JPH09207024A - 空缶端部切断装置及びこれを用いた空缶再利用用品 - Google Patents

空缶端部切断装置及びこれを用いた空缶再利用用品

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JPH09207024A
JPH09207024A JP8037162A JP3716296A JPH09207024A JP H09207024 A JPH09207024 A JP H09207024A JP 8037162 A JP8037162 A JP 8037162A JP 3716296 A JP3716296 A JP 3716296A JP H09207024 A JPH09207024 A JP H09207024A
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Sakae Inazuma
栄 稲妻
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 再利用のための空缶端部を簡易且つ確実に切
断する空缶切断装置を提供する。 【解決手段】 モーター5で回転するカッター8方向
に,ガイドテーブル10上のスライドホルダー11をス
ライドガイド13で案内してスライドさせ,カッター8
をそのスリット17から内側に受入れてスライドホルダ
ー11に挿入した空缶20を手操作で回転させ乍ら切断
する。切断した上下端部はジョイント部材を介して接合
して携帯用灰皿とし,胴部は異径のものを一対用いてレ
ンズを付して単眼望遠鏡等のキャンペンギフトとする如
くに再利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,ビール,コーヒ
ー,ジュース等の飲料用の空缶を再利用するに好適に用
いられる空缶端部切断装置及びこれを用いた空缶再利用
用品に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】ビール,コーヒー,ジ
ュース等各種飲料の包装用容器として用いられるアルミ
又はスチールによる飲料用空缶の回収率は6割以上に及
んでいるが,なお廃棄される量は膨大であり,資源保護
の観点から,上記回収率の向上とともに廃棄分の有効活
用が求められる。
【0003】一方,例えば地方公共団体の福祉事務所が
管轄する身体障害者用の授産施設等においては,低コス
トにして簡易且つ確実に加工作業をなし得る物品の加工
装置と,これを用いて商品化することが可能な加工用品
が求められている。
【0004】本発明はかかる資源保護と授産要求とに鑑
みてなされたもので,その解決課題とする処は,第1に
アルミ又はスチールによる飲料用空缶を空缶再利用のた
めに簡易且つ確実にして定規格に切断加工することがで
きる空缶端部切断装置を提供し,第2にこれによって切
断加工した空缶端部,胴部等を用いた,例えば資源保護
キャンペーン,空缶投捨て防止キャンペーン等における
キャンペーンギフト商品として或いは一般市販用商品と
して商品化が可能な空缶再利用用品を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題に添って本発明
は,飲料用空缶を,有底円筒形のホルダーに,該ホルダ
ーを空缶の袴とする如くに受入れた状態で,該空缶を手
操作で回転させるようにしてカッタープレートによる切
断を行った場合,飲料用空缶が極薄の肉厚によるもので
あるにも拘らず,ホルダーが常に空缶の保形性を維持確
保し,切断端縁が鋸歯状となったり,変形したりするこ
となく美麗のものとし得るものである一方,このホルダ
ーを定位置回転のカッタープレートに向けてスライドし
てカッタープレートを上記保形性維持確保下で受入れる
ようにして上記手操作の回転を行い,カッタープレート
に対する空缶位置,特に高さの相対関係を一定に保持す
るものとした場合,切断は空缶外周方向に一定の高さ寸
法を確保したものとなり,また切断毎の高さ寸法のバラ
ツキを解消して,可及的に定規格のものとなり,高精度
の切断をなし得ることから,この美麗にして定規格の高
精度切断を,カッタープレートの回転下で,空缶の挿入
回転とカッタープレート方向への押圧の,片手でも可能
な手操作によって容易且つ確実になし得るように,上記
定位置のカッタープレートに加えて,同じくこれと段差
並置状のガイドテーブルを用い,上記ホルダーをこのガ
イドテーブル上に配設し,ガイド手段によってカッター
