JPH09210102A - クラッチを制御するための装置 - Google Patents

クラッチを制御するための装置

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JPH09210102A
JPH09210102A JP9010406A JP1040697A JPH09210102A JP H09210102 A JPH09210102 A JP H09210102A JP 9010406 A JP9010406 A JP 9010406A JP 1040697 A JP1040697 A JP 1040697A JP H09210102 A JPH09210102 A JP H09210102A
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pressure
ring
rotating
piston
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テオドール・ガスマン
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    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D43/00Automatic clutches
    • F16D43/28Automatic clutches actuated by fluid pressure
    • F16D43/284Automatic clutches actuated by fluid pressure controlled by angular speed
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D35/00Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion
    • F16D35/02Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part
    • F16D35/029Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part actuated by varying the volume of the reservoir chamber

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 大規模に変化可能なクラッチを準備する。 【解決手段】 摩擦クラッチの摩擦部材がそれぞれ、回
転可能な一方部材と他方部材とに結合され、摩擦クラッ
チがリングピストンを介して負荷可能であり、リングピ
ストンが、粘性液体を充填され貯蔵室と接続された圧力
室を片側で制限し、圧力室の回転ケースが一方部材とリ
ングピストンとによって形成され、圧力室内で他方部材
と結合された回転部材が回転し、回転部材の回転面が圧
力室内に位置する制御部材の対抗面と一緒に1つの剪断
通路を形成し、剪断通路が、貯蔵室及び圧力室と接続さ
れている、相対回転可能な2つの部材の間でトルクを伝
達するための装置に関し、別個に構成された軸方向で移
動可能な2つのリングピストンが圧力室を制限してお
り、リングピストンが、互いに異なる特性曲線により、
圧力室内の圧力を、摩擦クラッチに作用する軸方向力に
変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摩擦クラッチを有
しており、この摩擦クラッチの摩擦部材がそれぞれ、互
いに回転可能な一方の部材と、他方の部材とに相対回転
不能に結合されており、この場合、摩擦クラッチが少な
くとも1つの調節可能なリングピストンを介して負荷可
能であり、このリングピストンが、粘性の液体を充填さ
れていて貯蔵室と接続された圧力室を片側で制限してお
り、圧力室の回転ケースが、回転可能な一方の部材とリ
ングピストンとによって形成されており、かつ圧力室内
で、回転可能な他方の部材と結合された回転部材が回転
しており、さらに、回転部材の回転面が、圧力室内に位
置する制御部材の対抗面と一緒に少なくとも1つの剪断
通路を形成しており、この剪断通路が、壁によって側方
で制限されていてかつ2つの端部の間で周方向に延びる
