JPH09210668A - 真直形状測定方法 - Google Patents

真直形状測定方法

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JPH09210668A
JPH09210668A JP2092596A JP2092596A JPH09210668A JP H09210668 A JPH09210668 A JP H09210668A JP 2092596 A JP2092596 A JP 2092596A JP 2092596 A JP2092596 A JP 2092596A JP H09210668 A JPH09210668 A JP H09210668A
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JP
Japan
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data
shape
measurement
equation
measuring
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JP2092596A
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English (en)
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Hiroaki Shimazutsu
博章 島筒
Satoshi Kiyono
慧 清野
I Ko
偉 高
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 逐次2点法と一般2点法を組み合せて、高い
形状測定精度と十分な横分解能をもった真直形状測定を
可能とすること。 【解決手段】 プローブ(変位計)A,B間の間隔Dの
整数M分の1の間隔S(=D/M)をデータサンプリン
グ間隔として測定対象物1の表面を走査し、得られたN
個の全データを用いて一般2点法によって形状Z(xn
を求め、またN個の全データを分割して出発点がSずつ
ずれた移動距離D毎の逐次2点法によるM組の形状Pij
を求め、形状Z(xn)のうち形状Pijの測定点に対応す
るN/M個の離散点からなる形状Zijから最小自乗法に
より出発点がSずつずれたM組の形状fij=qi +xij
・ai +Pijを求め、必要に応じて最小自乗法の演算で
はf ijとZijとの差がしきい値を越える測定位置を除外
しながら、係数qi ,ai を決定し、M組の形状fij
結合することによりサンプリング間隔S毎のN個の離散
的データからなる全体形状を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は測定対象物の真直形
状と走査の際の運動誤差とを同時に検出し、演算によっ
て運動誤差を除去した形で真直形状を測定する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、工作機械上での高精度形状測定へ
の要求が高まっており、複数の変位計(以下、プローブ
と記す)情報を用いて、測定対象物形状(以下、形状と
略記する)の情報と走査の際の運動誤差を同時に検出
し、演算によって運動誤差を除去した形で形状を測定す
ることにより、工作機械の加工精度以上の精度でのオン
マシン形状測定を可能とするいくつかの方法が提案され
ている。
【0003】その中の一つの方法として、「逐次2点
法」といわれる方法がある。(日本機械学会論文集C編
48巻436号「逐次2点真直度測定法の基本的な特性
に関する研究」参照)
【0004】これは図7に示すように2本のプローブ
A,Bを測定対象物1に対向させてプローブ取付用ステ
ージ2上に移動方向10に沿って間隔Dでセットし、ス
テージ2をガイド面3に沿って、図には示さなかった駆
動装置を用いて図中の矢印10方向に形状を走査して間
隔Dに等しい移動距離D毎に測定値(データ)を得、下
記(1)〜(4)に示す演算処理によって形状走査の際
の運動誤差を除去した形で、形状を測定する方法であ
る。
【0005】<逐次2点法の演算処理> (1)プローブの移動位置xn での真の形状(仮想的な
基準直線からの偏差としての形状)をf(xn)、運動
誤差をeZ(xn)とすると、プローブA,Bでの測定値
A(xn),mB(xn)は次式[数4]となる。
【0006】
【数4】
【0007】(2)運動誤差eZ(xn)を除去する為
