JPH09204986A - 高圧蒸気放電灯 - Google Patents

高圧蒸気放電灯

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JPH09204986A
JPH09204986A JP2873996A JP2873996A JPH09204986A JP H09204986 A JPH09204986 A JP H09204986A JP 2873996 A JP2873996 A JP 2873996A JP 2873996 A JP2873996 A JP 2873996A JP H09204986 A JPH09204986 A JP H09204986A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
resistor
fec
parallel
lamp
Prior art date
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Pending
Application number
JP2873996A
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English (en)
Inventor
Shigeyuki Aoki
繁幸 青木
Shunichi Sasaki
俊一 佐々木
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Iwasaki Denki KK
Original Assignee
Iwasaki Denki KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、低温時における始動特性が良好な
始動器内蔵型の高圧蒸気放電灯を提供することを目的と
する。 【解決手段】 少なくとも非線形セラミックコンデンサ
と半導体スイッチとを直列に接続してなる始動器を発光
管と並列に接続し、該始動器の動作電圧がランプ入力電
圧より高くなる温度以下で、閉となる熱応動スイッチと
前記コンデンサを加熱するための抵抗体との直列回路を
該始動器に並列に接続し、これらを外管内に収納して構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、強誘電体からな
る非線形セラミックコンデンサ(以下、FECと略称す
る)を用いた始動器を外球内に内蔵させた高圧蒸気放電
灯に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、始動器内蔵の高圧放電ランプにお
いて、FECを利用したものが用いられている。これは
FECのスイッチング特性を利用して、ランプに直列に
接続した安定器のインダクタンスとの組合せにより半サ
イクル毎に高圧パルスを発生させ、これをランプに印加
して始動させるようにしたものである。また、管入力が
250〜400Wの中ワット、700W以上の高ワット
のランプでは、FECと直列に半導体スイッチを用いた
ものもある。この半導体スイッチは、パルス電圧の発生
する位相を変える作用とパルス電圧のピーク値を大きく
する作用がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、周囲温度が
0℃以下の低温時において、入力電圧を印加してもすぐ
にパルス電圧が発生せずランプが点灯するのに時間がか
かるという問題点がある。これは、FECの温度特性に
よるもので、図3に示すように、FECがパルスを発生
する電圧、すなわちブレークオーバー電圧は温度が低く
なるにつれて高くなる特性があるためである。つまり、
低温時にこのブレークオーバー電圧が高くなりランプの
入力電圧を越えてしまい、このためパルス電圧が発生せ
ずランプが点灯しない。ただし、特開平5−29098
5号公報に開示のように、ランプ不点時にパルスを停止
させるための抵抗体の発熱によりFECは徐々に加熱さ
れるため、ブレークオーバー電圧が入力電圧以下になっ
たときにパルスが発生しランプは始動する。
【0004】本発明は前記に鑑みてなされたもので、低
温時における始動特性が良好な始動器内蔵型の高圧蒸気
放電灯を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
め、本発明に係わる高圧蒸気放電灯は、強誘電体からな
る非線形セラミックコンデンサと該コンデンサに直列に
接続された半導体スイッチを基本とする始動器を発光管
と並列に接続し、始動器の動作電圧が入力電圧よりも高
くなる温度以下で、閉となる熱応動スイッチと前記非線
形セラミックコンデンサを加熱するための抵抗体の直列
回路を前記始動器に並列に接続し、これらを外球内に収
納して構成する。
【0006】
【作用】本発明に係わる加熱用抵抗体はFECに並列に
