JPH09205634A - 映像データ記憶方法および映像サーバ - Google Patents

映像データ記憶方法および映像サーバ

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JPH09205634A
JPH09205634A JP8010553A JP1055396A JPH09205634A JP H09205634 A JPH09205634 A JP H09205634A JP 8010553 A JP8010553 A JP 8010553A JP 1055396 A JP1055396 A JP 1055396A JP H09205634 A JPH09205634 A JP H09205634A
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JP
Japan
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video
segment
storage devices
data
storage device
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Application number
JP8010553A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Kaneko
克幸 金子
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8010553A priority Critical patent/JPH09205634A/ja
Publication of JPH09205634A publication Critical patent/JPH09205634A/ja
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の映像蓄積装置に映像データを分散配置
する構成のビデオサーバにおいて、各映像蓄積装置に対
するアクセスを平準化させて応答時間の期待値を短縮
し、併せて耐障害性を実現する。 【解決手段】 複数の映像蓄積装置1と複数の映像送出
装置2がネットワーク3を介して接続される。各々の映
像蓄積装置1内の磁気ディスク5には、複数のセグメン
ト化された映像データが、各々別の疑似ランダム系列に
従って巡回的に分散配置されている。各映像送出装置
は、再生する映像データの配置状態に応じて各映像蓄積
装置1に読み出し要求を送出して映像データを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多量の映像データを
蓄積し複数のユーザ端末に対して映像データを連続的に
送出する映像サーバに関し、特に多数のユーザに対して
安定的に映像データの送出を行うことが可能な映像サー
バに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル通信技術、動画像や音
声の高速高効率圧縮技術、高速な磁気ディスクや光ディ
スク等の技術の進歩によって、多数のユーザが通信ネッ
トワークや双方向CATV通信路を使って任意の映像を
自由に視聴できるようなシステムが実用化されている。
このようなシステムはビデオオンデマンド(Video-On-De
mand:VOD)システムと呼ばれている。このシステムの映
像データの送出装置が映像サーバ、またはビデオサーバ
である。ビデオサーバでは多くのユーザからの映像送出
要求に応じるために、ユーザ数に応じた並列処理と時分
割処理が行われている。
【0003】このような処理の例は、例えば文献「ディ
ジタル動画情報の高多重読み取り方式」(西村他、テレ
ビジョン学会技術報告、VIR−94−13、ページ1
〜6、1994年3月)に記載されている。この方式
(以下、従来例)の構成と動作を図面を用いて簡単に説
明する。
【0004】図5は、従来例のビデオサーバの構成を示
す図である。同図において、1a〜1dは映像プログラ
ムを蓄積する映像蓄積装置であり、2a〜2dは映像プ
ログラムのユーザへの送出を行う映像送出装置である。
これらはネットワーク3によって相互に接続されてい
る。映像送出装置2aには、通信回線を介して2台のク
ライアント端末4a、4bが接続されている。同様に、
他の映像送出装置に対しても、それぞれ複数のクライア
ント端末が接続されている。映像蓄積装置1aの内部
は、映像データの蓄積を行う実体である磁気ディスク5
aとこの磁気ディスクに対するデータの読み出しや書き
込みを制御する読み出し制御装置6aが備えられてい
る。他の映像蓄積装置に関しても同様である。1本の連
続した映像プログラムは一定時間に対応したデータ量毎
