JPH09208596A - シアリル−ルイスx五糖誘導体の新規製造方法およびその製造中間体 - Google Patents

シアリル−ルイスx五糖誘導体の新規製造方法およびその製造中間体

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JPH09208596A
JPH09208596A JP8035573A JP3557396A JPH09208596A JP H09208596 A JPH09208596 A JP H09208596A JP 8035573 A JP8035573 A JP 8035573A JP 3557396 A JP3557396 A JP 3557396A JP H09208596 A JPH09208596 A JP H09208596A
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sialyl
hydroxyl
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Application number
JP8035573A
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Takao Kiyoi
孝夫 清位
Hirosato Kondou
裕郷 近藤
Makoto Kiso
真 木曽
Akira Hasegawa
明 長谷川
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シアリル-ルイスx(sLex)五糖誘導体の製法及びその製
造中間体の提供。 【解決手段】下式(II) (式中、R1は低級アルキル基または水酸基の保護基、R2
〜R12 はそれぞれ独立して水酸基の保護基、Acはアセチ
ル基、Yはアシル基、Zはカルボキシル基の保護基を表
す)で示される製造中間体に、下式(III) (式中、R13 およびR14 はそれぞれ独立して水酸基の保
護基、Bnはベンジル基、Lは脱離基を表す)で示される
化合物を反応させ、得られた化合物の水酸基の保護基、
カルボキシル基の保護基を脱保護する下式(I) (式中、R は水素原子または低級アルキル基を表し、A
c、Yは上記に同じ)で示されるsLex五糖誘導体の製造
方法及びその製造中間体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シアリル−ルイス
x(以下、sLexと略記する)五糖誘導体の新規製造方法
およびその製造中間体に関する。
【0002】
【従来の技術】sLex糖鎖は、例えば、炎症時に血管内皮
上に発現される細胞接着分子の一つであるE−セレクチ
ンまたはP−セレクチンのリガンドとして知られてい
る。
【0003】炎症性細胞が炎症局所に浸潤していく最初
の過程(炎症性細胞が血管壁に従って転がる現象)にお
いて、炎症性細胞上のsLex糖鎖とセレクチンとの相互作
用が重要な働きをしている。
【0004】そこで、この相互作用をsLex誘導体で阻害
することによって炎症性細胞と血管内皮との細胞接着を
阻止し、炎症性疾患を治療するという提案がなされてい
る。
【0005】上記提案に供するsLex誘導体としては、例
えば、下式(I)
【0006】
【化7】 (式中、Rは水素原子または低級アルキル基を表し、Ac
はアセチル基を表し、Yはアシル基を表す。)で示され
るsLex五糖誘導体、なかでも特に、下式(Ia)
【0007】
【化8】 (式中、Etはエチル基を表し、Acはアセチル基を表
す。)で示されるsLex五糖誘導体が挙げられる(J.Clin.
Invest.,1994,93,1140-1148)。
【0008】sLex五糖誘導体(Ia)の製造方法としては、
酵素法による方法が報告されている(J.Am.Chem.Soc.,19
94,116,11315-11322) 。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】酵素法によるsLex五糖
誘導体(Ia)の製造方法では、糖供与体である糖ヌクレオ
チドと糖受容体の共存下、各種の糖転移酵素を作用させ
