JPH09203406A - ネジ釘 - Google Patents

ネジ釘

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JPH09203406A
JPH09203406A JP3301996A JP3301996A JPH09203406A JP H09203406 A JPH09203406 A JP H09203406A JP 3301996 A JP3301996 A JP 3301996A JP 3301996 A JP3301996 A JP 3301996A JP H09203406 A JPH09203406 A JP H09203406A
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JP
Japan
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screw
head
screw shaft
shaft portion
diameter
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Application number
JP3301996A
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English (en)
Inventor
Masaki Yamamoto
勝紀 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 頭部が必要以上に被ねじ込み部材内に入り込
むのを軽減すると共に、ねじ込みの際に、該頭部がスク
リュー軸部から分離するのを軽減できるネジ釘を提供す
る。 【解決手段】 頭部とスクリュー軸部を有し、該頭部に
ネジ回し嵌合用溝を設けたネジ釘において、頭部が、厚
みtが0.7mm〜1.2mm、径d1 がスクリュー軸
部の軸径d2 より1.6mm〜2.4mm大径の偏平状
板部からなり、頭部の周端とスクリュー軸部の周端との
距離d3 が0.8mm〜1.2mmで、かつスクリュー
軸部の軸径d2 と頭部の周端とスクリュー軸部の周端と
の距離d3とが、d3 <(1/2)d2 の関係にあり、
またネジ回し嵌合用溝の溝端がスクリュー軸部に位置す
る手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネジ釘に係り、よ
り詳細には、ねじ込んだ際、頭部がスクリュー軸部から
分離したり、該頭部が被ねじ込み材に入り込むのを軽減
でき、強固な固着力を有するネジ釘に関する。
【0002】
【従来の技術】タッピンネジ、その他のネジ釘は、図3
(a)に示すように、頭部31とスクリュー軸部32を
有し、頭部31にネジ回し嵌合用溝33を備えていて、
これらのネジ釘は、通常、頭部31が倒立円錐形状から
なり、その下部にスクリュー軸部32が連続した形状か
らなる。このネジ釘は、一般的には、頭部31の径
1′が、スクリュー軸部32の軸径d2 ′の2倍〜3
倍程度の大きさを有する。
【0003】そして、このネジ釘は、電動ドライバーを
用いて、ネジ回し嵌合用溝33を介して、前記被ねじ込
み部材にねじ込むことにより、前記2つの部材を結合す
ることができる。ところで、ネジ釘の場合、一般的な釘
と異なり、軸部にネジが切られ、スクリューを形成して
いるため、ねじ込む際に、ネジ釘の頭部とスクリュー軸
部との間に、大きな捩じり力が生じるため、前記したよ
うに、該頭部が倒立円錐形状に形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したネジ
釘の場合、次のような課題がある。すなわち、 前記倒立円錐形状の頭部が、必要以上に、被ねじ込
み部材の内部に入り込んでしまい、該ねじ込み部材を傷
めることが多くなる。 ねじ込み作業を行う際に、頭部とスクリュー軸部と
の間に大きな捩じり力が生じて、該頭部がスクリュー軸
部と分離し、飛んでしまう。等の課題がある。
【0005】そこで、近年では、一般の釘と同じく、図
3(b)に示すように、頭部31を倒立円錐形状から偏
平形状とした構成のものが提案されている。しかし、こ
のような形状のネジ釘の場合、頭部31の径d1 ″が、
スクリュー軸部32の軸径d2 ′の3倍程度の大きさを
有するため、ねじ込み作業を行う際に、頭部31とスク
リュー軸部32との間に大きな捩じり力が生じて、該頭
部31がスクリュー軸部32と分離し、飛んでしまうと
いう課題が解決できない。また、ネジ回し嵌合用溝33
を形成するために、頭部31とスクリュー軸部32との
連続部に肉厚部34を設ける必要がある。
【0006】本発明は、以上のような課題に対処して創
案したものであって、その目的とする処は、頭部が必要
以上に被ねじ込み部材内に入り込むのを軽減すると共
に、ねじ込みの際に、該頭部がスクリュー軸部から分離
するのを軽減できるネジ釘を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そして、上記課題を解決
するための手段としての本発明のネジ釘は、頭部とスク
リュー軸部を有し、該頭部にネジ回し嵌合用溝を設けた
ネジ釘において、該頭部が、厚みtが0.7mm〜1.
2mm、径d1 が前記スクリュー軸部の軸径d2 より
1.6mm〜2.4mm大径の偏平状板部からなり、前
記頭部の周端とスクリュー軸部の周端との距離d3
0.8mm〜1.2mmで、かつ該スクリュー軸部の軸
径d2 と前記頭部の周端とスクリュー軸部の周端との距
離d3 とが、d3 <(1/2)d2 の関係にあり、また
前記ネジ回し嵌合用溝の溝端が該スクリュー軸部に位置
する構成としている。
【0008】ここで、ネジ釘は、タッピンネジ、あるい
はビスと言われるネジ釘であって、その素材は、通常、
アルミニウム、黄銅、軟鋼、鋳鉄等を用いている。ま