にセグメント化され、複数の磁気ディスク5a〜5dに
対して巡回的に分散配置される。セグメント化されたデ
ータのサイズが1秒分の映像再生データの量であり、あ
る時間のデータが磁気ディスク5a内の9aに配置され
ているとすると、これに引き続くデータセグメントは、
磁気ディスク5b内の9b、磁気ディスク5c内の9
c、磁気ディスク5d内の9dに配置され、さらにこの
続きは再び磁気ディスク5a内の10a、磁気ディスク
5b内の10b、、、と配置される。
【0005】映像送出装置2aの内部にはバッファメモ
リ7aおよび送出制御装置8aが備えられている。他の
映像送出装置も同様である。バッファメモリ7aは映像
蓄積装置1a〜1dからネットワーク3を介して送られ
てくるセグメントデータを一時的に記憶し、送出制御装
置8aはこのデータをクライアント端末4a〜4bでの
再生速度あるいは通信路の伝送速度に合わせてクライア
ント端末に向けて送出する。
【0006】図5におけるビデオサーバの動作を図6を
用いて簡単に説明する。ビデオサーバは、セグメントデ
ータ9a〜9dの読み出しに対応する1巡回周期を1サ
イクルとして動作する。このサイクルは更に、1台のク
ライアント端末に送出するセグメントデータの読み出し
周期をサブサイクルとして、4つのサブサイクルに分け
られている。各クライアント端末に送出されるセグメン
トは各サブサイクルで、必ず1回いずれかの磁気ディス
クから読み出される。それぞれの磁気ディスクは1サブ
サイクル中に4個のタイムスロットを持っており、各ス
ロットで1個、1サブサイクルで合計4個のセグメント
データの読み出しを行う。この読み出しレートは、映像
の再生レートの4倍よりも充分早く、ネットワーク3内
での伝送速度も同様である。従って、このビデオサーバ
全体で16台のクライアント端末からの映像プログラム
の送出要求を満たすことができる。
【0007】同図において、磁気ディスク5a〜5dの
欄に振られた数字は各スロットで磁気ディスクから読み
出される映像プログラムの番号(または、これを再生し
ているクライアント端末の番号)である。各スロットで
読み出されたセグメントデータは、読み出し制御装置6
によって、ネットワーク3を経由して、対応する映像送
出装置2aのバッファメモリ7aに送られ、更に一定レ
ートでクライアント端末に送られる。上記したように、
映像プログラムのセグメント列は磁気ディスク5a〜5
dに対して巡回的に配置されているため、セグメントの
読み出しは、サブサイクルの進行に従って、5a→5b
→5c→5d→5aという順序でなされる。他の映像プ
ログラムのセグメント列も同様に、各サブサイクルにお
いてタイムスロットの進行に応じて4個の磁気ディスク
に対して巡回的に読み出しがなされ、各ディスクで4ス
トリーム、ビデオサーバ全体で16ストリームの映像プ
ログラムが映像送出装置2a〜2dを経てクライアント
端末に送出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、セグメ
ントデータの大きさと磁気ディスク装置のセグメントデ
ータの読み出し能力を基にタイムスロットとサブサイク
ルを設け、この時間周期を単位としてセグメントデータ
を各ディスクに対して巡回的に配置していく方法は、無
駄なく最大16クライアントまでの端末に映像データを
送出できるという利点があるが、多くのクライアントが
映像データの送出サービスを受けている状態で新規のク
ライアントが映像データの送出を要求した場合に、要求
した映像データが蓄積されている磁気ディスクの読み出
しスロットが空くまで待たなければならず、応答性が悪
い場合があるという欠点がある。また、全てのクライア
ント端末での映像データの再生速度が通常速度である場
合は、無駄のないセグメントデータの読み出しがなされ
るが、クライアント端末が高速再生を行って磁気ディス
クへのアクセスが離散的になる場合や、低速再生を行っ
て磁気ディスクへのアクセス頻度が通常再生に比べて低
下した場合には、やはり、必要なデータセグメントのあ
る磁気ディスクの読み出しスロットが空くまで待つか、
他のセグメントの読み出しを遅らせる必要があり、ディ
スクに対する周期的な読み出し動作が破綻するという欠
点がある。
【0009】前記した従来例での映像サーバにおけるこ
のような例を示す。映像データaおよびbを構成するセ
グメントは、1番目のセグメント(映像データaにおけ
るa(1)、映像データbにおけるb(1))が磁気デ
ィスク5aに格納され、以下、図7に示すように、引き
続くセグメントが磁気ディスク5a〜5dに巡回的に格
納されている。
【0010】図8は4台のクライアントに対して映像a
の送出を行っている場合の各ディスク毎のタイムスロッ
トの使用状況を示している。図中の数字は図7でのセグ
メント番号を示している。時刻t0において、映像サー