に、mA(xn)とmB(xn)の差をとると、差動出力m
(xn)は次式[数5]となる。
【0008】
【数5】
【0009】(3)形状f(xn)の一階微分m'(xn
は次式[数6]で近似できる。
【0010】
【数6】
【0011】(4)一方、m'(xn)の一階積分Z
(xn)は次式[数7]で表わされ、これは近似的に運
動誤差の影響を除去した位置xn での形状を表わす。
【0012】
【数7】
【0013】以上に示したように、逐次2点法は運動誤
差を含まず、形状を間隔D毎の離散点で再現できるすぐ
れた方法であるが、プローブ間隔Dの制約により横分解
能が不十分、即ち細かいピッチでの形状の再現ができな
いという問題点がある。
【0014】<一般2点法>この横分解能の向上を目差
した方法として、「一般2点法」といわれる方法も提案
されている。(精密工学会誌54巻3号「平面のうねり
形状の測定に関する研究」参照)
【0015】この一般2点法は、プローブA,Bでのデ
ータサンプリング間隔をプローブ間隔Dよりも短かいS
(S<D)とし、前式[数7]に変わる次式[数8]に
よって位置xn での形状Z(xn)を求める方法であ
る。
【0016】
【数8】
【0017】従って一般2点法は、波長の長い成分(形
状変化の周期が遅い低周波成分)に対してサンプリング
間隔Sがブロック間隔Dよりも短くなったので高い精度
を有するが、波長の短かい成分(高周波成分)に関して
はプローブ間隔Dのために十分な精度が得られないとい
う問題点がある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来方法においては、次のような問題点がある。 逐次2点法では、形状を運動誤差を含むことなく離
散点で再現できるが、横分解能が不十分である。 一般2点法では、十分な横分解能をもった形状測定
が可能であるが、高周波成分の測定精度が低下する。
【0019】そのため、高い形状測定精度と十分な横分
解能を兼ね備えた測定方法の開発が望まれており、本発
明はかかる要望に応えた真直形状測定方法の提供を目的
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、端的に言えば、本発明の真直形状測定方法は逐次2
点法の高精度な測定原理と、一般2点法の低周波成分に
対する横分解能が高いという測定原理とを組み合わせた
方法(以下合成法と記す)である。即ち、合成法の概要
を示す図8を参照すると、本発明の原理は下記(i)〜
(iix)により表わされる。
【0021】(i)2本のプローブA,Bを図7の如く
間隔Dでセットし、測定対象物の表面を走査する。
【0022】(ii)この時、データサンプリング間隔S
はS=D/M(M:整数)となるように定め、全データ
サンプリング数をNとする。ここでは、NはMの整数倍
とする。
【0023】(iii)サンプリングして得られた全データ
A(xn),mB(xn)(n=0,1,2,…,N−
1)を用いて、前式[数8]を利用した一般2点法によ
って、次式[数9]のように形状Z(xn)(図8中の符
号4で示した形状)を求める。
【0024】
【数9】
【0025】(iv)前記(ii)項からわかるようにサン
プリングして得られたN個の全データmA(xn),mB
(xn)(n=0,1,2,…,N−1)はM組(グル
ープ)の逐次2点法データから構成されており、その各
データグループにはN/M個のデータがあり、それぞれ
のデータはその出発点が順次Sだけずれたものになって
いる。
【0026】(v)そこでデータグループの番号をi
(i=1,2,…,M)、データグループi内の測定位
置をxik(k=0,1,…,N/M−1)、各測定位置
ikでのデータをmA(xik),mB(xik)とし、各デ
ータグループ内での形状データの番号をj(j=0,
1,…,N/M−1)とすると、或る固定したiのデー
タグループに対して、出発点の高さ(形状誤差)をゼロ
とした時の各離散点での形状(高さ)Pijが、前式[数
7]を利用した逐次2点法によって、次式[数10]の
ように求まる(図8中の形状5,6,7に相当)。
【0027】
【数10】
【0028】(vi)前式[数10]で得られるデータグ
ループ番号iの離散的形状データ(高さ)Pij(j=
0,1,…,N/M−1)は逐次2点法であるから運動
誤差を含まない高精度な値であり、Sずつ出発点のずれ
たM組のPij(i=1,2,…,M)を高精度に結合で
きれば、十分な横分解能(測定ピッチS)と、高い精度
とをもった形状測定が可能となる。即ち、形状を高精度