剪断溝と、この剪断溝を被っていてこれに対して相対的
に回転可能な表面とによって形成されており、さらに、
制御部材が、回転ケースに対して2つの終端位置の間で
制限されて回転可能であり、かつ剪断溝が、制御部材に
おいて剪断溝の端部にそれぞれ配置された制御開口によ
って次のように、つまり、制御部材の両終端位置でそれ
ぞれ、相対的な回転方向で剪断溝の前方端部に配置され
た制御開口が貯蔵室と連絡していて、かつ相対的な回転
方向で剪断溝の後方に位置する端部に配置された制御開
口が圧力室と連絡しているように貯蔵室及び圧力室と接
続されている、互いに相対的に回転可能な2つの部材の
間でトルクを伝達するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前述の形式の装置は、互いに相対的に回
転する2つの部材の間で回転数差に関連する係止モーメ
ントを発生するために自動車及び農業機械の伝動装置列
に使用される。
【0003】この場合、第1の使用例は差動ギヤに関し
ており、この差動ギヤにおいては、補償動作時にギヤ内
で互いに相対的に回転する部材の間でクラッチが使用さ
れる。クラッチの作用によって、この差動ギヤは部分係
止される作用を維持する。有利には、この差動ギヤの場
合、自動車において車軸差動装置又は中央差動装置とし
て構成されている。
【0004】第2の使用例は、複数の駆動軸のための少
なくとも2つの伝動装置列を有する自動車における使用
に関しており、この場合、クラッチは車軸の一方への伝
動装置列に直接使用されている。これによって、相応す
る伝動装置列は、所属の車軸が剛性的に駆動される別の
車軸に対して回転数差がある場合にクラッチの作用によ
ってトルク負荷され、これに対してこの伝動装置列は、
車軸の間で回転数が一致する場合にクラッチの作用によ
ってトルクなしのままであり、かつこの伝動装置列の車
軸が車両によって従動される。
【0005】前記の形式の差回転数を感知するクラッチ
は、トルクを感知する機構に比べて牽引及び走行動力学
に関して明らかに有利である。
【0006】このような形式の装置はドイツ連邦共和国
特許公開第4343307号明細書により公知である。
このようなクラッチは、圧力引きずり流として特徴付け
られた作用原理を基礎にしており、この作用原理は、互
いに相対的に運動する2つのプレートの間の粘性媒体の
剪断に基づいている。このような相対運動時に、それぞ
れ一方のプレートに関係する媒体の一部分が、他方のプ
レートの運動方向で送出される。2つのプレートの間の
間隙が、相対的な運動方向に対してほぼ平行に剪断溝と
して側方で閉鎖され、かつ2つの端部において制限さ
れ、かつ溝の方向で運動する平面によって被われると、
剪断通路を生じ、この剪断通路は、相対運動の大きさ及
び方向に関連して流体をそのように生じた剪断通路の一
方の端部から他方の端部へ送出する。送出圧は、剪断通
路の長さ、剪断される媒体の粘性、及び剪断率、要する
に相対速度に直接比例している。このような剪断通路
を、この剪断通路が2つの室を互いに接続し、かつ剪断
通路を形成する両方の部材がクラッチの回転する一方の
部材と他方の部材とに接続されている形式で適当に配置
する際に、差回転数に関連する送出力が生ぜしめられ、
この送出力は、摩擦クラッチの摩擦部材を負荷する少な
くとも1つのピストンに作用する圧力室内の圧力が高め
られることによって利用されることができる。この場
合、少なくとも1つの剪断通路は、部材の互いに相対的
な回転方向とは無関係に相対的な両方の回転方向で逆転
することによって圧力発生のために使用される。この場
合、逆転の時点でまず圧力取り除きのために使用され
る、剪断通路の端部は、直接貯蔵室と接続されることが
でき、従って、この端部における圧力降下は剪断通路全
長さにわたって行われる必要はない。さらに、装置の回
転方向に関連する種々の特徴を示すために、互いに回転
可能な部材の相対的な両方の回転方向のうちの一方で剪
断通路の部分長さのみを圧力形成のために関係させるこ
とができ、これは、貯蔵室から剪断通路への付加的な接
続部が、剪断通路の端部の間に位置していて相対的な一
方の回転方向でのみ解放されかつ相対的な第2の回転方
向で閉鎖されるような開口によって準備されるからであ
る。
【0007】さらに、装置の回転方向に関連する種々の
特徴を示すために、相対的な両方の回転方向のうちの一