バは4台のクライアントに対してセグメントa(3)、
a(7)、a(11)、a(11)の読み出しを行って
いる。これらのセグメントは、同じディスク5c上に記
憶されている。次の時刻t1においては、それぞれのク
ライアントに対して次の番号のセグメント、即ち、セグ
メントa(4)、a(8)、a(12)、a(12)
を、ディスク5cの次のディスク5dから読み出す。次
の時刻t2において、同様にセグメントa(5)、a
(9)、a(13)、a(13)を読み出す。この時刻
に5番目のクライアントが映像bをセグメント番号1か
ら映像送出要求を行った場合、ディスク5aに対するタ
イムスロットは既に映像再生を行っている4台のクライ
アントによって占有されているために、正常な読み出し
が保証されない。以降、このセグメント列の読み出しは
先行するクライアントと常に同じディスクに対してなさ
れ、非常に不安定なものとなり、ディスクのスケジュー
リング状態によってセグメントの読み出しが成功したり
失敗したり、あるいは読み出し動作が次スロットまで延
長されて映像セグメントの送出の遅れによる再生映像の
途切れが生じたりする。
【0011】図9は時刻t0でディスク5d上の映像a
のセグメントa(4)、a(8)、a(12)、a(1
2)を4台のクライアントがデータの読み出しを行い、
更に2台のクライアントが映像bのセグメントb(1)
および映像cのセグメントc(1)から1/2倍の低速
再生を始めた場合の動作図である。ただし、映像cの4
個のディスクに対するセグメント配置は映像a、bと同
様とする。この場合、時刻t2において、6台のクライ
アントは同一ディスク5bをアクセスすることになる。
更にこの時刻以降も、ディスク5bのアクセスは常に6
台のクライアントが同時にアクセスするようなタイミン
グになってしまう。
【0012】このようなシステマティックに起こるセグ
メントの読み出し競合を避けるために、セグメント列の
複数のディスクへの配置順序を完全にランダムにする方
法があるが、このようにするとセグメント列の配置順序
を記憶し、これを参照しながらセグメントを読み出すと
いう余分な手段もしくは手順を付加する必要がある。
【0013】本発明はこのような欠点を解決するために
なされたもので、セグメントデータの複数の磁気ディス
クへの配置を疑似ランダム的に行い、新規クライアント
に対する応答時間や磁気ディスクへの通常頻度以外の頻
度でのアクセスが生じた場合の応答性の期待値を、既存
クライアントへの影響を抑えつつ改善する方法を提供す
るものである。さらに、本発明においては、このような
動作状態において効果的な障害対策を行う手段を提供す
るものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記した問題点を解決す
るために、本発明に係る映像データ記憶方法は、映像デ
ータのそれぞれを一定の長さにセグメント化した映像セ
グメント列として複数の映像蓄積装置に分散記憶させ、
このセグメント化されたデータがネットワークを介して
複数の映像送出装置に送出される構成の場合に、この映
像セグメント列を蓄積装置の台数に等しいシーケンス長
の疑似ランダム系列に従ってそれぞれの蓄積装置に巡回
的に配置し、かつ複数の映像データのそれぞれを異なる
疑似ランダム系列に基づいてこの蓄積装置上に配置する
ものである。
【0015】更に、本発明による第1の映像サーバは、
映像データのそれぞれを一定の長さにセグメント化した
映像セグメント列として複数の映像蓄積装置に分散記憶
させ、このセグメント化されたデータをネットワークを
介してクライアント端末と接続された複数の映像送出装
置に送出する構成をとり、この映像セグメント列が蓄積
装置の台数に等しいシーケンス長の疑似ランダム系列に
従ってそれぞれの蓄積装置に巡回的に配置され、かつ複
数の映像データのそれぞれが異なる疑似ランダム系列に
基づいてこの蓄積装置上に配置されるようにしたもので
ある。
【0016】また、本発明の第2の映像サーバは、上記
した第1の映像サーバに対して更に、映像蓄積装置の障
害を監視し故障装置を映像送出装置に通知する障害監視
装置と、セグメント化された映像データの所定の数の映
像セグメント列に含まれるデータの修復を行うパリティ
セグメントを蓄積するパリティ蓄積装置がネットワーク
に接続され、パリティ蓄積装置にはそれぞれの映像デー
タの1シーケンス分の映像セグメント列に対応するパリ
ティセグメントが配置されており、障害監視装置によっ
て故障が検知された場合には、前記複数の映像送出装置
のそれぞれは障害装置を除く映像送出装置とパリティ蓄
積装置に対して映像セグメントと対応するパリティセグ
メントの送出要求を送出し、この要求に対して得られた
データから映像セグメント列の修復を行うようにしたも
