JPH09204961A - 低挿抜力コネクタ - Google Patents
低挿抜力コネクタInfo
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- JPH09204961A JPH09204961A JP1098796A JP1098796A JPH09204961A JP H09204961 A JPH09204961 A JP H09204961A JP 1098796 A JP1098796 A JP 1098796A JP 1098796 A JP1098796 A JP 1098796A JP H09204961 A JPH09204961 A JP H09204961A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- female
- housing
- male
- housings
- female housing
- Prior art date
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 雌雄ハウジングからなる複数組の多極コネク
タが、低挿抜力により、且つ一括して嵌合・離脱操作で
きる。 【解決手段】 互いに連結手段を介して連結した第1の
雌ハウジング1Aおよび第2の雌ハウジング1Bが、相
互に噛合し連動される歯車13を左右側壁にそれぞれ枢
支しており、第1の雄ハウジング21Aおよび第2の雄
ハウジング21Bが、前記歯車13に形成したカム溝1
2に係入可能に突出し、且つ前記歯車13の回動に応じ
てハウジング前後方向にスライドして、該第1の雄ハウ
ジング21Aおよび第2の雄ハウジング21Bを、前記
第1の雌ハウジング1Aおよび第2の雌ハウジング1B
に対して嵌合・離脱させるスライドピン25を左右側壁
に有する。
タが、低挿抜力により、且つ一括して嵌合・離脱操作で
きる。 【解決手段】 互いに連結手段を介して連結した第1の
雌ハウジング1Aおよび第2の雌ハウジング1Bが、相
互に噛合し連動される歯車13を左右側壁にそれぞれ枢
支しており、第1の雄ハウジング21Aおよび第2の雄
ハウジング21Bが、前記歯車13に形成したカム溝1
2に係入可能に突出し、且つ前記歯車13の回動に応じ
てハウジング前後方向にスライドして、該第1の雄ハウ
ジング21Aおよび第2の雄ハウジング21Bを、前記
第1の雌ハウジング1Aおよび第2の雌ハウジング1B
に対して嵌合・離脱させるスライドピン25を左右側壁
に有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は低挿抜力コネクタに
関し、コネクタ同士の嵌合・離脱操作が操作レバーの梃
作用によって低挿抜力で行えるコネクタ構造に関するも
のである。
関し、コネクタ同士の嵌合・離脱操作が操作レバーの梃
作用によって低挿抜力で行えるコネクタ構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】最近の自動車の高級化あるいは高機能化
は、電装品等の増加に伴った電線本数の増加により、電
線同士あるいは電線と電装品とを繋ぐコネクタを、多数
個のターーミナルを収容して多極化させている。又、こ
の種のコネクタは、ターミナル同士の接触圧が、極数の
多少に係わらず車両の振動等による影響を考慮して所定
値以上に高く設定されるため、コネクタ同士の嵌合・離
脱操作には大きな挿抜力が必要とされ、作業性の低下が
問題とされる。上記問題を解決する低挿抜力コネクタと
して、操作レバーを回動して梃作用を利用するようにし
た実開平6−73879号公報に記載のものを図10お
よび図11に基づき説明する。図10は従来のレバー式
コネクタの部分切欠斜視図、図11は図10の分解斜視
図である。
は、電装品等の増加に伴った電線本数の増加により、電
線同士あるいは電線と電装品とを繋ぐコネクタを、多数
個のターーミナルを収容して多極化させている。又、こ
の種のコネクタは、ターミナル同士の接触圧が、極数の
多少に係わらず車両の振動等による影響を考慮して所定
値以上に高く設定されるため、コネクタ同士の嵌合・離
脱操作には大きな挿抜力が必要とされ、作業性の低下が
問題とされる。上記問題を解決する低挿抜力コネクタと
して、操作レバーを回動して梃作用を利用するようにし
た実開平6−73879号公報に記載のものを図10お
よび図11に基づき説明する。図10は従来のレバー式
コネクタの部分切欠斜視図、図11は図10の分解斜視
図である。
【0003】このコネクタは、雌型ハウジング63に形
成した枢軸63aを支点として回動自在に取り付けられ
た操作レバー61を操作することにより、該操作レバー
61の一端に形成した部分歯車62に噛合する大歯車6
6と該大歯車66と同軸に設けられ、且つ雌型ハウジン
グ63の内壁下部に設けたラック64と噛合する小歯車
67とからなる二重歯車68を側壁に枢着させた雄型ハ
ウジング65を前記雌型ハウジング63に沿って摺動可
能に設けたものである。そして、この従来コネクタは、
操作レバー61、二重歯車68および、ラック64の作
用により、コネクタ同士の嵌合・離脱作業を低挿抜力で
行うことができた。
成した枢軸63aを支点として回動自在に取り付けられ
た操作レバー61を操作することにより、該操作レバー
61の一端に形成した部分歯車62に噛合する大歯車6
6と該大歯車66と同軸に設けられ、且つ雌型ハウジン
グ63の内壁下部に設けたラック64と噛合する小歯車
67とからなる二重歯車68を側壁に枢着させた雄型ハ
