JPH09209192A - 電着塗装用容体の構造 - Google Patents

電着塗装用容体の構造

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Publication number
JPH09209192A
JPH09209192A JP3548696A JP3548696A JPH09209192A JP H09209192 A JPH09209192 A JP H09209192A JP 3548696 A JP3548696 A JP 3548696A JP 3548696 A JP3548696 A JP 3548696A JP H09209192 A JPH09209192 A JP H09209192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
coating
electrodeposition coating
hanger
upper frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP3548696A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nezu
孝 根津
Kimihiro Kimura
公博 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tachi S Co Ltd filed Critical Tachi S Co Ltd
Priority to JP3548696A priority Critical patent/JPH09209192A/ja
Publication of JPH09209192A publication Critical patent/JPH09209192A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電着塗装の作業性と電着塗装の品質の向上を図
ることである。 【構成】多数の鋼製品を収容し得るバスケット状本体
(1)と、この本体(1)と一体でハンガー(B)に掛
止される掛止部(17)付の支杆(16)とから構成
し、本体(1)の上部枠(10)は内方に尖鋭状にした
断面三角形の鋼材より形成してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカチオンなどの電着
塗装用に使用される被塗装物の容体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼製品をカチオン電着塗装する場
合には、電着塗料樽内に、コンベヤによって搬送されて
浸漬する逆T字状のハンガーに、運搬箱から被塗装物で
ある鋼製品を人力で取り出して一個毎に吊り下げて塗装
し、また、塗装後はハンガーから一個毎に取り外して運
搬箱に収容している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のハンガーは導電
し易いように、鋼製品を掛止する部分に上向きに鋸歯状
に形成した係止部を設けている。ところが、このハンガ
ーの係止部には塗料が付着し、導電性が損なわれるた
め、長期間使用できずに、新しいもの或いは塗料を剥離
したものに取替える必要があった。
【0004】そのため、ハンガーの取替に工数を要する
ばかりか、ハンガーに一個毎に鋼製品を掛止、掛外しの
作業が必要になり、電着塗装の作業性が頗る悪い不具合
があった。そこで、本発明は斯様な従来品の不具合を除
去することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明は、電着塗料樽内に浸漬するハンガーに、掛
止する支杆と、この支杆の下部に一体に連結するバスケ
ット状の本体とからなり、前記容体における少なくとも
上部枠は、内方に尖鋭状に形成した断面三角形の鋼材で
形成してなることを特徴とするものである。
【0006】従って、一度に多数の鋼製品を本体内に収
容して鋼製品を電着塗装でき、塗装後は容体をハンガー
から取り外すことにより、その容体が物品運搬箱、格納
箱として利用可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を、
図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る電着塗
装用容体(A)と、トロリーコンベヤ(3)に沿って電
着塗料樽内に搬送されるハンガー(B)とを示し、容体
(A)は多数の鋼製品が収容されるように、多数の鋼材
でバスケット状に形成されている。
【0008】容体(A)は、箱形状に鋼材を溶接してな
る本体(1)と、この本体(1)の中央より上方に起立
状に固着した支杆(16)とから構成され、支杆(1
6)の上端には水平状に全体に螺溝を刻設してなる螺棒
(例えばボルト)からなる掛止部(17)が一体に溶接
されている。
【0009】図示する本体(1)は上部枠(10)と、
この上部枠(10)の前後に架設した仕切杆(11)
(11)と、側部を構成する縦杆(12)…、横杆(1
3)と、底部を構成する鋼目状の底部材(14)とから
構成されている。
【0010】上部枠(10)は、図2、図3に示すよう
に、断面三角形で、その尖鋭部が夫々内側に向くよう
に、また、仕切杆(11)、縦杆(12)、横杆(1
3)は菱形などの四角形で、その夫々の端部が水平状に
向くように、組み付けられている。更に、底部材(1
4)は、菱形状の鋼材を尖鋭部を上向きになるように鋼
目状に形成されている。
【0011】以上の仕切杆(11)(11)には、コ字
状の支持プレート(18)が溶接され、この支持プレー
ト(18)に丸棒からなる前記支杆(16)の下端が溶
接されている。
【0012】この本体(1)の下部の四隅には、脚体
(14)…が設けてあり、また、上部四隅には突起(1
5)…が突設され、この突起(15)…に別の本体
(1)の脚体(14)…を載置することにより、多数の
容体(A)が上下方向に積層できるようになっている。
【0013】ハンガー(B)はトロリーコンベヤ(3)
で搬送される可動片(30)に上端が締結される支杆
(23)と、この支杆(23)の下端に一体に設けた角
