JPH09210062A - 回転軸の平行度調整装置 - Google Patents

回転軸の平行度調整装置

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JPH09210062A
JPH09210062A JP2008196A JP2008196A JPH09210062A JP H09210062 A JPH09210062 A JP H09210062A JP 2008196 A JP2008196 A JP 2008196A JP 2008196 A JP2008196 A JP 2008196A JP H09210062 A JPH09210062 A JP H09210062A
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JP
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bearing
rotary shaft
parallelism
clearance
flow rate
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JP2008196A
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Inventor
Masakazu Miyashita
宮下政和
Kiyomasa Daito
大東聖昌
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転軸の平行度の調整は、従来微細調整が困
難で、しかも接合部の剛性の低下及び、調整では回転軸
の回転を停止させねばならない等の欠点があった。 【解決手段】 静圧軸受1で支持された回転軸2の、静
圧軸受1の対向する軸受ポケット3,3aに、可変絞り
装置の圧力室a,bを油路を介して連絡させ、可変絞り
装置の流量抵抗の変化による軸受ポケット3,3aの流
量の変化により、軸受間隙ho内での回転軸2の釣合位
置を調整変化させ、回転軸2の平行度を、回転中におい
ても、また剛性を低下させずに微調整できるようにした
回転軸の平行度調整装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静圧軸受で支持さ
れた回転軸の軸受ポケットを可変絞り装置に連絡させ、
前記可変絞りで軸受隙間内での回転軸の釣合位置を変化
させ回転軸の平行度の調整を容易に行うようにした回転
軸の平行度調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来軸受支持された回転軸の平行度を調
整するためには、一般に回転軸支持ハウジング取付部の
複数のボルト等を用いて、前記ボルトの締付け弛緩動作
で平行度の調整が一般に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】回転軸の平行度の調整
では、精度と剛性が重要な要素となる。ところが、ボル
トの弛緩による場合には、微細調整が困難なこと、接合
部の剛性低下、更には、調整を行う時には回転軸の回転
を停止させねばならない等の欠点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記実情に鑑
み、この課題に対処するため、静圧軸受で支持された回
転軸の、静圧軸受の対向する軸受ポケットに、可変絞り
装置の圧力室を油路を介して連絡させ、可変絞り装置の
流量抵抗の変化による軸受ポケット流量の変化により軸
受間隙内での回転軸の釣合位置を調整変化させ、回転軸
の平行度を、回転中においてもまた剛性を低下させずに
微調整できるようにした回転軸の平行度調整装置を提供
するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明による回転軸の平行度調整
装置の作動原理を図1を用いて説明する。図において
は、ケーシング4の内周とスプール5の外周の間に構成
される円環状隙間の円環長さLを調整して、流量抵抗
(=圧力降下/流量)を変化させる方式の可変絞り装置
を用いている。
【0006】ケーシング4にスラスト軸受を介して設け
た調整ねじ軸7を回転させることにより、スプール5を
左右に移動することができる。また、ケーシング4内に
は、油圧源と連繋させた環状の凹溝からなる圧油の供給
室4aであり、圧油源から供給された油は供給室4aか
ら、左右の長さLなる円環状すきまを通って、スプール
5の両端に設けた2つの圧力室a,bに導かれる。回転
軸2は静圧軸受1によって支持されている。圧力室a,
bからの油は対向する軸受ポケット3,3aに導かれ、
軸受ポケット3,3a内の油は軸受すきまhoを通って
軸受の外部に流出する。初期状態においては、スプール
5はケーシング4の中央に位置して、左右の円環状すき
まの長さは共にLである。回転軸2は、軸受すきまの中
央に位置し軸受ポケット3,3aのすきまはhoとなっ
ている。軸受ポケット3,3aの圧力は共にPoであ
る。
【0007】スプール5の位置を左にlだけ移動する。
円環状すきまの長さはL+l,L−lとなり、b室への
流量は減少しa室への流量は増大する。回転軸2の軸受
すきま内での釣合位置においては、軸受ポケット3,3