プレート方向へのスライド移動を行うことによってホル
ダーのカッタープレートに対する相対位置関係を一定と
するものとし,また飲食用空缶はその外径が複数(一般
に3種類)のものに標準化,規格化されているから,こ
の外径の差異に互換的に対応してそれぞれの切断を行い
得るようにしたものであって,即ち本発明請求項1は,
モーター駆動によって回転自在に配設したカッタープレ
ートと,該カッタープレートの側方にして背面側に後退
した位置に段差並置状に配設し表面にカッタープレート
方向に向けたスライドガイドを有するガイドテーブル
と,有底円筒形にして起立壁の上記カッタープレートと
の対応位置にその内方受入用のスリットを透設した空缶
挿入回転用の空缶挿入部及びその底面に上記スライドガ
イドに係合自在にしてこれとガイド手段をなすガイド部
を有して上記ガイドテーブル上にカッタープレート方向
スライド自在に配設し且つ上記空缶挿入部の内径を空缶
外径に添う複数とし上記ガイド部を共通とした異径複数
の飲料用空缶端部切断用空缶スライドホルダーとを備え
てなることを特徴とする空缶端部切断装置とし,これを
発明の要旨として上記第1の課題解決の手段としたもの
である。
【0006】またこの切断装置によって切断した上記定
規格の端部又は胴部は,その双方を別異の用品とするこ
とが,廃棄のない又は可及的に廃棄部分を減少した再利
用を可能とする処,これらにジョイント用の部材,或い
は切断端部の補強による保形用の部材等の追加部材を使
用することによってこれを可能とし得ることから,請求
項2及び3は,それぞれ端部同士,胴部同士を用いて,
前者を携帯用灰皿,後者を単眼用望遠鏡としたものであ
って,即ち請求項2は,これを上記空缶スライドホルダ
ーの空缶挿入部に飲料用空缶を挿入回転し,カッタープ
レートの回転により切断した同一径同士の空缶上下端部
と,切断端縁間に介設してこれら空缶上下端部を連結す
るジョイントリング部材と,上記空缶上端部のプルトッ
プ孔又はステイオンタブ孔による飲用開口に嵌着した着
脱自在又は開閉自在の開口塞ぎキャップ部材とを備えて
携帯用灰皿としてなることを特徴とする請求項1の空缶
端部切断装置を用いた空缶再利用用品とし,請求項3
は,これを上記空缶スライドホルダーの空缶挿入部に飲
料用空缶を挿入回転し,カッタープレートの回転により
端部を切断した異径同士の空缶胴部と,各空缶胴部の切
断端縁一端側にそれぞれ嵌着した小径側接眼レンズ部
材,太径側対物レンズ部材と,各空缶胴部の切断端縁他
端側にそれぞれ嵌着して空缶胴部長手方向に空缶胴部を
スライド自在とする一対の可動ジョイントリング部材と
を備えて単眼望遠鏡としてなることを特徴とする請求項
1の空缶端部切断装置を用いた空缶再利用用品とし,こ
れらをそれぞれ発明の要旨として上記第2の課題解決の
手段としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下実施形態の例を示す図面に従
って本発明を更に具体的に説明すれば,図1乃至図3に
おいてAは空缶端部切断装置であり,該空缶端部切断装
置Aは,モーター5駆動によって回転自在に配設したカ
ッタープレート8と,該カッタープレート8の側方にし
て背面側に後端した位置に段差並置状に配設し表面にカ
ッタープレート8方向に向けたスライドガイド13を有
するガイドテーブル10と,有底円筒形にして起立壁1
6の上記カッタープレート8との対応位置にその内方受
入用のスリット17を透設した空缶挿入回転用の空缶挿
入部15及びその底面に上記スライドガイド13に係合
自在にしてこれとガイド手段12をなすガイド部14を
有して上記ガイドテーブル10上にカッタープレート8
方向スライド自在に配設し且つ上記空缶挿入部15の内
径を空缶外径に添う複数とし上記ガイド部14を共通と
した異径複数の飲料用空缶20端部切断用スライドホル
ダー11とを備えたものとしてある。
【0008】本例にあって空缶端部切断装置Aは,全高
さを例えば20cm程度とする図示省略の作業台上に載置
して使用する比較的コンパクトにして軽量の据置式自立
スタンド型一体のものとしてあり,上記モーター5を含
めて各構成部材はこれを基台1上に起立配置したものと
してあり,即ち本例において基台1は安定性を確保する
ように軽量の太径樹脂,例えば塩ビパイプを用い,接着
によって固定することによってH字状としたものとし,
この基台1に対して一対の支持ポール2,3を起立固定
し,一方の低起立側の支持ポール2にモーター5を載置