方で、相対的な逆の回転方向で閉鎖される圧力形成のた
めの有効な通路長さを短縮するように、剪断通路の端部
の間に位置する開口と圧力室とを直接的に接続する付加
的な接続部が製造されるようになっている。
【0008】差回転数に関する、摩擦クラッチによって
生ぜしめられる係止モーメントの所望の経過に応じて、
有効な力を調整することは既に提案されている。このた
めに、ケースに支持されかつ摩擦部材をピストンに向か
う側で負荷するばね部材が設けられており、あるいはケ
ースに支持されかつピストンを摩擦部材に向かう側で負
荷するばね部材が設けられている。
【0009】前述の構成によって、差回転数に関するピ
ストン力に関してほぼ直線的な特性曲線が形成される。
フロントドライブ車両において車軸差動装置として、あ
るいは4輪駆動の車両において伝達カップリングとして
クラッチを使用する場合のような規定の使用のために
は、このような形式では示すことができない特徴が望ま
しい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、その
特徴に関して大規模に変化可能なクラッチを準備するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、本発明では、互いに別個に構成された軸方向で移
動可能な少なくとも2つのリングピストンが圧力室を制
限しており、前記のリングピストンが、互いに異なる特
性曲線により、圧力室内の圧力を、摩擦クラッチに作用
する軸方向力に変換するようになっている。
【0012】
【発明の効果】本発明の構成によって、所定の半径方向
の構成スペース内で、ピストンの大きさの選択に関して
種々の特性曲線区分の変化を行うことができる。この場
合、前記のリングピストンのそれぞれが、圧力室内の圧
力によって生ぜしめられる力とは反対の方向で、又は同
じ方向で選択的に作用するプレロード力によって負荷さ
れている。構成費用がわずかしか高くならない場合に特
性曲線の変化の本発明によって得られる範囲は著しい。
【0013】
【発明の実施の形態】後に図面を用いても説明される2
つの有利な構成を以下に詳しく説明する。第1の有利な
構成では、2つのリングピストンが機械的に互いに無関
係に移動可能に構成されていて、かつ両方のリングピス
トンがプレッシャープレートに作用しており、このプレ
ッシャープレートが摩擦クラッチを負荷しており、この
場合、一方のリングピストンのみが、圧力室内の圧力に
よって及ぼされる力に対する抵抗力によってプレロード
をかけられている。この場合、特に内側のリングピスト
ンはプレロード力なしである。
【0014】別の有利な構成において、2つのリングピ
ストンのうち一方のリングピストンは、機械的に他方の
リングピストンとは無関係に圧力室内の圧力によって軸
方向で移動可能に構成されており、これに対して、両方
のリングピストンの他方のリングピストンは、圧力室の
圧力が両方のリングピストンの他方のリングピストンを
軸方向で移動する力を生ぜしめる場合に、他方のリング
ピストンが、特にリングフランジを介して、両方のリン
グピストンの前者のリングピストンに軸方向で支持され
るようになっている。この場合、無関係に移動可能に構
成されているリングピストンは、圧力室内の圧力によっ
て及ぼされる力に対する弱い抵抗力によってプレロード
をかけられており、第1のリングピストンに支持された
リングピストンは、圧力室内の圧力によって及ぼされる
力に対する強い抵抗力によってプレロードをかけられて
いる。
【0015】前記のプレロード力は、有利には、回転ケ
ースに支持されたさらばねによって及ぼされる。前記の
両方の構成は、一重又は二重に曲げられた逓増的な特性
曲線を得ることができるような、リングピストンとプレ
ロードのためのばねとの組合せを本質的に可能にする。
【0016】基礎となる作用原理をさらに判り易くする
ために、以下に先ず従来技術による構成を引用し、次に
本発明による構成を示しかつ説明する。
【0017】図1は、それらの間で一方のプレート内に
剪断通路を生じる剪断溝を形成している互いに相対的に
運動する2つのプレートの破断図である。図2は、従来
技術によるクラッチの第1実施例の縦断面図であり;図
3は、従来技術によるクラッチの別の実施例の縦断面図
である。図4は、回転部材を有する制御部材を第1の位
置で詳細に示す、平面図a及び縦断面図bである。図5