ウジング65を前記雌型ハウジング63に沿って摺動可
能に設けたものである。そして、この従来コネクタは、
操作レバー61、二重歯車68および、ラック64の作
用により、コネクタ同士の嵌合・離脱作業を低挿抜力で
行うことができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記コ
ネクタでは、図示からも明らかなように、構造上の制約
から一組の雄・雌ハウジングの嵌合しか行うことができ
なかった。しかし、既述したように、コネクタはターミ
ナル数を増加させた多極化傾向にあり、この要求に対し
て複数組のコネクタを設けて対応していたのでは、作業
性が低下するという問題があった。一方、車種あるいは
階層別に変更される電装品等の増減に応じてそれぞれ個
別に専用コネクタを設計していたのでは、金型数が増加
して製造コストの上昇を招くという問題があった。本発
明は上記状況に鑑みてなされたもので、多極コネクタを
低挿抜力によって嵌合・離脱操作でき、しかも、ターミ
ナル数の増減に対しコネクタ数を増減させて柔軟に対応
できる低挿抜力コネクタを提供し、作業性の向上を図る
と共に、拡張性を有して製造コストの上昇を抑制するこ
とを目的とする。
ネクタでは、図示からも明らかなように、構造上の制約
から一組の雄・雌ハウジングの嵌合しか行うことができ
なかった。しかし、既述したように、コネクタはターミ
ナル数を増加させた多極化傾向にあり、この要求に対し
て複数組のコネクタを設けて対応していたのでは、作業
性が低下するという問題があった。一方、車種あるいは
階層別に変更される電装品等の増減に応じてそれぞれ個
別に専用コネクタを設計していたのでは、金型数が増加
して製造コストの上昇を招くという問題があった。本発
明は上記状況に鑑みてなされたもので、多極コネクタを
低挿抜力によって嵌合・離脱操作でき、しかも、ターミ
ナル数の増減に対しコネクタ数を増減させて柔軟に対応
できる低挿抜力コネクタを提供し、作業性の向上を図る
と共に、拡張性を有して製造コストの上昇を抑制するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る低挿抜力コネクタは、少なくとも二組の
雌、雄ハウジングを有し、それぞれに内装した接続端子
群を相互接続させる低挿抜力コネクタにおいて、第1の
雌ハウジングおよび第2の雌ハウジングを相互に結合固
定する連結手段と、各雌ハウジングの左右側壁に突設し
た一組の枢軸と、所要形状のカム溝を有して前記枢軸に
それぞれ回動自在に装着されると共に、前記第1および
第2の雌ハウジングが相互結合時に互いに噛合し連動さ
れる歯車と、前記第1および第2の雌ハウジングの少な
くとも何れか一方の前記歯車に連設される操作レバーと
を具備し、第1の雄ハウジングおよび第2の雄ハウジン
グが左右側壁に突出し、且つ前記カム溝に係入可能に設
けられたスライドピンを有し、前記操作レバーを回動操
作することにより前記第1の雄ハウジングおよび第2の
雄ハウジングが前記第1の雌ハウジングおよび第2の雌
ハウジングに対しそれぞれ嵌合または離脱されることを
特徴とする。
の本発明に係る低挿抜力コネクタは、少なくとも二組の
雌、雄ハウジングを有し、それぞれに内装した接続端子
群を相互接続させる低挿抜力コネクタにおいて、第1の
雌ハウジングおよび第2の雌ハウジングを相互に結合固
定する連結手段と、各雌ハウジングの左右側壁に突設し
た一組の枢軸と、所要形状のカム溝を有して前記枢軸に
それぞれ回動自在に装着されると共に、前記第1および
第2の雌ハウジングが相互結合時に互いに噛合し連動さ
れる歯車と、前記第1および第2の雌ハウジングの少な
くとも何れか一方の前記歯車に連設される操作レバーと
を具備し、第1の雄ハウジングおよび第2の雄ハウジン
グが左右側壁に突出し、且つ前記カム溝に係入可能に設
けられたスライドピンを有し、前記操作レバーを回動操
作することにより前記第1の雄ハウジングおよび第2の
雄ハウジングが前記第1の雌ハウジングおよび第2の雌
ハウジングに対しそれぞれ嵌合または離脱されることを
特徴とする。
【0006】そして、相互に結合した複数個の雌ハウジ
ングにそれぞれ枢着され、且つ互いに噛合して連動可能
に設けられた各歯車のカム溝に対し、複数個の雄ハウジ
ングにそれぞれ突設したスライドピンを係入して、所定
歯車に連設の操作レバーを回転操作することにより、各
スライドピンが各カム溝に沿って移動するので、複数個
の雄ハウジングと複数個の雌ハウジングとを相互に低挿
入力で同時に嵌合させることができる。また、操作レバ
ーを逆回転させることにより、複数個の雄ハウジングと
複数個の雌ハウジングとを相互に低引抜力で同時に離間
させることができる。
ングにそれぞれ枢着され、且つ互いに噛合して連動可能
に設けられた各歯車のカム溝に対し、複数個の雄ハウジ
ングにそれぞれ突設したスライドピンを係入して、所定
歯車に連設の操作レバーを回転操作することにより、各
スライドピンが各カム溝に沿って移動するので、複数個
の雄ハウジングと複数個の雌ハウジングとを相互に低挿
入力で同時に嵌合させることができる。また、操作レバ
ーを逆回転させることにより、複数個の雄ハウジングと
複数個の雌ハウジングとを相互に低引抜力で同時に離間
させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る低挿抜力コネ
クタの好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明す
る。図1は本発明に係る低挿抜力コネクタの嵌合以前の