た、前記ネジ回し嵌合用溝は、+溝、あるいは−溝から
なる。そして、本発明のネジ釘は、頭部の厚みtが0.
7mm〜1.2mmの薄肉偏平形状からなる。これは、
これより薄い場合、強度が低下し、反対にこれより厚く
なると、被ねじ込み部材の表面突出部が嵩張ってしま
う。
【0009】また、頭部は、その径d1 が前記スクリュ
ー軸部の軸径d2 より1.6mm〜2.4mm大径の偏
平状薄肉形状からなる。この範囲とすることにより、該
頭部がねじ込みの際に、スクリュー軸部から分離するの
を軽減できる。頭部の周端とスクリュー軸部の周端との
距離d3 を0.8mm〜1.2mmとし、かつ該スクリ
ュー軸部の軸径d2 と前記頭部の周端とスクリュー軸部
の周端との距離d3 とを、d3 <(1/2)d2 の関係
としている。この構成とすることで、捩じり力による頭
部が、スクリュー軸部から分離するのを軽減できる。
【0010】前記ネジ回し嵌合用溝の溝端が該スクリュ
ー軸部に位置するようにしている。これは、捩じり力を
スクリュー軸部に確実に伝達すると共に、頭部の強度の
低下を軽減するためである。なお、前記スクリュー軸部
に形成されているネジ山の深さd4 と、前記頭部の周端
とスクリュー軸部の周端との距離d3 は、d4 =(1/
2〜1/3)d3 の関係とすることが好ましい。
【0011】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の請求項1のネジ釘によれば、頭部が必要以上に被ねじ
込み部材内に入り込むのを軽減すると共に、ねじ込みの
際に、該頭部がスクリュー軸部から分離するのを軽減で
き、また、頭部の周端とスクリュー軸部の周端との距離
3 が0.8mm〜1.2mmで、かつ該スクリュー軸
部の軸径d2 と前記頭部の周端とスクリュー軸部の周端
との距離d3 とが、d3<(1/2)d2 の関係にある
ので、従来のネジ釘に比べて、頭部に対してスクリュー
軸部を大径とすることができるという効果を有する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明を具体化した好ましい実施形態について説明する。こ
こに、図1〜図2は、本発明の実施形態を示し、図1は
拡大正面図と、拡大平面図、図2は図1(a)の要部の
拡大正面図である。
【0013】本実施形態のネジ釘は、図1に示すよう
に、一般的なネジ釘(ビス)と同様に、頭部1とスクリ
ュー軸部2を有し、頭部1の上面で、スクリュー軸部2
上にネジ回し嵌合用溝3を有する。そして、本実施形態
の場合、頭部1の形態が、従来のネジ釘と異なる。すな
わち、図2に示すように、頭部1の厚みtを0.7mm
〜1.2mm、径d1 をスクリュー軸部2の軸径d2
り1.6mm〜2.4mm大径の偏平状板部で形成して
いる点で異なる。従来のネジ釘の場合は、頭部の倒立円
錐形状もしくは、厚みが、少なくともネジ回し嵌合用溝
3の溝深さ以上の厚みが必要となる。本実施形態の場
合、スクリュー軸部2の軸径d2 が、3mmとすると、
頭部1の径d1 が4.6mm〜5.4mmとなる。
【0014】また、頭部1の周端1aとスクリュー軸部
2の周端2aとの距離d3 を0.8mm〜1.2mmと
し、かつスクリュー軸部2の軸径d2 と、頭部1の周端
1aとスクリュー軸部2の周端2aとの距離d3 を、d
3 <(1/2)d2 の関係としている。スクリュー軸部
2の軸径d2 が、3mmとすると、頭部1の周端1aと
スクリュー軸部2の周端2aとの距離d3 が、1.2m
mとなる。このすんう構成とすることで、頭部1の強度
を保持しながら、かつ被ねじ込み部材内への入り込みを
軽減できる。特に、電動ドライバーを使用してねじ込む
場合、頭部に加わる捩じり力が大きくなって、頭部1が
スクリュー軸部2から分離し飛んでしまうケースが多く
なる。そこで、本実施形態においては、スクリュー軸部
2上にネジ回し嵌合用溝3を設けている。すなわち、ネ
ジ回し嵌合用溝3の溝縁3aが頭部1のスクリュー軸部
2対応位置内に位置させている。これにより、ねじ込み
の際の捩じり力による頭部1のスクリュー軸部2からの
飛び(分離)が生じないようにしている。なお、4はス
クリュー軸部2の周面に形成されているネジ部である。
なお、ネジ釘のスクリュー軸部2の先端は、図1(c)
のように、先端切り込み部分5を形成した構成、その
他、すり割りを設けた構成としてもよい。
【0015】そこで、本実施形態のネジ釘、および前述
した図3に示すネジ釘のそれぞれについて、電動ドライ
バーを用いて、同一の捩じり力でねじ込み試験を行っ
た。その結果、本実施形態の場合、頭部がスクリュー軸
部から分離が認められなかったのに対して、従来例のネ
ジ釘の場合、本実施形態の1/2の捩じり力で、頭部の
分離が発生した。また、本実施形態のネジ釘の場合、被
ねじ込み部材内部への必要以上の入り込みを軽減でき
た。
【0016】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものでなく、本発明の範囲内において変形実施で
きる構成を含む。因に、前述した実施形態においては、
ビスの場合で説明したが、タッピンネジについても同様
に適用できることは当然である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示し、図1(a)は拡大正
面図、図1(b)は図1(a)の拡大平面図、図1
(c)は他の実施形態の拡大正面図である。
【図2】図1の要部の拡大正面図である。
【図3】従来例の要部正面図である。
【符号の説明】
1・・・頭部、2・・・スクリュー軸部、3・・・ネジ
回し嵌合用溝、4・・・ねじ部、t・・・頭部1の厚
み、d1 ・・・頭部1の径、d2 ・・・スクリュー軸部
2の軸径、d3 ・・・頭部1の周端1aとスクリュー軸
部2の周端2aとの距離、d4 ・・・ねじ山の深さ、3
a・・・ネジ回し嵌合用溝の溝端