なN個の離散点で測定することができる。
【0029】(vii)そして、M組の各離散的形状データ
ij(i=1,2,…,M)は下記(a)(b)の手順
で結合することができる。 (a)添字iを固定したそれぞれの逐次2点法の測定結
果を形状fijとすると、fijはPijに対して出発点での
高さqi と全体の傾きai という補正値としての係数を
自由度として持ち、次式[数11]のように表わせる。
【0030】
【数11】
【0031】(b)前式[数9]で与えられる一般2点
法で得た形状Z(xn)から基準領域Zijを選定して、次
式[数12]に示す最小自乗法によって係数qi ,ai
(i=1,2,…,M)を決定することができるので、
前式[数11]から得られる形状fijを結合して全体形
状(図8中の形状8)が求まる。
【0032】
【数12】
【0033】ここに、[数12]中のZijは一般2点法
から得たN個の離散点からなる形状Z(xn)のうち、第
i番目の逐次2点法での測定点に対応するN/M個の離
散点xikでの形状データZ(xij)(j=0,1,…,
N/M−1)から構成されるZ(xn)の部分形状であ
る。
【0034】(iix)なお、Zijの選定にあたり、上述の
ようにZijを構成するN/M個のすべての離散点を用い
ずとも、各測定位置におけるfijとZijの差があらかじ
め設定した値Eよりも大きくなる点xiTを除外して最小
自乗法によるqi ,ai の決定を繰返し実施することに
よって、fijを結合する際の精度を向上させることがで
きる。
【0035】上述した真直形状測定方法の各演算処理
(手順)は以下(1)〜(4)の作用を有し、全体とし
て、十分な横分解能を有する高精度な真直形状測定を可
能とする。
【0036】(1)N個の全データを用いた一般2点法
による形状Z(xn)(n=0,1,…,N−1)の算
出:十分な横分解能(細かい測定ピッチ)Sと、波長の
長い成分に対して精度の高い形状Z(xn)が求まる。
【0037】(2)N/M個のデータを用いたM組(グ
ループ)の逐次2点法による形状P ij(i=0,1,
…,M−1,j=0,1,…,N/M−1)の算出:出
発点がSづつずれたM組の高精度な離散的形状データP
ijが求まる。但し、Pijの各出発点の高さai と全体の
傾きqi は、Z(xn)のうち第i番目の逐次2点法での
測定点に対応するN/M個の離散点から構成される部分
形状Zijの出発点高さ、全体の傾きとは必ずしも一致し
ていない。そのため、最小自乗法を用いる。
【0038】(3)最小自乗法によるfijの算出と結
合:そこで、最小自乗法によって前記係数ai ,qi
決定することにより、基準領域Zijに最も確からしくフ
ィットするfijが求まり、ai ,qi の求まったf
ij(すなわち、Zijとほぼ一致した高精度な離散的形状
データPij)を出発点をずらして結合することにより、
全体の形状が求まる。即ち、f00,f10,f20,…,f
01,f11,f21, …となる。
【0039】(4)fijの算出時の最大誤差点の除外:
係数ai ,qi を決定する際に偶然誤差や形状の高周波
成分に起因して発生する誤差要因(すなわち、fijとZ
ijの差eiTが予め設定した値Eよりも大きくなる点
iT)を除外することにより、より一層高精度なai
i の評価が可能となり、全体形状を求める際の結合精
度が更に向上する。なお、NがMの整数倍でない場合
は、M組のグループ内のデータ数は一致しなくなるが、
出発点がSずつずれた移動距離D毎のグループにN個の
全データを分割しさえすれば良い。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を参照して本発
明の実施の形態に係る真直形状測定方法を説明する。
【0041】図1は本発明の真直形状測定法を実現する
為の測定システムの基本構成を示したものであり、プロ
ーブ取付用ステージ2上に測定対象物1に対向させて2
本のプローブ(変位計)A,Bを間隔D(例えば30m
m)で設置し、駆動系9により、ガイド面3に沿って図
中の矢印10の方向にステージ2を動かすことによって
測定対象物1の表面を走査する。各プローブA,Bでの
測定対象物1に対する距離の検出量は測定用回路11及
びA/Dコンバータ12等を介して演算処理装置13に
入力され、前述のような演算処理が行なわれる。なお1
4はロータリエンコーダであり、ステージ2を駆動する
際のボールネジ15の回転角度からステージ2の移動量
を検出し、移動距離S(例えば1mm)毎のデータサン
プリング用パルスを生成する。このようにD=30m