筒状の係止部(2)とから構成され、係止部(2)は搬
送方向である前後方向に開口する略角筒で、その側板
(21)(21)に連続する底板(20)(20)に
は、前後方向に支杆(16)が前後方向に挿通するスリ
ット(20A)が開穿され、左、右の底板(20)(2
0)は図4に示すようにスリット(2A)方向に、ま
た、前後方向の中央方向に夫々低く傾斜している。
【0014】従って、左、右の底板(20)(20)間
に、図4に示すように、掛止部(17)が掛止され、こ
の掛止状態において、掛止部(17)は螺棒から形成さ
れているため、底板(20)(20)に点接触し、電着
塗料樽内から係止部(2)を外部に取り外す際、電着塗
料は底板(20)(20)と掛止部(17)の隙間より
速やかに流出し、掛止部(17)、底板(20)(2
0)に付着する度合が少ない。
【0015】図5は多数の鋼製品(C)…を、本体
(1)内に収容して電着塗装する状態を示し、各鋼製品
(C)…は、図示するように本体(1)内に起立状に収
容され、本体(1)を構成する上部枠(10)、仕切杆
(11)(11)、縦杆(12)…、横杆(13)…、
底部材(14)には夫々前述の如く形状に形成されてい
るため、これらに、各鋼製品(C)は点接触する。
【0016】この状態で、トロリーコンベヤ(3)で洗
浄し、電着塗料樽に搬送して浸漬し、電着塗装する。そ
の際、ハンガー(B)に対する支杆(16)の掛止部
(17)及び本体(1)に対する鋼製品(C)は夫々点
接触であるため、導電性が良く電着塗装が的確に行うこ
とができる。塗装後は、エアブローで余分な塗料は除去
されて、塗装は完了する。そして、前記エアブローによ
って本体(1)を構成する上部枠(10)、仕切杆(1
1)、縦杆(12)、横杆(13)の尖鋭部から塗料が
除去されるため、容体(A)が繰返し使用可能となる。
【0017】なお、種々の実験結果によると、上部枠
(10)を尖鋭部を内側にした断面三角形にすることに
より、鋼製品(C)に対する電着塗装が極めて良好に行
われることが判明した。
【0018】以上の容体(A)は鋼製品(C)の生産終
了場所で、鋼製品(C)を収容して、電着塗装場所まで
運搬する運搬箱、或いは、電着塗装後、鋼製品(C)を
格納する運搬兼用格納箱として利用する。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、多数の鋼製品を一度に
本体に収容して電着塗装できるし、また、本体が鋼製品
の運搬箱、格納箱として使用でき、運搬箱、格納箱がそ
のまま塗装用容体となる。従って、電着塗装における塗
装、前後の作業性を向上できることは勿論、本体の上部
枠が内方に尖鋭状に形成した断面三角形の鋼材で形成さ
れているため、電着塗装を良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明構造に係る電着塗装用容体の斜視図であ
る。
【図2】図1のIIーII線に沿える断面図である。
【図3】上部枠の部分切欠斜視図である。
【図4】ハンガーに掛止した支杆の断面図である。
【図5】電着塗装する状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
B ハンガー 1 本体 10 上部枠 16 支杆 17 掛止部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電着塗料樽内に浸漬するハンガーに、掛
    止する支杆と、この支杆の下部に一体に連結するバスケ
    ット状の本体とからなり、 前記本体における少なくとも上部枠は、内方に尖鋭状に
    形成した断面三角形の鋼材で形成してなることを特徴と
    する電着塗装用容体の構造。
  2. 【請求項2】 前記支杆の上端に設け前記ハンガーに掛
    止する掛止部は、螺棒で形成してなる前記請求項1記載
    の電着塗装用容体の構造。
  3. 【請求項3】 前記本体は被塗装物運搬用の運搬箱であ
    る請求項1記載の電着塗装用容体の構造。
  4. 【請求項4】 前記本体の側部を構成する縦杆、横杆
    は、角部を本体の内方に向けてなる断面4角形の鋼材で
    形成してなる前記請求項1記載の電着塗装用容体の構
    造。
  5. 【請求項5】 前記ハンガーはその下部に前後方向に開
    口を有する略角筒状の係止部を形成し、その底板には、
    支杆を前後方向に貫挿するスリットと、このスリットの
    左右両側にスリット方向に低く傾斜し、前後方向の中央
    に向けてV字状に形成した係止部とを設けてなる前記請
    求項1記載の電着塗装用容体の構造。
JP3548696A 1996-01-30 1996-01-30 電着塗装用容体の構造 Pending JPH09209192A (ja)

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JP3548696A JPH09209192A (ja) 1996-01-30 1996-01-30 電着塗装用容体の構造

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JPH09209192A true JPH09209192A (ja) 1997-08-12

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006281063A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Tdk Corp 表面処理用治具及び表面処理方法
JP2012224939A (ja) * 2011-04-22 2012-11-15 Toyota Home Kk 電着塗装用装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006281063A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Tdk Corp 表面処理用治具及び表面処理方法
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