ることによって、位置特異的、且つ、立体特異的に目的
とするsLex五糖誘導体(Ia)を合成できる。しかしなが
ら、該酵素法に用いられる種々の酵素をすべて入手する
ことは困難であり、該酵素法は実用的なsLex五糖誘導体
(Ia)の製造方法とは言い難い。本発明者等は、sLex五糖
誘導体(Ia)を含むsLex五糖誘導体(I)を一般的な化学反
応によって効率的に製造することができる新規製造方法
を提供することを目的として種々検討を行った。
【0010】さらに、本発明は、sLex五糖誘導体(I)を
製造するための新規製造中間体の提供を目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者等は種々検討を
行った結果、前記式(I)で示されるsLex五糖誘導体の製
造において、下式(II)
【0012】
【化9】 (式中、R1は低級アルキル基または水酸基の保護基を表
し、R2〜R12 はそれぞれ独立して水酸基の保護基を表
し、Acはアセチル基を表し、Yはアシル基を表し、Zは
カルボキシル基の保護基を表す。)で示されるシアリル
−ラクトサミニル−ガラクトース誘導体に、下式(III)
【0013】
【化10】 (式中、R13 およびR14 はそれぞれ独立して水酸基の保
護基を表し、Bnはベンジル基を表し、Lは脱離基を表
す。)で示されるフコース誘導体を反応させ、下式(IV)
【0014】
【化11】 (式中、R1は低級アルキル基または水酸基の保護基を表
し、R2〜R14 はそれぞれ独立して水酸基の保護基を表
し、Acはアセチル基を表し、Bnはベンジル基を表し、Y
はアシル基を表し、Zはカルボキシル基の保護基を表
す。)で示されるsLex五糖誘導体を得、次いで、得られ
たsLex五糖誘導体(IV)の水酸基の保護基、カルボキシ基
の保護基を脱保護することを特徴とするsLex五糖誘導体
(I)の製造方法が上記の目的に適うことを見い出して本
発明を完成させた。
【0015】以下、本発明について詳細に説明する。
【0016】
【発明の実施の形態】sLex五糖誘導体(I)の本発明によ
る製造方法は、グルコサミン部分の3位の水酸基を除く
すべての水酸基、カルボキシル基およびアミノ基が保護
されているシアリル−ラクトサミニル−ガラクトース誘
導体(II)に、2、3および4位の水酸基が保護され、且
つ、1位に脱離基を有するフコース誘導体(III) を反応
させ、それら誘導体をα(1→3)結合させることによ
ってsLex五糖誘導体(IV)を得、次いで、sLex五糖誘導体
(IV)の水酸基の保護基、カルボキシル基の保護基を常法
により、適宜、脱保護することによって行われる。
【0017】上記sLex五糖誘導体(I)における、Rで示
される低級アルキル基としては、例えば、エチル基など
の炭素原子数1〜6のアルキル基が挙げられる。また、
アシル基Yとしては、例えば、アセチル基、プロピオニ
ル基、ブチリル基、バレリル基などのアルカノイル基、
およびベンゾイル基、ナフトイル基などのアロイル基が
挙げられる。
【0018】本発明の製造方法に用いられるシアリル−
ラクトサミニル−ガラクトース誘導体(II)は、新規化合
物であり、後述する製造方法によって得ることができ
る。
【0019】シアリル−ラクトサミニル−ガラクトース
誘導体(II)における、低級アルキル基R1としては、例え
ば、エチル基などの炭素原子数1〜6のアルキル基が挙
げられる。また、水酸基の保護基R1〜R12としては、水
酸基の保護に一般的に用いられているものが用いられ、
例えば、アセチル基、ベンゾイル基などのエステル系保
護基、メトキシメチル基、ベンジル基などのエーテル系
保護基などが挙げられる。カルボキシル基の保護基Zと
しては、カルボキシル基の保護に一般的に用いられてい
るものが用いられ、例えば、低級アルキル基などが挙げ
られる。低級アルキル基としては、例えば、メチル基、
エチル基などの炭素原子数1〜6のアルキル基が挙げら
れる。また、アシル基Yとしては、例えば、アセチル
基、プロピオニル基、ブチリル基、バレリル基などのア
ルカノイル基、およびベンゾイル基、ナフトイル基など
のアロイル基が挙げられる。
【0020】特に、本発明の製造方法には、R1がエチル