は、図4による制御部材及び回転部材を第2の位置で示
す平面図である。図6は、図4による制御部材及び回転
部材を第3の位置で示す、平面図a及び2つの縦断面図
b,cである。図7は、本発明によるクラッチの第1実
施例の縦断面図半部である。図8は、図7によるクラッ
チの、差回転数(r.p.m)に関するピストン力
(N)及び係止トルク(Nm)の経過を示す線図であ
る。図9は、本発明によるクラッチの第2実施例の縦断
面図半部である。図10は、図9によるクラッチの、差
回転数(r.p.m)に関するピストン力(N)及び係
止トルク(Nm)の経過を示す線図である。
【0018】
【実施例】図1は、第1のプレート又はディスク1及び
第2のプレート又はディスク2の破断図を示しており、
これらプレートの端面3及び4は互いに当接されてい
る。第1のプレート1は固定と見なされており;第2の
プレート2は第1のプレートに対して速度VRで運動す
る。第1のプレート1の端面3には、側方を制限された
壁6,7を有する横断面において方形の溝5が形成され
ている。溝5と端面3とによって、粘性媒体を受容する
剪断通路8を形成する。剪断間隙の考察される要素は、
長さ1SP及び高さもしくは深さsを有している。プレ
ート2が運動する際に、剪断溝内の媒体は、固定のプレ
ート1に関係する前述の直線的な速度プロフィールに相
応して振る舞う。もちろん、表面では、それぞれの粘着
条件がプレート1のために、並びにプレート2のために
当て嵌まる。要するに、プレート2に関係して、速度プ
ロフィールは相関的に見える。プレート1に関係して、
剪断間隙内には剪断に基づいて圧力p及び量流Qが生じ
る。
【0019】ここに示された使用例は相対的な直線運動
から出発するのではなく、相対的な回転運動から出発し
ているので、剪断間隙を形成する溝は有利には図2、図
3に示されるように構成されている。
【0020】図2と図3とは、互いに細部においてしか
異なっておらず、以下に一緒に説明する。図面には、薄
板クラッチの形状の制御可能な摩擦クラッチ12と、回
転数を感知する制御装置13とから成るそれぞれ1つの
クラッチ装置11が示されている。摩擦クラッチは、そ
れ内に複数の外側薄板15を相対回転不能に保持してい
るケース14と、その上に複数の内側薄板17を相対回
転不能に配置しているボス16とから成っている。摩擦
クラッチは、プレッシャープレート18を介して負荷可
能である。プレッシャープレート自体は前記の制御装置
13によって調整され、この制御装置はケース14内に
配置されていて、かつ軸方向で移動可能なリングピスト
ン19と、ケース14と一緒に回転する回転ケース20
とから成っている。リングピストンと回転ケースとが圧
力室21を形成しており、この圧力室内に、円板状の回
転部材22と円板状の制御部材23が入れられている。
回転部材22は、別のボス24と相対回転不能に結合さ
れており、このボスは、前記のボス16と相対回転不能
に結合されていて、かつこれと一緒に駆動されるように
なっており、かつ場合によってはこれと一体に構成され
ることができる。制御部材23は、回転ケース20にお
ける制限された周溝42内に係合する突出する回転止め
41によって回転ケース20に対して制限されて回転可
能である。リングピストン19内に入れられたO−リン
グ35はばね部材として使用され、かつこれによって回
転部材22は制御部材23にシールされて当接する。
【0021】ボス16を介して歯車部材によって駆動さ
れる回転部材22の回転方向を交番する際に、この回転
部材は、制御部材23を、回転止め41と周溝42とに
よって規定するその一方の終端位置から回転止め41と
周溝42とによって規定する他方の終端位置に連行す
る。さらに、回転ケース20には、軸方向で移動可能な
リングピストン27を介して制限される貯蔵室26が形
成されている。リングピストンはさらばね28を介して
回転ケース20に支持されており、これによって、貯蔵
室26は常に圧力室21内の容量変化を補償する。回転
ケース20内には軸方向の接続通路30が形成されてお
り、この接続通路は、図示の周方向位置で制御部材23
における制御開口31とオーバラップしている。制御開
口31は、制御部材23における周方向で制限された剪
断溝37と回転部材22の表面36とによって形成され
る剪断通路38の一方端部に位置している。互いに相対
的に回転する部材は、それぞれシール部材によって互い
