JPH09208146A - 油圧エレベータのかご位置表示装置 - Google Patents

油圧エレベータのかご位置表示装置

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JPH09208146A
JPH09208146A JP1789796A JP1789796A JPH09208146A JP H09208146 A JPH09208146 A JP H09208146A JP 1789796 A JP1789796 A JP 1789796A JP 1789796 A JP1789796 A JP 1789796A JP H09208146 A JPH09208146 A JP H09208146A
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JP
Japan
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oil
float
position display
display device
elevator
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Pending
Application number
JP1789796A
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English (en)
Inventor
Masanobu Matsuo
正信 松尾
Tomoyuki Yasumi
知幸 安見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority to JP1789796A priority Critical patent/JPH09208146A/ja
Publication of JPH09208146A publication Critical patent/JPH09208146A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常に安定した階床表示を実現することのでき
る油圧エレベータのかご位置表示装置を提供する。 【解決手段】 油圧エレベータは、エレベータかごの移
動に従って油面OSが上下する油を溜めるオイルタンク
17を備える。オイルタンク17には、オイルタンク1
7に連通して油面OSのレベルを投影する油が溜められ
たゲージケース27が取り付けられる。ゲージケース2
7内の油には浮き子32が浮かんでいる。浮き子32の
上下動を通じてエレベータかごの階床位置が表示され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧エレベータの
かご位置表示装置に関し、特に、油圧エレベータのエレ
ベータかごの移動に従って油面が上下する油を溜めるオ
イルタンクと、前記油面に浮かぶ浮き子とを備え、浮き
子の上下動を通じてエレベータかごの位置を表示するも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧エレベータでは、昇降路の
底面とエレベータかごとを1本のロープで連結し、油圧
ジャッキを用いて、このロープが巻き掛けられる吊り車
を上下動させることによってエレベータかごを昇降路に
沿って上下動させている。油圧ジャッキに送り込まれる
油はオイルタンクに溜められ、油圧ジャッキとオイルタ
ンクとの間ではエレベータかごの上下動に応じて油のや
りとりが繰り返される。したがって、オイルタンク内の
油面を観察すれば、停電時等においても簡単にエレベー
タかごの階床位置を知ることができる。
【0003】例えば、実開昭62−136472号公報
や実開平1−47755号公報に提案されるように、従
来のかご位置表示装置では、オイルタンク内の油面の動
きに合わせて浮き子が上下動し、この浮き子の上下動に
よってエレベータかごの階床位置を特定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来のかご位置表示装置では、浮き子が比較的大容量の
オイルタンクに配設される。その結果、オイルタンクの
内部では波立ちが生じやすいことから、安定した位置表
示を行うことができない場合があった。
【0005】また、従来のかご位置表示装置では、浮き
子から上方に延びる指針がオイルタンクの天井板を突き
抜け、突き抜けた指針の先端が階床目盛を指し示すこと
によってエレベータかごの階床位置が特定された。した
がって、浮き子が油面に沿って移動してしまうと、指針
が傾斜して天井板に引っかかり、浮き子の上下動がスム
ースに行われない場合があった。
【0006】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、常に安定した階床表示を実現することのできる油圧
エレベータのかご位置表示装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1発明によれば、油圧エレベータのエレベータか
ごの移動に従って油面が上下する油を溜めるオイルタン
クと、前記油面に浮かぶ浮き子とを備え、浮き子の上下
動を通じてエレベータかごの位置を表示する油圧エレベ
ータのかご位置表示装置において、前記オイルタンクに
は、オイルタンクに連通して前記油面のレベルを投影す
る油が溜められたゲージケースが取り付けられ、このゲ