基であり、R2〜R5がベンジル基であり、R6がベンゾイル
基であり、R7〜R12 およびYがアセチル基であり、Zが
メチル基であるシアリル−ラクトサミニル−ガラクトー
ス誘導体(II)を用いることが好ましい。
【0021】本発明の製造方法に用いられるフコース誘
導体(III)は、J.Am.Chem.Soc.,1990,112,3693-3695 記
載された方法に準じて製造することができる。
【0022】本発明の製造方法においては、フコース誘
導体(III)の2位の水酸基をベンジル基で保護すること
により、立体選択的にsLex五糖誘導体(IV)のα異性体を
得ることができる。また、水酸基の保護基R13およびR14
としては、上記の水酸基の保護基R1〜R12と同様に水酸
基の保護に一般的に用いられているものが用いられ、例
えば、アセチル基、ベンゾイル基等のエステル系保護
基、ベンジル基などのエーテル系保護基などが挙げられ
る。
【0023】フコース誘導体(III)における脱離基Lと
しては、メチルチオ基等の低級アルキルチオ基、フェニ
ルチオ基、フッソ原子などが挙げられる。
【0024】特に、本発明の製造方法には、R13 および
R14 がベンジル基であり、Lがフェニルチオ基であるフ
コース誘導体(III)を用いることが好ましい。
【0025】シアリル−ラクトサミニル−ガラクトース
誘導体(II)とフコース誘導体(III)との上記反応は、シ
アリル−ラクトサミニル−ガラクトース誘導体(II)1当
量に対してフコース誘導体(III)1〜5当量を、塩化メ
チレンなどの不活性溶媒中、フコース誘導体(III)の脱
離基の活性化剤の存在下、−25〜20℃で1〜4日反
応させることにより完了させることができる。
【0026】フコース誘導体(III)の脱離基の活性化剤
としては、例えば、ジメチル(メチルチオ)スルホニウ
ムトリフレートまたはN−ヨードスクシンイミド/トリ
フルオロメタンスルホン酸などが挙げられ、その使用量
は、フコース誘導体(III)1当量に対して1〜3当量が
好ましい。ただし、上記トリフルオロメタンスルホン酸
は触媒量を使用する。上記のようにして得られるsLex五
糖誘導体(IV)の水酸基の保護基、カルボキシル基の保護
基の脱保護は、常法に従って、適宜行うことができる。
例えば、ベンジル基の脱保護はパラジウム炭素などの触
媒下、水素添加によって脱保護し、アセチル基、ベンゾ
イル基および低級アルキル基の脱保護は、メタノールな
どの溶媒中、塩基性条件で行なうことができる。好まし
い塩基としては、ナトリウムメチラートが挙げられる。
【0027】また、本発明の製造方法では、水酸基の保
護基および/またはカルボキシル基の保護基の脱保護工
程において、脱保護された化合物を精製するため、脱保
護を行った後、再度、適当な保護基で保護し、一旦精製
工程に付した後、水酸基の保護基および/またはカルボ
キシル基の保護基の脱保護を行うこともできる(実施例
2参照)。
【0028】以下、本発明の製造方法に用いられるシア
リル−ラクトサミニル−ガラクトース誘導体(II)につい
て説明する。
【0029】シアリル−ラクトサミニル−ガラクトース
誘導体(II)は、シアル酸、ガラクトース、グルコサミン
およびガラクトースから構成されており、1位のカルボ
キシル基と4、7、8および9位の水酸基が保護された
シアル酸が、2、4および6位の水酸基が保護されたガ
ラクトースにα(2→3)結合し、これらが、6位の水
酸基が保護され、2位のアミノ基がアシル化されたグル
コサミンにβ(1→4)結合し、さらに、1、2、4、
および6位の水酸基が保護されたガラクトースにβ(1
→3)結合した構造を有している(即ち、グルコサミン
部分の3位の水酸基を除くすべての水酸基、カルボキシ
ル基およびアミノ基が保護されている)。
【0030】従って、前記の通り、グルコサミン部分の
3位水酸基にフコース誘導体(III)を作用させ、sLex五
糖誘導体(I)を効率的に製造することができる。
【0031】シアリル−ラクトサミニル−ガラクトース
誘導体(II)は、例えば、以下の製造方法によって得るこ
とができる。
【0032】即ち、D−グルコサミンおよびD−ガラク
