,D1,・・・、E
0,E1,・・・)で指定される場所であり、必ずし
も、ページ単位で連続したアドレスに書き込まれるとは
限らない。たとえば、1ページ目の画像データがアドレ
スC0を指定され、その付加情報がアドレスE2を指定
され、1ページ目の音声データがアドレスD2を指定さ
れ、その付加情報がアドレスD4を指定され、1ページ
目の音声データがアドレスE1を指定され、その付加情
報がアドレスC1を指定され、2ページ目の画像データ
がアドレスC1を指定され、その付加情報がアドレスD
0を指定されるというように、指定されたアドレスに書
き込まれる。
【0062】ところで、前記した付加情報は、それぞれ
の情報を取り込んだときの日付や時刻データであり、図
5に示すように、たとえば、1ページ目の画像情報を例
に取ると、この1ページ目の画像情報を1995年8月
1日の午前11時00分20秒に取り込んだとすれば、
日付を示すデータとして、年データは「1995」、月
データは「8」、日データは「1」というように書き込
まれ、時刻データとして、時間データは「11」、分デ
ータは「0」、秒データは「20」というように書き込
まれる。音声情報、インク情報も同様にそれらの情報が
取り込まれた日付と時刻データが書き込まれているが、
ここでは、これらの図示は省略する。
【0063】なお、これらの各情報に対する付加情報
は、日付であれば日付を表すコード番号(たとえば、こ
れを「0010」とする)のもとに書き込まれ、時刻で
あれば時刻を表すコード番号(たとえば、これを「00
20」とする)のもとに書き込まれる。
【0064】そして、これらコード番号は図6に示すよ
うなコード番号対応表にその内容が表される。たとえ
ば、コード番号「0010」はそのページにおいて、初
めて情報を取り込んだ時の日付に対するコード番号であ
り、コード番号「0020」はそのページにおいて、初
めて情報を取り込んだ時の時刻に対するコード番号であ
る。また、コード番号「0011」はその情報を修正し
た日付に対するコード番号であり、コード番号「002
1」はその情報を修正した時刻に対するコード番号であ
る。
【0065】したがって、日付や時刻が修正された場合
は、そのページにおける画像アドレスの付加情報は、図
7に示すように、修正データがそのコード番号ととも
に、原データの後に続いて書き込まれる。たとえば、日
付と時刻が修正された場合、修正された日付を表すコー
ド番号は「0011」、修正された時刻を表すコード番
号は「0021」となり、修正された日付を表すコード
番号の後に、修正された日付として、たとえば、「19
95」、「8」、「10」が書き込まれ、修正された時
刻として、たとえば、「13」、「0」、「40」が書
き込まれる。なお、図6において、場所を表すコード番
号「0030」は、付加情報として情報を取り込んだ場
所を取り込むことができる場合に必要なものであり、第
2の実施の形態において用いられる。
【0066】ところで、アドレスB0,B1,B2に書
き込まれたそれぞれのページのアドレスを示す情報は、
双方向のリスト構造となっており、関連するページ(こ
の場合は前後のページ)の先頭アドレスを互いに指定で
きるようになっている。
【0067】たとえば、アドレスB1(2ページ目)に
書き込まれた次ページを示すアドレスはB2であり、こ
のB2は3ページ目の情報が格納された領域の先頭アド
レスを示している。また、アドレスB1(2ページ目)
に書き込まれた前ページを示すアドレスはB0であり、
このB0は1ページ目の情報が格納された領域の先頭ア
ドレスを示している。
【0068】同様に、アドレスB2(3ページ目)に書
き込まれた前ページを示すアドレスはB1であり、この
B1は2ページ目の情報が格納された領域の先頭アドレ
スであるというように、前後のページの先頭アドレスを
互いに指定できるようになっている。
【0069】このようなリスト構造は、たとえば、2ペ
ージ目を削除した場合は、1ページ目は次のページとし
て3ページ目の先頭アドレスを、3ページ目は前のペー
ジとして1ページ目の先頭アドレス指定するというよう
に、ページ削除・挿入に容易に対応できるので、データ
の削除、挿入を行う場合に好都合である。
【0070】このようにして、各ページの情報はフラッ
シュメモリ33に書き込まれる。
【0071】そして、このようにして取り込まれた情報
は、或る一定の期間を経ると、ページ数にして、多いと
きは100ページ以上にも及ぶことがある。このように
多くのページ数の中から、必要な情報(ページ)を読み
出すのは大変な作業である。そこで、本発明は、以下の
様な検索処理を行う。
【0072】前記したように、本発明の実施の形態で
は、各ページ毎に取り込んだ画像情報、音声情報、イン
ク情報のそれぞれに、付加情報として、これら各情報を
取り込んだ時点の日付と時刻情報が取り込まれる。
【0073】たとえば、1ページ目に取り込まれた情報
においては、画像を取り込んだ日付は、「1995.8
/10」であって、時刻は「13:00」であり、音声
を取り込んだ日付は、画像と同じく、「1995.8/
10」であって、時刻は「17:00」であり、また、
インク情報を取り込んだ日付は、画像および音声と同じ
く、「1995.8/10」であって、時刻は「19:
00」であったとする。また、2ページ目に取り込まれ
た情報においては、画像を取り込んだ日付は、「199
5.12/10」であって、時刻は「11:00」であ
り、音声を取り込んだ日付は、画像と同じく、「199
5.12/10」であって、時刻は「11:15」であ
り、また、インク情報を取り込んだ日付は、画像および
音声と同じく、「1995.12/10」であって、時
刻は「14:15」であったとする。
【0074】このようにして、既に取り込まれた各ペー
ジごとの画像情報、音声情報、インク情報は、それぞれ
情報の取り込みがなされた日付、時刻情報などの付加情
報とともに、フラッシュメモリ35の所定アドレスに図
4、図5、図7(この図7は取り込んだ情報に修正があ
った場合である)に示すような形式で格納される。
【0075】一方、本発明は、情報検索を行う際、前記
したように、取り込んだ情報に関しては、「画像」、
「音声」、「インク」の少なくとも1つを情報キーワー