にシールされている。O−リング35の半径方向外側に
おける回転部材22とリングピストン19との間の間隙
は、圧力室21の一部分として見なされる。2つのねじ
39,40が、圧力室もしくは貯蔵室の空気充填もしく
は換気に使用される。図2には、ケース14に支持され
かつリングピストン19に圧力室に作用するための抵抗
力として作用するさらばね25が設けられている。図3
には、ケース14に支持されかつプレッシャープレート
18に作用するさらばね25が設けられている。これに
よって、さらばねは圧力室内に生ぜしめられる圧力を助
成する。
【0022】図4には、平面図及び軸断面図において回
転ケース20及び制御部材23が詳細に示されている。
平面図において剪断溝37が明らかであり、この剪断溝
の端部には制御開口31及び33が位置している。断面
図においても示された制御開口33は、回転ケースにお
ける接続通路32の上方に存在している。他方端部に位
置する制御開口31は、回転部材における、断面図にお
いては示されていない半径方向の接続通路43とオーバ
ラップして存在している。回転ケース20における別の
接続通路30の位置が破線で示されている。断面図及び
平面図において、制御部材23の背面に設けられた回転
止め41と周方向で制限された周溝42とが破線で示さ
れており、回転止めと周溝とが、回転ケース20に対す
る制御部材の回転を制限する。
【0023】図5には、図4における部分品と同じ部分
品が平面図においてのみ示されており、かつ同じ符号が
付けられている。しかしここでは、回転止め41が、両
方の可能な限りの終端位置の間で周溝42の中心位置に
存在している。これによって、制御開口31は、まず圧
力形成が行われる剪断溝37の一方端部においてなお圧
力室への接続通路43と接続されており、並びにまず接
続通路32を介して貯蔵室と接続されていて接続通路3
2とのオーバラップがまだ失われていない第2の制御開
口33も、なお圧力室への接続通路43と接続されてい
る。このような形式で、接続通路43ひいてはポンプ室
から接続通路32ひいては貯蔵室への圧力軽減を直接行
うことができる。
【0024】図6には、図4及び図5におけると同じ部
分品が平面図及び2つの断面図で示されており、かつ同
じ符号が付けられている。しかし、回転止め41は周溝
42内で反対側の終端位置を占めている。今や、制御開
口31は、貯蔵室への第2の接続通路30とオーバラッ
プしており、これに対して第2の制御開口33は、圧力
室への接続通路43と接続されている。今や、圧力形成
は、剪断溝37の端部において制御開口33の所で行わ
れる。平面図では、貯蔵室への第1の接続通路32が破
線で示されており、この接続通路は今や機能していな
い。
【0025】図7には、薄板クラッチの形状の制御可能
な摩擦クラッチ12と、差回転数を感知する制御装置1
3とから成るクラッチ装置11が示されている。摩擦ク
ラッチは、それ内に複数の外側薄板15を相対回転不能
に保持しているケース14と、その上に複数の内側薄板
17を相対回転不能に配置しているボス16とから成っ
ている。摩擦クラッチは、プレッシャープレート18を
介して負荷可能である。プレッシャープレート自体は前
記の制御装置13によって操作され、この制御装置はケ
ース14内に配置されていて、かつケース14と一緒に
回転する回転ケース20を有している。さらに、制御装
置13は、互いに無関係に移動可能に構成された2つの
リングピストン191,192から成っており、これら
のリングピストンはプレッシャープレート18に当て付
けられる。回転ケース20とリングピストン191,1
92とが圧力室21を形成しており、この圧力室内に、
円板状の回転部材22と円板状の制御部材23が入れら
れている。回転部材22は、別のボス24と相対回転不
能に結合されており、このボスは、前記のボス16と相
対回転不能に結合されていて、かつこれと一緒に駆動さ
れるようになっており、もしくはこれと一体に構成され
ることができる。制御部材23は、回転ケース20に対
して制限されて回転可能である。リングピストン19
1,192内に入れられたO−リングは、リングピスト
ンを回転ケース20及びボス24に対して、かつ互いに
シールする。回転ケース20内にはさらに貯蔵室26が
形成されており、この貯蔵室は軸方向で移動可能なリン
グピストン27によって制限される。このリングピスト
