JPH09206770A - オゾン水製造装置 - Google Patents

オゾン水製造装置

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JPH09206770A
JPH09206770A JP8037578A JP3757896A JPH09206770A JP H09206770 A JPH09206770 A JP H09206770A JP 8037578 A JP8037578 A JP 8037578A JP 3757896 A JP3757896 A JP 3757896A JP H09206770 A JPH09206770 A JP H09206770A
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JP
Japan
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gas
ozone
water
liquid level
opening
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Application number
JP8037578A
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English (en)
Inventor
Naotoshi Morita
直年 森田
Keisuke Okugawa
圭介 奥川
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Publication date
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  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オゾンガスを大気中に排出しないオゾン水製
造装置を提供する。 【解決手段】 第1検出電極41が、液面を検出できな
いとき、即ち、液面が吐水口22よりも低く、気液分離
槽20内のオゾンガスが吐水口41から漏出する可能性
のあるときには、第1電磁弁31を閉じる。そして、第
2検出電極42が液面を検出した際に、即ち、これ以上
液面が高くなると、ガス排出口24からオゾン水が溢れ
だし、触媒38を濡らす恐れがあるときには、第2電磁
弁32を閉じ、ガス排出口24からのオゾンガスの排出
を中断して、気液分離槽20内の液面を低下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オゾンガスと水と
を混合してオゾン水を生成するオゾン水製造装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】現在オゾン水が、加工食品や医療用器具
の殺菌・洗浄等に用いられている。このオゾン水は、空
気中の酸素、或いは、純酸素からオゾン発生器によりオ
ゾンガスを生成し、このオゾンガスを水に混合すること
により作り出されている。ここで、オゾン水は、人体に
とつて比較的低い毒性しか有さないが、オゾンガスは、
高濃度のものを大量に吸引すると種々の障害の原因とな
り得る。
【0003】従って、オゾンガスを水と混合してオゾン
水を生成する際に、オゾン水に溶け込まなかった余剰の
オゾンガスをオゾン水の製造装置から漏出させることを
防ぐ必要がある。このため、オゾン水の製造装置では、
図8に示すような気液分離槽を用いて、オゾン水中の余
剰オゾンガスは酸素に分解してから大気中に放出してい
た。この気液分離槽120は、オゾンガスと水とを混合
させたオゾン水を導入するための導水口26と、オゾン
水を吐出するための吐水口22と、オゾンガスを排出す
るためのガス排出口24とが設けられている。この吐水
口22には手動弁36が、また、ガス排出口24には、
オゾンガスを酸素に分解するマンガン等から成る触媒3
8が取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術のオゾン水製造装置では、手動弁36を開いて、オゾ
ン水を流し出し続けると、気液分離槽120内の液面が
下がり、この液面が吐水口22よりも低くなって、オゾ
ンガスが該吐水口22から漏出することがあった。かか
る状態は、オゾン水製造装置を停止したときにも発生