外観斜視図、図2は図1の雌ハウジングの分解斜視図、
図3は本発明の低挿抜力コネクタに使用される歯車の拡
大斜視図である。なお、本実施形態では、2個の雌ハウ
ジングが互いに連結された2連構造であると共に、それ
ぞれ基板に直付けできる基板付け用コネクタとして説明
する。この低挿抜力コネクタ1は、略矩形体状に設けら
れ互いに結合した2連構造の雌ハウジング1A、1B
と、略矩形体状に設けられ互いに分離独立して該雌ハウ
ジング1A、1Bと嵌合可能にされた2個の雄ハウジン
グ21A、21Bとから構成され、各ハウジングにそれ
ぞれ内装した不図示の接続端子群が相互接続される。
クタの好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明す
る。図1は本発明に係る低挿抜力コネクタの嵌合以前の
外観斜視図、図2は図1の雌ハウジングの分解斜視図、
図3は本発明の低挿抜力コネクタに使用される歯車の拡
大斜視図である。なお、本実施形態では、2個の雌ハウ
ジングが互いに連結された2連構造であると共に、それ
ぞれ基板に直付けできる基板付け用コネクタとして説明
する。この低挿抜力コネクタ1は、略矩形体状に設けら
れ互いに結合した2連構造の雌ハウジング1A、1B
と、略矩形体状に設けられ互いに分離独立して該雌ハウ
ジング1A、1Bと嵌合可能にされた2個の雄ハウジン
グ21A、21Bとから構成され、各ハウジングにそれ
ぞれ内装した不図示の接続端子群が相互接続される。
【0008】雌ハウジング1A、1Bは、図2に示すよ
うに、図の上方側に位置する第1の雌ハウジング1A
と、図の下方側に位置する第2の雌ハウジング1Bとが
相互に結合して構成されるもので、両ハウジングの連結
手段として、第1の雌ハウジング1Aの左右側壁の一方
の外面(図の左側)には凹状のロック保持部6が形成さ
れ、該ロック保持部6に対応する第2の雌ハウジング1
Bの位置には係止突起9aを備えて弾性変形するロック
部9が突設されている。また、第1の雌ハウジング1A
の左右側壁の他方(図の右側)には不図示のロック部が
垂設され、第2の雌ハウジング1Bには不図示のロック
保持部が形成されている。
うに、図の上方側に位置する第1の雌ハウジング1A
と、図の下方側に位置する第2の雌ハウジング1Bとが
相互に結合して構成されるもので、両ハウジングの連結
手段として、第1の雌ハウジング1Aの左右側壁の一方
の外面(図の左側)には凹状のロック保持部6が形成さ
れ、該ロック保持部6に対応する第2の雌ハウジング1
Bの位置には係止突起9aを備えて弾性変形するロック
部9が突設されている。また、第1の雌ハウジング1A
の左右側壁の他方(図の右側)には不図示のロック部が
垂設され、第2の雌ハウジング1Bには不図示のロック
保持部が形成されている。
【0009】すなわち、第1の雌ハウジング1Aおよび
第2の雌ハウジング1Bは本質的に同一構造に設けら
れ、成形金型を単一にして製造コストの低減が図られて
いる。なお、前記の連結手段の構成に代えて、一方の雌
ハウジングの左右側壁にロック保持部をそれぞれ形成
し、他方の雌ハウジングの左右側壁にロック部をそれぞ
れ形成した構成とすることもできる。このように構成し
た場合は、ハウジング同士の分離に多少の難が生じるも
のの、ハウジング同士の結合状態は強固に維持できる。
第2の雌ハウジング1Bは本質的に同一構造に設けら
れ、成形金型を単一にして製造コストの低減が図られて
いる。なお、前記の連結手段の構成に代えて、一方の雌
ハウジングの左右側壁にロック保持部をそれぞれ形成
し、他方の雌ハウジングの左右側壁にロック部をそれぞ
れ形成した構成とすることもできる。このように構成し
た場合は、ハウジング同士の分離に多少の難が生じるも
のの、ハウジング同士の結合状態は強固に維持できる。
【0010】また、各雌ハウジング1A、1Bは前方開
口部3寄りの左右側壁の外面に一組の枢軸5を突設させ
ている。また、各雌ハウジング1A、1Bの左右側壁に
は、前方開口部3より枢軸5に接近する適所にあって、
次に述べる各スライドピンを受け入れできる左方側、右
方側の各切込み溝7が穿設されている。さらに、各雌ハ
ウジング1A、1Bの上面後方(第2の雌ハウジング1
Bでは図示されない)には、図示しない基板と接続する
電極8が突出されている。なお、第1の雌ハウジング1
Aでは、嵌合される雄ハウジングの形態に応じて前方開
口部3内が複数域に区画された形状からなっている。
口部3寄りの左右側壁の外面に一組の枢軸5を突設させ
ている。また、各雌ハウジング1A、1Bの左右側壁に
は、前方開口部3より枢軸5に接近する適所にあって、
次に述べる各スライドピンを受け入れできる左方側、右
方側の各切込み溝7が穿設されている。さらに、各雌ハ
ウジング1A、1Bの上面後方(第2の雌ハウジング1
Bでは図示されない)には、図示しない基板と接続する
電極8が突出されている。なお、第1の雌ハウジング1
Aでは、嵌合される雄ハウジングの形態に応じて前方開
口部3内が複数域に区画された形状からなっている。
【0011】雄ハウジング21A、21Bは、図1に示
すように、図の上方側に位置する第1の雄ハウジング2
1Aと、図の下方側に位置する第2の雄ハウジング21
Bとからなる。これら雄ハウジング21A、21Bは、
上下反転した状態で図示されているだけで、同一構造か
らなっている。従って、ここでは第1の雄ハウジング2
1Aの構成についてのみ説明するものとする。略矩形体
状からなる雄ハウジング21Aは、ハウジング前後方向
(嵌合・離脱方向)に沿って延びた案内リブ23を左右