ドとし、季節に関しては、その情報を取り込んだと思わ
れる季節として「春」、「夏」、「秋」、「冬」のいず
れかを季節キーワードとし、時刻としては、その情報を
取り込んだと思われる一日の時間的区分のうち、
「朝」、「昼」、「夕方」、「夜」のいずれかを時刻キ
ーワードとして指定する。そして、たとえば、情報キー
ワードとして「音声」、季節キーワードとして「冬」、
時刻キーワードとして「昼」を指定することにより、各
ページ単位にそのページに取り込まれている情報ごとに
それに該当する確からしさの順位を決定して、確からし
さの上位から幾つかのページを読み出すようにする。
【0076】これを実現するために、図8に示すような
ペナルティ表のテーブルを予め作成しておき、たとえ
ば、ROM22に格納しておく。
【0077】図8(a)のテーブルは、「春」、
「夏」、「秋」、「冬」という季節キーワードに対する
情報取り込み時期のペナルティ得点を示すものである。
たとえば、3月〜5月は、季節的にはまさに「春」であ
るので、「春」というキーワードに対しては、ペナルテ
ィ得点は「0」、「夏」あるいは「冬」というキーワー
ドに対しては、季節的に多少オーバラップする部分もあ
るので、ペナルティ得点は「1」、「秋」というキーワ
ードに対しては、全く季節が逆であるので、ペナルティ
得点は「5」というように、月の情報が季節から外れる
ほど高得点になるように設定してある。
【0078】また、図8(b)のテーブルは、「朝」、
「昼」、「夕」、「夜」という時刻キーワードに対する
情報取り込み時刻(0時〜24時)のペナルティ得点を
表すものである。たとえば、0時〜3時は、時刻的には
まさ深夜であるので、「夜」というキーワードに対して
は、ペナルティ得点は「0」であり、「昼」あるいは
「夕」というキーワードに対しては、時刻的に大きく異
なるので、ペナルティ得点は「5」と高く、また、
「朝」というキーワードに対しては、時刻的に多少近い
ので、ペナルティ得点は「2」というように、時刻の情
報が「朝」、「昼」、「夕」、「夜」というおおまかな
時間帯から大きく外れるほど高得点になるように設定し
てある。
【0079】以上のようなテーブルを予め作成してお
く。
【0080】図9は、以上説明した本発明の電子メモ帳
における情報検索処理手順を示したフローチャートであ
り、以下、この処理手順を図9を参照しながら説明す
る。なお、ここでは、何ページにも及ぶような情報(ペ
ージ)の中から、或る1つのページの情報を読み出そう
とする場合を例にとって説明する。このとき、「確か、
あのページは、音声情報を冬の昼頃に取り込んだ」とい
う程度の記憶は殆どのユーザは持っているものである。
したがって、ここでは、情報キーワードとしては「音
声」、季節キーワードとしては「冬」、時刻キーワード
としては「昼」を設定し、これを基に検索を行う場合に
ついて説明する。
【0081】図9において、まず、タブレット28の画
面上で「情報検索」が指定されると、画面上に検索キー
ワードのメニューが現れ、これらのメニューの中から、
情報キーワードとして「音声」、季節キーワードとして
「冬」、時刻キーワードとして「朝」が指定されると
(ステップs1)、まず、1ページ目の処理に入る(ス
テップs2)。
【0082】この1ページ目において、そのページに取
り込まれている情報の種類を1「1(=画像)」とし
(ステップs3)、ペナルティ得点をクリアする(ステ
ップs4)。
【0083】そして、前記情報キーワードの種類(「音
声」)とステップs3による検索対象の情報の種類が同
一か、あるいは、検索のためのキーワード(検索キーワ
ード)として、情報キーワードの設定が行われている否
かを判断する(ステップs5)。
【0084】このステップs5の判断において、この場
合、情報キーワードが「音声」で有り、ステップs2に
よる検索対象の情報が「画像」であるから、まず、ペナ
ルティ得点として「5点」を与える(ステップs6)。
このように、情報キーワードに指定した情報(この場合
は「音声」)と検索対象対象となる情報(この場合は
「画像」)が同一でない場合は、ユーザの記憶違いなど
に対処するため、予め高いペナルティ得点を与えてお
く。
【0085】次に、検索キーワードの種類を1(1=
「季節キーワード」、2=「時刻キーワード」)とし
(ステップs7)、図8(a)に示したテーブルによ
り、ペナルティ得点を求める(ステップs8)。この1
ページ目の画像情報に対して求められるペナルティ得点
は、その画像情報の付加情報として記録された日付と時
刻情報が、たとえば、「1995.8/10.13:0
0」であるとすれば、季節キーワード「冬」に対する月
の情報「8月」のペナルティ得点は、「5点」である。
【0086】次に、キーワードの種類をインクリメント
して2(2=「時刻キーワード」)として(ステップs
9)、2のキーワード(時刻キーワード)が指定されて
いるか否かを判定する(ステップs10)。この場合、
2=「時刻キーワード」として指定されているので、ス
テップs8に戻って、ペナルティ得点を計算する。この
場合、時刻キーワード「昼」に対する時刻の情報「1
3:00」のペナルティ得点は、図8(b)のテーブル
より、「0点」である。なお、この図8(b)において
は、時間帯を「0時〜2時59分」というように、分の
単位までで範囲を区切っているが、たとえば、取り込ま
れた時刻の付加情報が「2時59分59秒」であった場
合は、その時刻の時間帯は、「0時〜2時59分」とす
る。
【0087】次に、検索キーワードに指定された情報が
終了したか否かを判断して(ステップs10)、キ検索
ーワードとなる情報があれば、ステップs8に処理が戻
り、それ以上、検索キーワードとなる情報がなければ、
ステップs11に処理が移る。この場合、検索キーワー
ドとなる情報は、「1=季節」と「2=時刻」であるか
ら、これらに対する処理が終了すると、ステップs11
に移る。ステップs11は、処理対象ページに存在する
画像、音声など、個々の情報に対するペナルティ得点を
記録する処理である。この時点では、1ページ目におけ
る画像情報に対するペナルティ得点を記録する処理であ
るから、前記したように、ステップs6で計算されたペ
ナルティ得点「5点」、季節キーワードに対するペナル
