JPH09210746A - 空気流量測定装置 - Google Patents

空気流量測定装置

Info

Publication number
JPH09210746A
JPH09210746A JP8013602A JP1360296A JPH09210746A JP H09210746 A JPH09210746 A JP H09210746A JP 8013602 A JP8013602 A JP 8013602A JP 1360296 A JP1360296 A JP 1360296A JP H09210746 A JPH09210746 A JP H09210746A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air passage
passage
sub
backflow
flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8013602A
Other languages
English (en)
Inventor
Chihiro Kobayashi
千尋 小林
Yasuo Makie
泰生 牧絵
Shinya Igarashi
信弥 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Car Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP8013602A priority Critical patent/JPH09210746A/ja
Publication of JPH09210746A publication Critical patent/JPH09210746A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】自動車用内燃機関に用いられる、発熱抵抗式空
気流量測定装置において、脈動流下で特に、逆流を伴う
ような条件下における計測精度の向上を図る。 【解決手段】発熱抵抗体3が配置される副空気通路8の
近くに主空気通路12内の逆流21を取り込む導入路9
を設けた。更に、この逆流導入路の入り口は副空気通路
8の出口付近に配置され、出口は順流20の動圧の影響
の少ない位置に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸入空
気流量を測定する空気流量計に係わり、特に、脈動流下
で逆流を伴うような条件下における空気流量を測定する
のに適する発熱抵抗体式空気流量測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関に用いられ、脈動流下で逆流を
伴うような条件下における発熱抵抗体式空気流量測定装
置の計測精度の向上を図る手段としては、特開平1−206
223 号公報に示すようなI字形(あるいはL字形)の副
空気通路を持つ通路構造が公知として知られている。即
ち、逆方向の流れに対して壁を設けることにより、発熱
抵抗体に直接逆流が当たらない様な通路構造としたもの
である。
【0003】しかし、空気の流れは圧力の差によって流
れるものである。すなわち、副空気通路内に逆流の進入
を防ぐためには逆流が生じたときに副空気通路の出入り
口の圧力差を極力小さく(理想的には圧力差ゼロが望ま
しい)しなければならない技術的課題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般的に従来技術に使
われる発熱抵抗体は流れの方向を区別して測定する事は
不可能である。このため、例えば、図3に示すように、
回転数を一定に保ちスロットルバルブを徐々に開けてブ
ースト圧を変えて発熱抵抗体式空気流量計の平均出力を
プロットすると、あるブースト圧以降で実際の出力に対
して持ち上がってしまう現象が発生する(跳ね上がり現
象と呼ぶ)。これは、図4に示すように、発熱抵抗体式
空気流量計の脈動振幅が徐々に大きくなりB点以降で逆
流が発生する為である。逆流が発生すると発熱抵抗体は
流れの方向を判別できないため順流でも逆流でも同様に
検出してしまうため平均出力が跳ね上がってしまう。ま
た、この現象は特に、4気筒以下のエンジンで3000
rpm 以下の比較的低回転領域で起こり易く、それ以上の
気筒数のエンジンでは起こり難い現象である事が知られ
ている。
【0005】本発明の目的は、実車装着時の逆流を伴う
ような脈動流下における計測精度の向上を図り、低コス
ト化及び、取扱い性に優れた空気流量測定装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】実車装着時の逆流を伴う
脈動流下における計測精度の向上を図るために、従来技
術で述べたI字形(あるいはL字形)の副空気通路内に
発熱抵抗体を配置すると共に、副空気通路に近接した位
置に主空気通路内の逆流の流れを取り込む導入路を副空
気通路とは別に設けた。
【0007】副空気通路に近接した位置に主空気通路内
の逆流の流れを取り込む導入路を副空気通路とは別に設
けたことにより、逆流は導入路を流れ、発熱抵抗体が配
置される副空気通路の出口からの進入を極力少なくする
ことが可能となる。
【0008】逆流の導入路の入り口が、副空気通路の出
口付近に配置することは前記したとおり、副空気通路の
出口から進入しようとする逆流を導入路に導き易くする
ためである。
【0009】更に、逆流の導入路の入り口近くに逆流の
動圧をほぼ垂直に受圧する突起状の部材を設けることは
逆流が生じた時に導入路入り口の圧力を高めるためであ
る。空気の流れは前記したとおり出入り口の圧力差によ
り決まるものであるため(もちろん圧力の高い方から低
いほうへと流れる)、導入路入り口の圧力を高めること
により逆流は導入路の入り口から出口へと流れやすくな
る。
【0010】副空気通路と逆流の導入路とを同一部材に
より構成する事は、発熱抵抗体式空気流量測定装置の低
コスト化のためである。性能的に優れた発熱抵抗体式空
気流量測定装置であっても、その構造が複雑になりコス
ト高になってはその魅力が薄れてしまう。逆流影響を低
減し性能的に優れ、コスト的にも魅力のある発熱抵抗体
式空気流量測定装置を提供するためにも、例えばモール
ド等により副空気通路と逆流の導入路とを同一部材によ
り構成する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1から
図4により説明する。
【0012】図1は本発明の一実施例を示す空気流量測
定装置の横断面であり、図2は図1に示した図のE−E
断面である。
【0013】内燃機関の吸気系の一部である空気流量測