側壁に突設させていると共に、該案内リブ23より一段
高く突出したスライドピン25を前記案内リブ23の前
端部に設けている。なお、ハウジング後端部には、端子
接続された複数本の電線30が導出されている。
すように、図の上方側に位置する第1の雄ハウジング2
1Aと、図の下方側に位置する第2の雄ハウジング21
Bとからなる。これら雄ハウジング21A、21Bは、
上下反転した状態で図示されているだけで、同一構造か
らなっている。従って、ここでは第1の雄ハウジング2
1Aの構成についてのみ説明するものとする。略矩形体
状からなる雄ハウジング21Aは、ハウジング前後方向
(嵌合・離脱方向)に沿って延びた案内リブ23を左右
側壁に突設させていると共に、該案内リブ23より一段
高く突出したスライドピン25を前記案内リブ23の前
端部に設けている。なお、ハウジング後端部には、端子
接続された複数本の電線30が導出されている。
【0012】前記雌ハウジング1A、1Bの各枢軸5に
は、所要形状のカム溝12を有した歯車13が回動自在
に装着されている。各雌ハウジング1A、1Bの左方
側、右方側のカム溝12は対称位置で且つ対称方向に形
成されると共に、雌ハウジング1A、1B同士が結合状
態でそれぞれの左方側、右方側に位置する歯車13は、
互いに噛合して相互に異なる方向へ連動可能に設けられ
ている。さらに、第1の雌ハウジング1Aおよび第2の
雌ハウジング1Bの少なくとも何れか一方の組の歯車、
本実施形態の場合には、第1の雌ハウジング1Aの各歯
車13に操作レバー14がそれぞれ延設され、各操作レ
バー14の延長端部には回動操作のために両レバーを繋
いだ形状の把持部15が形成されている。
は、所要形状のカム溝12を有した歯車13が回動自在
に装着されている。各雌ハウジング1A、1Bの左方
側、右方側のカム溝12は対称位置で且つ対称方向に形
成されると共に、雌ハウジング1A、1B同士が結合状
態でそれぞれの左方側、右方側に位置する歯車13は、
互いに噛合して相互に異なる方向へ連動可能に設けられ
ている。さらに、第1の雌ハウジング1Aおよび第2の
雌ハウジング1Bの少なくとも何れか一方の組の歯車、
本実施形態の場合には、第1の雌ハウジング1Aの各歯
車13に操作レバー14がそれぞれ延設され、各操作レ
バー14の延長端部には回動操作のために両レバーを繋
いだ形状の把持部15が形成されている。
【0013】前記各カム溝12は、各スライドピン25
を係入して歯車13を回動することにより、雄ハウジン
グ21A、21Bを雌ハウジング1A、1Bに対しスラ
イドさせるもので、また、各切込み溝7は、各案内リブ
23を係入することにより、前記雄ハウジング21A、
21Bのスライドを良好にするものである。そして、カ
ム溝12と切込み溝7は、操作レバー14が解放位置に
保持された状態(図1の状態)で雄ハウジング21A、
21Bのスライドピン25および案内リブ23を受け入
れできるように、それぞれの導入開口部(図面を簡明に
するため符号は省略する)が一致され、また、カム溝1
2は操作レバー14の回動に伴ってスライドピン25を
枢軸5に漸次に接近させるような形状に形成されてい
る。すなわち、前記各カム溝12は、前記操作レバー1
4の回動操作に伴う、歯車13の回転によるカム作用
で、各スライドピン25を各雌ハウジング1A、1Bの
前後方向へ移動させることができる。言い換えると、前
記各カム溝12および各切込み溝7は、前記各雌ハウジ
ングは1A、1Bへの各雄ハウジング21A、21Bの
平行移動による嵌合接続、ひいてはこれら両者の各接続
端子群の相互を接続または解放可能にする。
を係入して歯車13を回動することにより、雄ハウジン
グ21A、21Bを雌ハウジング1A、1Bに対しスラ
イドさせるもので、また、各切込み溝7は、各案内リブ
23を係入することにより、前記雄ハウジング21A、
21Bのスライドを良好にするものである。そして、カ
ム溝12と切込み溝7は、操作レバー14が解放位置に
保持された状態(図1の状態)で雄ハウジング21A、
21Bのスライドピン25および案内リブ23を受け入
れできるように、それぞれの導入開口部(図面を簡明に
するため符号は省略する)が一致され、また、カム溝1
2は操作レバー14の回動に伴ってスライドピン25を
枢軸5に漸次に接近させるような形状に形成されてい
る。すなわち、前記各カム溝12は、前記操作レバー1
4の回動操作に伴う、歯車13の回転によるカム作用
で、各スライドピン25を各雌ハウジング1A、1Bの
前後方向へ移動させることができる。言い換えると、前
記各カム溝12および各切込み溝7は、前記各雌ハウジ
ングは1A、1Bへの各雄ハウジング21A、21Bの
平行移動による嵌合接続、ひいてはこれら両者の各接続
端子群の相互を接続または解放可能にする。
【0014】次に、前記低挿抜力コネクタ1の作用につ
いて、図4、図5を合わせ参照して説明する。なお、図
4は本発明に係る低挿抜力コネクタの構成を模式的に示
す正面説明図、図5は本発明に係る低挿抜力コネクタの
構成を模式的に示す正面説明図である。先ず、ロック部
9をロック保持部6に係合させて互いに連結した雌ハウ
ジング1A、1Bの前方開口部3に対し、操作レバー1
4を解放位置に保持した状態で、第1の雄ハウジング2
1Aおよび第2の雄ハウジング21Bをそれぞれ浅く挿
入し接続端子群同士を相互に仮接続させると、各雄ハウ
ジング21A、21Bのスライドピン25が、各雌ハウ
ジング1A、1Bの歯車13の導入開口部に導入され
る。
いて、図4、図5を合わせ参照して説明する。なお、図