トースから、Carbohydr.Res.,200,(1990)269-285に記載
された方法に準じて製造される下式(V)
【0033】
【化12】 (式中、R1は低級アルキル基または水酸基の保護基を表
し、R2〜R5はそれぞれ独立して水酸基の保護基を表し、
A は4-メトキシベンジル基を表し、Yはアシル基を表
す。)で示される化合物と、シアル酸およびD−ガラク
トースから、上記Carbohydr.Res.に記載された方法に準
じて製造される下式(VI)
【0034】
【化13】 (式中、R6〜R12 はそれぞれ独立して水酸基の保護基を
表し、Acはアセチル基を表し、Zはカルボキシル基の保
護基を表し、Lは脱離基を表す。)で示される化合物と
を反応させ、下式(VII)
【0035】
【化14】 (式中、R1は低級アルキル基または水酸基の保護基を表
し、R2〜R12 はそれぞれ独立して水酸基の保護基を表
し、Acはアセチル基を表し、A は4-メトキシベンジル基
を表し、Yはアシル基を表し、Zはカルボキシル基の保
護基を表す。)で示される化合物を得、次いで、化合物
(VII)の4-メトキシベンジル基を酸化的に脱保護するこ
とによってシアリル−ラクトサミニル−ガラクトース誘
導体(II)を製造することができる。
【0036】上記化合物(V) 、(VI)および/または(VI
I)における、R1〜R12 、Y、L、Zは前記と同様の置換
基を表す。
【0037】上記化合物(V)と化合物(VI)との反応は、
前記、シアリル−ラクトサミニル−ガラクトース誘導体
(II)とフコース誘導体(III)との反応の場合と同様にし
て行うことができる。
【0038】化合物(VII)の4-メトキシベンジル基の脱
保護は、常法に従って、例えば、化合物(VII)に硝酸第
二セリウムアンモニウムなどの酸化剤を作用させること
によって行うことができる。
【0039】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明する。実施例における式中、Bzはベンゾイル基を
表す。A 、Ac、BnおよびEtはそれぞれ前記と同様の基を
表す。
【0040】なお、実施例1にて使用する、エチル O-
[2-アセトアミド-6-O-ベンジル-2-デオキシ-3-O-(4-メ
トキシベンジル)-β-D-グルコピラノシル]-(1→3)-O-2,
4,6-トリ-O-ベンジル-β-D-ガラクトピラノシド[化合
物(Va)]およびメチル O-(メチル 5-アセトアミド-4,7,
8,9-テトラ-O-アセチル-3,5-ジデオキシ-D-グリセロ-α
-D-ガラクト-2-ノヌロピラノシロネート)-(2→3)-O-(4,
6-ジ-O-アセチル-2-O-ベンゾイル-1-チオ-β-D-ガラク
トピラノシド[化合物(VIa)]は、Carbohydr.Res.,200,
(1990)269-285に記載された方法に準じて合成した。
【0041】
【化15】
【0042】
【化16】 以下に、化合物(Va)および化合物(VIa)の特徴的なNM
Rピークについて示した。
【0043】化合物(Va): NMR(270MHz,CDCl3 ,δ ppm):1.21(t,J=7Hz,3H),1.60
(s,3H),3.79(s,3H),3.96(dd,J=7,9Hz,1H),4.33(dd,J=4,
8Hz,1H),4.90(d,J=12Hz,1H),5.03(d,J=12Hz,1H),6.86
(d,J=9Hz,2H),7.10-7.40(m,22H).
【0044】化合物(VIa) : NMR(270MHz,CDCl3,δ ppm):1.46(s,3H),1.79(s,3H),1.
97(s,3H),2.07(s,3H),2.08(s,3H),2.14(s,3H),2.18(s,3
H),2.21(s,3H),2.55(dd,J=5,13Hz,1H),3.86(s,3H),4.30
(dd,J=2,13Hz,1H),4.72(d,J=10Hz,1H),4.77(dd,J=3,9H
z,1H),4.80-4.95(m,1H),5.21(dd,J=3,10Hz,1H),5.37(t,
J=10Hz,1H),7.40-8.20(m,5H).