固定した上,該モーター5の回転軸6上にカッター固定
部材7を介して上記カッタープレート8を配置し,他方
の高起立側の支持ポール3上にガイドテーブル10を載
置固定して,該ガイドテーブル10上に空缶スライドホ
ルダー11をスライド自在に載置して配設したものとし
てある。
【0009】このとき支持ポール2,3は同じく太径樹
脂の塩ビパイプを,カッター固定部材7,ガイドテーブ
ル10及び空缶スライドホルダー11は,厚肉樹脂の塩
ビ成型又はパイプ材乃至板材加工,更にはこれらの接着
加工等によるものとして,上記軽量化に資するようにし
てある。
【0010】カッタープレート8は,外周に鋸歯を有す
る30mm径の小径円盤状市販のものを用い,モーター5
の回転軸6上端に被嵌固定して配設したカッター固定部
材7の上向き突出軸を中央の固定孔に貫通させ,該突出
軸に対して螺入した螺子9によって水平にネジ固定した
ものとしてあり,これにより上記モーター5の駆動によ
って,本例において水平方向に高速回転するものとして
ある。
【0011】ガイドテーブル10は,例えば71mm径に
して4mm厚の厚肉円盤状のものとし,上記支持ポール3
上端に接着固定することにより,水平に配設してあり,
このときガイドテーブル10は,上記カッタープレート
8との関係において,本例にあってカッタープレート8
の中心より端部までの2cm弱の間隔をあけた側方位置に
して,その水平位置の3cm弱背面側に後退,即ち裏面側
下方位置とするように配置してあり,また該ガイドテー
ブル10の上記スライドガイド12は,上記カッタープ
レート8に向けて中心を通るようにガイドテーブル10
を横断する溝ガイド,特に本例にあっては浅溝にして確
実な係止係合をなし得る蟻溝ガイドによるものとしてあ
る。
【0012】空缶スライドホルダー11は,本例におい
て容量180ml及び270ml用の外径43mmに対して内
径44mm,350ml及び500ml用の外径66mmに対し
て内径67mm,750ml及び1,000ml用の外径83
mmに対して内径84mmの,各外径に対して内径を1mm拡
大することによって,挿入した空缶をその挿入状態で容
易に回転可能とし得るようにした,各有底円筒形にして
空缶挿入回転用の空缶挿入部15を有する異径複数,特
に異径3種類(個別の図示を省略)のものとしてある。
【0013】各空缶スライドホルダー11は,それぞれ
高さを6cm程度として空缶に対して袴をなすようにして
あり,またこの6cm程度の高さをなす起立壁16には,
その中間位置の上記カッタープレート8側の外周面に細
幅水平のスリット17を透設してあり,上記ガイドテー
ブル10に設置使用の状態で該スリット17がカッター
プレート8高さに対応した対応位置にあってカッタープ
レート8を空缶挿入部15内方に受入れ可能となるよう
にしてある。
【0014】このとき異径3種類の各空缶スライドホル
ダー11底面の上記ガイド部14は,これをそれぞれス
ライドガイド13に係合自在にして,スライドガイド1
3と互換的にガイド手段12をなす共通のものとしてあ
り,本例にあってガイド部14は,円形底面の中心を通
るようにこれを横断する突条ガイド,特に本例にあって
は上記蟻溝ガイドのスライドガイド13に蟻嵌合する蟻
突条ガイドによるものとしてあり,これにより空缶スラ
イドホルダー11は,上記ガイド手段12を形成してそ
れぞれガイドテーブル10上にカッタープレート8方向
スライド自在に配設して飲料用空缶20切断用のものと
してある。
【0015】従って本例の空缶端部切断装置Aにおいて
は,被切断用の飲料用空缶20の上下一方の切断側端部
を下にして,空缶スライドホルダー11の空缶挿入部1
5にこれを挿入した後,飲料用空缶20の上方突出部分
を水平方向に押圧することによって,空缶スライドホル
ダー11を,ガイド手段12の係合,特に蟻嵌合の係止
状態で,ガイドテーブル10のスライドガイド13に案
内させ,カッタープレート8方向にスライド移動し,ス
リット17を介してその空缶挿入部15内にカッタープ
レート8を受入れるようにした上,該カッタープレート
8受入状態で飲料用空缶20の上記上方突出部分を,更
にカッタープレート8回転方向と反対方向に回転するよ
うにすれば,該カッタープレート8の回転による端部切
断を行うことができる。
【0016】このとき本例にあっては,上記水平方向の
押圧時にカッタープレート8下位のカッター固定部材7
が,空缶スライドホルダー11の起立壁16下端部に当