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部とスクリュー軸部を有し、該頭部に
    ネジ回し嵌合用溝を設けたネジ釘において、該頭部が、
    厚みtが0.7mm〜1.2mm、径d1 が前記スクリ
    ュー軸部の軸径d2 より1.6mm〜2.4mm大径の
    偏平状板部からなり、前記頭部の周端とスクリュー軸部
    の周端との距離d3 が0.8mm〜1.2mmで、かつ
    該スクリュー軸部の軸径d2 と前記頭部の周端とスクリ
    ュー軸部の周端との距離d3 とが、d3 <(1/2)d
    2 の関係にあり、また前記ネジ回し嵌合用溝の溝端が該
    スクリュー軸部に位置することを特徴とするネジ釘。
JP3301996A 1996-01-26 1996-01-26 ネジ釘 Pending JPH09203406A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3301996A JPH09203406A (ja) 1996-01-26 1996-01-26 ネジ釘

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JP3301996A JPH09203406A (ja) 1996-01-26 1996-01-26 ネジ釘

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JPH09203406A true JPH09203406A (ja) 1997-08-05

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ID=12375095

Family Applications (1)

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JP3301996A Pending JPH09203406A (ja) 1996-01-26 1996-01-26 ネジ釘

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JP (1) JPH09203406A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003343530A (ja) * 2002-05-30 2003-12-03 Shinjo Seisakusho:Kk スチールハウス用ドリルねじ
US8802284B2 (en) 2010-04-12 2014-08-12 Samsung Sdi Co., Ltd. Battery pack

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003343530A (ja) * 2002-05-30 2003-12-03 Shinjo Seisakusho:Kk スチールハウス用ドリルねじ
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Effective date: 20041012

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A02 Decision of refusal

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Effective date: 20050308