【0045】実施例1エチル O-(メチル 5-アセトアミド-4,7,8,9-テトラ-O-
アセチル-3,5-ジデオキシ-D-グリセロ-α-D-ガラクト-2
-ノヌロピラノシロネート)-(2→3)-O-(4,6-ジ-O-アセチ
ル-2-O-ベンゾイル-β-D-ガラクトピラノシル)-(1→4)-
O-(2-アセトアミド-6-O-ベンジル-2-デオキシ-β-D-グ
ルコピラノシル)-(1→3)-O-2,4,6-トリ-O-ベンジル -β-
D-ガラクトピラノシド[化合物(IIa)]の製造
【0046】
【化17】 (1) エチル O-(メチル 5-アセトアミド-4,7,8,9-テトラ
-O-アセチル-3,5-ジデオキシ-D-グリセロ-α-D-ガラク
ト-2-ノヌロピラノシロネート)-(2→3)-O-(4,6-ジ-O-ア
セチル-2-O-ベンゾイル-β-D-ガラクトピラノシル)-(1
→4)-O-[2-アセトアミド-6-O-ベンジル-2-デオキシ-3-O
-(4-メトキシベンジル)-β-D-グルコピラノシル]-(1→
3)-O-2,4,6-トリ-O-ベンジル-β-D-ガラクトピラノシド
[化合物(VIIa)] :メチル O-(メチル 5-アセトアミド-
4,7,8,9-テトラ-O-アセチル-3,5-ジデオキシ-D-グリセ
ロ-α-D-ガラクト-2-ノヌロピラノシロネート)-(2→3)-
O-(4,6-ジ-O-アセチル-2-O-ベンゾイル-1-チオ-β-D-ガ
ラクトピラノシド [化合物(VIa)]421mgと、エチル O-[2
-アセトアミド-6-O-ベンジル-2-デオキシ-3-O-(4-メト
キシベンジル)-β-D-グルコピラノシル]-(1→3)-O-2,4,
6-トリ-O-ベンジル-β-D-ガラクトピラノシド[化合物
(Va)] 278mgを塩化メチレン4mlに溶解し、モレキュラー
シーブ(4オングストローム)0.4gを加え、室温で17時
間撹拌した後、氷冷下ジメチル(メチルチオ)スルホニ
ウムトリフレート[Carbohydr.Res.,149(1986),c9-c12参
照] 908mgとモレキュラーシーブ(4オングストロー
ム)743mgの混合物を加え、7℃にて96時間撹拌した。
反応混合物に、メタノール0.5mlおよびトリエチルアミ
ン0.5ml、酢酸エチル10mlを加え、不溶物を濾別した
後、濾液を水で洗浄した。水層を酢酸エチルで抽出し、
有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾
燥し、減圧下に溶媒を留去した。残渣をカラムクロマト
グラフィー[ヘキサン:酢酸エチル(V/V)=10:1→1:1→
2:3→1:2にて順次溶出]により精製し、化合物(VIIa)56
0mgを得た。以下に、化合物(VIIa)の特徴的なNMRピ
ークについて示した。
【0047】NMR(270MHz,CDCl3,δ ppm):1.20 (t,J=7H
z,3H),1.49 (s,3H),1.57(s,3H),1.94(s,3H),1.97(s,6
H),2.09(s,6H),2.17(s,3H),2.53(dd,J=4,12Hz,1H),3.76
(s,3H),3.86(s,3H),5.22(dd,J=2,12Hz,1H),5.55-5.70
(m,1H),6.77(d,J=8Hz,2H),7.05-8.20(m,27H).
【0048】(2) エチル O-(メチル 5-アセトアミド-4,
7,8,9-テトラ-O-アセチル-3,5-ジデオキシ-D-グリセロ-
α-D-ガラクト-2-ノヌロピラノシロネート)-(2→3)-O-
(4,6-ジ-O-アセチル-2-O-ベンゾイル-β-D-ガラクトピ
ラノシル)-(1→4)-O-(2-アセトアミド-6-O-ベンジル-2-
デオキシ-β-D-グルコピラノシル)-(1→3)-O-2,4,6- ト
リ-O-ベンジル-β-D-ガラクトピラノシド[化合物(II
a)]:化合物(VIIa)535mgをアセトニトリル4.5mlおよび
水0.5mlの混合溶媒に溶解し、硝酸第二セリウムアンモ
ニウム342mgを加え、室温で3時間撹拌した。反応混合
物に、酢酸エチル20mlを加え、飽和炭酸ナトリウム水溶
液で洗浄後、水層を酢酸エチルで抽出した。得られた有
機層を水および、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後、減圧下に溶媒を留去した。残渣をカ
ラムクロマトグラフィー[ヘキサン:酢酸エチル(V/V)=
1:1→1:2→1:4にて順次溶出]により精製し、化合物(II
a) 434mgを得た。以下に、化合物(IIa)の特徴的なNM
Rピークについて示した。
【0049】NMR(270MHz,CDCl3,δ ppm):1.18(t,J=7H
z,3H),1.52(s,3H),1.56 (s,3H),1.96(s,3H),1.97(s,3
H),2.036(s,3H),2.040(s,3H),2.15(s,3H),2.19(s,3H),
2.53(dd,J=5,12Hz,1H),3.84(s,3H),5.04(d,J=8Hz,1H),
5.20(dd,J=3,9Hz,1H),5.55-5.70(m,1H),7.00-8.30(m,25
H).