ンは、O−リングによって回転ケース20に対してシー
ルされている。リングピストン27はさらばね28を介
して回転ケース20に支持されており、これによって、
貯蔵室26は圧力室21内の容量変化を補償する。回転
ケース20内には軸方向の接続通路30が形成されてい
る。さらばね25はケース14に支持されており、かつ
リングピストン191に圧力室21内の圧力によって生
ぜしめられる力に対する抵抗力で作用する。プレッシャ
ープレート18に作用していて圧力室21内の圧力によ
って生ぜしめられるピストン力は、外側のリングピスト
ン191のためにF1で、かつ内側のリングピストン1
92のためにF2で示されている。
【0026】図8には、差回転数に関するピストン力の
以下の経過が線図で示されている: −外側のリングピストン191の力F1は、差回転数n
1までさらばね25の抵抗力によって消されており、か
つこの回転数の上側で初めて全力をプレッシャープレー
トに与える; −自由に移動するリングピストン192の直線的に上昇
する力F2は、差回転数0で既に、さらばね28によっ
て生ぜしめられる前圧によってプラスの値を系内に及ぼ
す。
【0027】力F1とF2との合計は、屈曲された特性
曲線を形成する全力Fgesである。この特性曲線に相
応して、及び摩擦クラッチの構成及び設計により、トル
クのカーブが経過する。
【0028】図9には、薄板クラッチの形状の制御可能
な摩擦クラッチ12と、回転数を感知する制御装置13
とから成るクラッチ装置11が示されている。摩擦クラ
ッチは、それ内に複数の外側薄板15を相対回転不能に
保持しているケース14と、その上に複数の内側薄板1
7を相対回転不能に配置しているボス16とから成って
いる。摩擦クラッチ12は、プレッシャープレート18
によって負荷される。プレッシャープレート自体は前記
の制御装置13によって操作され、この制御装置はケー
ス14内に配置されていて、かつケース14と一緒に回
転する回転ケース20を有している。さらに2つのリン
グピストン1191,1192が示されており、これら
のリングピストンのうち外側のリングピストン1191
は、軸方向移動の際に、リングフランジ1201を介し
て内側の1192のリングフランジ1202に作用して
おり、これに対して、内側のリングピストン1192は
外側のリングピストン1191とは無関係にプレッシャ
ープレート18に向かう方向で移動可能である。内側の
リングピストン1192のみが、プレッシャープレート
18と直接接触している。回転ケース20とリングピス
トン1191,1192とが圧力室21を形成してお
り、この圧力室内に、円板状の回転部材22と円板状の
制御部材23が入れられている。回転部材22は、別の
ボス24と相対回転不能に結合されており、このボス
は、前記のボス16と相対回転不能に結合されていて、
かつこれと一緒に駆動されるようになっており、あるい
はこれと一体に構成されることもできる。制御部材23
は、回転ケース20に対して制限されて回転可能であ
る。リングピストン1191,1192内に入れられた
O−リングは、リングピストンを回転ケース20及びボ
ス24に対して、かつ互いにシールする。回転ケース2
0内にはさらに貯蔵室26が形成されており、この貯蔵
室は軸方向で移動可能なリングピストン27によって制
限される。このリングピストンは、O−リングによって
回転ケース20に対してシールされている。リングピス
トン27はさらばね28を介して回転ケース20に支持
されており、これによって、貯蔵室26は圧力室21内
の容量変化を補償する。回転ケース20内には軸方向の
接続通路30が形成されている。ケース14に支持され
ていて、かつリングピストン1191,1192にそれ
ぞれ圧力室内の圧力によって生ぜしめられる力に対する
抵抗力で作用する2つのさらばね1251,1252が
設けられている。
【0029】図10には、制御装置の部材の固有力及び
全力のための差回転数に関するピストン力の以下の経過
が線図で示されている:
【0030】−F1は、回転数n1までさらばね125
1の強い抵抗力によって抑圧されるリングピストン11
91の有効力を示す; −F2は、差回転数n2までさらばね1252の弱い抵
抗力によって抑圧される内側のリングピストン1192
の力である。記号Fgesによって、プレッシャープレ
ート18に作用していて後者の差回転数n2まで0近く