4は本発明に係る低挿抜力コネクタの構成を模式的に示
す正面説明図、図5は本発明に係る低挿抜力コネクタの
構成を模式的に示す正面説明図である。先ず、ロック部
9をロック保持部6に係合させて互いに連結した雌ハウ
ジング1A、1Bの前方開口部3に対し、操作レバー1
4を解放位置に保持した状態で、第1の雄ハウジング2
1Aおよび第2の雄ハウジング21Bをそれぞれ浅く挿
入し接続端子群同士を相互に仮接続させると、各雄ハウ
ジング21A、21Bのスライドピン25が、各雌ハウ
ジング1A、1Bの歯車13の導入開口部に導入され
る。
【0015】次いで、前記状態において、操作レバー1
4の把持部15を掴んで矢印で示す方向へ回動操作させ
ると、各雌ハウジング1A、1Bの歯車13が相互に異
なる方向へ連動して回動し、第1の雄ハウジング21A
および第2の雄ハウジング21Bのそれぞれのスライド
ピン25が、各枢軸5に漸次に接近するように形成した
各カム溝12にガイドされて、カム溝12の、枢軸5を
枢支点とした梃作用のために、また、案内リブ23の切
込み溝7への係入により、前記各雌ハウジング1A、1
Bに対して各雄ハウジング21A、21Bがそれぞれ個
別に平行状態を保持したまま、比較的軽い回動方向の操
作力で次第に係合位置へ引き寄せ移動される。
4の把持部15を掴んで矢印で示す方向へ回動操作させ
ると、各雌ハウジング1A、1Bの歯車13が相互に異
なる方向へ連動して回動し、第1の雄ハウジング21A
および第2の雄ハウジング21Bのそれぞれのスライド
ピン25が、各枢軸5に漸次に接近するように形成した
各カム溝12にガイドされて、カム溝12の、枢軸5を
枢支点とした梃作用のために、また、案内リブ23の切
込み溝7への係入により、前記各雌ハウジング1A、1
Bに対して各雄ハウジング21A、21Bがそれぞれ個
別に平行状態を保持したまま、比較的軽い回動方向の操
作力で次第に係合位置へ引き寄せ移動される。
【0016】このようにして、各雌ハウジング1A、1
Bの接続端子群に第1の雄ハウジング21Aおよび第2
の雄ハウジング21Bのそれぞれの接続端子群が次第に
深く移動される。その後、さらに操作レバー14の回動
操作を継続して、各スイラドピン25を各カム溝12の
それぞれ終端に受け入れることで、各接続端子群同士の
完全な接続と係止とが行われ、接続操作が完了する。一
方、上記操作を逆に行うことによって、前記各接続端子
群同士の接続状態が容易に解放される。
Bの接続端子群に第1の雄ハウジング21Aおよび第2
の雄ハウジング21Bのそれぞれの接続端子群が次第に
深く移動される。その後、さらに操作レバー14の回動
操作を継続して、各スイラドピン25を各カム溝12の
それぞれ終端に受け入れることで、各接続端子群同士の
完全な接続と係止とが行われ、接続操作が完了する。一
方、上記操作を逆に行うことによって、前記各接続端子
群同士の接続状態が容易に解放される。
【0017】なお、上記実施形態では、互いに連結され
た雌ハウジング1A、1Bに対し、第1の雄ハウジング
21Aおよび第2の雄ハウジング21Bをそれぞれ嵌合
させる構成として記載したが、本発明は、連結状態の二
つの雌ハウジング1A、1Bまたは非連結状態の一つの
雌ハウジング1Aに対し、一つの雄ハウジング21Aを
嵌合させるように使用することもできる。
た雌ハウジング1A、1Bに対し、第1の雄ハウジング
21Aおよび第2の雄ハウジング21Bをそれぞれ嵌合
させる構成として記載したが、本発明は、連結状態の二
つの雌ハウジング1A、1Bまたは非連結状態の一つの
雌ハウジング1Aに対し、一つの雄ハウジング21Aを
嵌合させるように使用することもできる。
【0018】次に、本発明に係る低挿抜力コネクタの他
の実施の形態について説明する。図6は低挿抜力コネク
タの嵌合以前の外観斜視図、図7は図6の雌ハウジング
の分解斜視図、図8は低挿抜力コネクタの嵌合直前の状
態を示す外観斜視図、図9は低挿抜力コネクタの嵌合状
態の外観斜視図である。なお、この実施形態では、3個
の雌ハウジングが互いに連結された3連構造からなり、
この点を除けば先の実施形態と同一に構成されている。
従って、本実施形態は同一箇所および同一部分について
は同一符号を用いて説明を省略する。この低挿抜力コネ
クタ40は、略矩形体状に設けられ互いに結合した3連
構造の雌ハウジング41A、41B、41Cと、略矩形
体状に設けられ互いに分離独立して該雌ハウジング41
A、41B、41Cと嵌合可能にされた3個の雄ハウジ
ング21A、21B、21Cとから構成され、各ハウジ
ングにそれぞれ内装した不図示の接続端子群が相互接続
される。
の実施の形態について説明する。図6は低挿抜力コネク
タの嵌合以前の外観斜視図、図7は図6の雌ハウジング
の分解斜視図、図8は低挿抜力コネクタの嵌合直前の状
態を示す外観斜視図、図9は低挿抜力コネクタの嵌合状
態の外観斜視図である。なお、この実施形態では、3個
の雌ハウジングが互いに連結された3連構造からなり、
この点を除けば先の実施形態と同一に構成されている。
従って、本実施形態は同一箇所および同一部分について
は同一符号を用いて説明を省略する。この低挿抜力コネ
クタ40は、略矩形体状に設けられ互いに結合した3連
構造の雌ハウジング41A、41B、41Cと、略矩形
体状に設けられ互いに分離独立して該雌ハウジング41
A、41B、41Cと嵌合可能にされた3個の雄ハウジ
ング21A、21B、21Cとから構成され、各ハウジ
ングにそれぞれ内装した不図示の接続端子群が相互接続
される。