のである。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明は、上記した映像データ記
憶方法、もしくは第1の構成によって、各蓄積装置に対
するアクセス要求がほぼランダムになるため、時間的な
負荷分散がなされる。この結果、映像送出装置からの送
出要求タイミングによって映像蓄積装置が定常的な過負
荷状態に陥る可能性が減少し、映像送出装置に対する応
答時間の期待値が短縮される。これによって、個々の磁
気ディスク装置に対するアクセス頻度が大きく異なる映
像データセグメント列の読み出しを行う場合でも、一定
の応答時間以下のデータの提供が可能となる。また個々
の映像の分散配置順序は疑似ランダム系列に基づいてい
るが蓄積装置の数をサイクルとした周期的なアクセスが
なされるため予測可能である。
【0018】更に本発明は、上記第2の構成により、複
数の蓄積装置の内の1つが故障した場合に、映像送出装
置が残りの正常な蓄積装置からの映像データセグメント
とパリティ蓄積装置からのパリティセグメントから故障
した蓄積装置から送出されるべきデータを修復すること
が可能になり、信頼性の高い映像再生装置を提供するこ
とができる。また、この構成ではパリティセグメントが
パリティ蓄積装置に記憶されており、第1の発明の映像
サーバ装置の構成に対して互換性がある。
【0019】(実施の形態1)以下、本発明の第1の実
施の形態の映像サーバについて、図面を参照しながら説
明する。本発明の実施の形態におけるビデオサーバの構
成と動作は従来例における図5と同じである。従来例と
異なる点は、各映像のセグメント列の4個のディスクに
対する分散配置法が、従来例においては図7に示すよう
に映像に関係なくディスク5a〜5dに対して等しく巡
回的に配置されていたのに対して、実施の形態において
は図1に示すように映像によって異なる分散配置順序で
配置されている。4個のディスクに対してセグメント列
を巡回的に配置する順序は、4C1×3C1×2C1
(Cは組合せ:コンビネーションを示す)=24通り存
在する。映像セグメント列を記憶する場合に、この24
通りのいずれかをランダムに選択して使用する。
【0020】図1においては、映像aに対して1→2→
3→4→1、映像bに対して2→4→1→3→2、映像
cに対して3→1→4→2→3、映像dに対して4→3
→1→2→4の順にそれぞれのセグメント列が4個のデ
ィスクに配置されている。このような状態で、図8に示
したような新規クライアントからのセグメント読み出し
要求によってディスクアクセスの競合が起こる場合を考
える。図1は4台のクライアントに対して映像aの送出
を行っている場合の各ディスク毎のタイムスロットの使
用状況を示している。図中の文字は図7と同様に映像デ
ータのセグメント番号を示している。時刻t0におい
て、映像サーバは4台のクライアントに対してセグメン
トa(3)、a(7)、a(11)、a(11)の読み
出しを行っている。これらのセグメントは、同じディス
ク5c上に記憶されている。次の時刻t1においては、
それぞれのクライアントに対して次の番号のセグメン
ト、即ち、セグメントa(4)、a(8)、a(1
2)、a(12)を、ディスク5cの次のディスク5d
から読み出す。次の時刻t2において、同様にセグメン
トa(5)、a(9)、a(13)、a(13)を読み
出す。この時刻に5番目のクライアントが映像bをセグ
メント番号1から映像b(3)の送出要求を行った場
合、ディスク5aに対するタイムスロットは既に映像再
生を行っている4台のクライアントによって占有されて
いるために、正常な読み出しが保証されない。しかしな
がら、映像aと映像bは異なる順序系列でディスク間に
セグメント配置がなされているために、時刻t3では映
像aと別なディスク5cにアクセスされ、ディスクの競
合が生じない(厳密には、生じない確率が3/4にな
る)。このように、セグメント列の読み出しが先行する
クライアントと異なるディスクに対してなされる可能性
が高い。この結果、従来例に比べて各ディスクに対する
アクセス頻度が平準化されるためにセグメントの読み出
しが成功し映像再生時の途切れが生ずる可能性が低くな
る。
【0021】図2は従来例の図9に示したような通常再
生を行うクライアントと低速再生を要求する複数のクラ
イアントとによってディスクアクセスの競合が起こる場
合の動作を示している。同図において、4台のクライア
ントがデータの読み出しを行い、更に2台のクライアン
トが映像bのセグメントb(3)および映像cのセグメ
ントc(2)から1/2倍の低速再生を始めた場合の動
作図である。この場合、6台のクライアントが同時に同
一ディスクをアクセスする時刻t2においては、セグメ
ントb(4)はディスク5cを、セグメントc(3)は
ディスク5dをアクセスすることになり、ディスクの競