接続し、この抵抗体はFECに近接した構成となってお
り、熱を有効にFECに伝えることが出来るので低温時
においてFECの温度を早く上げることができる。その
ため、ブレークオーバー電圧が入力電圧以下となり、ラ
ンプの始動を早くさせることが出来る。また、抵抗体を
並列に接続するとパルス電圧の低下を招くが、ブレーク
オーバー電圧が入力電圧以下となるFECの温度(約0
℃)で抵抗体は切り離される構造となっているのでパル
ス電圧の低下によってランプが点灯しないということも
ない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づき説明する。図1は本発明に係る高圧蒸気放電灯の一
実施例を示す回路構成図である。図中1は高圧ナトリウ
ムランプの発光管、2は非線形セラミックコンデンサ
(FEC)、3は低温時の加熱用抵抗体、4は熱応動ス
イッチであり、加熱用抵抗体3とFEC2は並列に接続
され、かつFEC2と半導体スイッチ5は直列に接続さ
れ始動器を構成している。なお、熱応動スイッチ4は約
0℃で閉じるように設定され、常温(20℃)では開の
状態となる。又、加熱用抵抗体3には金属皮膜抵抗体1
KΩを用い、FEC2に近接して設置した。さらに、熱
応動スイッチ4にも抵抗体3の熱が伝導するように熱応
動スイッチ4とも近接して設置した。半導体スイッチ5
はブレークオーバー電圧が220Vであり、口金内に収
納する。
【0008】図中6はパルス停止兼焦電流バイパス用の
抵抗体であり、FEC2と半導体スイッチ5との直列回
路と並行に接続している。又、半導体スイッチ5には並
列にパルス位相安定用抵抗体7が接続されている。この
ように構成した発光管と始動器は外管内に保持され、高
圧メトリウムランプとして、安定器を介して交流電源に
接続され使用される。
【0009】次に、実験結果について説明する。前記の
ように構成した本発明に係わる管入力360Wの高圧ナ
トリウムランプと図2に示す従来構造の管入力360W
の高圧ナトリウムランプとを−20℃において、入力電
圧200Vを印加した際の始動特性を表1に示す。図2
中11は高圧ナトリウムランプの発光管、12はFE
C、15は半導体スイッチ、16はパルス停止兼焦電流
バイパス用抵抗体、17はパルス位相安定用抵抗体を示
す。 (以下、余白)
【0010】
【表1】
【0011】表1から明らかなように、本発明に係わる
ランプの低温時における始動特性は従来ランプに比べて
格段に優れており、約1/10の時間である。又、周囲
温度が0℃以下では前記と同様な始動特性が得られた。
なお、前記実施例では高圧ナトリウムランプについて説
明したが、石英製発光管内に金属ハロゲン化物を封入し
たメタルハライドランプでもほぼ同様な低温時での始動
特性が得られたる。
【0012】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて説明したよう
に、本発明は、低温時においてFECを加熱してブレー
クオーバー電圧を下げるため、FEC加熱用抵抗体をF
ECと並列に接続した構造としたので、低温時において
ランプを従来より早く点灯させることができ、始動特性
を大幅に改善することができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる高圧蒸気放電灯の一実施例を示
す回路構成図。
【図2】従来の高圧蒸気放電灯の回路構成図。
【図3】FECの温度とブレークオーバー電圧との関係
を示す特性図。
【符号の説明】
1 高圧ナトリウムランプ用発光管 2 非線形セラミックコンデンサ 3 加熱用抵抗体 4 熱応動スイッチ 5 半導体スイッチ 6 パルス停止兼焦電流バイパス用抵抗体 7 パルス位相安定用抵抗体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強誘電体からなる非線形セラミックコン
    デンサと該コンデンサに直列に接続された半導体スイッ
    チを基本とする始動器を発光管と並列に接続し、始動器
    の動作電圧が入力電圧よりも高くなる温度以下で、閉と
    なる熱応動スイッチと前記非線形セラミックコンデンサ
    を加熱するための抵抗体の直列回路を前記始動器に並列
    に接続し、これらを外球内に収納してなる高圧蒸気放電
    灯。
JP2873996A 1996-01-24 1996-01-24 高圧蒸気放電灯 Pending JPH09204986A (ja)

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JP2873996A JPH09204986A (ja) 1996-01-24 1996-01-24 高圧蒸気放電灯

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