ティ得点「5点」、時刻キーワードに対するペナルティ
得点「0点」の合計のペナルティ得点「10点」をRA
M34に記録する。
【0088】次に、当該ページの情報の種類をインクリ
メントする(ステップs12)。つまり、今現在まで
は、情報の種類は1(1=「画像」)であったが、情報
の種類を2(2=「音声」)とする。そして、現在処理
中のページ(1ページ目)に新たな情報(音声)が存在
するか否かを判断し(ステップ13)、存在しなけれ
ば、ステップs14に進み、それまでに求められたペナ
ルティ得点のうち最小値を当該ページのペナルティ得点
とする。一方、前記ステップs13にて、新たな情報の
種類(音声)が存在すると判断された場合は、ステップ
s4に処理が移り、ペナルティ得点のクリアを行ったの
ち、前記情報キーワードの種類(音声)と新たな検索対
象となる情報の種類が同一か、あるいは、検索のための
キーワードとして、情報キーワードの設定が行われてい
る否かを判断する(ステップs5)。
【0089】このステップs5の判断において、この場
合、情報キーワードが「音声」であって、新たな検索対
象となる情報が「音声」であり、両者は同一であるか
ら、ステップs7に進み、キーワードの種類を1(1=
「季節キーワード」、2=「時刻キーワード」)とし、
図8(a)に示したテーブルにより、ペナルティ得点を
求める(ステップs8)。
【0090】この1ページ目の音声情報に対して求めら
れるペナルティ得点は、その音声情報の付加情報として
記録された音声の取り込まれた日付と時刻情報が、たと
えば、「1995.8/10.17:00」であるとす
れば、季節キーワード「冬」に対する月の情報「8月」
のペナルティ得点は、「5点」である。
【0091】次に、キーワードの種類をインクリメント
して2(2=「時刻キーワード」)として(ステップs
9)、ステップs8に戻って、ペナルティ得点を計算す
る。この場合、時刻キーワード「昼」に対する時刻の情
報「17:00」のペナルティ得点は、図8(b)のテ
ーブルより、「2点」である。
【0092】次に、キーワードとなる情報が終了したか
否かを判断して(ステップs10)、キーワードとなる
情報があれば、ステップs8に処理が戻り、それ以上、
キーワードとなる情報がなければ、ステップs11に処
理が移る。この場合、キーワードとなる情報は、季節と
時刻であるから、これらに対する処理が終了すると、ス
テップs11に移る。ステップs11は、処理対象ペー
ジに存在する画像、音声など、個々の情報に対するペナ
ルティ得点を記録する処理である。この時点では、1ペ
ージ目における音声情報に対するペナルティ得点を記録
する処理であるから、前記したように、ステップs6で
計算された、季節キーワードに対するペナルティ得点
「5点」、時刻キーワードに対するペナルティ得点「2
点」の合計のペナルティ得点「7点」をRAM34に記
録する。
【0093】次に、当該ページの情報の種類をインクリ
メントする(ステップs12)。つまり、今現在まで
は、情報の種類は2(2=「音声」)であったが、情報
の種類を3とする。そして、新たな検索対象となる情報
が存在するか否かを判断し(ステップ13)、存在しな
ければ、ステップs14に進み、それまでに求められた
ペナルティ得点のうち最小値を当該ページのペナルティ
得点とする。ここで、情報の種類が3というのは3=
「インク情報」であるから、インク情報が存在する場合
は、ステップs4に処理が戻り、ペナルティ得点のクリ
アを行ったのち、前記情報キーワードの種類(音声)と
新たな検索対象となる情報の種類が同一か、あるいは、
検索のためのキーワードとして、情報キーワードの設定
が行われている否かを判断する(ステップs5)。
【0094】このステップs5の判断において、この場
合、情報キーワードが「音声」であって、新たな検索対
象となる情報が「インク情報」であり、両者は同一でな
いので、まず、ペナルティ得点として「5点」を与える
(ステップs6)。
【0095】次に、キーワードの種類を1(1=「季節
キーワード」、2=「時刻キーワード」)とし(ステッ
プs7)、図8(a)に示したテーブルにより、ペナル
ティ得点を求める(ステップs8)。この1ページ目の
画像情報に対して求められるペナルティ得点は、そのイ
ンク情報の付加情報として記録された日付と時刻情報
が、たとえば、「1995.8/10.19:00」で
あるとすれば、季節キーワード「冬」に対する月の情報
「8月」のペナルティ得点は、「5点」である。そし
て、ステップs8に戻って、ペナルティ得点を計算す
る。この場合、時刻キーワード「昼」に対する時刻の情
報「19:00」のペナルティ得点は、図8(b)のテ
ーブルより、「4点」である。
【0096】次に、ステップs11に処理が移って、こ
のインク情報に対する合計のペナルティ得点を記録す
る。この1ページ目におけるインク情報に対する合計の
ペナルティ得点は、ステップs6で計算されたペナルテ
ィ得点「5点」、季節キーワードに対するペナルティ得
点「5点」、時刻キーワードに対するペナルティ得点
「4点」の合計のペナルティ得点「14点」をRAM3
4に記録する。
【0097】そして、ステップs14に進み、それまで
に求められたペナルティ得点のうち、最小値をそのペー
ジのペナルティ得点とする。
【0098】この現在処理対象の1ページ目にあって
は、画像に対するペナルティ得点は「10点」、音声に
対するペナルティ得点は「7点」、インク情報に対する
ペナルティ得点は「14点」であるから、これらの最小
のペナルティ得点、つまり、音声情報に対するペナルテ
ィ得点「7点」をこの1ページ目のペナルティ得点とす
る。
【0099】このようにして、1ページ目のペナルティ
得点が求められると、ページ数をインクリメントして
(ステップs15)、ページ数が終わりか否かの判定を
行い(ステップs16)、ページが全て終了していなけ
れば、ステップs2に処理が戻る。この場合は、まだ、
すべてのページが終了していないので、次は、2ページ
目に処理に入る。この2ページ目以降も1ページ目と基
本的には同じような処理を行う。
【0100】この2ページ目に取り込まれた情報のう
ち、画像情報が取り込まれた日付と時刻は「1995.