定装置の通路を構成する主空気通路構成部材2には主空
気通路12をブリッジ状に横切り主空気通路12内に主
空気通路とほぼ平行で、かつ、主空気流れに対してほぼ
垂直に開口した入り口16を持つ第一通路6及び第一空
気通路6と連通し、主空気通路とほぼ垂直な第二通路7
からなる副空気通路8内に空気流量を検出する発熱抵抗
体3及び吸入空気温度を検出する感温抵抗体4を備える
副空気通路構成部材15から成る副空気通路8が配置さ
れている。発熱抵抗体3及び感温抵抗体4は、導伝性部
材からなる支持部材5を介し、駆動回路を内蔵するモジ
ュール1と電気的に接続され、発熱抵抗体3から得られ
た信号を空気流量信号として、コネクタ13を介してコ
ントロールユニットへ送る働きを持つ。また、図1に示
す空気の流れのうちエアクリーナ方向からエンジン方向
へ流れる空気の流れを順流20とし、逆にエンジン方向
からエアクリーナ方向へ流れる空気の流れを逆流21と
して示す。
【0014】副空気通路構成部材15の副空気通路出口
17の上流には主空気通路12に突出する突起18があ
り、その下流側は平坦を有し、逆流時の動圧受圧面11
となる。前記した突起18は順流時に副空気通路8内を
流れる流速(流量)の安定化を図るために必要となる。つ
まり、順流時には突起18の下流に剥離渦が生じ副空気
通路出口17付近は負圧となる。また、副空気通路入り
口16は前記したとおり主空気流れに対してほぼ垂直に
開口しているため正圧が高まり正圧から負圧へと副空気
通路8内の空気の流れが安定化するのである。
【0015】また、副空気通路出口17と突起18の間
には副空気通路のうち主空気通路とほぼ垂直な第二通路
7とほぼ平行して副空気通路出口17の上流側近くに逆
流導入路9が構成されている。逆流導入路9は前記した
とおり副空気通路出口近くに入り口を有し、副空気通路
側面に出口10を有し、主空気通路12と合流する構造
である。このような構造とすることにより、前記した順
流の副空気通路内8の空気流れと同様に、逆流導入路9
内に逆流はスムースに流すことが可能となる。即ち、突
起18下流の平坦面である、逆流時の動圧受圧面11に
逆流が当たると逆流導入路9入り口の正圧が高まる。ま
た、逆流が発生した場合には、副空気通路底面19下流
で剥離渦が発生し、逆流導入路出口10付近を負圧にな
るためである。
【0016】このように実施例によれば、逆流が発生し
た場合においては副空気通路の出口から侵入しようとす
る逆流を逆流導入路に逃がすことが可能となるため吸入
空気流量検出のための発熱抵抗体3に逆流が直接当たる
ことを阻止する事が可能となり、脈動流下における計測
精度の向上を図った発熱抵抗式空気流量測定装置を提供
する事が可能となる。
【0017】尚、逆流導入路出口10と入り口部分をつ
なげて逆流の動圧を拡散させるようなスリット状の溝と
しても効果の程度の差はあれ副空気通路出口への逆流の
侵入を低減することが可能となる。
【0018】
【発明の効果】本発明により、実車装着時の逆流を伴う
ような脈動流下における計測精度の向上を図った発熱抵
抗式空気流量測定装置を提供する事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す発熱抵抗体式空気流量
測定装置の断面図。
【図2】図1に示した図のE−E断面図。
【図3】従来技術の発熱抵抗体式空気流量測定装置にお
ける回転数一定にした場合のエンジン吸入負圧と発熱抵
抗体式空気流量測定装置の出力信号を示す特性図。
【図4】図3に示した各点における吸気管内における流
速の脈動波形図。
【符号の説明】
1…駆動回路内蔵モジュール、2…主空気通路構成部
材、3…発熱抵抗体、4…感温抵抗体、5…導電性ター
ミナル、6…第一通路、7…第二通路、8…副空気通
路、9…導入路、10…導入路出口、11…逆流受圧
面、12…主空気通路、13…コネクタ、14…シール
材、15…副空気通路構成部材、16…副空気通路入り
口、17…副空気通路出口、18…突起、19…副空気
通路底面、20…順流、21…逆流。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五十嵐 信弥 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関に用いられ、主空気通路内に少な
    くとも一つの曲がり部を有する副空気通路内に発熱抵抗
    体を配置する空気流量測定装置において、前記副空気通
    路に近接した位置に主空気通路内の逆流を取り込む導入
    路、あるいは前記逆流を逃がすためのスリット状の溝を
    副空気構成部材に設けたことを特徴とする空気流量測定
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の前記逆流の前記導入路、
    あるいは前記逆流を逃がすための前記スリット状の溝の
    入り口は、前記発熱抵抗体を有する前記副空気通路の順
    流の出口付近に配置され、前記逆流の前記導入路、ある
    いはスリット状の溝の入り口近くには前記逆流の動圧を
    ほぼ垂直に受圧し、前記逆流を取り込みやすくするため
    の突起状の部材を有する空気流量測定装置。
  3. 【請求項3】前記副空気通路と前記逆流の前記導入路、
    あるいは前記スリット状の溝とを同一部材により構成さ
    れた請求項1,2または3に記載の空気流量測定装置。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3に記載の能記空気流
    量測定装置の流量信号を使用し燃料制御を行う内燃機関
    の制御システム。
JP8013602A 1996-01-30 1996-01-30 空気流量測定装置 Pending JPH09210746A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8013602A JPH09210746A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 空気流量測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8013602A JPH09210746A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 空気流量測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09210746A true JPH09210746A (ja) 1997-08-15