に位置しかつ次いで初めて緩く上昇し、差回転数n1以
降は急に上昇する全力が示されている。その上に、トル
クの経過が示されており、このトルクは、全力と摩擦ク
ラッチの構成及び設計とに類似して経過する。
【0031】以下、本発明の好適な実施形態を示す。 1. 摩擦クラッチ(12)を有しており、この摩擦ク
ラッチの摩擦部材(15,17)がそれぞれ、互いに回
転可能な一方の部材(14,20)と、他方の部材(1
6,24)とに相対回転不能に結合されており、この場
合、摩擦クラッチ(12)が少なくとも1つの調節可能
なリングピストン(19,119)を介して負荷可能で
あり、このリングピストンが、粘性の液体を充填されて
いて貯蔵室(26)と接続された圧力室(21)を片側
で制限しており、圧力室の回転ケース(20)が、回転
可能な一方の部材(14,20)とリングピストン(1
9,119)とによって形成されており、かつ圧力室内
で、回転可能な他方の部材(16,24)と結合された
回転部材(22)が回転しており、さらに、回転部材
(22)の回転面が、圧力室(21)内に位置する制御
部材(23)の対抗面と一緒に少なくとも1つの剪断通
路(38)を形成しており、この剪断通路が、壁によっ
て側方で制限されていてかつ2つの端部の間で周方向に
延びる剪断溝(37)と、この剪断溝を被っていてこれ
に対して相対的に回転可能な表面(36)とによって形
成されており、さらに、制御部材(23)が、回転ケー
ス(20)に対して2つの終端位置の間で制限されて回
転可能であり、かつ剪断溝(37)が、制御部材(2
3)において剪断溝の端部にそれぞれ配置された制御開
口(31,33)によって次のように、つまり、制御部
材(23)の両終端位置でそれぞれ、相対的な回転方向
で剪断溝(37)の前方端部に配置された制御開口が貯
蔵室(26)と連絡していて、かつ相対的な回転方向で
剪断溝(37)の後方に位置する端部に配置された制御
開口が圧力室(21)と連絡しているように貯蔵室(2
6)及び圧力室(21)と接続されている、互いに相対
的に回転可能な2つの部材(14,20;16,24)
の間でトルクを伝達するための装置において、互いに別
個に構成された軸方向で移動可能な少なくとも2つのリ
ングピストン(191,192,1191,1192)
が圧力室(21)を制限しており、前記のリングピスト
ンが、互いに異なる特性曲線により、圧力室内の圧力
を、摩擦クラッチ(13)に作用する軸方向力に変換す
るようになっていることを特徴とする、クラッチを制御
するための装置。 2. 2つのリングピストン(191,192)が機械
的に互いに無関係に移動可能に構成されていて、かつ両
方のリングピストンがプレッシャープレート(18)に
作用しており、このプレッシャープレートが摩擦クラッ
チ(12)を負荷しており、この場合、一方のリングピ
ストン(191)のみが、圧力室(21)内の圧力によ
って及ぼされる力に対する抵抗力によってプレロードを
かけられていることを特徴とする上記1記載の装置。 3. 内側のリングピストン(192)が、プレロード
なしに軸方向で移動可能であることを特徴とする上記2
記載の装置。 4. 2つのリングピストン(1191,1192)の
うち一方のリングピストン(1192)は、機械的に他
方のリングピストン(1191)とは無関係に圧力室内
の圧力によって軸方向で移動可能に構成されており、こ
れに対して、両方のリングピストン(1191,119
2)の他方のリングピストン(1191)は、圧力室の
圧力が両方のリングピストン(1191,1192)の
他方のリングピストン(1191)を軸方向で移動する
力を生ぜしめる場合に、両方のリングピストン(119
1,1192)の前者のリングピストン(1192)に
軸方向で支持されるようになっていることを特徴とする
上記1記載の装置。 5. 移動可能に構成されている他方のリングピストン
(1192)が、圧力室内の圧力によって及ぼされる力
に対する弱い抵抗力によってプレロードをかけられてお
り、前者の支持されるリングピストン(1191)が、
圧力室内の圧力によって及ぼされる力に対する強い抵抗
力によってプレロードをかけられていることを特徴とす
る上記4記載の装置。 6. リングピストン(19,1191,1192)の
ためのプレロード力を発生するために、回転ケースに支
持されたさらばね(25,1251,1252)が設け