12.10.11:00」、音声情報が取り込まれた日
付と時刻は「1995.12.10.11:15」、イ
ンク情報が取り込まれた日付と時刻は「1995.1
2.10.14:15」であったとすれば、その画像情
報に対するペナルティ得点は、まず、ステップs6にて
与えられる「5点」と、ステップs8〜s10により求
められる季節(冬)に対するペナルティ得点として「0
点」、一日の時間帯(昼)に対するペナルティ得点とし
て「0点」の合計「5点」が、この2ページ目の画像に
対するペナルティ得点となる。
【0101】また、2ページ目の音声情報に対するペナ
ルティ得点は、ステップs8〜s10により求められる
季節(冬)に対するペナルティ得点として「0点」、一
日の或る時間帯(昼)に対するペナルティ得点として
「0点」の合計「0点」となる。また、2ページ目のイ
ンク情報に対するペナルティ得点は、まず、ステップs
6にて与えられる「5点」と、ステップs8〜s10に
より求められる季節(冬)に対するペナルティ得点とし
て「0点」、一日の或る時間帯(昼)に対するペナルテ
ィ得点として「0点」の合計「5点」となる。
【0102】従って、この2ページ目にあっては、画像
に対するペナルティ得点の合計は「5点」、音声に対す
るペナルティ得点の合計は「0点」、インク情報に対す
るペナルティ得点の合計は「5点」であるから、音声情
報に対する0点をこの2ページ目のペナルティ得点とす
る。
【0103】以上の処理を、情報の書き込まれている全
てのページに対して行い、各ページ毎に、そのページに
書き込まれているそれぞれの情報について、各検索キー
ワード毎にペナルティ得点を求めて合計のペナルティ得
点を求め、その最小値をそのページのペナルティ得点と
する。これら求められた各ページ毎のペナルティ得点
は、RAM34に一時的に蓄えれる。
【0104】そして、情報の書き込まれている全てのペ
ージが終了すると、今までに求められた各ページ毎のペ
ナルティ得点の小さい方から順に、たとえば、9ページ
分を読み出して、タブレット28の画面上に表示する
(ステップs17)。つまり、小さいペナルティ得点を
有するページが、ペナルティ得点に小さい順にタブレッ
ト28の画面上に表示される。
【0105】図10はこの表示例を示すもので、図示さ
れたタブレット28の画面の左上から右方向に小さい順
に表示される。従って、この図10においては、最も左
上のエリア71に表示されたページがペナルティ得点の
最も小さいページということになる。なお、この9ペー
ジ分のそれぞれのページ毎の表示内容は、図3(a),
(b)に示されているような各ページに取り込まれてい
る情報そのものが、タブレット28の画面を9分割した
エリアに縮小されて表示される。
【0106】ここで、タブレット28の画面を9分割と
したのは、一度に表示できるページ数は或る程度多い方
が、検索効率はよいが、1つ1つのページの表示をあま
り小さくすると、各ページ毎の情報がみずらくなること
から、9分割程度が検索効率、表示の見やすさを考えて
適当と思われるからである。しかし、これは、9分割に
限られるものではなく、本発明が適用されるシステムな
どによって適宜設定することができる。
【0107】ユーザは、このように表示された9ページ
分の情報内容を見ることにより、読み出そうとしたペー
ジがどれであるかを直ちに知ることができる。そして、
ユーザの所望とするページが、図10の最も左上のエリ
ア71に表示されたページであったとすれば、その部分
を入力ペンなどでタッチすることにより、タブレット2
8の画面全体にそのページの情報が表示される。
【0108】以上のように、この実施の形態では、「音
声」、「冬」、「昼」というのをキーワードとして、こ
のキーワードを基に、各ページ毎のペナルティ得点を求
め、ペナルティ得点の少ない方から順にタブレット28
の画面上に9ページ分の情報を表示させるようにしてい
る。これにより、たとえば、100ページにも及ぶ情報
量があって、その中から、或るページの情報を読み出そ
うとするとき、ユーザは、「そのページには確か音声を
取り込んで、しかも、その音声を取り込んだのは、冬の
昼頃だった」というような曖昧な記憶だけで、そのペー
ジの情報を読み出すことができる。
【0109】なお、以上の実施の形態においては、図9
のフローチャートにおけるステップs13、つまり、処
理対象のページの中に新たな検索対象となる情報が存在
するか否かの判断において、検索対象の情報として、こ
こでは、画像、音声、インクの3つの情報全てを検索対
象とし、これらの情報ごとにペナルティ得点を求める例
について説明したが、処理を簡略化するために、たとえ
ば、音声情報と画像情報のみを検索対象とし、或るペー
ジにおける音声情報が取り込まれた日付と時刻、画像情
報が取り込まれた日付と時刻について、それぞれペナル
ティ得点を計算し、音声に対するペナルティ得点、画像
に対するペナルティ得点のうち、最も小さいペナルティ
得点をそのページのペナルティ得点とするようにしても
よい。
【0110】また、入力するキーワードとしては、「音
声」、「冬」、「昼」というような指定でなく、たとえ
ば、「画像」、「夜」というように情報の種類と一日の
時間的な区分の2つの要素をキーワードとして指定した
り、「音声」、「夏」というように情報の種類と季節の
2つの要素をキーワードとして指定する方法でもよく、
さらには、季節のみ、時間のみ、情報の種類のみという
ように、それぞれ単独のキーワードとして指定すること
もできる。
【0111】(第2の実施の形態)前記第1の実施の形
態では、各情報に対する付加情報として、その情報を取
り込んだ日付と時刻の情報としたが、この第2の実施の
形態は、電子手帳に位置検出手段として、たとえば、G
PS(Global Positioning System)を設け、この電
子手帳を携帯するユーザの現在位置を検出する位置検出
機能を持たせ、画像、音声、インクといった各情報に対
して、それらの情報を取り込んだ位置の情報を、付加情
報として取り込むことを可能としたものである。
【0112】図11は、図1で示した構成に、位置検出
手段としてGPS200を付加した構成を示すものであ
る。このGPS200は、GPS衛星から送られてくる
信号により、衛星からの距離を知り、3つ以上の衛星か
らの信号を受信することにより、経度、緯度、高度を高
精度に知ることができるものである。これにより、ユー
ザの携帯する電子手帳の現在位置情報を高精度に取り込
むことができる。
【0113】この第2の実施の形態では、このような位
置検出手段を用いることにより、ユーザが電子メモ帳に
情報を取り込む際、画像情報、音声情報、インク情報な
どの各情報に対する付加情報として、現在位置を表す位
置情報をも取り込むことを可能とするとともに、検索キ
ーワードの1つとして、場所を示すキーワード(地名キ
ーワードという)を指定することを可能とするものであ
る。
【0114】検索キーワードとして、地名キーワードを
指定する際は、前記図11に示すように、検索設定部1