ージケース内に前記浮き子が上下動可能に配設されるこ
とを特徴とする。
【0008】かかる構成によれば、オイルタンク内部の
油面が波立っても、実質的に大容量のオイルタンクから
分離されているゲージケース内ではその影響を受け難
く、その結果、波立ちに拘わりなく安定した階床表示を
実現することができる。
【0009】また、第2発明によれば、第1発明に係る
かご位置表示装置において、前記ゲージケースには、そ
の上部開口を閉鎖する蓋が着脱自在に取り付けられるこ
とを特徴とする。
【0010】かかる構成によれば、オイルタンク本体の
蓋を開けなくとも、ゲージケースの蓋を開放することに
よって、簡単に油の汚れ具合等を観察することが可能と
なる。
【0011】さらに、第3発明によれば、第1または第
2発明に係るかご位置表示装置において、前記ゲージケ
ースの内部には、少なくとも油面の移動範囲にわたって
軸が配設され、この軸に案内されて前記浮き子は上下動
することを特徴とする。
【0012】さらにまた、第4発明によれば、第2発明
に係るかご位置表示装置において、前記蓋には、前記ゲ
ージケースの内部で少なくとも油面の移動範囲にわたっ
て延びる軸が固定され、この軸に案内されて前記浮き子
は上下動することを特徴とする。
【0013】第3および第4発明の構成によれば、浮き
子が軸に沿って移動することから、浮き子が油面に沿っ
て移動することがなく、浮き子の傾斜といった不都合を
生じることなく、確実に上下移動することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明の好適な実施形態を説明する。
【0015】図1は、本発明に係るかご位置表示装置が
適用された油圧エレベータの全体構成を示す。この油圧
エレベータHEは、昇降路10に沿って複数の階床位置
11間を上下動するエレベータかご12を備える。エレ
ベータかご12と昇降路10の底面との間には1本のロ
ープ13が連結されている。
【0016】ロープ13は、油圧ジャッキ14の先端に
回動自在に支持された吊り車15に巻き掛けられる。油
圧ジャッキ14が吊り車15を上下動させると、その動
きに応じてエレベータかご12は上下動する。
【0017】油圧ジャッキ14には、昇降路10に隣接
して設けられる機械室16に設置されたオイルタンク1
7から油が送り込まれる。油圧ジャッキ14とオイルタ
ンク17とを結ぶ油管18にはポンプ19が配設され、
このポンプ19はモータ20によって駆動される。モー
タ20の作動は、オイルタンク17に隣接して設けられ
た制御盤21を通じて行われる。
【0018】図2から明らかなように、オイルタンク1
7は、エレベータかご12の移動に従って油面OSが上
下動する油22を溜めるタンク本体23と、このタンク
本体23の上部開口24を閉鎖するタンク蓋25とを備
える。タンク本体23の底面に前述した油管18が接続
されている。タンク本体23は、床面に固定されたタン
ク支持台26上に設置され、このタンク支持台26の内
部に前述したポンプ19やモータ20が収納されてい
る。
【0019】タンク本体23の側壁には、オイルタンク
17に連通して油面OSのレベルを投影する油が溜めら
れたゲージケース27が取り付けられる。このゲージケ
ースは、上下1対の接続管28によってオイルタンク1
7に連通される。上側の接続管28は、エレベータかご
12が最下階に位置する際の油面OSよりも上方でオイ
ルタンク17内に開口し、オイルタンク17およびゲー
ジケース27間の空気のやりとりを許容する。下側の接
続管28は、エレベータかご12が最上階に位置する際
の油面OSよりも下方でオイルタンク17内に開口し、
オイルタンク17およびゲージケース27間の油の流通
を許容する。したがって、ゲージケース27に溜められ
た油のレベルはオイルタンク17内の油面レベルと同一
となる。
【0020】ゲージケース27は、図3から明らかなよ
うに、少なくともオイルタンク17内の油面OSの移動
範囲にわたって延びる筒形のケース本体29と、このケ
ース本体29にネジ結合によって着脱自在に取り付けら
れてケース本体29の上部開口30を閉鎖するケース蓋
31とを備える。少なくともケース本体29は、透明な
素材、例えば、ガラス管やアクリル管からなり、ケース
本体29の内部は外部から観察されることとなる。
【0021】ゲージケース27内には、油面に浮かぶ浮
き子32が配設される。この浮き子32は、使用される
油よりも軽い比重を持った材料から構成される。エレベ
ータかご12を上下動させるために油圧ジャッキ14に
送り込まれる油の量が調整されると、オイルタンク17
内の油面OSのレベルが変化し、その変化は直接浮き子
32の上下動となって現れることとなる。ゲージケース
27と浮き子32とによってかご位置表示装置が構成さ
れる。
【0022】浮き子32には指針筒33がねじ込まれ
る。取り付けナット34を利用したダブルナットの効果
によって、ねじ込む深さを調整しつつ指針筒33を浮き
子32に確実に固定することが可能となる。指針筒33
の上縁には、環状に突出した指針33aが形成され、ケ
ース本体29の外面には階床目盛40が記される(図4
参照)。したがって、ねじ込む深さを調整することによ
って指針33aと階床目盛40との目盛合わせを正確に
行うことができる。
【0023】ケース蓋31には、ケース本体29の全長
にわたって延びる案内軸35が取り付けられる。案内軸