Family

ID=11837775

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8013602A Pending JPH09210746A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 空気流量測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09210746A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007309909A (ja) * 2005-09-15 2007-11-29 Denso Corp 流量測定装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007309909A (ja) * 2005-09-15 2007-11-29 Denso Corp 流量測定装置
DE102006000462B4 (de) * 2005-09-15 2014-12-24 Denso Corporation Strömungserfassungsvorrichtung und Einlasssystem mit dieser

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100374828C (zh) 气流计
JP3193837B2 (ja) 発熱抵抗式流量測定装置
US7523659B2 (en) Flow measurement apparatus
US6619140B2 (en) Fluid flow meter having thermal flow sensor disposed in one of a plurality of fluid passages
KR100495362B1 (ko) 발열저항체식공기유량측정장치및이를이용하는내연기관의연료제어시스템
JP3416526B2 (ja) 感熱式流量センサ
JPH09508213A (ja) 流動媒体の量を測定するための装置
US6612167B2 (en) Air flow meter having turbulence reduction member
US6810730B2 (en) Device for measuring air flow, comprising a device for separating foreign particles
JP2857787B2 (ja) 熱式空気流量計及び該流量計を備えた内燃機関
JPH04157325A (ja) 熱式空気流量計
JPWO2020202722A1 (ja) 物理量検出装置
JPH09210746A (ja) 空気流量測定装置
JP4836179B2 (ja) 発熱抵抗体式流体流量測定装置
US20010006005A1 (en) Flow rate measuring apparatus with a flow rate detector protecting structure
JP3425759B2 (ja) ガス流量測定装置
JPH06265385A (ja) 空気流量測定装置
JPH085429A (ja) 空気流量測定装置
JPH08240461A (ja) 空気流量測定装置
JPH1123336A (ja) 発熱抵抗体式空気流量測定装置
JP2001108500A (ja) 発熱抵抗式流量測定装置
JP3189636B2 (ja) 発熱抵抗式流量測定装置
JPH08297039A (ja) 発熱抵抗式空気流量測定装置
JPH08278179A (ja) 発熱抵抗式空気流量測定装置
CN109196312B (zh) 热式流量计