00に、前記第1の実施の形態で説明した情報キーワー
ド指定部102、季節キーワード指定部103、時刻キ
ーワード指定部104の他に、地名キーワード指定部1
06を設ける。これらは、前記第1の実施の形態で説明
したように、タブレット28の画面上に表示されている
「情報検索」のアイコンを指定すると、情報キーワード
指定部、季節キーワード指定部、時刻キーワード指定部
のアイコンが現れ、この第2の実施の形態では、これら
の他に、地名キーワード指定部のアイコンが表示され
る。そして、これらの各指定部を入力ペンなどでポイン
ティングすることにより、それに対応したキーワードが
設定され、それに応じた処理が行われる。
【0115】前記地名キーワード指定部106は、所定
範囲の場所(都市名などの地名)を地名キーワードとし
て指定するもので、この実施の形態では、長野県内の都
市として、長野市、諏訪市、松本市、・・・などを「長
野」、「諏訪」、「松本」、・・・などというように指
定する例について説明する。これらの地名キーワード
は、この第2の実施の形態では、予め登録されているも
のとする。
【0116】また、地名キーワード指定部106による
地名キーワードの指定手段は色々考えられるが、たとえ
ば、地名キーワード指定ボタン(図示せず)などを設
け、このボタンが押されることにより、「長野」、「諏
訪」、「松本」などの地名をスクロール表示させて、そ
の中からいずれかを選ぶようにする方法が考えられる。
【0117】このような構成の電子メモ帳における画像
情報、音声情報、インク情報などの情報取り込み処理
は、第1の実施の形態で説明した通りであるが、この場
合、取り込まれた画像情報、音声情報、インク情報のそ
れぞれの情報の付加情報として日付や時刻の他に、それ
らの情報を取り込んだ場所を示す位置情報が書き込まれ
る。
【0118】図12はフラッシュメモリ33内に取り込
まれた情報に付加情報として日付や時刻とともに、位置
情報が書き込まれた例を、1ページ目の画像データを例
にとって示すものであり、前記図7で示された日付や時
刻の付加情報に、さらに、画像データを取り込んだ場所
を示すコード(「0030」とする)のもとに、たとえ
ば、その情報を取り込んだ位置情報として、その位置の
経度の情報としてX101、緯度の情報としてY101
が書き込まれている。
【0119】また、この場合、ペナルティ得点は情報の
取り込まれた場所と、地名キーワードで指定された場所
との距離をもとにして設定されるが、その設定は図13
の処理手順にて行われる。
【0120】すなわち、検索のための或る範囲の場所を
示すキーワード(地名キーワード)として指定された地
名の緯度と経度を、図14で示される各地名に対する経
度・緯度対応表テーブル(予めROM22に格納してお
く)から読み出す(ステップs21)。この各地名に対
する経度・緯度対応表テーブルは、地名キーワードとし
て予め登録された地名とその経度・緯度のデータが格納
されている。ここでは、長野県内の各都市名を地名キー
ワードとして登録した例を示しており、長野市の標準位
置として経度が「X1」、緯度が「Y1」、松本市の標
準位置として経度が「X2」、緯度が「Y2」、諏訪市
の標準位置として経度が「X3」、緯度が「Y3」とい
うように、それぞれの都市の標準位置を示す経度・緯度
のデータが格納されている。
【0121】そして、各ページごとに、そのページに取
り込まれているそれぞれの情報の付加情報としての位置
情報(経度と緯度)と、前記地名に対する経度・緯度対
応表テーブルから読み出された経度・緯度とから両者の
距離を計算する(ステップs22)。次に、この計算さ
れた距離をたとえば、6段階に分類して、それぞれの段
階毎に0〜5点のペナルティ得点を与える(ステップs
23)。
【0122】たとえば、地名キーワードとして、「諏
訪」を指定した場合、或るページの画像情報を取り込ん
だ場所が「松本市」であったとすると、それぞれの都市
の緯度と経度から距離を計算し、その距離が、たとえ
ば、40km離れていれば、そのページの画像情報に対
しては、「3」のペナルティ得点を与えるというように
する。
【0123】このように、距離に対するペナルティ得点
は、たとえば、0〜10kmまでを「0」点、11〜2
0kmまでを「1点」、21から30kmまでを「2
点」、31〜40kmまでを「3」点、41〜50km
までを「4点」、51km以上を「5点」というよう
に、或る範囲毎にペナルティ得点を予め設定しておき、
ペナルティ表テーブル(図示せず)として予めROM2
2に格納しておく。
【0124】なお、各場所に対する経度と緯度はその場
所の中心地あるいは、都市であれば、市役所などの所在
地とするなど、予めどの地点の経度・緯度をその場所の
位置情報として用いるかを決めておく。また、前記地名
キーワードとして各地名の登録は、この第2の実施の形
態では固定的なものとしたが、テーブルとしてRAMを
用いれば、ユーザの行動範囲などに応じて、登録場所を
設定し直すことも可能である。その場合、距離に対する
ペナルティ得点も、全体の範囲を考慮して設定し直すよ
うにする。
【0125】次に処理の具体例を説明する。たとえば、
キーワードとして、「音声」、「冬」、「昼」、「諏
訪」というように設定した場合について説明する。
【0126】たとえば、1ページ目の画像情報に対し
て、「冬」、「昼」のキーワードについてのペナルティ
得点の計算処理が終わると、図7のステップs8におい
て、検索キーワードの種類(1=「季節キーワード」、
2=「時刻キーワード」、3=「地名キーワード」)を
インクリメントして3とし、地名キーワードとする。こ
こでは、「諏訪」という地名キーワードに対してペナル
ティ得点を計算することになる。今、画像情報に対する
処理であるから、その画像情報の付加情報としての位置
情報に対するペナルティ得点が計算される。
【0127】ここで、その画像情報の位置情報が経度X
101、緯度Y101であったとすれば、「諏訪」とい
う場所キーワードの経度X2,Y2から、両者間の距離
を計算し、その距離をもとにペナルティ得点表テーブル
からペナルティ得点を求める。ここでは、両者間の距離
が41kmであるものとし、ペナルティ得点を「4」点
とする(ステップs8)。
【0128】そして、検索キーワードが終了したか否か
を判断する(ステップs10)。この場合、検索キーワ
ードの種類(1=「季節キーワード」、2=「時刻キー
ワード」、3=「地名キーワード」)の3種類であるの
で、ステップs11の処理に移る。この処理は、1ペー
ジ目における画像情報に対するペナルティ得点を記録す
る処理であるから、前記第1の実施の形態で説明したよ
うに、ステップs6で計算されたペナルティ得点「5
点」、季節キーワードに対するペナルティ得点「5
点」、時刻キーワードに対するペナルティ得点「0
点」、地名キーワードに対するペナルティ得点「4点」
の合計のペナルティ得点「14点」をRAM34に記録
する。
【0129】次に、当該ページの情報の種類をインクリ