られていることを特徴とする上記1から5までのいずれ
か1記載の装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】それらの間で一方のプレート内に剪断通路を生
じる剪断溝を形成している互いに相対的に運動する2つ
のプレートの破断図である。
【図2】従来技術によるクラッチの第1実施例の縦断面
図である。
【図3】従来技術によるクラッチの別の実施例の縦断面
図である。
【図4】回転部材を有する制御部材を第1の位置で詳細
に示す、平面図a及び縦断面図bである。
【図5】図4による制御部材及び回転部材を第2の位置
で示す平面図である。
【図6】図4による制御部材及び回転部材を第3の位置
で示す、平面図a及び2つの縦断面図b,cである。
【図7】本発明によるクラッチの第1実施例の縦断面図
半部である。
【図8】図7によるクラッチの、差回転数(1/mi
n)に関するピストン力(N)及び係止トルク(Nm)
の経過を示す線図である。
【図9】本発明によるクラッチの第2実施例の縦断面図
半部である。
【図10】図9によるクラッチの、差回転数(1/mi
n)に関するピストン力(N)及び係止トルク(Nm)
の経過を示す線図である。
【符号の説明】
12 摩擦クラッチ、 14、20;16、24 2部品間でトルクを伝達する
ための装置 15、17 摩擦要素 19,119 可動ピストン、 21 圧力室、 22 回転部材、 23 制御部材、 26 貯蔵室、 31、33 制御開口、 37 剪断溝、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摩擦クラッチ(12)を有しており、こ
    の摩擦クラッチの摩擦部材(15,17)がそれぞれ、
    互いに回転可能な一方の部材(14,20)と、他方の
    部材(16,24)とに相対回転不能に結合されてお
    り、この場合、摩擦クラッチ(12)が少なくとも1つ
    の調節可能なリングピストン(19,119)を介して
    負荷可能であり、このリングピストンが、粘性の液体を
    充填されていて貯蔵室(26)と接続された圧力室(2
    1)を片側で制限しており、圧力室の回転ケース(2
    0)が、回転可能な一方の部材(14,20)とリング
    ピストン(19,119)とによって形成されており、
    かつ圧力室内で、回転可能な他方の部材(16,24)
    と結合された回転部材(22)が回転しており、さら
    に、回転部材(22)の回転面が、圧力室(21)内に
    位置する制御部材(23)の対抗面と一緒に少なくとも
    1つの剪断通路(38)を形成しており、この剪断通路
    が、壁によって側方で制限されていてかつ2つの端部の
    間で周方向に延びる剪断溝(37)と、この剪断溝を被
    っていてこれに対して相対的に回転可能な表面(36)
    とによって形成されており、さらに、制御部材(23)
    が、回転ケース(20)に対して2つの終端位置の間で
    制限されて回転可能であり、かつ剪断溝(37)が、制
    御部材(23)において剪断溝の端部にそれぞれ配置さ
    れた制御開口(31,33)によって次のように、つま
    り、制御部材(23)の両終端位置でそれぞれ、相対的
    な回転方向で剪断溝(37)の前方端部に配置された制
    御開口が貯蔵室(26)と連絡していて、かつ相対的な
    回転方向で剪断溝(37)の後方に位置する端部に配置
    された制御開口が圧力室(21)と連絡しているように
    貯蔵室(26)及び圧力室(21)と接続されている、
    互いに相対的に回転可能な2つの部材(14,20;1
    6,24)の間でトルクを伝達するための装置におい
    て、互いに別個に構成された軸方向で移動可能な少なく
    とも2つのリングピストン(191,192,119
    1,1192)が圧力室(21)を制限しており、前記
    のリングピストンが、互いに異なる特性曲線により、圧
    力室内の圧力を、摩擦クラッチ(13)に作用する軸方
    向力に変換するようになっていること、を特徴とする、
    クラッチを制御するための装置。
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