【0019】ここに、最上位の第1の雌ハウジング41
Aは、先の実施形態の第1の雌ハウジング1Aと同じで
あり、また、中位の第2の雌ハウジング41Bは、先の
実施形態の第2の雌ハウジング1Bと、連結手段の構成
を除いて同一である。すなわち、この第2の雌ハウジン
グ41Bは、左右側壁の一方の外面(図の左側)に、第
1の雌ハウジング41Aに係合するロック部9が突設さ
れると共に、後述する第3の雌ハウジング41Cのロッ
ク部9が係合される凹状のロック保持部6が形成されて
いる。また、左右側壁の他方の外面には、第1の雌ハウ
ジング41Aに垂設された不図示のロック部が係合する
不図示のロック保持部と、第3の雌ハウジング41Cに
係合される不図示のロック部とが形成されている。
Aは、先の実施形態の第1の雌ハウジング1Aと同じで
あり、また、中位の第2の雌ハウジング41Bは、先の
実施形態の第2の雌ハウジング1Bと、連結手段の構成
を除いて同一である。すなわち、この第2の雌ハウジン
グ41Bは、左右側壁の一方の外面(図の左側)に、第
1の雌ハウジング41Aに係合するロック部9が突設さ
れると共に、後述する第3の雌ハウジング41Cのロッ
ク部9が係合される凹状のロック保持部6が形成されて
いる。また、左右側壁の他方の外面には、第1の雌ハウ
ジング41Aに垂設された不図示のロック部が係合する
不図示のロック保持部と、第3の雌ハウジング41Cに
係合される不図示のロック部とが形成されている。
【0020】第3の雌ハウジング41Cは、前記第1の
雌ハウジング41Aと、歯車13に連設される操作レバ
ー14が省略されている点を除けば同一である。なお、
第3の雌ハウジング41Cの歯車13に操作レバーを連
設し、第1の雌ハウジング41Aの操作レバー14と協
働させることができる。また、第3の雌ハウジング41
Cに、下位の雌ハウジングを連結するためのロック保持
部を形成すると、更に複数個の雌ハウジングを所定数連
結することができる。そして、このように構成される第
3の雌ハウジング41Cは、歯車13のカム溝12の形
状の違いを除けば第2の雌ハウジング41Bと同じであ
り、従って、歯車13を交換すれば何れの連結形態にも
単一ハウジングで対応できる。そこで、例えば奇数段位
の雌ハウジングに適用される歯車および偶数段位の雌ハ
ウジングに適用される歯車をカラー化して識別すると便
利である。
雌ハウジング41Aと、歯車13に連設される操作レバ
ー14が省略されている点を除けば同一である。なお、
第3の雌ハウジング41Cの歯車13に操作レバーを連
設し、第1の雌ハウジング41Aの操作レバー14と協
働させることができる。また、第3の雌ハウジング41
Cに、下位の雌ハウジングを連結するためのロック保持
部を形成すると、更に複数個の雌ハウジングを所定数連
結することができる。そして、このように構成される第
3の雌ハウジング41Cは、歯車13のカム溝12の形
状の違いを除けば第2の雌ハウジング41Bと同じであ
り、従って、歯車13を交換すれば何れの連結形態にも
単一ハウジングで対応できる。そこで、例えば奇数段位
の雌ハウジングに適用される歯車および偶数段位の雌ハ
ウジングに適用される歯車をカラー化して識別すると便
利である。
【0021】雄ハウジング21A、21B、21Cは、
先の実施形態と同様、上位の第1の雄ハウジング21
A、中位の第2の雄ハウジング21B、および下位の第
3の雄ハウジング21Cが共に同一構造からなり、ま
た、先の実施形態と同じ構成を有する。
先の実施形態と同様、上位の第1の雄ハウジング21
A、中位の第2の雄ハウジング21B、および下位の第
3の雄ハウジング21Cが共に同一構造からなり、ま
た、先の実施形態と同じ構成を有する。
【0022】次に、前記構成の低挿抜力コネクタ40の
作用について説明する。連結手段6、9により互いに連
結された雌ハウジング41A、41B、41Cの前方開
口部3に対し、操作レバー14を解放位置に保持した状
態で、第1の雄ハウジング21A、第2の雄ハウジング
21Bおよび第3の雄ハウジング21Cをそれぞれ浅く
挿入し接続端子群同士を相互に仮接続させると、各雄ハ
ウジング21A、21B、21Cのスライドピン25
が、各雌ハウジング41A、41B、41Cの歯車13
の導入開口部に導入される。
作用について説明する。連結手段6、9により互いに連
結された雌ハウジング41A、41B、41Cの前方開
口部3に対し、操作レバー14を解放位置に保持した状
態で、第1の雄ハウジング21A、第2の雄ハウジング
21Bおよび第3の雄ハウジング21Cをそれぞれ浅く
挿入し接続端子群同士を相互に仮接続させると、各雄ハ
ウジング21A、21B、21Cのスライドピン25
が、各雌ハウジング41A、41B、41Cの歯車13
の導入開口部に導入される。
【0023】次いで、前記状態において、操作レバー1
4の把持部15を掴んで矢印で示す方向へ回動操作させ
ると、各雌ハウジング41A、41B、41Cの歯車1
3が相互に異なる方向へ連動して回動し、第1の雄ハウ
ジング21A、第2の雄ハウジング21Bおよび第3の
雄ハウジング21Cのそれぞれのスライドピン25が、
各枢軸5に漸次に接近するように形成した各カム溝12
にガイドされて、カム溝12の枢軸5を枢支点とした梃
作用のために、前記各雌ハウジング41A、41B、4
1Cに対して各雄ハウジング21A、21B、21Cが
それぞれ個別に平行状態を保持したまま、比較的軽い回
動方向の操作力で次第に係合位置へ引き寄せ移動され
る。
4の把持部15を掴んで矢印で示す方向へ回動操作させ
ると、各雌ハウジング41A、41B、41Cの歯車1