るようにして,該カッター固定部材7を空缶スライドホ
ルダー11のストッパーを兼ねるようにすることによ
り,空缶スライドホルダー11を定位置で受止め,カッ
ター8の受入深さを一定且つ適正とし,過大な切断力が
突然に加わることによる切断不良を防止するようにする
とともに容易且つ安全にして確実な切断作業を片手操作
によってなし得るものとしてある。
【0017】なお切断した飲料用空缶20は,カッター
プレート8から外すように水平方向に引戻した後,空缶
スライドホルダー11から引抜き,切断端部は,手又は
工具等により上方に取出すようにすればよい。
【0018】なお図中4は支持ポールの起立固定を確実
にするように支持ポール2及び3の下端に設けたポール
受具である。
【0019】図4乃至図9は,上記空缶端部切断装置A
を用いた空缶再利用用品の例であり,図4及び図5は携
帯用灰皿B,図6乃至図8は単眼望遠鏡C,図9は密封
容器Dの例をそれぞれ示す。
【0020】携帯用灰皿Bは,上記空缶端部切断装置A
を用い,その空缶スライドホルダー11の空缶挿入部1
5に飲料用空缶20を挿入回転し,カッタープレート8
の回転により切断した同一径同士の空缶上下端部21,
23と,切断端縁間に介設してこれら空缶上下端部2
1,23を連結するジョイントリング部材30と,上記
空缶上端部21のプルトップ孔はステイオンタブ孔によ
る飲用開口22に嵌着した着脱自在又は開閉自在の開口
塞ぎキャップ部材31とを備えたものとしてある。
【0021】本例にあって,空缶上下端部21,23は
アルミ缶の,特にビール,ジュース等の66mm外径にし
て,それぞれ補強用に絞り加工部分を有するものを用い
て,低缶状のものとしてあり,ジョイントリング部材3
0は塩ビ成型品により断面例T字状とし,中間突条を空
缶上下端部21,23の切断端縁受止め用として,その
上位内周壁に空缶上端部21切断端縁外周を嵌入接着し
て固定する一方,下位内周壁に空缶下端部23切断端縁
外周を嵌入して,空缶下端部23取外し自在に嵌着固定
したものとしてあり,開口塞ぎ部材31は,本例にあっ
てステイオンタブ孔による把手リングを除去した飲用開
口22用にして着脱自在の,同じく塩ビ成型品により,
その外周のV字溝に飲用開口22端を受入れることによ
り,該飲用開口22に嵌着するようにしてある。
【0022】従って本例の携帯用灰皿Bにあっては,使
用時に開口塞ぎキャップ部材31を取外し離脱すること
により,飲用開口22を灰皿口として用い,携帯時にこ
れを嵌着して灰皿口の飲用開口22を封止し得るものと
してあり,また本例にあっては,上記空缶上下端部2
1,23の一方,殊に空缶下端部23を上記取外し自在
に嵌着固定することにより,該一方の下端部23を取外
して,吸殻を捨てて繰り返し使用を行い得るものとして
あり,また嵌着に際して,上記ジョイントリング部材3
0を用いることにより,空缶下端部23にこれが緊密に
嵌合して,その保形性を確保し,確実に空缶下端部23
を保持し,その固定を行い得るものとしてある。
【0023】単眼望遠鏡Cは,同じく上記空缶端部切断
装置Aを用い,その空缶スライドホルダー11の空缶挿
入部15に飲料用空缶20を挿入回転し,カッタープレ
ート8の回転により端部を切断した異径同士の空缶胴部
24,25と,各空缶胴部24,25の切断端縁一端側
にそれぞれ嵌着した小径側接眼レンズ部材32,太径側
対物レンズ部材34と,各空缶胴部24,25の切断端
縁他端側にそれぞれ嵌着して空缶胴部24,25長手方
向に空缶胴部24,25をスライド自在とする一対の可
動ジョイントリング部材37とを備えたものとしてあ
る。
【0024】本例にあって空缶胴部24,25は,例え
ば上記携帯用灰皿B用に上下端部21,23を切断使用
した残りの残存胴部をそのまま用いることにより空缶再
利用を可及的最大且つ完全に行うように,例えば上記6
6mm外径と43mm外径の異径のものを対として上記単眼
望遠鏡Cとするようにしたものであって,本例にあって
小径側接眼レンズ部材32及び太径側対物レンズ部材3
4は,それぞれ塩ビ成型品によるレンズホルダー33,
35とこれに配設した硝子レンズ又はプラスチックレン
ズ36とにより構成し,接眼レンズ部材32のレンズホ
ルダー33を,外周に折曲被嵌片を有する中央開口断面
コ字状にして円盤プレートキャップ状とし,対物レンズ
部材34のレンズホルダー35を外周に細嵌入溝と嵌入
片を有するリング状とするとともにそれぞれの開口に上