し、気液分離槽120内に残留しているオゾンガスが、
該吐水口22から漏出していた。
【0005】また、手動弁36を閉じ続けると、導水口
26から導入されるオゾン水によって液面が徐々に上が
り、ガス排出口24よりも高くなって、触媒38を通っ
て溢れ出すことがあった。ここで、触媒は一旦濡れる
と、乾燥するまでオゾンの分解能力が低下する。このた
め、液面が上がり触媒38が濡れた後、手動弁36の開
放により液面が下がると、オゾンガスが触媒38で分解
されないまま大気中に放出されることがあった。
【0006】更に、手動弁36を介して取り出されたオ
ゾン水に、オゾンの気泡が混入していることがあった。
本発明者は、この原因の一つとして、図中に示すように
導水口26から導入されるオゾン水中の気泡60が該吐
水口22側に吸い込まれることにあることを見い出し
た。
【0007】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、オゾン
ガスを大気中に排出しないオゾン水製造装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1では、オゾンガスと水とを混合してオゾン
水を生成するオゾン水製造装置であって、オゾンガスと
水とを分離する気液分離槽と、該気液分離槽に設けられ
オゾン水を吐出する吐水口と、前記気液分離槽の該吐水
口より上部に設けられオゾンガスを排出するガス排出口
と、該ガス排出口と接続され、オゾンガスを酸素に分解
するオゾン分解装置と、前記吐水口を開閉する第1開閉
装置と、前記気液分離槽内の前記吐水口よりも上方位置
の液面を検出する第1液面検出装置と、前記第1液面検
出装置が液面を検出し得ない際に、前記第1開閉装置を
閉じる第1開閉装置制御手段と、を有することを技術的
特徴とする。
【0009】請求項1の構成では、第1液面検出装置が
吐水口よりも高い位置に液面のあることを検出した際
に、第1開閉装置制御手段が第1開閉装置を開放する。
そして、第1液面検出装置が、液面を検出できないと
き、即ち、液面が吐水口よりも低く、気液分離槽内のオ
ゾンガスが吐水口から漏出する可能性のあるときには、
第1開閉装置制御手段が第1開閉装置を閉じて、気液分
離槽からオゾンガスの漏出を防ぐ。
【0010】また、請求項2では、オゾンガスと水とを
混合してオゾン水を生成するオゾン水製造装置であっ
て、オゾンガスと水とを分離する気液分離槽と、該気液
分離槽に設けられオゾン水を吐出する吐水口と、前記気
液分離槽の該吐水口より上部に設けられオゾンガスを排
出するガス排出口と、該ガス排出口と接続され、オゾン
ガスを酸素に分解するオゾン分解装置と、ガス排出口を
開閉する第2開閉装置と、前記気液分離槽内の前記ガス
排出口よりも下方位置の液面を検出する第2液面検出装
置と、前記第2液面検出装置が液面を検出した際に、前
記第2開閉装置を閉じる第2開閉装置制御手段と、を有
することを技術的特徴とする。
【0011】請求項2の構成では、第2液面検出装置が
液面を検出した際に、即ち、これ以上液面が高くなる
と、ガス排出口からオゾン水が溢れだし、オゾン分解装
置が濡れてオゾンを分解し得なくなる恐れのあるときに
は、第2開閉装置制御手段が、第2開閉装置を閉じ、ガ
ス排出口からのオゾンガスの排出を中断して、気液分離
槽内の液面を低下させる。
【0012】更に、請求項3では、オゾンガスと水とを
混合してオゾン水を生成するオゾン水製造装置であっ
て、オゾンガスと水とを分離する気液分離槽と、該気液
分離槽に設けられオゾン水を吐出する吐水口と、前記気
液分離槽の該吐水口より上部に設けられオゾンガスを排
出するガス排出口と、該ガス排出口と接続され、オゾン
ガスを酸素に分解するオゾン分解装置と、前記吐水口を
開閉する第1開閉装置と、ガス排出口を開閉する第2開
閉装置と、前記気液分離槽内の前記吐水口よりも上方位
置の液面を検出する第1液面検出装置と、前記気液分離
槽内の前記ガス排出口よりも下方位置の液面を検出する
第2液面検出装置と、前記第1液面検出装置が液面を検
出し得ない際に、前記第1開閉装置を閉じる第1開閉装
置制御手段と、前記第2液面検出装置が液面を検出した
際に、前記第2開閉装置を閉じる第2開閉装置制御手段
と、を有することを技術的特徴とする。
【0013】請求項3の構成では、第1液面検出装置が
吐水口よりも高い位置に液面のあることを検出した際