合が生じない(厳密には、生じない確率がそれぞれ3/
4になる)。このように、同時に映像再生を開始したク
ライアントからのセグメント列の読み出しが異なるディ
スクに分散される。この結果、従来例に比べて各ディス
クに対するアクセス頻度が平準化されるためにセグメン
トの読み出しが成功し映像再生時の途切れが生ずる可能
性が高くなる。
【0022】更に、この実施の形態でのセグメント配置
手法では、セグメント列の複数のディスクへの配置順序
を完全にランダムにする方法に比べると、異なるセグメ
ント列間の相関はランダムであるがディスク間の配置順
序は巡回的であるので、配列パターンを登録する等の方
法によってセグメント列の配置順序を記憶することがで
きるため、配置順序を参照するための手段や手順を付加
する必要がない。
【0023】(実施の形態2)次に本発明の第2の実施
の形態について、図面を参照しながら説明する。図4
は、第2の実施の形態におけるビデオサーバの構成を示
す図である。同図において、図5と同じ構成要件には同
じ番号が付されている。この図のビデオサーバは図5の
構成に加えて、パリティ蓄積装置20がネットワーク3
に接続されている。このパリティ蓄積装置20は、映像
蓄積装置1a〜1dと同様に、読み出し制御装置22お
よび磁気ディスク21を備えている。磁気ディスク5a
〜5dには、第1の実施の形態において示したように、
映像データのセグメント列が映像毎に異なる疑似ランダ
ム系列に従って記憶されており、このセグメント列の1
巡回分のデータに対するパリティデータがパリティ記憶
装置20内の磁気ディスク21に記憶されている。映像
蓄積装置1a〜1dの稼働状態は障害監視装置26によ
って監視されており、映像蓄積装置のいずれかが故障し
て映像セグメントの読み出し、送出が不可能になった場
合には、この障害監視装置26によって、パリティ蓄積
装置20が活性化され、更に障害の状況が映像送出装置
2a〜2dに伝えられる。映像送出装置2a〜2dは、
バッファメモリ7a〜7dに接続されたエラー訂正装置
25を備えている。このエラー訂正装置25は、バッフ
ァメモリ7a〜7d内に蓄えられた映像データのセグメ
ント列の1巡回分のデータの内、故障した映像蓄積装置
からのセグメントを除くセグメント列とパリティ蓄積装
置20からのパリティセグメントから、故障した映像蓄
積装置からのセグメントの再生を行い、対応するクライ
アント端末に送出する。
【0024】本構成によると、第1の実施の形態で得ら
れる利点を保ちながらフォールトトレラント機能を付加
したビデオサーバーを実現することができる。更に、本
構成は、映像送出装置に内蔵されるエラー訂正装置25
を除くと、第1の実施の形態での構成にパリティ蓄積装
置20と障害監視装置26を付加した構成になってお
り、障害が発生しない場合の動作は第1の実施の形態の
動作と全く同じである。従って、本構成は第1の実施の
形態の構成からの拡張でフォールトトレラント機能を容
易に付加できるものとなっている。
【0025】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば映像デ
ータのそれぞれを一定の長さにセグメント化した映像セ
グメント列として複数の映像蓄積装置に蓄積装置の台数
に等しいシーケンス長の疑似ランダム系列に従って巡回
的に分散記憶させ、このセグメント化されたデータがネ
ットワークを介して複数の映像送出装置に送出されるよ
うにすることによって、各蓄積装置に対するアクセス要
求がほぼランダムになるため、時間的な負荷分散がなさ
れる。この結果、映像送出装置からの送出要求に対する
応答時間の期待値が短縮される。また個々の映像の分散
配置順序は蓄積装置の数をサイクルとした周期的なもの
であるため予測(計算)可能である。
【0026】また、更に、映像蓄積装置の障害を監視し
故障装置を映像送出装置に通知する障害監視装置とセグ
メント化された映像データのパリティセグメントを蓄積
するパリティ蓄積装置を設けることによって、複数の蓄
積装置の内の1つが故障した場合に、映像送出装置が残
りの正常な蓄積装置から正常な映像データを修復するこ
とが可能になり、信頼性の高い映像再生装置を提供する
ことができる。また、この構成ではパリティセグメント
がパリティ蓄積装置に記憶されており、第1の発明の映
像サーバ装置の構成に対して互換性がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における映像データセグメン
トの配置図
【図2】第1の実施の形態におけるディスクアクセスの
説明図
【図3】第1の実施の形態におけるディスクアクセスの
説明図
【図4】第2の実施の形態におけるビデオサーバの構成
【図5】第1の実施の形態および従来例におけるビデオ
サーバの構成図