記硝子レンズ又はプラスチックレンズ36を垂直に嵌入
接着して固定したものとしてあり,折曲被嵌片を小径側
空缶胴部24切断端縁の外周面に被嵌接着することによ
り,また細嵌入溝に太径側空缶胴部25切断端縁を受入
れるとともにその内周面に嵌入片を嵌入接着することに
より,それぞれ空缶胴部24,25の切断端縁一側端に
上記接眼レンズ部材32及び対物レンズ部材34を嵌着
したものとしてあり,一方一対の可動ジョイントリング
部材37は,それぞれ同じく塩ビ成型品による相互に重
合するリング状のものとし,上記重合する対向面には相
互に進退自在とする進退手段38を配設するとともに一
方には水平方向の嵌入突片を,他方には外周方向に受止
め片をそれぞれ備えたものとしてあり,上記嵌入突片を
小径側の空缶胴部24切断端縁の内周面に嵌入接着し,
上記受止め片を太径側の空缶胴部25切断端縁に突当て
その外周面に被嵌接着することにより,これら可動ジョ
イントリング部材37を嵌着し,これにより一対の異径
同士の空缶胴部24,25を,上記進退手段38により
その長手方向にスライド自在としてあり,このとき進退
手段38は,これを小径側において雄ネジ,太径側にお
いて雌ネジとして相互に回転螺合する回転ネジによるも
のとして,進退の微調整とその調整状態を維持し易いも
のとしてある。
【0025】従って本例の単眼望遠鏡Cにあっては,一
方の空缶胴部24,25を回動乃至回転することによ
り,空缶胴部24,25をスライドさせて焦点調整を行
って,例えば野球場等におけるスポーツ観戦用の単眼望
遠鏡Cとして用いることができ,使用後は異径であるメ
リットを活かし,小径側の空缶胴部24を逆回転して取
外し,太径側の空缶胴部25に反転して収納することに
より,太径側の空缶胴部24,25径に応じてコンパク
トな収納状態を得ることができる。
【0026】密封容器Dは,同様に空缶端部切断装置A
によって空缶上端部21を切断した残余の有底状態の飲
料用空缶20の切断端縁に被嵌又は嵌入する上端キャッ
プ39を嵌合して,密封可能の,例えば食品等の保存用
容器としたものであり,本例にあって上端キャップ39
は,同じく塩ビ成型品の被嵌キャップを用いて切断端縁
の外周面に着脱自在に被嵌したものとしてあり,これに
より上端キャップ39使用状態で容器としての保形性を
確保して,その横積み等に対する保形強度を有するもの
としてある。
【0027】図示した例は以上のとおりとしたが,空缶
端部切断装置において,これを壁付用等としてカッター
プレートの回転を垂直方向に行い,その余の構成をこれ
に添うものとすること,ガイド手段をガイドテーブルに
おいて突条,空缶スライドホルダーにおいて溝条とし,
また上記壁付用とする場合を含め,ガイドテーブルと空
缶スライドホルダーとの係合関係を確実にし,空缶スラ
イドホルダーの落下等の危険を防止するためにガイド手
段を上記蟻嵌合等の係止状態においてスライド自在とす
るように構成すること,ガイド手段を複数条用いるこ
と,空缶スライドホルダーに開閉自在又は常時開口の切
断した空缶端部の取出し孔を設置すること,独立した空
缶スライドホルダーのストッパーを別途設けること,カ
ッタープレートにカバーを設けて,安全性を向上するこ
と,空缶再利用用品において,携帯用灰皿の灰皿口とし
てプルトップ孔による飲用開口を用いること,開口塞ぎ
キャップ部材を開閉蓋付きのものとして開閉自在とする
こと,携帯用灰皿を低筒状のものとすること,単眼望遠
鏡の上記進退手段を比較的密嵌状に重合することによっ
て双方のスライド摺接面の摺接によるものとし,このと
き必要に応じて摺接安定化のためのガイドを設けるこ
と,各種部材と空缶端部又は胴部の切断端縁との関係
を,適宜に外周面に被嵌し,内周面に嵌入するものと
し,それぞれ必要に応じて切断端縁を被覆したりして,
その露出を防止するようにすること,上下端部を切断使
用した残りの残存胴部を用いて万華鏡の空缶再利用品を
構成すること,各種部材を塩ビ以外の各種合成樹脂製と
し又は例えば紙等その他の材質のものとすること等を含
めて,本発明の実施に当っては,空缶端部切断装置,空
缶再利用用品は,上記発明の要旨に反しない限り,その
構成部材の各具体的材質,形状,寸法,構造,相互の関
係,付加等を含めて様々に変更した形態のものとするこ
とができる。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上のとおりに構成したので,
請求項1は,資源保護と授産要求に応じて,アルミ又は