【0050】実施例2エチル O-(5-アセトアミド-3,5-ジデオキシ-D-グリセロ
-α-D-ガラクト-2-ノヌロピラノシロン酸)-(2→3)-O-
(β-D-ガラクトピラノシル )-(1→4)-O-[α-L-フコピラ
ノシル)-(1→3)]-O-(2-アセトアミド-2-デオキシ-β-D-
グルコピラノシル)-(1→3)-O-β-D-ガラクトピラノシド
[化合物(Ia)] の製造
【0051】
【化18】 (1) エチル O-(メチル 5-アセトアミド-4,7,8,9-テトラ
-O-アセチル-3,5-ジデオキシ-D-グリセロ-α-D-ガラク
ト-2-ノヌロピラノシロネート)-(2→3)-O-(4,6-ジ-O-ア
セチル-2-O-ベンゾイル-β-D-ガラクトピラノシル)-(1
→4)-O-[(2,3,4-トリ-O-ベンジル-α-L-フコピラノシ
ル)-(1→3)]-O-(2-アセトアミド-6-O-ベンジル-2-デオ
キシ-β-D-グルコピラノシル)-(1→3)-O-2,4,6-トリ-O-
ベンジル-β-D-ガラクトピラノシド[化合物(IVa)]:エ
チル O-(メチル 5-アセトアミド-4,7,8,9-テトラ-O-ア
セチル-3,5-ジデオキシ-D-グリセロ-α-D-ガラクト-2-
ノヌロピラノシロネート)-(2→3)-O-(4,6-ジ-O-アセチ
ル-2-O-ベンゾイル-β-D-ガラクトピラノシル)-(1→4)-
O-(2-アセトアミド-6-O-ベンジル-2-デオキシ-β-D-グ
ルコピラノシル)-(1→3)-O-2,4,6-トリ-O-ベンジル-β-
D-ガラクトピラノシド[化合物(IIa)]414mgおよびフェ
ニル 2,3,4-トリ-O-ベンジル-1-チオ-L-フコピラノシド
[化合物(IIIa)] 273mgを塩化メチレン2mlとトルエン4m
lとの混合溶媒に溶解し、モレキュラーシーブ(4オン
グストローム)0.4gを加え、室温で13時間撹拌した後、
-20℃にてN-ヨードスクシンイミド199mg、トリフルオロ
メタンスルホン酸4mlを加え、- 20℃にて2時間撹拌し
た。さらに、トリフルオロメタンスルホン酸8mlを加
え、−10℃にて2時間撹拌した。さらに、化合物(IIIa)
273mg、N-ヨードスクシンイミド199mg、トリフルオロメ
タンスルホン酸2mlを加え、-10℃にて2時間撹拌した。
反応混合物に、酢酸エチル10mlを加え、不溶物を濾別し
た後、濾液を飽和炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。水
層を酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を飽和チオ硫
酸ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残渣
をカラムクロマトグラフィー[ヘキサン:酢酸エチル(V
/V)=10:1→2:1→1:1→1:2にて順次溶出]により精製
し、化合物(IVa) 471mgを得た。以下に、化合物(IVa)の
特徴的なNMRピークについて示した。
【0052】NMR(270MHz,CDCl3,δ ppm):1.15-1.25(m,
6H),1.51(s,3H),1.56(s,3H),1.95(s,3H),1.965(s,3H),
1.972(s,3H),2.04(s,3H),2.15(s,3H),2.51(dd,J=13Hz,5
Hz,1H),3.84(s,3H),5.55-5.65(m,1H),6.95-8.25(m,4H).