メントする(ステップs12)。つまり、今現在まで
は、情報の種類は1(1=「画像」)であったが、情報
の種類を2(2=「音声」)とする。そして、現在処理
中のページ(1ページ目)に新たな情報(音声)が存在
するか否かを判断し(ステップ13)、存在しなけれ
ば、ステップs14に進み、それまでに求められたペナ
ルティ得点の最小値を当該ページのペナルティ得点とす
る。一方、前記ステップs13にて、新たな情報の種類
(音声)が存在すると判断された場合は、ステップs4
に処理が移り、ペナルティ得点のクリアを行ったのち、
前記情報キーワードの種類(音声)と新たな検索対象と
なる情報の種類が同一か、あるいは、検索のためのキー
ワードとして、情報キーワードの設定が行われている否
かを判断する(ステップs5)。
【0130】このステップs5の判断において、この場
合、情報キーワードが「音声」であって、新たな検索対
象となる情報が「音声」であり、両者は同一であるか
ら、ステップs7に進み、キーワードの種類を1(1=
「季節キーワード」、2=「時刻キーワード」、3=
「地名キーワード」)とし、図8(a)に示したテーブ
ルにより、ペナルティ得点を求める(ステップs8)。
この1ページ目の音声情報に対して求められるペナルテ
ィ得点は、その音声情報の付加情報として記録された音
声の取り込まれた日付と時刻情報が、たとえば、「19
95.8/10.17:00」であるとすれば、季節キ
ーワード「冬」に対する月の情報「8月」のペナルティ
得点は、「5点」である。
【0131】次に、キーワードの種類をインクリメント
して2(「時刻キーワード」)として(ステップs
9)、ステップs8に戻って、ペナルティ得点を計算す
る。この場合、時刻キーワード「昼」に対する時刻の情
報「17:00」のペナルティ得点は、図8(b)のテ
ーブルより、「2点」である。
【0132】次に、キーワードとなる情報が終了したか
否かを判断して(ステップs10)、キーワードとなる
情報があれば、ステップs8に処理が戻り、それ以上、
キーワードとなる情報がなければ、ステップs11に処
理が移る。この場合、キーワードとなる情報は、季節、
時刻、場所であるから、地名キーワードについてペナル
ティ得点計算処理を行う。この音声情報に書き込まれた
位置情報と、地名キーワードの位置との距離によるペナ
ルティ得点は前記したように「4点」であるので、1ペ
ージ目における音声情報に対するペナルティ得点を記録
する処理(ステップs11)では、前記したように、季
節キーワードに対するペナルティ得点「5点」、時刻キ
ーワードに対するペナルティ得点「2点」、地名キーワ
ードに対するペナルティ得点「4点」の合計のペナルテ
ィ得点「11点」をRAM34に記録する。
【0133】次に、当該ページの情報の種類をインクリ
メントする(ステップs12)。つまり、今現在まで
は、情報の種類は2(2=「音声」)であったが、情報
の種類を3とする。そして、新たな検索対象となる情報
が存在するか否かを判断し(ステップ13)、存在しな
ければ、ステップs14に進み、それまでに求められた
ペナルティ得点の最小値を当該ページのペナルティ得点
とする。
【0134】ここで、情報の種類が3というのは3=
「インク情報」であるから、ステップs4に処理が戻
り、ペナルティ得点のクリアを行ったのち、以上説明し
たと同様の処理を行い、前記したように、このインク情
報における情報キーワードに対するペナルティ得点が
「5点」、季節キーワードに対するペナルティ得点が
「5点」、時刻キーワードに対するペナルティ得点が
「4点」であり、さらに、地名キーワードに対するペナ
ルティ得点が「4点」であるので、その合計のペナルテ
ィ得点は「18点」となる。
【0135】そして、1ページが終了すると、2ページ
目の処理に移る。このようにして、全てのページに対し
てページごとにペナルティ得点を計算する。
【0136】以上の処理を、情報の書き込まれている全
てのページに対して行い、各ページ毎に、そのページに
書き込まれているそれぞれの情報について、各検索キー
ワード毎にペナルティ得点を求めて合計のペナルティ得
点を求め、その最小値をそのページのペナルティ得点と
する。
【0137】たとえば、1ページ目の画像情報に対する
ペナルティ得点の合計が14点、1ページ目の音声情報
に対するペナルティ得点の合計が11点、1ページ目の
インク情報に対するペナルティ得点の合計が18点とで
あるので、1ページ目のペナルティ得点の最小値は11
点とする。このようにして求められた各ページ毎のペナ
ルティ得点の最小値は、RAM34に一時的に蓄えれ
る。
【0138】そして、情報の書き込まれている全てのペ
ージが終了すると、今までに求められた各ページ毎のペ
ナルティ得点の小さい方から順に、たとえば、9ページ
分を読み出して、図10に示すように、タブレット28
の画面上に表示する(ステップs17)。つまり、小さ
いペナルティ得点を有するページが、ペナルティ得点に
小さい順にタブレット28の画面上に表示される。
【0139】ユーザは、このように表示された9ページ
分の情報内容を見ることにより、読み出そうとしたペー
ジがどれであるかを直ちに知ることができる。そして、
ユーザの所望とするページが、図10の最も左上のエリ
ア71に表示されたページであったとすれば、その部分
を入力ペンなどでタッチすることにより、タブレット2
8の画面全体にそのページの情報が表示される。
【0140】以上のように、この第2の実施の形態で
は、「音声」、「冬」、「昼」、「諏訪」というのを検
索キーワードとして、この検索キーワードを基に、各ペ
ージ毎のペナルティ得点を求め、ペナルティ得点の少な
い方から順にタブレット28の画面上に9ページ分の情
報を表示させるようにしている。これにより、たとえ
ば、100ページにも及ぶ情報量があって、その中か
ら、或るページの情報を読み出そうとするとき、ユーザ
は、「あの音声を取り込んだのは、確か、諏訪市であっ
て、それは冬の昼頃だった」というような大まかな記憶
だけで、そのページの情報を読み出すことができる。ま
た、この第2の実施の形態では、情報を取り込んだ場所
をも、検索キーワードとしているので、より一層、精度
の高い検索を行うことができる。
【0141】なお、以上の第2の実施の形態において
は、図9のフローチャートにおけるステップs13、つ
まり、処理対象のページの中に新たな検索対象となる情
報が存在するか否かの判断において、検索対象の情報と
して、ここでは、画像、音声、インクの3つの情報全て
を検索対象として、これらの情報ごとにペナルティ得点
を求める例について説明したが、処理を簡略化するため
に、たとえば、音声情報と画像情報のみを検索対象と
し、或るページにおける音声情報が取り込まれた日付、
時刻、場所、画像情報が取り込まれた日付、時刻、場所
について、それぞれペナルティ得点を計算し、音声に対
するペナルティ得点、画像に対するペナルティ得点のう
ち、最も小さいペナルティ得点をそのページのペナルテ