に、第1開閉装置制御手段が第1開閉装置を開放する。
そして、第1液面検出装置が、液面を検出できないと
き、即ち、液面が吐水口よりも低く、気液分離槽内のオ
ゾンガスが吐水口から漏出する可能性のあるときには、
第1開閉装置制御手段が第1開閉装置を閉じて、気液分
離槽からオゾンガスの漏出を防ぐ。
【0014】また、第2液面検出装置が液面を検出した
際に、即ち、これ以上液面が高くなると、ガス排出口か
らオゾン水が溢れだし、オゾン分解装置が濡れてオゾン
を分解し得なくなる恐れのあるときには、第2開閉装置
制御手段が、第2開閉装置を閉じ、ガス排出口からのオ
ゾンガスの排出を中断して、気液分離槽内の液面を低下
させる。
【0015】請求項4のオゾン水製造装置では、請求項
2又は3において、前記気液分離槽内の第2液面検出装
置の検出位置よりも下方で、前記第1液面検出装置の検
出位置よりも上方の液面を検出する第3液面検出装置が
設けられて、前記第2開閉装置制御手段が、前記第2液
面検出装置による液面の検出によって、前記第2開閉装
置を閉じた後、前記第3液面検出装置により液面を検出
し得なくなった時に、第2開閉装置を開放することを技
術的特徴とする。
【0016】請求項4の構成では、第2開閉装置制御手
段が、第2液面検出装置による液面の検出によって、第
2開閉装置を閉じて、ガス排出口からのオゾンガスの排
出を中断して、気液分離槽内の液面を低下させ、ガス排
出口からオゾン水が溢れ出すことを防ぐ。その後、第3
液面検出装置により液面を検出し得なくなった時に、即
ち、第2液面検出装置の検出位置よりも一定分液面が下
がったときに、第2開閉装置を開放し、ガス排出口から
のオゾンガスの排出を再開する。
【0017】本発明の一態様のオゾン水製造装置では、
前記気液分離槽内であつて、前記吐水口の側方にオゾン
ガスの漏出防止用の遮蔽部材を設けたことを技術的特徴
とする。
【0018】該態様では、吐水口の側方に設けられた遮
蔽部材が、オゾンガスの気泡を吐水口へ移動できないよ
うにし、該吐水口からのオゾン水にオゾンガス気泡が混
入することを防ぐ。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施態
様について図を参照して説明する。図1は、本発明の第
1実施態様に係るオゾン水製造装置を示している。この
オゾン水製造装置10は、導気管53から導入された酸
素からオゾンガスを生成する無声放電型のオゾン発生器
52と、図示しない水道管と第3電磁弁33を介し連結
された導水管51と接続され、水道管から圧送された水
の圧力で該オゾン発生器52からのオゾンを吸引するエ
ゼクタ54と、オゾン発生器52とエゼクタ54との間
に配設されて水道水のオゾン発生器52への逆流を防止
する逆止弁34と、エゼクタ54から送られた水道水と
オゾンガスとを混合するスタティックミキサ56と、該
スタティックミキサ56にて混合された内の溶け込まな
かったオゾンガスとオゾン水とを分離する気液分離槽2
0とを備える。
【0020】このオゾン発生器52は、第1電極52a
と第2電極52bとの間に高電圧を印加することによ
り、無声放電を発生して酸素からオゾンガスを生成せし
める。また、スタティックミキサ56は、長方形の板を
180°捩じってなるエレメントを複数枚内蔵し、流体
に分割作用、転換作用、反転作用を働かせる。このスタ
ティックミキサ56では、オゾンガスを細かい気泡に分
散させて、接触面積を増加させることにより、高い効率
で水中に溶け込ませる。このスタティックミキサ56と
しては、気液混合用のスタティックミキサを用いること
ができる。逆止弁34は、後述するように第1電磁弁3
1と第2電磁弁32を閉じて気液分離槽20内の圧力が
高まった際に、水道水のオゾン発生器52への逆流を防
止する。上記エゼクタ54、スタティックミキサ56、
及び、これらを連結する管は、耐オゾン性に優れたテフ
ロンから成る。ここで、テフロンの代わりに、オゾンに
対する耐蝕性の高い塩化ビニール、シリコン等を用いる
ことも可能である。
【0021】上記該気液分離槽20は、耐オゾン性の高
いステンレスから成り、スタティックミキサ56側から
のオゾン水を導入する導水管26と、オゾン水を吐出す
る吐水口22と、オゾンガスを排出するガス排出口24
とが形成されている。この吐水口22は、該吐水口22
を開閉する第1電磁弁31を介して、手動弁36と連結