【0053】(2) エチル O-(メチル 5-アセトアミド-4,
7,8,9-テトラ-O-アセチル-3,5-ジデオキシ-D-グリセロ-
α-D-ガラクト-2-ノヌロピラノシロネート)-(2→3)-O-
(4,6-ジ-O-アセチル-2-O-ベンゾイル-β-D-ガラクトピ
ラノシル)-(1→4)-O-[(α-L-フコピラノシル)-(1→3)]-
O-(2-アセトアミド-2-デオキシ-β-D-グルコピラノシ
ル)-(1→3)-O-β-D-ガラクトピラノシド[化合物(IVa)
の脱ベンジル体]:化合物(IVa) 270mgをエタノール20m
lに溶解し、10%パラジウム- 炭素150mg存在下、1気圧
の水素ガス雰囲気下50℃で24時間水素添加した。さらに
10%パラジウム- 炭素100mgを追加し、50℃で20時間水素
添加した。反応終了後、不溶物を濾別し、減圧下に溶媒
を留去した。得られた残渣に5mlの酢酸エチルを加え、
析出した個体を濾取し、化合物(IVa) の脱ベンジル体17
4mgを得た。以下に、化合物(IVa)の脱ベンジル体の特徴
的なNMRピークについて示した。
【0054】NMR(270MHz,CDCl3/CD3OD,δ ppm):1.23(t,
J=7Hz,3H),1.34(d,J=7Hz,3H),1.55(s,3H),1.65(t,J=13H
z,1H),1.76(s,3H),1.96(s,3H),1.98(s,3H),2.09(s,3H),
2.10(s,3H),2.15(s,3H),2.21(s,3H),2.52(dd,J=4,13Hz,
1H),3.85(s,3H),4.17(d,J=8Hz,1H),4.48(dd,J=2,12Hz,1
H),4.54(d,J=7Hz,1H),5.08(d,J=3Hz,1H),5.60-5.70(m,1
H),7.45-8.25(m,5H).
【0055】(3) エチル O-(メチル 5-アセトアミド-4,
7,8,9-テトラ-O-アセチル-3,5-ジデオキシ-D-グリセロ-
α-D-ガラクト-2-ノヌロピラノシロネート)-(2→3)-O-
(4,6-ジ-O-アセチル-2-O-ベンゾイル-β-D-ガラクトピ
ラノシル)-(1→4)-O-[(2,3,4-トリ-O-アセチル-α-L-フ
コピラノシル)-(1→3)]-O-(2-アセトアミド-6-O-アセチ
ル-2-デオキシ)-β-D-グルコピラノシル)-(1→3)-O-2,
4,6-トリ-O-アセチル-β-D-ガラクトピラノシド[化合
物(IVb)]:上記で得られた化合物(IVa) の脱ベンジル体
72mgをピリジン2mlに溶解し、無水酢酸1mlを加え、40℃
にて20時間撹拌した。氷冷下メタノール5mlを加え、10
分撹拌した後、減圧下に溶媒を留去した。残渣をカラム
クロマトグラフィー[ヘキサン:酢酸エチル(V/V)=1:2
→酢酸エチルにて順次溶出]により精製し、化合物(IV
b) 87mgを得た。以下に、化合物(IVb)の特徴的なNMR
ピークについて示した。
【0056】NMR(270MHz,CDCl3,δ ppm):1.17(t,J=7H
z,3H),1.25(d,J=7Hz,3H),1.66(t,J=12Hz,1H),1.78(s,3
H),1.90(s,3H),1.95(s,3H),1.96(s,3H),2.03(s,3H),2.0
4(s,3H),2.05 (s,3H),2.07(s,3H),2.09(s,3H),2.10(s,6
H),2.15(s,6H),2.16(s,3H),2.19(s,3H),2.52(dd,J=5,13
Hz,1H),3.63(dd,J=4,10Hz,1H),3.87(s,3H),4.30(d,J=8H
z,1H),5.06(d,J=4Hz,1H),5.19(t,J=9Hz,1H),5.25(dd,J=
3,11Hz,1H),5.55-5.65(m,1H),7.30-8.10(m,5H).
【0057】(4) エチル O-(5-アセトアミド-3,5-ジデ
オキシ-D-グリセロ-α-D-ガラクト-2-ノヌロピラノシロ
ン酸)-(2→3)-O-(β-D-ガラクトピラノシル)-(1→4)-O-
[α-L-フコピラノシル)-(1→3)]-O-(2-アセトアミド-2-
デオキシ-β-D-グルコピラノシル)-(1→3)-O-β-D-ガラ
クトピラノシド[化合物(Ia)] :化合物(IVb) 9.2mgを
メタノール1mlに溶解し、28%ナトリウムメチラート/ メ
タノール溶液20mgを加えた。40℃で4時間撹拌した後、
0.5mlの水を加え、40℃で16時間撹拌した。反応混合物
に、イオン交換樹脂(ダウエックスTM50W-X8 Hフォー
ム)を加えて中和し、濾過後減圧下に溶媒を留去した。
得られた残渣をセファデックスTMLH-20のカラムクロマ
トグラフィー[クロロホルム:メタノール:水(V/V/V)=
5:4:0.7にて溶出]により精製し、化合物(Ia)5.0mgを得
た。以下に、化合物(Ia)の特徴的なNMRピークについ
て示した。
【0058】NMR(250MHz,D2O,δ ppm):1.03(d,J=7Hz,3
H),1.09(t,J=8Hz,3H),1.66(t,J=13Hz,1H),1.88(s,3H),
1.90(s,3H),2.63(dd,J=4.5,13Hz,1H),3.95(dd,J=4,11H
z,1H),4.01(d,J=3Hz,1H),4.25(d,J=9Hz,1H),4.98(d,J=4
Hz,1H).