m,S=1mmの場合はM=D/S=30である。
【0042】即ち、A/Dコンバータ12はエンコーダ
14が生成するパルスに同期してデータサンプリング間
隔SでプローブA,Bの検出量をデジタル化し、そのデ
ータ(測定値)を演算処理装置13に与える。演算処理
装置13は前式[数9]の演算処理をして全データを用
いた一般2点法による形状データZ(xn)を得る。ま
た、前式[数10]の演算処理をして出発点がSずつず
れたM組の逐次2点法による形状データPijを得る。そ
して、前式[数11]と[数12]の演算処理をして最
小自乗法により係数ai,qi を決定して形状データf
ijを得て、次に出発点をずらして結合する処理を行って
全体形状を得る。
【0043】図2は測定結果の一例を示したものであ
り、符号16はプローブAでの検出量(前式[数4]中
のmA(xn)に相当)、符号17はプローブBでの検出
量(前式[数4]中のmB(xn)に相当)、符号18は
プローブAとプローブBとの差動出力(前式[数5]中
のm(xn)に相当)である。
【0044】図3は図2に示したデータを本発明の真直
形状測定方法の手順によって演算処理した結果を示した
ものであり、符号19は一般2点法での演算処理結果
(前式[数8]のZ(xn)に相当)、符号20は逐次2
点法による演算処理結果のうちの一つのグループの結果
(前式[数7]のZ(xn)に相当)、符号21はi=
1,2,3,…,30に対応する各組の形状20を本発
明の方法によって結合したものであり、急激な段差形状
(即ち高周波成分をもった対象物形状)が正確に再生で
きている。
【0045】図4,図5及び図6は高周波成分を多く含
む形状に対して本発明方法の演算処理を実施した結果を
示したものであり、高周波成分を多く含む形状に対して
も高精度な形状再生ができている。特に、図5は除外点
iTを示したものであり、図6中の符号22は結合後の
形状21と前式[数4]から得られる運動誤差ez (x
n)を示している。
【0046】なお、最小自乗法の処理に対する除外点x
iTの選定は下記の(i)〜(iv)の手順で行った。 (i)原則として、一般2点法の結果Zijの全ての点を
最小自乗法処理の対象点とする。 (ii)前式[数12]によって係数ai ,qi を決定す
る。 (iii)ai ,qi を用いて前式[数11]からfijを求
め、fijとZijとの差を求める。その差の最大値eiT
予め設定したしきい値E(実験ではプローブA,Bの分
解能を考慮して0.2μmとした。)より大きい時、該
当する差の最大点xiTを(i)項の対象点から除外す
る。 (iv)差の最大値eiTがしきい値Eより小さくなるま
で、最大点xiTを除外しながら、(ii)と(iii)項の処
理を繰りかえして実行する。
【0047】
【発明の効果】本発明の真直形状測定方法は、上述の説
明から判るように、次のような効果を奏する。 (1)本発明はまず、データ数がN/Mで、移動距離D
毎のデータからなる、測定開始位置がSづつずれたM組
(グループ)のデータに対して逐次2点法の演算を行っ
て、M組の高精度な形状を得て、次いで、(2)最小自
乗法の手法を利用して、上記M組の高精度な形状を結合
して、移動距離S毎のN個の離散的データからなる測定
対象物の全体形状を求める方法であるから、(3)高い
形状測定精度と十分な横分解能をもった形状測定が可能
となる。
【0048】(4)更に、しきい値Eよりも差の最大値
iTが大きくなる測定点xiTを除外することにより、よ
り高精度な形状測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る基本システムの構成
図。
【図2】測定結果の一例を示す図。
【図3】本発明による真直形状測定方法の実施の形態に
おける演算処理結果を示す図。
【図4】本発明の他の演算処理結果例(高周波成分を多
く含む例)を示す図。
【図5】最小自乗評価を行う際の除外点の例を示す図。
【図6】図5に示した点を除外した演算処理によって求
めた形状と運動誤差を示す図。
【図7】2点法の基本構成図。
【図8】一般2点法と、逐次2点法と、これらを合成し
た本発明方法(合成法)等の関係を示す図。
【符号の説明】
A,B プローブ 1 測定対象物 2 プローブ取付用ステージ 3 ガイド面 4 一般2点法での形状測定例 5,6,7 逐次2点法での形状測定例 8 本発明の方法(合成法)での形状測定例 9 駆動系 10 走査方向 11 測定用回路 12 A/Dコンバータ 13 演算処理装置 14 ロータリエンコーダ 15 駆動用のボールネジ 16 プローブAでの検出量 17 プローブBでの検出量 18 プローブAとプローブBとの差動出力 19 一般2点法での形状測定結果 20 逐次2点法による演算処理結果の一つのグループ