3が相互に異なる方向へ連動して回動し、第1の雄ハウ
ジング21A、第2の雄ハウジング21Bおよび第3の
雄ハウジング21Cのそれぞれのスライドピン25が、
各枢軸5に漸次に接近するように形成した各カム溝12
にガイドされて、カム溝12の枢軸5を枢支点とした梃
作用のために、前記各雌ハウジング41A、41B、4
1Cに対して各雄ハウジング21A、21B、21Cが
それぞれ個別に平行状態を保持したまま、比較的軽い回
動方向の操作力で次第に係合位置へ引き寄せ移動され
る。
【0024】このようにして、各雌ハウジング41A、
41B、41Cの接続端子群に第1の雄ハウジング21
A、第2の雄ハウジング21Bおよび第3の雄ハウジン
グ21Cのそれぞれの接続端子群が次第に深く移動され
る。その後、さらに操作レバー14の回動操作を継続し
て、各スイラドピン25を各カム溝12のそれぞれ終端
に受け入れることで、各接続端子群同士の完全な接続と
係止とが行われ、接続操作が完了する。一方、上記操作
を逆に行うことによって、前記各接続端子群同士の接続
状態が容易に解放される。
41B、41Cの接続端子群に第1の雄ハウジング21
A、第2の雄ハウジング21Bおよび第3の雄ハウジン
グ21Cのそれぞれの接続端子群が次第に深く移動され
る。その後、さらに操作レバー14の回動操作を継続し
て、各スイラドピン25を各カム溝12のそれぞれ終端
に受け入れることで、各接続端子群同士の完全な接続と
係止とが行われ、接続操作が完了する。一方、上記操作
を逆に行うことによって、前記各接続端子群同士の接続
状態が容易に解放される。
【0025】なお、上記実施形態において、操作レバー
14を第1の雌ハウジング41Aと共に第3の雌ハウジ
ング41Cにも設ける構成として、これらを共に操作す
ることにより、更に軽い回動操作力でコネクタ同士の挿
脱を行うことができる。また、上記実施形態では、3つ
の雌ハウジング41A、41B、41Cに対し3つの雄
ハウジング21A、21B、21Cをそれぞれ接続する
構成として記述したが、任意の雌雄ハウジング同士、例
えば3連構造の雌ハウジングに対し第2の雄ハウジング
21Bを省略し、第1の雌雄ハウジング41A、21A
と第3の雌雄ハウジング41C、21Cとを相互に嵌合
離脱させることもできる。
14を第1の雌ハウジング41Aと共に第3の雌ハウジ
ング41Cにも設ける構成として、これらを共に操作す
ることにより、更に軽い回動操作力でコネクタ同士の挿
脱を行うことができる。また、上記実施形態では、3つ
の雌ハウジング41A、41B、41Cに対し3つの雄
ハウジング21A、21B、21Cをそれぞれ接続する
構成として記述したが、任意の雌雄ハウジング同士、例
えば3連構造の雌ハウジングに対し第2の雄ハウジング
21Bを省略し、第1の雌雄ハウジング41A、21A
と第3の雌雄ハウジング41C、21Cとを相互に嵌合
離脱させることもできる。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る低挿抜コネクタによれば、複数個の雌ハウジングが互
いに連結され、且つそれぞれの歯車が互いに噛合して連
動可能に形成されているので、複数個の雌ハウジングに
対して複数個の雄ハウジングを歯車の回動操作によって
同時に挿抜させることができ、しかも、低挿抜力で行う
ことができる。また、歯車あるいは操作レバーが着脱自
在に設けられ、且つ複数個の雌ハウジングが何れの組み
合わせにおいても相互に結合される連結手段を有してい
れば、雌ハウジングは単一金型だけで対応できて製造コ
ストを低減化できる。さらに、車種等に応じて接続個数
が任意に変えられ、汎用性が得られる。また、本発明に
係る低挿抜コネクタが、基板に直付けされるタイプであ
れば、基板装着後にコネクタ同士を嵌合させることによ
り、嵌合作業性を向上できる。さらに、二枚の基板同士
を雌ハウジングを介して固定できる。
る低挿抜コネクタによれば、複数個の雌ハウジングが互
いに連結され、且つそれぞれの歯車が互いに噛合して連
動可能に形成されているので、複数個の雌ハウジングに
対して複数個の雄ハウジングを歯車の回動操作によって
同時に挿抜させることができ、しかも、低挿抜力で行う
ことができる。また、歯車あるいは操作レバーが着脱自
在に設けられ、且つ複数個の雌ハウジングが何れの組み
合わせにおいても相互に結合される連結手段を有してい
れば、雌ハウジングは単一金型だけで対応できて製造コ
ストを低減化できる。さらに、車種等に応じて接続個数
が任意に変えられ、汎用性が得られる。また、本発明に
係る低挿抜コネクタが、基板に直付けされるタイプであ
れば、基板装着後にコネクタ同士を嵌合させることによ
り、嵌合作業性を向上できる。さらに、二枚の基板同士
を雌ハウジングを介して固定できる。
【図1】本発明の一実施形態による低挿抜力コネクタの
嵌合以前の外観斜視図である。
嵌合以前の外観斜視図である。
【図2】図1の雌ハウジングの分解斜視図である。
【図3】低挿抜力コネクタに使用される歯車の拡大斜視
図である。
図である。
【図4】低挿抜力コネクタの嵌合直前の状態を模式的に
示す正面説明図である。
示す正面説明図である。
【図5】低挿抜力コネクタの嵌合状態を模式的に示す正
面説明図である。
面説明図である。
【図6】本発明の他の実施形態による低挿抜力コネクタ
の嵌合前の外観斜視図である。
の嵌合前の外観斜視図である。
【図7】図6の雌ハウジングの分解斜視図である。
【図8】低挿抜力コネクタの嵌合直前の状態を示す外観
斜視図である。
斜視図である。
