JPH09206662A - 刷毛そのまんま - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】塗装作業などの後始末である刷毛の処理に時間
がかからず簡単確実で、しかも刷毛を傷めず、塗料など
も洗い流さず揮発油なども使用しない。 【解決手段】刷毛に残っている塗料のシンナーなどが揮
発しないようにするには密封すればよいが、柄が長すぎ
る。これを袋に入れ袋付き蓋となつた。容器の中で刷毛
が安定して固まりもせず、塗料まみれにもならないよ
う、刷毛に棒、容器にストッパーを着けて、定着するよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、塗装作業などで使
用した、刷毛の後始末を簡単に確実にできる発明であ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来は、塗装作業後をやめたら、刷毛に
付着した塗装が固まらないうちに洗い落とさなければな
らなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、接着剤や塗
料が、刷毛に付着したまま密封しようとした。しかし柄
が長く、必要以上に容器を大きくしなければという問題
があつた。

【０００４】容器にただ入れたのでは、塗料は毛先だけ
でなく柄の方まで刷毛先全部が塗料だらけになり、刷毛
も傷んでしまう。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は蓋の袋に刷毛の
柄が入るようにし、袋付き蓋の構成とした。

【０００６】本発明は、刷毛の毛先が容器の底すれすれ
に定着するように、刷毛の柄の穴に棒を差し込み、柄か
ら出ている棒の両端は容器のストッパーに遮られるよう
にした。この装置で、刷毛の高さを決めることができ
る。

【０００７】刷毛の柄に差し込む棒を、柄に組込んでお
くこともできる。

【０００８】

【実施例】本発明の刷毛の密封方法は図１〜図４に示す
通りである。図１の刷毛の正面図にある穴５に、棒８を
差し込み、側面図のようになつた刷毛を、図２のように
容器６に入れる。容器のストッパー７に棒が遮られ、毛
先が底に着く前に、定着する。

【０００９】次に図３のように、刷毛の柄を蓋の袋３に
入れ、図４のように蓋２と容器 ６を密着させる、これ
で密封は完了する。

【００１０】本発明は、揮発性の溶液を密封するので、
どの器材も揮発性の溶液に強いものでなければならな
い。

【００１１】図面では蓋の袋は硬質の材質のように書い
てあるが、軟質でもよい。形も大きさも中に入る刷毛の
柄にあわせ、できるだけ隙間を少なくする。

【００１２】刷毛４は使用目的によつて決められるが、
できるだけ、蓋の袋３が小さくなるよう、シンプルなも
のがよい。また柄には、棒８を差し込む穴５をあけ
る。

【００１３】容器６の形は、袋付き蓋１となるので安定
を良くするために底を広くした方が良い。その他の形や
大きさは、本発明の刷毛を密封するだけに使用する場合
は、刷毛の大きさ形にあわせて、できるだけ小さい方が
良い。塗装作業にも直接使用する場合は、必要に応じ
て、入れる塗料の量によつて大きさが決まる。何れにし
ても、刷毛４の深さを調節して定着させるストッパー７
をつける。

【００１４】棒８は、竹ひごが最適ですが、他の材料で
も良い。太さは３ミリメートルあれば充分である。長さ
は容器のストッパー７の上の口の内側いつぱいがよい。

【００１５】図６は、刷毛の穴５に差し込む棒８を別に
しておかないで、棒の中心を軸として刷毛の柄に組み込
み、密封するときは９０゜回転させて使用するものであ
る。

【００１６】

【発明の効果】本発明は以上に説明したような構成であ
るから以下の効果が得られる。

【００１７】刷毛が密封されているので、刷毛に付いて
いる塗料が固まることがないので、塗装作業の終了毎
に、塗料を洗い落とす必要がない。

【００１８】刷毛、蓋、容器それぞれ独立しているの
で、作業にも何ら支障がない。

【００１９】刷毛が差し込まれた棒と容器のストッパー
で、容器の底まで行かず定着するので、刷毛の毛が傷ま
ず、他も塗料まみれにならない。

【００２０】容器につけたストッパーは着け過ぎてしま
つた塗料など落とすにも役立つ。

【図面の簡単な説明】

【図１】刷毛の正面図と、刷毛の柄に棒を差し込んだ側
面図とである。

【図２】棒を差し込んだ刷毛を容器に入れ、容器のスト
ッパーに棒が遮られている 縦断面図である。

【図３】刷毛の柄を蓋の袋にいれている縦断面図であ
る。

【図４】蓋と容器に密着させ、密封が完了した縦断面図
である。

【図５】本発明の、刷毛がそのまんま入っている、袋付
き蓋の容器が密着している状態の正面の正面図である。

【図６】刷毛を定着させる棒を柄に組み込んだ状態の正
面図と、棒の中心を軸にして、９０゜回転させた状態の
側面図である。

【符号の説明】

１． 袋付き蓋 ２． 蓋 ３． 袋 ４． 刷毛 ５． 刷毛の穴 ６． 容器 ７． ストッパー ８． 棒 ９． 棒の軸

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】刷毛をそのまんま密封できる袋のある事を
   特徴とする蓋。
2. 【請求項２】刷毛の毛先が容器の底に触れる手前で定着
   させるための刷毛の柄の穴、それに差し込む棒、これを
   受け止める容器のストッパー。
3. 【請求項３】請求項２で記載の棒を、刷毛の柄に組み込
   んでおき、９０゜回転させて使用する装置。