スチールによる飲料用空缶を空缶再利用のために簡易且
つ確実にして定規格に切断加工することができるととも
にその切断加工を美麗高精度に手操作で容易になし得る
ようにした空缶端部切断装置を提供することができる。
【0029】また請求項2及び3は,この空缶端部切断
装置によって切断加工した空缶端部,胴部を用いて,例
えば資源保護キャンペーン,空缶投捨て防止キャンペー
ン等におけるキャンペーンギフト商品として或いは一般
市販用商品として比較的低コストで商品化が可能な空缶
再利用用品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空缶端部切断装置の斜視図
【図2】空缶端部切断装置の正面図
【図3】ガイドテーブルと空缶スライドホルダーとの関
係を示す側面図
【図4】携帯用灰皿の斜視図
【図5】携帯用灰皿の分解斜視図
【図6】単眼望遠鏡の斜視図
【図7】単眼望遠鏡の分解斜視図
【図8】単眼望遠鏡の縦断面図
【図9】密封容器の斜視図
【符号の説明】
A 空缶端部切断装置 B 携帯用灰皿 C 単眼望遠鏡 5 モーター 8 カッタープレート 10 ガイドテーブル 11 空缶スライドホルダー 12 ガイド手段 13 スライドガイド 14 ガイド部 15 空缶挿入部 16 起立壁 17 スリット 20 飲料用空缶 21 上端部 22 飲用開口 23 下端部 24 空缶胴部 25 空缶胴部 30 ジョイントリング部材 31 開口塞ぎキャップ 32 接眼レンズ部材 34 対物レンズ部材 37 可動ジョイントリング部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モーター駆動によって回転自在に配設し
    たカッタープレートと,該カッタープレートの側方にし
    て背面側に後退した位置に段差並置状に配設し表面にカ
    ッタープレート方向に向けたスライドガイドを有するガ
    イドテーブルと,有底円筒形にして起立壁の上記カッタ
    ープレートとの対応位置にその内方受入用のスリットを
    透設した空缶挿入回転用の空缶挿入部及びその底面に上
    記スライドガイドに係合自在にしてこれとガイド手段を
    なすガイド部を有して上記ガイドテーブル上にカッター
    プレート方向スライド自在に配設し且つ上記空缶挿入部
    の内径を空缶外径に添う複数とし上記ガイド部を共通と
    した異径複数の飲料用空缶端部切断用空缶スライドホル
    ダーとを備えてなることを特徴とする空缶端部切断装
    置。
  2. 【請求項2】 上記空缶スライドホルダーの空缶挿入部
    に飲料用空缶を挿入回転し,カッタープレートの回転に
    より切断した同一径同士の空缶上下端部と,切断端縁間
    に介設してこれら空缶上下端部を連結するジョイントリ
    ング部材と,上記空缶上端部のプルトップ孔又はステイ
    オンタブ孔による飲用開口に嵌着した着脱自在又は開閉
    自在の開口塞ぎキャップ部材とを備えて携帯用灰皿とし
    てなることを特徴とする請求項1の空缶端部切断装置を
    用いた空缶再利用用品。
  3. 【請求項3】 上記空缶スライドホルダーの空缶挿入部
    に飲料用空缶を挿入回転し,カッタープレートの回転に
    より端部を切断した異径同士の空缶胴部と,各空缶胴部
    の切断端縁一端側にそれぞれ嵌着した小径側接眼レンズ
    部材,太径側対物レンズ部材と,各空缶胴部の切断端縁
    他端側にそれぞれ嵌着して空缶胴部長手方向に空缶胴部
    をスライド自在とする一対の可動ジョイントリング部材
    とを備えて単眼望遠鏡としてなることを特徴とする請求
    項1の空缶端部切断装置を用いた空缶再利用用品。
JP8037162A 1996-01-31 1996-01-31 空缶端部切断装置及びこれを用いた空缶再利用用品 Pending JPH09207024A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107378401A (zh) * 2017-07-31 2017-11-24 绍兴东能五金有限公司 利用废旧气瓶制作底座的制作方法及制作装置
CN110680174A (zh) * 2019-11-12 2020-01-14 深圳市涛卉杯业有限公司 一种手动电动两用型离心榨汁机

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