ィ得点とするようにしてもよい。
【0142】また、入力するキーワードとしては、「音
声」、「冬」、「昼」、「諏訪」というような全要素の
指定でなく、たとえば、「画像」、「夜」というように
情報の種類と一日の時間的な区分の2つの要素をキーワ
ードとして指定したり、「音声」、「夏」というように
情報の種類と季節の2つの要素をキーワードとして指定
したり、さらには、「音声」、「諏訪」というように情
報の種類と場所の2つを要素をキーワードとして指定す
る方法でもよく、さらには、季節のみ、時間のみ、情報
の種類のみ、場所のみというように、それぞれ単独のキ
ーワードとして指定することもできる。
【0143】また、この第2の実施の形態において、位
置検出手段としては、GPSを用いた例を示したが、位
置検出手段としては、GPSだけでなく、たとえば、P
HS(Personl Handy Phone System)による位置検
出機能を利用することも可能である。
【0144】なお、以上説明した本発明の処理を行う処
理プログラムは、フロッピィディスクなどの記憶媒体に
記憶させておくことができ、本発明はその記憶媒体をも
含むものである。
【0145】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
情報入力手段として、入力表示一体型のタブレットの他
に、画像入力手段、音声入力手段を設け、文字や線画な
どのペン入力情報以外にも画像や音声情報をも取り込む
ことができる携帯用のマルチメディア情報収集装置にお
いて、各ページごとに取り込まれたペン入力情報、画像
情報、音声情報などの情報をページ単位で検索する場
合、「音声」、「画像」、「ペン入力」などの情報の種
類と、これら各情報ごとの付加情報(情報を取り込んだ
日付、時刻、位置など)に関連した情報(たとえば、季
節、一日の時間的な区分、地名など)をキーワードと
し、これらのキーワードと前記各情報の付加情報との間
の関連性を表すデータを各ページごとに求めて、このデ
ータにより確からしさが上位に属する複数のページ情報
をタブレット画面上に同時に表示させ、その表示された
複数のページの情報の中から所望とするページ情報を選
択することにより、その選択されたページの情報がタブ
レット画面上に表示されるようにしたので、ユーザは、
たとえば、「あの音声を取り込んだのは、冬の昼頃だっ
た」というような曖昧な記憶だけで、そのページの情報
を即座に読み出すことができ、仮に数100ページにも
及ぶ情報量があって、その中から、或るページの情報を
読み出そうとする場合も、所望とする情報の読み出しを
きわめて容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を説明するブ
ロック図。
【図2】本発明が摘要されたの電子手帳の外観構成図。
【図3】電子手帳に取り込まれた情報の表示例を示す
図。
【図4】同実施の形態におけるフラッシュメモリの内容
を説明する図。
【図5】同実施の形態における或る情報に対する付加情
報のメモリ内容を説明する図。
【図6】付加情報に対するコード対応表の一例を示す
図。
【図7】付加情報を修正した場合のメモリ内容を示す
図。
【図8】ペナルティ得点表テーブルの一例を示す図。
【図9】本発明の処理手順を説明するフローチャート。
【図10】ペナルティ得点の低い順からタブレット画面
上に読み出された例を示す図。
【図11】第2の実施の形態の構成を説明するブロック
図。
【図12】第2の実施の形態における或る情報に対する
付加情報のメモリ内容を説明する図。
【図13】情報に付加された位置情報と、キーワードと
して指定された地名との距離をもとにペナルティ得点を
設定する処理を説明するフローチャート。
【図14】キーワードとして登録された地名に対する標
準位置が示されたテーブルを示す図。
【図15】従来のマルチメディア情報収集装置の概略構
成を示すブロック図。
【符号の説明】
21 CPU 22 ROM 23 CCDカメラ 23a CCDカメラのレンズ 24 CCDコントローラ 25 マイクロホン 26 アンプ 27 A/D変換器 28 入力表示一体型のタブレット 29 LCDコントローラ 30 D/A変換器 31 アンプ 32 スピーカ 33 フラッシュメモリ 34 RAM 35 リアルタイムクロック 36 電源スイッチ 37 次ページボタン 38 前ページボタン 40 音声入力ボタン 41 ボタン制御回路 42 外部機器接続部 43 システムバス 51 入力ペン 52 アイコン 61,63 取り込まれた画像例 62,64 取り込まれたインク情報例 100 検索設定部 101 検索指定部 102 情報キーワード指定部 103 季節キーワード指定部 104 時刻キーワード指定部 106 地名キーワード指定部 200 位置検出部(GPS)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力情報を収集して表示するとともにそ
    の収集した情報を記憶する携帯用情報収集装置におい
    て、 複数種類の情報を取り込むそれぞれの情報入力手段と、 この複数種類の情報を取り込むそれぞれの情報入力手段
    により取り込まれたそれぞれの情報に対する付加情報を
    出力する付加情報出力手段と、 1画面に相当する1ページごとに、前記複数種類の情報
    を取り込むそれぞれの情報入力手段からそれぞれの情報
    が任意に入力されると、入力されたそれぞれの情報とと
    もにそれぞれの情報に対する付加情報が指定されたアド
    レスに書き込まれるデータ記憶手段と、 情報の取り込みおよび前記データ記憶手段に記憶された
    情報の読み出しを行う際に前記1画面に相当するページ
    の切替を行うページ切替手段と、 システムの処理を行うに必要な内容が記憶された記憶手
    段と、 これら各手段を制御するCPUと、を有したことを特徴
    とするマルチメディア情報収集装置。
  2. 【請求項2】 前記複数種類の情報を取り込むそれぞれ
    の情報入力手段は、画面がタッチされることにより情報
    を取り込むとともに取り込まれた情報を表示する入力表
    示一体型のタブレット、画像情報の入力を行う画像入力
    手段、音声情報の入力を行う音声入力手段の少なくとも
    2つの情報入力手段であって、これらの情報入力手段に
    よって取り込まれる情報はタブレット入力情報、画像情
    報、音声情報の少なくとも2つの情報であることを特徴
    とする請求項1記載の携帯用情報収集装置。
  3. 【請求項3】 前記付加情報出力手段は、時間の経過を
    基に日付、時刻などの時間的情報を出力する時間情報出
    力手段、位置を検出する位置検出手段の少なくとも1つ
    であって、情報の取り込まれた日付、時刻、位置などの
    情報のうち少なくとも1つを、付加情報として出力する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の携帯用情報収