されている。この手動弁36を開くことにより、オゾン
水を取り出せるようになっている。他方、ガス排出口2
4には、酸化マンガンと酸化チタンとを混合したマンガ
ン系の触媒38が取り付けられており、ガス排出口24
から排出されたオゾンガスを酸素に分解(酸化)して大
気中に放出するように構成されている。この第1電磁弁
31及び第2電磁弁32は、制御装置30により開閉さ
れるようになっている。なお、第1電磁弁31には、オ
ゾン水製造装置10の電源がオフにされた状態で、閉状
態を保つタイプが選択されている。反対に、第2電磁弁
32には、オゾン水製造装置10の電源がオフにされた
状態で、開状態を保つタイプが選択されている。
【0022】ここで、該制御装置30に接続された液面
検出用の第1、第2、第3検出電極について、図2を参
照して説明する。図2は、図1に示す気液分離槽20の
縦断面を示している。この気液分離槽20内には、吐水
口22よりも少し高い位置の液面を検出するための第1
検出電極41と、ガス排出口24よりも少し低い位置の
液面を検出するための第2検出電極42と、該第2検出
電極42よりも低く、第1検出電極41よりも高い位置
の液面を検出するための第3検出電極43と、外部のア
ースと接続されたアース電極44とが配設されている。
第1、第2、第3検出電極41、42、43は、ステン
レス製の気液分離槽20に絶縁ブッシュ45を介して固
定されている。
【0023】また、スタティックミキサ56から送られ
たオゾン水を導入する導水口26と、吐水口22との
間、即ち、吐水口22の側方には遮蔽板28が配設され
ている。この遮蔽板28は、図中に示すように導水口2
6から流入するオゾン水中に混入したオゾン気泡60
が、該吐水口22に到達し得ないようにする。これによ
り、手動弁36を開いた際にオゾン気泡がオゾン水中に
混入することを防いでいる。
【0024】引き続き、制御装置30による第1電磁弁
31、第2電磁弁32の開閉動作について図3のフロー
チャートを参照して説明する。ここでは、オゾン水製造
装置10を起動して、スタティックミキサ56からオゾ
ン水が気液分離槽20に導入され始めたものとする。ま
ず、オゾン水の導入により、気液分離槽20内の液面が
徐々に上昇する。液面が図2に示す第1検出電極41に
到達するまでは(S12がNo)、制御装置30は第1
電磁弁31を閉じて(S14)、吐水口22を介して気
液分離槽20内に残留しているオゾンガスが漏出するの
を防ぐ。この状態では、第3検出電極43が液面を検出
できないため(S18がNo)、第2電磁弁32を開く
ことにより(S20)、ガス排出口24から気液分離槽
20内のオゾンガスと空気との混合気を触媒38側へ送
り、該触媒38にてオゾンガスを酸素に分解してから大
気中に放出する。
【0025】吐水口22を越えて水位が更に上がり、オ
ゾンガスが吐水口22から漏出しないようになって、第
1検出電極41にて液面が検出されると(S12がYe
s)、制御装置30は第1電磁弁31を開き(S1
6)、吐水口22から手動弁36へのオゾン水の供給を
開始する。これによりオゾン水の供給が可能となる。
【0026】その後、更に水位が上昇し、第3検出電極
43にて液面が検出されても(S18がYes)、制御
装置30は、第1電磁弁31と第2電磁弁32との動作
状態を維持する。
【0027】更に水位が上がり、第2検出電極42にて
水位が検出されると(S22がYes)、第2電磁弁3
2を閉じ(S24)、ガス排出口24からのオゾンガス
の排出を中断する。即ち、これ以上水位が上昇すると、
ガス排出口24からオゾン水が溢れだし、触媒38が濡
れて機能の低下するおそれがあるため、気液分離槽20
からのオゾンガスの排出を停止する。これにより、該気
液分離槽20内にオゾンガスが溜まり、水位を低下させ
る。
【0028】水位が下がり、第3検出電極43にて液面
が検出できなくなると(S18がNo)、即ち、ガス排
出口24からオゾン水が溢れだす危険がなくなると、第
2電磁弁32を開き(S20)、ガス排出口24から気
液分離槽20内のオゾンガスを触媒38に送り、該触媒
38にてオゾンガスを酸素に分解して大気中に放出す
る。
【0029】オゾン水製造装置10は、上述したように
液面を第2検出電極42から第3検出電極43の間に保
ちながらオゾン水生成を続ける。そして、該オゾン水製
造装置10の電源がオフにされると、上述したように第