35の取り付けには、ケース蓋31表裏1対のナット3
6が用いられ、これによって、案内軸35の長さは調整
可能となる。この案内軸35は、前述した浮き子32や
指針筒33を貫通し、浮き子32の上下動はこの案内軸
35によって案内される。案内軸35の先端(下端)
は、ケース本体29の底面に取り付けられた軸受け37
によって支持される。この軸受け37に案内軸35の先
端がはまりこむことによって、案内軸35の傾斜は阻止
される。さらに、案内軸35の先端付近には、ケース蓋
31を持ち上げた際に浮き子32を案内軸35上に留ま
らせるストッパ38が取り付けられている。
【0024】次に本実施形態の作用を説明する。まず、
エレベータかご12が昇降すると、オイルタンク17内
の油面が上下動する。その結果、ゲージケース27内の
油面も同期して上下動する。この上下動に合わせて浮き
子32が上下動し、指針33aは、そのときのエレベー
タかご12の階床位置を階床目盛40によって特定す
る。このとき、階床位置によって決まった量の油が油圧
ジャッキ14に送られることから、予め階床位置と浮き
子32の上下位置との関係を調べておく必要がある。
【0025】油の出入りが激しくオイルタンク17内で
油面が波立った場合を想定する。この場合でも、大容量
のオイルタンク17から実質的に分離されているゲージ
ケース27内の油面は影響を受け難い。その結果、安定
した階床表示を実現することができる。また、浮き子3
2は、案内軸35に沿って移動することから、油面に沿
って移動することがなく、油面の変化に応じて常に安定
した浮き子32の動きが補償される。
【0026】ケース蓋31を取り外せば、案内軸35と
ともに浮き子32を取り外すことができる。したがっ
て、浮き子32の汚れ等を簡単に清掃することができ
る。また、浮き子32を取り外してしまえば、ゲージケ
ース27内の清掃をも容易に行うことができる。さら
に、浮き子32や案内軸35に付着した油を観察するこ
とによって、油の汚れ具合を容易に知ることもできる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、オイルタ
ンク内の油面の波立ちなどに拘わりなく常に安定した階
床表示を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るかご位置表示装置が適用された
油圧エレベータの全体構成図である。
【図2】 オイルタンクの垂直断面図である。
【図3】 かご位置表示装置の垂直断面図である。
【図4】 浮き子部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
12 エレベータかご、17 オイルタンク、27 ゲ
ージケース、30 上部開口、31 ケース蓋、32
浮き子、35 案内軸、HE 油圧エレベータ、OS
油面。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧エレベータのエレベータかごの移動
    に従って油面が上下する油を溜めるオイルタンクと、前
    記油面に浮かぶ浮き子とを備え、浮き子の上下動を通じ
    てエレベータかごの位置を表示する油圧エレベータのか
    ご位置表示装置において、 前記オイルタンクには、オイルタンクに連通して前記油
    面のレベルを投影する油が溜められたゲージケースが取
    り付けられ、このゲージケース内に前記浮き子が上下動
    可能に配設されることを特徴とする油圧エレベータのか
    ご位置表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のかご位置表示装置にお
    いて、 前記ゲージケースには、その上部開口を閉鎖する蓋が着
    脱自在に取り付けられることを特徴とする油圧エレベー
    タのかご位置表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のかご位置表示
    装置において、 前記ゲージケースの内部には、少なくとも油面の移動範
    囲にわたって軸が配設され、この軸に案内されて前記浮
    き子は上下動することを特徴とする油圧エレベータのか
    ご位置表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のかご位置表示装置にお
    いて、 前記蓋には、前記ゲージケースの内部で少なくとも油面
    の移動範囲にわたって延びる軸が固定され、この軸に案
    内されて前記浮き子は上下動することを特徴とする油圧
    エレベータのかご位置表示装置。
JP1789796A 1996-02-02 1996-02-02 油圧エレベータのかご位置表示装置 Pending JPH09208146A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103449273A (zh) * 2013-08-20 2013-12-18 吴江骏达电梯部件有限公司 一种电梯高度应急测定及显示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103449273A (zh) * 2013-08-20 2013-12-18 吴江骏达电梯部件有限公司 一种电梯高度应急测定及显示装置

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