aの圧力は共にPo′となっている。釣合位置では軸受
ポケット3aではすきまがho−hへと減少し油は流れ
にくく、軸受ポケット3ではすきまがho+hへと増大
して油は流れ易くなっている。l,hの間には L+l/L−l=(ho+h/ho−h)3 の関係があり、l/Lの小さいときには h/ho≒1/3(l/L) と表わすことができる。例えばL=10mm、ho=3
0μmとするとき、l=1mmだけ調整すれば、h=1
μmとなり、回転軸の位置を軸受すきま内で微細に調整
することが可能となる。l/L=0〜0.6のときh/
ho≒0〜0.2となりlとhはほぼ比例関係にある。
【0008】次に図2、図3は、回転軸の平行度調整装
置に用いる2連スプール可変絞り装置を示したもので、
図によって説明する。ケーシング11は、平行な2組の
弁孔11a,11bを設けてある。
【0009】この夫々の弁孔11a,11bには夫々中
央部の内壁に環状の凹溝を設けた圧油供給室12a,1
2bを設け、この一方の供給室12aは油圧源に連繋さ
せ、他方の供給室12bは、前記供給室12aに連絡通
路13を介して連絡させ、供給室12bは油圧源と供給
室12a、連絡通路13を経て連繋させる。
【0010】更に、前記弁孔11a,11bには、夫々
中央部にスプールA,A′と、両側にスプールA,A′
と夫々等間隔をおいて圧力室19a,19bよび20
a,20bを構成するようにしてOリングで密閉する案
内部B,B′,C,C′を設けてある。また各弁孔11
a,11bの内壁と、スプールA,A′の外周の間に円
環状すきまを設けて左右の案内部B,B′,C,C′に
よって案内するように構成した弁部材14a,14bを
位置させ、前記弁部材14a,14bのスプールA,
A′の円環状すきまの長さの調整により、流量抵抗を2
連スプール可変絞り装置で変化させる。
【0011】また、一方の弁孔11a内の弁部材14a
は、ケーシング11に軸受されて、端部に操作ノブ15
aを設けた調整ねじ軸15を螺合し、操作ノブ15aの
操作で調整ねじ軸15を回転させ、弁部材14aのスプ
ールAを案内部B,Cによって案内して左右に移動させ
る。
【0012】また、他方弁孔11b内の弁部材14bに
はバックラッシばね16を設けてある。またケーシング
11内には、前記弁部材14a,14bの他端側を連結
レバー17を介して連絡させる。連結レバー17は、中
央をピン17cによりケーシング11に揺動可能に取付
けると共に、両端に駒17a,17bを設け、この駒1
7a,17bを夫々弁部材14a,14bの端部に設け
た案内溝18a,18bに嵌め、前記調整ねじ15の操
作による弁部材14aのスプールAを移動させると、案
内溝18a,18bに嵌められた駒17a,17b及び
連結レバー17により弁部材14b側のスプールA′
を、反対方向に同じ量だけ移動するようにした2連スプ
ール可変絞り装置を構成する図4乃至図6は、本発明の
2連スプール可変絞り装置を用いた回転軸の平行度調整
装置の好ましい実施例で、図4はロールとロールの平行
度を調整するもので、静圧軸受21で支持された回転軸
22のロール26と、これと対応する固定ロール25を
有し、前記静圧軸受21で支持された回転軸22は、夫
々対向する2つの軸受ポケット23a,23b及び23
c,23dで静圧支持され、この軸受ポケット23a〜
23cを、前記2連スプール可変絞り装置の圧力室19
a,19b及び20a,20bの各室と連繋させる。即
ち圧力室19aは軸受ポケット23a、圧力室19bは
軸受ポケット23bに、更に、圧力室20aは軸受ポケ
ット23dと、圧力室20bは軸受ポケット23cに夫
々連繋させ、各室内の油を導いている。次に、操作ノブ
15aによりねじ軸15に回転をあたえスプールAを左
に移動すると、圧力室19aの流量は低減し、他方の圧
力室19bの流量は増大する。従って軸受ポケット23
aへの油は流れにくく、ポケットと回転軸のすきまは小
となり、他方は流れ易くなってすきまは大となる。
【0013】また、この弁部材14aの左方向の移動
で、他方の弁部材14b側は右に移動する。連結レバー
17の揺動でスプールA′は右に移動し圧力室20aの
流量は減少すると共に、他方の圧力室20bの流量は増
大する。従って、軸受ポケット23dには流量は流れに
くくなり、すきまは小となり他方23cには流れ易く支
持すきまは大となる。回転軸22の軸受釣合位置は、固
定ロール25に向かって変化し可変絞り装置により平行
度が微調節できる。
【0014】また図5は、固定ロール25と可動ロール
26の間隔を調整するときを示し、この調整は、前記し
た2連スプール可変絞り装置を用いて、前記と同様ねじ
軸15を回転して弁部材14aのスプールAを左に移動
すると圧力室19a内は流量抵抗が大となって流量は減
少する。この圧力室19aの油を軸受ポケット23aに
導くと、軸受ポケット23a内の流量が減少し、軸受ポ
ケット23a内のすきまは小さくなる。一方圧力室19
b内の抵抗は小さくなって、流量は大きくなる。従って
圧力室19bの流量を軸受ポケット23b内に導くと、
軸受ポケット23b内のすきまは大となって回転軸22
は釣合が変化する。
【0015】更に、弁部材14bは、前記と同じように
弁部材14aの左方向の移動により連結レバー17を介
して右方向に移動し、スプールA′は右に移動すること