1電磁弁31は閉状態となり、また、第2電磁弁32は
開状態となる。これによって、第1電磁弁31を介して
の給水を停止し、装置の停止中にオゾンガスが外部に漏
れるのを防ぐ。
【0030】上述したように電源オフによって第1電磁
弁31は閉状態、第2電磁弁32は開状態を保つよう構
成する代わりに、オゾン水製造装置10の電源がオフに
されても、制御装置30への電源は供給され続けるよう
にも構成できる。この様に構成することにより、オゾン
水製造装置10側の電源がオフにされても、気液分離槽
20内に残っているオゾン水を供給し続けるようにでき
る。このように構成した場合には、オゾン水の給水を続
け、液面が第1検出電極41で検出できない程下がり
(S12がNo)、これ以上低下すると吐水口22を介
して気液分離槽20内に残留しているオゾンガスが漏出
する危険が発生すると、第1電磁弁31を閉じることに
より(S14)、オゾンガスが外部に漏れるのを防ぐ。
なお、第3電磁弁33は、オゾン水製造装置を停止した
際に閉じて、水道水の気液分離槽20への流入を停止す
る。
【0031】引き続き、本発明の第2実施態様について
図4、図5を参照して説明する。なお、この第2実施態
様の説明において、第1実施態様と同様な部材について
は、同一の参照符号を用いると共に説明を省略する。図
2を参照して上述した第1実施態様では、第1検出電極
41と、第2検出電極42と、第3検出電極43との3
本の検出電極が設けられていたが、図4に示すように第
2実施態様では、第1検出電極41と第2検出電極42
との2本の検出電極が配設されている。
【0032】ここで、この第2実施態様の制御装置30
による制御動作について、図5のフローチャートを参照
して説明する。ここでは、オゾン水製造装置10の起動
により、スタティックミキサ56(図1参照)からオゾ
ン水が気液分離槽20に導入され始めたものとする。ま
ず、オゾン水の導入により、気液分離槽20内の液面が
徐々に上昇する。液面が図4に示す第1検出電極41に
到達するまでは(S12がNo)、制御装置30は第1
電磁弁31を閉じて(S14)、吐水口22を介して気
液分離槽20内に残留しているオゾンガスが漏出するの
を防ぐ。そして、第2電磁弁32を開くことにより(S
20)、ガス排出口24から気液分離槽20内のオゾン
ガスと空気との混合気を触媒38に送り、該触媒38に
てオゾンガスを酸素に分解して大気中に放出する。
【0033】吐水口22を越えて水位が更に上がり、オ
ゾンガスが吐水口22から漏出しないようになり、第1
検出電極41にて液面が検出されると(S12がYe
s)、第1電磁弁31を開き(S16)、吐水口22か
ら手動弁36へのオゾン水の供給を開始する。
【0034】更に水位が上昇し、第2検出電極42にて
水位が検出されると(S22がYes)、第2電磁弁3
2が閉じ(S24)、ガス排出口24からのオゾンガス
の排出を中断する。即ち、これ以上水位が上昇すると、
ガス排出口24からオゾン水が溢れだすようになると、
気液分離槽20からのオゾンガスの排出を停止する。こ
れにより、該気液分離槽20内にオゾンガスが溜まり、
水位を低下させる。
【0035】水位が下がり、第1検出電極41にて液面
が検出できなくなると(S12がNo)、第1電磁弁3
1を閉じると共に(S14)、第2電磁弁32を開き
(S20)、ガス排出口24から気液分離槽20内のオ
ゾンガスの放出を再開する。オゾンガスの放出により水
位が上がり、第1検出電極41にて液面を検出すると
(S12がYes)、第1電磁弁31を開き(S1
6)、給水を行い得るようにする。
【0036】オゾン水製造装置10は、上述したように
液面を第1検出電極41から第2検出電極42の間に保
ちながらオゾン水の生成を続ける。そして、該オゾン水
製造装置10を停止すると、第1実施態様と同様に第1
電磁弁31は閉状態となり、また、第2電磁弁32は開
状態となる。これにより、第1電磁弁31を介しての給
水を停止させ、装置の停止中にオゾンガスが外部に漏れ
るのを防ぐ。
【0037】引き続き、第2実施態様の制御装置30に
よる制御動作の改変例について、図6のフローチャート
を参照して説明する。この改変例では、オゾン水の導入
により気液分離槽20内の液面が徐々に上昇し、第1検
出電極41に到達するまでは(S12がNo)、制御装
置30は第1電磁弁31を閉じて(S14)、吐水口2