【0059】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、従来の酵素
法による製造方法と異なり、容易に入手できる原料を用
いて、sLex五糖誘導体(Ia)を含むsLex五糖誘導体(I) を
一般的な化学反応によって効率的に製造することができ
る。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下式(I) 【化1】 (式中、Rは水素原子または低級アルキル基を表し、Ac
    はアセチル基を表し、Yはアシル基を表す。)で示され
    るシアリル−ルイスx五糖誘導体の製造において、下式
    (II) 【化2】 (式中、R1は低級アルキル基または水酸基の保護基を表
    し、R2〜R12 はそれぞれ独立して水酸基の保護基を表
    し、Acはアセチル基を表し、Yはアシル基を表し、Zは
    カルボキシル基の保護基を表す。)で示されるシアリル
    −ラクトサミニル−ガラクトース誘導体に、下式(III) 【化3】 (式中、R13 およびR14 はそれぞれ独立して水酸基の保
    護基を表し、Bnはベンジル基を表し、Lは脱離基を表
    す。)で示されるフコース誘導体を反応させ、下式(IV) 【化4】 (式中、R1は低級アルキル基または水酸基の保護基を表
    し、R2〜R14 はそれぞれ独立して水酸基の保護基を表
    し、Acはアセチル基を表し、Bnはベンジル基を表し、Y
    はアシル基を表し、Zはカルボキシル基の保護基を表
    す。)で示されるシアリル−ルイスx五糖誘導体を得、
    次いで、得られたシアリル−ルイスx五糖誘導体(IV)の
    水酸基の保護基、カルボキシル基の保護基を脱保護する
    ことを特徴とするシアリル−ルイスx五糖誘導体(I)の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 式(II)における、R1がエチル基であり、
    R2〜R5がベンジル基であり、R6がベンゾイル基であり、
    R7〜R12 およびYがアセチル基であり、Zがメチル基で
    ある請求項1に記載のシアリル−ルイスx五糖誘導体の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 式(III) における、R13 およびR14 がベ
    ンジル基であり、Lがフェニルチオ基である請求項1ま
    たは請求項2に記載のシアリル−ルイスx五糖誘導体の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 下式(II) 【化5】 (式中、R1は低級アルキル基または水酸基の保護基を表
    し、R2〜R12 はそれぞれ独立して水酸基の保護基を表
    し、Acはアセチル基を表し、Yはアシル基を表し、Zは
    カルボキシル基の保護基を表す。)で示されるシアリル
    −ラクトサミニル−ガラクトース誘導体。
  5. 【請求項5】 R1がエチル基であり、R2〜R5がベンジル
    基であり、R6がベンゾイル基であり、R7〜R12 およびY
    がアセチル基であり、Zがメチル基である請求項4記載
    のシアリル−ラクトサミニル−ガラクトース誘導体。
  6. 【請求項6】 下式(IV) 【化6】 (式中、R1は低級アルキル基または水酸基の保護基を表
    し、R2〜R14はそれぞれ独立して水酸基の保護基を表
    し、Acはアセチル基を表し、Bnはベンジル基を表し、Y
    はアシル基を表し、Zはカルボキシル基の保護基を表
    す。)で示されるシアリル−ルイスx五糖誘導体。
  7. 【請求項7】 R1がエチル基であり、R2〜R5およびR13
    〜R14がベンジル基であり、R6がベンゾイル基であり、R
    7〜R12およびYがアセチル基であり、Zがメチル基であ
    る請求項6記載のシアリル−ルイスx五糖誘導体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102994590A (zh) * 2012-08-28 2013-03-27 苏州格兰斯生物科技有限公司 一种低聚糖Lewis X的酶催化制备方法

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