で、圧力室20bは流量は大となり、他方圧力室20a
は抵抗のため流量は小となる。従って圧力室20bから
の流量を軸受ポケット23dに、圧力室20aを軸受ポ
ケット23cに導くと、軸受ポケット23cのすきまは
大となり、軸受ポケット23dはすきまが小となる。従
って回転軸22を支持する軸受ポケット23bと23d
は支持すきまは大となり軸受ポケット23aと23cは
すきまは小となるため、ロールA,B間の間隔を調整す
ることができる。
【0016】次に図6は面板と平面との間の平行度の調
節をする時を示したもので、上下を静圧軸受の軸受ポケ
ット23a,23bおよび23c,23dで支持した回
転軸22は、下端に面板26を直角に装着し、更に、こ
の面板27と対応した平面28を位置させた時、この平
面28と、面板27の平行度を調節するには、前記した
図4に説明したと同じように、上下の軸受による軸受ポ
ケット23a〜23dを、圧力室19a,19b及び2
0a,20bに連繋し、この圧力室内の油を各軸受ポケ
ットに導くと、ポケットの支持すきまが流量によって釣
合が変化し、2連スプール可変絞り装置によって調節す
ることで軸受ポケット23a〜23d内のすきまを調節
し平面27と面板26の平行度を微調節するのである。
【0017】
【発明の効果】本発明は、上述したように、2対の静圧
軸受の対向する軸受ポケットで支持された回転軸におい
て、可変絞り装置の圧力室の油量を各軸受ポケットに導
き、可変絞りの流量抵抗の変化により、回転軸の軸受す
きま内の釣合位置を変化させて平行度を微調節するもの
で、回転軸の回転中においても容易に調整ができると共
に接合部の剛性を低下せずに微調整できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転軸の平行度調整装置の作動原
理の説明図である。
【図2】2連スプール可変絞り装置の断面図である。
【図3】図2のX−X線の縦断面図である。
【図4】2連スプール可変絞り装置を用いた、回転軸の
平行度調整装置の平行度の調整を行う説明図である。
【図5】固定ロールと可動ロール間の間隔を調整する説
明図である。
【図6】回転軸に装着した面板と平面との間の平行度の
調節を行う説明図である。
【符号の説明】
1 静圧軸受 2 回転軸 3,3a 軸受ポケット 4 ケーシング 4a 供給室 5,A,A′ スプール 7 ねじ軸 11 ケーシング 11a,11b 弁孔 12a,12b 供給室 13 連絡通路 14a,14b 弁部材 15 ねじ軸 15a 操作ノブ 16 ばね 17 連結レバー 17a,17b 駒 19a,19b 圧力室 20a,20b 圧力室 23a〜23d 軸受ポケット 25,56 ロール 27 面板 28 平面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静圧軸受で支持された回転軸の静圧軸受
    の対向する軸受ポケットに、可変絞り装置の圧力室を油
    路を介して連絡させ、可変絞り装置の流量抵抗の変化に
    よる各軸受ポケットの流量の変化で回転軸と軸受との間
    隙を調整変化させ、回転軸の平行度を調整することを特
    徴とした回転軸の平行度調整装置。
JP2008196A 1996-02-06 1996-02-06 回転軸の平行度調整装置 Pending JPH09210062A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008196A JPH09210062A (ja) 1996-02-06 1996-02-06 回転軸の平行度調整装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP2008196A JPH09210062A (ja) 1996-02-06 1996-02-06 回転軸の平行度調整装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09210062A true JPH09210062A (ja) 1997-08-12

Family

ID=12017158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008196A Pending JPH09210062A (ja) 1996-02-06 1996-02-06 回転軸の平行度調整装置

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JP (1) JPH09210062A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100417828C (zh) * 2006-09-19 2008-09-10 潘旭华 一种旋转轴圆度可调节的静压轴承装置
CN100417829C (zh) * 2006-09-19 2008-09-10 潘旭华 一种旋转轴圆度可调节的静压轴承装置及其调节方法
CN110273869A (zh) * 2019-06-26 2019-09-24 武汉钢铁有限公司 自适应变间隙密封超高压水增压器

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