【図9】低挿抜力コネクタの嵌合状態の外観斜視図であ
る。
る。
【図10】従来の低挿抜力コネクタの要部切欠斜視図で
ある。
ある。
【図11】図10の分解斜視図である。
1、40 低挿抜力コネクタ 1A 第1の雌ハウジング 1B 第2の雌ハウジング 6 ロック保持部(連結手段) 9 ロック部(連結手段) 7 切込み溝 12 カム溝 13 歯車 14 操作レバー 21A 第1の雄ハウジング 21B 第2の雄ハウジング 23 案内リブ 25 スライドピン
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも二組の雌、雄ハウジングを有
し、それぞれに内装した接続端子群を相互接続させる低
挿抜力コネクタにおいて、 第1の雌ハウジングおよび第2の雌ハウジングを相互に
結合固定する連結手段と、 各雌ハウジングの左右側壁に突設した一組の枢軸と、 所要形状のカム溝を有して前記枢軸にそれぞれ回動自在
に装着されると共に、前記第1および第2の雌ハウジン
グが相互結合時に互いに噛合し連動される歯車と、 前記第1および第2の雌ハウジングの少なくとも何れか
一方の前記歯車に連設される操作レバーとを具備し、 第1の雄ハウジングおよび第2の雄ハウジングが左右側
壁に突出し、且つ前記カム溝に係入可能に設けられたス
ライドピンを有し、 前記操作レバーを回動操作することにより前記第1の雄
ハウジングおよび第2の雄ハウジングが前記第1の雌ハ
ウジングおよび第2の雌ハウジングに対しそれぞれ嵌合
または離脱されることを特徴とする低挿抜力コネクタ。 - 【請求項2】 前記連結手段が弾性変形するロック部と
該ロック部が係合するロック保持部とからなり、前記第
1および第2の雌ハウジングが前記ロック部および前記
ロック保持部を左右側壁に設けたことを特徴とする請求
項1記載の低挿抜力コネクタ。 - 【請求項3】 前記第1の雄ハウジングおよび第2の雄
ハウジングが左右側壁に嵌合・離脱方向に延伸した案内
リブを突設し、前記第1および第2の雌ハウジングが左
右側壁に前記案内リブを係入案内する切込み溝を有した
ことを特徴とする請求項1記載の低挿抜力コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1098796A JPH09204961A (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 低挿抜力コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1098796A JPH09204961A (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 低挿抜力コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09204961A true JPH09204961A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=11765512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1098796A Pending JPH09204961A (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 低挿抜力コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09204961A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012043743A (ja) * | 2010-08-23 | 2012-03-01 | Yazaki Corp | ギア付きコネクタ |
JP2013214436A (ja) * | 2012-04-03 | 2013-10-17 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 電気接続装置 |
WO2022050593A1 (ko) * | 2020-09-02 | 2022-03-10 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 커넥터장치 |
-
1996
- 1996-01-25 JP JP1098796A patent/JPH09204961A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012043743A (ja) * | 2010-08-23 | 2012-03-01 | Yazaki Corp | ギア付きコネクタ |
JP2013214436A (ja) * | 2012-04-03 | 2013-10-17 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 電気接続装置 |
WO2022050593A1 (ko) * | 2020-09-02 | 2022-03-10 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 커넥터장치 |
EP4181325A4 (en) * | 2020-09-02 | 2023-12-13 | LG Energy Solution, Ltd. | CONNECTING DEVICE |
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