2を介してオゾンガスが漏出するのを防ぐ。この状態で
は、第2検出電極42にて液面を検出できないため(S
22がNo)、第2電磁弁32を開き(S26)、ガス
排出口24からオゾンガスを排出する。
【0038】吐水口22を越えて水位が上がり、オゾン
ガスが吐水口22から漏出しないようになり、第1検出
電極41にて液面が検出されると(S12がYes)、
第1電磁弁31を開き(S16)、吐水口22から手動
弁36へのオゾン水の供給を開始する。
【0039】更に水位が上昇し、第2検出電極42にて
水位が検出されると(S22がYes)、第2電磁弁3
2を閉じ(S24)、ガス排出口24からのオゾンガス
の排出を中断し、ガス排出口24からオゾン水が溢れ出
るのを防ぐ。そして、水位がが下がり、第2検出電極4
2にて液面が検出できなくなると(S22がNo)、第
2電磁弁32を開き(S26)、ガス排出口24から気
液分離槽20内のオゾンガスを放出する。
【0040】オゾン水製造装置10は、上述したように
第2検出電極42に対して液面を上下に保ちながらオゾ
ン水の生成を続ける。そして、該オゾン水製造装置10
を停止した状態で、第1実施態様と同様に第1電磁弁3
1は閉状態となり、また、第2電磁弁32は開状態とな
る。これにより、第1電磁弁31を介しての給水を停止
させ、装置の停止中にオゾンガスが外部に漏れるのを防
ぐ。
【0041】第2実施態様のオゾン水製造装置は、第1
実施態様のオゾン水製造装置に対して構造が簡易である
利点を有する。また、第1実施態様のオゾン水製造装置
は、第2実施態様のオゾン水製造装置と比較して、動作
が円滑である長所を持っている。
【0042】引き続き、本発明の第3実施態様について
図7を参照して説明する。上述した第1、第2実施態様
では、スタティックミキサ56によりオゾンガスと水道
水とが混合されてから気液分離槽20に導入されたが、
この第3実施態様では、気液分離槽20内でオゾンガス
と水道水との混合が行われる。
【0043】即ち、導水口26から水道水が導入される
とともに、ガス導入管27を介してオゾンガスが送ら
れ、ガス導入管27の先端27aから放出されたオゾン
ガスを該気液分離槽20内の水道水に溶け込ませるよう
に構成されている。
【0044】また、上述した第1、第2実施態様では、
液面の検出に電気を通す第1、第2、第3検出電極4
1、42、43を用いたが、この第3態様では、フロー
ト式の第1、第2、第3液面センサ71、72、73を
用いている。この第1、第2、第3液面センサ71、7
2、73では、下端に配設されたフロート71a、72
a、73aに発生する浮力により液面を検出するように
成っている。
【0045】この第3の制御装置30による第1電磁弁
31及び第2電磁弁32の制御動作は、図3を参照して
上述した第1実施態様と同様であるため、説明は省略す
る。
【0046】上述した実施態様では、オゾンを発生させ
るのに無声放電型のオゾン発生器を用いたが、この代わ
りに沿面放電型のオゾン発生器を用いることもできる。
更に、オゾンガスを発生させる際に、純酸素をオゾン発
生器に供給したが、乾燥空気を供給し、この空気中の酸
素をオゾンに変換して供給するようにも構成できる。ま
た、上述した実施態様では、水道水からオゾン水を生成
したが、本発明は、純水からもオゾン水を生成すること
ができる。純水を用いる際には、第1、第2実施態様で
は、純水中を流れる僅かな電流を検出できるように制御
装置を改造する必要があるが、第3実施態様では、図に
示す構成にて純水を用いてオゾン水を生成できる。な
お、上述した制御回路による制御動作は、マイクロコン
ピュータを用いることも、或いは、単純な論理回路によ
っても実現できる。更に、第1実施態様においては、第
2電磁弁32を気液分離槽20と触媒38との間に配設
したが、この代わりに、第2電磁弁32を触媒38の排
気側に接続することも可能である。
【0047】
【効果】以上記述したように本発明のオゾン水製造装置
では、気液分離槽内の液面に応じて吐水口に設けられた
第1開閉装置と、ガス排出口に設けられた第2開閉装置
とを制御することによりオゾンガスの漏出を防ぐことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施態様に係るオゾン水製造装置
の構成を示す構成図である。
【図2】図1に示す気液分離槽の断面図である。