【図6】従来例におけるビデオサーバの動作図
【図7】従来例における映像データセグメントの配置図
【図8】従来例におけるディスクアクセスの説明図
【図9】従来例におけるディスクアクセスの説明図
【符号の説明】
1a〜1d 映像蓄積装置 2a〜2d 映像送出装置 3 ネットワーク 4a〜4b クライアント端末 5a〜5d 磁気ディスク 6 読み出し制御装置 7a〜7d バッファメモリ 8 送出制御装置 20 パリティ蓄積装置 25 エラー訂正装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の映像データのそれぞれを一定の長さ
    にセグメント化した映像セグメント列を分散して蓄積す
    る複数の映像蓄積装置と、 前記複数の映像蓄積装置のそれぞれに対して所望の映像
    セグメントの送出要求を送出し、この要求に対応して該
    映像蓄積装置から得られる映像セグメントを連結して映
    像データのストリームを得る複数の映像送出装置と、 前記複数の映像蓄積装置と前記複数の映像送出装置とを
    接続するネットワークとを備えた映像サーバにおいて、 前記映像セグメント列が前記複数の蓄積装置の台数に等
    しいシーケンス長の疑似ランダム系列に従ってそれぞれ
    の蓄積装置に巡回的に配置し、かつ複数の映像データの
    それぞれを異なる疑似ランダム系列に基づいて前記蓄積
    装置上に配置することを特徴とする映像データ記憶方
    法。
  2. 【請求項2】複数のクライアント端末からの転送要求に
    従ってそれぞれの端末に対して映像データを送出する映
    像サーバであって、 複数の映像データのそれぞれを一定の長さにセグメント
    化した映像セグメント列を分散して蓄積する複数の映像
    蓄積装置と、 前記複数のクライアント端末の一部と接続され、前記ク
    ライアント端末からの転送要求に応じて前記複数の映像
    蓄積装置に対して所望の映像セグメントの送出要求を送
    出し、この要求に対応して該映像蓄積装置から得られる
    映像セグメントを前記転送要求を発行したクライアント
    端末に対して送出する複数の映像送出装置と、 前記複数の映像蓄積装置と前記複数の映像送出装置とを
    接続するネットワークとを備え、 前記映像セグメント列が前記複数の蓄積装置の台数に等
    しいシーケンス長の疑似ランダム系列に従ってそれぞれ
    の蓄積装置に巡回的に配置され、かつ複数の映像データ
    のそれぞれが異なる疑似ランダム系列に基づいて前記蓄
    積装置上に配置されていることを特徴とする映像サー
    バ。
  3. 【請求項3】複数のクライアント端末からの転送要求に
    従ってそれぞれの端末に対して映像データを送出する映
    像サーバであって、 複数の映像データのそれぞれを一定の長さにセグメント
    化した映像セグメント列を分散して蓄積する複数の映像
    蓄積装置と、 所定の数の映像セグメント列に含まれるデータの修復を
    行うパリティセグメントを蓄積する1つもしくは複数の
    パリティ蓄積装置と、 前記複数のクライアント端末の一部と接続され、前記ク
    ライアント端末からの転送要求に応じて前記複数の映像
    蓄積装置に対して所望の映像セグメントの送出要求を送
    出し、この要求に対応して前記映像蓄積装置から得られ
    る映像セグメントを前記転送要求を発行したクライアン
    ト端末に対して送出する複数の映像送出装置と、 前記複数の映像蓄積装置と前記1つもしくは複数のパリ
    ティ蓄積装置と前記複数の映像送出装置とを接続するネ
    ットワークと、 前記複数の映像蓄積装置の障害を監視し、故障装置を前
    記複数の映像送出装置に通知する障害監視装置とを備
    え、 前記映像セグメント列が前記複数の蓄積装置の台数に等
    しいシーケンス長の疑似ランダム系列に従ってそれぞれ
    の蓄積装置に巡回的に配置され、かつ複数の映像データ
    のそれぞれが異なる疑似ランダム系列に基づいて前記蓄
    積装置上に配置されており、 前記パリティ蓄積装置にはそれぞれの映像データの1シ
    ーケンス分の映像セグメント列に対応するパリティセグ
    メントが配置されており、前記障害監視装置によって故
    障が検知された場合には、前記複数の映像送出装置のそ
    れぞれは障害装置を除く映像送出装置とパリティ蓄積装
    置に対して映像セグメントと対応するパリティセグメン
    トの送出要求を送出し、この要求に対して得られたデー
    タから映像セグメント列の修復を行うことを特徴とする
    映像サーバ。
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