    集装置。
  4. 【請求項4】 入力情報を収集して表示するとともにそ
    の収集した情報を記憶する携帯用情報収集装置におい
    て、 複数種類の情報を取り込むそれぞれの情報入力手段と、 この複数種類の情報を取り込むそれぞれの情報入力手段
    により取り込まれたそれぞれの情報に対する付加情報を
    出力する付加情報出力手段と、 1画面に相当する1ページごとに、前記複数種類の情報
    を取り込むそれぞれの情報入力手段からそれぞれの情報
    が任意に入力されると、入力されたそれぞれの情報とと
    もにそれぞれの情報に対する付加情報が指定されたアド
    レスに書き込まれるデータ記憶手段と、 情報の取り込みおよび前記データ記憶手段に記憶された
    情報の読み出しを行う際に前記1画面に相当するページ
    の切替を行うページ切替手段と、 前記データ記憶手段に格納された或るページの情報を読
    み出すためのキーワード指定部を有した検索設定手段
    と、 システムの処理を行うに必要な内容が記憶された記憶手
    段と、 これら各手段を制御するCPUと、を有し、 前記検索設定手段にて指定されたキーワードをもとに、
    各ページごとにそのページに取り込まれた所定の情報と
    入力されたキーワードとの関連性を表すデータを求め、
    この関連性を表すデータをもとにして、前記キーワード
    との関連性の高さが上位に属する複数のページ情報をタ
    ブレット画面上に画面を分割して同時に表示させ、その
    表示された複数のページ情報の中から所望とするページ
    情報を選択することにより、選択されたページ情報のみ
    をタブレット画面上に表示するようにしたことを特徴と
    する携帯用情報収集装置。
  5. 【請求項5】 前記複数種類の情報を取り込むそれぞれ
    の情報入力手段は、画面がタッチされることにより情報
    を取り込むとともに取り込まれた情報を表示する入力表
    示一体型のタブレット、画像情報の入力を行う画像入力
    手段、音声情報の入力を行う音声入力手段の少なくとも
    2つの情報入力手段であって、これらの情報入力手段に
    よって取り込まれる情報はタブレット入力情報、画像情
    報、音声情報の少なくとも2つの情報であることを特徴
    とする請求項4記載の携帯用情報収集装置。
  6. 【請求項6】 前記付加情報出力手段は、時間の経過を
    基に日付、時刻などの時間的情報を出力する時間情報出
    力手段、位置を検出する位置検出手段の少なくとも1つ
    であって、情報の取り込まれた日付、時刻、位置などの
    情報のうち少なくとも1つを、付加情報として出力する
    ことを特徴とする請求項4または5記載の携帯用情報収
    集装置。
  7. 【請求項7】 前記キーワードとの関連性を表すデータ
    を求めるための各ページごとに取り込まれた所定の情報
    は、各ページに取り込まれた複数種類の情報のうちの或
    る情報、その情報に対する付加情報の少なくとも1つで
    あることを特徴とする請求項6記載の携帯用情報収集装
    置。
  8. 【請求項8】 前記検索設定手段で設定されるキーワー
    ドは、取り込まれている複数種類の情報のうちの或る情
    報の種類名、前記付加情報出力手段から得られる付加情
    報に関連する語句の少なくとも1つであることを特徴と
    する請求項6記載の携帯用情報収集装置。
  9. 【請求項9】 複数種類の情報を取り込むそれぞれの情
    報入力手段と、これらの情報入力手段により収集された
    情報を記憶するデータ記憶手段を有した携帯用情報収集
    装置における情報検索方法において、 前記データ記憶手段には、前記複数種類の情報を取り込
    むそれぞれの情報入力手段から入力されたそれぞれの情
    報とともに、それぞれの情報に対する付加情報を、指定
    されたアドレスに書き込み、 前記データ記憶手段に格納された或るページの情報を読
    み出すために、そのページに取り込まれた複数種類の情
    報のうちの或る情報名、その情報に対する付加情報に関
    連する語句の少なくとも1つをキーワードとして入力
    し、 この入力されたキーワードをもとに、各ページごとにそ
    のページに取り込まれた所定の情報と、入力されたキー
    ワードとの関連性を表すデータを求め、この関連性を表
    すデータをもとにして、前記キーワードとの関連性の高
    さが上位に属する複数のページ情報をタブレット画面上
    に画面を分割して同時に表示させ、その表示された複数
    のページの情報の中から所望とするページ情報を選択す
    ることにより、その選択されたページのみの情報をタブ
    レット画面上に表示するようにしたことを特徴とする携
    帯用情報収集装置における情報検索方法。
  10. 【請求項10】 前記複数種類の情報を取り込むそれぞ
    れの情報入力手段は、画面がタッチされることにより情
    報を取り込むとともに取り込まれた情報を表示する入力
    表示一体型のタブレット、画像情報の入力を行う画像入
    力手段、音声情報の入力を行う音声入力手段の少なくと
    も2つの情報入力手段であって、これらの情報入力手段
    によって取り込まれる情報はタブレット入力情報、画像
    情報、音声情報の少なくとも2つの情報であることを特
    徴とする請求項9記載の携帯用情報収集装置における情
    報検索方法。
  11. 【請求項11】 前記取り込まれたそれぞれの情報に対
    する付加情報は、それぞれの情報が取り込まれた日付、
    時刻、位置を示す情報の少なくとも1つの情報であるこ
    とを特徴とする請求項9または10記載の携帯用情報収
    集装置における情報検索方法。
  12. 【請求項12】 前記キーワードとの関連性を表すデー
    タを求めるための各ページごとに取り込まれた所定の情
    報は、各ページに取り込まれた複数種類の情報のうちの
    或る情報、その情報に対する付加情報の少なくとも1つ
    であることを特徴とする請求項11記載の携帯用情報収
    集装置における情報検索方法。
  13. 【請求項13】 前記キーワードは、取り込まれている
    複数種類の情報のうちの或る情報の種類名、前記付加情
    報出力手段から得られる付加情報に関連する語句の少な
    くとも1つであることを特徴とする請求項11記載の携
    帯用情報収集装置における情報検索方法。
JP8016901A 1996-02-01 1996-02-01 携帯用情報収集装置およびその情報検索方法 Pending JPH09212518A (ja)

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