【図3】本発明の第1実施態様に係るオゾン水製造装置
の制御回路の制御動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施態様に係るオゾン水製造装置
の分離槽の断面図である。
【図5】本発明の第2実施態様に係るオゾン水製造装置
の制御回路の制御動作を示すフローチャートである。
【図6】第2実施態様に係る制御回路の制御動作の改変
例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3実施態様に係るオゾン水製造装置
の分離槽の断面図である。
【図8】従来技術に係るオゾン水製造装置の分離槽の断
面図である。
【符号の説明】 10 オゾン水製造装置 20 気液分離槽 22 吐水口 24 ガス排出口 28 遮蔽板 30 制御装置 31 第1電磁弁 32 第2電磁弁 38 触媒 41 第1検出電極 42 第2検出電極 43 第3検出電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オゾンガスと水とを混合してオゾン水を
    生成するオゾン水製造装置であって、 オゾンガスと水とを分離する気液分離槽と、 該気液分離槽に設けられオゾン水を吐出する吐水口と、 前記気液分離槽の該吐水口より上部に設けられオゾンガ
    スを排出するガス排出口と、 該ガス排出口と接続され、オゾンガスを酸素に分解する
    オゾン分解装置と、 前記吐水口を開閉する第1開閉装置と、 前記気液分離槽内の前記吐水口よりも上方位置の液面を
    検出する第1液面検出装置と、 前記第1液面検出装置が液面を検出し得ない際に、前記
    第1開閉装置を閉じる第1開閉装置制御手段と、を有す
    ることを特徴とするオゾン水製造装置。
  2. 【請求項2】 オゾンガスと水とを混合してオゾン水を
    生成するオゾン水製造装置であって、 オゾンガスと水とを分離する気液分離槽と、 該気液分離槽に設けられオゾン水を吐出する吐水口と、 前記気液分離槽の該吐水口より上部に設けられオゾンガ
    スを排出するガス排出口と、 該ガス排出口と接続され、オゾンガスを酸素に分解する
    オゾン分解装置と、 該ガス排出口を開閉する第2開閉装置と、 前記気液分離槽内の前記ガス排出口よりも下方位置の液
    面を検出する第2液面検出装置と、 前記第2液面検出装置が液面を検出した際に、前記第2
    開閉装置を閉じる第2開閉装置制御手段と、を有するこ
    とを特徴とするオゾン水製造装置。
  3. 【請求項3】 オゾンガスと水とを混合してオゾン水を
    生成するオゾン水製造装置であって、 オゾンガスと水とを分離する気液分離槽と、 該気液分離槽に設けられオゾン水を吐出する吐水口と、 前記気液分離槽の該吐水口より上部に設けられオゾンガ
    スを排出するガス排出口と、 該ガス排出口と接続され、オゾンガスを酸素に分解する
    オゾン分解装置と、 前記吐水口を開閉する第1開閉装置と、 前記ガス排出口を開閉する第2開閉装置と、 前記気液分離槽内の前記吐水口よりも上方位置の液面を
    検出する第1液面検出装置と、 前記気液分離槽内の前記ガス排出口よりも下方位置の液
    面を検出する第2液面検出装置と、 前記第1液面検出装置が液面を検出し得ない際に、前記
    第1開閉装置を閉じる第1開閉装置制御手段と、 前記第2液面検出装置が液面を検出した際に、前記第2
    開閉装置を閉じる第2開閉装置制御手段と、を有するこ
    とを特徴とするオゾン水製造装置。
  4. 【請求項4】 前記気液分離槽内の第2液面検出装置の
    検出位置よりも下方で、前記第1液面検出装置の検出位
    置よりも上方の液面を検出する第3液面検出装置が設け
    られて、 前記第2開閉装置制御手段が、前記第2液面検出装置に
    よる液面の検出によって、前記第2開閉装置を閉じた
    後、前記第3液面検出装置により液面を検出し得なくな
    った時に、第2開閉装置を開放することを特徴とする請
    求項2又は請求項3のオゾン水製造装置。
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Cited By (4)

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