を示したもの 21 本発明方法による形状測定結果 22 運動誤差
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島筒 博章 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 清野 慧 宮城県仙台市青葉区片平一丁目2−35− 403 (72)発明者 高 偉 中華人民共和国四川省重慶市大渡口区馬王 新村9幢7号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変位計取付用ステージと測定対象物とが
    案内面に沿って相対的に移動する該ステージに、前記測
    定対象物との距離を測定する2個の変位計AとBを、前
    記移動方向に間隔Dをおいて設置し、該変位計A,Bに
    よって前記測定対象物の表面を所定長だけ前記移動方向
    に走査して前記測定対象物の真直形状を測定する真直形
    状測定方法において:走査時のデータサンプリング間隔
    Sを、Mを整数として、S=D/Mとなるように設定
    し、データサンプリング間隔Sに等しい移動距離S毎に
    前記測定対象物との距離を前記変位計A,Bで測定する
    こと;全データサンプリング数をNとするとき移動距離
    S毎に測定して得たN個の全データを用い、測定点のう
    ち測定開始位置x0 における前記変位計A,Bで得たデ
    ータをそれぞれmA(x0),mB(x0)とし、測定開始
    位置x0 よりn(n=1,2,…,N−1)番目の測定
    位置xn における前記変位計A,Bで得たデータをそれ
    ぞれmA(xn),mB(xn)として、下式数1によりN
    個の離散点からなる前記測定対象物の形状データZ
    (xn)を求めること;前記N個の全データを、データ数
    がN/M個で、移動距離D毎のデータからなり出発点が
    前記間隔SずつずれたM組のデータグループに分割し、
    i=1,2,…,M、k=0,1,2,…,(N/M)
    −1として、i番目のデータグループに属するデータm
    A(xiK),mB(xiK)から、下式数2によりN/M個
    の離散点xiKからなる形状データPijをM組求めるこ
    と;N個の離散点からなる前記形状データZ(xn)のう
    ち、前記形状データPijでの測定点に対応するN/M個
    の離散点からなる部分形状データをZijとし、下式数3
    に示す最小自乗法の演算処理により、各組の形状データ
    ijの出発点の高さの補正値を表わす係数qi と、形状
    データPij全体の傾きの補正値を表わす係数ai とを決
    定し、出発点がそれぞれ間隔SずつずれたM組の形状デ
    ータfijを求めること;前記最小自乗法の演算処理によ
    り求めたM組の形状データfijを結合して、サンプリン
    グ間隔S毎のN個の離散的データからなる前記測定対象
    物の全体形状を求めることを特徴とする真直形状測定方
    法。 【数1】 【数2】 【数3】
  2. 【請求項2】 前記最小自乗法の演算処理において、形
    状データfijと形状データZijとを各測定位置毎に比較
    し、その差の最大値eiTが予め設定した値Eより大きい
    場合には該当する測定位置を除外して、前記差の最大値
    iTが前記値Eより小さくなるまで前記数3に示す最小
    自乗法による係数qi ,ai の決定を繰り返して行うこ
    とを特徴とする請求項1に記載の真直形状測定方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015169451A (ja) * 2014-03-05 2015-09-28 住友重機械工業株式会社 真直形状測定方法及び真直形状測定装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015169451A (ja) * 2014-03-05 2015-09-28 住友重機械工業株式会社 真直形状測定方法及び真直形状測定装置

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